JP3132727B2 - マイクロソレノイドコイル及びその製造方法 - Google Patents

マイクロソレノイドコイル及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
インダクタンスや変圧器のコイル、マイクロマシンの動
力源となる電磁誘導モーターや超小型発電機を構成する
電磁コイル、磁気信号を送受信するセンサー、磁気で情
報を処理・記録する回路の部品など様々な超小型回路に
応用できるマイクロソレノイドコイル及びその製造方法
に関し、特に、感光材への露光描画を制御することによ
り真円に近い断面円形の横型及び縦型ら旋コイルにする
ことを可能にしたマイクロソレノイドコイル及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソレノイドコイルなどのインダク
タンスは、半導体集積回路などの超小型回路以外の電気
回路にはよく用いられている。半導体集積回路などの超
小型回路においては、トランジスタ、抵抗、インダクタ
ンスなどが用いられるが、これらの素子のうちソレノイ
ドコイルのようなインダクタンスは他の素子に比べて複
雑でありかつ製造が難しいなど、多くの技術的課題を持
っている。
【0003】半導体製造の一工程であるパターンを焼き
付けるフォトリソグラフィ工程で用いられる投影露光装
置の略図を図26に示す。ここに示した図は、感光材1
0がポジ型で現像後光の当たらない感光材10は残り、
光が当たった感光材10は除去されることを示す。光源
から出た光4は、マスクM上の図形を明暗の形で基板1
上の感光材10に転写する。例えば、輪状の遮光膜8か
ら成る図形を基板1に投影露光して現像すると、感光材
10の形状はドーナツ状になり、決してら旋状にはなら
ない。従来から使用されているマスクMは、ガラス7の
みで構成される、遮光膜8のない領域では光をほぼ10
0%通し、遮光膜8のある領域では光を透過させず0%
である。
【0004】この種のインダクタ素子の課題を解決する
為に、例えば、特開平10−189339号公報、特開
平10−313093号公報などに製造技術が提案され
ている。特開平10−189339号公報には、横型コ
イルの形成方法に関して、半円形状の溝を形成する方法
としてエッチング工程で等方性食刻方法、又は異方性食
刻と等方性食刻とを混合した方法を用い、次にコイル断
面の円柱形態を形成するために溝の部分にあらかじめ埋
めておいたポリシリコン又は非晶質シリコンを酸化する
ことで堆積膨張させて形成する技術が開示されている。
また、特開平10−313093号公報には、渦巻き状
の平面インダクタを絶縁層を介して上下に積層し、この
時上下のインダクタを絶縁層に空けたビアホールを介し
てら旋状になるように選択的に接続させることで、2層
のスパイラルコイルを形成する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本来フィル
タ回路は、抵抗とコンデンサとコイルを組み合わせて作
られる。しかし現在の半導体集積回路上で作成されてい
るフィルタ回路は、抵抗・コンデンサ・トランジスタを
用いて構成されている。コイルを用いていないので、目
的の特性を有するフィルタ回路を実現するため多くの抵
抗・コンデンサ・トランジスタの部品が必要となり、チ
ップサイズが大きくなる。それに加えてトランジスタは
使用環境の温度に左右されやすいので、使用トランジス
タ数が多くなればなるほど回路全体の特性が不安定にな
りやすくなる。また、より大規模な集積回路になるにつ
れ、集積回路内の電気配線の配線幅がより細く、また配
線経路がより長くなるために、配線抵抗と配線間のキャ
パシタンスが増加する。この結果配線内を流れる電荷の
速度を抑制し、電流の遅延の割合が増加してしまうとい
う問題が出てくる。
【0006】一方、基板上にインダクタ素子を設ける形
成方法として、特開平10−189339号公報に開示
された技術では、横型コイルの円柱部分を形成する方法
が等方性食刻方法、又は異方性食刻と等方性食刻とを混
合した方法およびポリシリコン又は非晶質シリコンを酸
化することで堆積膨張させて形成する方法のために、円
柱の断面形状を真円状に高い精度で形成することが難し
い。このために磁界の変化を均一に維持することができ
ない。また、特開平10−313093号公報に開示さ
れた技術では、上下のコイルをビアホールを介してらせ
ん状になるように積層したスパイラルコイルはソレノイ
ドコイルに比べて磁束がコイルの外に漏れてしまい、磁
界の変化を均一にできないなどの問題点がある。
【0007】本発明の目的は、基板におけるコイルの占
有面積を抑えて、インダクタンス値を容易に増加させる
ことができ、磁束をコイル内部に保持して、磁界の変化
を均一に維持しうるマイクロソレノイドコイル及びその
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
上に形成する横型ら旋コイルの断面を二等分にして上半
分と下半分に分け、下記の工程A〜Dにより形成する方
法であって、前記基板に感光材を塗布し、長方形パター
ンの外側に遮光膜があり、その内側には遮光膜のないマ
スクを用いて前記感光材を露光・現像して長方形パター
ンを感光材に転写して長方形パターンの内側の感光材を
除去し、次に感光材が除去された長方形パターンの領域
の基板表面が露出した部分を等方性エッチングすること
で長方形の溝の断面形状を半円状の下半分に形成する工
程Aと、前記工程Aで作成した溝状部分に、ら旋形コイ
ルの下半分の金属配線を形成する工程Bと、前記工程B
で形成した金属配線の上に、ら旋コイルの内側部分を成
す断面が円の直径に等しくなるように絶縁体材料を堆積
させ、更に断面が円の内側部分の半径に等しくなる厚み
の感光材を塗布し、長方形パターンの内側に遮光膜があ
り、その外側には遮光膜がなく、かつ長方形パターンの
短手方向の幅がら旋コイルの内側部分を成す断面の円の
直径に等しいマスクを用いて前記感光材を露光・現像し
て、長方形パターンを感光材に転写して長方形パターン
の外側の感光材を除去し、次に加熱・溶融して感光材の
断面形状を、円状の上半分に形成し、次にドライエッチ
ングにより前記感光材と共に下地材料をエッチバックし
て、感光材の断面形状を下地材料に転写して前記下半分
に形成した金属配線の内側に、ら旋形コイルの内側部分
となる円筒部を絶縁体材料で作成する工程Cと、前記工
程Cで作成した円筒部の外周面にら旋形コイルの上半分
の金属配線を形成する工程Dと、からなることを特徴と
する。
【0009】請求項2の発明は、基板上に形成する横型
ら旋コイルの断面を二等分にして上半分と下半分に分
け、下記の工程A〜Dにより形成する方法であって、前
記基板に感光材を塗布し、マスクAを用いて前記感光材
を露光・現像して感光材の断面形状を真円状の下半分に
形成し、次にドライエッチングにより前記感光材ととも
に下地材料をエッチバックして、感光材の断面形状を下
地材料に転写することで溝の断面形状を真円状の下半分
に形成する工程Aと、前記工程Aで作成した溝状部分
に、ら旋形コイルの下半分の金属配線を形成する工程B
と、前記工程Bで形成した金属配線の上に、ら旋コイル
の内側部分を成す断面真円の直径に等しくなるように絶
縁体材料を堆積させ、更に断面真円の内側部分の半径に
等しくなる厚みの感光材を塗布し、マスクBを用いて露
光・現像して前記下半分に形成した金属配線の内側に、
ら旋形コイルの内側部分となる円筒部を絶縁体材料で作
成する工程Cと、前記工程Cで作成した円筒部の外周面
にら旋形コイルの上半分の金属配線を形成する工程Dと
を備え、前記マスクAは、断面真円の半円状の溝を基板
に形成する為に、光を100%透過させるガラス上に溝
幅を超える部分を透過光量が0%の遮光膜にし、前記溝
の最も深い位置を中央として前記透過光量が0%の遮光
膜の内側を中央に向けて透過光量が0%から100%に
連続的に制御可能な遮光膜を有すると共に、マスクBは
断面真円の半分の円筒部を絶縁体材料により基板上に突
出形成する為に、前記マスクAの透過光量とは逆の関係
で制御可能な遮光膜を有することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、基板の上に絶縁体材料
を堆積させ、その上に感光材を塗布し、マスクCを用い
て前記感光材を露光した後、現像してら旋形の感光材を
作る工程Aと、前記工程Aの後に、高温処理して感光材
を固化し、エッチバックして感光材の下の絶縁体材料を
ら旋形状に形成し、その基板上に金属を堆積させる工程
Bと、前記工程Bの後に、感光材を塗布し、マスクDを
用いて露光して現像し、ら旋構造の土台の上の金属だけ
を被った感光材を残す工程Cと、工程Cに続いて、高温
処理して、露出している金属をエッチングした後、感光
材を除去する工程Dとを備え、前記マスクCは、光を1
00%透過させるガラス上に透過光量を円環状かつ連続
的に100%から0%までの間で制御可能な遮光膜を有
し、また前記マスクDは透過光量が0%の円環の遮光膜
を有することを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、基板の上に絶縁体材料
を堆積させ、その上に感光材を塗布し、マスクEを用い
て前記感光材を露光した後、現像して傾斜した感光材を
作る工程Aと、前記工程Aの後に高温処理し、エッチバ
ックして傾斜構造の絶縁体材料を作り、基板の全面に金
属を堆積させる工程Bと、前記工程Bの後に感光材を塗
布し、マスクFを用いて露光し、現像して傾斜面の上の
金属を被った感光材を残す工程Cと、前記工程Cに続い
て、高温処理して、露出している金属をエッチングした
後、感光材を除去する工程Dとを備え、前記マスクE
は、一定幅をもって連続的に透過光量を制御可能な遮光
膜を有し、また前記マスクFは透過光量が0%の半円環
の遮光膜を有することを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、基板上に形成する横型
ら旋コイルの断面を二等分にして上半分と下半分に分
け、下記の工程A〜Eにより形成する方法であって、前
記基板に絶縁体材料を堆積させ、その上に感光材を塗布
し、マスクAを用いて前記感光材を露光・現像して感光
材の断面形状を真円状の下半分に形成し、次にドライエ
ッチングにより前記感光材とともに下地材料をエッチバ
ックして、感光材の断面形状を下地材料に転写すること
で溝の断面形状を真円状の下半分に形成する工程Aと、
前記工程Aで作成した溝状部分に、ら旋形コイルの下半
分の金属配線を形成する工程Bと、前記工程Bで形成し
た金属配線の上に、ら旋コイルの中空部分を成す断面真
円の直径に等しくなるように絶縁体材料を堆積させ、更
に断面真円の中空部分の半径に等しくなる厚みの感光材
を塗布し、マスクBを用いて露光して現像し、前記下半
分に形成した金属配線の内側に、ら旋形コイルの中空部
分となる円柱を絶縁体材料で作成する工程Cと、前記工
程Cで作成した円柱にら旋形コイルの上半分の金属配線
を形成する工程Dと、前記工程Dの後に等方性エッチン
グにより基板上の絶縁体材料を除去し、ら旋コイルを基
板から切り離す工程Eとを備え、前記マスクAは、断面
真円の半円状の溝を基板に形成する為に、光を100%
透過させるガラス上に溝幅を超える部分を透過光量が0
%の遮光膜にし、前記溝の最も深い位置を中央として前
記透過光量が0%の遮光膜の内側を中央に向けて透過光
量が0〜100%に連続的に制御可能な遮光膜を有する
と共に、マスクBは断面真円の半分の円柱を絶縁体材料
により基板上に突出形成する為に、前記マスクAの透過
光量とは逆の関係に制御可能な遮光膜を有することを特
徴とする。
【0013】請求項6の発明は、基板上に第一絶縁体材
料を堆積させ、更に第二絶縁体材料を堆積させ、その上
に感光材を塗布し、マスクCを用いて前記感光材を露光
した後、現像してら旋形の感光材を作る工程Aと、前記
工程Aの後に、高温処理して感光材を固化し、エッチバ
ックして感光材の下の第一絶縁体材料をら旋形状に形成
し、その第一絶縁体材料上に金属を堆積させる工程B
と、前記工程Bの後に、感光材を塗布し、マスクDを用
いて露光して現像し、ら旋構造の土台の上の金属だけを
被った感光材を残す工程Cと、前記工程Cに続いて、高
温処理して、露出している金属をエッチングした後、感
光材を除去する工程Dと、前記工程Dの後に等方性エッ
チングにより基板上の第一絶縁体材料を除去し、ら旋コ
イルを基板から切り離す工程Eとを備え、前記マスクC
は光を100%透過させるガラス上に透過光量を円環状
かつ連続的に100%から0%までの間に制御可能な遮
光膜を有し、また前記マスクDは透過光量が0%の円環
の遮光膜を有することを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、基板上に第一絶縁体材
料を堆積させ、更に第二絶縁体材料を堆積させ、その上
に感光材を塗布し、マスクEを用いて前記感光材を露光
した後、現像して傾斜した感光材を作る工程Aと、前記
工程Aの後に高温処理し、エッチバックして傾斜構造の
第二絶縁体材料を作り、基板の全面に金属を堆積させる
工程Bと、前記工程Bの後に感光材を塗布し、マスクF
を用いて露光し、現像して傾斜面の上の金属を被った感
光材を残す工程Cと、前記工程Cに続いて、高温処理し
て、露出している金属をエッチングした後、感光材を除
去する工程Dと、前記工程Dの後に等方性エッチングに
より基板上の第一絶縁体材料を除去し、ら旋コイルを基
板から切り離す工程Eとを備え、前記マスクEは、矩形
の一辺から対辺に向けて連続的に透過光量が変化し、ま
た前記マスクFは透過光量が0%の半円環の遮光膜5a
を有することを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載された方法により製造されたマイクロソレノイ
ドコイルを特徴とする。
【0016】
【発明の作用】本発明の横型ら旋コイルの製造方法によ
ると、最初に形成しておいた下半分の金属配線と最後に
形成した上半分の金属配線が連結して、ら旋形コイルが
完成する。本発明の縦型ら旋コイルの製造方法による
と、形成した金属ら旋の一巻きを積み重ねることで、複
数巻きのら旋構造のコイルが完成する。上記のコイル製
造方法によれば、基板におけるコイルの占有面積を抑え
て、インダクタンス値を容易に増加させることができ、
磁束をコイル内部に保持して、磁界の変化を均一に維持
しうる。
【0017】
【発明の実施の態様】本発明の実施例について図面を参
照しながら説明する。従来の半導体微細加工技術を用い
てマイクロソレノイドコイルの製造方法を図面に基づい
て説明する。本実施例のマイクロソレノイドコイルは、
断面真円の横型ら旋形コイル(以下単に「ら旋コイル」
という)である。図1は本発明の方法により製造した横
型ら旋コイルの斜視図、図2は本発明の方法により製造
した横型ら旋コイルの側面図である。横型ら旋コイル
は、基板1に作成した断面1/2真円の溝底に下半分の
コイル部2を、上半分のコイル部2を基板1から突出形
成した円筒部3の外周面にそれぞれ設け、このコイル部
2から引出し線4,5を設けた構造になっている。
【0018】図3はら旋コイルの製造方法を断面で示す
図である。 (1)ら旋コイルの下半分になる部分を作成する工程A 工程Aは、図8に示すように基板1にら旋コイルの下半
分の外形となる断面が真円の半分となる溝状部分6を形
成する。基板1に感光材10を塗布し(図3のA)、感
光材10に長方形のパターンを有するマスクにおいて長
方形パターンの外側に遮光膜があり、その内側には遮光
膜がないマスクを用いて露光描画する(図3のB)。露
光した感光材10を現像、高温処理して残った感光材を
固化する。湿式エッチング(食刻)法にて、固化した感
光材を保護膜に用いて、基板表面が露出している部分を
等方性エッチングして円の半分となる溝状部分6を形成
し(図3のC)、感光材10を除去する(図3のD)。
【0019】(2)ら旋コイルの下半分の金属配線を形
成する工程B 工程Bは、図9に示すように基板1の溝状部分6にら旋
コイルの下半分の金属配線12を形成する。工程Aにお
いて、感光材10を除去した基板1上にアルミニウムな
ど金属体12をスパッタリングにより基板全面に均一に
堆積させ(図3のE)、その上に感光材10を塗布し、
ら旋コイルの下半分の斜めに傾いた梯子パターンを露光
描画した後、現像、高温処理を行う(図3のF)。露出
している金属12をエッチング除去し、その後感光材1
0を除去する(図3のG)。
【0020】(3)ら旋コイルの中空部分の円柱を絶縁
体材栂で作成する工程C 工程Cは、図10に示すように下半分を形成した、ら旋
コイルの内側に絶縁体材料13からなる円筒部3を形成
する。ら旋形コイルの内側部分となる場所を形成するた
めに、工程Bで形成した下半分のら旋コイルを含む基板
表面にシリコン酸化膜などの絶縁体材料13を堆積させ
る(図3のH)。絶縁体材料13の厚みは、ら旋コイル
の内側部分を成す円の直径に等しくなるように絶縁体材
料13を堆積させる。感光材10の膜厚が円の半径に等
しくなるように回転数を調節して感光材10を基板1に
塗布する。そして内側部分を形成するために、長方形パ
ターンを有するマスクにおいて長方形パターンの内側に
遮光膜があり、その外側こは遮光膜がないマスクで、か
つ長方形パターンの短手方向の幅がら旋コイルの内側部
分を成す断面の円の直径に等しいマスクを用いて露光・
現像する。その後感光材の断面形状が、ら旋形コイルの
半円状に等似するように調節した温度にて一定時間基板
を保持する(図3のI)。感光材10と絶縁体材料13
のエッチング速度が等しくなると同時に、垂直方向にだ
けエッチングが進むような異方性ドライエッチング条件
を用いて、断面が半円の感光材10の形状がそのまま下
地の絶縁体材料13に転写するようにエッチングする
(図3のJ)。本実施例では、図3のIの工程で感光材
10を断面円形にしたが、本発明は必ずしも感光材10
の断面形状が半円状でなくとも、感光材10と絶縁体材
料13の膜厚およびエッチング速度が同じでなくてもよ
い。この工程において、最終的に内側部分の絶縁体材料
13の断面形状が円になるように形成できる条件であれ
ば良い。
【0021】(4)ら旋形コイルの上半分の金属配線を
形成する工程D 工程Dは、図11に示すように工程A〜工程Cにより形
成した、ら旋コイルの下半分に合わせて上半分の金属配
線12(コイル部2と引出し線4,5)を形成する。工
程Cで形成した、ら旋コイルの下半分を含む基板上に、
金属12を均一に堆積させる(図3のK)。感光材10
を塗布し、ら旋形コイルの上半分の梯子パターンを露光
描画し、現像、高温処理を行う(図3のL)。この時の
梯子パターンは、図3のFで描いた斜めに傾いた梯子パ
ターンとは逆の方向に傾いた梯子パターンを用いる。感
光材10に覆われている金属4(コイル部2と引出し線
4,5)を残し、それ以外の露出している金属をエッチ
ング除去した後(図3のM)、感光材10を除去する
(図3のN)。本実施例によれば、ら旋コイルの両端か
ら引出し線4,5が出ているので、同一基板上に形成さ
れた抵抗・コンデンサまたはトランジスタなどの他の回
路に接続できる。
【0022】次に、露光量が0〜100%に連続的に変
化する遮光膜を有するマスクを用いて横型ら旋コイルを
作成する方法を説明する。先ず、本実施例において使用
するマスクについて説明する。図4は横型ら旋コイルを
作成する際のマスクAを用いた露光描画の模式を示す斜
視図、図5はマスクBを用いた露光描画の模式を示す斜
視図、図6はマスクA及びマスクBの透過光量と遮光膜
の関係を示す図である。
【0023】マスクAは、光を100%透過させるガラ
ス上に溝幅を超える部分を透過光量が0%の遮光膜8に
し、断面が真円の半分の溝6を形成するために溝6の最
も深い位置を中央として遮光膜8の内側を中央に向けて
透過光量が0〜100%に連続的に変化する遮光膜8a
を有する。マスクBは、断面が真円の円筒部3を突出形
成する為に、円筒部3の頂部分となる位置から円筒部3
の直径幅となる端へ向けて透過光量が0〜100%に連
続的に変化する遮光膜8bを有する。マスクAの遮光膜
8aとマスクBの遮光膜8bは、透過光量が逆の関係と
なっており、断面が真円の露光描画を行う。
【0024】図7はら旋コイルの製造方法を断面で示す
工程図である。 (1)ら旋コイルの下半分になる部分を作成する工程A 工程Aは、図8に示すように基板5にら旋コイルの下半
分の外形となる断面が真円の半分となる溝状部分6を形
成する。基板1に感光材10を塗布し(図7のA)し、
ら旋コイルを形成する部分の感光材10にら旋コイルの
下半分を形成するため、マスクAを用いて長方形パター
ン11を露光描画する(図7のB)。露光した感光材1
0を現像、高温処理して残った感光材を固化する。感光
材10と基板1のエッチング速度が等しくなると同時
に、垂直方向にだけエッチングが進むような異方性ドラ
イエッチング条件を用いて、断面が半真円の感光材10
の形状がそのまま下地の基板材料に転写するようにエッ
チングする(図7のC)。本実施例では、図7のBの工
程で感光材10を断面円形にしたが、本発明は必ずしも
感光材10の断面形状が半円状でなくとも、感光材10
と基板材料1のエッチング速度が同じでなくてもよい。
この工程において、最終的に溝状部分6の断面形状が真
円になるように形成できる条件であればよい。
【0025】(2)ら旋コイルの下半分の金属配線を形
成する工程B 工程Bは、図9に示すように基板1の溝状部分6にら旋
コイルの下半分の金属配線12を形成する。工程Aにお
いて、感光材10を除去した基板1上にアルミニウムな
ど金属体12をスパッタリングにより基板全面に均一に
堆積させ(図7のD)、その上に感光材10を塗布し、
ら旋コイルの下半分の斜めに傾いた梯子パターンを露光
描画した後、現像、高温処理を行う(図7のE)。露出
している金属12をエッチング除去し、その後感光材1
0を除去する(図7のF)。
【0026】(3)ら旋コイルの中空部分の円柱を絶縁
体材料で作成する工程C 工程Cは、図10に示すように下半分を形成した、ら旋
コイルの内側に絶縁体材料13からなる円筒部3を形成
する。ら旋形コイルの内側部分となる場所を形成するた
めに、工程Bで形成した下半分のら旋コイルを含む基板
表面にシリコン酸化膜などの絶縁体材料13を堆積させ
る(図7のG)。絶縁体材料13の厚みは、溝状部分6
において、ら旋コイルの内側部分を成す真円の直径に等
しくなるように絶縁体材料13を堆積させる。感光材1
0の膜厚が真円の半径に等しくなるように回転数を調節
して感光材10を基板1に塗布する(図7のH)。そし
て内側部分を形成するためのマスクBを用いて長方形の
パターンを露光描画し、現像する。この時点で、感光材
10の断面形状はら旋コイルの半円状に等似している
(図7のI)。感光材10と絶縁体材料13のエッチン
グ速度が等しくなると同時に、垂直方向にだけエッチン
グが進むような異方性ドライエッチング条件を用いて、
断面が半真円の感光材10の形状がそのまま下地の絶縁
材料13に転写するようにエッチングする(図7の
J)。本実施例では、図7のIの工程で感光材10を断
面円形にしたが、本発明は必ずしも感光材10の断面形
状が半円状でなくとも、感光材10と絶縁体材料13の
膜厚およびエッチング速度が同じでなくてもよい。この
工程において、最終的に内側部分の絶縁体材料13の断
面形状が真円になるように形成できる条件であれば良
い。
【0027】(4)ら旋形コイルの上半分の金属配線を
形成する工程D 工程Dは、図11に示すように工程A〜工程Cにより形
成した、ら旋コイルの下半分に合わせて上半分の金属配
線12(コイル部2と引出し線4,5)を形成する。工
程Cで形成した、ら旋コイルの下半分を含む基板上に、
金属12を均一に堆積させる(図7のK)。感光材10
を塗布し、ら旋形コイルの上半分の梯子パターンを露光
描画し、現像、高温処理を行う(図7のL)。この時の
梯子パターンは、図7のEで描いた斜めに傾いた梯子パ
ターンとは逆の方向に傾いた梯子パターンを用いる。感
光材6に覆われている金属4(コイル部2と引出し線
4,5)を残し、それ以外の露出している金属をエッチ
ング除去した後(図7のM)、感光材10を除去する
(図7のN)。本実施例によれば、ら旋コイルの両端か
ら引出し線4,5が出ているので、同一基板上に形成さ
れた抵抗、コンデンサまたはトランジスタなどの他の回
路に接続できる。
【0028】次に、縦型ら旋コイルの製造方法について
説明する。本実施例のマイクロソレノイドコイルは、断
面円形の縦型ら旋形コイル(以下単に「ら旋コイル」と
いう)である。図12は本発明の方法により製造した縦
型ら旋コイルの斜視図、図13は本発明の方法により製
造した縦型ら旋コイルの側面図である。
【0029】縦型ら旋コイルは、コイル芯が基板表面に
垂直または所定角度傾斜させたもので、本実施例ではコ
イル芯が基板に対して垂直となる構造である。基板1に
所定の直径の金属12と絶縁体材料13をら旋状に形成
されている。先ず、縦型ら旋コイルを作成するために用
いられるマスクについて説明する。図14は縦型ら旋コ
イルを作成する際のマスクCの平面図、図15はマスク
Dの平面図である。
【0030】マスクCは、光を100%透過させるガラ
ス上に円形の透過光量が0〜100%に連続的に制御可
能な遮光膜8を有する。遮光膜8を透過する光量を0〜
100%に円環状かつ連続的に制御された光が感光材に
照射される。光が少しだけ当たった感光材は少しだけ現
像されても感光材は多く残るが、光が全部感光されない
程に光が当たると、現像で少ししか感光材は残らない。
マスクDは、透過光量が0%の円環の遮光膜8を有す
る。
【0031】(1)ら旋構造を1巻きごとに作成する方
法 工程Aは、図16のHに示すように基板1上にら旋構造
の1巻き目のコイルを作成する。基板1の上に絶縁体材
料13を堆積させ、その上に感光材10を塗布する(図
16のA)。ここで、感光材10の膜厚と絶縁体材料1
3の膜厚は同じである。次に感光材10をマスクCを用
いて露光し、現像後、ら旋形の感光材10を作る(図1
6のB)。続いて、高温処理して感光材10を固化し、
エッチバックして感光材10の下の絶縁体材料13をら
旋形状にし(図16のC)、その基板上に金属12を堆
積する(図16のD)。このとき、ら旋構造の上部にも
金属は堆積する。上記膜厚比以外にもエッチング条件を
変えることで形成できる。
【0032】上記操作により、ら旋状の絶縁体材料の側
壁への金属の付着対策について説明する。その対策には
絶縁体材料の側壁を金属が付着しない構造にすること、
又は付着した金属を除去する方法がある。前者の例とし
て、側壁を逆テーパーに形成する。この方法は感光材を
マスクにして深さ方向にエッチングする際、深くエッチ
ングするに従い横方向にエッチングされる割合を増やす
ことにより逆テーパーの形状に形成される。このような
条件を満たすために、エッチングガスの種類や反応時の
圧力、そして電力を適切に制御することで形成される。
【0033】後者の方法は、基板面に堆積される金属の
厚みが厚く、側壁に付着する金属の厚みが薄いこと、す
なわち堆積する金属の厚みが縦方向に比べて、横方向の
厚みが薄いということを利用する。まず金属を基板全面
に堆積する。次に側壁に付着した厚みの分をエッチング
する。この時のエッチング条件は縦方向も横方向も同じ
エッチング比率になるように制御されたエッチング条件
にて行われる。こうしてエッチングした後、側壁に付着
していた金属は除去されるが、それ以外の表面に堆積さ
れている部分は表面が幾分エッチングされて薄くなって
いるが、コイルに必要な厚さを残している。この後コイ
ル部分を形成するフォトリソ工程に進む。
【0034】感光材10を塗布する(図16のE)。こ
のときの感光材10の膜厚は十分に基板1を被っていれ
ばよい。次にマスクDを用いて露光し、現像すると、ら
旋構造の土台の上の金属だけを被った感光材10が残る
(図16のF)。高温処理して、露出している金属12
をエッチングした後(図16のG)、感光材10を除去
する(図16のH)。
【0035】工程Bは、図17のQに示すように工程A
で作成した1巻き目のコイルの上に2巻き目のコイルを
作成する。絶縁体材料13を1層目の2倍の厚みで堆積
し、次に感光材10を塗布する。このときの感光材10
の厚みは、ら旋構造の1層と同じ厚みにする(図17の
I)。マスクCを用いて露光し、現像するとら旋状の感
光材10が形成される(図17のJ)。高温処理後、エ
ッチバックして2層目の土台を作成する。すると、1層
目の金属12の一部が露出する(図17のK)。この端
面が2層目の金属12と電気的に接続する。
【0036】基板全面に金属12を堆積し(図17の
L)、感光材10を塗布した後(図17のM)、マスク
Dを用いて露光し、現像するとら旋構造の金属12を被
った感光材10が残る(図17のN)。高温処理後、露
出している金属12をエッチングし(図17のO)、更
にら旋構造以外に残っている絶縁体材料13をエッチン
グして取り去り(図17のP)、感光材10を除去する
(図17のQ)。
【0037】(2)1/2巻きごとに作成する方法 本実施例の縦型ら旋コイルを作成するために用いられる
マスクについて説明する。図18は縦型ら旋コイルを1
/2巻き毎に作成する際のマスクEの平面図、図19は
マスクFの平面図である。マスクEは、透過光量が一定
幅で0〜100%で連続的に制御可能な遮光膜8を有す
る。またマスクFは、透過光量が0%の半円環の遮光膜
8を有する。
【0038】基板1に絶縁体材料13を堆積し、次に感
光材10を塗布する(図20のA)。マスクEを用いて
露光し、現像すると断面が傾斜した構造の感光材10が
作成される(図20のB)。高温処理後、エッチバック
して傾斜構造の絶縁体材料13を作る(図20のC)。
基板1の全面に金属12を堆積し(図20のD)、感光
材10を塗布し(図20のE)、マスクFを用いて露光
し、現像すると傾斜面の上の金属12を被った感光材1
0が残る(図20のF)。高温処理後、露出している金
属12をエッチングし(図20のG)、感光材10を除
去する(図20のH)。
【0039】絶縁体材料13を図20のAの膜厚の2
倍、すなわち金属12を被う高さに堆積し(図21の
I)、感光材10を塗布する(図21のJ)。マスクE
を用いて露光し、現像すると、図20のCとは逆傾斜し
た構造の感光材10ができる(図21のK)。高温処理
後、エッチバックすると図に示すように一部金属12が
露出した形ができる(図21のL)。金属12を堆積す
る(図21のM)。感光材10を塗布し、マスクFと上
下反転したマスクを用いて露光し、現像すると傾斜構造
の上の金属12を被う感光材10が残る(図21の
O)。高温処理後、露出している金属12をエッチング
した後(図21のP)、感光材10を除去する(図21
のQ)。上記工程I〜Qを繰り返し、最後にら旋構造以
外の絶縁体材料13をエッチングすることにより、図2
1のRに示す複数巻きのら旋形コイルを形成する。
【0040】以上、大別して2方法を説明したが、この
他にも一部変更について説明する。 (1)ら旋構造を一巻きごとに作成する方法 (A)金属堆積時、ら旋形状の土台の側壁にも金属が付
着する場合、土台の内周・外周よりも輪の最下層と最上
層の境界にある段差の側壁に付着する金属を除去する工
程を加えなければならない。 (B)最下層の土台以外の上層の金属配線間の絶縁体材
料を堆積する代わりに、金属酸化膜を形成して代用す
る。金属堆積後金属表面を酸化するので工程は短縮でき
る。ただし、この場合も(A)と同じように重なる部分の
上部金属を除去することと除去した部分の金属表面を選
択的に酸化する必要がある。
【0041】(2)1/2巻きごとに作成する方法 (A)上記(1)(B)と同様に金属酸化膜を形成す
る。しかし部分的に除去、酸化の必要はない。2層以降
の土台形成のためのフォトリソ工程が不要となり、金属
酸化膜を用いることでより高密度の巻き線を形成でき
る。なお、(2)の方法で土台を全て絶縁体材料で形成
する場合、各土台ごとに望む角度に形成できる。
【0042】本実施例では、コイル両端からの引出し線
について説明していないが、任意の方向に引出すことが
できる。1巻き、1/2巻き以外の巻き数で形成してい
くこともできる。またコイルの断面形状や全体の形状も
楕円、菱形、たる状、糸巻き状など他の形状も作成でき
る。また右巻きと左巻きも形成できる。また同一円筒状
に2本以上のコイル巻き線も形成できる。また同心円上
2重以上のコイルを作成できる。そして夫々のコイル同
士を接続することで、より大きなインダクタンスを得る
ことができる。また感光材をら旋状にする方法で、マス
ク上の遮光膜の厚みを変える以外にも、遮光膜に透過光
量に比例する穴をあけたり、投影露光の焦点位置から遠
ざけるためにもう一方のガラス面に遮光膜を置き、その
時できる影を利用することで透過光量を調節する。また
感光材に直接電子ビームまたはレーザビームを照射して
形成することもできる。また直接絶縁体材料にイオンビ
ームを照射して形成することもできる。透過型マスクの
他に反射型マスクの反射光量を0%から100%に連続
的に制御することで同様に作成できる。
【0043】また土台の上に輪状の所だけ感光材を除去
し、それ以外の場所に金属が堆積しないように形成する
こともできる。この方法はら旋の最下層と最上層にある
段差部の側壁への金属の付着も防いでいる。また土台自
体を金属で作ってもよい。またコイルの中空部分には、
鉄心などの金属材料をコイル部の金属と接触させないよ
うに間に薄い絶縁膜を置くことにより作成できる。また
磁気材料をコイルの中空部および外側に配置してより大
きなインダクタンスを得ることができる。
【0044】上記土台の意味は、第1層の土台だけのこ
とを意味している。しかし見方を変えればここで示して
いるコイルとなる金属層の部分を絶縁体材料に、そして
土台となる絶縁体材料のところを金属に置き換えて形成
することもできる。土台を光硬化樹脂を用いて露光する
だけで形成することもできる。
【0045】ここでは、ら旋構造を形成するために感光
材と絶縁体材料の膜厚を同じにして、エッチングの割合
も同じにしているが、最終的に絶縁体材料のら旋形状が
目的どおりに作成できればよく、上記の関係は任意でも
よい。またコイルとは関係ないが、マイクロマシン用の
スクリュ―にも用いることができる。本実施例における
ら旋コイル完成後、金属同士の接続部分を強固にするた
めに加熱工程を施す。
【0046】本発明は、次の材料により実施することが
できる。基板は、シリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒
素、ガリウムリン、インジウムアンチモン、窒化アルミ
などの半導体材料、またはガラス、セラミック、アルミ
ナ、ダイヤモンド、サファイアなどの絶縁体材料、また
はプラスチックなどの有機材料、またはアルミニウム、
ステンレスなどの金属、または磁性体材料で鉄・鉄系合
金材料、またはフェライトなどの酸化物材料などであ
る。
【0047】下地材料は、シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜などの絶縁体材料、アモルファスシリコン、ポリシ
リコンなどの半導体材料、ポリイミドなどの有機材料、
磁性体材料などである。土台は、酸化膜などの絶縁体材
料、基板もしくは基板と同じ高抵抗の半導体材料、絶縁
性有機材料、光硬化樹脂などである。
【0048】コイル材料は、アルミニウム、チタン、タ
ングステン、銅、クロムなどの金属およびこれらの合
金、ドーブされた低抵抗の半導体材料、導電性の有機材
料、ITOなどの透明導電性材料、銅酸化物などの高温
超伝導材料などである。円柱部やコイル周辺部は、空
気、酸化膜・有機材料などの絶縁体材料、Mn−Zn系
フェライト、Co系アモルファス合金、フェライト・M
oバーマロイなどの磁性体、基板材料もしくは半導体材
料、またコイルとの間に絶縁体材料を挟んで鉄などの金
属、超伝導材料などである。
【0049】本発明の他の実施形態について説明する。 I.横型ら旋コイル (1)本実施例では基板上に直接コイルを作成する方法
について説明したが、基板上に別の膜を堆積し、その膜
状に作成することもできる。 (2)コイル全体を絶縁体材料で被い、上部に別のコイ
ルを作成し積み重ねることもできる。 (3)コイル形状が円筒状だけではなく、中央部が膨ら
んだたる状形、中央部がへこんだ糸巻き形のコイルも作
成できる。この形状も様々にできる。 (4)引出し線の位置も、必ずしも図11に示すように
コイルの両端位置だけではなく、任意の位置から引出す
ことができる。それとともに引出し線の本数も多数引出
すことができる。 (5)コイルの中空部分には、絶縁体材料の他に鉄心な
どの金属材料の金属と接触させないように薄い絶縁体の
膜を置くことにより作成できる。 (6)コイル中空部分の円柱を光硬化樹脂を用いること
で、上半分の形成を露光するだけで行うことができる。 (7)図22に示すような同一円筒状に、2本、3本以
上のコイルを同時に作成できる。このコイルは、下半分
の半円を外側から内側に順に形成し、次に上半分の半円
を内側から外側に向かって順に形成する。 (8)図23に示すようなコイルの軸方向が基板面に対
して平行なスパイラルコイルも作成することができる。
形成しようとするスパイラルコイルのパターンの中心を
貫くように水平に切断し、下半分と上半分に分割して別
々に形成する。すなわち、横型ら旋コイルで下半分を形
成する方法を用いて、スパイラルコイルの下半分を外側
のパターンから連続して形成し、次に上半分を内側から
形成していく。
【0050】II.縦型ら旋コイル (1)同一円筒状に2本、3本以上のコイルを同時に作
成するため、図24に示すマスクが用いられる。マスク
は、輪の左半分は上から下に向かって透過光が増加する
と共に、一方右半分は下から上に向かって透過光が増加
するよう構成されている。 (2)巻き線を2重、3重以上にコイルを作成すること
もできる。そして夫々のコイル同士を接続することでよ
り大きなインダクタンスを得ることができる。このコイ
ルの製造には、図25に示すマスクが用いられる。マス
クは、内側の輪は右下から左下に向かって透過光が増加
すると共に、外側の輪は左下から右下に向かって透過光
が増加するよう構成されている。 (3)縦型コイルの1種で1回の露光で複数巻きのコイ
ル 複数巻きとは、スパイラルパターンを示すが、平面スパ
イラルパターンではなく、立体的なスパイラルパターン
のことを示す。中央から外側に向かって高くなった凹状
のスパイラルパターンと、外側から中央に向かって高く
なった凸状のスパイラルパターンを交互に積層して形成
する。右巻きも左巻きも作成できる。
【0051】III.横型ら旋コイルと縦型ら旋コイルを組
み合わせたコイル 縦型の土台を1巻きもしくは1/2巻き形成する。次に
土台の上に横型のコイルの下半分を形成する。すなわち
断面が半円形の溝とはしご形の金属パターンを形成す
る。次に円柱部分を形成する。さらに円柱の上に横型コ
イルの上の部分になる金属のはしごパターンを形成す
る。この後、縦型の土台を形成して、同様に横型コイル
を形成する。
【0052】IV.基板からコイルを切り離す方法 あらかじめ基板とコイルとの間に、基板およびコイルの
材料と異なる材料を置いておき、コイルが完成した後、
基板とコイルの間の材料をエッチングすることにより基
板からコイルを切離す。若しくは基板自体をエッチング
することにより基板からコイルを切り離す。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、ソレノイドコイルを集
積回路などの超小型回路上に作成できる。そして所要の
インダクタンス性能を有する単体のソレノイドコイルま
たは複数のコイルを連結することで、部品点数が少なく
回路の特性が安定な集積回路が実現できる。このような
集積回路から構成される電子製品により小型で高信頼性
が期待できる。そして、より大規模な集積回路にて予想
される遅延の問題も要所、要所にソレノイドコイルを配
置することにより、低減することができる。そして、上
記の他にも、今迄実現されていない超小型電動モータ
ー、超小型発電機など新しい部品も作成できる。また、
スプリング、マイクロマシン用スクリュー、発熱用コイ
ルなどにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により製造した横型ら旋コイルの
斜視図である。
【図2】本発明の方法により製造した横型ら旋コイルの
側面図である。
【図3】横型ら旋コイルの製造方法を断面で示す工程図
である。
【図4】本発明の方法により横型ら旋コイルを作成する
際のマスクAを用いた露光描画の模式を示す斜視図であ
る。
【図5】マスクBを用いた露光描画の模式を示す斜視図
である。
【図6】マスクA及びマスクBの透過光量と遮光膜の関
係を示す図である。
【図7】ら旋コイルの製造方法を断面で示す工程図であ
る。
【図8】本発明の方法により横型ら旋コイルを作成する
工程(A)における基板の平面図である。
【図9】本発明の方法により横型ら旋コイルを作成する
工程(B)における基板の平面図である。
【図10】本発明の方法により横型ら旋コイルを作成す
る工程(C)における基板の平面図である。
【図11】本発明の方法により横型ら旋コイルを作成す
る工程(D)における基板の平面図である。
【図12】本発明の方法により製造した縦型ら旋コイル
の斜視図である。
【図13】本発明の方法により製造した縦型ら旋コイル
の側面図である。
【図14】本発明の方法により縦型ら旋コイルを作成す
る際に用いるマスクCの平面図である。
【図15】マスクDの平面図である。
【図16】本発明の方法により縦型ら旋構造を1巻きご
とに作成する工程図である。
【図17】図16の工程に続く工程図である。
【図18】本発明の方法により縦型ら旋コイルを1/2
巻き毎に作成する際のマスクEの平面図である。
【図19】マスクFの平面図である。
【図20】本発明の方法により縦型ら旋構造を1/2巻
きごとに作成する工程図である。
【図21】図20の工程に続く工程図である。
【図22】同心円に配置された複数のら旋コイルの断面
図である。
【図23】横型スパイラルコイルの断面図である。
【図24】同一円周上に2重の縦型ら旋コイルを形成す
るときに用いられるマスクの平面図である。
【図25】同一円心上に2重のら旋コイルを形成すると
きに用いられるマスクの平面図である。
【図26】従来の投影露光装置の模式図である。
【符号の説明】
1 基板 2 コイル部 3 円筒部 4,5 引出し線 10 感光材 12 金属 13 絶縁体材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/00 - 41/12 H01F 5/00 - 5/06 H01F 17/00 - 17/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成する横型ら旋コイルの断面
    を二等分にして上半分と下半分に分け、下記の工程A〜
    Dにより形成する方法であって、 前記基板に感光材を塗布し、長方形パターンの外側に遮
    光膜があり、その内側には遮光膜のないマスクを用いて
    前記感光材を露光・現像して長方形パターンを感光材に
    転写して長方形パターンの内側の感光材を除去し、次に
    感光材が除去された長方形パターンの領域の基板表面が
    露出した部分を等方性エッチングすることで長方形の溝
    の断面形状を半円状の下半分に形成する工程Aと、 前記工程Aで作成した溝状部分に、ら旋形コイルの下半
    分の金属配線を形成する工程Bと、 前記工程Bで形成した金属配線の上に、ら旋コイルの内
    側部分を成す断面が円の直径に等しくなるように絶縁体
    材料を堆積させ、更に断面が円の内側部分の半径に等し
    くなる厚みの感光材を塗布し、長方形パターンの内側に
    遮光膜があり、その外側には遮光膜がなく、かつ長方形
    パターンの短手方向の幅がら旋コイルの内側部分を成す
    断面の円の直径に等しいマスクを用いて前記感光材を露
    光・現像して、長方形パターンを感光材に転写して長方
    形パターンの外側の感光材を除去し、次に加熱・溶融し
    て感光材の断面形状を、円状の上半分に形成し、次にド
    ライエッチングにより前記感光材と共に下地材料をエッ
    チバックして、感光材の断面形状を下地材料に転写して
    前記下半分に形成した金属配線の内側に、ら旋形コイル
    の内側部分となる円筒部を絶縁体材料で作成する工程C
    と、 前記工程Cで作成した円筒部の外周面にら旋形コイルの
    上半分の金属配線を形成する工程Dと、からなることを
    特徴とする横型マイクロソレノイドの製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上に形成する横型ら旋コイルの断面
    を二等分にして上半分と下半分に分け、下記の工程A〜
    Dにより形成する方法であって、 前記基板に感光材を塗布し、マスクAを用いて前記感光
    材を露光・現像して感光材の断面形状を真円状の下半分
    に形成し、次にドライエッチングにより前記感光材とと
    もに下地材料をエッチバックして、感光材の断面形状を
    下地材料に転写することで溝の断面形状を真円状の下半
    分に形成する工程Aと、 前記工程Aで作成した溝状部分に、ら旋形コイルの下半
    分の金属配線を形成する工程Bと、 前記工程Bで形成した金属配線の上に、ら旋コイルの内
    側部分を成す断面が真円の直径に等しくなるように絶縁
    体材料を堆積させ、更に断面が真円の内側部分の半径に
    等しくなる厚みの感光材を塗布し、マスクBを用いて露
    光・現像して前記下半分に形成した金属配線の内側に、
    ら旋形コイルの内側部分となる円筒部を絶縁体材料で作
    成する工程Cと、 前記工程Cで作成した円筒部の外周面にら旋形コイルの
    上半分の金属配線を形成する工程Dと、を備え、 前記マスクAは、断面真円の半円状の溝を基板に形成す
    る為に、光を100%透過させるガラス上に溝幅を超え
    る部分を透過光量が0%の遮光膜にし、前記溝の最も深
    い位置を中央として前記透過光量が0%の遮光膜の内側
    を中央に向けて透過光量が0%から100%に連続的に
    制御可能な遮光膜を有すると共に、マスクBは断面真円
    の半分の円筒部を絶縁体材料により基板上に突出形成す
    る為に、前記マスクAの透過光量とは逆の関係で制御可
    能な遮光膜を有することを特徴とする横型マイクロソレ
    ノイドの製造方法。
  3. 【請求項3】 基板の上に絶縁体材料を堆積させ、その
    上に感光材を塗布し、マスクCを用いて前記感光材を露
    光した後、現像してら旋形の感光材を作る工程Aと、 前記工程Aの後に、高温処理して感光材を固化し、エッ
    チバックして感光材の下の絶縁体材料をら旋形状に形成
    し、その基板上に金属を堆積させる工程Bと、 前記工程Bの後に、感光材を塗布し、マスクDを用いて
    露光して現像し、ら旋構造の土台の上の金属だけを被っ
    た感光材を残す工程Cと、 工程Cに続いて、高温処理して、露出している金属をエ
    ッチングした後、感光材を除去する工程Dと、を備え、 前記マスクCは、光を100%透過させるガラス上に透
    過光量を円環状かつ連続的に100%から0%までの間
    で制御可能な遮光膜を有し、また前記マスクDは透過光
    量が0%の円環の遮光膜を有することを特徴とする縦型
    マイクロソレノイドの製造方法。
  4. 【請求項4】 基板の上に絶縁体材料を堆積させ、その
    上に感光材を塗布し、マスクEを用いて前記感光材を露
    光した後、現像して傾斜した感光材を作る工程Aと、 前記工程Aの後に高温処理し、エッチバックして傾斜構
    造の絶縁体材料を作り、基板の全面に金属を堆積させる
    工程Bと、 前記工程Bの後に感光材を塗布し、マスクFを用いて露
    光し、現像して傾斜面の上の金属を被った感光材を残す
    工程Cと、 前記工程Cに続いて、高温処理して、露出している金属
    をエッチングした後、感光材を除去する工程Dと、を備
    え、 前記マスクEは、一定幅をもって連続的に透過光量が制
    御可能な遮光膜を有し、また前記マスクFは透過光量が
    0%の半円環の遮光膜を有することを特徴とする縦型マ
    イクロソレノイドの製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上に形成する横型ら旋コイルの断面
    を二等分にして上半分と下半分に分け、下記の工程A〜
    Eにより形成する方法であって、 前記基板に絶縁体材料を堆積させ、その上に感光材を塗
    布し、マスクAを用いて前記感光材を露光・現像して感
    光材の断面形状を真円状の下半分に形成し、次にドライ
    エッチングにより前記感光材とともに下地材料をエッチ
    バックして、感光材の断面形状を下地材料に転写するこ
    とで溝の断面形状を真円状の下半分に形成する工程A
    と、 前記工程Aで作成した溝状部分に、ら旋形コイルの下半
    分の金属配線を形成する工程Bと、 前記工程Bで形成した金属配線の上に、ら旋コイルの中
    空部分を成す断面真円の直径に等しくなるように絶縁体
    材料を堆積させ、更に断面真円の中空部分の半径に等し
    くなる厚みの感光材を塗布し、マスクBを用いて露光し
    て現像し、前記下半分に形成した金属配線の内側に、ら
    旋形コイルの中空部分となる円柱を絶縁体材料で作成す
    る工程Cと、 前記工程Cで作成した円柱にら旋形コイルの上半分の金
    属配線を形成する工程Dと、 前記工程Dの後に等方性エッチングにより基板上の絶縁
    体材料を除去し、ら旋コイルを基板から切り離す工程E
    と、を備え、 前記マスクAは、断面真円の半円状の溝を基板に形成す
    る為に、光を100%透過させるガラス上に溝幅を超え
    る部分を透過光量が0%の遮光膜にし、前記溝の最も深
    い位置を中央として前記透過光量が0%の遮光膜の内側
    を中央に向けて透過光量が0〜100%に連続的に制御
    可能な遮光膜を有すると共に、マスクBは断面真円の半
    分の円柱を絶縁体材料により基板上に突出形成する為
    に、前記マスクAの透過光量とは逆の関係に制御可能な
    遮光膜を有することを特徴とする横型マイクロソレノイ
    ドの製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に第一絶縁体材料を堆積させ、更
    に第二絶縁体材料を堆積させ、その上に感光材を塗布
    し、マスクCを用いて前記感光材を露光した後、現像し
    てら旋形の感光材を作る工程Aと、 前記工程Aの後に、高温処理して感光材を固化し、エッ
    チバックして感光材の下の第一絶縁体材料をら旋形状に
    形成し、その第一絶縁体材料上に金属を堆積させる工程
    Bと、 前記工程Bの後に、感光材を塗布し、マスクDを用いて
    露光して現像し、ら旋構造の土台の上の金属だけを被っ
    た感光材を残す工程Cと、 工程Cに続いて、高温処理して、露出している金属をエ
    ッチングした後、感光材を除去する工程Dと、 前記工程Dの後に等方性エッチングにより基板上の第一
    絶縁体材料を除去し、ら旋コイルを基板から切り離す工
    程Eと、を備え、 前記マスクCは光を100%透過させるガラス上に透過
    光量を円環状かつ連続的に100%から0%までの間に
    制御可能な遮光膜を有し、また前記マスクDは透過光量
    が0%の円環の遮光膜を有することを特徴とする縦型マ
    イクロソレノイドの製造方法。
  7. 【請求項7】 基板上に第一絶縁体材料を堆積させ、更
    に第二絶縁体材料を堆積させ、その上に感光材を塗布
    し、マスクEを用いて前記感光材を露光した後、現像し
    て傾斜した感光材を作る工程Aと、 前記工程Aの後に高温処理し、エッチバックして傾斜構
    造の第二絶縁体材料を作り、基板の全面に金属を堆積さ
    せる工程Bと、 前記工程Bの後に感光材を塗布し、マスクFを用いて露
    光し、現像して傾斜面の上の金属を被った感光材を残す
    工程Cと、 前記工程Cに続いて、高温処理して、露出している金属
    をエッチングした後、感光材を除去する工程Dと、 前記工程Dの後に等方性エッチングにより基板上の第一
    絶縁体材料を除去し、ら旋コイルを基板から切り離す工
    程Eと、を備え、 前記マスクEは、矩形の一辺から対辺に向けて連続的に
    透過光量が変化し、また前記マスクFは透過光量が0%
    の半円環の遮光膜5aを有することを特徴とする縦型マ
    イクロソレノイドの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載された方
    法により製造されたマイクロソレノイドコイル。
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