JP3133282B2 - プリンタのインクタンク - Google Patents

プリンタのインクタンク

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JP3133282B2 JP24357497A JP24357497A JP3133282B2 JP 3133282 B2 JP3133282 B2 JP 3133282B2 JP 24357497 A JP24357497 A JP 24357497A JP 24357497 A JP24357497 A JP 24357497A JP 3133282 B2 JP3133282 B2 JP 3133282B2
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ink
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ink tank
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正尚 松沢
芳典 宮沢
隆史 鈴木
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、インクを用いて
記録を行うプリンタのインクタンクに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特開昭50-9936号公報、特開昭55-
42874公報、米国特許第3、441、950号明細書に見られる
ように、インクを用いる記録装置においては、インク漏
れを防止するために、インクタンクに多孔質材を充填
し、この多孔質材にインクを含浸させ、多孔質材が有す
る毛細管力でインク保持させることが行なわている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】一方、イエロー、シア
ン、及びマゼンタの複数のカラーインクを用いて印刷す
る場合には、これらの色のインクを収容したインクタン
クを記録ヘッドに装着して記録ヘッドに複数種類のイン
クを供給することが必要で、しかもカラー印刷において
は、各色のインクの消費量にばらつきがあり、かつ1つ
の色のインクが供給されなくなると、カラー印刷が不可
能となる。 このような場合、消費され尽くしたインクタ
ンクを新しいものに交換する必要があるが、記録装置に
装着されているものとは、開封後の経過時間や、製造ロ
ットが異なるため、印刷色に微妙な変化が生じる。 本発
明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、カラー印刷の品質に低下を来す
ことなく、カラー印刷に必要なインクを1回の着脱操作
で交換することができるプリンタのインクタンクを提供
することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、タンク本体と蓋体とインク
含浸用の多孔質体とにより構成され、前記タンク本体に
設けられたインク供給口を介して記録ヘッドにインクを
供給するインクカートリッジにおいて、イエロー、シア
ン、及びマゼンタの各インクを含浸したそれぞれの多孔
質体を、前記イエロー、シアン、及びマゼンタの各イン
クを記録ヘッドに供給するインク供給口に接するように
同一のタンク本体に収容して構成するようにした。 【0005】 【作用】カラー印刷に必要な複数のインクが多孔質材に
含浸されて同一のインクタンクとして構成されているか
ら、1回の着脱操作で、同一品質の複数種類のインクを
同時に補給することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1、図2は、それぞれ本発明の
インクタンクを用いた、インク式ワイヤドットプリンタ
の一実施例を示すものであって、本実施例では4色のカ
ラープリンタプロッタ用ヘッドを用いており、黒、赤、
緑、青のインク系と、そのそれぞれに対応して各色に対
して1本の記録用のワイヤを備えている。このためヘッ
ド、及び記録紙の一方又は双方を移動させて記録へツド
の所望の色に対応するワイヤを記録紙上の所定の位置に
突出させると、記録紙にドツトが形成されて文字や図形
を描くことができる。 【0007】このヘッドの上部には着脱可能に本発明が
特徴とするインクタンク2が配置されている。インクタ
ンク2は黒インク用インクタンク2bとカラーインク用
の内部が3分割されたタンク2aとの二体構造になって
いる。インクはインクタンク2内に充填された多孔質材
からなるインク含浸部材60に含浸されている。 【0008】インク浸部材60からヘッドにインクを
供給するインク供給口3は、ヘッドに装着されたとき下
方となる面で、かつ長手方向の中心よりも一方に偏した
位置に設けられていて、ここにヘッドに連通するインク
誘導部材12が挿入されると、図2に示したようにイン
ク誘導部材12がタンク内部に突出している。このイン
ク誘導部材12には軸方向に延びるインク誘導孔12b
が設けられていて、インクはこの誘導孔12bを介して
記録ヘッド1に流れ込む。なお、インク誘導孔12bの
巾及び深さはインク含浸部材60から安定的に供給でき
る適切な値に設定されている。 【0009】インク誘導部材12は、その前部に円環状
誘導部材12aを有してインク誘導孔12bと内部12
cで連通している。円環状誘導部材12aにはワイヤガ
イド13が組込まれていて、両者の組合せによってA、
Bで示す間隙が設けられる。さらにワイヤ11とワイヤ
ガイド13のワイヤガイド孔13aとの間隙は僅かであ
るから、インクはインクタンク2からインク誘導部材1
2のインク誘導孔12bとワイヤガイド13との間隙
A、Bを経てワイヤ11の先端部に導かれる。 【0010】ワイヤ駆動装置はコイル17を巻回したコ
イルコア16を有するヨーク18とヨーク板19とプラ
ンジャ15とで磁気回路を形成し、プランジャ15の動
きがクラッパ14を介してワイヤ11に伝達するように
構成されている。また、ワイヤ駆動装置は、カバー21
で覆われていてクラッパ14の作動長が規制されてい
る。待機時にはワイヤ11は、その先端面がワイヤガイ
ド13の先端面より奥に位置してワイヤガイド孔13a
の前部に形成されるインクのメニスカスにより覆われる
ようにその長さが設定されている。 【0011】次に動作を説明する。図2は通電時を示す
ものでコイル17に通電することによりコイルコア16
と対向するプランジャ15が吸引される。これによって
プランジャ15を固着したクラッパ14が回動し、その
先端で係合しているワイヤ11が突する。ワイヤ先端面
はインクメニスカスを貫いてインクを先端面に付着させ
た状態で示しない記録紙に衝突してインクを記録紙に転
写する。一方、ワイヤが待機している状態ではワイヤ1
1の先端面がワイヤガイド13の端面より内側に位置す
るから、ワイヤ先端面の前に形成されているインクメニ
スカス内に位置することになり、したがってワイヤ11
の突出、退避させることによりワイヤ先面にインクが順
次付着することになる。 【0012】上述のワイヤ先端部へのインクの転移等の
インクドット印字動作の詳細については、特開昭57-678
3号公報に記載されているので、これの詳細な説明は省
略する。 【0013】なおワイヤガイド13の前面で余ったイン
クは、前面及び側面に設けられたV型断面形状の細溝と
して形成された回収溝13bに毛細管力によって引込ま
れるため、インク誘導部材12に還流される。 【0014】図3は本発明が特徴とするインクタンクの
一実施例を示すものであって、インクタンク本体40
は、1つの面に一側に偏してインク供給口3が設けられ
ており、また図4に詳細に示すように底面に複数の細溝
45a、45b、45cが形成されている。そしてイン
クタンク本体40の側壁40cの内面側にはリブ46
a、46bが形成されている。(図4参照、なお図4に
示した実施例では、含浸部材を平均孔径が小さな第1の
多孔質材62を下層に、また平均孔径の大きな第2の多
孔質材61を上層となるように重ねて構成したものであ
る。) 【0015】一方、インクタンク本体40に収容される
インク含浸部材60は、インクタンク本体40のインク
供給口3に接する前方部分60aと後方部分60bとで
厚さが異なるように構成されており、インク供給口3側
の部分60aの厚さHは、タンク本体40の深さDより
大きく設定されいる。 【0016】このため、インク含浸部材60をインクタ
ンク本体40に収容した場合には、前方部分60aだ
け、つまりインク供給口3の側の領域がタンク蓋50に
よって圧縮させられることになる。同時にインク供給口
3がインクタンク本体の一方偏して形成されているた
め、インク含浸部材60がインク供給口3の近傍の3つ
の壁により規制される。 【0017】したがって、インク含浸部材60は、平均
孔径の一様な多孔質材で構成されていても、前方60
a、つまりインク供給口3近傍の平均孔径が圧縮により
本来の孔径よりも小さくなり、また後にいくにつれて平
均孔径が大きくなる状態でタンク本体40に収容される
ことになる。 【0018】また1つの面40aの細溝45a、45
b、45c、及びリブ46a、46bによりタンク本体
内面とインク含浸部材60との間に若干の空間が形成さ
れる。これにより温度変化によりインク含浸部材60か
ら溢れ出たインクをこの細溝45a、45b、45c、
及びリブ46a、46で形成された空間に収容すること
ができて、温度変化によるタンクからのインクの漏れ出
しを防止できる。 【0019】このように構成したインクタンクを記録ヘ
ッドに装着すると、図2に示したようにインク誘導部材
12の上端部がインク含浸部材60に接するため、イン
ク供給口3から遠方に位置するインクもインク含浸部材
60の毛細管力で引寄られ、インク含浸部材60に含浸
されているインクをスムーズに記録ヘッド1に供給する
ことができる。 【0020】 【発明の効果】以上述べたように本発明においては、
ンク本体と蓋体とインク含浸用の多孔質体とにより構成
され、タンク本体に設けられたインク供給口を介して記
録ヘッドにインクを供給するインクカートリッジにおい
て、イエロー、シアン、及びマゼンタの各インクを含浸
したそれぞれの多孔質体を、イエロー、シアン、及びマ
ゼンタの各インクを記録ヘッドに供給するインク供給口
に接するように同一のタンク本体に収容して構成されて
いるので、カラー印刷に必要な複数種類のインクを1回
のカートリッジの脱着操作により、同一品質のものに交
換して印字品質の劣化を防止することができ、また消費
され尽くされなかった色のインクを多孔質体で保持して
インクの漏れ出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のインクタンクを用いたインク式ワイヤ
ドットプリンタヘッドの一例を示す斜視図である。 【図2】本発明のインクタンクを装着したインク式ワイ
ヤドットプリンタヘッドの一例を示す断面図である。 【図3】本発明のインクタンクの一実施例を示す分解斜
視図である。 【図4】本発明のインクタンクの他の実施例を示す斜視
断面図である。 【符号の説明】 1 記録ヘッド 2 タンク 3 インク供給口 12 インク誘導部材 46a、46b リブ 50 タンク蓋 60 インク含浸部材
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆史 長野県塩尻市大字広丘原新田80番地 エ プソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−248848(JP,A) 特開 昭50−99436(JP,A) 特開 昭58−205773(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.タンク本体と蓋体とインク含浸用の多孔質体とによ
    り構成され、前記タンク本体に設けられたインク供給口
    を介して記録ヘッドにインクを供給するインクカートリ
    ッジにおいて、 イエロー、シアン、及びマゼンタの各インクを含浸した
    それぞれの多孔質体を、前記イエロー、シアン、及びマ
    ゼンタの各インクを記録ヘッドに供給するインク供給口
    に接するように同一のタンク本体に収容して構成された
    インクカートリッジ。
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