JP3131647U - 天秤ばかり - Google Patents

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Abstract

【課題】 完全に重量が一致していなくても天秤板が釣り合うようにして、知育に使用できるようにした天秤ばかりを提供する。
【解決手段】 支点台座(15)と、該支点台座(15)の上部に載置されて、長手方向の両端部(161a,161a)が上下動可能となるように、前記長手方向の中央部(161b)を前記支点台座(15)によって受止支持される細長形状の天秤板(16)と、を備えてなる天秤ばかりであって、前記支点台座(15)において、前記天秤板(16)を受止支持する支持部(151a)は、載置される前記天秤板(16)の長手方向に幅を有する平坦面である一方、前記天秤板(16)において、前記支持部(151a)に受止支持される被支持部(163a)も、前記天秤板(16)の長手方向に幅を有する平坦面であることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本考案は、子供の知育のために使用される天秤ばかりに関する。
従来、知育用積木として、相互に同形状で大きさが揃えられた複数の積木片の各々に「1」,「2」,「3」等の数字や、「+」,「−」,「=」等の算術記号を表示させたものが提案されており、それらを並べて、例えば「1+2=3」のような算式を表現できるようにすることで、積木遊びをしながら知育効果が得られるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−334179号公報
しかしながら、上記従来の知育用積木において、積木片を並べて「1+2=3」のような算式を作るためには、その前提として数や算数に関する相応の知識が必要であり、子供が遊びながら、数に関する概念を習得できるというレベルのものではなかった。そのため、かかる知育用積木を使った知育は、大人がこと細かく指導する勉強的な色彩の濃いものとなって、子供が楽しみながら学べるようにすることが難しかった。また、積木片に数字が表示されていても、それに対応する量を視覚や手先で確認することはできず、したがって、それらの数・形・量の相互関係を理解することもできなかった。
そのため、本願発明者は、各積木片に表示される数字(整数値)と、その積木片の面積値・積値・重量値が比例関係となるようにした知育用積木を開発して、数・形・量の相互関係を理解できる知育用積木を開発した。ここで、面積値や体積値等については、視覚をもって容易に把握できるのに比べて、重量値については、感覚的に把握することが難しいため、天秤ばかりを採用して、同じ数字が表示された積木片どうし又は数字の合計値が同じになる積木片のかたまりどうしが釣り合うことで、数と重さの関係を認識させることとした。
しかし、同重量値となるように設定されている積木片であっても、製作時の寸法バラツキや湿気等の影響で重量誤差を生じることが避けられないため、従来の天秤ばかりのように、重量値が完全に一致した場合に限って天秤が釣り合うものを採用したのでは、天秤の釣り合いで数と重さの関係を認識させるという目的を達成することは難しい。
本考案は、斯かる実情に鑑み、完全に重量が一致していなくても天秤が釣り合うようにして、知育に使用できるようにした天秤ばかりを提供する。
本願の請求項1記載の考案は、支点台座(15)と、該支点台座(15)の上部に載置されて、長手方向の両端部(161a,161a)が上下動可能となるように、前記長手方向の中央部(161b)を前記支点台座(15)によって受止支持される細長形状の天秤板(16)と、を備えてなる天秤ばかりであって、前記支点台座(15)において、前記天秤板(16)を受止支持する支持部(151a)は、載置される前記天秤板(16)の長手方向に幅を有する平坦面である一方、前記天秤板(16)において、前記支持部(151a)に受止支持される被支持部(163a)も、前記天秤板(16)の長手方向に幅を有する平坦面であることを特徴とする天秤ばかりを提供する。
本願の請求項2記載の考案は、前記被支持部(163a)は、前記天秤板(16)の下面側に形成される横断面形状コ字型の溝部(163)の底面であることを特徴とする請求項1に記載の天秤ばかりを提供する。
本願の請求項3記載の考案は、前記溝部(163)は、前記溝部(163)において前記支持部(151a)が係合し得る幅(w)が、前記支持部(151a)の幅(w)よりも広くなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の天秤ばかりを提供する。
上記請求項1記載の天秤ばかりによれば、以下の優れた効果を奏し得る。支持台座(15)の支持部(151a)と、天秤板(16)の被支持部(163a)は、共に平坦面であって、相互に面当りするため、その面当りの範囲内に天秤板(16)の重心位置がある限り、天秤板(16)は水平状態に維持される。その結果、天秤板(16)の両側に載せられる物(例えば、積木片)が略同重量であれば、天秤板(16)が水平状態に維持されて、通常の天秤ばかりにおいて重量値が完全に釣り合った場合と同様の状態になる。また、天秤板(16)に対して載せられる物の位置が多少ずれていても、天秤板(16)を水平状態に維持される。
上記請求項2記載の天秤ばかりによれば、請求項1記載の天秤ばかりが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。被支持部(163a)を、天秤板(16)の中央部の下面側に形成される横断面形状コ字型の溝部(163)の底面として形成したので、溝部(163)と支持部(151a)を係合させるだけで、支持台座(15)に対して天秤板(16)を正しく組み合わせることができる。
上記請求項3記載の天秤ばかりによれば、請求項2記載の天秤ばかりが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。溝部(163)において支持部(151a)が係合し得る幅(w)を支持部(151a)の幅(w)よりも広くなるように、溝部(163)を形成したので、物の載置位置のズレによって釣り合いが取れない場合でも、天秤板(16)を長手方向にずらすことで、天秤板(16)の重心位置を面当りの範囲内に収まるようにして、物を載せ直すことなく、簡単に天秤板が釣り合うようにすることができる。
以下、本考案の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る天秤ばかりが含まれる知育用積木Sを箱Bに詰めた状態を示す斜視図であり、図2は、知育用積木Sに含まれる第一及び第二の積木片群S1,S2、及び天秤ばかりのパーツ群S3の内容を表した図である。図2において、第一の積木片群S1を構成する複数種類の積木片は、数字が表示される意匠面が表されており、当意匠面と直交する方向、すなわち図面(紙面)と直交する方向に同一の厚みDに設定されてなる。また、第二の積木片群S2を構成する複数種類の積木片11〜14は、数字の表示はされていないが、積木片11,12は、第一の積木片群S1と同様に、図面(紙面)と直交する方向において相互に同一の厚みに設定されてなる。積木片13,14は、円柱形に形成されているが、平面図による表示では形状を把握し難いため、図2において、例外的に斜視図で表示している。
(知育用積木S)
知育用積木Sは、図1及び図2に示されるように、「1」〜「10」の整数値が表示される、平面視で四角形又は三角形、すなわち厚みDの直方体又は三角柱の積木片からなる第一の積木片群S1と、整数値の表示がない半円柱形、四半円柱形又は円柱形の積木片からなる第二の積木片群S2と、積木片どうしの重さを比べることができる天秤ばかりGを形成する支点台座15及び天秤板16からなる天秤ばかりのパーツ群S3と、を備えてなる。第一及び第二の積木片群S1,S2及びパーツ群S3は、すべて比重一定の同材質であるブナ材で形成されている。なお、第一の積木片群S1の積木片は、図1に示される状態で、箱Bに上下二段に詰められており、一つの箱Bに詰められる積木片の個数は、図3に示される表のとおり、2〜16個(複数個)とされている。
(第一の積木片群S1)
第一の積木片群S1は、図2に示されるように、意匠面が四角形の積木片1〜10,4,6,8,9,10,6,8(計17種類)、及び意匠面が三角形の積木片2,3,4,5,3,4(計6種類)で構成される。これらは、意匠面の形状、面積値、あるいはその両方が相互に異なるように、かつ、意匠面と直交する厚みが相互に同一となるように形成されている。なお、ここで、意匠面の面積値のみが相互に異なる場合とは、積木片4,6,8,9,10の相互間や、積木片2,3,4,5の相互間のような、いわゆる相似形の組合せをいう。
(積木片1
積木片1は、図2に示されるように、意匠面が幅L、長さLの正方形であって、この意匠面と直交する方向に一定の厚みDが付与された直方体形状である。また、意匠面には、「1」と表示されている。
(積木片2〜10
積木片2〜10は、図2に示されるように、意匠面が幅L、長さがLの整数倍である2L〜10Lの長方形であって、積木片1の意匠面の面積値Lに2〜10の整数値を乗じて得られる2L〜10Lの面積値に設定されており、意匠面に直交する方向に一定の厚みDが付与された直方体形状である。また、各積木片の意匠面には、上記Lに乗じられる整数値と同じ「2」〜「10」の整数値が表示されている。積木片2〜10は、積木片1と厚みが同一であるため、上記面積値と同様、積木片1の体積値DLに2〜10の整数値を乗じて得られる体積値2DL〜10DLに設定されており、さらに積木片1と同材質で形成されているため、上記面積比と同様に、積木片1の重量値に、2〜10の整数値を乗じて得られる重量値に設定されることとなる。
(積木片4,6,8,9,10
積木片4,6,8,9,10は、その意匠面が積木片1の意匠面の4、6、8、9、10倍(整数倍)の面積値を有するように形成される正方形で、意匠面に直交する方向に一定の厚みDが付与された直方体である。また、各積木片の意匠面には、上記面積比と同じ「4」、「6」、「8」、「9」、「10」の整数値が表示されている。積木片4,6,8,9,10は、積木片1と同厚、同材質で形成されているため、上記面積比と同様に、それぞれ積木片1の体積値及び重量値に、4、6、8、9、10の整数値を乗じて得られる体積値及び重量値に設定されることとなる。なお、積木片4,6,8,9,10については、当然ながら、それぞれ意匠面に同じ数字が表示される積木片4,6,8,9,10に対して、意匠面の面積、積木片自体の体積値、重量値が同一に設定される。
(積木片6,8
積木片6,8は、図2に示されるように、その意匠面が幅2L、長さ3L及び4Lの長方形であって、積木片1の意匠面の面積値Lに6、8の整数値を乗じて得られる6L、8Lの面積値を有するように設定され、意匠面に直交する方向に一定の厚みDが付与された直方体形状である。また、各積木片の意匠面には、上記Lに乗じられる整数値と同じ「6」、「8」の整数値が表示されている。積木片6,8は、積木片1と同厚、同材質で形成されているため、上記面積比と同様に、それぞれ積木片1の体積値及び重量値に、6、8の整数値を乗じて得られる体積値及び重量値に設定されることとなる。なお、積木片6,8については、当然ながら、それぞれ意匠面に同じ数字が表示される積木片6(6),8(8)に対して、意匠面の面積、積木片自体の体積値、重量値が同一に設定される。
(積木片2,3,4,5
積木片2,3,4,5は、図2に示されるように、その意匠面が、積木片4,6,8,10をそれらの対角線C〜Cに沿って切断したものと同等の直角二等辺三角形であって、積木片1の意匠面の面積値Lに2、3、4、5の整数値を乗じて得られる2L、3L、4L、5Lの面積値を有するように設定され、意匠面に直交する方向に一定の厚みDが付与された三角柱形状である。また、各積木片の意匠面には、上記Lに乗じられる整数値と同じ「2」、「3」、「4」、「5」の整数値が表示されている。積木片2,3,4,5は、積木片1と同厚、同材質で形成されているため、上記面積比と同様に、それぞれ積木片1の体積値及び重量値に、2、3、4、5の整数値を乗じて得られる体積値及び重量値に設定されることとなる。なお、積木片2,3,4,5は、当然ながら、それぞれ意匠面に同じ数字が表示される積木片2,3,4(4),5に対して、意匠面の面積、積木片自体の体積値、重量値が同一に設定される。
(積木片3,4
積木片3,4は、図2に示されるように、その意匠面が積木片6,8をそれらの対角線C,Cに沿って切断したのと同様の直角三角形であって、積木片1の意匠面の面積値Lに3、4の整数値を乗じて得られる3L,4Lの面積値を有するように設定され、意匠面に直交する方向に一定の厚みDが付与された三角柱形状である。また、各積木片の意匠面には、上記Lに乗じられる整数値と同じ「3」、「4」の整数値が表示されている。積木片3,4は、積木片1と同厚、同材質で形成されているため、上記面積比と同様に、それぞれ積木片1の体積値及び重量値に、3、4の整数値を乗じて得られる体積値及び重量値に設定されることとなる。なお、積木片3,4は、当然ながら、それぞれ意匠面に同じ数字が表示される積木片3(3),4(4,4)に対して、意匠面の面積、積木片自体の体積値、重量値が同一に設定される。
(第二の積木片群S2)
第二の積木片群S2は、図2に示されるように、平面視半円形の積木片11、積木片11をさらに二分割した平面視四半円形の積木片12、円柱形の積木片13、及び積木片13を高さ方向に二分割した大きさの円柱形の積木片14で構成される。なお、積木片11、12は、図2の紙面と直交する方向に所定の厚みが同じに設定されており、積木片11と12は体積比が2対1に設定されている。また、積木片11〜14は、同じ木材(同材質)で形成されているため、積木片11と12、積木片13と14は、それぞれ重量比も2対1に設定されることになる。
(天秤ばかりのパーツ群S3)
天秤ばかりのパーツ群S3は、図4に示されるように組み立てられる天秤ばかりGを構成するパーツ群であって、支点台座15と、支点台座15の上部に載置され、長手方向(矢印X方向)の両端部161a,161aが上下動可能となるように、長手方向の中央部161bを支点台座15によって受止支持される細長形状の天秤板16と、からなる。天秤ばかりGは、天秤板16の両端部161a,161aに設けられた円型の皿部162,162に、上述した積木片を載せて(具体的には、意匠面に表示される数字の合計値が同数となる積木片のかたまりを両皿部に載せて釣り合わせる等して)遊びながら、数・面積(体積)・形状と、重さの関係を学べるようにしたものである。
(支点台座15)
支点台座15は、図4に示されるように、天秤板16が直接載置される略直方体形状の台座本体151と、台座本体151の両端において台座本体151より上方に突出し、台座本体151に載置される天秤板16がその長手方向と直交する方向へ大きくずれないようにするストッパ152,152と、支点台座15の底部をなす台板153と、を備えてなる。台座本体151の上部は、矢印X方向の両側に位置する角部分が下方斜めに向けてカットされた形状とされており、天秤板16の中央部161bの下面を支持する支持部151aと、支持部151aの両側の斜めカット部151b,151bと、が形成されている。支持部151aは、矢印X方向に延びる所定幅wを有し、それと直交する方向において天秤板16の横幅wよりも長い、矩形状の平坦面とされている。
(天秤板16)
天秤板16は、細長矩形状の板体である天秤板本体161と、天秤板本体161の長手方向の両端部161a,161aの上面に設けられる皿部162,162と、天秤板16の中央部161bの下面に形成される横断面形状コ字型の溝部163と、を備えてなる。溝部163は、天秤板本体161を横断するように設けられ、台座本体151の台座本体151と係合することにより、溝部163の底部である平坦面状の被支持部163aが受止支持される。なお、図5(a)に示されるように、溝部163において、支持部151aが係合し得る幅wは、支持部151aの幅wよりも大きく設定されており、天秤板16を、支点台座15に支持された状態で矢印X方向にずらせるようになっている。
(天秤ばかりGの作用)
通常、天秤ばかりにおいて、支点台座とそれに受止支持される天秤板の接点は、図5(b)に示されるように、天秤板の揺動中心軸Pをなす軸線上に形成されるが、それでは、同重量値となるように設定されている積木片どうしでも、各積木片の製作時における僅かな重量誤差や各積木片を載せる位置(揺動中心軸からの距離)のバラツキ等の影響を受けて、天秤板を完全に釣り合わせることは不可能である。これでは、各積木片に表示される数字が同じなら、重量値も同じになる、という狙いどおりにはならない。
しかしながら、本実施形態に係る天秤ばかりGは、支持台座15の支持部151aと天秤板16の被支持部162aは、ともに平坦面であって、支持台座15と天秤板16は、図5(a)に示されるように相互に面当りしており、その面当りの範囲内に天秤板16の重心位置がある限り、天秤板16が水平状態に維持される。したがって、天秤板16の両側に載せられる積木片の数字の合計値が同一であれば、積木片の僅かな重量誤差や位置ズレによる影響を受けることなく、天秤板16は水平状態に維持されて、重量値が完全に釣り合った場合と同様の状態になる。これによって、実際には積木片に重量誤差等がある場合でも、積木片に表示される数字、及び設定されている面積値・体積値が同じであれば、重量値も同じになるということを天秤ばかりGを使って体験することができるものである。
なお、被支持部163aを、天秤板16の中央部の下面側に形成される横断面形状コ字型の溝部163の底面として形成したので、溝部163と支持部151aを係合させるだけで、支持台座15に対して天秤板16を正しく組み合わせることができる。しかも、溝部163において支持部151aが係合し得る幅wが、支持部151aの幅wよりも広くなるように、溝部163を形成したので、積木片の載置位置のズレによって釣り合いが取れない場合でも、天秤板16をその長手方向にずらすことにより、天秤板16の重心位置を上記面当りの範囲内に収まるようにして、積木片を載せ直すことなく、簡単に重量が釣り合うようにできるものである。
(知育用積木Sの使用例)
知育用積木Sの使用例については、以下のとおりである。
積木片群S1に含まれる積木片は、各積木片の意匠面に表示される数字(整数値)と、積木片自体の大きさ(面積・体積)が比例関係にあるため、それらで遊ぶうちに、「2」は「1」より大きく、「3」は「2」より大きく、「4」は「3」より・・という数の大小や序列についての認識が容易になされる。特に、積木片1〜10は、幅Lと厚みDが相互に同一で、長さ(L〜10L)のみが異なるため、それらを平行に並べて遊ぶことで、数の大小や序列が一層容易に認識され、あわせて長さの概念について認識することができる。
積木片群S1には、例えば、図6(a)に示されるように、積木片1と2を組み合わせて並べることにより、積木片3のような種類の異なる積木片の意匠面に相当する形状・面積値(体積値)とすることができる組合せも含まれている。このように面積値のみならず、形状も同一となる組合せが含まれていることによって、「1+2=3」のような足し算や、「3−1=2」のような引き算等の算数的知識も視覚的に認識することができる。
積木片群S1には、上記した1と2のような組合せだけではなく、図6(b)に示されるように、意匠面が「小さな正方形」である積木片1を4個、意匠面が「長方形」である積木片2を2個、あるいは意匠面が「直角二等辺三角形」である積木片2を2個、組み合わせて並べることにより、意匠面が「大きな正方形」である積木片4に相当する形状・面積値をつくることができる組合せも含まれている。
上記のように積木片で遊びながら、同じ形状及び面積値の組合せを発見することにより、形に関する認識・理解を深めることができるほか、「1×4=2×2=4」のような掛け算や、「1=4÷2=4÷4」のような割り算に関する算数的知識も視覚的に認識することができる。また、積木群S2に含まれる積木片11〜14によって、図7(a)〜(c)に示されるような組合せをつくることで、円と半円あるいは四半円の関係や、高さの異なる円柱の関係等から、円形等に関する認識・理解も深めることができる。
さらに、パーツ群S3で構成される天秤ばかりGで、図8(a)に示されるように、形状は異なるが、数字が同じ積木片を釣り合わせたり、図8(b)に示されるように、形状・数字は異なるが、数字の合計値が同一の積木片を釣り合わせたりすることで、数と重量の関係等についても認識を深めることができる。
尚、本考案の天秤ばかりは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本実施形態に係る天秤ばかりが含まれる知育用積木を箱に詰めた状態を示す斜視図。 知育用積木に含まれる第一及び第二の積木片群及び天秤ばかりのパーツ群の内容を表した図。 知育用積木に含まれる第一及び第二の積木片群における各積木片の個数を示した表。 天秤ばかりの組立斜視図。 (a)は上記天秤ばかりの支点部周辺について説明するための拡大断面図、(b)は従来の天秤ばかりについて説明した図。 本知育用積木の使用例を説明する図。 知育用積木の別の使用例を説明する図。 知育用積木のさらに別の使用例を説明する図。
符号の説明
S 知育用積木
〜10積木片
,6,8〜10積木片
,8積木片
〜5 積木片
,4 積木片
11〜14 積木片
G 天秤ばかり
15 支点台座
16 天秤板

Claims (3)

  1. 支点台座(15)と、
    該支点台座(15)の上部に載置されて、長手方向の両端部(161a,161a)が上下動可能となるように、前記長手方向の中央部(161b)を前記支点台座(15)によって受止支持される細長形状の天秤板(16)と、を備えてなる天秤ばかりであって、
    前記支点台座(15)において、前記天秤板(16)を受止支持する支持部(151a)は、載置される前記天秤板(16)の長手方向に幅を有する平坦面である一方、
    前記天秤板(16)において、前記支持部(151a)に受止支持される被支持部(163a)も、前記天秤板(16)の長手方向に幅を有する平坦面であることを特徴とする天秤ばかり。
  2. 前記被支持部(163a)は、前記天秤板(16)の下面側に形成される横断面形状コ字型の溝部(163)の底面であることを特徴とする請求項1に記載の天秤ばかり。
  3. 前記溝部(163)は、前記溝部(163において前記支持部(151a)が係合し得る幅(w)が、前記支持部(151a)の幅(w)よりも広くなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の天秤ばかり。
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