JP3132216B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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JP3132216B2
JP3132216B2 JP05014367A JP1436793A JP3132216B2 JP 3132216 B2 JP3132216 B2 JP 3132216B2 JP 05014367 A JP05014367 A JP 05014367A JP 1436793 A JP1436793 A JP 1436793A JP 3132216 B2 JP3132216 B2 JP 3132216B2
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彰良 出口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの冷却装置に
関し、特にエンジン補機類等を冷却する冷却水の配管構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン本体からウォーター
アウトレットへ導かれる高温の冷却水の一部を分岐させ
て、吸入空気制御装置を加熱する分岐冷却水通路と、E
GR装置を冷却する分岐冷却水通路とを、各々独立して
設けたものが知られている例えば、実開昭62−10
8560号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンの冷却装置にあっては、吸入空気制
御装置を加熱する分岐冷却水通路と、EGR装置を冷却
する分岐冷却水通路とが独立して設けられていた。
【0004】そのため、EGR装置にウォーターアウト
レットから直接冷却水が導かれていたので、冷却水の温
度が高く冷却効率が良くないという問題点があった。
【0005】また分岐冷却水通路が各々独立して配管さ
れていたので、複雑になり、エンジンのコンパクト化の
妨げとなるという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、EGR装置の冷却効率の向上
と、エンジンのコンパクト化に貢献するエンジンの冷却
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、エン
ジン本体を冷却する冷却水通路の途中から分岐して、
なくともスロットルチャンバを含む吸入空気制御装置を
加熱する冷却水を吸入空気制御装置へ導く第1分岐冷却
水通路と、EGR装置を冷却する冷却水をEGR装置へ
導く第2分岐冷却水通路と、を有するエンジンの冷却装
置において、分岐冷却水が、吸入空気制御装置を通過し
た後にEGR装置に導かれるように、上流側より第1分
岐冷却水通路,吸入空気制御装置,第2分岐冷却水通路
をこの順に直列に接続し、かつ、第2分岐冷却水通路の
下流側に接続するEGR用冷却水通路を、EGR装置の
取付ボルト用の雌ねじ部近くのボス部内に穿設した。
【0008】
【作用】EGR装置は、吸入空気制御装置を加熱して熱
を吸収された冷却水によって冷却される。そのため、冷
却効率は向上する。
【0009】また、第1,第2分岐冷却水通路を吸入空
気制御装置を介して直列に接続している。そのため、配
管は単純化され、エンジンのコンパクト化の妨げとなる
ことはない。更に、EGR装置の取付ボルト用の雌ねじ
部近くのボス部内に穿設されたEGR用冷却水通路によ
り、ボス部が効率良く冷却される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図5は、本発明の一実施例を示す図である。
【0011】まず、構成を説明する。図1は全体構成の
概略を示すブロック図である。1はエンジン本体、2は
エンジンで温められた冷却水を導くウォーターアウトレ
ット、3はウォーターアウトレット2から吸入空気制御
装置4へと、冷却水の一部を分岐して流す第1分岐冷却
水通路。吸入空気制御装置4はスロットルチャンバ5及
び補助吸入空気制御装置6で構成され、両者間は分岐冷
却水通路7で連結されている。
【0012】また、8は、吸入空気制御装置4からEG
R装置9のEGRチューブ取付部15へと冷却水を導く
第2分岐冷却水通路であり、吸入空気制御装置を介して
第1分岐冷却水通路3と直列に接続している。10は、
EGR装置を冷却した冷却水をヒーターリターンパイプ
11へ戻す第3分岐冷却水通路、12はラジエーターで
ある。
【0013】図2〜図4に、具体的な構成を示す。ここ
で、図中の矢印は冷却水の流れを示している。
【0014】ウォーターアウトレットから分岐した第
1分岐冷却通路3は、吸入空気制御装置4スロットル
チャンバ5へとつながっている。また、分岐冷却水通路
7は、同様に吸入空気制御装置4補助吸入空気制御装
置6を構成するエアカットバルブ13及び補助空気制御
バルブ14につながっている。更に第2分岐冷却水通路
8はEGR装置9のEGRチューブ取付部15へつなが
っている。そして、第3分岐冷却水通路10はEGR装
置9からヒーターリターンパイプ11へとつながってい
る。
【0015】図4はEGRチューブ取付部15付近を示
す。第2分岐冷却水通路8の下流側に接続するEGR用
冷却水通路17は、EGRチューブ取付部15の取付ボ
ルト16(図3)用の雌ねじ18近くのボス19内
に穿設されている。
【0016】次に作用を図5を参照して説明する。ウォ
ーターアウトレット2を流れる冷却水はエンジン本体1
で温められ高温となっている。この温められた冷却水
は、ウォーターアウトレット2から分岐する第1分岐冷
却水通路3によってスロットルチャンバ5へと導かれ、
スロットルチャンバ5を加熱し、熱を吸収され温度が低
下する。
【0017】更に、スロットルチャンバ5を暖め、温度
の低下した冷却水は、分岐冷却水通路7によって補助吸
入空気制御装置6、すなわち、エアカットバルブ13及
び補助空気制御バルブ14に導かれ、これ等を加熱して
更に温度が低下する。
【0018】この温度の低下した冷却水が、第2分岐冷
却水通路8によってEGR装置9へ導かれ、EGRチュ
ーブ取付部15の取付ボルト16付近のボス部19内に
穿設されたEGR用冷却水通路17を流れ、ボス部19
を冷却する。
【0019】EGRチューブ取付部15のボス部19
は、アルミ製のコレクター,インテークマニホールドに
設けられているため耐熱温度は200℃程度である。と
ころで、エンジン本体1からEGRバルブを介してコレ
クター,インテークマニホールドに吹き出される排気は
800℃〜900℃と高温であり、EGR装置9のコレ
クター,インテークマニホールドへの排気吹き出し口付
近においても可成の高温状態にある。そのため、ボス部
19の雌ねじ部18がへたり易く、その結果EGRチュ
ーブ取付部15の取付ボルト16は緩みを生じる恐れが
ある。
【0020】本実施例によれば、吸入空気制御装置4、
すなわち、スロットルチャンバ5、エアカットバルブ1
3及び補助空気制御バルブ14を加熱し、それらに熱を
吸収され冷却されて温度の低下した冷却水によってEG
R装置9は効率よく冷却される。このように、EGRチ
ューブ取付部15のボス部19が効率良く冷却されるの
で、ボス部19の変形は防止されEGRチューブ取付部
15の取付ボルト16が脱落することはない。
【0021】EGR装置9を冷却した冷却水は、第3分
岐冷却水通路10によってウォーターアウトレット2下
流のヒーターリターンパイプ11へ戻り、ラジエーター
12へと流れ冷却される。
【0022】尚、実施例は、EGRチューブをコレクタ
ー,インテークマニホールドに取付けた例を示したが、
EGRバルブを直接コレクター,インテークマニホール
ドに取付けてEGRを行うものに適用しても良い。
【0023】以上説明したように、本実施例によれば、
EGR装置9のEGRチューブ取付部15の取付ボルト
16のボス部19は、吸入空気制御装置4を加熱し、冷
却されて温度の低くなった冷却水によって冷却されるの
で、効率良く冷却される。
【0024】また、第1分岐冷却水通路3と、第2分岐
冷却水通路8とが吸入空気制御装置4を介して直列につ
ながっているので、配管は単純化されている。従って、
エンジンコンパクト化の妨げとなることはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、吸入空気制御装置を加熱して温度の低下した冷却水
によりEGR装置を冷却するので、効率良く冷却するこ
とができる。
【0026】また、第1,第2分岐冷却水通路が吸入空
気制御装置を介して直列に配管されているので、配管が
単純化され、エンジンコンパクト化に貢献することがで
きる。更に、EGR装置の取付ボルト用の雌ねじ部近く
のボス部内に穿設されたEG R用冷却水通路により、ボ
ス部が効率良く冷却されるため、ボス部の変形が抑制さ
れ、取付ボルトの緩みや脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成の概略を示すブロ
ック図。
【図2】同じく一実施例の構成を示す斜視図。
【図3】同じく一実施例のEGR装置付近を示す、図2
のA矢印図。
【図4】同じく一実施例のEGRチューブ取付ボルト付
近を示す、図3のB矢印図。
【図5】同じく一実施例における、各部位の冷却水の水
温を示す図。
【符号の説明】
1…エンジン本体 2…ウォーターアウトレット 3…第1分岐冷却水通路 4…吸入空気制御装置 8…第2分岐冷却水通路 9…EGR装置 13…エアカットバルブ 14…補助空気制御バルブ 15…EGRチューブ取付部 16…取付ボルト 19…ボス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−120226(JP,U) 実開 昭62−111926(JP,U) 実開 平2−14453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/07 580 F01P 3/12 F01P 11/04 F02M 31/10 F02M 35/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体を冷却する冷却水通路の途
    中から分岐して、少なくともスロットルチャンバを含む
    吸入空気制御装置を加熱する冷却水を吸入空気制御装置
    へ導く第1分岐冷却水通路と、EGR装置を冷却する冷
    却水をEGR装置へ導く第2分岐冷却水通路と、を有す
    るエンジンの冷却装置において、 分岐冷却水が、吸入空気制御装置を通過した後にEGR
    装置に導かれるように、上流側より第1分岐冷却水通
    路,吸入空気制御装置,第2分岐冷却水通路をこの順に
    直列に接続し、かつ、第2分岐冷却水通路の下流側に接
    続するEGR用冷却水通路を、EGR装置の取付ボルト
    用の雌ねじ部近くのボス部内に穿設したことを特徴とす
    るエンジンの冷却装置。
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DE19633190B4 (de) * 1996-08-17 2004-02-26 Daimlerchrysler Ag Kühlsystem für eine Brennkraftmaschine
DE19735306B4 (de) * 1997-08-14 2010-11-11 Audi Ag Brennkraftmaschine
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