JP3132877B2 - 伝送線路 - Google Patents
伝送線路Info
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- capacitor
- conductive pattern
- transmission line
- electrode
- plate
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Waveguide Connection Structure (AREA)
- Waveguides (AREA)
Description
周波数から高周波数の広帯域の信号を伝送する伝送線路
に関するものである。
して、主に低周波帯で使用される平行2線式線路は損失
が大きく、波長が短くなって線間距離が波長と同程度に
なると、線路の少しの曲がりや接合部の僅かな寸法の不
一致により反射や放射を起こし、隣接する物による干渉
の影響を受けやすいという問題がある。
伝送する伝送線路として、波長と同程度の断面寸法を持
つ同軸管や導波管(立体回路)が使用されているが、こ
の種の立体回路の断面寸法は、マイクロ波帯の波長の長
い方で太すぎ、逆に短い方では小さすぎてあまり実用的
ではなかった。
イクロ波帯に使用される伝送線路として、非常に導体間
隔が小さく、小形・軽量のストリップ線路が多量生産化
され実用化している。
ストリップ線路の構成を例にとって説明すると、マイク
ロストリップ線路は例えばポリスチロール等からなる厚
さ1〜2mmの誘電体の上下に、幅の狭い帯状のストリ
ップ導体と幅の広い導体とを張り合わせて構成されてい
る。
行板線路を形成しており、導体間には電界が存在し、ま
た、電界に垂直に磁界が存在することから、伝送モード
はほぼTEM波であり、伝送エネルギーの大部分は誘電
体の間に集中して伝えられるようになっている。
路において、直流成分を除去して信号を伝送する場合に
は、ストリップ導体間にコンデンサが実装される。
方向の左右に電極11a,11bを有する積層セラミッ
クコンデンサ11(以下、積層コンデンサという)を使
用した場合には、図3(a)に示すように切断部12を
境に積層コンデンサ11をストリップ導体13a,13
b間に架け渡して接続していた。
単板セラミックコンデンサ14(以下、単板コンデンサ
という)を使用した場合には、図3(b)に示すように
単板コンデンサ14を一方のストップ導体13aの端部
に固定し、単板コンデンサ14の上側電極14aと他方
のストリットプ導体13bとの間を金リボン15で接続
していた。
直流成分を除去するコンデンサとして、積層コンデンサ
11を使用した伝送線路では、マイクロ波帯の高い周波
数(例えば数GHz)でインピーダンスが大きくなり、
周波数特性が悪化するという問題があった。
線路では、マイクロ波帯の高い周波数での周波数特性に
優れているが、容量が小さく、低い周波数(数100K
Hz)でインピーダンスが大きくなり、十分な周波数特
性を得ることができないという問題があった。
13の幅H4(≒2×H3)を広く設計し、積層コンデ
ンサ11および単板コンデンサ14をストリップ導体1
3aに並列に並べてストリップ導体13a,13b間に
接続する構成も考えられるが、ストリップ導体13の幅
H4、つまり、伝送線路の線幅を広げる必要があるた
め、インピーダンスに乱れが生じ、十分な周波数特性が
得られないという問題があった。
れたものであって、その目的は、単板コンデンサおよび
積層コンデンサを伝送線路の線幅を変えずに回路的に並
列に実装でき、特性インピーダンスの乱れが少なく、広
周波数帯域に渡って十分な周波数特性を得ることができ
る伝送線路を提供することにある。
送線路は、単板コンデンサ4の一方側の電極4aと積層
コンデンサ5の一方側の電極5aとが突き合わされた状
態で、前記単板コンデンサおよび前記積層コンデンサが
絶縁性基板上に形成された第1の導電性パターン1aの
幅H1内に配設され、前記単板コンデンサの前記一方側
の電極が導電性を有する接続手段7を介して前記絶縁性
基板上に前記第1の導電性パターンと離間して設けられ
たほぼ同じ幅の第2の導電性パターン1bに接続され、
前記単板コンデンサおよび前記積層コンデンサの他方側
の電極4b,5bが前記第1の導電性パターンに接続さ
れており、前記第1の導電性パターンと前記第2の導電
性パターンとの間に前記単板コンデンサと前記積層コン
デンサの並列回路を形成したことを特徴としている。
積層コンデンサ5の一方側の電極5aが単板コンデンサ
4の一方側の電極4aに突き合わされ、かつ、各コンデ
ンサ4,5の他方側の電極4b,5bが絶縁性基板上に
形成された第1の導電性パターン1aと接触した状態
で、導電性パターン1aの幅H1内に実装される。ま
た、単板コンデンサ4の一方側の電極4aは、導電性を
有する接続手段7を介して絶縁性基板上に第1の導電性
パターンと離間して設けられたほぼ同じ幅の第2の導電
性パターン1bと接続される。これにより、第1の導電
性パターンと第2の導電性パターンとの間に、単板コン
デンサと積層コンデンサの並列回路が形成される。
示す図である。この実施例による伝送線路は、パターン
を形成する幅の狭いストリップ導体1と、幅の広い導体
2とが誘電体としての絶縁性基板を挟んで全体でマイク
ロストリップ線路を構成している。
あたって、信号の直流成分を除去する目的で接続される
単板コンデンサ4および積層コンデンサ5の位置に対応
して切断部6が形成されている。
形成される第1の導電性パターン1aの端部の幅H1内
には、上下に電極4a,4bを有する単板コンデンサ4
の下側電極4bが第1の導電性パターン1aと突き合わ
されて面接触した状態で固定して接続されている。
手段としての導電性を有する金リボン7により、第1の
導電性パターン1aとほぼ同一の幅で絶縁性基板上に形
成された第2の導電性パターン1bの端部に切断部6を
跨いで接続されている。また、単板コンデンサ4の上側
電極4aには、長手方向の左右に電極5a,5bを有す
る積層コンデンサ5の右側電極5aが固定して接続さ
れ、積層コンデンサ5の左側電極5bは第1の導電性パ
ターン1aと固定して接続されている。
プ導体1の幅H1内に単板コンデンサ4と一部(電極4
a,5a)が重なった状態で、ストリップ導体1に対し
所定角度だけ傾斜して単板コンデンサ4と第1の導電性
パターン1aとの間に実装され、第1の導電性パターン
1aと第2の導電性パターン1bとの間に、単板コンデ
ンサ4と積層コンデンサ5の並列回路が形成される。
ンデンサ4および積層コンデンサ5の寸法に応じて必要
最小限に設定された伝送線路の線幅(第1の導電性パタ
ーン1aの幅H1)を変えることなく、線幅H1内に単
板コンデンサ4および積層コンデンサ5を実装して並列
回路を形成することができる。これにより、特性インピ
ーダンスの乱れが少なく、マイクロ波帯を含む広周波数
帯域(例えば100KHz〜20GHz)に渡って十分
に安定した周波数特性を得ることができる。
実施例を示す図である。この実施例において、上述した
第1実施例と相違する構成は、積層コンデンサ5の左側
電極5bと第1の導電性パターン1aとの間に金属板8
を介挿した点にあり、その他の構成については、第1実
施例と同一なので、同一番号を付してその説明を省略す
る。
さL2とほぼ同一寸法に形成されている。この金属板8
は積層コンデンサ5を実装するにあたって、単板コンデ
ンサ4より所定距離L2離れた位置の第1の導電性パタ
ーン1aの幅H1内に設けられている。すなわち、積層
コンデンサ5の右側電極5aが単板コンデンサ4の上側
電極4aに、また、積層コンデンサ5の左側電極5bが
金属板8上に位置するように距離L2を調整して金属板
8が第1の導電性パターン1aの幅H1内に実装されて
いる。
上述した第1実施例の効果に加え、積層コンデンサ5が
単板コンデンサ4とほぼ水平に保たれた状態でストリッ
プ導体1に安定して実装することができる。
ンデンサ4とストリップ導体1との間を接続する接続手
段として、金リボン7を使用した構成を例にとって説明
したが、ある程度の表面積が取れれば、金リボン7を網
状に形成したり、複数本の金属ワイヤで構成してもよ
い。
線路は、伝送線路の線幅を変えず線幅内に積層セラミッ
クコンデンサおよび単板セラミックコンデンサを実装し
て並列回路を形成する構成なので、特性インピーダンス
の乱れが少なく、マイクロ波帯を含む広周波数帯域に渡
って十分な周波数特性を得ることができる。
線路の構成を示す図 (b) 単板コンデンサを実装した場合の伝送線路の構
成を示す図
ンデンサを並列に実装した場合の構成を示す図
ン)、4…単板コンデンサ、5…積層コンデンサ、4
a,4b,5a,5b…電極、6…切断部、7…金リボ
ン(接続手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】 単板コンデンサ(4)の一方側の電極
(4a)と積層コンデンサ(5)の一方側の電極(5
a)とが突き合わされた状態で、前記単板コンデンサお
よび前記積層コンデンサが絶縁性基板上に形成された第
1の導電性パターン(1a)の幅(H1)内に配設さ
れ、前記単板コンデンサの前記一方側の電極が導電性を
有する接続手段(7)を介して前記絶縁性基板上に前記
第1の導電性パターンと離間して設けられたほぼ同じ幅
の第2の導電性パターン(1b)に接続され、前記単板
コンデンサおよび前記積層コンデンサの他方側の電極
(4b,5b)が前記第1の導電性パターンに接続され
ており、前記第1の導電性パターンと前記第2の導電性
パターンとの間に前記単板コンデンサと前記積層コンデ
ンサの並列回路を形成したことを特徴とする伝送線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04026624A JP3132877B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 伝送線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04026624A JP3132877B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 伝送線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05235602A JPH05235602A (ja) | 1993-09-10 |
JP3132877B2 true JP3132877B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=12198624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04026624A Expired - Lifetime JP3132877B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 伝送線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3132877B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6053906B1 (ja) * | 2015-12-14 | 2016-12-27 | 株式会社Louvredo | ヘアドライヤー |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3916072B2 (ja) | 2003-02-04 | 2007-05-16 | 住友電気工業株式会社 | 交流結合回路 |
US6944009B2 (en) * | 2003-02-11 | 2005-09-13 | Oplink Communications, Inc. | Ultra broadband capacitor assembly |
JP3966865B2 (ja) | 2004-04-08 | 2007-08-29 | 富士通株式会社 | Dcカット構造 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP04026624A patent/JP3132877B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6053906B1 (ja) * | 2015-12-14 | 2016-12-27 | 株式会社Louvredo | ヘアドライヤー |
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