JP3132852B2 - 船舶用推進ユニットのトリム・チルト装置 - Google Patents

船舶用推進ユニットのトリム・チルト装置

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創輝株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船外機や船内外機な
どの船舶推進機において推進ユニットをチルト軸回りに
上下に回動させるトリム・チルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機や船内外機などを持つ船舶では、
航走速度などの条件によって航走中の姿勢が変化し、そ
の航走効率を高めるために推進ユニットの水平なチルト
軸回りの傾斜角を調製(以下「トリム調整」という)す
ることが行われると共に、船舶を陸から進水させたり、
逆に水上から陸揚げする場合には、推進ユニットを水平
なチルト軸回りに大きく傾斜させたり、この傾斜位置か
ら逆に略直立の状態まで回動させる操作(以下「チルト
操作」という)が行われる。
【0003】従来、この種の船舶用推進ユニットのトリ
ム・チルト装置として、例えば特開昭59−19008
9号に記載のものがある。この従来例は、シリンダ本体
内にトリム調整用のトリムピストンを摺動自在に配設す
ると共に、このトリムピストン内にチルト操作用のチル
トピストンを同様に揺動自在に配設した構成とすること
により、別々に設けられていたトリムピストンとチルト
シリンダを一体にし、油漏れの減少と、錆発生箇所の減
少と、保守の容易化を達成している。
【0004】この従来例では、シリンダ本体とトリムピ
ストンとの間に画成される上室と下室とに加えられる油
圧をそれぞれ調整することにより、トリムピストンの上
下動を制御できるとともに、チルトピストン下面は前記
下室の油圧を受けるようにされ、チルトピストン上面は
トリムピストン上壁の連通穴を介して前記上室の油圧を
受けるようにされているため、前記上室と下室とに加え
られる油圧をそれぞれ調整することにより、チルトピス
トンの上下動も制御することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の船舶用推進
ユニットのトリム・チルト装置では、トリムピストンが
シリンダ本体の上限位置にある状態からトリムピストン
を下降させようとする際、前記上室内油圧(P1 )が高
くなるとともに、前記下室の油が油圧回路側に逃げるよ
うに形成されている
【0006】しかしながら、前記下室の油が油圧回路側
に逃げるまで若干の遅れが生じるため、上室内油圧(P
1 )を下室内油圧(P2 )より高くするとトリムピスト
ンの下降に伴い下室内油圧が一時的に上昇し、上昇した
油圧がチルトピストン下面に加わることになる。この
時、前記上室の油圧が連通穴を介してチルトピストン上
面側に伝わるのにも若干の遅れが生じる。したがって、
これらの結果、チルト下面に加わる油圧がチルト上面に
加わる油圧よりも大きくなって、一時的にチルトピスト
ンが上昇してチルトピストンのロッドが押し出される現
象が発生する。すなわち、推進ユニットをチルトダウン
しようと操作するにも拘らず、一時的に逆に推進ユニッ
トが上方に押し上げられるという問題がある。
【0007】そこで、この発明は、トリムピストンを下
げる際にチルトピストンが一時的に上昇するようなこと
無い船舶用推進ユニットのトリム・チルト装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、一端が船体側に連結されたシリンダ本体
と、当該シリンダ本体内に摺動自在に挿入され、シリン
ダ本体との間に上室、下室をそれぞれ画成するトリムピ
ストンと、当該トリムピストン内に摺動自在に挿入さ
れ、ロッド先端がトリムピストンおよびシリンダ本体の
各上壁を貫通して推進ユニットに連結されたチルトピス
トンと、を備え、チルトピストン下面は前記下室の油圧
を受けるように形成され、チルトピスン上面はトリムピ
ストン上壁の連通穴を介して前記上室の油圧を受けるよ
うに形成され、前記下室と前記上室は流路を介して油圧
ポンプに接続されている船舶用推進ユニットのトリム・
チルト装置において、前記油圧ポンプから前記上室に作
動油を供給するときに、前記上室の油圧を前記下室の油
圧よりも低い値に設定する圧力制御手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、油圧ポンプから流路を介して
上室に作動油を供給することでトリムピストンを下降
せる際、流路に備えた圧力制御手段によって上室の油圧
を下室の油圧よりも低い値に設定される。このため、従
来のように、チルトピストンの下面に加わる油圧がチル
トピストンの上面に加わる油圧を越えるという事態
くなり、チルトピストンが押し上げられることが無い
また、このように、上室の油圧が下室の油圧よりも低く
ても、トリムピストンがホルダ本体の上限位置にある時
にはトリムピストンは上昇せず、その後、油圧回路側へ
下室の作動油が逃げて、下室の油圧が大きく低下すると
ともに、連通穴を介して上室の油圧がチルトピンの上面
に加わるために、トリムピストンおよびチルトピストン
シリンダ本体に沿って下げることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。図2には本発明が適用される一例としての船外
機全体の側面図が示されている。この図において、船体
10にクランプブラッケト12が固定され、推進ユニッ
ト13を担持するスイベルブラケット14がクランプブ
ラッケト12に対しをチルト軸16の回りに上下に回動
可能に取付られ、これによって推進ユニット13をトリ
ム調整ないしはチルト操作できるようになっている。
【0011】符号18は、シリンダ20とピストンロッ
ド21を備える、トリム・チルト装置であり、シリンダ
20の下端部は枢支穴15に挿入される不図示のピンを
介してクランプブラケット12に枢支され、ピストンロ
ッド21の端部はその枢支穴21aに挿入される不図示
のピンを介してスイベルブラケット14に固定されてい
る。
【0012】図3は、前記のトリム・チルト装置18の
詳細な構成を示すものであり、シリンダ本体20内にト
リムピストン22が摺動自在に配設されている。このト
リムピストン22内にはチルトピストン24が同様に摺
動自在に配設され、当該チルトピストン24の下部にフ
リーピストン26が同様に摺動自在に配設されている。
28は、フリーピストン26ひいてはチルトピストン2
4の下限位置を決めるストッパである。
【0013】この実施例では、トリムピストン22は上
壁38のみを有し、下方は開放されていることにより、
フリーピストン26の下面が露出している。このトリム
ピストン22とシリンダ本体の上壁32との間にはトリ
ム上室36が画成され、一方トリムピストン22とシリ
ンダ本体の下壁との間にはトリム下室44が画成されて
いる。また、シリンダ本体20とトリムピストン22の
上壁38との間にはチルト上室36が画成されている。
【0014】チルトピストン24にはピストンロッド2
1が接続され、当該ピストンロッド21は、トリムピス
トン22の上壁38とシリンダ本体20の上壁32とを
貫通し、スイベルブラケット14側すなわち上方に延在
している。トリムピストン22の上壁38には、前記チ
ルト上室34とトリム上室36とを連通する穴72が複
数形成され、この連通穴に逆止弁70が設けられてい
る。図4において詳細に示すように、連通穴72は、小
径の通路72Aとこれに連続する下側の大径の通路72
Bとからなる。逆止弁70は、大径の通路72B内に配
置されたボールバルブ74と、このボールバルブ74を
小径の通路72Aを閉じる方向に付勢するスプリング7
6と、から構成される。この逆止弁には解除機構が設け
られ、この解除機構は上壁30のボス部38(図1参
照)に摺動自在に嵌装され、ボス部38が上壁32の内
壁に設けられた凹部40(図1参照)に嵌入した際に上
壁32と当接して、押し下げられるようになっている解
除板78と、この解除板78の下面に植設され、小径の
通路72Aの途中まで先端が挿入されてボールバルブ7
4に当接しているピン80と、から構成される。尚、図
1の符号82は上壁30の下面に装着された板であり、
前記大径の通路72Bに合致する位置で当該通路72B
と連通する通路84が形成されており、83は解除手段
78の上限位置を抑制するストッパである。
【0015】図3において、シリンダ本体20の底に
は、トリム下室44と後述する油圧回路とを連通する通
路42が設けられ、上壁32には、前記トリム上室36
と後述する油圧回路とを連通する通路46が設けられて
いる。尚、チルトピストン24は、アブソーバ弁48と
後述の図1において示す逆止弁114とを備える。
【0016】図1には、前記図3及び図4に示すトリム
・チルト装置の油圧回路の一実施例が示されている。符
号90は、図示しない正逆回転可能な電動モータによっ
て作動油の吐出方向が切換られる油圧ポンプであり、油
圧ポンプ90の両吐出口92A,Bは、メインバルブ9
4および下室側管路(流路)96A,上室側管路(流
路)96Bを介して、それぞれトリム・チルト装置のト
リム下室44側通路42とトリム上室36側通路46に
連通されている。メインバルブ94は、周知のシャトル
ピストン98を有し、油圧ポンプ90のいずれの側の吐
出時にも作動して、油圧ポンプ90の逆止弁100Aな
いし100Bのいずれかを開放し、管路96Aないし9
6Bと導通可能になっている。符号120は、本発明に
おける圧力制御手段としての圧力設定用のリリーフバル
ブである。このリリーフバルブ120は、図1に示す如
く、油圧ポンプ90の一方の吐出口からメインバルブ9
4を介してトリム上室36側に接続された一方の上室側
管路96Bの途中から分岐する状態で設けられている。
しかも、リリーフバルブ120は、作動油が油圧ポンプ
90から上室側管路96Bを通ってトリム上室36に供
給されるときにのみ作動するようになっている。このリ
リーフバルブ120が作動するリリーフ圧は、作動油が
トリム上室36に供給されるときにトリム上室36の油
圧(P1 )がトリム下室44の油圧(P2 )を越えるこ
との無い値に予め設定される。このため、作動油がトリ
ム上室36に供給されるときに、トリム上室36の油圧
(P1 )が上昇してリリーフバルブ120のリリーフ圧
まで達すると、作動油が上室側管路96Bの途中からリ
ザーバ106に逃がされるので、その油圧(P1)がリ
リーフ圧に抑えられ、トリム下室44の油圧(P2 )を
上回ることは無い。
【0017】尚、102Aは油圧ポンプ90が作動油を
吐出口92A側に吐出する時に開放される逆止弁、10
4Aはこの場合の油圧開放機能を有するリリーフ弁、1
02Bは油圧ポンプ90が作動油を吐出口92B側に吐
出する時に開放される逆止弁、104Bはこの場合の油
圧開放機能を有するリリーフ弁、106はこれらの弁が
接続されているリザーバである。
【0018】前記下室側管路96Aと上室側管路96B
との中間部には、両者を接続すると共に、それぞれ逆止
弁108を有する補助管路110が配設され、この補助
管路110に手動リリーフ弁112が接続されている。
この手動リリーフ弁112は、油圧ポンプ90の作動不
良時などにおいて手動で開かれる安全弁として機能する
ものである。尚、符号114は、チルトピストン24に
設けられた逆止弁を示す。
【0019】次に本実施例の動作について説明する。図
1はトリムピストン22がシリンダ本体20に対して上
限位置にある状態を示しており、この時、トリム下室4
4の圧力(P2 )は推進ユニットの自重を受けつつこれ
とつり合っている。この状態から、作動油を油圧ポンプ
90からトリム上室36に供給することで、トリム上室
36に油圧(P1 )を加え、トリムピストン22および
チルトピン24を押し下げる時の動作は次のようにな
【0020】油圧ポンプ90が駆動されると作動油が
出口92B側に吐出され、上室側管路96Bおよび通路
46を介して油圧がトリム上室36に加えられる。一方
シャトルピストン98は、下室側流路96Aに接続され
た逆止弁100A側に移動してこれと接続することによ
り、トリム下室44の油が下室側流路96Aに逃げ得る
ようにする。そして、トリム上室36の油圧は、トリム
上室36側からチルト上室34側へ向かう油の流れを許
容する前記逆止弁70を介してチルト上室34へ加えら
れようとする。この時、トリム下室44の油が下室側流
路96Aに逃げるタイミングが、上室側管路96Bを介
してトリム上室36に油が供給されるタイミングよりも
若干遅れ、そして、前記逆止弁70を介してトリム上室
36の油圧(P1 )がチルトピストン24上面側に伝え
られるタイミングにも若干の遅れが生ずる。
【0021】ここで、トリム上室の油圧(P1 )がトリ
下室の油圧(P2 )より高くなるようにしたとする
、先に説明したように、トリムピストン22を押し下
げようとする力が生じ、より高圧となるトリム下室の油
圧(P2 )が、下室側流路96Aへ逃げ始めるまでの間
フリーピスト26を介してチルトピストン24の下面に
作用し、ここでチルト上室34への油圧(P1 )の作用
も遅れることから、チルトピストン24は上昇してしま
う。
【0022】本実施例では、作動油を油圧ポンプ90か
ら供給するときには、トリム上室36の油圧(P1 )
は、油圧解放機能を有する圧力設定用のリリーフバルブ
120により、トリム下室44内の油圧(P2 )を越え
ない値に制限されているため、チルトピストン24が不
意に上昇することがない。すなわち、P1 <P2 である
ので、トリム上室36への油圧(P1 )はトリムピスト
ンを押し下げようとはせず、従ってトリム下室44の油
圧(P2 )が下室側流路96Aに逃げるまでの間は、ト
リム下室44の油圧(P2 )は推進ユニットの自重圧力
とつり合ったままであり、チルトピストン24はその位
置が保持されるだけである。そして、その後、トリム下
室44の油が下室側流路96Aに逃げるとともに、逆止
弁70の連通穴72を介してトリム上室36内の油がチ
ルト上室34内に流入して、トリムピストン22および
チルトピストン24とも下降する。
【0023】尚、本実施例では、トリムピストン24
よびチルトピストン22が下降した時、前記解除板78
はシリンダ本体20の上壁32から離れ、ピン80はボ
ールバブル74を押し下げることなく、通路72Aはボ
ールバブル74によって閉じられる。推進ユニットがト
リム調整域にある時、推進ユニットを後進状態にする
と、ロッド21を伸長する方向に力が加わり、チルト上
室34の内圧が上昇し、当該作動油がトリム上室36に
流れ込もうとする。この状態において、前記従来のトリ
ム・チルト装置では、チルト上室の作動油がトリム上室
内に流出して前記力に抗しきれず、ロッド21が伸長し
て推進ユニットが不意にチルトアップするおそれがあっ
た。これに対し、本実施例の装置では、、このような不
意のチルトアップを防止を行うことができる。
【0024】また従来の装置では、推進力による負荷の
大きさの違いによっては、チルトピストンが移動するか
トリムピストンが移動するかを予測できない問題があっ
た。一般に、トリム調整は、主に航走効率を高めるため
に推進ユニットの水平なチルト軸回りの傾斜角を微調整
するためのものであるから、微調整ができるように低速
で行われ、チルト操作は、最大傾斜位置と略垂直の位置
との間で微調整は殆ど不要であるから高速で行われる。
したがって、トリム調整域かチルト操作域かを予測でき
ないと、推進ユニットの回動速度が予想できないことに
なる。これに対して、本実施例の装置では、トリムピス
トン22が上限位置よりも下降している時では、逆止弁
70により、チルト上室34とトリム上室36とが遮断
されているため、トリム調整域が終了した後でなければ
チルト上室34とトリム上室36とが連通しない。この
結果、推進ユニットがトリム調整域で作動した後、始め
てチルト操作域で作動することになり、トリム調整域と
チルト操作域とを明確に区別することができるようにな
る。
【0025】尚、前記実施例では、作動油を油圧ポンプ
90から供給するときの圧力制御手段として、上室側管
路96Bに圧力設定用のリリーフバルブ120を別に備
えた構成としたが、吐出口92Bに接続されたリリーフ
バルブ104Bのリリーフ用の設定圧をリリーフバルブ
120のときと同様に小さくする構成であっても良い。
これにより作動油を油圧ポンプ90から供給するとき
には、トリム上室内油圧がトリム下室内油圧よりも低く
なるようにポンプ90Bの駆動圧を制御しても良い。ま
た、前記実施例では連通穴72に逆止弁70を設けた構
成となっているが、逆止弁70を省略しても本発明の効
果を達成することができる。またさらに、本実施例で
は、スプリング74を省略することもできる。スプリン
グ74を省略しても、チルト上室34の内圧上昇により
ボールバルブ74は通路72Aを閉じる方向に付勢され
得る。また、前記実施例では本発明を船外機に適用した
場合について説明したが、船内外機に適用することもで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、油圧
ポンプから作動油をトリムピストンの上室に供給させる
ときには、上室の油圧が下室の油圧よりも低い値になる
に圧力制御する圧力制御手段を備えた構成となっている
ため、トリムピストンを下げる際にチルトピストンが一
時的に上昇するようなことがない船舶用推進ユニットの
トリム・チルト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すトリム・チルト装置の
油回路図である。
【図2】本発明が適用される一例としての船外機全体の
側面図である。
【図3】トリム・チルト装置の詳細構成図である。
【図4】逆止弁の詳細構成図である。
【符号の説明】 20 シリンダ本体 22 トリムピストン 24 チルトピストン 36 トリム上室 44 トリム下室 70 逆止弁 72 連通穴 78 解除板 120 圧力設定用のリリーフバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−190089(JP,A) 実開 平2−135398(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 20/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が船体側に連結されたシリンダ本体
    と、当該シリンダ本体内に摺動自在に挿入され、シリン
    ダ本体との間に上室、下室をそれぞれ画成するトリムピ
    ストンと、当該トリムピストン内に摺動自在に挿入さ
    れ、ロッド先端がトリムピストンおよびシリンダ本体の
    各上壁を貫通して推進ユニットに連結されたチルトピス
    トンと、を備え、チルトピストン下面は前記下室の油圧
    を受けるように形成され、チルトピスン上面はトリムピ
    ストン上壁の連通穴を介して前記上室の油圧を受けるよ
    うに形成され、前記下室と前記上室は流路を介して油圧
    ポンプに接続されている船舶用推進ユニットのトリム・
    チルト装置において、前記油圧ポンプから前記上室に作動油を供給するとき
    に、 前記上室の油圧を前記下室の油圧よりも低い値に設
    する圧力制御手段を備えた船舶用推進ユニットのトリ
    ム・チルト装置。
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JP2001063689A (ja) 船舶推進機用トリム・チルト装置

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