JPH06278294A - プリンタのインクタンク - Google Patents

プリンタのインクタンク

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JPH06278294A
JPH06278294A JP33006293A JP33006293A JPH06278294A JP H06278294 A JPH06278294 A JP H06278294A JP 33006293 A JP33006293 A JP 33006293A JP 33006293 A JP33006293 A JP 33006293A JP H06278294 A JPH06278294 A JP H06278294A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
tank
supply port
tank container
ink supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP33006293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanao Matsuzawa
正尚 松沢
Yoshinori Miyazawa
芳典 宮沢
Takashi Suzuki
隆史 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多孔質材に含浸されているインクを、その残
量に関わりなく確実かつスムースに記録ヘッドに供給す
ること 【構成】 タンク容器2は外部に通じる空気口42、そ
の1つの面の一方に偏してインク供給口3が設けられて
いる。タンク容器2の1つの面よりもタンク内部に突出
するインク誘導部材12を設けて、インク含浸部材60
のインク供給口3近傍の領域を他の領域よりも圧縮す
る。インク供給口3近傍の毛細管力が他の領域より大き
くなって遠方にあるインクもインク供給口に引き寄せる
とともに、空気口42により大気と連通しているためイ
ンクをスムースにヘッドに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを用いて記録を
行うプリンタのインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭50ー99436号公報、
特開昭55ー42874号公報、米国特許344195
0号公報に見られるように、インクを用いる記録装置に
おいて、インクタンクに多孔質材を充填し、この多孔質
材にインクを含浸させ、多孔質材が持つ毛細管力により
インク保持させて、インク洩れを防止することが行なわ
れていた。しかしながら、これらのインクタンクでは、
インクの量が減少すると、毛細管力により多孔質材全体
でインクを保持されているため、記録ヘッドに接続する
インク供給口から遠方に存在するインクをインク供給口
に引き寄せることが困難となり、記録ヘッドへのインク
の供給が滞りがちとなり記録不良や、タンク内でのイン
クが残留してインクの無駄が生じるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、構造の複雑化やコストの上昇を招くことなく多孔
質材に含浸されているインクを、その残量に関わりなく
確実かつスムースに記録ヘッドに流出させることができ
るプリンタのインクタンクを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、多孔質材から成るインク含
浸部材をタンク容器に収容し、該タンク容器と記録ヘッ
ドとを接続するインク供給口を介して前記記録ヘッドに
インクを供給するプリンタのインクタンクにおいて、前
記タンク容器は外部に通じる空気口が穿設されていて、
その1つの面の一方に偏して前記インク供給口が設けら
れ、また前記タンク容器の1つの面よりもタンク内部に
突出するインク誘導部材を前記インク供給口に設けて、
前記インク含浸部材の前記インク供給口近傍の領域を他
の領域よりも圧縮し、さらに前記タンク容器とインク含
浸部材との間に空間を設けた。
【0005】
【作用】インク供給口近傍のインク含浸部材が選択的に
圧縮され、ここの平均孔径が小さくなる。このためここ
の毛細管力が大きくなって周囲のインクをインク供給口
に吸い寄せる。またタンク容器とインク含浸部材との間
に空間があるため、温度変化による膨張でインク吸収体
から溢れたインクは空間に収容される。
【0006】
【実施例】図1、図2は、それぞれ本発明のインクタン
クを用いた、インク式ワイヤドットプリンタの一実施例
を示すものであって、本実施例では4色のカラープリン
タプロッタ用ヘッドで、黒、赤、緑、青のインク系と、
そのそれぞれに対応して各1本のワイヤを備えている。
このためヘッド、記録紙の一方又は双方を移動させて上
記ヘッドの所望の色に対応するワイヤを記録紙上の所定
の位置で突出させてドットを形成し、文字や図形を描く
構造になっている。
【0007】ヘッドの上部には着脱可能にインクタンク
2が配置されている。インクタンク2は黒インク用イン
クタンク2bとカラーインク用の内部が三分割されたタ
ンク2aとの二体構造になっている。インクはインクタ
ンク2内に充填された多孔質材からなるインク含浸部材
60に含浸されている。インク含浸部材60からヘッド
にインクを供給するインク供給口3は、ヘッドに装着さ
れたとき下方となる面で、かつ長手方向の中心よりも一
方に偏した位置に設けられていて、ここにインク誘導部
材12が挿入されると、図2に示したように部材12が
タンク内部に突出してインク含浸部材60に弾接するよ
うになっている。このインク誘導部材12は、軸方向に
延びるインク誘導孔12bを備えている。
【0008】このようにインク供給口3が一方に偏して
設けられているため、インク供給口3近傍におけるイン
ク含浸部材60は、タンク2の1つの面から突出してい
るインク誘導部材12により部分的に押圧されるととも
に、この近傍の3方の壁面の抗力によりインク供給口3
近傍だけが効率良く圧縮される。このため、インク含浸
部材60は、インク供給口部3の近傍で細孔の平均孔径
が小さくなり、また他の領域では材質本来の孔径を維持
している。したがって、インク供給口3近傍の毛細管力
が大きくなって周辺のインクをここに吸い寄せる一方、
他の領域ではインクを十分に含浸保持することができ
る。なお、インク誘導孔12bの巾及び深さはインク吸
収体60から安定的に供給する適切な値に設定されてい
る。
【0009】インク誘導部材12は、その前部に円環状
誘導部材12aを有しており、インク誘導孔12bと内
部12cで連通している。円環状誘導部材12aにはワ
イヤガイド13が組込まれ、両者の組合せによってA、
Bで示す間隙が設けられる。更にワイヤ11とワイヤガ
イド13のワイヤガイド孔13aの間の間隙はわずかで
あり、インクはインクタンク2からインク誘導部材12
のインク誘導孔12b、ワイヤガイド13との間隙A、
Bを経てワイヤ1の先端部まで導かれる。
【0010】ワイヤ駆動装置はコイル17を巻回したコ
イルコア16を有するヨーク18とヨーク板19とプラ
ンジャ15とで磁気回路が構成される。プランジャ15
の動きはクラッパ14を介してワイヤ11に伝えられ
る。上記のワイヤ駆動装置はカバー21によってカバー
されるとともにクラッパ14の作動長が規制される。待
機時にはワイヤの先端面はワイヤガイド13の先端面よ
り奥にあり、ワイヤガイド孔13aの前部に形成される
インクのメニスカスがワイヤ先端面を覆うようにワイヤ
長が設定されている。
【0011】次に動作を説明する。図2は通電時を示す
ものでコイル17に通電することによりコイルコア16
と対向するプランジャ15が吸引される。これによって
プランジャ15を固着したクラッパ14が回動しその先
端で係合するワイヤ11が突出する。ワイヤ先端面はイ
ンクメニスカスを貫いてインクを先端面に付着させて図
示しない記録紙に衝突してインクが記録紙に転写され
る。ワイヤ待機状態ではワイヤ11の先端面はワイヤガ
イド13の端面より内側にあってワイヤ先端面前方にイ
ンクメニスカスが形成されるため前記ワイヤの出没動作
によってワイヤ先端面にインクが順次付着する。
【0012】上述のワイヤ先端部におけるワイヤへのイ
ンクの転移等インクドット印字方式に関する詳細につい
ては特開昭57-6783号公報に記載されているので詳細な
説明は省略する。
【0013】なおワイヤガイド13の前面における余剰
インクは前面及び側面に設けられたV型断面形状の細溝
である回収溝13bに毛細管力によって引込まれるため
あふれ出て記録紙を汚すこともなくインク誘導部材12
に還流される。
【0014】図3は本発明のインクタンクの一実施例を
示すものであって、インクタンク本体40は、前述した
ように1つの面には一側に偏してインク供給口3が設け
られている他、複数の細溝45a、45b、45cが形
成され(図4参照、なお図4は、タンク本体40に平均
孔径の小さな第1の多孔質材62を下側に、また平均孔
径の大きな第2の多孔質材61を上側に配置したもので
ある。)、また側壁40cの内面側にはリブ46a、4
6bが形成されて、インク含浸部材60はタンク本体4
0のに接する前方部分60aと後方部分60bとで厚さ
が異なるように構成されており、インク供給口3側の部
分60aの厚さは、タンク本体40の深さより大きくな
っており、タンク本体40に充填された状態では、前方
部分60aだけがタンク蓋50によって圧縮される。
【0015】このため、インク含浸部材60は、平均孔
径の一様な多孔質材で構成されていても、前方60a、
つまりインク供給口3近傍の平均孔径が小さくなり、ま
た後方になるにつれ連続的に平均孔径が大きくなった状
態でタンク本体40に収容され、また1つの面40aの
細溝45a、45b、45c、及びリブ46a、46b
によりタンク本体内面とインク含浸部材60との間に若
干の空間を確保して、温度変化によりインク余剰のイン
クをこの空間に収容する。これにより、温度変化により
インクがタンク容器から溢れ出すのを確実に防止するこ
とができる。
【0016】このように構成したインクタンクを記録ヘ
ッドに装着すると、図2に示したようにインク誘導部材
12がインク含浸部材60に当接してインク含浸部材6
0のインク供給口3近傍を押圧する。従って、インク供
給口3から遠方に存在するインクであっても、インク供
給口3に近い部分の大きな毛細管力により他の領域のイ
ンクが確実に引き寄せられる。
【0017】このように、本実施例においては、インク
含浸部材60のインク供給口3近傍が積極的に押圧され
ているため、タンクの隅々のインクをインク供給口3側
により一層確実に引き寄せ、かつ空気口42から空気を
取り込んでインクをスムースに記録ヘッドに供給する。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては多
孔質材から成るインク含浸部材をタンク容器に収容し、
タンク容器と記録ヘッドとを接続するインク供給口を介
して記録ヘッドにインクを供給するプリンタのインクタ
ンクにおいて、タンク容器は外部に通じる空気口が穿設
されていて、その1つの面の一方に偏してインク供給口
が設けられ、またタンク容器の1つの面よりもタンク内
部に突出するインク誘導部材をインク供給口に設けてイ
ンク含浸部材の前記インク供給口近傍の領域を他の領域
よりも圧縮したので、インク供給口近傍の毛細管力が他
の領域より大きくなって遠方にあるインクもインク供給
口に引き寄せ、かつ大気との連通によりタンク内のイン
クの残量に関わらずインクをスムースに記録ヘッドに供
給することができ、またインク供給口が底面の長手方向
の中心より端側に偏っていてるため、インク供給口近傍
の圧縮力を確実にこの領域に限定することができる。さ
らにはタンク容器内に空間が確保されているため、イン
ク含浸部材から溢れたインクをこの空間に収容してタン
ク外ヘの漏れ出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクタンクを用いたインク式ワイヤ
ドットプリンタヘッドの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明のインクタンクを用いたインク式ワイヤ
ドットプリンタヘッドの一例を示す断面図である。
【図3】本発明のインクタンクの他の実施例を示す分解
斜視図である。
【図4】本発明のインクタンクの他の実施例を示す斜視
断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 タンク 3 インク供給口 12 インク誘導部材 42 大気口 45a、45b、45c 細溝 50 タンク蓋 60 インク含浸部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質材から成るインク含浸部材をタン
    ク容器に収容し、該タンク容器と記録ヘッドとを接続す
    るインク供給口を介して前記記録ヘッドにインクを供給
    するプリンタのインクタンクにおいて、 前記タンク容器は外部に通じる空気口が穿設されてい
    て、その1つの面の一方に偏して前記インク供給口が設
    けられ、また前記タンク容器の1つの面よりもタンク内
    部に突出するインク誘導部材を前記インク供給口に設け
    て、前記インク含浸部材の前記インク供給口近傍の領域
    を他の領域よりも圧縮し、さらに前記タンク容器とイン
    ク含浸部材との間に空間を設けたことを特徴とするプリ
    ンタのインクタンク。
  2. 【請求項2】 多孔質材から成るインク含浸部材をタン
    ク容器に収容し、該タンク容器と記録ヘッドとを接続す
    るインク供給口を介して前記記録ヘッドにインクを供給
    するプリンタのインクタンクにおいて、 前記タンク容器は外部に通じる空気口が穿設されてい
    て、その1つの面の一方に偏して前記インク供給口が設
    けられ、また前記タンク容器の1つの面よりもタンク内
    部に突出するインク誘導部材を前記インク供給口に設け
    て、前記インク含浸部材の前記インク供給口近傍の領域
    を他の領域よりも圧縮し、さらに前記タンク容器の内面
    にリブを形成したことを特徴とするプリンタのインクタ
    ンク。
  3. 【請求項3】 前記タンク容器の底面にインク供給口側
    に延びる溝が形成されている請求項2のプリンタのイン
    クタンク。
JP33006293A 1993-12-01 1993-12-01 プリンタのインクタンク Pending JPH06278294A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08224893A (ja) * 1995-11-10 1996-09-03 Seiko Epson Corp プリンタのインクタンク

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60245562A (ja) * 1984-05-22 1985-12-05 Seiko Epson Corp インク式ワイヤドツトプリンタのインクタンク
JPH02198861A (ja) * 1989-01-28 1990-08-07 Canon Inc インクジェットおよびインクタンクおよびインクジェットカートリッジ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960213