JP3133698U - 前二輪後一輪の携帯型三輪自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な差動歯車装置を必要とせず、サドルを座台とする椅子代りにも使用することができ、電動アシストすることも可能な前二輪後一輪の携帯型三輪自転車を提供する。
【解決手段】前輪1が二つの車輪、後輪2が一つの車輪で、後輪2をペタル3,3の足踏みにより駆動させる三輪自転車であって、ハンドル4を支持する支柱5,5Aと、サドルを支持する支柱7,7Aが伸縮自在にして任意の高さ位置で設定可能なストッパー8,8,・・・付きの中空パイプ嵌合体で構成され、前輪1を回転自在に支持して構成された支持アーム9が後方へ折り畳み可能にして前記ハンドル4を支持する支柱5に取付け固定されてなる。後輪2は、後輪軸の両端に設けられたスプロケット2Aを、延出端にペタル3,3を設けた円板状プレート3A,3Aに取付け固定された円形チェーン3Bに噛み合わせて駆動させる。
【選択図】図1

Description

本考案は、手軽に持ち運びできて椅子代りにも使用することのできる前二輪後一輪の携帯型三輪自転車に関するものである。
携帯型の自転車は、種々出願され公知されているが、一般的には前後各一輪の自転車であって、折り畳んだり、分離したりしてコンパクトにするための各種手段が施された自転車が提案され、公知されている。例えば電動補助自転車の車体フレームを容易に折り畳み、切り離しできるような手段が施された自転車(特許文献1参照)や携帯自転車(特許文献2)が開示され、公知されている。
又、前輪を2輪、後輪を1輪とし、ペタル,スプロケット及びチェーン等を介して前輪を駆動する3輪自転車において、前輪の出力軸は差動歯車装置を介してその左右に設け、該出力軸の左右端部にユニバーサルジョイントを設けると共に該ユニバーサルジョイントにより揺動自在に連結駆動される車輪軸及び車輪を設け、また前輪が方向転換できるようにハンドルより連結操作するリンク装置を左右の各車輪軸に連結させたことを特徴とする前2輪の前輪駆動3輪自転車及び差動歯車装置(特許文献3)が開示され、公知されている。
特開2002−68065号公報 特開2004−17954号公報 特開平8−183487号公報
しかしながら、上記背景技術にて記載する特許文献1,特許文献2は、前一輪後一輪の二輪の自転車であるため、安定性がなく、サドルを座台とする腰掛け椅子には適用し難い問題点があり、特許文献3は、前二輪を駆動させるようになっているため、前二輪に複雑な差動歯車装置を備えなければならない問題点があり、携帯できるようにコンパクト化できない構造的な問題点を有している。
本考案は、このような問題点に鑑み、複雑な差動歯車装置を必要とせず、サドルを座台とする椅子代りにも使用することができ、加えてペタル踏力による回転トルクを検出して電動アシストすることもできる前二輪後一輪の携帯型三輪自転車を提供することを目的とし、該目的を達成することを課題とする。
上記目的を達成するために、本考案は以下に記載するような手段を講じてなる前二輪後一輪の携帯型自転車とするものである。すなわち、
(1)後輪を駆動する前二輪後一輪の三輪自転車であって、ハンドルを支持する支柱とサドルを支持する支柱が伸縮自在にして任意の高さ位置で設定可能なストッパー付きの中空パイプ嵌合体で構成されると共に、前輪を回転自在に支持して構成された支持アームが、後方へ折り畳み可能にして前記ハンドルを支持する支柱に取付け固定されてなることを特徴とする前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
(2)左右両端へ延出されたハンドルの支持体が、ハンドルを支持する支柱に回動自在にして任意の方向に設定可能に装着可能であると共に、二つのハンドル握柄のいずれか片方がハンドルを支持する支柱に沿うように折り畳み可能に装着されてなることを特徴とする前項(1)記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
(3)前二輪の車輪と車輪の間隔幅が、任意の間隔幅に調整可能であると共に、一定の間隔幅に設定可能にしてなることを特徴とする前項(1)又は(2)記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
(4)サドルが、前後方向に傾斜可能に設定されると共に、フラットな可撓性の板材を円筒体の上部に載着し、該円筒体の外形に沿って逆U字状に曲げられた形状と、前記フラットな板材の形状が保持されるように構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
(5)後輪軸の左右両端にスプロケットを設け、該スプロケットと噛み合う円形チェーンが、一端を延出させてペタルを設けた円板状プレートの内側面に固定されると共に、該固定された円形チェーンの中心が、後輪を支持した車体フレーム板に軸支されて、前記円板状プレートの回転により後輪が回転駆動されるように構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
(6)中空の後輪軸の外径部にベアリングを介して円筒軸を嵌合させ、該円筒軸の円周斜め方向に溝を穿設して、該溝にマグネットを取付けたピンの両端部が移動可能に係合されて戻しバネの捩り力で引き寄せられてなり、前記後輪軸の回転トルクにより前記ピンを移動させて、後輪軸の中空部に離間させて設けたマグネットとマグネットセンサーの近接により後輪軸の回転トルクを検出して電動モーターを起動させ、電動モーターの回転力を後輪に付加できるように構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
(7)後輪軸被覆外径部と干渉しないように内径部の空いたドーナツ状電動モーターを、後輪を支持した車体フレーム板に後輪軸と中心を同一にして取付け、電動モーターの回転ローラー部を後輪の板フレーム面に押し当て、又は固定して回転力を付加させる構成にしてなることを特徴とする前項(6)記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
上記手段にて記載するような本考案によれば以下に記載するような効果を奏する。
すなわち、
1.駆動される後輪が一輪の三輪自転車であるから、複雑で重量の嵩む差動歯車装置は必要とせず、軽量化が図られ、三輪自転車の携帯化を図るのに好適であると共に、三輪車特有の安定走行が得られる。
2.二つの前輪の車輪と車輪の間隔幅の調整設定が可能で後方への折り畳みが可能で、ハンドルやサドルを支持する支柱が回動自在であると共に伸縮自在であり、且つハンドルの片方がハンドルを支持する支柱に沿うように折り畳み可能に装着されるから、コンパクトに縮め、アタッシュケース等に収納して携帯するのに有効となるほか、前二輪の間隔幅の調整により安定スタンドと安定走行が得られる。
3.サドルは、フラットな可撓性の板材を円筒体の上部に載置し、該円筒体の外形に沿って逆U字状に曲げられた形状とフラットな板材の形状が保持されるように構成されるから、安定スタンドの状態でフラットな座台の椅子代りに使用でき、自転車としての走行に供する時は、逆U字状に曲げたサドルとして使用することができる。
4.後輪軸の左右両端にスプロケットを設け、該スプロケットと噛み合う円形チェーンが円板状プレート内側面に円形に固定されるから、チェーンが伸びたりして垂むようなことがなく、且つ円板状プレートで円形チェーンが被覆されるから、チェーンが露出することなく、チェーンに付着した油等で汚れたり、チェーンに巻き込まれたりするのを防止するのに好適となる。
5.中空の後輪軸の外径部にベアリングを介して円筒軸を嵌合させ、該円筒軸の円周斜め方向に溝を穿設して、該溝にマグネットを取付けたピンの両端部を移動可能に係合されて戻しバネの捩り力で引き寄せられ、前記後輪軸の回転トルクにより前記ピンを移動させて、後輪軸の中空部に離間させて設けたマグネットとマグネットセンサーを近接させることにより、後輪軸の回転トルクを検出してモーターを起動させるようにした電動アシスト化が図られる。
本考案を実施するための最良の形態について、以下に記載する実施例において、実施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本実施例を示す図面は、本考案の構成を理解しやすくするための一実施形態であり、必ずしも本考案はこれに限定されるものではない。
図1は、本考案の実施例を示す側面図である。図示するように本考案は、前輪1が二つの車輪、後輪2が一つの車輪で、後輪2をペタル3,3の足踏みにより駆動する三輪自転車であって、ハンドル4を支持する支柱5,5Aと、サドル6を支持する支柱7,7Aが伸縮自在にして任意の高さ位置で設定可能なストッパー8,8,・・・付きの中空パイプ嵌合体で構成され、前輪1を回転自在に支持して構成された支持アーム9が後方矢印イ方向へ折り畳み可能にして前記ハンドル4を支持する支柱5に取付け固定されている。
前記ハンドル4は、図2に示すように左右両端へ延出されたハンドル握柄4A,4Aの支持体4Bが、ハンドルを伸縮自在にして任意の高さ位置で設定できる支柱5の上端部に回動自在に嵌合されて、ストッパー8Aにより任意の方向に固定されて設定できるように装着されており、左右二つのハンドル握柄4A,4Aの片方は、係止レバー10がバネ10Aで背部から押付けられて係止爪10aの係止によりハンドル握柄の水平状態を保ち、係止レバー10を外側から押して係止爪10aを外すことにより、軸4aを支軸として前記支柱5に沿うように矢印口方向に折り畳めるようにしてある。
前記ハンドル握柄4A,4Aの表面は、握持しやすいように波形の凹凸を有する合成ゴム等の弾性体で被覆され、支持体4Bの上面にはキャップ4Cが着脱可能に設けられていて、中空パイプ嵌合体である支柱5及び支柱5A内に棒状の空気入れ等を差し込み収納することが可能となるように配慮されている。
前記前輪1は、上方のアーム部材9A、中間のアーム部材9B、下方のアーム部材9Cにより構成される支持アーム9により支持されて、上部のアーム部材9Aの上端部を軸11により軸支された取付ブラケット12が、ストッパー8の締め付けによりハンドル4を支持した支柱5に取付け固定されて、後方(矢印イ方向)へ折り畳めるようにしてあり、図3に示すように二つの前輪1,1は、下方のアーム部材9C,9Cの下端部に設けられたアーム軸にブレーキ制動付き(図示せず)にして回転自在に軸支され、アーム部材9C,9Cの間隔幅を、調整つまみジョイント13を回すことにより任意に拡げたり、縮めたりしてロックナット13A,13Aによりロックされて設定された間隔幅で保持されるようにしてある。
又、前記アーム部材9C,9Cの上面には、自動調心型のベアリング14,14により下端部が軸支された軸ボルト15,15を、アーム部材9B,9Bの下端部に設けられたボス16,16の螺子穴に螺合させて接続することにより前輪1,1の高さ位置が任意に調整できるようにし、ロックナット15A,15Aによりロックされて設定された高さ位置で保持されるようにしてある。
前記アーム部材9B,9Bの上端部は、蝶番9a,9aにより外側のアーム板と内側のアーム板に分かれ、外側のアーム板の下端部に前記ボス16,16が設けられ、その上方は調整つまみジョイント17によりジョイントされて、該調整つまみジョイントを回すことにより、外側のアーム板間の間隔を任意に拡げたり、縮めたりしてロックナット17A,17Aによりロックされて設定された間隔幅で保持されるようにしてある。間隔幅が拡がるにつれてアーム部材9B,9Bの外側のアーム板は下方拡がりに多少傾斜するが、前記軸ボルト15,15の下端部が自動調心型のベアリングで支持されることにより対応でき、前輪1,1の車輪と車輪の間隔幅は、前記調整つまみジョイント13,17を、一端がユニバーサルジョイントにより接合されたリンクボルト13Bと13B,17Bと17Bを右ねじと左ねじにして調整つまみジョイント13,17に螺合させ、ロックナットを緩めて回すことにより任意の間隔幅に調整するようにしてある。
又、前記アーム部材9B,9Bの内側のアーム板は、開口部を下方に向けたコ字状のアーム部材9A,9Aの両側面に支持板9b,9bを設け、該支持板で支持された支持軸18の両端部でベアリング19,19を介して回動自在に支持され、引張バネ20,20により引張られ、ゴムストッパー21(図1)に当てて止められている。又、アーム部材9B,9Bの外側アーム板の下端と、アーム部材9C,9Cの上端部には引張バネ22,22が張設してある。
以上のようにしてなる支持アーム9は、そのアーム部材9Aの上端部が、図1に示すように軸11により軸支されて取付ブラケット12に取付けられ、該取付ブラケット12は、ハンドル4を支持した支柱5にストッパー8で締め付けれて固定されるようにしてあり、軸11を枢軸として支持アーム9を後方(矢印イ方向)へ折り畳みできると共に、ハンドル4の作動により前輪1の方向が変えられるようにしてある。前輪1は二つの車輪であるが、回転自在に支持されているので曲がり走行時の内側と外側に当る車輪に回転差をつけるなどの差動歯車装置は不要である。
サドル6は、該サドルを支持する支柱7,7Aが伸縮自在にして任意の高さ位置で設定できる支柱7の上端部に、前後方向に傾斜自在にしてストッパー等で締め付け固定されており、図4に示すようにフラットな可撓性の板材6Aを円筒体6Bの上部に載着し、該円筒体の外形に沿って前記板材6Aが逆U字状に曲げられた形状(二点鎖線図示)と、前記フラットな板材の形状が保持されるように板材6Aの裏側からサポートするサポートアーム23,23,・・・を、出入自在なストッパー部材24,・・・で止めるように構成されている。板材6Aは、ウレタンゴム等の可撓性のものが好ましいがこれに限定されるものではなく、形状も実施例では円形にしてあるが、これに限定されるものではない。
前記サポートアーム23,・・・は円筒体6Bの内部の前後で両端部が支持された軸棒25に一端が回動自在に支持された中空パイプ23a,・・・に、アーム棒23b,・・・がバネ23c,・・・を介在させて嵌入され、アーム棒23b,・・・の端部は板材6Aの裏面に摺動移動自在にして設けたガイドブロック23d,・・・に軸支されて、板材6Aを逆U字状に曲げるのに際してのサポートアームの23,・・・の伸縮に対応できるようにすると共に、板材6Aがフラットな座台状態で保持する場合は、ストッパー部材24,・・・のバネ24a,・・・によりストッパーピン24b,・・・が押し込まれてサポートアーム23,・・・の下側に当接した状態で保持され、板材6Aを曲げて逆U字状の状態で保持する場合は、下側のストッパー部材24,・・・のストッパーピン24b,・・・がサポートアーム23,・・・の上側に当接した状態で保持される。ストッパー部材24,・・・を引張ってストッパーピン24b,・・・がサポートアーム23,・・・から外れることにより板材6Aは折り曲げフリーとなる。
又、前記円筒体6Bの下部長手方向には、丸棒材26,26が、両端部を上方へ曲げて付着され、該丸棒材を介してサドル6を支持する支柱7の上端部に、前後方向に傾斜自在にしてストッパー等で締め付け固定するための取付ブロック27が付設されている。前記丸棒材26,26を介在させることによりサドル6の板材6Aに負荷を受けた場合のクッションをもたせる。
後輪2は、延出端にペタル3,3を設け、円形チェーン3Bにして取付け固定した円板状プレート3A,3Aを軸3aで軸支し、後輪軸に設けたスプロケット2Aに前記円形チェーン3Bを噛み合わせてペタル3,3を踏むことにより駆動されるようにしたものであり、詳しくは図5に示すように後輪軸2Bの左右両端にスプロケット2A,2Aを設け、該スプロケットと噛み合う円形チェーン3B,3Bが、一端を延出させて足踏みペタル3,3を設けた円板状プレート3A,3Aの内側面に固定されており、該固定された円形チェーンの中心が、後輪軸2Bを支持する車体フレーム板3C,3Cに立設した軸3a,3aに回転自在に軸支されて、前記ペタル3,3を踏んで円板状プレート3A,3Aを回転させることにより後輪2が回転駆動されるようにしてある。
前記後輪2を支持する後輪軸は、ペタル3,3の前方への踏み込みによる後輪2の回転に対しては回転駆動がかかり、後方への踏み込みによる回転は回転フリーとなる所謂ワンウェイクラッチが内蔵されているものである。又、後輪軸2Bには戻しレバー付きのブレーキレバー2Cが付設され、該ブレーキレバーをワイヤー(図示せず)にてハンドル近辺へ導き、後輪2のブレーキ制御が行えるようにしてある。
更に、ペタル3,3は、その取付ブロック3b,3bが、円板状プレート3A,3Aの延出端で四角嵌合されて、取付ブロック3b,3bの下方部に抜け止めロック3c,3cが施されており、該抜け止めロックを解錠し、取付ブロック3b,3bを引抜くことにより90度の割出し角度で足踏みペタル3,3の方向が変えられるようにしてあり、収納時や椅子としての使用時に邪魔にならないようにするのに好ましく、円板状プレート3A,3Aは、円形チェーン3Bの外径部が被覆されるように折り曲げられて円形チェーンに直接触れないように配慮が施されている。
上記後輪駆動は、電動モーターを付加して電動アシスト化したものではないが、本考案は電動モーターを付加して電動アシスト化することもできる。すなわち、図6に示すように後輪2を支持する中空の後輪軸2Bの外径部にニードル型のベアリング28,28を介して円筒軸29を嵌合させ、該円筒軸の円周斜め(約45度)方向に溝29a,29aを穿設して、該溝にマグネット30を取付けたピン31の両端部を移動可能に係合させて戻しバネ33の捩り力で引き寄せられるようにしてあり、前記後輪軸2Bの一定以上の回転トルクにより前記ピン31を移動させて、後輪軸の中空部に離間させて設けたマグネット30とマグネットセンサー30Aの近接により後輪軸2Bの回転トルクを検出してリード線30Bより導かれて電動モーター32を起動させ、電動モーター32の回転ローラー部32aを後輪2のフレーム板2aに押し当てて電動モーター32の回転力を付加させるようにしてある。
後輪軸2Bに一定以上の回転トルクがかかると、ピン31は溝29a,29aに沿って摺動し、移動するが後輪軸2Bと円筒軸29の間隙に介在させて設けた戻しバネ33の捩り力がかかる。後輪軸2Bの回転トルクが一定以下になると捩しバネ33の捩り力により前記ピン31は元の位置に移動して戻ると共に、マグネット30もバネ34に押されてマグネット30とマグネットセンサー30Aは離間した状態となる。
前記電動モーター32は、後輪軸被覆外径部と干渉しないように内径部の空いたドーナツ状のものであり、該電動モーターを、後輪2を支持した車体フレーム板3Cの内側に後輪軸と中心を同一にして取付け、電動モーター32の回転ローラー部32aを後輪2のフレーム板に押し当て、又は固定して電動モーターの回転力を付加させるようにしたものである。
なお、上記した以外は、図5に説明したとおりであるが、電動アシスト式でない場合の後輪2は、スポーク型の車輪を使用しても良い。
図7は、以上のようにしてなる本考案をアタッシュケース等に収納して携帯できるようにした側面図である。ハンドル4を支持している支柱を最下位まで縮め、前輪1を回転自在に支持して構成される支持アーム9(アーム部材9A,9B,9C)を後方へ折り畳み、前記ハンドル4を前後方向に回して前方のハンドル握柄4Aを支柱に沿うように下方へ折り畳む。前輪1は二つの車輪であるからその車輪と車輪の間に後輪2が挿入されるような状態にする。ペタル3,3は向きを変えて外側へ出張らないようにした状態で片方の円板状プレート3Aが前輪1の上面に当接させるような状態で、サドル6を支持した支柱を最下位まで縮めると共に、前方へ斜め上向きになるようにする。サドル6はフラットな板材を逆U字状に曲げた形状にする。
図8は、上記本考案を椅子として使用する場合の使用例を示す正面図である。
前輪1,1の車輪と車輪の間隔を、前輪1,1を回転自在に支持して構成される支持アーム9の調整つまみジョイント13,17により最大限拡げて設定し、サドル6が座台となるようなフラットな板材にして下方へ下げ、椅子として使用するのに適した高さに設定する。ハンドル4を支持する支柱5を引き上げ、ハンドル握柄4A,4Aが左右に水平な状態で背もたれとなるような適当な高さ位置に設定する。
本考案の実施例を示す側面図である。 ハンドルの実施形態を示す図面で、(a)は斜視図、(b)は要部断面図である。 図1のP矢視の一部断面図である。 サドルの実施形態を示す図面で、(a)は縦断面図、(b)は一部断面の裏面図である。 後輪駆動部の断面図である。 電動モーターアシストの場合の後輪軸駆動部の要部断面図である。 携帯状態にした側面図である。 椅子の使用例を示す正面図である。
符号の説明
1 前輪
2 後輪
2A スプロケット
2B 後輪軸
2C ブレーキレバー
2a フレーム板
3 ペタル
3A 円板状プレート
3B 円形チェーン
3C 車体フレーム板
3a,4a,11 軸
3b,27 取付ブロック
3c 抜け止めロック
4 ハンドル
4A ハンドル握柄
4B 支持体
4C キャップ
5,5A,7,7A 支柱
6 サドル
6A 板材
6B 円筒体
8,8A ストッパー
9 支持アーム
9A,9B,9C アーム部材
9a 蝶番
9b 支持板
10 係止レバー
10A,23c,24a,34 バネ
10a 係止爪
12 取付ブラケット
13,17 調整つまみジョイント
13A,15A,17A ロックナット
13B,17B リンクボルト
14,19,28 ベアリング
15 軸ボルト
16 ボス
18 支持軸
20,22 引張バネ
21 ゴムストッパー
23 サポートアーム
23a 中空パイプ
23b アーム棒
23d ガイドブロック
24 ストッパー部材
24b ストッパーピン
25 軸棒
26 丸棒材
29 円筒軸
29a 溝
30 マグネット
30A マグネットセンサー
30B リード線
31 ピン
32 電動モーター
32a 回転ローラー部
33 戻しバネ

Claims (7)

  1. 後輪を駆動する前二輪後一輪の三輪自転車であって、ハンドルを支持する支柱とサドルを支持する支柱が伸縮自在にして任意の高さ位置で設定可能なストッパー付きの中空パイプ嵌合体で構成されると共に、前輪を回転自在に支持して構成された支持アームが、後方へ折り畳み可能にして前記ハンドルを支持する支柱に取付け固定されてなることを特徴とする前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
  2. 左右両端へ延出されたハンドル握柄の支持体が、ハンドルを支持する支柱に回動自在にして任意の方向に設定可能に装着可能であると共に、二つのハンドル握柄のいずれか片方がハンドルを支持する支柱に沿うように折り畳み可能に装着されてなることを特徴とする請求項1記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
  3. 二つの前輪の車輪と車輪の間隔幅が、任意の間隔幅に調整可能であると共に、一定の間隔幅に設定可能にしてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
  4. サドルが、前後方向に傾斜可能に設定されると共に、フラットな可撓性の板材を円筒体の上部に載着し、該円筒体の外形に沿って逆U字状に曲げられた形状と、前記フラットな板材の形状が保持されるように構成されてなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
  5. 後輪軸の左右両端にスプロケットを設け、該スプロケットと噛み合う円形チェーンが、一端を延出させてペタルを設けた円板状プレートの内側面に固定されると共に、該固定された円形チェーンの中心が、後輪軸を支持した車体フレーム板に軸支されて、前記円板状プレートの回転により後輪が回転駆動されるように構成されてなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
  6. 中空の後輪軸の外径部にベアリングを介して円筒軸を嵌合させ、該円筒軸の円周斜め方向に溝を穿設して、該溝にマグネットを取付けたピンの両端部が移動可能に係合されて戻しバネの捩り力で引き寄せられてなり、前記後輪軸の回転トルクにより前記ピンを移動させて、後輪軸の中空部に離間させて設けたマグネットとマグネットセンサーの近接により後輪軸の回転トルクを検出して電動モーターを起動させ、電動モーターの回転力を後輪に付加できるように構成されてなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
  7. 後輪軸被覆外径部と干渉しないように内径部の空いたドーナツ状の電動モーターを、後輪を支持した車体フレーム板に後輪軸と中心を同一にして取付け、電動モーターの回転ローラー部を後輪のフレーム板面に押し当て、又は固定して電動モーターの回転力を付加させる構成にしてなることを特徴とする請求項6記載の前二輪後一輪の携帯型三輪自転車。
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