JP3132491U - 車椅子用フットレストの開閉操作機構 - Google Patents

車椅子用フットレストの開閉操作機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3132491U
JP3132491U JP2006010927U JP2006010927U JP3132491U JP 3132491 U JP3132491 U JP 3132491U JP 2006010927 U JP2006010927 U JP 2006010927U JP 2006010927 U JP2006010927 U JP 2006010927U JP 3132491 U JP3132491 U JP 3132491U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
lever
operating rod
retracted position
body holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006010927U
Other languages
English (en)
Inventor
學 松宮
Original Assignee
學 松宮
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 學 松宮 filed Critical 學 松宮
Priority to JP2006010927U priority Critical patent/JP3132491U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132491U publication Critical patent/JP3132491U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】簡単な機構で、安価で、既存の車椅子に容易に装着できる車椅子用フットレストの開閉操作レバーキットを提供する。
【解決手段】既存のフットレストに替えて本考案によるフットレスト操作キットを取り付けることにより、フットレストの水平位置と退避位置(垂直に近い位置)の操作を、途中の一か所でのみガイドされた操作棒の押し引きにより実現した。
【選択図】図1

Description

本考案は、車椅子用フットレストを使用者が座ったまま退避位置(開位置)と使用位置(閉位置)を選択的に操作するための機構に関する。
車椅子のフットレスト(足載せ台)を使用者が座ったまま、あるいは介助者が立ったまま開閉するための機構は従来様々な方法が考案されてきたが、どれも機構または部品形状が複雑なため高価になり、いまだに広く普及するには至っていないのが現状である。
例えば、特許文献1は「3個以上の剛体たるリンクを連結して」手元にある操作部の運動をフットレストの開閉運動に変換している。
特許文献2では、歯車と噛み合うウォーム歯車、カサ歯車、ラックとの組み合わせで、あるいは歯車と噛み合う1条毎の溝を持つシャフトで、あるいは長穴部のあるアームと該長穴に嵌ったローラーで、あるいは円盤に設置されたローラーと該ローラーに嵌った長穴で、あるいはプーリーとベルトで操作部の運動をフットレストの開閉運動に変換している。
特許文献3では、歯車、プーリー、カム等の動力伝達手段により、手元部の回転をフットレストの水平方向の回転に変換する考案がなされている。
実公平02−44741 実登3046380 実登3050381
本考案は、簡単な機構で、安価で、既存の車椅子に容易に装着できる車掎子用フットレストの開閉操作レバーキットを提供することである。
既存のフットレストに替えて本考案によるフットレスト操作キットを取り付けることにより、フットレストの水平位置と退避位置(垂直に近い位置)の操作を、途中の一か所でのみガイドされた操作棒の押し引きにより実現した。
請求項1の考案によれば、操作棒はフットレスト本体を取り付けた回動可能なフットレスト本体保持部品に固定されたレバーに連結され、この連結部を押し引きすることによりフットレスト本体を回動させる。このとき、操作棒を途中の一か所のみでガイドすることにより、操作棒の動きを直線運動に限定することなく回転運動も可能になるため、操作棒とレバーの連結を回転運動だけが可能な穴とピンの嵌合関係に単純化でき、機構全体を単純化できた。
さらに請求項2の考案によれば、フットレスト本体を水平位置から100度〜130度回転させた位置を退避位置とし、退避位置でフットレストの回転軸周りに発生する重力によるモーメントの合計が、フットレストが水平に戻る方向とは逆に働くように重心と角度の関係を選定した。この結果、退避位置を保持するためのロック機構を設けることなく退避位置を保持できるので機構を単純化できた。
請求項3の考案によれば、フットレスト本体保持部品に固定したレバーを使用者から見て後方に延長することにより、操作棒の位置を車椅子本体と使用者に近づけることができ、且つ、回動した際にレバーがフットレスト取付け部品に干渉することがなくなったので、レバーの作動範囲を適切に選ぶことが可能になった。
請求項4の考案によれば、フットレスト本体保持部品に固定されたレバーと操作棒との連結部と、回転軸中心と、操作棒の作動方向で決まる回転力を発生する有効腕の長さが、フットレストが水平位置にある時の方が退避位置にある時よりも大きくなるように構成する。フットレスト本体に働く重力によって発生するモーメントは水平位置で最大になるが、上記の構成にすることにより、操作するのに必要な押し力の最大値を小さくすることができた。
以上のような構成にすることにより、部品点数が少なく安価で既存の車椅子に簡単に装着することができ、操作が簡単でメンテナンスも容易なフットレスト開閉操作レバーキットを提供することができる。
足載せ部を手で触る必要がなくなるので各種感染予防に効果があり、且つ使用者や介護者の身体的負担も軽減できる。
考案を実施するための最良の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
車椅子に装着されている既存のフットレストを車椅子本体1の前方左右下部の中空パイプ2から外し、替わりに本考案によるフットレスト開閉機構キットのフットレスト取付け部品3を前記中空パイプ2に挿入し、固定用ボルト20を回して斜面を形成した部品21を締め付けて、フットレスト取付け部品の斜面形成部22上を滑らせることにより、部品21を中空パイプ2の内面に押しつけて適当な位置で固定する。
前記フットレスト取付け部品3にはその取付け状態において前方に突き出たシャフト4が溶接により固定されており、該シャフト4の外側に中空パイプ状のフットレスト本体保持部品5を嵌合させ、該フットレスト本体保持部品5に開けられた長穴30を通るピン又はボルト31がシャフト4に固定されている。長穴30を通るピン又はボルト31によってフットレスト本体保持部品5の回転可能角度が100度〜130度に制限される。
フットレスト本体保持部品5には、短いパイプ状の回り止めストッパー5aが溶接されており、フットレスト本体6をフットレスト本体保持部品5に嵌合させた際に、フットレスト本体6がストッパー5aに当接して回り止めとなり、足の重さを受け止める。
回り止めストッパー5aの位相と、ピン又はボルト31の位相と、長穴30の位相を適切に選ぶことにより、フットレストの足載せ面7がほぼ水平位置と、水平位置から100度〜130度上方に回った位置の間で回動可能になる。
前記フットレスト本体保持部品5のそれぞれ外側(右または左方向)に後方に向かって板状のレバー8が溶接により固定され、レバーが後方に延長した部分12の端部がほぼ垂直上方に曲げられている。前記垂直上方に曲げられた部分に穴があり、該穴と操作棒10の先端部をピン(またはピン状に曲げられた部分)にて結合し、該操作棒10を途中でガイドするための部品11が車椅子本体1の側部に固定されている。
操作棒のガイド11は、例えば鉄板に穴を開けた簡単な部品であり、該穴の径は操作棒10の外径より1mm程度大きいので、操作棒は直線運動のみに規制されることなく、ある程度の回転運動が可能である。
このことにより、操作棒10の先端部とレバー8の端部を直接ピンで結合しても作動が可能になる。
フットレスト本体保持部品5に溶接されたレバー8は、外側後方に伸びている部分12を設けることにより連結部9の位置を車椅子本体の前方左右下部の中空パイプ2より後方になるようにし、かつ、レバー8がシャフト4を軸として回動した際に、フットレスト取付け部品3に装着されたボルト20に干渉することを避けることができる。
このことにより、フットレストの足載せ面7が水平な場合の有効腕の長さLを大きめにとりながら(つまり腕の初期位置が水平に近い)、かつ最大130度程度の大きな作動角を実現することが可能になった。
図4は、図3の矢印で示した作動方向に操作棒10を押してフットレスト本体6を回転させ、退避位置で停止した状態を示している。
この状態における有効腕の長さMはLに比べてかなり小さいが、フットレスト本体6を水平方向に戻し始めるのに必要なトルクも小さいため、操作に支障は無い。
図4に示したフットレストの退避位置において、回転部であるフットレスト本体保持部品5とフットレスト本体6の重力により発生する回転モーメントの合計が、フットレストが水平に戻る方向とは反対方向(図では反時計方向)に作用させることにより、特別なストッパー機構を設けることなく退避位置を保持できるようにした。
これにより、構造がシンプルで使いやすく故障しにくい機構にできた。
本考案によるフットレスト開閉操作機構を車椅子に装着した状態を示す斜視図である 本考案によるフットレスト開閉操作機構の側面図である 本考案によるフットレスト開閉操作機構の正面図(図2に於けるA−A断面図)である 本考案によるフットレスト開閉操作機構を作動させて、フットレストを退避位置に保持した状態を示す正面図である
符号の説明
1 車椅子本体
2 車椅子本体の前方左右下部の中空パイプ
3 フットレスト取付け部品
4 シャフト(回転軸)
5 フットレスト本体保持部品
5a 回り止めストッパー
6 フットレスト本体
7 足載せ面
8 レバー
9 連結部
10 操作棒
11 操作棒のガイド
12 レバーが外側後方に伸びている部分
20 固定用ボルト
21 固定用ボルトで締め付けられる斜面を形成した部品
22 フットレスト取付け部品の斜面形成部
30 長穴
31 ストッパーピンまたはボルト
L フットレストが水平時の有効腕の長さ
M フットレストが退避位置にあるときの有効腕の長さ

Claims (4)

  1. 車椅子のフットレストを使用者が座ったまま退避位置(垂直に近い位置)と使用位置(ほぼ水平位置)を選択的に操作可能にするための機構であり、
    車椅子本体の前方左右下部の2か所のパイプに、一対のフットレスト取付け部品をそれぞれ適当な高さに固定する手段と、
    前記フットレスト取付け部品に固定されて前方に突き出したシャフトと、
    該シャフトに嵌合し該シャフトを回転軸として100度〜130度回転可能なフットレスト本体保持部品と、
    該フットレスト本体保持部品に固定されることにより足載せ面が使用位置と退避位置間を回動可能となるフットレスト本体と、
    該フットレスト本体保持部品に固定され、該回転軸に対してフットレストの足載せ面とは反対方向に突き出したレバーと、
    該レバーに連結され該レバーを上下に押し引きするための操作棒と、
    該操作棒を途中でガイドするための部品からなり、該操作棒を途中でガイドする部分が操作棒1本につきそれぞれ一か所のみであることを特徴とするフットレスト操作機構。
  2. フットレスト本体が退避位置にあるとき、回転軸周りに作用するフットレスト本体とフットレスト本体保持部品の自重によって発生する回転モーメントの合計が、フットレストが水平に戻る方向とは反対方向に働くことにより、フットレストが倒れずに退避位置を維持する効果があることを特徴とする請求項1記載のフットレスト操作機構。
  3. フットレスト本体保持部品に固定され、回転軸に対してフットレストの足載せ面とは反対方向に突き出したレバーを、車椅子の後方向に延長することにより、前記レバーの端部に連結される操作棒の位置を使用者に近づけ、フットレストを退避位置に押した際に操作棒及び前記レバーがフットレスト取付け部品に干渉せず、より大きな角度範囲で作動可能にしたことを特徴とする請求項1記載のフットレスト操作機構。
  4. フットレスト本体保持部品に固定されたレバーと操作棒との連結部と、回転軸中心と、操作棒の作動方向で決まる回転力を発生する有効腕の長さが、フットレストが水平位置にある時の方が退避位置にある時よりも大きくなるように構成したことを特徴とするフットレスト操作機構。
JP2006010927U 2006-12-28 2006-12-28 車椅子用フットレストの開閉操作機構 Expired - Fee Related JP3132491U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010927U JP3132491U (ja) 2006-12-28 2006-12-28 車椅子用フットレストの開閉操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010927U JP3132491U (ja) 2006-12-28 2006-12-28 車椅子用フットレストの開閉操作機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3132491U true JP3132491U (ja) 2007-06-14

Family

ID=43283221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006010927U Expired - Fee Related JP3132491U (ja) 2006-12-28 2006-12-28 車椅子用フットレストの開閉操作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3132491U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125296A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Watanabe Welding Co Ltd フットレストの開閉装置およびそれを備えた車椅子
JP2013074952A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Systec:Kk 車椅子のフットレスト装置とこれを搭載した車椅子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125296A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Watanabe Welding Co Ltd フットレストの開閉装置およびそれを備えた車椅子
JP2013074952A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Systec:Kk 車椅子のフットレスト装置とこれを搭載した車椅子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6590468B2 (ja) 改良された精密制御により制御される自転車用のギアシフト装置
JP6286226B2 (ja) 改良された精密制御により制御される自転車用のギアシフト装置
US9469380B2 (en) Bicycle control device
TWI333919B (ja)
KR101743428B1 (ko) 자동 퇴축 및 완충 장치
JP3132491U (ja) 車椅子用フットレストの開閉操作機構
JP2009132343A (ja) ブレーキレバー調整装置
AU2022201474B2 (en) Scooter
JP2011032844A (ja) ダンパ付きヒンジ装置
US7682292B1 (en) Flywheel-type variable resistance generating device for an exercising apparatus
JP4664886B2 (ja) 二輪車のブレーキ・スタンド連動装置
GB2482246A (en) Damped link mechanism for a baby carriage
JP2011042978A (ja) 扉装置
JP5007147B2 (ja) ウォークイン機構付きシートリクライニング装置
JP5718279B2 (ja) 幼児用座席装置のハンドル装置
KR101493165B1 (ko) 도어 힌지
KR20060003771A (ko) 자전거 안장 위치조절장치
TW200700271A (en) Spring type rear foot pedal in motorcycle
JP2013102846A (ja) 収納キャビネット
JP3645563B1 (ja) 可折杖
CN112437619B (zh) 椅子
JP2010142578A (ja) 便蓋開閉機構
KR100862421B1 (ko) 차량의 파킹레버
JP4733487B2 (ja) フットレストの接続部材
JP2010006134A (ja) 自転車の補助操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 6

R255 Notification of exclusion from application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees