JP3133612B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP3133612B2 JP06172681A JP17268194A JP3133612B2 JP 3133612 B2 JP3133612 B2 JP 3133612B2 JP 06172681 A JP06172681 A JP 06172681A JP 17268194 A JP17268194 A JP 17268194A JP 3133612 B2 JP3133612 B2 JP 3133612B2
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー映像に対応した
映像信号処理装置に関し、特に、2種類の映像信号を特
定の条件の下で合成し、一方の映像信号が表す画面の一
部に他方の映像信号が表す画面を挿入するスーパーイン
ポーズ機能に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー映像を表す映像信号は、三原色
(赤、緑、青)の情報を示す色成分信号R、G、Bから
生成される輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yによ
って構成される。輝度信号Yは、色成分信号R、G、B
を所定の割合(R:30%、G:59%、B:11%)
で合成して生成され、色差信号R−Y、B−Yは、色成
分信号R、G、Bから輝度信号Yをそれぞれ差し引くこ
とによって生成される。これらの信号処理は、図3に示
すような信号処理装置によって行われる。
【0003】色分離回路1は、三原色(あるいはその補
色との組み合わせ)からなる色成分を所定の順序で繰り
返す映像信号X1(t)を各成分毎に振り分け、それぞれ
独立した色成分信号R、G、Bを出力する。映像信号X
1(t)は、例えば、モザイク状のカラーフィルタが装着
された撮像素子の出力より得られるものであり、それぞ
れ定められた数の水平走査線及び画素情報により1垂直
走査期間及び1水平走査期間が構成されている。ホワイ
トバランス制御回路2は、色成分信号R、G、Bのそれ
ぞれに固有のゲインを与えることにより、各色成分信号
R、G、Bの平均レベルを均一化し、白色の被写体に対
して白色を再生画面上に再現できるようにしている。こ
のホワイトバランス制御回路2の動作制御は、例えば、
後述する色差信号R−Y、B−Yの積分値を所定値に近
付けるようなフィードバック制御により行われる。色差
マトリクス回路3は、ホワイトバランスの調整が成され
た3種類の映像信号R、G、Bを取り込み、各成分を所
定の割合で合成して輝度信号Yを生成し、さらに、映像
信号R、Bから輝度信号Yを差し引いて2種類の色差信
号R−Y、B−Yを生成する。平衡変調回路4は、位相
差90°の2種類の色副搬送波を色差信号R−Y、B−
Yでそれぞれ振幅変調た後、両者を輝度信号Yに加算し
て映像信号X2(t)を生成する。そして、信号処理回路
5は、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDに基づい
て、映像信号X2(t)に対するブランキング処理や同期
信号の加算処理を施し、所定のフォーマットに従う映像
信号X3(t)を出力する。
【0004】一方、クロマキー判定回路6は、色差マト
リクス回路3から出力される色差信号R−Y、B−Yを
取り込み、この色差信号R−Y、B−Yの値がそれぞれ
所定の範囲にあるときに立ち上がるクロマキー信号CK
を出力する。即ち、図4に示すように、直交するR−Y
軸及びB−Y軸に対して各カラーバー信号をベクトル表
示できることから、色差信号R−Y、B−Yの値が示す
座標によって色合いが決定されることになる。そこで、
各色差信号R−Y、B−Yの値が所望の色合いに対応す
る範囲の座標を示すときに出力を立ち上げるように構成
することで、所望の色合いとなる期間を指定するクロマ
キー信号CKを得ている。例えば、青色成分を検出する
場合には、色差信号R−Yが−0.1〜−0.5であ
り、色差信号B−Yが0.4〜0.8であるときにクロ
マキー信号CKを立ち上げるようにすればよい。そし
て、遅延回路7は、クロマキー判定回路6から出力され
クロマキー信号CKに対して、平衡変調回路4及び信号
処理回路5の信号処理過程で生じる遅延と同一期間の遅
延を与えることで、クロマキー信号CKと映像信号X3
(t)との出力タイミングを一致させる。
【0005】以上のようにして出力されるクロマキー信
号CKは、映像信号X3(t)に別の映像信号を合成する
際の切り換え制御に用いられる。これにより、映像信号
X3(t)による表示画面の特定の色合いの領域に、映像
信号X3(t)とは別の映像信号により表される映像を挿
入することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】クロマキー信号CKを
用いた切り換え制御によって映像信号X3(t)と別の映
像信号とを合成する場合、それぞれの映像信号の構成要
素を一致させることが必要である。このため、色成分の
構成要素が一致していない2つの映像信号を合成するた
めには、何れか一方の映像信号の色成分の構成要素を他
の映像信号と一致するように変換する変換回路が設けら
れる。例えば、一方の映像信号が輝度信号Y及び色差信
号R−Y、B−Yで構成されており、他方の映像信号が
色成分信号R、G、Bで構成されているときには、色成
分信号R、G、Bから輝度信号Y及び色差信号R−Y、
B−Yを得るマトリクス回路、あるいは輝度信号Y及び
色差信号R−Y、B−Yから色成分信号R、G、Bを得
る逆マトリクス回路が設けられる。
【0007】しかしながら、マトリクス回路や逆マトリ
クス回路等の変換回路では、映像信号の出力が入力に対
して遅れるため、2つの映像信号の間でタイミングのず
れが生じる。特に、クロマキー信号CKと共に与えられ
る映像信号X3(t)に対して変換回路を設けると、映像
信号X3(t)に対するクロマキー信号CKのタイミング
がずれるため、映像信号X3(t)の置き換え期間が正し
く指定されなくなる。
【0008】そこで本発明は、色成分の構成要素が異な
る2つの映像信号を適正なタイミングで合成させること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、第1の特徴は、第1の
映像信号の特定期間を第2の映像信号に置き換えて、第
1の映像信号で表される画面の特定領域に第2の映像信
号の画面が挿入された第3の映像信号を合成する映像信
号処理装置において、上記第1の映像信号の特定の色成
分の値が所定の範囲に収まる期間を検出してその期間を
指定するクロマキー信号を発生するクロマキー判定回路
と、上記第1及び第2の映像信号の一方を入力し、一方
の映像信号を他方の映像信号と同一の構成要素に変換す
る変換回路と、上記第1及び第2の映像信号の他方を入
力し、他方の映像信号に遅延を与える第1の遅延回路
と、上記クロマキー信号に遅延を与える第2の遅延回路
と、上記変換回路の出力あるいは上記第1の遅延回路の
出力を上記第2の遅延回路の出力に応答して選択的に取
り出して上記第3の映像信号を合成するセレクタ回路
と、を備え、上記第1及び第2の遅延回路が与える遅延
期間を上記変換回路の処理期間に一致させたことにあ
る。
【0010】そして、第2の特徴とするところは、上記
第1の映像信号の特定の色成分の値が所定の範囲に収ま
る期間を検出してその期間を指定するクロマキー信号を
発生するクロマキー判定回路と、第1の動作モードで上
記クロマキー信号を遅延なく出力し、第2の動作モード
で上記クロマキー信号に遅延を与えて出力する可変遅延
回路と、上記第1及び第2の映像信号の一方を入力し、
一方の映像信号を他方の映像信号と同一の構成要素に変
換する変換回路と、上記第1及び第2の映像信号の他方
を入力し、他方の映像信号に遅延を与える第1の遅延回
路と、上記クロマキー信号に遅延を与える第2の遅延回
路と、第1の動作モードでは上記変換回路の出力あるい
は上記第1の遅延回路の出力を上記第2の遅延回路の出
力に応答して選択的に取り出して上記第3の映像信号を
合成し、上記第2の動作モードでは上記変換回路の出力
あるいは上記第1の遅延回路の出力の一方を選択して出
力するセレクタ回路と、上記第3の映像信号に対して水
平及び垂直走査周期に同期した信号処理を施す信号処理
回路と、を備え、上記第1の動作モードで上記第1及び
第2の遅延回路が与える遅延期間を上記変換回路の処理
期間に一致させ、上記第2の動作モードで上記可変遅延
回路が与える遅延期間を上記変換回路の処理期間あるい
は上記第1の遅延回路が与える遅延期間と上記信号処理
回路の処理期間との和に一致させたことにある。
【0011】
【作用】第1の特徴によれば、変換回路の処理期間に、
第1の遅延回路の遅延期間と第2の遅延回路の遅延期間
とを一致させたことにより、セレクタ回路に入力される
2つの映像信号のタイミングがずれることがなくなると
共に、これら2つの映像信号とクロマキー信号とのずれ
がなくなる。従って、セレクタ回路では、クロマキー信
号に応答して2つの映像信号が適正なタイミングで合成
される。
【0012】第2の特徴によれば、第1の動作モードで
第1及び第2の遅延回路の遅延期間を変換回路の処理期
間に一致させたことで、セレクタ回路に入力される2つ
の映像信号とクロマキー信号とのタイミングがずれなく
なる。そして、第2の動作モードで可変遅延回路の遅延
期間を変換回路の処理期間または第1の遅延回路の遅延
期間と信号処理回路の処理期間との和に一致させたこと
で、最終的に信号処理回路から出力される映像信号に対
してクロマキー信号のタイミングが一致する。従って、
2つの映像信号を合成して出力する第1の動作モードと
1つの映像信号をクロマキー信号と共に出力する第2の
動作モードとを各信号のタイミングの一致を保ちながら
切り換えることが可能になる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の映像信号処理装置の構成を
示すブロック図で、図2は、その動作を説明するタイミ
ング図である。まず、各部の構成について説明する。第
1の信号処理回路11は、映像信号X1(t)に対して色
分離、ホワイトバランス制御及び色差マトリクスの各処
理を施し、輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yより
構成される映像信号X2(t)を出力する。この信号処理
回路11においては、映像信号X1(t)が色成分信号Y
e、G、Cy(黄、緑、シアン)で構成される場合、色
成分信号Ye及びCyからそれぞれ色成分信号Gが差し
引かれて色成分信号R及びBが生成される。その後に色
成分信号R、G、Bの合成により輝度信号Yが生成さ
れ、さらに、色成分信号R及びBから輝度信号Yがそれ
ぞれ差し引かれて色差信号R−Y、B−Yが生成され
る。尚、色分離及びホワイトバランス制御については、
図3の色分離回路1及びホワイトバランス制御回路2と
同様、映像信号X1(t)を各色成分に振り分けた後、各
色成分信号Ye、G、Cyに対して固有のゲインを与え
ることにより行われる。
【0014】逆マトリクス回路12は、輝度信号Y及び
色差信号R−Y、B−Yに変換された映像信号X2(t)
に対して逆マトリクス処理を施し、三原色に対応した色
成分信号R、G、Bより構成される映像信号X3(t)を
出力する。この逆マトリクス回路12では、色差信号R
−Y及びB−Yにそれぞれ輝度信号Yを加算して色成分
信号R及びBを生成し、この色成分信号R及びBを輝度
信号Yから差し引くことによって色成分信号Gを生成し
ている。遅延回路13は、映像信号X2(t)に対して期
間d1の遅延を与え、映像信号X4(t)として出力す
る。この遅延回路13の遅延期間d1は、逆マトリクス
回路12で映像信号X2(t)が映像信号X3(t)に変換さ
れる際に要する処理期間に一致して設定される。マトリ
クス回路14は、色成分信号R、G、Bより構成されて
映像信号X1(t)とは別に与えられる映像信号Y1(t)に
対してマトリクス処理を施し、輝度信号Y及び色差信号
R−Y、B−Yより構成される映像信号Y2(t)を出力
する。このマトリクス回路14のマトリクス処理は、信
号処置回路11でのマトリクス処理と同一である。尚、
映像信号Y1(t)については、信号処理回路11から出
力される映像信号X2(t)と同期しているものとする。
遅延回路15は、映像信号Y1(t)に対して期間d2の
遅延を与え、映像信号Y3(t)として出力する。この遅
延回路15での遅延期間d2は、マトリクス回路14で
映像信号Y1(t)が映像信号Y2(t)に変換される際に要
する処理期間に一致して設定される。同時に、遅延回路
15の遅延期間d5と遅延回路13との遅延期間d1と
が一致するように設定され、映像信号Y2(t)、Y3(t)
に対して映像信号X3(t)、X4(t)が同期するようにし
ている。
【0015】セレクタ回路16は、第1のモード選択信
号MS1に従い、逆マトリクス回路12及び遅延回路1
3から出力される映像信号X3(t)及びX4(t)の一方
と、マトリクス回路14及び遅延回路15から出力され
る映像信号Y2(t)及びY3(t)の一方とを取り込む。そ
して、取り込んだ2つの映像信号の一方を後述するクロ
マキー信号CK3に応答して選択することで、2つの映
像信号が合成された映像信号Z1(t)を出力する。モー
ド選択信号MS1による映像信号の選択は、2つの映像
信号の色成分が同じ構成要素となるように行われる。例
えば、逆マトリクス回路12から映像信号X3(t)が取
り込まれるときには遅延回路15から映像信号Y3(t)
が取り込まれ、遅延回路13から映像信号X4(t)が取
り込まれるときにはマトリクス回路14から映像信号Y
2(t)が取り込まれるように構成される。そして、第2
の信号処理回路17は、セレクタ回路16から出力され
る映像信号Z1(t)に対し、ブランキング期間の設定や
各種の同期信号の挿入等の処理を施し、映像信号Z2
(t)として出力する。また、セレクタ回路16から出力
される映像信号Z1(t)が輝度信号Y及び色差信号R−
Y、B−Yより構成されているときには、平衡変調及び
加算処理等も行われる。
【0016】クロマキー判定回路18は、映像信号X2
(t)の色差信号R−Y、B−Yのみを取り込み、各色差
信号R−Y、B−Yの値がそれぞれ所定の範囲にあると
きに立ち上がるクロマキー信号CK1を出力する。この
クロマキー判定回路18の判定動作は、図3のクロマキ
ー判定回路6と同一である。可変遅延回路19は、第2
のモード選択信号MS2に応答し、第1の動作モードで
はクロマキー信号CK1を遅延することなくそのまま出
力し、第2の動作モードではクロマキー信号CK1に対
して期間d3の遅延を与えてクロマキー信号CK2とし
て出力する。この可変遅延回路19の第2の動作モード
における遅延期間d3は、逆マトリクス回路12での処
理期間と信号処理回路17での処理期間との和に一致し
て設定される。遅延回路20は、第1の動作モードで出
力されるクロマキー信号CK1に対して期間d4の遅延
を与え、クロマキー信号CK3として出力する。この遅
延回路20での遅延期間d4は、逆マトリクス回路12
で映像信号X2(t)が映像信号X3(t)に変換されるまで
の処理期間、即ち、遅延回路13の遅延期間d1に一致
して設定される。そして、このクロマキー信号CK3
が、選択制御信号としてセレクタ回路16に供給され
る。
【0017】続いて、各部の動作について説明する。信
号処理回路11に入力される映像信号X1(t)は、水平
同期信号HDに同期して、1垂直走査期間に1水平ライ
ン分の映像情報anが連続している。ここで、映像信号
X1(t)の映像情報anに対応して映像情報bn1、bn2
n3が連続する映像信号X2(t)において、映像情報b
n2が特定の色成分、例えば、青色成分のみであるとすれ
ば、クロマキー判定回路18は、この映像情報bn2に対
応してクロマキー信号CK1を立ち上げる。また、映像
信号X2(t)の映像情報bn1、bn2、bn3は、逆マトリ
クス回路12及び遅延回路13に入力され、期間d1だ
け遅れてセレクタ回路16に入力される。一方、映像信
号Y1(t)は、映像信号X2(t)に同期し、1水平走査期
間に映像情報cn1、cn2、cn3が連続している。ここ
で、映像信号Y1(t)の各映像情報cn1、cn2、cn3
ついては、映像信号X2(t)の映像情報bn1、bn2、b
n3とそれぞれタイミングが一致している。この映像信号
Y1(t)の映像情報cn1、cn2、cn3は、マトリクス回
路14及び遅延回路15に入力され、期間d2だけ遅れ
てセレクタ回路16に入力される。この遅延期間d2が
遅延期間d1と一致するように設定されるため、セレク
タ回路16に入力される映像信号X3(t)、X4(t)及び
映像信号Y2(t)、Y3(t)は、共に走査タイミングが一
致している。尚、映像信号X3(t)、X4(t)及び映像信
号Y2(t)、Y3(t)は、それぞれ映像情報が異なってい
るが、ここでは、便宜上映像情報bn1、bn2、bn3及び
映像情報cn1、cn2、cn3に統一して表してある。
【0018】第1の動作モードでは、クロマキー判定回
路18から出力されるクロマキー信号CK1が可変遅延
回路19からそのまま出力され、遅延回路20で期間d
4だけ遅延されてセレクタ回路16に入力される。この
遅延期間d4が遅延期間d1と一致するように設定され
るため、セレクタ回路16の選択制御信号となるクロマ
キー信号CK3は、映像信号X3(t)、X4(t)及び映像
信号Y2(t)、Y3(t)とタイミングが一致する。従っ
て、セレクタ回路16では、クロマキー信号CK3が立
ち上がっている期間に対応する映像信号X3(t)または
映像信号X4(t)の映像情報bn2が、映像信号Y2(t)ま
たは映像信号Y3(t)の映像情報cn2に置き換えられ
る。この結果、1水平走査期間に映像情報bn1、cn2
n3が連続する映像信号Z1(t)がセレクタ回路16か
ら出力される。そして、映像信号Z1(t)は、信号処理
回路17において、ブランキング信号BLKによるブラ
ンキング処理等が施され、映像信号Z2(t)として出力
される。この映像信号Z2(t)は、映像信号Z1(t)に対
して信号処理回路17での処理期間分遅れることにな
る。
【0019】一方、第2の動作モードでは、可変遅延回
路19により、クロマキー信号CK1に対して期間d3
の遅延が与えられ、可変遅延回路19からクロマキー信
号CK2が出力される。このとき、遅延回路20にクロ
マキー信号CK1は入力されず、セレクタ回路16は、
映像信号X3(t)あるいはX4(t)の何れかを選択した状
態に固定される。このため、第2の動作モードの場合、
映像信号X3(t)あるいは映像信号X4(t)がそのまま映
像信号Z1(t)として出力される。当然ながら、この映
像信号Z1(t)では1水平走査期間に映像情報bn1、b
n2、bn3が連続している。そして、信号処理回路17を
通して出力される映像信号Z1(t)は、映像信号X2(t)
に対して、遅延期間d1に信号処理回路17での処理期
間を加えた期間d5だけ遅れる。この遅延期間d5に可
変遅延回路19の遅延期間d3が一致するように設定さ
れることから、可変遅延回路19から出力されるクロマ
キー信号CK2は映像信号Z2(t)にタイミングが一致
している。
【0020】従って、第1の動作モードでは、映像信号
X1(t)の一部分が映像信号Y1(t)に置き換えられた映
像信号Z2(t)を得ることができ、第2の動作モードで
は、映像信号X1(t)に相当する映像信号Z2(t)とこの
映像信号Z2(t)に同期したクロマキー信号CK2とを
得ることができる。以上の実施例においては、映像信号
Y1(t)が映像信号X2(t)に同期する場合を示したが、
映像信号X2(t)と映像信号Y1(t)との間では僅かなタ
イミングのずれがあっても問題となりにくいため、映像
信号Y1(t)を映像信号X1(t)に同期させるようにして
も差し支えない。
【0021】また、クロマキー信号CK1を設定する対
象となるのは、青色成分に限られるものではなく、クロ
マキー判定回路18の判定基準を変更すれば、あらゆる
色成分に対応してクロマキー信号CK1を設定すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、色成分の構成要素が異
なる2つの映像信号を合成する場合でも、映像信号の置
き換えるべき期間を正確に指定することができ、映像信
号の特定の部分に他の映像信号を正確に挿入することが
できる。また、ブランキング処理等の信号処理の前段階
で2つの映像信号を合成するようにしたことで、出力側
の信号処理回路を1系統とすることができ、回路構成が
簡略化されると共に信号処理回路の調整が容易になる。
【0023】さらに、2つの映像信号を合成して出力す
る第1の動作モードと、1つの映像信号とクロマキー信
号とを同時に出力する第2の動作モードとを設定したこ
とにより、この装置の出力を受ける側の要求に柔軟に対
応することができる。例えば、動作モードの切り換えに
より、2つの映像信号をクロマキー信号に従って合成す
るための信号処理装置として利用する場合と、従来の装
置の如く映像信号からクロマキー信号を取り出すための
信号処理装置として利用する場合とに対応できる。そし
て、セレクタ回路に取り込まれる映像信号の選択によっ
て、出力側から取り出される映像信号の色成分の構成要
素を変更することができるため、回路変更を伴うことな
く種々の場合に対応可能となり、装置の汎用性が拡大さ
れて集積回路化に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の映像信号処理装置の動作を説明するタ
イミング図である。
【図3】従来の映像信号処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】各カラーバー信号をベクトル表示した図であ
る。
【符号の説明】
1 色分離回路 2 ホワイトバランス制御回路 3 色差マトリクス回路 4 平衡変調回路 5、11、17 信号処理回路 6、18 クロマキー判定回路 7、13、15、20 遅延回路 12 逆マトリクス回路 14 マトリクス回路 16 セレクタ回路 19 可変遅延回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の映像信号の特定期間を第2の映像
    信号に置き換えて、第1の映像信号で表される画面の特
    定領域に第2の映像信号の画面が挿入された第3の映像
    信号を合成する映像信号処理装置において、上記第1の
    映像信号の特定の色成分の値が所定の範囲に収まる期間
    を検出してその期間を指定するクロマキー信号を発生す
    るクロマキー判定回路と、第1の動作モードで上記クロ
    マキー信号を遅延なく出力し、第2の動作モードで上記
    クロマキー信号に遅延を与えて出力する可変遅延回路
    と、上記第1及び第2の映像信号の一方を入力し、一方
    の映像信号を他方の映像信号と同一の構成要素に変換す
    る変換回路と、上記第1及び第2の映像信号の他方を入
    力し、他方の映像信号に遅延を与える第1の遅延回路
    と、上記クロマキー信号に遅延を与える第2の遅延回路
    と、上記第1の動作モードでは上記変換回路の出力ある
    いは上記第1の遅延回路の出力を上記第2の遅延回路の
    出力に応答して選択的に取り出して上記第3の映像信号
    を合成し、上記第2の動作モードでは上記変換回路の出
    力あるいは上記第1の遅延回路の出力の一方を選択して
    出力するセレクタ回路と、上記第3の映像信号に対して
    水平及び垂直走査周期に同期した信号処理を施す信号処
    理回路と、を備え、上記第1の動作モードで上記第1及
    び第2の遅延回路が与える遅延期間を上記変換回路の処
    理期間に一致させ、上記第2の動作モードで上記可変遅
    延回路が与える遅延期間を上記変換回路の処理期間と上
    記信号処理回路の処理期間との和、あるいは、上記第1
    の遅延回路が与える遅延期間と上記信号処理回路の処理
    期間との和に一致させたことを特徴とする映像信号処理
    装置。
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