JP3132217B2 - 瞬間給湯機 - Google Patents

瞬間給湯機

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JP3132217B2
JP3132217B2 JP05031743A JP3174393A JP3132217B2 JP 3132217 B2 JP3132217 B2 JP 3132217B2 JP 05031743 A JP05031743 A JP 05031743A JP 3174393 A JP3174393 A JP 3174393A JP 3132217 B2 JP3132217 B2 JP 3132217B2
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雅弘 茅野
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東陶機器株式会社
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は瞬間給湯機に関し、特
に加熱部の燃焼量を調節する能力設定部を備え、燃料を
自動的に節約することができる瞬間給湯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の瞬間給湯機において、複数のガス
バーナを有して燃焼力を変更できる能力可変のガスバー
ナと、ガスバーナの燃焼能力を切替える能力設定器を備
え、この能力設定器を手動で切替えることで所望の燃焼
量を得られるようにするとともに、燃料(ガス)を節約
するように構成された瞬間給湯機は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の瞬間給
湯機はガスバーナの燃焼能力を手動で切替えるため、例
えば台所で使用する場合と浴室(シャワー)で使用する
場合とでは、燃焼能力が異なるため、使用モード毎に能
力設定器の燃焼能力(燃焼量)を変更しなければなら
ず、煩わさがあり、使い勝手に課題がある。
【0004】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は能力設定器の節約モード
に対応して燃焼量が自動調節されることにより、燃料量
の節約ができる瞬間給湯機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1記載の瞬間給湯器は、給水管および給湯管に接
続された熱交換器を加熱する加熱部と、給湯管を通過す
る湯の設定温度情報を出力する温度設定部と、給湯機の
使用に基づく各種状態の変化を検出する状態検出部と、
この状態検出部の出力に基づいて加熱部の加熱能力を設
定し、通常能力とこの通常能力より少ない節約能力とを
選択して設定し、設定能力として出力する能力設定部
と、設定能力と設定温度に基づいて給湯管を通過する湯
の温度を制御する温度制御部とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2記載の瞬間給湯器は、温度
制御部として設定能力と設定温度に基づき加熱部の加熱
量を制御する加熱制御部を備えたことを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3記載の瞬間給湯器は、温
度制御部として設定能力と設定温度に基づき給水管を通
過する水の流量を制御する水量制御部を備えたことを特
徴とする。
【0008】また、請求項4記載の瞬間給湯器は、節
能力が選択されていることを報知する節約状態報知部を
備えたことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項5記載の瞬間給湯器は、給
湯管より分岐した多水栓を備えるとともに、状態検出部
は多水栓の使用状態を検知する使用水栓検知部であるこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の瞬間給湯器は、状態
検出部が加熱部で使用する燃料量を検出する燃料使用量
検出部であるとともに、この燃料使用量検出部の出力に
基づき燃料使用量を積算する燃料使用量積算部と、燃料
使用量を設定する燃料使用量設定部とを設け、能力設定
部は、前記燃料使用量設定部の出力と前記燃料使用量積
算部の出力とに基づき前記加熱能力を設定、出力するこ
とを特徴とする。
【0011】さらに、請求項7記載の瞬間給湯器は、燃
料使用量設定部の出力と燃料使用量積算部の出力に基づ
き、燃料の使用状況を報知する燃料使用状況報知部を備
えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の瞬間給湯器は、能力設定部から
の設定能力および温度設定部からの設定温度に基づいて
給湯管を通過する湯の温度を制御することができ、具体
的には請求項2記載の加熱制御部によって実現すること
ができる。
【0013】また、請求項3記載の瞬間給湯器は、能力
設定部からの設定能力および温度設定部からの設定温度
に基づいて給水管を通過する水の流量を調節することが
できる。
【0014】さらに、請求項4および請求項5記載の瞬
間給湯器は、給湯管に台所用、洗面所用、シャワー用等
の複数の水栓を設け、能力設定部の能力が節約能力に設
定された場合、使用される各水栓の使用状態に対応した
能力で給湯するとともに、節約状態を報知することがで
きる。
【0015】また、請求項6および請求項7記載の瞬間
給湯器は、燃料使用量設定部の出力および燃料使用量積
算部の出力に基づいて、加熱部の加熱量を調整するとと
もに、燃料の使用状況を報知することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は請求項1および請求項2に係る瞬間
給湯器のブロック構成図である。図1において、瞬間給
湯機1は、温度設定部2と、必要熱量演算部3と、熱量
補正部4と、温度制御部としての加熱制御部5と、モー
ド切替部6と、能力設定部7と、状態検出部8と、能力
制御部9と、給水管10と、給湯管11と、熱交換器1
2と、加熱部13と、水栓19とから構成する。また、
給水管10には給水温度(Tc)を検出する給水温度
(Tc)検出器16および給水管10を通過する水の流
量(Q)を検出する流量(Q)検出器17を設け、給湯
管11には給湯温度(Th)を検出する給湯温度(T
h)検出器18を設ける。なお、温度設定部2から能力
制御部9までの制御および演算等の瞬間給湯機1全体の
動作はマイクロプロセッサ(図示してない)を用いて行
う。
【0017】温度設定部2は、瞬間給湯機1に設けられ
たキーボタンを備えた操作パネル等で構成し、給湯管1
1を介して水栓19から供給するお湯の温度(Ts)を
設定し、設定温度(Ts)情報2aを必要熱量演算部3
および熱量補正部4に出力する。
【0018】必要熱量演算部3は、温度設定部2からの
設定温度(Ts)情報2a、給水温度(Tc)検出器1
6からの給水温度Tcおよび流量(Q)検出器17から
の流量Qに基づいて燃焼に必要な必要熱量(Fs)を演
算し、必要熱量(Fs)情報3aを熱量補正部4に提供
する。
【0019】熱量補正部4は、必要熱量演算部3からの
必要熱量(Fs)情報3a、温度設定部2からの設定温
度(Ts)情報2aおよび給湯温度(Th)検出器18
からの給湯温度Thに基づいて補正熱量(F0)を演算
し、補正熱量(F0)情報4aを加熱制御部5に出力す
る。なお、補正熱量(F0)は、例えば設定温度(T
s)と給湯温度(Th)の偏差に比例、積分および微分
のPID演算を施し、この結果に必要熱量(Fs)を加
算して算出する。
【0020】加熱制御部5は、熱量補正部4からの補正
熱量(F0)情報4aおよび能力設定部7からの能力
(Fn)情報7aを比較し、この比較結果に基づいて加
熱部13のガス比例弁14を調節する加熱制御信号5a
を出力する。加熱制御信号5aは、加熱制御部5で補正
熱量F0と能力Fnを比較して補正熱量F0が能力Fn
を超える(F0>Fn)場合、能力Fnに対応した弁開
度となるようガス比例弁14を調整する。また、加熱制
御信号5aは、補正熱量F0が能力Fn以下の(F0≦
Fn)場合、補正熱量F0に対応した弁開度が得られる
ようにガス比例弁14を調整する。なお、補正熱量F0
と能力Fnとの比較は、以下で説明するモード切替部6
が例えば節約モードに設定された場合のみであり、モー
ド切替部6が通常モード設定の場合には補正熱量F0に
応じた加熱制御信号5aが出力される。
【0021】モード切替部6は、温度設定部2と同様に
して瞬間給湯機1に設けられたキーボタンを備えた操作
パネル等で構成し、所望の能力モードを設定する場合に
操作し、モード切替情報6aを能力設定部7に提供す
る。モード切替部6で設定できる能力モードは、例えば
通常モードと節約モードとし、通常モードは従来の給湯
機と同様な熱量補正部4の補正熱量(FO)で加熱制御
するのに対し、節約モードは通常モード以下の低い能力
で加熱制御することにより、燃料量を節約する。
【0022】能力設定部7は、モード切替部6からのモ
ード切替情報6aおよび能力制御部9からの能力制御情
報9aに基づき通常能力または節約能力に対応する能力
(Fn)情報7aを加熱制御部5に供給する。能力(F
n)は、予めROM等のメモリに設定した変換テーブル
等を用いて、能力制御情報9aに対応した値に変換する
よう構成する。
【0023】また、モード切替部6のモードが通常能力
に設定された場合、能力設定部7は能力制御部9から能
力制御情報9aの取込みを禁止して、能力(Fn)情報
7aを加熱制御部5に供給することを禁止する。一方、
モード切替部6のモードが節約能力に設定された場合、
能力設定部7は能力制御部9からの能力制御情報9aを
取込み、能力制御情報9aに基づいた節約モードの能力
(Fn)情報7aを加熱制御部5に供給する。
【0024】状態検出部8は、瞬間給湯機1の様々な状
態、例えば、給湯量、給湯温度、ガス供給量等を検出す
るためのセンサ、検出手段等から構成し、センサが出力
するアナログ情報を検出し、一例として、A/D変換を
施した後、平均値やピーク値を算出したディジタル情報
を状態検出情報8aとして能力制御部9に提供する。
【0025】能力制御部9は、状態検出情報8aに基づ
いて状態とそのレベル(例えば状態は給湯温度で、レベ
ルは規定温度以上または以下)を検出し、検出した情報
に対応した能力制御情報9aをモード切替部6が節約モ
ードに設定されている場合にのみ能力設定部7に送る。
【0026】給水管10に供給される水道水は、給水管
10に接続される熱交換器12で加熱部13により加熱
され、熱交換器12に接続される給湯管11を通って給
湯口に取付けられた水栓19より給湯することができ
る。
【0027】加熱部13は、ガス比例弁14およびガス
バーナ15とから構成され、ガス比例弁14は加熱制御
部5から出力される加熱制御信号5aに基づきガスバー
ナ15に供給するガス量を調節し、ガスバーナ15はガ
ス比例弁14で調節されたガス量に対応した燃焼量を発
生して、熱交換器12を加熱する。
【0028】このように、温度設定部2で設定した設定
温度Tsおよび給水温度Tc、流量Qに基づいて必要熱
量演算部3が必要熱量Fsを演算し、熱量補正部5が必
要熱量Fsおよび給湯温度Thと設定温度Tsとの偏差
に基づいて補正熱量F0を演算して、この補正熱量F0
に対応した補正熱量(F0)情報4aを加熱制御部5に
出力する。
【0029】一方、瞬間給湯機1の状態(給湯量、給湯
温度、ガス供給量等)を検出する状態検出部8からの状
態検出情報8aに基づいて能力制御部9が瞬間給湯機1
の状態(給湯量、給湯温度、ガス供給量等)とそのレベ
ルを検出し、モード切替部6が節約モードに設定されて
いる場合にのみ、検出した情報に対応した能力制御情報
9aを能力設定部7に送り、能力設定部7は能力制御情
報9aに基づいた節約モードの能力(Fn)情報7aを
加熱制御部5に供給する。
【0030】補正熱量(F0)情報4aおよび能力(F
n)情報7aに基づいて、加熱制御部5は2つの情報の
大小を比較し、補正熱量F0が大きい場合には能力Fn
を、能力Fnが大きい場合には補正熱量F0を、加熱制
御信号5aとして加熱部13のガス比例弁14に送り、
ガス供給量を調節してガスバーナ15の燃焼量を調節す
る。すなわち、ガスバーナ15の燃焼量は、能力Fn以
上にならないよう制限を受ける。
【0031】従って、請求項2に係る瞬間給湯機1は、
節約モードに設定されると、ガス比例弁14を調節して
ガス供給量を減少させることにより、燃料量(ガス量)
を節約することができる。
【0032】図2は請求項3に係る瞬間給湯器のブロッ
ク構成図である。図2において、瞬間給湯機20と図1
との違いは、温度制御部としての水量制御部21と水量
バルブ22を設けたことにある。
【0033】水量制御部21は、必要熱量演算部3から
の必要熱量(Fs)情報3aおよび能力設定部7からの
能力(Fn)情報7aに基づいて、水量制御信号21a
を水量バルブ22へ送り、水量制御信号21aに対応し
て水量バルブ22の弁開度を調節し、水栓19の給湯量
を調節する。
【0034】水量制御信号21aは、必要熱量Fsと能
力Fnとを比較して必要熱量Fsが能力Fnを超える
(Fs>Fn)場合、FnとFsの偏差(Fn−Fs<
0)に対応して水量バルブ22の弁開度を閉じるように
制御する。また、水量制御信号21aは、必要熱量Fs
が能力Fn以下の場合、FnとFsの偏差(Fn−Fs
≧0)に対応して水量バルブ22の弁開度を開くように
制御する。なお、必要熱量Fsと能力Fnとの比較は、
図1で説明したモード切替部6が節約モードに設定され
た場合のみであり、モード切替部6が通常モード設定の
場合には能力設定部7から能力(Fn)情報7aは出力
されず、必要熱量Fsに対応した水量制御信号21aを
出力する。
【0035】従って、請求項3に係る瞬間給湯機20
は、節約モードに設定されると、水量バルブ22を調節
して水栓19への給湯量を減少させることにより燃料量
(ガス量)を節約することができる。
【0036】図3は請求項4および請求項5に係る瞬間
給湯機のブロック構成図である。図3において、瞬間給
湯機30と図2の違いは能力設定部7の節約能力7Bを
台所使用モード7Cおよび洗面所使用モード7Dで構成
し、複数の水栓31で瞬間給湯機30の状態検出部を構
成し、水栓31の使用状態を検出する例えば水流スイッ
チや圧力センサ等のセンサ32と、センサからの信号を
処理する使用水栓検知部33と、瞬間給湯機30が節約
モードで運転されていることを通知する節約状態報知部
34とを備えたことにある。
【0037】能力設定部7は、通常能力7Aと節約能力
7Bとを備え、節約能力7Bは、例えば台所使用モード
7Cおよび洗面所使用モード7Dを備える。台所使用モ
ード7Cおよび洗面所使用モード7Dは、設定温度Ts
および水栓31の使用状態に応じて、予め設定したテー
ブル等に基づき通常能力より小さな節約能力を設定する
構成とする。また、シャワー用水栓が使用される場合に
は、節約能力の最大値または通常能力で制御するよう構
成する。
【0038】複数の水栓31は、給湯管11を複数に分
岐させて、各出湯口に水栓31A、31Bおよび31C
を接続して構成する。水栓31A、31Bおよび31C
は、台所用水栓、洗面所用水栓およびシャワー用水栓と
する。
【0039】センサ32は、水栓31A〜31Cに対応
して32A、32Bおよび32Cを設け、水栓31A〜
31Cのいずれかが使用状態になると、32A、32B
または32Cで検出し、水栓使用情報32a、32bま
たは32cを発生する。
【0040】使用水栓検知部33は、センサ32からの
水栓使用情報32a、32bまたは32cが出力するア
ナログ情報を検出し、A/D変換を施した後、平均値や
ピーク値を算出したディジタル情報を状態検知情報33
aとして能力制御部9に提供する。
【0041】能力制御部9は、使用水栓検知部33から
の状態検知情報33aに基づいて、使用状態の水栓とレ
ベル(例えば給湯量)を含む能力制御情報9aを能力設
定部7に供給する。なお、能力制御情報9aは、モード
切替部6が節約モードに設定されている場合にのみ、能
力設定部7に供給される。
【0042】能力設定部7は、使用されている水栓31
A〜31Cの状態に対応した能力(台所使用モード、洗
面所使用モード、節約能力の最大値)の能力(Fn)情
報7aを加熱制御部5および水量制御部21へ送る。図
1で説明したように、加熱制御部5で能力Fnと補正熱
量F0が比較され、この比較結果に基づいて加熱制御信
号5aをガス比例弁14に送り、ガス比例弁14の弁開
度を調節して燃料量(ガス量)を調節する。また、図2
で説明したように、水量制御部21で能力Fnと必要熱
量Fsが比較され、この比較結果に基づいて水量制御信
号21aを水量バルブ22に送り、水量バルブ22の弁
開度を調節して水栓31に供給される湯量を調節する。
【0043】また、節約状態報知部34は、モード切替
部6が節約モードに設定されている場合にのみ、能力制
御部9からの能力制御情報9aに基づいて表示器等で報
知するように構成する。表示器は、発行ダイオード(L
ED)、ランプ、液晶表示器(LCD)等の可視表示、
または使用状態に対応した複数のメロディを用いた可聴
表示で行い、瞬間給湯機30の使用状態が直ちに認識で
きることが望ましい。
【0044】従って、請求項4および請求項5に係る瞬
間給湯機30は、節約モードに設定されると、水栓31
の使用状態に対応して能力設定部7が能力モード(台所
使用モード、洗面所使用モード)を選定して、燃焼量お
よび給湯量を減少させることにより燃料量(ガス量)を
節約することができる。
【0045】図4は請求項6および請求項7係る瞬間給
湯機の要部ブロック構成図である。瞬間給湯機40は、
状態検出部をガスバーナ15に供給されるガス量を検出
し成するガス量センサ41で構成し、ガス量積算部42
と、ガス量設定部43と、カレンダ部44と、ガス量設
定部43にガス量を設定する月間使用ガス量入力部45
と、ガス量積算部42およびガス量設定部43の出力を
比較する比較部46と、ガス使用状況報知部47と、月
間設定ガス量報知部48とから構成する。
【0046】ガス量センサ41は、ガスバーナ15に供
給されるガス量を検出してガス量情報41aをガス量積
算部42の日間使用ガス量積算部42Aに送る。
【0047】ガス量積算部42は、日間使用ガス量積算
部42Aおよび月間使用ガス量積算部42Bとから構成
し、日間使用ガス量積算部42Aはガス量センサ41か
らのガス量情報41aを積算して一日のガス使用量gd
に対応したgd情報42aおよびgd情報42cをそれ
ぞれ月間使用ガス量積算部42Bおよび比較部46に供
給する。一日のガス使用量gdは日付が変る毎にgd情
報42aを出力し、出力後はクリアするように構成す
る。
【0048】月間使用ガス量積算部42Bは、日間使用
ガス量積算部42Aからのgd情報42aを1カ月以内
の日数で積算した使用ガス量gm42bをガス量設定部
43の日間使用ガス量設定部43Aおよびガス使用状況
報知部47に提供する。使用ガス量gmは1カ月間積算
し、月が変るとクリアされて新しくgd情報42aの積
算が開始される。なお、日間使用ガス量積算部42Aお
よび月間使用ガス量積算部42Bの日および月管理はカ
レンダ部44aからのカレンダ情報44aで行う。
【0049】ガス量設定部43は、日間使用ガス量設定
部43Aおよび月間使用ガス量設定部43Bから構成さ
れ、日間使用ガス量設定部43Aは、月間使用ガス量積
算部42Bからのgm情報42bおよび月間使用ガス量
設定部43Bからの1カ月間の使用ガス量設定量Gmの
Gm情報43aに基づいて、ガス使用量gdに対応した
1日の設定ガス使用量Gd{=(Gm−gm)/月間残
り日数}を演算し、このGd情報43cを比較部46に
提供する。なお、日間使用ガス量設定部43Aの月間の
日数管理もカレンダ部44aからのカレンダ情報44a
で行う。
【0050】月間使用ガス量設定部43Bは、月間使用
ガス量入力部45から設定された月間使用ガス量設定情
報45aに基づいて、1カ月間の使用ガス量設定量Gm
のGm情報43aを日間使用ガス量設定部43Aに送る
とともに、使用ガス量設定量Gmに基づいた駆動信号4
3bをガス使用状況報知部47および月間設定ガス量報
知部48に送る。
【0051】比較部46は、日間使用ガス量積算部42
Aからの一日のガス使用量gdに対応したgd情報42
c、および日間使用ガス量設定部43Aからの1日の設
定ガス使用量のGd情報43cに係数kを乗算したk*
Gdを比較して、gd>k*Gdの場合、比較情報46
aを能力制御部9に出力する。また、係数kは、例えば
0.7等の任意の値に設定し、実際の一日のガス使用量
gdがk*Gdを超える場合はk*Gdに基づく節約能
力で瞬間給湯機40を動作させるよう構成する。なお、
係数kの設定は、瞬間給湯機40の操作パネルに設けら
れた月間使用ガス量入力部45から設定できるように構
成する。
【0052】ガス使用状況報知部47は、月間使用ガス
量積算部42Bからのgm情報42bおよび月間使用ガ
ス量設定部43Aからの駆動信号43bに基づき、該当
する月間のガス使用状態を表示等の手段を用いて、例え
ばgm/Gmの演算を施し、この演算結果を%表示する
ことにより報知する。
【0053】月間設定ガス量報知部48は、月間使用ガ
ス量設定部43Aからの駆動信号43bに基づき操作パ
ネルに設けられた月間使用ガス量入力部45から設定し
た月間使用ガス設定量を表示等の手段により報知する。
【0054】比較部46から出力される比較情報46a
に基づいて、能力制御部9はk*Gdに対応する能力制
御情報9aを能力設定部7に供給する。
【0055】能力設定部7は、予め設定係数kに対応す
る節約能力をROM等のメモリに記憶しておき、実際の
一日のガス使用量gdがk*Gdを超える場合に、定数
kに対応する節約能力を選択し、能力(Fn)情報7a
を図2に示す加熱制御部5および水量制御部21へ送る
ことにより、ガス比例弁14を制御してガスバーナ15
の加熱量を調節するとともに、水量バルブ22を制御し
て水栓19からの給湯量を調節する。
【0056】請求項6および請求項7に係る瞬間給湯機
40の操作パネルの一例を図5および図6に示す。な
お、図5および図6の表示は、図3の節約状態報知部3
4、モード切替部6および図4の月間使用ガス量入力部
45、ガス使用状況報知部47および月間設定ガス量報
知部48を含む。図5は瞬間給湯機の操作パネルの一例
の構成図であり、図6は操作パネルの使用状態の一例の
構成図である。表示部50は、年月日表示器51、時計
表示器52、ガス量表示パネル53、節約スイッチ5
4、モード切替部6、ガス量設定スイッチ55および月
間使用ガス量入力部45とから構成する。年月日表示器
51、時計表示器52およびガス量表示パネル53は液
晶(LCD)等の表示器で構成し、ガス量表示パネル5
3には使用ガス設定量表示部53A、ガス使用量表示部
53Cおよび両方の表示部に共通の発光ダイオード(L
CD)等の表示部53B、節約運転状態を表示する節約
表示部53D、節約状態報知部34を備える。ここで、
月間設定ガス量報知部48は使用ガス設定量表示部53
Aと表示部53Bにより構成され、ガス使用状況報知部
47は表示部53Bとガス使用量表示部53Cにより構
成される。
【0057】図6の(a)〜(c)図はパネル操作と表
示部の状態を示し、節約SW54を押下すると、(a)
図の設定状態となり、表示部53の使用ガス設定量表示
部53Aが表示され、続いてガス量設定スイッチ55の
UPボタン55AまたはDOWNボタン55Bを押し続
けることで表示部53Bが設定量の数字に対応する発光
ダイオード(LCD)部分が点灯する。なお、この設定
状態は節約モードではないため、節約状態に入ることは
ない。
【0058】再度節約SW54を押下すると、節約モー
ドに入るとともに、(b)図の使用量表示状態となり、
表示部53のガス使用量表示部53Cおよび表示部53
Bが表示され、表示部53Bはガス使用状況報知部47
の出力として、月間ガス使用量gmと月間ガス設定量G
mの比率gm/Gmを%表示した数字に対応する発光ダ
イオード(LCD)部分を点灯する。なお、(b)図に
おいては節約モードでありながら節約モードに入ってい
ないため、節約表示部53Dは点灯しない。
【0059】また、節約モードに設定されている場合に
節約状態に入ると、(c)図に示すように(b)図と同
様の使用量表示状態および節約表示状態となり、表示部
53は節約表示部53D、ガス使用量表示部53Cおよ
び表示部53Bが表示され、表示部53Bは(b)図と
同様に比率gm/Gmを%表示した数字に対応する発光
ダイオード(LCD)部分までが点灯する。
【0060】従って、請求項6および請求項7に係る瞬
間給湯機40は、ガス量センサ41からの実際のガス使
用量と1カ月の月間使用設定ガス量に基づいて、ガス燃
焼量および給湯量を調節してガス量を節約することがで
きる。また、表示部にガス設定量、使用量、節約量を表
示することができる。
【0061】
【発明の効果】この発明に係る瞬間給湯機は、節約モー
ドに設定されると、ガス比例弁を調節してガス供給量を
減少させることにより、燃料量(ガス量)を節約するこ
とができる。また、この発明に係る瞬間給湯機は、節約
モードに設定されると、水量バルブを調節して水栓への
給湯量を減少させることにより燃料量(ガス量)を節約
することができる。
【0062】さらに、この発明に係る瞬間給湯機は、節
約モードに設定されると、水栓の使用状態に対応して能
力設定部が能力モード(台所使用モード、洗面所使用モ
ード)を選定して、燃焼量および給湯量を減少させるこ
とにより燃料量(ガス量)を節約することができる。ま
た、この発明に係る瞬間給湯機は、ガス量センサからの
実際のガス使用量と1カ月の月間使用設定ガス量に基づ
いて、ガス燃焼量および給湯量を調節してガス量を節約
することができる。
【0063】従って、この発明に係る瞬間給湯機は、自
動的にガス量を節約することができるので、使い勝手が
良く、利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2に係る瞬間給湯器のブ
ロック構成図
【図2】請求項3に係る瞬間給湯器のブロック構成図
【図3】請求項4および請求項5に係る瞬間給湯機のブ
ロック構成図
【図4】請求項6および請求項7係る瞬間給湯機の要部
ブロック構成図
【図5】瞬間給湯機の操作パネルの一例の構成図
【図6】操作パネルの使用状態の一例の構成図
【符号の説明】
1,20,30,40 瞬間給湯機 2 温度設定部 3 必要熱量演算部 4 熱量補正部 5 加熱制御部 6 モード切替部 7 能力設定部 8 状態検出部 9 能力制御部 10 給水管 11 給湯管 12 熱交換器 13 加熱部 14 ガス比例弁 15 ガスバーナ 19,31A,31B,31C 水栓 21 水量制御部 22 水量バルブ 32A,32B,32C センサ 33 使用水栓検知部 34 節約状態報知部 41 ガス量センサ 42 ガス量積算部 43 ガス量設定部 44 カレンダ部 45 月間使用ガス量入力部 46 比較部 47 ガス使用状況報知部 48 月間設定ガス量報知部 50 表示部 53 ガス量表示パネル 54 節約スイッチ 55 ガス量設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10 301 F24H 1/10 302

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管および給湯管に接続された熱交換
    器を加熱する加熱部と、前記給湯管を通過する湯の設定
    温度情報を出力する温度設定部と、給湯機の使用に基づ
    く各種状態の変化を検出する状態検出部と、この状態検
    出部の出力に基づいて前記加熱部の最大加熱能力を設定
    し、通常能力とこの通常能力より少ない節約能力とを選
    択して設定し、設定能力として出力する能力設定部と、
    前記設定能力と前記設定温度に基づいて前記給湯管を通
    過する湯の温度を制御する温度制御部とを備えたことを
    特徴とする瞬間給湯機。
  2. 【請求項2】 前記温度制御部が、前記設定能力と前記
    設定温度に基づき前記加熱部の加熱量を制御する加熱制
    御部であることを特徴とする請求項1記載の瞬間給湯
    機。
  3. 【請求項3】 前記温度制御部が、前記設定能力と前記
    設定温度に基づき前記給水管を通過する水の流量を制御
    する水量制御部であることを特徴とする請求項1記載の
    瞬間給湯機。
  4. 【請求項4】 前記節約能力が選択されていることを報
    知する節約状態報知部を備えたことを特徴とする請求項
    1から請求項3記載の瞬間給湯機。
  5. 【請求項5】 前記給湯管より分岐した多水栓を備える
    とともに、前記状態検出部は前記多水栓の使用状態を検
    知する使用水栓検知部であることを特徴とする請求項1
    から請求項4記載の瞬間給湯機。
  6. 【請求項6】 前記状態検出部は、前記加熱部で使用す
    る燃料量を検出する燃料使用量検出部であるとともに、
    この燃料使用量検出部の出力に基づき燃料使用量を積算
    する燃料使用量積算部と、前記燃料使用量を設定する燃
    料使用量設定部とを設け、前記能力設定部は、前記燃料
    使用量設定部の出力と前記燃料使用量積算部の出力とに
    基づき前記加熱能力を設定、出力することを特徴とする
    請求項1から請求項4記載の瞬間給湯機。
  7. 【請求項7】 前記燃料使用量設定部の出力と前記燃料
    使用量積算部の出力に基づき、燃料の使用状況を報知す
    る燃料使用状況報知部を備えたことを特徴とする請求項
    6記載の瞬間給湯機。
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