JP3131672B2 - レンズ付きフィルムユニットの製造方法及び装置 - Google Patents

レンズ付きフィルムユニットの製造方法及び装置

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JP3131672B2
JP3131672B2 JP05073973A JP7397393A JP3131672B2 JP 3131672 B2 JP3131672 B2 JP 3131672B2 JP 05073973 A JP05073973 A JP 05073973A JP 7397393 A JP7397393 A JP 7397393A JP 3131672 B2 JP3131672 B2 JP 3131672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮りっきりカメラ使い捨
てカメラ等と呼ばれるレンズ付きフィルムユニットの製
造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフィルムユニットはその本体
部のパトローネ収納室に135タイプのパトローネ入りフ
ィルムを収容し、そのフィルム先端部を巻軸に係止して
その巻軸を未露光フィルム収納室に入れた状態で裏蓋を
したものを暗室内で巻取り、該未露光フィルム室を満タ
ンにし、パトローネ内をスプールに係止したフィルム端
末部だけ残した状態にして、ユーザーが撮影毎に撮影済
みフィルムをパトローネ内に巻き入れて撮影を可能に
し、撮影後、現像所に送られ該ユニットの一部を壊すこ
とによって中のパトローネを取り出すようにしたもので
ある。そして撮影済みのフィルムがパトローネ内に巻き
こまれているため、取出し時に光に対して安全に保護さ
れた状態になっており、今までの135タイプの現像と同
じシステムの処理装置に乗せられて撮影に続くカラー写
真等のプリントが手軽に得られるようにしたものであ
る。
【0003】このようなレンズ付きフィルムユニットの
本体部に裏蓋がなされた状態は遮光が必ずしも完全でな
く、むしろ製造工程における途中トラブル発生時の処置
等がし易いように本出願人による最近の出願では処置に
も便利な開口が施されている。出荷前には勿論この開口
は遮光部材で閉じられて中を光密にしてから販売しなけ
ればならない。
【0004】このように、レンズ付きフィルムユニット
の組立製造は暗室内で行われているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような暗
室内での作業工程は、作業性が悪く熟練を要するものと
なってしまう。そして、暗室の占める面積も広く、作業
スペースを多くとり、効率的ではない。
【0006】即ち、明るい部屋で、レンズ付きフィルム
ユニットの本体部にパトローネ入りフィルムが収納され
その先端が巻軸に係止されて、その巻軸が未露光フィル
ム室に収納され蓋がされるまでの工程作業が行われる
が、その後のフィルムの巻軸への巻取りと、フィルムの
引出荷重等、該ユニットのカメラとしての適合性テスト
等は暗室中で行わればならなくなってしまう。しかも、
その暗室は必然的にかなり大きなものとなって非効率き
わまりなく作業環境も最悪なものとなってしまう。
【0007】本発明は、このような問題点を除去したレ
ンズ付きフィルムユニットの合理的な製造方法と製造装
置を提供することを課題目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
a,b,c,d及びeのいずれか1つによって達成され
る。
【0009】(a) パトローネ入りロールフィルムを
その先端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルム
ユニットの本体部の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋
を施し、遮光部材を該ユニットに対してプリセットしま
だ光密でない状態の該ユニットをハンドリング装置のヘ
ッドに保持して巻取室に搬送位置決めセットすると共
に、該ヘッドが巻取室に覆せられて結合されることによ
り該巻取室の光密状態が形成され、更に前記ユニットの
巻軸への駆動軸の連結によりパトローネ内から未露光フ
ィルムが該パトローネの巻取軸の係止部長さを残して引
き出され未露光フィルム収納室内で巻軸に巻取られ、前
記遮光部材を押込んで該ユニットを光密にしてレンズ付
きフィルムユニットを完成させて回収するようにしたこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。
【0010】(b) パトローネ入りロールフィルムを
その先端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルム
ユニットの本体部の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋
を施し、遮光部材を該ユニットに対してプリセットしま
だ光密でない状態の該ユニットをハンドリング装置のヘ
ッドに保持して巻取室に搬送位置決めセットすると共
に、該ヘッドが巻取室に覆せられて結合されることによ
り該巻取室の光密状態が形成され、更に前記ユニットの
巻軸への駆動軸の連結によりパトローネ内から未露光フ
ィルムが該パトローネの巻取軸の係止部長さを残して引
き出され未露光フィルム収納室内で巻軸に巻取られ、該
フィルムの巻取中にフィルムの引出力の良否を判定し、
その良好の判定信号により前記遮光部材を押込んで該ユ
ニットを光密にしてレンズ付きフィルムユニットを完成
させて回収するようにしたことを特徴とするレンズ付き
フィルムユニットの製造方法。
【0011】(c) パトローネ入りロールフィルムを
その先端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルム
ユニットの本体部の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋
を施し、遮光部材を該ユニットに対してプリセットしま
だ光密でない状態の該ユニットをハンドリング装置のヘ
ッドに保持して巻取室に搬送位置決めセットすると共
に、該ヘッドが巻取室に覆せられて結合されることによ
り該巻取室の光密状態が形成され、更に前記ユニットの
巻軸への駆動軸の連結と該ユニットの逆転防止機構の解
除機構の作動によりパトローネ内から未露光フィルムが
該パトローネの巻取軸の係止部長さを残して引き出され
未露光フィルム収納室内で巻軸に巻取られ、該フィルム
の巻取中にフィルムの引出力の良否を判定し、その良好
の判定信号により前記遮光部材を押込んで光密にしてレ
ンズ付きフィルムユニットを完成させて回収するように
したことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製
造方法。
【0012】(d) パトローネ入りロールフィルムを
その先端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルム
ユニットの本体部のパトローネ収納室及び未露光フィル
ム収納室の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施し、
更に遮光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光
密でない状態になっている該ユニットを吸着把持して位
置決め手段を設けた巻取室へ搬送するハンドリング手段
を有し、該手段のヘッドが該巻取室に結合されることに
より該巻取室の遮光状態が構成され、該ユニットは該ヘ
ッドに吸着把持されたまま巻取室の位置決め手段によっ
て位置規制可能になり、かつ、前記巻軸への駆動軸の連
結手段と巻取手段が設けられ、該連結手段と該巻取手段
により該ユニットのパトローネ内からの未露光フィルム
が引出されそのスプール係止部を残して未露光フィルム
収納室内で巻軸に巻取られた後、前記プリセットされた
遮光部材を更に押込んで光密にする押込み手段をハンド
リング手段に有し、その押込み後、レンズ付きフィルム
ユニットを完成させて前記ヘッドの結合を解除して回収
可能にしたハンドリング手段を有することを特徴とする
レンズ付きフィルムユニットの製造装置。
【0013】(e) パトローネ入りロールフィルムを
その先端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルム
ユニットの本体部のパトローネ収納室及び未露光フィル
ム収納室の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施し、
更に遮光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光
密でない状態になっている該ユニットを吸着把持して位
置決め手段を設けた巻取室へ搬送するハンドリング手段
を有し、該手段のヘッドが該巻取室に結合されることに
より該巻取室の遮光状態が構成され、該ユニットは該ヘ
ッドに吸着把持されたまま巻取室の位置決め手段によっ
て位置規制可能になり、かつ、前記ユニットの逆転防止
機構の解除機構と前記巻軸への駆動軸の連結手段と巻取
手段が設けられ、該解除機構と該連結手段と該巻取手段
により該ユニットのパトローネ内からの未露光フィルム
が引出されそのスプール係止部を残して未露光フィルム
収納室内で巻軸に巻取られ所定の性能チェックを行う検
査手段により適合を判定した後、前記プリセットされた
遮光部材を更に押込んで光密にする押込み手段をハンド
リング手段に有し、その押込み後、レンズ付きフィルム
ユニットを完成させて前記ヘッドの結合を解除して回収
可能にしたハンドリング手段を有することを特徴とする
レンズ付きフィルムユニットの製造装置。
【0014】
【実施例】本発明の実施例に使うレンズ付きフィルムユ
ニットは市販されている各種の機能をもったユニットと
全く同性能のものであるが、図1(a)の部分底面図及
び図1(b)の部分側断面図に示すように本体101の未
露光フィルム収納室101Aには巻軸110が収納され、その
フランジ112の外側に駆動連結用の溝114を有するボス11
3が、本体101の円弧面101Bに回転自在に載置されてい
る。
【0015】そして本体101に対して裏蓋102が覆せられ
て結合されている。
【0016】しかし底面部は遮光プレート121及びその
頂部122と位置規制用の突起123,124を有する遮光部材1
20が実線に示すように待機位置にセットされている。即
ち突起124が上部の壁の2ケ所に当りそのままではそれ
以上嵌めこまれないようにしてある。
【0017】この状態では遮光は完全でなく、明室でパ
トローネ内のフィルムを引き出して裸かで巻取ることに
なり、フィルムは露光されて使用不能になってしまう。
したがって周囲を暗くするため暗室にして巻軸110にフ
ィルムを巻取ることが必要である。
【0018】なお、巻軸110へのフィルム先端の系止異
常等があると遮光部材120を外して開口よりピンを中に
入れて係合確実化等の処置を行わすことも可能である。
【0019】したがってトラブル処理も可能であり、ト
ラブルがなくなり巻取をつづけ完了したら遮光部材120
の頂部122を押し下げれば、図1(a)(b)の2点鎖
線で示すように下部まで達し該頂部122が上面の凹み部
に埋まって遮光も完全になる。この際待機時に当ってい
た突起124は押込み力に負けてつぶされながらスライド
し押込み終ると突起123が裏蓋102の下部に当り完全に抜
け止めの役目をさせる構造にしてある。
【0020】これにより、以後巻軸110のボス113は遮光
部材120によってかくされてしまうので、これによって
撮影済みのフィルムを誤ってこの巻軸を手で回すことに
よって引出してしまうような2重写しやフィルム切断等
の幣害も防止できる。
【0021】次にこのようなレンズ付きフィルムユニッ
トの製造組立を暗室中の作業の不安感を伴うことなく、
また、大きな暗室を使用して無駄なスペースを費やすこ
となく行うための本発明の製造方法及び製造装置につい
て図2(a)のハンドリング装置のハンド(A)の斜視
図、図2(b)の巻取室の斜視図、図3の巻取室の上面
図、図4,図5のハンドリング作動説明図、図6の各装
置の配置説明図を用いて記述する。
【0022】レンズ付きフィルムユニット100はレンズ
側を下側にした本体101にパトローネ入りフィルムがそ
の先端を巻軸に係止した状態で収納され裏蓋102やその
他のカバーがなされ、シャッタ等各種部材が組立てら
れ、しかも、遮光部材120が待機位置にセットされた状
態で定位値に待機している。
【0023】その上面を図2(a)に示すようなハンド
リング装置300のハンド(A)310によりその吸着装置33
1の吸盤332で吸着して図2(b)で示す巻取室200にハ
ンドリングして、ハンド(A)310の三重の外縁部322
A,322B,322Cが巻取室200の外縁部の溝202A,202
B,202Cに嵌合して厳重な遮光をすると共に、該ユニ
ット100は吸盤332に保持されたまま巻取室200内の位置
規制部材211の211A,211B,211Cの各規制面で該ユニッ
トの対応側面を規制される。該規制部材211はロッド212
に固着され該ロッドはシリンダー215により往復動駆動
可能にしてある。そして正しい位置に停止するようにし
てある。その際巻取室200の壁201と該ロッドとの嵌合部
は図3の軸構造213に示すように多段構造にして嵌合さ
せてあるため、スライドによってスラスト方向の移動が
あっても遮光効果が維持できるようにしてある。
【0024】また、該規制部材211には、パトローネへ
の巻取用スプロケットの逆転防止機構の解除機構261や
製造工程中の前記巻軸110の軸111への設定巻込量を正確
に計測するためのスプロケットの回転数の検出機構262
を作動させるためのスライドセット部材260が設けられ
ている。
【0025】このようにして遮光部材120が待機セット
されたレンズ付きフィルムユニットのプリアセンブリ終
了品はハンドリング装置(手段)のハンド(A)310に
よって巻取室200に遮光状態でセット完了する。
【0026】次に巻取部230について説明する。巻取室2
00には巻取スピンドル用の軸受207が取付けられ、それ
に対してスライド可能に嵌合するスリーブ234が設けら
れ、該スリーブの外側にはエンコーダ用のディスク237
が取付けられ内部にはスピンドル232が同心に固定さ
れ、該スピンドル232とばね235を介して継手236Aをも
つ小スピンドル236が内部でスライド可能に設けられて
いる。スピンドル232は軸受ブラケット241の軸受242A
に嵌合し、該スピンドル232の他端には歯付ベルト車234
Aが取付けられ、該ブラケット241の下部に設置された
モータ243によって直結される歯付ベルト車234Bにより
タイミングベルト234Cを介して連結され回転駆動され
るようにしてある。
【0027】一方、該ブラケット241の下部にはアリ溝
のレール242が設けられ、巻取室下部ベース201Aに設け
られたレール247と嵌合スライドできるようにしてあ
る。
【0028】そして、図示しないスライド駆動装置によ
り前記ユニット100の巻軸110のボス113の溝114に前記小
スピンドル236の継手236Aが着脱可能にできるようにし
てある。
【0029】また、前記スピンドルのスライド面には黒
のオウリング239を嵌めたりして遮光処置の確実化をは
かっている。
【0030】前記巻取室下部ベース201Aには位置決め
ストッパー245用のブラケット244が取付けられ、該スト
ッパー245はその位置の微調整が可能に設けられてい
る。そして該ストッパー245は、前記軸受ブラケット241
の下部に取付けた位置基準ブロック246に突当たり、巻
軸210のボス113の溝114と前記継手236Aとの連結位置が
正しく決められるようにしてある。
【0031】またこの際、継手先端が、一時的にボス11
3の溝に入らないときは、小スピンドル236とスピンドル
232との間のばね235が圧縮されて一時的なダンパーの役
目をする。巻取駆動は始め低速度でまわり、円滑に接手
接合が可能になる。
【0032】また、駆動は所定のトルクで所定回転数が
伝達されるので、引出荷重が大きかったりすると検出し
てストップさせ、異常確認し、不良品排出口へ出すこと
も可能である。
【0033】以上により、駆動が連結されるとモータ24
3が起動して所定回転数の巻取が行われる。その巻取は
エンコーダ237の例えば歯数のカウトによっても良い
し、逆転防止機構の解除機構261の作動と共に作動する
スプロケットの所定回転量の検出機構を使って行っても
よい。そして異常なく巻取が終了するとシリンダー341
が通電して押圧部材342を取付けたロッド343が遮光部材
120の頂部122を押し下げ該ユニット100の遮光が完全に
なる。
【0034】そして後述するようにハンド(B)350に
よって製品回収又は次工程の各種検査工程へ運ばれる。
【0035】さて以上は、レンズ付きフィルムユニット
100の単体を巻取室単体にハンドリングして1個ずつの
該ユニットを製造する実施例について説明したわけであ
るが、これは何も単体に限ることなく、複数個ずつ同時
に巻取して製造することが可能である。単純にn個同時
に扱えば生産はほぼn倍に上昇すると考えられる。
【0036】本出願人はこの実施例について主として図
4,図5,図6を用いて説明する。
【0037】図6においてパレットコンベヤ510が右か
ら左へ移動するように設けられ、パレット511〜515等が
並べられている。そしてその上に、1〜5の各ユニット
100の組立体が載置されている。
【0038】そして、途中遮光部材供給装置530におい
て遮光部材120が各パレット上のユニット100に1つづつ
供給されてその待機位置に仮セットされる。
【0039】このようにして5つのユニット100が一度
に次の巻取室200の集合体540にハンドリング装置300に
よって受け渡される。この巻取室200も1W〜5Wまで
の5連のものになっている。このようにして5個の各ユ
ニット100は、同時にW1〜W5の5連の各巻取室200に
装着され必要な巻取を前述の単体の場合と同様に作動さ
せることにより完了する。
【0040】尚、空になったパレット1〜5はリターン
コンベヤ520に移されて逆送され再びパレットコンベヤ5
10上に戻されその上に新しいレンズ付きフィルムユニッ
ト100の中間組立体が載置されて行く。
【0041】その後、5個のユニット100はインスペク
ションライン550のi1〜i5に後程説明するハンドリ
ング装置のハンド(B)350によってハンドリングさ
れ、ストロボ発生検査工程560やシャッター開放検査工
程570等に順次搬送され、最終的に出荷可能な状態にな
って行くようにしてある。
【0042】次にハンドリング装置の作動について図4
及び図5を用いて説明する。
【0043】図4ではハンドリング装置300におけるハ
ンド(A)310がパレットコンベヤ510上の511〜515の各
パレット上のレンズ付きフィルムユニット100の1〜5
までの5個をまさにハンドリングしようとし、ハンド
(B)350がW1〜W5の各巻取室200内の巻取済みで遮
光部材120の押込まれた各ユニット100を吸着器でまさに
ハンドリングしようとしている状態を表わしている。そ
してインスペクションライン550のi1〜i5のパレッ
ト上にはハンド(B)350によってハンドリングされ反
転機構400によってレンズを上にするように反転された
各ユニット100が載置された状態が示されている。
【0044】図5では、図4において、ハンド(A)31
0で吸着ホールドしたパレットコンベヤ510の各パレット
511〜515上の巻取されてない前記各ユニット100とハン
ド(B)350で吸着ホールドしたW1〜W5の各巻取室2
00の巻取済で遮光板押込済みの各ユニット100がそれぞ
れ、巻取室200の集合体540の所からインスペクションラ
イン550の反転機構400のところまで、ガイドレール380
にガイドされて移送した状態を示したものである。
【0045】このようにハンド(A)310とハンド
(B)350は一体となってガイドレール380上を往復する
ことによりライン間の移送及び巻取室200に対する遮光
及び遮光部材の押込機能の作動に大きな役割を果たして
いる。
【0046】以上は、レンズ付きフィルムユニット100
の開口及び遮光部材120が特定のものについて述べた
が、本発明はこのような本実施例の位置の開口とそれに
対応する遮光部材の形状に限定されるものではなく、い
ろいろな位置形状に適用できるものである。
【0047】また、以上の実施例は、レンズ付きフィル
ムユニットの製造工程での巻取作業をできるだけ明室の
状態で効率良く行うようにしたものであるが、本発明
は、勿論このような工程にだけ適用されるものでなく、
該巻取室を加工室とし、これに対する蓋の役目をする前
記ハンドをかぶせたとき、光密性と共に防水性、気密
性、防塵性の機能をすべて又は少くとも1つの機能をも
たせることにより水中での処理作業、防爆作業、クリー
ン室の精密作業の自動化を安価で効率よく行うことが可
能になる。
【0048】
【発明の効果】本発明により工程処理に便利な開口孔を
本体部にあけたレンズ付きフィルムユニットの組立製造
時のフィルム巻取工程を光密状態で行う場合、作業工程
を暗室化せず、該ユニットの必要最小限外周部だけを巻
取室とハンドリング装置のハンド兼用で構成する蓋とに
よって光密状態を形成し、簡単ではあるが、完全で確実
な光密状態を得ると共にこれによって作業性が著しく向
上し、作業スペースも極度に減少させることが可能にな
った。
【0049】そして、未露光フィルム収納室へのフィル
ム巻取が巻取室にて終了したら遮光部材を直ちに閉じる
ことにより、その位置か、別位置に移して各種検査を行
ってから回収することもでき、また単体でなく複数個ず
つ同時に巻取をすることも可能になり、生産性規模に応
じて種々の効率のよい工程を合理的に編成することがで
きるようになった。
【0050】また、該巻取室を加工室とし、該ハンド兼
用の蓋をしたとき、光密性と共に防水性、気密性、防塵
性の機能をすべて又は少くとも1つの機能をもたせるこ
とにより前記ユニット製造の巻取に限らず、水中での作
業、防塵作業、クリーン作業の自動化を安価に効率良く
行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に使われるレンズ付きフィルム
ユニットの部分底面図。(b)は(a)の部分底面図に
対応する部分側断面図。
【図2】(a)はハンドリング装置ハンド(A)の斜視
図。(b)は巻取室の斜視図。
【図3】巻取室の上面図。
【図4】ハンドリング装置の作動説明図(その1)。
【図5】ハンドリング装置の作動説明図(その2)。
【図6】各装置の配置説明図。
【符号の説明】
100 レンズ付きフィルムユニット 101 本体 102 裏蓋 110 巻軸 111 巻軸 112 フランジ 113 ボス 114 係合溝 120 遮光部材 121 遮光プレート 122 頂部 123 突起 124 突起 200 巻取室 201 壁 202A,202B,202C 外縁部溝 211 位置規制部材 211A,211B,211C 規制面 230 巻取部 232 スピンドル 234 スリーブ 235 ばね 236 小スピンドル 236A 継手 237 エンコーダ用のディスク 241 軸受ブラケット 242 アリ溝レール 242A 軸受 243 モータ 245 ストッパー 247 レール 261 逆転防止機構の解除機構 262 巻取回転数検出機構 300 ハンドリング装置 310 ハンド(A) 322A,322B,322C 外縁部 331 吸着装置 332 吸盤 350 ハンド(B) 380 レール 400 反転機構 510 パレットコンベヤ 511〜515 パレット 520 リターンコンベヤ 530 遮光部材供給装置 540 巻取室の集合体

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ入りロールフィルムをその先
    端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルムユニッ
    トの本体部の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施
    し、遮光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光
    密でない状態の該ユニットをハンドリング装置のヘッド
    に保持して巻取室に搬送位置決めセットすると共に、該
    ヘッドが巻取室に覆せられて結合されることにより該巻
    取室の光密状態が形成され、更に前記ユニットの巻軸へ
    の駆動軸の連結によりパトローネ内から未露光フィルム
    が該パトローネの巻取軸の係止部長さを残して引き出さ
    れ未露光フィルム収納室内で巻軸に巻取られ、前記遮光
    部材を押込んで該ユニットを光密にしてレンズ付きフィ
    ルムユニットを完成させて回収するようにしたことを特
    徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方法。
  2. 【請求項2】 パトローネ入りロールフィルムをその先
    端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルムユニッ
    トの本体部の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施
    し、遮光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光
    密でない状態の該ユニットをハンドリング装置のヘッド
    に保持して巻取室に搬送位置決めセットすると共に、該
    ヘッドが巻取室に覆せられて結合されることにより該巻
    取室の光密状態が形成され、更に前記ユニットの巻軸へ
    の駆動軸の連結によりパトローネ内から未露光フィルム
    が該パトローネの巻取軸の係止部長さを残して引き出さ
    れ未露光フィルム収納室内で巻軸に巻取られ、該フィル
    ムの巻取中にフィルムの引出し力の良否を判定し、その
    良好の判定信号により前記遮光部材を押込んで該ユニッ
    トを光密にしてレンズ付きフィルムユニットを完成させ
    て回収するようにしたことを特徴とするレンズ付きフィ
    ルムユニットの製造方法。
  3. 【請求項3】 パトローネ入りロールフィルムをその先
    端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルムユニッ
    トの本体部の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施
    し、遮光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光
    密でない状態の該ユニットをハンドリング装置のヘッド
    に保持して巻取室に搬送位置決めセットすると共に、該
    ヘッドが巻取室に覆せられて結合されることにより該巻
    取室の光密状態が形成され、更に前記ユニットの巻軸へ
    の駆動軸の連結と該ユニットの逆転防止機構の解除機構
    の作動によりパトローネ内から未露光フィルムが該パト
    ローネの巻取軸の係止部長さを残して引き出され未露光
    フィルム収納室内で巻軸に巻取られ、該フィルムの巻取
    中にフィルムの引出し力の良否を判定し、その良好の判
    定信号により前記遮光部材を押込んで光密にしてレンズ
    付きフィルムユニットを完成させて回収するようにした
    ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 パトローネ入りロールフィルムをその先
    端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルムユニッ
    トの本体部のパトローネ収納室及び未露光フィルム収納
    室の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施し、更に遮
    光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光密でな
    い状態になっている該ユニットを吸着把持して位置決め
    手段を設けた巻取室へ搬送するハンドリング手段を有
    し、該手段のヘッドが該巻取室に結合されることにより
    該巻取室の遮光状態が構成され、該ユニットは該ヘッド
    に吸着把持されたまま巻取室の位置決め手段によって位
    置規制可能になり、かつ、前記巻軸への駆動軸の連結手
    段と巻取手段が設けられ、該連結手段と該巻取手段によ
    り該ユニットのパトローネ内からの未露光フィルムが引
    出されそのスプール係止部を残して未露光フィルム収納
    室内で巻軸に巻取られた後、前記プリセットされた遮光
    部材を更に押込んで光密にする押込み手段をハンドリン
    グ手段に有し、その押込み後、レンズ付きフィルムユニ
    ットを完成させて前記ヘッドの結合を解除して回収可能
    にしたハンドリング手段を有することを特徴とするレン
    ズ付きフィルムユニットの製造装置。
  5. 【請求項5】 パトローネ入りロールフィルムをその先
    端部を巻軸に係止した状態でレンズ付きフィルムユニッ
    トの本体部のパトローネ収納室及び未露光フィルム収納
    室の各収納室に入れて該ユニットの裏蓋を施し、更に遮
    光部材を該ユニットに対してプリセットしまだ光密でな
    い状態になっている該ユニットを吸着把持して位置決め
    手段を設けた巻取室へ搬送するハンドリング手段を有
    し、該手段のヘッドが該巻取室に結合されることにより
    該巻取室の遮光状態が構成され、該ユニットは該ヘッド
    に吸着把持されたまま巻取室の位置決め手段によって位
    置規制可能になり、かつ、前記ユニットの逆転防止機構
    の解除機構と前記巻軸への駆動軸の連結手段と巻取手段
    が設けられ、該解除機構と該連結手段と該巻取手段によ
    り該ユニットのパトローネ内からの未露光フィルムが引
    出されそのスプール係止部を残して未露光フィルム収納
    室内で巻軸に巻取られ所定の性能チェックを行う検査手
    段により適合を判定した後、前記プリセットされた遮光
    部材を更に押込んで光密にする押込み手段をハンドリン
    グ手段に有し、その押込み後、レンズ付きフィルムユニ
    ットを完成させて前記ヘッドの結合を解除して回収可能
    にしたハンドリング手段を有することを特徴とするレン
    ズ付きフィルムユニットの製造装置。
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