JP3133725B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP3133725B2
JP3133725B2 JP10050618A JP5061898A JP3133725B2 JP 3133725 B2 JP3133725 B2 JP 3133725B2 JP 10050618 A JP10050618 A JP 10050618A JP 5061898 A JP5061898 A JP 5061898A JP 3133725 B2 JP3133725 B2 JP 3133725B2
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俊也 白倉
真 佐野
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株式会社ハーマン
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入水路を通して供
給される水を加熱手段により加熱して出湯路より出湯す
る給湯手段と、その給湯手段の作動を制御する給湯制御
手段とが設けられ、その給湯制御手段は、給湯が指令さ
れると前記加熱手段を作動させて給湯を開始し、給湯停
止が指令されると前記加熱手段の作動を停止させて給湯
を停止する給湯制御、ならびに、時間帯設定手段にて設
定された保温用時間帯において、保温開始用の設定条件
が満たされると前記加熱手段を作動させて保温作動を開
始し、保温停止用の設定条件が満たされると前記加熱手
段の作動を停止させる保温制御を実行するように構成さ
れている給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような給湯装置において、1日を
基準周期として、1日のうち給湯制御の実行状況に基づ
いて、保温用時間帯を自動的に設定し、次の日に前日に
設定された保温用時間帯において保温制御が実行される
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基準周
期を1日とすると、必ずしも実情に即した保温制御が実
行されるものではなかった。つまり、使用者は、1週間
を生活周期とする場合が多く、1日を基準周期として保
温用時間帯を設定すると、平日と休日とで同じ時間帯が
保温用時間帯として設定され、実際の生活と不調和な時
間帯が保温用時間帯として設定される虞れがあった。同
様に、勤務日程などの関係により、5日間あるいは10
日間を生活周期とする使用者もあり、その場合にも、上
述と同様の問題があった。
【0004】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、保温用時間帯の設定を使用者の
生活周期に即した状態で設定し得る使い勝手のよい給湯
装置を提案する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、前記時間帯設定手
段が、複数日を基準周期とし、その基準周期を区分けし
て設定される複数の設定用時間帯ごとに、その設定用時
間帯内に1回以上の前記給湯制御の実行があれば単位数
を加算し、かつ、その設定用時間帯内に前記給湯制御の
実行がなければ単位数を減算して給湯実行計数値を求め
て、その給湯実行計数値が設定判別値を越える設定用時
間帯を、複数の設定用時間帯のうちで前記給湯制御の実
行頻度の多い設定用時間帯として求め、その求めた設定
用時間帯の手前に保温時間を加えた時間帯を前記基準周
期における保温用時間帯として自動的に設定するように
構成されている。例えば、1日を基準周期として保温用
時間帯を設定すると、平日と休日とで同じ時間帯が保温
用時間帯として設定され、実際の生活と不調和な時間帯
が保温用時間帯として設定される虞れがある。それに対
し、複数日を基準周期とすることにより、使用者の生活
周期に調和する状態で、例えば、1週間を基準周期とし
たり、10日を基準周期とすることができ、使用者の生
活周期に即した状態での保温制御が可能となり、給湯装
置の使い勝手が大幅に向上する。そして、実際の給湯制
御の実行頻度に基づいて、保温用時間帯を自動的に設定
することができるので、より一層実情に即した保温制御
が可能となり、さらに、設定用時間帯の手前に保温時間
を加えた時間帯を保温用時間帯として設定しているの
で、給湯制御の実行頻度の多い設定用時間帯の当初に
は、すでに十分な保温効果を得ることが可能となる。
かも、給湯制御の実行があると単位数を加算するだけで
なく、給湯制御の実行がないと単位数を減算して給湯実
行計数値を求めるので、日時の経過に伴って給湯制御の
実行状況が変化しても、その変化に対応して保温用時間
帯が自動的に変更されるとともに、必要最小限の時間帯
にのみ保温制御が実行されることにもなる。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】請求項に記載の発明によれば、時間帯設
定手段が、その初期化状態における最初の基準周期の間
は、設定用時間帯において、給湯制御が実行されると設
定判別値以上の初期化用単位数を加算するように構成さ
れている。したがって、最初の基準周期の間において、
保温用時間帯を設定することができるので、とくに給湯
装置の設置初期においては、給湯装置の設置から基準周
期が数回繰り返されなくても、先行して保温用時間帯の
設定が可能となる。
【0010】請求項に記載の発明によれば、時間帯設
定手段が、初期化状態における最初の基準周期において
は、その基準周期のうちの最初の日または最初から複数
の日に設定された保温用時間帯に基づいて、基準周期の
うちの残りの日における保温用時間帯を設定するように
構成されている。つまり、請求項で述べたように、保
温用時間帯の先行設定が可能であるため、基準周期のう
ちの最初の日または最初から複数の日が経過すると、基
準周期のうちの残りの日の保温用時間帯を先行して設定
することができる。したがって、給湯装置の設置から基
準周期が経過しなくても保温制御を開始させることがで
き、このようにして先行設定された保温用時間帯は、請
求項で述べたように、自動的に変更されるので、日時
の経過に伴って、実際の使用状況に応じたように自動修
正される。
【0011】請求項に記載の発明によれば、基準周期
が1週間に構成されており、通常、使用者の生活周期は
1週間であることが多く、その1週間の基準周期をとく
に設定する必要もなく、給湯装置の使い勝手をよりよく
することができる。
【0012】請求項に記載の発明によれば、給湯手段
における加熱手段が、入水路から水が供給される熱交換
器と、その熱交換器を加熱するバーナとを備えて構成さ
れ、給湯制御手段が、熱交換器への通水が開始されるに
伴って給湯が指令されたとして、バーナの燃焼を開始
し、通水が停止されるに伴って給湯停止が指令されたと
して、バーナの燃焼を停止するように構成されている。
したがって、給湯栓などの開閉操作をするのみにより、
バーナを燃焼させて熱交換器により入水路からの水を加
熱して給湯したり、バーナの燃焼を停止して給湯を停止
することができ、しかも、給湯開始の当初から、上述し
た保温制御によって保温された湯水を給湯することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の給湯装置を図面に基づい
て説明する。図1に示すように、この給湯装置は、供給
される水を加熱して給湯栓6aに給湯する給湯部K、こ
の給湯部Kの動作を制御する給湯制御手段としての制御
部H、この制御部Hに動作情報を指令するリモコン操作
部Rなどを備えて構成されている。
【0014】前記給湯部Kは、燃焼室1内に、水加熱用
の加熱手段としての熱交換器2、この熱交換器2を加熱
するガス燃焼式の加熱手段としてのバーナ3、このバー
ナ3に燃焼用空気を通風するとともに、その通風量を変
更調整自在なファン4などが備えられ、前記熱交換器2
には、例えば家庭用の水道などから水が供給される入水
路5、加熱後の湯を給湯栓6aに出湯する出湯路6がそ
れぞれ接続され、熱交換器2内の湯水の温度を検出する
湯温サーミスタ7が備えられている。入水路5には、熱
交換器2への通水量を検出する通水量センサ8、入水温
度を検出する入水温サーミスタ9がそれぞれ備えられ、
出湯路6には出湯温度を検出する出湯温サーミスタ10
が備えられている。
【0015】バーナ3に対する燃料供給路11には、燃
料供給を断続する電磁操作式の断続弁12、燃料供給量
(バーナ3の燃焼量)を変更調節自在な電磁操作式のガ
ス量調節弁13が備えられ、バーナ3の近くには、バー
ナ3に対する点火動作を実行するイグナイタ14と、バ
ーナ3に着火されたか否かを検出するフレームロッド1
5とがそれぞれ備えられている。
【0016】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの運転
の開始・停止を指令する運転スイッチ16、出湯用の目
標給湯温度Tsを変更設定自在な温度設定スイッチ1
7、出湯温度や目標給湯温度Tsなどを表示する表示部
18、運転状態であることを表示する運転ランプ19や
バーナ3が燃焼状態であることを表示する燃焼ランプ2
0などを備えて構成されている。
【0017】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、給湯中において給湯制御を実行する給
湯燃焼制御手段100、給湯待機中において保温制御を
実行する保温燃焼制御手段101、複数日を基準周期と
し、この基準周期を複数の設定用時間帯に区分け設定し
て、基準周期の間での給湯制御の実行状況に基づいて、
その基準周期における保温用時間帯を自動的に設定する
時間帯設定手段102のそれぞれが制御プログラム形式
で備えられている。
【0018】前記給湯燃焼制御手段100は、給湯部K
が運転状態に設定されている状態で、熱交換器2への通
水が開始されて給湯が指令されると、バーナ3の燃焼を
開始して、熱交換器2への通水が停止されて給湯停止が
指令されると、バーナ3の燃焼を停止させるように制御
するとともに、熱交換器2への通水が検出されていると
きには、給湯温度が目標給湯温度Tsになるようにバー
ナ3の燃焼量を調整する給湯制御を実行するように構成
されている。
【0019】具体的には、運転スイッチ16のON操作
に伴って運転状態に設定された後に、給湯栓6aの開操
作に伴って通水量センサ8にて検出される通水量が設定
水量を越えると、ファン4による通風作動を開始し、か
つ、断続弁12を開弁させてガス量調節弁13を点火用
ガス量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ
14によってバーナ3へ着火し、フレームロッド15に
よって確認する。
【0020】その後、入水温サーミスタ9、出湯温サー
ミスタ10、通水量センサ8のそれぞれの検出情報、お
よび、温度設定スイッチ17にて設定されている目標給
湯温度Tsの情報に基づいて、給湯温度を目標給湯温度
Tsにするために必要なバーナ3の燃焼量を演算にて求
める。そして、求められた燃焼量に対応するガス量にな
るようにガス量調節弁13を調整制御するとともに、フ
ァン4の通風量が調整ガス量に対して適正燃焼状態にな
るようにファン4の通風量を調整制御する。このように
して、給湯栓6aからは目標給湯温度Tsの湯が給湯さ
れることになる。
【0021】前記保温燃焼制御手段101は、時間帯設
定手段102により設定された保温用時間帯において、
給湯が停止されている待機状態、つまり、熱交換器2へ
の通水が停止している状態で、保温開始用の設定条件が
満たされるとバーナ3の燃焼を開始させ、保温停止用の
設定条件が満たされるとバーナ3の燃焼を停止させる保
温制御を実行するように構成されている。
【0022】具体的に説明すると、設定された保温用時
間帯で熱交換器2への通水が停止している状態におい
て、湯温サーミスタ7の検出値が設定下限値以下になる
と、保温開始用の設定条件が満たされたものと判別し
て、給湯制御と同様に、ファン4を作動させ、断続弁1
2、ガス量調節弁13を開弁させてバーナ3の燃焼を開
始し、湯温サーミスタ7の検出値が設定上限値以上にな
ると、保温停止用の設定条件が満たされたものと判別し
て、断続弁12、ガス量調節弁13を閉弁させてバーナ
3の燃焼を停止させるように構成されている。なお、出
湯温サーミスタ10の検出値に基づいて、保温制御を実
行するように構成してもよい。
【0023】前記湯温サーミスタ7は、熱交換器2にお
ける湯水の通路部分のうち、バーナ3の燃焼により加熱
され易く、しかも、給湯待機中に湯温が低下し易い箇所
に設けられている。つまり、前記熱交換器2は、図2に
示すように、複数のフィンチューブ型の熱交換用管路部
分2aが上下に積層する状態で、燃焼室1を構成する左
右側壁1A,1Bにわたる状態で配置され、かつ、それ
らが蛇行状に一連に連なる管路を形成するように、それ
らが左右側壁1A,1Bの外方側において複数のU字管
2bにて互いに接続される構成となっている。そして、
そのうちの下方側に位置する熱交換用管路部分2aの近
くに位置するU字管2bに湯温サーミスタ7が設けられ
ている。
【0024】前記時間帯設定手段102は、複数日の基
準周期を複数の設定用時間帯に区分け設定して、この設
定用時間帯のうちで給湯制御の実行頻度の多いものを求
めて、その求めた設定用時間帯の手前に保温時間を加え
た時間帯を保温用時間帯として設定するように構成され
ている。そして、初期化状態における最初の基準周期の
間においては、その基準周期のうちの最初の日または最
初から複数の日に設定された保温用時間帯に基づいて、
基準周期のうちの残りの日における保温用時間帯を設定
するように構成されている。
【0025】つまり、基準周期である1週間のうちの午
前0時から始まる1日を1時間ごとに均等に設定用時間
帯として設定し、この1時間内に1回以上の給湯制御の
実行があれば単位数を加算(+1)し、その1時間内に
給湯制御の実行がなければ単位数を減算(−1)して、
給湯実行計数値を求め、この給湯実行計数値が設定判別
値(例えば、3)を越える時間幅1時間の設定用時間帯
の手前に保温時間を加えた時間帯を保温用時間帯として
設定する。ただし、給湯実行計数値は0未満には減算さ
れない。
【0026】また、給湯装置の設置初期などの初期化状
態における最初の1週間においては、1日目に給湯制御
の実行があった時間帯と同一の時間帯の2日目、3日目
の設定用時間帯にも、設定判別値以上の単位数(例え
ば、3)を加算して、1日目に給湯制御の実行があった
時間帯と同一の2日目、3日目の時間帯が、給湯制御の
実行頻度の多い設定用時間帯として求められる。さら
に、1〜3日目の同一時間帯に連続して給湯制御の実行
があれば、その時間帯の4〜7日目の設定用時間帯に、
設定判別値以上の単位数(例えば、3)を加算して、1
〜3日目に連続して給湯制御の実行のあった時間帯と同
一の4〜7日目の時間帯が、給湯制御の実行頻度の多い
設定用時間帯として求められる。
【0027】次に、図3〜7の制御フローチャートに基
づいて制御部Hの制御動作を説明する。まず、給湯装置
の電源が入れられると、電源投入からの経過時間を計測
する継続タイマと1時間タイマのカウントを開始させる
(ステップ1〜3)。そして、運転スイッチ16が入れ
られ、給湯栓6aが開操作されるに伴って通水量センサ
8の検出値が設定水量を越えて熱交換器2への通水(水
流)が検知されると(ステップ4,5)、その時の時刻
を読み取ってその時刻に相当する設定用時間帯におい
て、設定用時間帯の開始時点からの現在経過時間Tを求
め、その経過時間Tが、設定用時間帯に記憶されている
記憶経過時間Xよりも小さいとき、または、記憶経過時
間Tが数値として記憶されていないときには、記憶経過
時間Xを現在経過時間Tに更新して記憶する(ステップ
6,7)。
【0028】例えば、午前8時30分に熱交換器2への
通水が検知されると、この午前8時に相当する設定用時
間帯に記憶されている記憶経過時間Xと現在経過時間T
=30との比較を行い、記憶経過時間Xの値が30以上
であると、記憶経過時間Xの値を30に更新して記憶す
る。なお、給湯装置の設置初期には、記憶経過時間Xに
数値が記憶されていない。
【0029】そして、1日目の午前0時から始まる1週
間のうち、設定用時間帯の1時間ごとに設けられている
時間帯カウンタ(n=0〜167)において、現在の時
刻に相当する時間帯(n)の時間帯カウンタ(n)に+
1されていないと、時間帯カウンタ(n)に+1し、後
述する給湯制御を実行する(ステップ8〜10)。例え
ば、現在の時刻が1日目の午前6時台であると、時間帯
(n=6)を選択し、2日目の午前6時台であると、時
間帯(n=30)を選択する。ただし、電源投入から2
4時間が経過していないときには、時間帯カウンタ
(n)において、現在の時刻に相当する時間帯(n)の
時間帯カウンタ(n)に+3されていなと、時間帯カウ
ンタ(n)に+3し、後述する給湯制御を実行する。
【0030】その後、1時間タイマが30分経過する
と、現在時刻の次の時間帯カウンタ(n+1)のカウン
ト数、つまり、給湯実行計数値が設定判別値(例えば、
3)以上であると、時間幅1時間の時間帯(n+1)と
その手前に保温時間を加えた時間帯(90−X)分間を
保温用時間帯として設定し、この保温用時間帯におい
て、給湯制御が実行されていない状態で、後述する保温
制御が実行される(ステップ11〜14)。つまり、時
間帯(n+1)の(30−X)分手前から時間帯(n+
2)に至るまでの間を保温用時間帯として設定し、この
ときの記憶経過時間Xは時間帯(n+1)に記憶されて
いる値である。
【0031】このようにして1時間タイマが1時間経過
して、時間帯(n)に給湯制御の実行がなければ、時間
帯カウンタ(n)を0に至るまでは−1する(ステップ
15〜17)。ただし、電源投入から24時間が経過し
ていないときには、時間帯カウンタ(n)を0にする。
そして、1時間タイマをリセットして、時間帯(n)を
次の時間帯(n+1)に更新し、時間帯(n)が基準周
期の1週間を経過して時間帯(n=168)になると、
時間帯を時間帯(n=0)に戻す(ステップ18〜2
1)。
【0032】また、給湯装置の電源投入から24時間
後、すなわち、初期化状態において継続タイマが24時
間であると、電源投入から1日目が経過しており、この
1日目の間に給湯制御の実行があった時間帯と同一の時
間帯の2日目、3日目の時間帯カウンタ(n)に+3を
先行設定する(ステップ22,23)。
【0033】つまり、1日目の午前8時台に給湯制御の
実行があり、時間帯カウンタ(n=8)に+3されてい
ると、2日目、3日目の午前8時台の時間帯カウンタ
(n=32)、時間帯カウンタ(n=56)のそれぞれ
に+3する。そして、給湯装置の電源投入から72時間
後であると、1〜3日目の同一時間帯に連続して給湯制
御の実行があり、その1〜3日目の同一時間帯の時間帯
カウンタ(n)に+3されていれば、上述のステップ2
3と同様に、その時間帯の4〜7日目の時間帯カウンタ
(n)に+3を先行して設定する(ステップ24,2
5)。
【0034】このようにして、給湯装置の設置初期など
の初期化状態においては、実際の時間経過よりも先行し
て保温用時間帯を設定することができ、初期化状態にお
いても十分に保温効果を得ることが可能となる。さら
に、先行して設定した保温用時間帯に保温作動の開始が
不必要であっても、その時間帯に給湯制御の実行がなけ
れば、自動的にその時間帯を保温用時間帯として設定し
なくなり、給湯装置の使い勝手がよりよいものとなって
いる。
【0035】上述の給湯制御は、図6の制御フローチャ
ートに示すように、ファン4による通風作動を開始し、
断続弁12を開弁させてガス量調節弁13を点火用ガス
量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ14
によりバーナ3への点火を実行する(ステップ31)。
そして、出湯温サーミスタ10にて検出される出湯温度
が温度設定スイッチ17にて設定された目標給湯温度に
なるようにバーナ3の燃焼量とファン4の通風量の制御
が、給湯栓6aが閉操作されて水流が検知されなくなる
か、または、運転スイッチ16がOFF操作されるまで
実行される(ステップ32〜34)。つまり、給湯栓6
aが閉操作されて水流が検知されなくなるか、または、
運転スイッチ16がOFF操作されると、バーナ3の燃
焼を停止させる(ステップ35)。
【0036】上述の保温制御は、図7の制御フローチャ
ートに示すように、湯温サーミスタ7の検出情報に基づ
いて、その検出値Txが目標給湯温度Tsよりも設定量
α低い設定値(設定下限値)以下になったことが判別さ
れると、バーナ3の保温用燃焼作動を開始させて、熱交
換器2内部の湯温を目標給湯温度Tsに対して大きく下
回ることがないように保温作動を実行する(ステップ4
1,42)。
【0037】そして、給湯栓6aが閉操作されて水流が
検知されず、運転スイッチ16がOFF操作されていな
ければ、湯温サーミスタ7の検出値Txが目標給湯温度
Tsよりも設定量β高い設定値(設定上限値)以上にな
ったことが判別されると、バーナ3の保温燃焼を停止さ
せる(ステップ43〜46)。このようにして、複数日
を基準周期として、この基準周期の間の給湯制御の実行
頻度の多い設定用時間帯のみ保温制御を実行させること
ができるので、より実情に即した保温効果を得ることが
可能で、より一層使い勝手のより給湯装置を提供するこ
とが可能となる。
【0038】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、基準周期を1週間としている
が、この基準周期は1週間に限られるものではなく、3
日間や10日間などの使用者の生活周期に対応させるこ
とも可能である。また、基準周期を一定とせずに、使用
者の生活周期に応じて基準周期を変更可能にする設定ス
イッチなどを設けてもよい。
【0039】(2)上記実施形態では、給湯制御の実行
頻度の多い設定用時間帯の手前に加える保温時間を給湯
制御の実行時刻に応じて変更されるように構成されてい
るが、例えば、30分間などの一定時間としてもよい。
【0040】(3)上記実施形態では、基準周期を均等
に1時間ごとに区分けして複数の設定用時間帯に設定す
る構成をしているが、1時間ごとに限られるものではな
く、例えば、2時間ごとや30分間ごとに均等に区分け
して設定用時間帯を設定するように構成してもよい。ま
た、均等ではなく、異なる時間幅に、例えば、夜間は3
時間ごとに、昼間は1時間ごとに区分けして設定用時間
帯を設定するように構成してもよい。
【0041】
【0042】()上記実施形態では、初期化状態にお
ける最初の基準周期の間において、最初の日または最初
から複数の日の給湯制御の実行状況に基づいて、残りの
日における保温用時間帯を先行して設定するように構成
しているが、この最初の基準周期の間の先行設定に加
え、最初の基準周期の間の給湯制御の実行状況に基づい
て、次の基準周期における保温用時間帯を先行して設定
するように構成してもよい。また、上記実施形態におけ
る最初の基準周期の間の先行設定をせずに、上述の次の
基準周期における先行設定のみをするように構成しても
よく、上述した両方の先行設定を実行しないように構成
してもよい。
【0043】()上記実施形態では、熱交換器2への
通水が停止している状態において、保温制御を実行する
ように構成されているが、出湯路6と入水路5とを接続
して循環路を構成するとともに、この循環路内に循環ポ
ンプを備え、出湯が停止されてバーナ3の燃焼を停止し
ているときに、間欠的に循環ポンプを作動させて循環路
内を通して湯水を循環通水させ熱交換器2に通水させる
ことにより、バーナ3を間欠的に燃焼させて熱交換器2
を加熱して保温制御を実行するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の全体概略図
【図2】熱交換器要部の斜視図
【図3】制御動作を示すフローチャート
【図4】制御動作を示すフローチャート
【図5】制御動作を示すフローチャート
【図6】給湯制御の制御動作を示すフローチャート
【図7】保温制御の制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
2 加熱手段としての熱交換器 3 加熱手段としてのバーナ 5 入水路 6 出湯路 102 時間帯設定手段 H 給湯制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−117850(JP,A) 特開 平4−136632(JP,A) 特開 平1−200148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10 302

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入水路を通して供給される水を加熱手段
    により加熱して出湯路より出湯する給湯手段と、 その給湯手段の作動を制御する給湯制御手段とが設けら
    れ、 その給湯制御手段は、給湯が指令されると前記加熱手段
    を作動させて給湯を開始し、給湯停止が指令されると前
    記加熱手段の作動を停止させて給湯を停止する給湯制
    御、ならびに、時間帯設定手段にて設定された保温用時
    間帯において、保温開始用の設定条件が満たされると前
    記加熱手段を作動させて保温作動を開始し、保温停止用
    の設定条件が満たされると前記加熱手段の作動を停止さ
    せる保温制御を実行するように構成されている給湯装置
    であって、 前記時間帯設定手段が、複数日を基準周期とし、その基
    準周期を区分けして設定される複数の設定用時間帯ごと
    に、その設定用時間帯内に1回以上の前記給湯制御の実
    行があれば単位数を加算し、かつ、その設定用時間帯内
    に前記給湯制御の実行がなければ単位数を減算して給湯
    実行計数値を求めて、その給湯実行計数値が設定判別値
    を越える設定用時間帯を、複数の設定用時間帯のうちで
    前記給湯制御の実行頻度の多い設定用時間帯として求
    め、その求めた設定用時間帯の手前に保温時間を加えた
    時間帯を前記基準周期における保温用時間帯として自動
    的に設定するように構成されている給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記時間帯設定手段が、その初期化状態
    における最初の基準周期の間は、前記設定用時間帯にお
    いて、前記給湯制御が実行されると前記設定判別値以上
    の初期化用単位数を加算するように構成されている請求
    項1に記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記時間帯設定手段が、前記初期化状態
    における最初の基準周期においては、その基準周期のう
    ちの最初の日または最初から複数の日に設定された前記
    保温用時間帯に基づいて、前記基準周期のうちの残りの
    日における保温用時間帯を設定するように構成されてい
    請求項2に記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記基準周期が、1週間に構成されてい
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記給湯手段における加熱手段が、前記
    入水路から水が供給 される熱交換器と、その熱交換器を
    加熱するバーナとを備えて構成され、前記給湯制御手段
    が、前記熱交換器への通水が開始されるに伴って給湯が
    指令されたとして、前記バーナの燃焼を開始し、前記通
    水が停止されるに伴って給湯停止が指令されたとして、
    前記バーナの燃焼を停止するように構成されている請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の給湯装置。
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