JP3132146U - ばねポスト - Google Patents

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Abstract

【課題】引張りばねの取り付け又は取り外しを容易に行うことができると共に、取り付け方向に関わらず、取り付け状態を確実に維持できるばねポストを提供する。
【解決手段】引張りばねZの端部に形成されたフック部Wを他の部材Yに連結させるためのばねポスト1は、棒状のポスト本体2と、ポスト本体2の一端側に他の部材Yに連結する雄螺子溝3と、他端側にポスト本体2の直径方向に貫通し、フック部Wが係合可能な貫通孔4と、ポスト本体2の側方から貫通孔4に亘って形成されたスリット5とを備え、貫通孔4は、ポスト本体2の他端側にアンダーカット部6を有する。
【選択図】図3

Description

本考案は、引張りばねを他の部材に連結するために用いられるばねポストに関する。
従来、この種のばねポストとしては、物品を押し込むための押込装置において、ギアの側方に設けられた可動リンクに引張りばねを係合させるため、可動リンクの側面に直立させた棒状のばねポストが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかるばねポストの係合部としては、例えば、引っ張りばねのフック部が係合可能な貫通孔をばねポストの直径方向に設けてなるものがある。
しかしながら、かかるばねポストでは、フック部を貫通孔に係合させるために、引張りばねの端部を把持してフック部を押し広げるか、フック部の形状に合わせてばねを変形させて、フック部の先端から貫通孔に挿通させる必要がある。逆に、係合を外すためには、フック部を広げるか、貫通孔に係合しているフック部をその形状に合わせてばねを変形させて、その先端に向かって係合を外していく必要がある。このように、従来のばねポストでは、引張りばねの取り付けや取り外しが煩雑である。
特に、引張りばねの他端側が固定されている場合には、ばねを引き伸ばした上で、フック部を広げたり、フック部の向きを変更させることは困難となる場合がある。また、引張りばねの取り付けや取り外しを頻繁に行う箇所では、繰り返しばねを変形させることで、ばね自体の劣化を早めてしまうという不都合を生ずる。
一方で、引張りばねの取り付けや取り外しを容易とするために、貫通孔の代わりにポスト本体の他端側側面に溝部を設けてなるものも考案されているが、その係合方向が限定されてしまう。すなわち、棒状のポスト本体の他端側側面に溝部を設けた場合には、その係合方向はポスト本体の軸方向と垂直な方向に限られる。そのため、係合方向をポスト本体の軸方向と同方向とするためには、ポスト本体の形状をL字型とする必要が生じ、ばねポストの設置スペースが大きくなるという不都合が生じる。また、溝部にフック部を係合させた場合にはフック部が脱落する可能性があることから、係合が確実に維持される必要がある箇所には使用することができない。
実開平6−1898号公報
そこで、本考案は、以上の点に鑑み、引張りばねの取り付け又は取り外しを容易に行うことができると共に、取り付け方向に関わらず、取り付け状態を確実に維持できるばねポストを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本考案は、引張りばねの端部に形成されたフック部を他の部材に連結させるためのばねポストであって、棒状のポスト本体と、該ポスト本体の一端側に前記他の部材に連結する連結部と、他端側に該ポスト本体の直径方向に貫通し、前記フック部が係合可能な貫通孔と、該ポスト本体の側方から該貫通孔に亘って形成されたスリットとを備え、前記貫通孔は、前記ポスト本体の他端側にアンダーカット部を有することを特徴とする。
かかる本考案のばねポストによれば、貫通孔とポスト本体の側面との間にスリットが形成されているため、該スリットに引張りばねのフック部を挿通させることで、フック部を貫通孔に係合させることや貫通孔から外すことができる。これにより、フック部を貫通孔に係合させるために、フック部を広げたり、ばねを大きく変形させたりする必要がなく、引張りばねの取り付けや取り外しを容易に行うことできると共に、変形等によるばね自体への負荷も小さくすることができる。
また、スリットは、ポスト本体の他端側にアンダーカット部を有するように形成されている。そのため、ポスト本体の軸方向と垂直な向きにフック部を係合させる場合に限らず、ポスト本体の軸方向と同方向に係合させる場合にも、アンダーカット部でフック部を係合させることができ、ポスト本体の形状を変更させる必要もない。
さらに、一度、スリットを介して係合部に係合したフック部は、スリットを除く貫通孔の円弧部分によって広く係合されるため、不用意にフック部が貫通孔から脱落することもない。そのため、係合が確実に維持される必要がある箇所にも使用することができる。
本考案のばねポストにおいて、前記スリットは、前記貫通孔の中心に対して前記ポスト本体の一端側の周壁が切り込まれていることが好ましい。これにより、貫通孔のポスト本体の他端側に形成されたアンダーカット部は、少なくとも貫通孔の円周の1/2以上の大きさとなるため、フック部がスリットから不用意に脱落することをより確実に防止することができる。
また、本考案のばねポストにおいて、前記スリットは、その幅が前記貫通孔の半径以下であることが好ましい。スリットの幅が、貫通孔の半径より大きくなると、フック部のスリットへの挿通は容易となるものの、係合を維持できる貫通孔の円弧部分が小さくなり、フック部がスリットから脱落し易くなってしまう。そのため、スリットの幅を貫通孔の半径以下とすることで、フック部が不用意に脱落してしまうことを防止することができる。
さらに、本考案のばねポストにおいて、前記スリットは、前記ポスト本体の軸方向と直交する向きに切り込まれていることが好ましい。これにより、スリットを簡易に加工形成することができ、製造コストを抑えることができる。
次に、添付の図面を参照しながら本考案の一実施形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態のばねポストの斜視図であり、図2及び図3は本実施形態のばねポストの使用状態を模式的に示した説明図である。
まず、図1を参照して、本実施形態のばねポストの構成について説明する。
本実施形態のばねポスト1は、鉄製またはステンレス製の剛体で構成される棒状のポスト本体2と、ポスト本体2の一端側の側面にねじ切りされた雄螺子溝3と、ポスト本体2の他端側にその直径方向に貫通する貫通孔4と、ポスト本体2の側方から貫通孔4に亘って形成されたスリット5とを備える。
図2及び図3に示すように、雄螺子溝3は、本考案の連結部としての機能を有し、ばねポスト1が連結される他の部材Yに設けられた雌螺子溝(図示省略)と螺合する所定のピッチの螺子溝に形成されている。また、雄螺子溝3には、ナットXが螺合可能となっており、雄螺子溝3が他の部材Yの雌螺子溝と螺合した際に、所望の位置でナットXを他の部材側に締め付けることにより、ポスト本体2をその位置に固定することができる。
貫通孔4は、引張りばねZのフック部Wが係合可能な円形の貫通孔であって、その開口端部がそれぞれ面取りされている。また、貫通孔4の開口端部では、ポスト本体1の側面が平面となるように削ぎ落とされて、貫通孔4の長さが、ポスト本体1の直径よりも小さくなるように設計されている。貫通孔4の長さを小さくすることで、フック部の大きさや形状の異なる種々のフック部Wが係合可能となっている。
スリット5は、ポスト本体2の軸方向と直交する向きに、貫通孔4の中心を通る軸線からポスト本体2の一端側にオフセットして形成されている。スリット5は、貫通孔4の中心に対してポスト本体2の一端側の周壁を切り込むように形成されるため、貫通孔4の他端側にはアンダーカット部6が形成される。また、スリット5は、その幅が貫通孔4の半径以下の切り込みであるため、アンダーカット部6は、少なくとも貫通孔4の円周の1/2以上の大きさとなっている。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態のばねポスト1の使用方法について説明する。
まず、図2を参照して、引張りばねZがポスト本体2の軸方向と垂直方向に配置され、フック部Wの貫通孔4への係合方向がポスト本体2の軸方向と垂直な向きとなる場合について説明する。
図2(a)に示すように、まず、ばねポスト1は、雄螺子溝3を他の部材Yに設けられた雌螺子溝(図示省略)に螺合させて所望の高さ位置とした後、その位置でナットXを他の部材Y側に締め付けることにより他の部材Yに連結固定される。
次に、他の部材Yに連結固定されたばねポスト1に対して、フック部Wを含む仮想平面Aがスリット5の間隙に位置するように目測し、フック部Wをポスト本体2側に移動させて、フック部Wの先端側からスリット5へ挿通させる。
そして、フック部Wがスリット5を挿通させた後は、図2(b)に示すように、スリット5と対向する貫通孔4の円弧部分にフック部Wを係合させる。この場合、貫通孔4に係合したフック部Wは、その係合位置が貫通孔4の円周上でスリット5と一定の間隔を隔てて配置されるため、不用意にフック部Wが貫通孔4から脱落することもない。
一方、フック部Wを係合している貫通孔4から外す場合には、係合している貫通孔4の円弧部分からフック部Wを浮かせて、フック部Wを含む平面Aがスリット5の間隙に位置するように配置して、フック部Wをポスト本体2から離反する向きにスライドさせればよい。
次に、図3を参照して、引張りばねZがポスト本体2の軸線上に配置され、フック部Wの貫通孔4への係合方向がポスト本体2の軸方向と同方向となる場合について説明する。
図3(a)に示すように、他の部材Yに連結固定されたばねポスト1に対して、フック部Wを含む仮想平面Aとスリットを含む仮想平面Bとが垂直となるように目測する。そして、フック部Wをスリット5の端部に位置させた上で、ポスト本体2側に移動させてフック部Wの側方からスリット5へ挿通させる。
フック部Wがスリット5を挿通させた後は、図3(b)に示すように、貫通孔4のアンダーカット部6にフック部Wを係合させる。この場合、アンダーカット部6に係合したフック部Wは、スリット5が貫通孔4の中心に対してポスト本体2の一端側に設けられているため、少なくとも貫通孔の円周の1/4以上の大きさを隔てて配置され、不用意にフック部Wが貫通孔4から脱落することもない。
一方、フック部Wを係合している貫通孔4から外す場合には、係合している貫通孔4のアンダーカット部からフック部Wを浮かせて、フック部Wをその側方からスリット5の間隙に挿通させて、フック部Wをポスト本体2から離反する向きにスライドさせればよい。
以上、詳しく説明してきたように、本実施形態のばねポスト1によれば、スリット5に引張りばねZのフック部Wを挿通させることで、フック部Wを貫通孔4に係合させることや貫通孔4から外すことができる。これにより、フック部Wを貫通孔4に係合させるために、フック部4を広げる必要もなく、また、ばね自体を大きく変形させたりする必要がなく、引張りばねZの取り付けや取り外しを容易に行うことできると共に、変形等によるばねへの負荷も小さくすることができる。
尚、本実施形態では、スリット5は、ポスト本体2の軸方向と直交する向きに切り込まれているが、これに限定されるものではなく、貫通孔4の中心に対してポスト本体2の一端側の周壁が斜めに切り込まれるようにしてもよい。この場合、フック部Wをポスト本体2の軸方向と垂直方向または同方向のいずれから貫通孔4に係合させても、フック部Wの係合位置をスリット5と貫通孔4の円周上で一定の距離を隔てて配置することができ、前記実施形態と同一の作用効果を奏する。
本実施形態のばねポストの斜視図。 本実施形態のばねポストの使用状態を模式的に示した説明図。 本実施形態のばねポストの他の使用状態を模式的に示した説明図
符号の説明
1…ばねポスト、 2…ポスト本体、 3…雄螺子溝(連結部)、 4…貫通孔、 5…スリット、 6…アンダーカット部、 X…ナット、 Y…他の部材、 Z…引張りばね、 W…フック部。

Claims (4)

  1. 引張りばねの端部に形成されたフック部を他の部材に連結させるためのばねポストであって、
    棒状のポスト本体と、該ポスト本体の一端側に前記他の部材に連結する連結部と、他端側に該ポスト本体の直径方向に貫通し、前記フック部が係合可能な貫通孔と、該ポスト本体の側方から該貫通孔に亘って形成されたスリットとを備え、
    前記貫通孔は、前記ポスト本体の他端側にアンダーカット部を有することを特徴とするばねポスト。
  2. 請求項1記載のばねポストにおいて、
    前記スリットは、前記貫通孔の中心に対して前記ポスト本体の一端側の周壁が切り込まれていることを特徴とするばねポスト。
  3. 請求項1又は2記載のばねポストにおいて、
    前記スリットは、その幅が前記貫通孔の半径以下であることを特徴とするばねポスト。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のばねポストにおいて、
    前記スリットは、前記ポスト本体の軸方向と直交する向きに切り込まれていることを特徴とするばねポスト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009063074A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Hioki Ee Corp コイルバネのためのバネ用ポストの取付け構造

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