JP3132485U - カフスボタン - Google Patents

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喜代治 片山
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日本メジカル株式会社
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Abstract

【目的】 ノーマルカフスシャツ及びコンバーチブルカフスシャツの両方に応用可能なカフスボタンの開発
【構成】 取り外し可能な留め具、鎖、取り外し可能な飾りボタンよりなる。
【効果】 ノーマルカフスシャツ及びコンバーチブルカフスシャツの両方に使え、装飾効果が発揮出来るカフスボタンの開発により、カフスボタンの市場拡大が期待される。
【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
産業上の利用分野
カフスボタン。
本考案と類似の技術は過去に存在しない。
シャツの袖カフスには、財団法人日本化学繊維検査協会発行の「衣料品講座」によると、大きく分けて4種類ある。
(1)シングルカフス(ノーマルカフス):片方にボタンがついて留めるスタイル
(2)コンバーチブルカフス:片方にボタンが付き、両方にボタンホールがあり、ボタンで留めることも、カフスボタンで留めることもできる。
(3)ダブルカフス:ボタンが付いて無く、折り返してカフスボタンで留めるスタイル。
(4)テニスカフス:カフスボタン専用のシングルカフス
従来のカフスボタンは上記の(2)(3)(4)に応用できるが(1)には出来ない。
日本ではノーマルカフスシャツが量的比率より見て殆どを占めている。
本考案が解決しようとする課題
ノーマルカフスの長袖シャツの袖口の装飾効果と袖口の開口度の固定をするカフスボタンの必要性が大でこの商品ができればカフスボタンの市場を著しく拡大する事が出来る。
課題を解決するための手段
本考案は上記の課題を解決するために考案されたものである。即ち、ノーマルカフスシャツでボタンを外した状態において、ボタンホールに取り外し可能な飾りボタンを差込み固定する、一方相対するボタンには取り外し可能な留め具を係合させる、そしてこの留め具と先述の固定式飾りボタンを適当な長さの鎖で繋ぐ。これによって袖口の開き具合を固定でき、ノーマルカフス用の装飾用カフスボタンが完成することになる。
上記の取り外し可能な飾りボタンの機能について説明すると、先ずこの飾りボタンはボタンホールに使用中安定的に留まっている必要がある。又取り付け、取り外しが容易であること、比較的軽量であることなどが必要である。
取り外し可能な飾りボタンの構成について説明すると、イヤリング等に使われる金属製の板バネ式固定具がそのまま使われる。又ネクタイピンに使われる弾力性のある長方形の金属板を2重に折り曲げて布を挟み込む性質のあるもの、又は図1の3に示した如く、ボタンの大きさの薄い円盤とボタンホールより小さい径の薄い円盤を3 4ミリの間隔を空けて円盤の中心部で連結したダブルフランジ型ボタンのような方式の固定具等がある。さらに従来広くカフスボタンに使われているピボットアンカー式や牡雌型ホック式カフスボタン等は少し改良すれば、そのまま本考案の固定用飾りボタンとして利用できる。ボタンホールに安定的に係止して鎖を保持する機能のあるものならどんな形態のものでも材料として使える。
飾りボタンと留め具を繋ぐ鎖はネクタイピンに使われているような、細い金属線の環を連結したものが好ましく使われる。あまり強度はいらない。鎖の材質は金属、高分子樹脂が良いが、金属の鎖以外にも繊維を原料にしたひもでも良い。今まで説明を理解しやすくするために鎖という表現をしたが、袖口の開口度を安定化するための硬さ、強度、伸度、可撓性があればどんな素材でもどんな成形物でも本考案の索条としてつかえる。
鎖の素材として貴金属を使うと装飾効果を上げることができる。
ボタンに係合する取り外し可能な留め具には、いろんな選択がある。ボタンの根元に引っかけて係止する性能のものが良い。図1の1のごとき環状リングはその一例であるが、その他、クエスチョンマークの形をした金属フック、茄子型鉤フック、引き輪型開閉リング、円形或いは楕円形のリング、ナイロンモノフイラメントの組紐の輪などボタンに安定的に係合する機構のものならなんでも良い。
使用方法は、図2に一つの例を示した。長袖ノーマルカフスシャツの袖口ボタンを外し、外されたボタンの根元に、鎖の一端を接合されたリング状留め具を引っかけて填める、次いで鎖の反対側に接合されているダブルフランジ型の飾りボタンの小さな直径のフランジをボタンホールの外側からボタンホールに押し込み、もう一方の大きな径のフランジをボタンホールの外側に配置させればボタンホールに安定的に固定される。これによって開袖状態の左右の袖の開口角は固定されカフスボタンとしての性能が発揮されることになる。
もう一つの使用方法を述べる。
本考案の図1に示した3つの構成成分よりなるカフスボタンは、コンバーチブルカフスの袖部にも応用できる。即ち図3に示した如く、シャツのボタンを外し、ダブルフランジ型飾りボタンの小さな径のフランジをボタンホールに差込む、同時に図1の先端のリング1を図3に示した如く先述のボタンホールに外側から差込み、もう一方の袖側にあるボタンに隣接するボタンホールより外へ引き出す次いでそのリングをボタン4の根本に引っかけて填める。これによって袖の開口度は固定されカフスボタンの効果が発揮されることになる。
本考案に係わるカフスボタンの側面をあらわす図 ノーマルカフスのカフスボタンとして使用した場合の状態図 コンバーチブルカフスのカフスボタンとして使用した場合の側面図
符号の説明
1 留め具
2 鎖
3 ダブルフランジ型飾りボタン
4 ボタン
5 シャツの袖部

Claims (2)

  1. ノーマルカフスタイプの長袖シャツのボタンを外したときの袖口の開き度の固定と安定化のために、ボタンホール部に取り外し可能な固定式飾りボタンを付ける、一方、相対するボタン部分には取り外し可能な固定具を係合し、この固定具と先の固定式飾りボタンを索条物にてつなぎ、袖口の開き度を固定し、安定化することを特徴とするカフスボタン。
  2. コンバーチブルカフスタイプの長袖シャツのボタンを外した状態における袖の着用時の開口度の安定化のために、ボタンホール部に取り外し可能な固定式飾りボタンを付ける、同時に上記の飾りボタンに連接された取り外し可能な固定具を、飾りボタンを取り付けたボタンホールに差込み、ボタンに隣接するボタンホールより外側に引き出して、外側よりボタンに填めることにより袖口の開口角度を固定し安定化することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のカフスボタン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008352A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Takashi Kitai ジャケットボタンホール用装飾

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