JP3133085B2 - ドウの等量分配装置 - Google Patents
ドウの等量分配装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製麺ライン等におい
て、ミキサーで混練されたドウを、圧延工程の最初の段
に配置された二組のロールに分配して供給するドウの等
量分配装置に関する。
て、ミキサーで混練されたドウを、圧延工程の最初の段
に配置された二組のロールに分配して供給するドウの等
量分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミキサーで混練されたドウは、フ
ィーダを介して一定量ずつ、出口が二股に分岐した分配
装置に供給される。その分配装置に供給された前記ドウ
は、そのまま胴部を通過し分岐された2本の分岐路に供
給され、各分岐路の下方に個別に配置された各一対のロ
ーラの間に噛み込まれ、夫々シート状に圧延されて各一
対のローラにより合計二本の荒麺帯となり、さらに、二
枚が重ねられて別の一対のローラにより一枚に圧延され
一本の麺帯になる。
ィーダを介して一定量ずつ、出口が二股に分岐した分配
装置に供給される。その分配装置に供給された前記ドウ
は、そのまま胴部を通過し分岐された2本の分岐路に供
給され、各分岐路の下方に個別に配置された各一対のロ
ーラの間に噛み込まれ、夫々シート状に圧延されて各一
対のローラにより合計二本の荒麺帯となり、さらに、二
枚が重ねられて別の一対のローラにより一枚に圧延され
一本の麺帯になる。
【0003】なお、前記成形された麺帯は、必要によ
り、別の連続する複数のローラ等により構成される連続
圧延機に送られ、該連続圧延機のローラにより前記麺帯
の厚みを徐々に所定厚さまでに薄くされる。
り、別の連続する複数のローラ等により構成される連続
圧延機に送られ、該連続圧延機のローラにより前記麺帯
の厚みを徐々に所定厚さまでに薄くされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記分配装置に供給さ
れるドウは、小麦粉等の原材料に水を混入しミキサーで
混練されて生成されたものであるが、該分配装置に供給
されたドウは、一方の分岐路だけに多く供給されてしま
うことがある。
れるドウは、小麦粉等の原材料に水を混入しミキサーで
混練されて生成されたものであるが、該分配装置に供給
されたドウは、一方の分岐路だけに多く供給されてしま
うことがある。
【0005】また、原材料に混入された水の量によって
粘度が変化してしばしば大きな塊ができ、これが分岐路
下方のローラへの噛み込み不良になって、このローラに
より形成される荒麺帯が、ドウの不足を生じて別の荒麺
帯より厚みが薄かったり、穴が開いたりすることもあ
る。
粘度が変化してしばしば大きな塊ができ、これが分岐路
下方のローラへの噛み込み不良になって、このローラに
より形成される荒麺帯が、ドウの不足を生じて別の荒麺
帯より厚みが薄かったり、穴が開いたりすることもあ
る。
【0006】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、分配装置に供給されたドウを所定以下
の大きさに破砕すると共に、二つの分岐路へのドウの供
給量が偏らないようにすることを目的としている。
なされたもので、分配装置に供給されたドウを所定以下
の大きさに破砕すると共に、二つの分岐路へのドウの供
給量が偏らないようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のドウの等量分配装置は、ドウが上から下に
向けて通過する中空体からなる胴部と、その胴部の下端
から二股に分岐されて、振り分けられた前記ドウが通過
する二つの分岐路とから構成されるドウの分配装置にお
いて、次の(a)〜(d)の各構成を備えたことを特徴
としている。
に、本発明のドウの等量分配装置は、ドウが上から下に
向けて通過する中空体からなる胴部と、その胴部の下端
から二股に分岐されて、振り分けられた前記ドウが通過
する二つの分岐路とから構成されるドウの分配装置にお
いて、次の(a)〜(d)の各構成を備えたことを特徴
としている。
【0008】(a) 前記両分岐路の所定高さ位置に夫
々設けられて、該両分岐路内のドウが夫々所定量以上か
どうか検知するレベル検知センサ。 (b) 前記胴部内において、前記両分岐路の分岐部の
上方で架け渡された回動可能なシャフトと、該シャフト
にその軸線方向に所定の間隔を開けて複数設けられた旋
回ブレードと、前記シャフトの下側に前記旋回ブレード
が通過する間隔を開けて架設された複数の固定ブレード
とからなる破砕分配機。
々設けられて、該両分岐路内のドウが夫々所定量以上か
どうか検知するレベル検知センサ。 (b) 前記胴部内において、前記両分岐路の分岐部の
上方で架け渡された回動可能なシャフトと、該シャフト
にその軸線方向に所定の間隔を開けて複数設けられた旋
回ブレードと、前記シャフトの下側に前記旋回ブレード
が通過する間隔を開けて架設された複数の固定ブレード
とからなる破砕分配機。
【0009】(c) 前記破砕分配機のシャフトを回動
させる駆動装置。 (d) 前記両分岐路に設置されたレベル検知センサか
らの信号により、ドウが所定量以下となった側の分岐路
の上方に位置する固定ブレードの間を、前記旋回ブレー
ドが上から下に通過する方向に前記シャフトを回転させ
る制御手段。
させる駆動装置。 (d) 前記両分岐路に設置されたレベル検知センサか
らの信号により、ドウが所定量以下となった側の分岐路
の上方に位置する固定ブレードの間を、前記旋回ブレー
ドが上から下に通過する方向に前記シャフトを回転させ
る制御手段。
【0010】
【作用】ミキサーで混練されたドウが胴部の上部入口か
らその内部に供給されると、そのドウは、一旦、胴部に
設けられた複数の固定ブレード上に載り、その後、上か
ら下に向けて回転する旋回ブレードにより固定ブレード
間の間隙に押し込まれ、破砕されて各分岐路に供給され
る。このため、等量分配装置に供給されたドウに大きな
塊が存在していても、固定ブレード間の間隙を通過可能
な大きさにまで破砕される。
らその内部に供給されると、そのドウは、一旦、胴部に
設けられた複数の固定ブレード上に載り、その後、上か
ら下に向けて回転する旋回ブレードにより固定ブレード
間の間隙に押し込まれ、破砕されて各分岐路に供給され
る。このため、等量分配装置に供給されたドウに大きな
塊が存在していても、固定ブレード間の間隙を通過可能
な大きさにまで破砕される。
【0011】前記旋回ブレードを回転させるシャフトの
回転方向は、制御手段により制御される。これは、先
ず、各分岐路に設置されたレベル検知センサから、各分
岐路内のドウが所定量以上かどうかの信号が制御手段に
送られる。制御手段は、前記信号により二つの分岐部の
どちらが所定量に達していないか判断し、複数の固定ブ
レード間で、所定量に達していない側の分岐路上方に位
置する間隙を、旋回ブレードが上から下に通過する方向
に回転するようにシャフトの回転方向を、該シャフトに
連結される駆動装置を介して制御する。
回転方向は、制御手段により制御される。これは、先
ず、各分岐路に設置されたレベル検知センサから、各分
岐路内のドウが所定量以上かどうかの信号が制御手段に
送られる。制御手段は、前記信号により二つの分岐部の
どちらが所定量に達していないか判断し、複数の固定ブ
レード間で、所定量に達していない側の分岐路上方に位
置する間隙を、旋回ブレードが上から下に通過する方向
に回転するようにシャフトの回転方向を、該シャフトに
連結される駆動装置を介して制御する。
【0012】これにより、所定量に達していない分岐路
にドウが供給される。なお、前記制御手段は、レベル検
知手段からの信号で両分岐路内のドウの量が共に所定量
以下と判断したときは、シャフトを正逆交互に所定回転
数ずつ回転させるように駆動手段を介して制御し、両分
岐路に破砕したドウを交互に供給する。
にドウが供給される。なお、前記制御手段は、レベル検
知手段からの信号で両分岐路内のドウの量が共に所定量
以下と判断したときは、シャフトを正逆交互に所定回転
数ずつ回転させるように駆動手段を介して制御し、両分
岐路に破砕したドウを交互に供給する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例のドウの等量分配装置は、即席麺等の麺製造ラ
インの最初の工程である混練工程と圧延工程の間に介在
されるものである。
本実施例のドウの等量分配装置は、即席麺等の麺製造ラ
インの最初の工程である混練工程と圧延工程の間に介在
されるものである。
【0014】先ず、前記混練工程と圧延工程の概略を説
明すると、図1に示すように、小麦粉に添加物を加えて
なる原材料に水を混入し、ミキサー10によって混練さ
れることでドウが形成される。形成されたドウはシュー
ト11を介してフィーダ12に落とされ、該フィーダ1
2から水平旋回するアーム12bによって一定量ずつ等
量分配装置1に供給され、ここから二組のローラからな
る第1のロール機13に供給されて荒麺帯16が二本形
成される。形成された2本の荒麺帯16は2枚合わせに
されて第2のロール機(複合機)14に送られ一本の麺
帯17に圧延される。前記形成された麺帯17は、連続
圧延機15に送られ、該連続圧延機15の複数のロール
によって繰り返し圧延され徐々に厚みを薄くされて、最
後の仕上げロール15aまでに目的の厚みに形成され、
続いて、切刃15bで細切りされて麺線18になり、次
工程に送られる。
明すると、図1に示すように、小麦粉に添加物を加えて
なる原材料に水を混入し、ミキサー10によって混練さ
れることでドウが形成される。形成されたドウはシュー
ト11を介してフィーダ12に落とされ、該フィーダ1
2から水平旋回するアーム12bによって一定量ずつ等
量分配装置1に供給され、ここから二組のローラからな
る第1のロール機13に供給されて荒麺帯16が二本形
成される。形成された2本の荒麺帯16は2枚合わせに
されて第2のロール機(複合機)14に送られ一本の麺
帯17に圧延される。前記形成された麺帯17は、連続
圧延機15に送られ、該連続圧延機15の複数のロール
によって繰り返し圧延され徐々に厚みを薄くされて、最
後の仕上げロール15aまでに目的の厚みに形成され、
続いて、切刃15bで細切りされて麺線18になり、次
工程に送られる。
【0015】前記工程で使用される本実施例のドウの等
量分配装置1は、図2及び図3に示されるように、フィ
ーダ12の下部に設けられたドウ供給口12aに、上下
方向に開口した中空体からなる胴部1aの上部開口部を
連通し、その胴部1a下端開口部に、二股に分岐して前
記胴部を通過したドウが振り分けられる二本の中空体か
らなる分岐路1b,1cを連通してなり、その分岐路1
b,1cの下端開口部に夫々一対のローラからなる第1
のロール機13が設置されている。
量分配装置1は、図2及び図3に示されるように、フィ
ーダ12の下部に設けられたドウ供給口12aに、上下
方向に開口した中空体からなる胴部1aの上部開口部を
連通し、その胴部1a下端開口部に、二股に分岐して前
記胴部を通過したドウが振り分けられる二本の中空体か
らなる分岐路1b,1cを連通してなり、その分岐路1
b,1cの下端開口部に夫々一対のローラからなる第1
のロール機13が設置されている。
【0016】前記一対のローラの一方のローラの両端に
は、夫々ローラ本体13aよりも大径の円板13bがロ
ーラ本体13aと同軸に設けられて、その円板13b
は、二つのローラ本体13a同士の近接部位の両端部分
を覆っている。その円板13bのさらに外側に分岐路1
b,1cの下端部が形成する下垂部1eが重なって、そ
の下垂部1eは、二つのローラの近接部位の両端部分及
びその近接部位上方の両端部分を覆っている。
は、夫々ローラ本体13aよりも大径の円板13bがロ
ーラ本体13aと同軸に設けられて、その円板13b
は、二つのローラ本体13a同士の近接部位の両端部分
を覆っている。その円板13bのさらに外側に分岐路1
b,1cの下端部が形成する下垂部1eが重なって、そ
の下垂部1eは、二つのローラの近接部位の両端部分及
びその近接部位上方の両端部分を覆っている。
【0017】なお、以下の説明において図2中右側の分
岐路を右分岐路1bと、左側の分岐路を左分岐路1cと
呼ぶ。前記胴部1a内には破砕分配機2が設置されて、
その破砕分配機2は、シャフト2aと該シャフト2aに
配置された複数の旋回ブレード2bと該シャフト2aの
下側に配置される複数の固定ブレード2cとから構成さ
れている。前記シャフト2aは、前記二本の分岐路1
b,1cの分岐部分1dの上方で水平に架け渡され、そ
の両端部は夫々胴部1aの壁部に回転自在に支持され、
且つここを貫通し、その一端には該シャフト2aを正逆
回転させる駆動装置であるモータ6が連結されている。
岐路を右分岐路1bと、左側の分岐路を左分岐路1cと
呼ぶ。前記胴部1a内には破砕分配機2が設置されて、
その破砕分配機2は、シャフト2aと該シャフト2aに
配置された複数の旋回ブレード2bと該シャフト2aの
下側に配置される複数の固定ブレード2cとから構成さ
れている。前記シャフト2aは、前記二本の分岐路1
b,1cの分岐部分1dの上方で水平に架け渡され、そ
の両端部は夫々胴部1aの壁部に回転自在に支持され、
且つここを貫通し、その一端には該シャフト2aを正逆
回転させる駆動装置であるモータ6が連結されている。
【0018】また、前記シャフト2aに設置された複数
の旋回ブレード2bは、長手方向中央を該シャフト2b
に固定され、該シャフト2aの軸線に沿って所定の間隔
を開けて突設されている。また、前記複数の固定ブレー
ド2cは、シャフト1aの回動により回転する前記旋回
ブレード2bが通過可能な間隔を開けて水平に架け渡さ
れて簀子状をなしており、各固定ブレード2cの両端部
は夫々胴部1aの内壁に固定されている。なお、本実施
例では、旋回ブレード2bを、シャフト2aに直交する
方向に突設させているが、傾斜をつけてシャフト2aに
固定してもよい。
の旋回ブレード2bは、長手方向中央を該シャフト2b
に固定され、該シャフト2aの軸線に沿って所定の間隔
を開けて突設されている。また、前記複数の固定ブレー
ド2cは、シャフト1aの回動により回転する前記旋回
ブレード2bが通過可能な間隔を開けて水平に架け渡さ
れて簀子状をなしており、各固定ブレード2cの両端部
は夫々胴部1aの内壁に固定されている。なお、本実施
例では、旋回ブレード2bを、シャフト2aに直交する
方向に突設させているが、傾斜をつけてシャフト2aに
固定してもよい。
【0019】また、各分岐路1b,1cの側壁には、下
端開口部から所定の高さ位置で水平に対向する透明な窓
3が夫々一対形成され、該窓3の外方に夫々先端を前記
窓3方向に向けたレベル検知センサ4が設置されてい
る。前記レベル検知センサ4は光感知式のセンサで、対
向するセンサ4,4間を堆積されたドウに遮られること
で、所定量以上ドウが堆積しているかどうかを検知して
いる。
端開口部から所定の高さ位置で水平に対向する透明な窓
3が夫々一対形成され、該窓3の外方に夫々先端を前記
窓3方向に向けたレベル検知センサ4が設置されてい
る。前記レベル検知センサ4は光感知式のセンサで、対
向するセンサ4,4間を堆積されたドウに遮られること
で、所定量以上ドウが堆積しているかどうかを検知して
いる。
【0020】そして、該レベル検知センサ4は制御装置
5に接続されて、前記検知結果の信号を制御装置5に伝
達している。また前記制御装置5は前記モータ6とも接
続されて、前記センサ4からの信号によりモータ6に連
結されるシャフト2aの回動を制御している。なお、前
記レベル検知センサ4は光感知式のものに限らず、所定
量以上堆積していることが検知できれば他の公知手段の
センサを用いてもよい。
5に接続されて、前記検知結果の信号を制御装置5に伝
達している。また前記制御装置5は前記モータ6とも接
続されて、前記センサ4からの信号によりモータ6に連
結されるシャフト2aの回動を制御している。なお、前
記レベル検知センサ4は光感知式のものに限らず、所定
量以上堆積していることが検知できれば他の公知手段の
センサを用いてもよい。
【0021】また、前記分岐路1b,1c内には、第1
のロール機13である一対のローラの間に下端を向けて
軸を上下にした突入板7が昇降可能に夫々設けられ、そ
の突入板7の上部は分岐路外上方へ突出され、その上端
は図示しないカム機構等の公知の手段により上下動可能
となっている。
のロール機13である一対のローラの間に下端を向けて
軸を上下にした突入板7が昇降可能に夫々設けられ、そ
の突入板7の上部は分岐路外上方へ突出され、その上端
は図示しないカム機構等の公知の手段により上下動可能
となっている。
【0022】前記構成のドウの等量分配装置1では、フ
ィーダ12から一定量ずつドウが胴部1aに供給され
る。供給されたドウは、一旦、簀子状をなす複数の固定
ブレード2cの上に落ち、回転するブレード2bにより
上から固定ブレード2c間の間隙に押し込まれて各分岐
路1b,1cに供給される。このとき、フィーダ12か
ら供給されたドウの中に大きな塊になったドウが存在し
ていても、この処理によって前記両ブレード2b,2c
により切断,破砕されて前記固定ブレード2c間の間隙
2dを通過可能な小さな塊になる。
ィーダ12から一定量ずつドウが胴部1aに供給され
る。供給されたドウは、一旦、簀子状をなす複数の固定
ブレード2cの上に落ち、回転するブレード2bにより
上から固定ブレード2c間の間隙に押し込まれて各分岐
路1b,1cに供給される。このとき、フィーダ12か
ら供給されたドウの中に大きな塊になったドウが存在し
ていても、この処理によって前記両ブレード2b,2c
により切断,破砕されて前記固定ブレード2c間の間隙
2dを通過可能な小さな塊になる。
【0023】前記シャフト2aの回転方向は、図4に示
すように、両分岐路1b,1cに設置されたレベル検知
センサ4からの信号に基づいて、制御装置5が判断し制
御している。
すように、両分岐路1b,1cに設置されたレベル検知
センサ4からの信号に基づいて、制御装置5が判断し制
御している。
【0024】即ち、左右両分岐路1b,1cに設置した
レベル検知センサ4により、該センサ4が設定された位
置までドウが堆積しているかどうかの信号が制御装置5
に送られて、右分岐路1b側に所定量以上堆積していれ
ば(ステップ1)、左分岐路1c側も所定量以上堆積し
ているかどうかセンサ4からの信号により判断し(ステ
ップ2)、所定量以上堆積していればシャフト2aの回
転を停止する(ステップ4)。もし左分岐路1c側が所
定量以上に達していなければシャフト2aを左回転し
(ステップ5)、もって、複数の固定ブレード2c上の
左側に載っているドウを上から旋回ブレード2bが押し
て該ドウを破砕し、固定ブレード2c間の間隙2dを介
して左分岐路1cに破砕したドウを供給する。このと
き、前記旋回ブレード2bは右側においては下から上に
移動するため、固定ブレード2bの右側に載っているド
ウを左側に寄せる作用があり、さらには、フィーダ12
から落下してくるドウも固定ブレード2cの左側に多く
載せる作用もする。
レベル検知センサ4により、該センサ4が設定された位
置までドウが堆積しているかどうかの信号が制御装置5
に送られて、右分岐路1b側に所定量以上堆積していれ
ば(ステップ1)、左分岐路1c側も所定量以上堆積し
ているかどうかセンサ4からの信号により判断し(ステ
ップ2)、所定量以上堆積していればシャフト2aの回
転を停止する(ステップ4)。もし左分岐路1c側が所
定量以上に達していなければシャフト2aを左回転し
(ステップ5)、もって、複数の固定ブレード2c上の
左側に載っているドウを上から旋回ブレード2bが押し
て該ドウを破砕し、固定ブレード2c間の間隙2dを介
して左分岐路1cに破砕したドウを供給する。このと
き、前記旋回ブレード2bは右側においては下から上に
移動するため、固定ブレード2bの右側に載っているド
ウを左側に寄せる作用があり、さらには、フィーダ12
から落下してくるドウも固定ブレード2cの左側に多く
載せる作用もする。
【0025】なお、前記シャフト2aの回転が停止する
ときはフィーダ12から等量分配装置1へのドウの供給
も停止するようにしてもよいが、通常は左右の第1のロ
ール機13による圧延量とフィーダ12からの供給量と
を一致させているため、フィーダ12からの供給停止は
行わない。
ときはフィーダ12から等量分配装置1へのドウの供給
も停止するようにしてもよいが、通常は左右の第1のロ
ール機13による圧延量とフィーダ12からの供給量と
を一致させているため、フィーダ12からの供給停止は
行わない。
【0026】また、右分岐路1b側に所定量以上ドウが
堆積していなければ(ステップ1)、左分岐路1c側に
所定量以上堆積しているかどうか左分岐路側のレベル検
知センサ4からの信号により判断し(ステップ2)、ド
ウが所定量以上に達していなければ、シャフト2aの回
転を正逆各方向に所定回転数ずつ交互に回転させ、もっ
て固定ブレード2c上のドウを旋回ブレード2bで破砕
しながら各分岐路1b,1cへ交互にドウを供給する
(ステップ6)。もし左分岐路1cが所定量以上に達し
ていれば(ステップ3)シャフト2aを右回転し(ステ
ップ7)、もって、複数の固定ブレード2cの右側に載
っているドウは、旋回ブレード2bによって右分岐路1
bに供給される。このとき、前記旋回ブレード2bは左
側においては下から上に移動するため、固定ブレード2
bの左側に載っているドウを右側に寄せる作用があり、
さらには、フィーダ12から落下してくるドウも固定ブ
レード2cの右側に多く載せる作用もする。
堆積していなければ(ステップ1)、左分岐路1c側に
所定量以上堆積しているかどうか左分岐路側のレベル検
知センサ4からの信号により判断し(ステップ2)、ド
ウが所定量以上に達していなければ、シャフト2aの回
転を正逆各方向に所定回転数ずつ交互に回転させ、もっ
て固定ブレード2c上のドウを旋回ブレード2bで破砕
しながら各分岐路1b,1cへ交互にドウを供給する
(ステップ6)。もし左分岐路1cが所定量以上に達し
ていれば(ステップ3)シャフト2aを右回転し(ステ
ップ7)、もって、複数の固定ブレード2cの右側に載
っているドウは、旋回ブレード2bによって右分岐路1
bに供給される。このとき、前記旋回ブレード2bは左
側においては下から上に移動するため、固定ブレード2
bの左側に載っているドウを右側に寄せる作用があり、
さらには、フィーダ12から落下してくるドウも固定ブ
レード2cの右側に多く載せる作用もする。
【0027】なお、制御装置5によるシャフト2aの回
転方向及び停止の前記判定は、図示しない制御装置5内
のタイマにより一定時間おきに行われる。各分岐路1
b,1cに供給されたドウは、夫々突入板7の下端部に
より第1のロール機13の各一対のローラの間に上から
押し込まれて、該ローラ間に強制的に噛み込まされ、二
本の荒麺帯が形成される。
転方向及び停止の前記判定は、図示しない制御装置5内
のタイマにより一定時間おきに行われる。各分岐路1
b,1cに供給されたドウは、夫々突入板7の下端部に
より第1のロール機13の各一対のローラの間に上から
押し込まれて、該ローラ間に強制的に噛み込まされ、二
本の荒麺帯が形成される。
【0028】以上のように、所定以下の大きさに破砕さ
れたドウが第1のロール機13に確実に供給されるの
で、該第1のロール機13によって形成される荒麺帯1
6に耳切れや穴あきが、従来に比べて少なくなり、製造
された製品のロスが減少する。
れたドウが第1のロール機13に確実に供給されるの
で、該第1のロール機13によって形成される荒麺帯1
6に耳切れや穴あきが、従来に比べて少なくなり、製造
された製品のロスが減少する。
【0029】また、等量分配装置1に供給されたドウ
は、堆積量が所定量以下の分岐路1b,1c側に選択し
て供給されるため、各分岐路1b,1c内のドウが等量
に近づき、一方の分岐路1b,1cだけにドウが偏って
供給されることがなくなる。
は、堆積量が所定量以下の分岐路1b,1c側に選択し
て供給されるため、各分岐路1b,1c内のドウが等量
に近づき、一方の分岐路1b,1cだけにドウが偏って
供給されることがなくなる。
【0030】なお、前記センサ4と制御装置5とシャフ
ト2aの回転方向との関係は、前記制御に限定されるも
のではなく、ドウの供給量の少ない側の分岐路1b,1
cに優先的にドウを供給して、各分岐路1b,1cのド
ウの量が不足することを防止するような制御であれば、
他の方法をとることもできる。
ト2aの回転方向との関係は、前記制御に限定されるも
のではなく、ドウの供給量の少ない側の分岐路1b,1
cに優先的にドウを供給して、各分岐路1b,1cのド
ウの量が不足することを防止するような制御であれば、
他の方法をとることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のドウ
の等量供給装置は、所定大きさ以下にとなったドウを各
分岐路に強制的に供給することができ、さらに、各分岐
路へのドウの供給を選択的に実施することで、一方の分
岐路だけに偏ってドウが供給されることがなくなる。
の等量供給装置は、所定大きさ以下にとなったドウを各
分岐路に強制的に供給することができ、さらに、各分岐
路へのドウの供給を選択的に実施することで、一方の分
岐路だけに偏ってドウが供給されることがなくなる。
【0032】よって、各分岐路の下側に設置された一対
のローラにより形成される夫々の荒麺帯に対する、耳切
れや穴開きの発生が従来に比べて減少し、かくして製造
される製品のロスを減少させることができる。
のローラにより形成される夫々の荒麺帯に対する、耳切
れや穴開きの発生が従来に比べて減少し、かくして製造
される製品のロスを減少させることができる。
【図1】生地混練工程と圧延工程を示す模式図である。
【図2】本実施例にかかわるドウの等量分配装置のシャ
フト軸方向からみた側面断面図である。
フト軸方向からみた側面断面図である。
【図3】シャフト軸に直交する方向からみた同側面断面
図である。
図である。
【図4】制御の順序の一例を示す流れ図である。
1 ドウの等量供給分配装置 1a 胴部 1b 分岐路 2 破砕分配機 2a シャフト 2b 旋回ブレード 2c 固定ブレード 2d 固定ブレード間の間隙 4 レベル検知センサ 5 制御装置(制御手段) 6 モータ(駆動装置) 7 突入板
Claims (1)
- 【請求項1】 ドウが上から下に向けて通過する中空体
からなる胴部と、その胴部の下端から二股に分岐され
て、振り分けられた前記ドウが通過する二つの分岐路と
から構成されるドウの分配装置において、次の(a)〜
(d)の各構成を備えたことを特徴とするドウの等量分
配装置。 (a) 前記両分岐路の所定高さ位置に夫々設けられ
て、該両分岐路内のドウが夫々所定量以上かどうか検知
するレベル検知センサ。 (b) 前記胴部内において、前記両分岐路の分岐部の
上方で架け渡された回動可能なシャフトと、該シャフト
にその軸線方向へ所定の間隔を開けて複数設けられた旋
回ブレードと、前記シャフトの下側に前記旋回ブレード
が通過する間隔を開けて架設された複数の固定ブレード
とからなる破砕分配機。 (c) 前記破砕分配機のシャフトを回動させる駆動装
置。 (d) 前記両分岐路に設置されたレベル検知センサか
らの信号により、ドウが所定量以下となった側の分岐路
の上方に位置する固定ブレードの間を、前記旋回ブレー
ドが上から下に通過する方向に前記シャフトを回転させ
る制御手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03027208A JP3133085B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | ドウの等量分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03027208A JP3133085B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | ドウの等量分配装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04267838A JPH04267838A (ja) | 1992-09-24 |
JP3133085B2 true JP3133085B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=12214687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03027208A Expired - Fee Related JP3133085B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | ドウの等量分配装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133085B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007104993A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Tom Co Ltd | 麺帯圧延機およびその圧延ロール |
JP4911757B2 (ja) * | 2006-06-13 | 2012-04-04 | 株式会社冨士製作所 | 麺帯形成装置 |
CN104286066B (zh) * | 2014-11-01 | 2016-04-13 | 北大荒丰缘集团有限公司 | 具有自动翻叠功能的复合压延机 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP03027208A patent/JP3133085B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04267838A (ja) | 1992-09-24 |
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