JP3131637B2 - 配線類の着脱装置 - Google Patents

配線類の着脱装置

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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線類の着脱装置に係
り、詳しくは、上下昇降可能な昇降部材に設けられた配
線又は/及び配管の接続部を、電気等の送給を受ける各
種産業用機械等に設けられた被接続部に対して着脱可能
に構成した配線類の着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】倉庫や埠頭或いは各種製造工場等におい
ては、エア等の流体や電気(以下、電気等という。)の
供給源に通じる配線又は/及び配管(以下、配線類とい
う。)の端部を、移動体の接続部に集約的に保持させる
一方、各種産業用機械等の作業用装置に、配線類の被接
続部を形成し、この被接続部に対して前記移動体の接続
部を着脱可能とし、接続部と被接続部との密着時に移動
体側から作業用装置側に電気等を送給させるように構成
した配線類の着脱装置が実用に供されている。
【0003】この種の装置の一例として、例えば特公平
4−8359号公報によれば、クレーンのシーブボック
スと吊り金具との間で、配線類を着脱可能とした構成が
開示されている。詳しくは、図26に示すように、シーブ
ボックス100 の滑車101 に、クレーンから吊り下げられ
たワイヤーロープ102 を巻回し、電気等の送給を受けて
作動する吊り金具103 を、前記シーブボックス100 のフ
ック104 に吊り下げ支持させるようにした構成におい
て、前記シーブボックス100 に上下動用シリンダ105 を
取り付け、このシリンダ105 のピストンロッド105a先端
に、電気等の供給源に通じるフック側継手部 (接続部)
106 を回動自在に取り付ける一方、吊り金具103 に配線
類107 を介して連結された吊り金具側継手部 (被接続
部) 108 を、吊り金具103 に固定された架台109 に上下
動可能に載置させたものである。
【0004】この装置の使用に際して、配線類を連結さ
せる場合には、離反状態にあるフック側継手部106 と吊
り金具側継手部108 とを相対向させてから、上下動用シ
リンダ105 の動作によりフック側継手部106 を下降させ
て吊り金具側継手部108 に密着させ、この後に上下動用
シリンダ105 により前記両継手部106,108 を密着状態で
所定位置まで持ち上げ、このような状態の下で吊り金具
103 を駆動させて所定の動作を行わせることにより荷物
の吊り上げ移送を行う。そして、吊り金具103を他種の
ものと取り替える場合には、上下動用シリンダ105 によ
り前記両継手部106,108 を自動的に分離させてから、取
り替え作業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された装置は、上下動用シリンダ105 のピスト
ンロッド105aにフック側継手部106 を取り付けたもので
あるため、両継手部106,108 が密着して吊り金具103 に
電気等を送給できる状態にある時には、上下動用シリン
ダ105 と吊り金具103 とは両継手部106,108 及び配線類
107 を介して連結された状態にある。このため、吊り金
具103 の移動範囲は、上下動用シリンダ105 の存在によ
り制約を受けることになり、上下動用シリンダ105 の設
置箇所とは無関係に吊り金具103 が移動できないという
問題がある。このような問題は、この例示の装置がクレ
ーンに常時吊り下げられて独立して移動しない吊り金具
103に対して配線類を着脱させるものであるため、それ
ほど重要ではないが、例えば工場内等を動き回る作業用
装置に対して配線類を着脱させる場合には、極めて重要
になる。
【0006】更に、近年においては、配線類着脱の被接
続側である作業用装置に送給される電気信号等の種類
が、情報量の多種多様化に伴って膨大な数となり、この
ため配線類の肥大化を招いているのが実情であるが、上
記公報に開示の装置のように上下動用シリンダ105 のピ
ストンロッド105a先端にフック側継手部106 を回動自在
に取り付けていたのでは、配線類の重量増に伴ってフッ
ク側継手部106 が傾斜してしまい、両継手部106,108 の
嵌め合わせに支障を来すという問題がある。尚、上記の
フック側継手部106 の傾斜を回避するには、前記ピスト
ンロッド105a先端に堅固に継手部106 を取り付けること
が考えられるが、このようにした場合には、両継手部10
6,108 の嵌め合わせ時に、両者の位置ずれや姿勢ずれの
修正ができなくなり、却って問題が大きくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配線類の着
脱装置は、上記問題点を解決するため、以下に示すよう
に構成したことを特徴とする。即ち、上下昇降可能な基
材に平行リンク動作を行うリンク機構を介して吊り下げ
支持された上部体と、集約的に保持された配線類が連結
され且つその配線類の接続部を下端面に有する中間体
と、この接続部に着脱可能な配線類の被接続部を上端面
に有し且つ電気等の送給を受ける下部体とを備え、前記
上部体と中間体との上下方向に対する接近移動を案内し
且つこの両者の水平方向に対する相対的位置ずれを修正
する第1案内機構と、前記中間体と下部体との上下方向
に対する接近移動を案内し且つこの両者の水平方向に対
する相対的位置ずれを修正する第2案内機構とを設ける
と共に、前記上部体と中間体との上下方向に対する相対
移動を阻止又は許容する第1係脱機構と、前記中間体と
下部体との上下方向に対する相対移動を阻止又は許容す
る第2係脱機構とを設けたものである。
【0008】
【作用】上記手段によると、配線類の接続部を有する中
間体が待機している時には、この中間体は上部体側に移
行して保持されており且つ第1係脱機構により上部体と
中間体との上下方向相対移動が阻止された状態にある。
【0009】そして、中間体の接続部を下部体の被接続
部に密着させる場合には、上記の状態から基材を下降さ
せて中間体を下部体に接近移動させる。この接近時に
は、中間体の下方への移動が第2案内機構により案内さ
れるが、この案内時に中間体と下部体とが水平方向に位
置ずれを生じていても、この位置ずれは第2案内機構に
より修正される。この修正時に中間体が変位しても、中
間体を保持している上部体は、基材に平行リンク動作を
行うリンク機構を介して吊り下げ支持されているので、
上部体及び中間体は平行移動するのみとなり、従って中
間体の下端面の接続部は、常に正確な姿勢で下部体の上
端面の被接続部に密着される。
【0010】この密着後に第2係脱機構を動作させて中
間体と下部体との上下方向相対移動を阻止する一方、第
1係脱機構を動作させて上部体と中間体との上下方向相
対移動を許容し、このような状態で基材を上部体と共に
上昇させる。これにより、中間体と密着して電気等の送
給を受ける下部体は、基材及び上部体から完全に分離さ
れた状態となり、従って下部体の移動範囲は、基材及び
上部体による制約を受けることがなくなる。
【0011】このような状態から中間体を再び待機状態
に復帰させるには、前記基材を下降させて上部体を中間
体に接近移動させるが、この接近時にはその移動が第1
案内機構により案内され、且つこの案内時には上部体と
下部体との水平方向に対する位置ずれが第1案内機構に
より修正される。この修正時に上部体が変位しても、前
記リンク機構の動作により上部体は平行移動するのみで
あり、従って上部体は中間体に正確な姿勢で保持され
る。
【0012】この後、第1係脱機構を動作させて上部体
と中間体との上下方向相対移動を阻止する一方、第2係
脱機構を動作させて中間体と下部体との上下方向相対移
動を許容し、このような状態で基材を上昇させることに
より、中間体は上部体と共に上昇して待機位置に戻る。
そして、待機位置においては、中間体に配線類の重量が
作用しても、前記リンク機構の動作により中間体が傾斜
状に偏位することなく常に正確な姿勢を維持すると共
に、この中間体は下部体から完全に分離された状態とな
るので、この中間体が独立して移動して他の下部体に密
着できることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る配線類の着脱装置の実施
例を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよう
に、配線類の着脱装置1は、図外の立設支柱等に固定さ
れて床面等に沿って移動可能なケーシング2と、このケ
ーシング2に上下昇降可能に保持された基材3と、この
基材3に平行リンク動作を行うリンク機構4を介して吊
り下げ支持された上部体5と、複数本の配線類を集約的
に保持する可撓性保持部材6の一端が連結され且つその
配線類の接続部7aを下端面に有する中間体7と、この中
間体7の接続部7aに着脱可能な被接続部8aを上端面に有
し且つ電気の送給を受ける下部体8とを有する。そし
て、この下部体8は、各種産業用機械等の作業用装置に
取り付けられるものである。
【0014】この着脱装置1の基本的動作は、図1に実
線で示すように中間体7が上部体5に固定支持された状
態つまり待機状態と、図3に示すように基材3が上部体
5及び中間体7と共に下降した状態と、図4に示すよう
に中間体7が下部体8に密着し且つ上部体5が上昇した
状態とを取る。従って、図1に実線で示す状態の下で
は、下部体8(作業用装置)が上部体5及び中間体7に
よる制約を受けることなく自由に独立して移動でき、ま
た図4に示す状態の下では、下部体8が中間体7から電
気の送給を受けながら上部体5による制約を受けること
なく移動できることになる。
【0015】前記上部体5及びその周辺構造は、図5及
び図6に示すように、基材3を上下昇降させる駆動源で
ある流体シリンダ9a,9b,9bがケーシング2の内部に取り
付けられており、これらの流体シリンダ9a,9b,9bのピス
トンロッド9x,9y,9y先端にブラケット10…10を介して基
材3の下端が連結されている。そして、図7及び図8に
示すように、基材3の上下動を案内する構成として、基
材3に取り付けられたローラ11…11がケーシング2のガ
イドレール12,12 に係合されている。また、上部体5
は、基材3の突設部3aに、リンク機構4を介して吊り下
げ支持されているが、このリンク機構4は、上部体5及
び基材3(突設部3a) に対して四本の立設リンク部材4a
…4aの上端及び下端を図9及び図10に示す球面軸受13…
13を介して連結したものである。従って、上部体5は、
平行移動(水平方向移動)のみが可能となっている。
【0016】また、上部体5は、第1付勢機構14の動作
により、図5に示すa−b方向に対する中心位置への自
動芯合わせが行われ、第2付勢機構15の動作により、図
6に示すc−d方向に対する中心位置への自動芯合わせ
が行われる。前記第1付勢機構14は、図11に示すよう
に、上部体5の上面に固定された取付体16,16 にバネシ
リンダ17,17 を固設し、このバネシリンダ17,17 のロッ
ド17a,17a 先端を、基材3(突設部3a) に垂下固定され
た単一の当接板18の両側面に対して、相接近する側に付
勢した状態で当接させたものである。また、前記第2付
勢機構15は、図12に示すように、上部体5の上面に固定
された取付板18にバネシリンダ19を固設し、このバネシ
リンダ19のロッド19a,19a 先端を、基材3(突設部3a)
に固定された二枚の当接板20,20 に対して、相離反する
側に付勢した状態で当接させたものである。尚、図7に
示すように、第1付勢機構14は二箇所に設置されている
のに対し、第2付勢機構15は一箇所に設置されている。
更に、上部体5の下面には、平面視で対角線上に二本の
第1ガイド軸21a,21a が垂下固定されている。
【0017】図13乃至図15に示すように、前記中間体7
の上端部には、平面視で対角線上に二個の第1ガイド筒
体21b,21b が垂下固定されており、これらの第1ガイド
筒体21b,21b の上方は拡開している。また、この中間体
7の上下方向中間部には、一本の第2ガイド軸22a が垂
下固定され、その下端部には、一個の第2ガイド筒体22
b が固定されており、この第2ガイド軸22a 及び第2ガ
イド筒体22b の配設位置は、前記二個の第1ガイド筒体
21b,21b の配設位置と干渉しないようにレイアウトがな
されている。更に、この中間体7には(図14参照) 、上
端に第1係合部31a を有し下端に第2係合部32a を有す
る揺動アーム30が支軸33を介して揺動可能に保持されて
おり、この揺動アーム30はバネ部材34によりx方向に付
勢されている。
【0018】そして、前記上部体5の第1ガイド軸21a,
21a と、前記中間体7の第1ガイド筒体21b,21b とか
ら、第1案内機構21が構成されている。この場合、図16
に示すように、第1ガイド軸21a は鉛直線上に合致する
ように垂下固定されているのに対して、第1ガイド筒体
21b は鉛直線より僅かに傾斜しており、而も、第1ガイ
ド軸21a の外径は第1ガイド筒体21b の内径よりも僅か
に小径とされている。従って、第1ガイド軸21a が第1
ガイド筒体21b に挿入された状態の下では、第1ガイド
筒体21b の上端一方側と下端他方側との二箇所にのみ第
1ガイド軸21a が接触することになり、これにより、第
1ガイド筒体21bが第1ガイド軸21a を鉛直状態に保持
できると同時に、第1ガイド軸21a が第1ガイド筒体21
b から容易に抜け出ることが可能になり、両者が緊密に
嵌合されることに起因する抜脱不能等が防止される。ま
た、同図に示すように、前記揺動アーム30の第1係合部
31a と、前記上部体5の下面側に突設された第1ピン部
材31b とから、第1係脱機構31が構成されている。
【0019】図17乃至図19に示すように、前記下部体8
の上下方向中間部には、第2ガイド軸22a が鉛直線上に
立設固定され、その上端部には、第2ガイド筒体22b が
固定されている。そして、この下部体8の第2ガイド軸
22a 及び第2ガイド筒体22bと、前記中間体7の第2ガ
イド軸22a 及び第2ガイド筒体22b とから、第2案内機
構22が構成されている。また、図17に示すように、この
下部体8の上部には第2ピン部材32b が突設されてお
り、この第2ピン部材32b と、前記揺動アーム30の第2
係合部32a とから、第2係脱機構32が構成されている。
更に、この下部体8の一側方には、補助流体シリンダ35
が立設固定されており、この補助流体シリンダ35のピス
トンロッド35a 先端が、前記揺動アーム30に一体形成さ
れた水平延出部30a の先端下面に当接可能とされてい
る。
【0020】前記中間体7の下端面には、図20に示すよ
うに電気配線類の接続部(雌継手)7aが配設されている
と共に、前記下部体8の上端面には、これに対応させて
図21に示すように電気配線類の被接続部(雄継手)8aが
配設されており、この接続部7aと被接続部8aとに設けら
れた細径の案内孔36a と案内ピン36b とにより、両者の
相対位置の微調整が行われる。
【0021】図22に示すように、前記下部体8の上端面
には、被接続部8aを覆う蓋体37(斜線を付した部材)が
支軸38を介して開閉自在に取り付けられており、前記第
2ガイド軸22a が第2ガイド筒体22b に挿入されてから
蓋体37の一端部を下動させることにより、蓋体37が開か
れる。また、図14に示すように、前記中間体7の下端面
にも、接続部7aを覆う蓋体39が同様にして開閉自在に取
り付けられており、中間体7が下動して第2ガイド筒体
22b を第2ガイド軸22a が貫通することにより、蓋体39
が開かれる。
【0022】更に、前記中間体7に連結されている可撓
性保持部材6の具体的構成は、図23に示すように、多数
箇所で屈曲可能な二本のチェーン40,40 の間に、複数の
挿通孔41…41を有するサポータ部材42…42が並列状に架
設されており、これらのサポータ部材42…42の挿通孔41
…41に複数本の配線類を引き通して使用するものであ
る。そして、図24に示すように、可撓性保持部材6の一
端部6xを床面Fに固定し、この一端部6xを介して電源等
を配線類に接続し、可撓性保持部材6の中途部を適宜ガ
イド板43により案内させた状態で、前記中間体7を移動
させることにより、可撓性保持部材6が任意箇所で屈曲
し、これに倣って複数本の配線類が全て同様に屈曲する
ものである。
【0023】前記基材3を上下昇降させる流体シリンダ
9a,9b,9bは、この実施例ではエアシリンダが使用されて
おり、これらの流体シリンダを制御する空気圧回路は、
以下に示すように構成されている。即ち、図25に示すよ
うに、空気源50から調圧回路51を経由して圧力空気が送
給されるメイン通路52は、三位置切換弁53の動作によ
り、メインシリンダ9aのピストン9ax の上面側に通じる
ヘッド側通路54と、このピストン9ax の下面側に通じる
ロッド側通路55とに切り換えられる。そして、このロッ
ド側通路55は途中で分岐されて、バランスシリンダ9b,9
b のピストン9bx,9bx の下面側に通じている。また、前
記メイン通路52は、二位置切換弁56の動作により、メイ
ンシリンダ9aのブレーキ部材57に通じるブレーキ通路58
に対して、連通及び遮断される。
【0024】この空気圧回路によれば、前記三位置切換
弁53が下降位置53x に切り換えられた時には、圧力空気
がメイン通路52からヘッド側通路54を介してメインシリ
ンダ9aのピストン9ax の上面側に供給される一方、この
メインシリンダ9aのピストン9ax の下面側及びバランス
シリンダ9b,9b のピストン9bx,9bx の下面側が大気に連
通され、この結果、メインシリンダ9a及びバランスシリ
ンダ9b,9b のピストンロッド9x,9y,9y下端に連結された
基材3が下降する。また、前記三位置切換弁53が上昇位
置53z に切り換えられた時には、上記とは逆に圧力空気
がメインシリンダ9a及びバランスシリンダ9b,9b のピス
トン9ax,9bx,9bx の下面側に供給され、その上面側が大
気に連通されるため、基材3は上昇する。
【0025】一方、前記三位置切換弁53が中立位置53y
に切り換えられた時には、圧力空気がメインシリンダ9a
のピストン9ax の上面側及び下面側の双方に供給されて
ピストン9aには僅かに下方への押圧力が作用するが、こ
の時、バランスシリンダ9b,9b のピストン9bx,9bx の下
面側にも圧力空気が供給されることにより、基材3が急
激に上下動することはない。
【0026】そして、前記二位置切換弁56がブレーキ作
動位置56x に切り換えられた時には、メインシリンダ9a
のピストンロッド9xの上下動が阻止される一方、この二
位置切換弁56がブレーキ解除位置56y に切り換えられた
時には、メインシリンダ9aのブレーキ部材57に圧力空気
が供給されることにより、ブレーキが解除されることに
なるが、この解除時に、前記三位置切換弁53を中立位置
53y に切り換えておけば、バランスシリンダ9b,9b の動
作により基材3が急激に上下動することはなくなる。
【0027】次に、上記実施例の作用を説明する。図1
に実線で示すように中間体7が待機状態にある時には、
第1係脱機構31の第1係合部31a と第1ピン部材31b と
がバネ部材34の付勢力により係止されていることによ
り、中間体7が上部体5に吊り下げ支持された状態にあ
り、而も、第1案内機構21の動作により上部体5と中間
体7との水平方向に対する位置ずれが修正されているの
で、中間体5は上部体5に正確な姿勢で保持されてい
る。このような状態の下では、可撓性保持部材6の重量
(例えば約150kgf) が中間体7の一側部に作用するた
め、中間体7は傾斜状に偏位しようとするが、この中間
体7を保持している上部体5は、リンク機構4を介して
基材3に吊り下げ支持されているので、上部体5及び中
間体7は平行移動するのみである。
【0028】次に、中間体7の接続部7aを下部体8の被
接続部8aに密着させる場合には、上記の状態から流体シ
リンダ9a,9b,9bを作動させて基材3を下降させることに
より、中間体7を下部体8に接近移動させるが、この接
近時に中間体7と下部体8とが水平方向に位置ずれを生
じていても、この位置ずれは、第2案内機構22の第2ガ
イド軸22a,22a が第2ガイド筒体22b,22b に調芯されな
がら挿通されることにより修正される。この修正時に中
間体7が変位しても、中間体7を保持している上部体5
は、基材3にリンク機構4を介して吊り下げ支持されて
いるので、上部体5及び中間体7は平行移動するのみと
なり、従って中間体7の下端面の接続部7aは、正確な姿
勢を維持する。そして、前記第2ガイド軸22a,22a と第
2ガイド筒体22b,22b との挿通により、中間体7の蓋体
39と下部体8の蓋体37とが開かれ、この後、中間体7の
接続部7aと下部体8の被接続部8aとが密着する。
【0029】上記の密着が完了した後は、補助シリンダ
35のピストンロッド35a が揺動アーム30の水平延出部30
a をバネ部材34の付勢力に抗して押し上げることによ
り、第2係脱機構32の第2係合部32a と第2ピン部材32
b とが係止されると同時に、第1係脱機構31の第1係合
部31a と第1ピン部材31b とが離反して、図3に示す状
態となる。このような状態で、流体シリンダ9a,9b,9bの
動作により基材3を上部体5と共に上昇させることによ
り、図4に示す状態となる。これにより、中間体7と密
着して電気等の送給を受ける下部体8は、基材3及び上
部体5から完全に分離された状態となり、従って下部体
8の移動範囲は、基材3及び上部体5による制約を受け
ることがなくなる。
【0030】このような状態から中間体7を再び待機状
態に復帰させるには、前記基材3を下降させて上部体5
を中間体7に接近移動させるが、この接近時には第1案
内機構21の第1ガイド軸21a,21a が第1ガイド筒体21b,
21b に挿通されることにより、両者の接近移動が案内さ
れると共に上部体5と下部体8との水平方向に対する位
置ずれが修正される。この修正時に上部体5が変位して
も、前記リンク機構4の動作により上部体5は平行移動
するのみであり、従って上部体5は中間体7に正確な姿
勢で接近する。
【0031】この後、補助シリンダ35のピストンロッド
35a を下動させて揺動アーム30をバネ部材34の付勢力で
揺動させることより、第1係脱機構31の第1係合部31a
と第1ピン部材31b とを係合させると同時に、第2係脱
機構32の第2係合部32a と第2ピン部材32b とを離反さ
せ、このような状態で流体シリンダ9a,9b,9bの動作によ
り基材3を上昇させることにより、中間体7は上部体5
と共に上昇して図1に示す待機位置に戻る。この待機位
置においては、リンク機構4の動作により中間体7は常
に正確な姿勢を維持すると共に、この中間体7は下部体
8から完全に分離された状態となるので、中間体7ひい
てはケーシング2と下部体8とはそれぞれ独立して移動
することが可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る配線類の着脱
装置によれば、集約的に保持された配線類が連結されて
なる中間体を第1係脱機構により上部体に保持させて下
部体から完全に分離させた状態と、前記中間体と下部体
とを第2係脱機構により密着保持させて上部体から完全
に分離させた状態とを取り得ることになるので、下部体
と上部体とはそれぞれ独立して移動することが可能にな
り、この両者の移動範囲は相互に制約を受けることがな
くなり、下部体が取り付けられる作業用装置は、電気等
の送給を受けながら広い範囲内で移動できることにな
る。
【0033】更に、中間体を保持する上部体は、上下昇
降可能な基材に対して平行リンク動作を行うリンク機構
を介して吊り下げ支持されているので、中間体に肥大な
配線類の重量が作用しても、中間体は平行移動するのみ
であって傾斜偏位することはなく、従って中間体は常に
正確な姿勢に維持されることになり、中間体が傾斜偏位
することによる中間体の接続部と下部体の被接続部との
密着不良等が生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る配線類の着脱装置が待機
している状態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例に係る配線類の着脱装置が待機
している状態を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る配線類の着脱装置が密着
動作している状態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施例に係る配線類の着脱装置が密着
動作を完了した後の状態を示す側面図である。
【図5】上記実施例の構成要素である上部体及びその周
辺の構造を示す拡大側面図である。
【図6】上記実施例の構成要素である上部体及びその周
辺の構造を示す拡大正面図である。
【図7】上記実施例の構成要素である上部体及びその周
辺の構造を示す拡大横断平面図である。
【図8】上記実施例の構成要素である基材とケーシング
との取付状態を示す要部拡大横断平面図である。
【図9】上記実施例の構成要素であるリンク機構の一部
を示す要部拡大横断平面図である。
【図10】上記実施例の構成要素であるリンク機構の一
部を示す要部拡大縦断正面図である。
【図11】上記実施例の構成要素である一方のバネシリ
ンダの構成を示す要部拡大縦断側面図である。
【図12】上記実施例の構成要素である他方のバネシリ
ンダの構成を示す要部拡大縦断正面図である。
【図13】上記実施例の構成要素である中間体の拡大平
面図である。
【図14】上記実施例の構成要素である中間体の拡大側
面図である。
【図15】上記実施例の構成要素である中間体の拡大正
面図である。
【図16】上記実施例の構成要素である上部体と中間体
との係合状態を示す要部破断拡大側面図である。
【図17】上記実施例の構成要素である下部体の拡大側
面図である。
【図18】上記実施例の構成要素である下部体の拡大平
面図である。
【図19】上記実施例の構成要素である下部体の拡大正
面図である。
【図20】上記実施例の構成要素である中間体の接続部
の構造を示す要部拡大縦断側面図である。
【図21】上記実施例の構成要素である下部体の被接続
部の構造を示す要部拡大縦断側面図である。
【図22】上記実施例の構成要素である下部体の動作を
示す拡大側面図である。
【図23】上記実施例の構成要素である中間体に連結さ
れる配線類を保持するための可撓性保持部材の構造を示
す斜視図である。
【図24】上記可撓性保持部材の構造を示す側面図であ
る。
【図25】上記実施例の構成要素である流体シリンダの
空気圧回路を示す概略構成図である。
【図26】従来例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 配線類の着脱装置 3 基材 4 リンク機構 5 上部体 6 可撓性保持部材 7 中間体 7a 接続部 8 下部体 8a 被接続部 21 第1案内機構 22 第2案内機構 31 第1係脱機構 32 第2係脱機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−12435(JP,A) 特開 昭61−267277(JP,A) 特開 昭62−264195(JP,A) 特開 平2−54877(JP,A) 実開 昭64−23886(JP,U) 実開 平3−91677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 39/00 H01R 13/62 - 13/639 H01R 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下昇降可能な基材に平行リンク動作を
    行うリンク機構を介して吊り下げ支持された上部体と、
    集約的に保持された配線又は/及び配管が連結され且つ
    その配線又は/及び配管の接続部を下端面に有する中間
    体と、この接続部に着脱可能な配線又は/及び配管の被
    接続部を上端面に有し且つ電気又は/及び流体の送給を
    受ける下部体とを備え、前記上部体と中間体との上下方
    向に対する接近移動を案内し且つこの両者の水平方向に
    対する相対的位置ずれを修正する第1案内機構と、前記
    中間体と下部体との上下方向に対する接近移動を案内し
    且つこの両者の水平方向に対する相対的位置ずれを修正
    する第2案内機構とを設けると共に、前記上部体と中間
    体との上下方向に対する相対移動を阻止又は許容する第
    1係脱機構と、前記中間体と下部体との上下方向に対す
    る相対移動を阻止又は許容する第2係脱機構とを設けた
    ことを特徴とする配線類の着脱装置。
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