JP3132431U - 高圧放電ランプ - Google Patents

Abstract

【課題】単純かつ信頼できる形式で製造されることができる高圧放電ランプを提供する。
【解決手段】高圧放電ランプであって、一方の端部に口金が設けられており、内部容器２，３が設けられており、該内部容器が包囲部分２４によって包囲されており、電気端子を備えた口金が、内部容器と、包囲部分とを支持している形式のものにおいて、（ａ）口金が口金絶縁体１２を有しており、該口金絶縁体が絶縁材料から製造されており、前記口金絶縁体に内部容器が収容されており、（ｂ）電気端子が、互いに接続された給電ラインと延長ワイヤとを含み、（ｃ）少なくとも１つの延長ワイヤが、該延長ワイヤを給電ラインに機械的に接続するために、コイル状に形成されておりかつ給電ラインの端部に巻き付けられた一方の端部を有している。
【選択図】図１

Description

本考案は、請求項１の前提部による高圧放電ランプに基づく。このようなランプは特に、一般的な照明又は光学的な目的のための高圧放電ランプである。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第１０３３６２８２号明細書は、モジュラー設計を有する高圧放電ランプを開示している。この場合、口金は口金絶縁体を有しており、この口金絶縁体から給電ラインが口金のねじ山にまで延びている。この場合、内側部分から突出した給電ラインに溶接された延長ワイヤが一般的に使用されている。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第１０３３６２８２号明細書

本考案の目的は、単純かつ信頼できる形式で製造されることができる高圧放電ランプを提供することである。

この目的は請求項１の特徴によって達成された。

特に有利な構成は従属請求項から収集されることができる。

本考案によれば、給電ラインと延長ワイヤとの間に単純な巻線技術によって機械的接続が提供される。この場合、延長ワイヤは開放巻線を有する。この開放巻線は、給電ラインに回転しながら被せられ、これにより、延長ワイヤに十分に堅固に結合される。複雑な工具及び接続機械は不要である。

好適には、例えば延長ワイヤがNicorros等のニッケル含有合金から成りかつ給電ラインが以下のグループから選択された金属又は合金から成る：モリブデン、モリブデンの合金、鉄／銅等。

銅等の他の材料は延長ワイヤにはあまり適していない。なぜならばこの材料は、電気抵抗は理想的で適しているけれども、例えば溶接作業中の高い負荷に耐えることができないからである。

接続しようとするラインの対、この場合には給電ラインと延長ワイヤ、の場合、直径が互いに適合させられるように注意する必要がある。例えば、給電ラインの直径は延長ワイヤの直径の１．７倍であることができる。絶対的な意味では、直径は６００〜１０００μｍの大きさのオーダであるべきである。

好適には、拡開されていない状態における延長ワイヤにおけるコイルの内径ＩＤに対する、給電ラインの外径ＡＤの比は、十分なばね力が有効であるように選択されるべきである。好適には、このことは、１．１〜１．３の範囲のＡＤ／ＩＤ比で達成される。拡開された状態において、コイルは給電ラインに対して緊密に支持され、そのばね力によって給電ラインを保持する。

本考案は、内側部分が外側部分に支持されており、この場合、口金絶縁体に係止させられている高圧放電ランプに適している。あらゆる慣用のガラス、すなわち、特に硬質ガラス、Vycor又は石英ガラス、がバルブのための材料として使用されることができる。充填物の選択に対する特定の制限もない。また、反射器が特にガラス、金属又はプラスチックから成る反射形ランプにおける適用も適切である。

本考案は、以下に複数の典型的な実施形態を引用しながらより詳細に説明される。

図１及び図２はメタルハライドランプ１の典型的な実施形態を示しており、それぞれ互いに９０゜だけ回転させられている。２つの端部においてシールされたセラミック放電容器２は、ランプ軸線Ａに沿って長手方向に延びて配置されている。セラミック放電容器は外側バルブ３によって緊密に包囲されており、この外側バルブは、一方の端部においてピンチシールを有しており、石英ガラスから製造されている。両部材２，３は相俟って内部容器（２，３）を形成している。短い給電ライン５と長い給電ライン６とを有するフレーム４は、放電容器２を外側バルブ３内に保持している。放電容器の内部における電極７は、導入線８を介して給電ライン５，６に接続されている。前記給電ラインは、ピンチシール９の領域において外部給電ライン１０に接続されており、ピンチシールは外側バルブ３をシールしている。外側バルブのピンチシール９は、セラミックから成る絶縁体１２に設けられた、前記ピンチシールに適合する開口１１に嵌合させられており、この開口内に設けられたクリップ３４によって保持されている。口金は、実質的に口金絶縁体１２とねじ口金部１９とから形成されている。この開口１１は中央カラー部１３によって包囲されている。中央カラー部は、半径方向に突出したディスク状のセグメント１５の上面１４から突出している。さらに、セグメント１５は、側壁１６と下面１７とを有するように設計されている。この下面１７は、ランプホルダに関連した部分、この場合にはねじ山を備えたねじ口金部１９、を保持するネック部１８に載置されている。ねじ口金部１９は圧着２０によってネック部１８に固定されている。ネック部１８の内側は中空であり、給電ライン１０は、ネック部のキャビティにおける機械的接続２２を介して口金の電気端子２３に接続されている。このことは図３に詳細に示されている。

比較的大きな距離を置いて外側バルブ３を包囲した外管２４は、口金側開口２５を有しており、この口金側開口２５は、円形であり、セグメント１５の外径に適合した直径を有している。

外管２４は、開口２５において、半径方向に突出した縁部２７が設けられている。この縁部は、平坦な、下部接触面２８を有しており、この下部接触面は、口金絶縁体のセグメントの上面１４に適合されている。

図３は、給電ラインと延長ワイヤとの間の接続を詳細に示している。この場合、給電ライン１０は、０．８ｍｍの直径を有するモリブデンから成っており、延長ワイヤ２３は、０．６ｍｍの直径を有するNicorrosから成っている。延長ワイヤの端部は、約５回の巻き数を有するコイル２６を形成するように巻成されている。コイルは給電ラインに回転しながら被せられている。この場合の回転方向は、コイルが回転させられた場合に容易に開くように、コイルの巻き方向とは反対でなければならない。この場合、コイルの内径は、最初は給電ラインの直径よりも１０〜２０％だけ小さく、給電ラインに緊密にかつ締りばめ式に係合させられるように、被せられると拡開する。

図４は、このような接続を有する反射形ランプ３９を示している。反射器３５は口金絶縁体３６に載置されている。接続２２は、給電ライン１０と延長ワイヤ２３との間に配置されている。

メタルハライドランプを示す縦断面図である。 図１のメタルハライドランプを９０゜回転させた状態の縦断面図である。 口金部分を詳細に示した図である。 反射形ランプを示す縦断面図である。

符号の説明

メタルハライドランプ、 ２ セラミック放電容器、 ３ 外側バルブ、 ４ フレーム、 ５ 短い給電ライン、 ６ 長い給電ライン、 ７ 電極、 ８ 導入線、 ９ ピンチシール、 １０ 外部給電ライン、 １１ 開口、 １２ 口金絶縁体、 １３ 中央カラー部、 １４ 上面、 １５ セグメント、 １６ 側壁、 １７ 下面、 １８ ネック部、 １９ ねじ口金部、 ２０ 圧着、 ２２ 機械的接続、 ２３ 電気端子、 ２４ 外管、 ２５ 開口、 ２６ コイル

Claims (6)

1. 高圧放電ランプであって、一方の端部に口金が設けられており、内部容器（２，３）が設けられており、該内部容器が包囲部分（２４）によって包囲されており、電気端子を備えた口金が、内部容器と、包囲部分とを支持している形式のものにおいて、
   以下の特徴、すなわち、
   （ａ）口金が口金絶縁体（１２）を有しており、該口金絶縁体が絶縁材料から製造されており、前記口金絶縁体に内部容器が収容されている
   （ｂ）電気端子が、互いに接続された給電ラインと延長ワイヤとを含む
   （ｃ）少なくとも１つの延長ワイヤが、該延長ワイヤを給電ラインに機械的に接続するために、コイル状に形成されておりかつ給電ラインの端部に巻き付けられた一方の端部を有している
   の組合せを特徴とする、高圧放電ランプ。
2. 延長ワイヤの材料がニッケル含有合金である、請求項１記載の高圧放電ランプ。
3. コイルが少なくとも１．５回の巻き数を有する、請求項１記載の高圧放電ランプ。
4. 給電ラインの直径が、延長ワイヤの直径に対して１．２５〜２．０の比を有する、請求項１記載の高圧放電ランプ。
5. 包囲部分が、外管又は反射器である、請求項１記載の高圧放電ランプ。
6. 給電ラインの直径が、拡開されていない状態においてコイルの内径に対して１．１〜１．３の比を有する、請求項１記載の高圧放電ランプ。

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