JP3130991U - 流体通路の洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
小口の単純な配管に対しては一定の洗浄効果は見られたが、複雑な冷却配管に対しては、即ち折れ曲がりのある配管に対しては、洗浄液の圧力、流量を損失せずに循環させる事が困難な為、微細になった錆、スケ−ルを除去する事が出来ない。
【解決手段】
配管内の洗浄の為、洗浄液をエア-圧力、及び脈動させながら一方向より圧入し、同時に別方向から真空ポンプにて吸引する事、及び吸引側を開閉する事により洗浄液を脈動さる事により、配管内を流れる洗浄液をより圧力損失による流量の低下を防ぐようにし、且つ洗浄液にもトルマリン、金型の構成により貝殻の粒子を焼成して消石灰化させた微粒子を研磨剤として混入させた洗浄液等を使用し、錆、スケール等を除去した流体通路の洗浄装置
【選択図】 図1

Description

本考案は、給排水用の配管、蒸気用の配管、空気輸送用の配管、ボイラーや冷却装置などの熱交換器の配管、金型の水冷用の水路などの流体通路を洗浄する洗浄装置に係り、無公害の洗浄液を使用して効率的に管内を洗浄することを可能とした流体通路の洗浄装置に関するものである。
流体通路には、スケールや錆が発生したり、水あかやスライムやゴミなどの汚れが付着する。流体通路にこれらの付着物が付着すると、流体の流れが悪くなる問題や、空気輸送量が低下する問題や、熱交換器の熱交換の効率を低下させる問題や金型を冷却する機能が低下する問題などが生じるため、時々流体通路を洗浄する作業が行われている。
従来には、給水管内に圧縮空気を間欠的に送り込んで管内の汚れや錆を剥離させる給水管洗浄装置の発明があった(例えば、特許文献1参照)、しかし管内に不規則な周期で空気及び水の衝撃を生じさせるだけでは洗浄効果に限界があり、短時間の間に高度の洗浄効果を得ることはできない問題を有していた。
また、過酸化水素の稀釈液を洗浄液として循環させつつパルスエアーを給気する配管洗浄装置の発明があった(例えば、特許文献2参照)、しかし過酸化水素は有害であるため、管内を洗浄液で洗浄した後に多量の水で濯ぎ洗浄しなければならない問題と、洗浄液を無害化する処理を必要とする問題を有していた。
また、配管の供給口と吐出口に主タンクと副タンクを設け、主タンクから副タンクに洗浄液を流す工程と、副タンクから主タンクに洗浄液を逆流させる工程とを有する配管洗浄装置の発明があった(例えば、特許文献3参照)、しかし係る発明は主タンクと副タンクの2個のタンクを必要とするため装置が過大となる問題を有していた。
特許文献1,2,3の問題点は前回我々が提出した実用新案登録第3112753号で解決を図ったが、また最近出てきた問題点として小口の単純な配管に対しては一定の洗浄効果は見られたが複雑な冷却配管に対しては洗浄効果を上げる事は困難であるという問題が生じてきた。
特開2004-321842号公報 特開2003-24892号公報 特開2000-126707号公報 実用新案登録第3112753号
そこで本考案は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とする所は小口の単純な配管に対しては一定の洗浄効果は見られたが、複雑な冷却配管に対しては、即ち折れ曲がりのある配管に対しては、洗浄液の圧力、流量を損失せずに循環させる事が困難な為、微細になった錆、スケ−ルが残留する。それら残留物を、洗浄液を使用し除去する装置を提供する事にある。
本考案者は上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、配管内の洗浄の為、洗浄液をエア-圧力、及び脈動させながら一方向より圧入し同時に別方向から真空ポンプにて吸引する事により、配管内を流れる洗浄液をより圧力損失、流量の低下を防ぐようにした流体通路の洗浄装置を考案した。
且つ前記洗浄装置において使用する洗浄液にはナノレベルの研磨剤が混入されているトルリン電解液を使用し配管内の錆、スケ−ルを表面から微細な粒子により削り落とす事により配管内の洗浄を行うように工夫した。併せて該洗浄装置において使用する洗浄には金型の構成により貝殻の粒子を焼成して消石灰化させた微粒子を研磨剤として混入させた洗浄液を使用し配管内の錆、スケ−ルを表面ら微細な粒子により削り落とす事により配管内の洗浄を行うように工夫し課題を解決した。
本考案の流体通路の洗浄装置によれば、小口径配管内の洗浄をより効率よく、且つシンプルな方法で行う事によりメンテナンスも容易となった。また小口径内の配管内での洗浄 液の圧力損失、流量の減少を防ぐ事により、従来金型を解体して清掃するしかないと考えられていた流体通路の複雑な金型内流体通路の洗浄を可能とした。その事により、従来洗浄が困難とされていた金型のメンテナンスが改善され、生産時の不良率の低下等が実現できるようになった。
また、本考案のトルマリン電解液を用いる管内の洗浄方法は、トルマリン電解液が水溶性の為、水を流すだけで装置が簡単にきれいになり次期装置使用に当たり手間が省けるという利点がある。併せてトルマリン電解液は無公害でもある為、環境に対する影響にも十分配慮されている。
以下、本考案の実施の最良の形態について説明するが本考案は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本考案の範囲に入ることが理解されるべきである。
本考案の一実施形態は、小口配管の洗浄を、トルマリン電解液を使用する事により微細に削り落とされた錆、スケ−ルを圧力、流量の損失を招くことなく洗浄液に浮遊させ、配管内を洗浄する方法で、折れ曲がっている配管内に圧力を上げた状態で洗浄液を流入させても、配管が直角に折れ曲がっている場合、壁に当たるごとに圧力損失が発生する。圧力損失が発生すると洗浄液の流量も徐々に減少する為、流入側の圧力を上げても圧力が到達しない状態が発生する。その為洗浄液内に溶けている錆、スケ−ルが配管内を移動する事が困難になる事により、洗浄の効果は半減する。本考案はそれを防ぐ為、流出方向から真空を利用して吸引する事により、流出側の抵抗を少なくし、併せて流出方向のバルブを一定時間閉鎖を繰り返す事により流入側の圧力損失を防ぎ、洗浄液を脈動させる事により洗浄効果を高め尚且つ、流量を確保し、洗浄液内にある微細に削られた、錆、スケ−ルを配管内から排出出来るようにした。又、洗浄液の流入方向を一工程ごとに逆にする事により、流体通路の錆、スケ−ルの表面をより効果的に取れ易くした。
次に本実施形態の流体通路洗浄装置の更なる詳細について、図面を参照しつつ説明する。
以下、本考案を実施例に基づいて具体的に説明するが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
流体通路の洗浄装置
(実施例1)
(5の高圧タンク1(符号5)から6の高圧タンク2(符号6)に洗浄液が流れる洗浄方法)
図1に示したように12の洗浄液を5の高圧タンク1に入れ、1のコンプレッサーからの加圧エアーを3のサブタンクに入れておく。A-1の電磁弁が開き5の高圧タンクのエアー加圧を行う、この際A-2の電磁弁は閉じており6の高圧タンクにはエアーは流れない。5の高圧タンク1に加圧エアーが入る事により洗浄液は5の高圧タンク1より13の配管口より吐出され10の金型内の流体通路に入っていく。同時に6の高圧タンク2を真空状態にする為、2の真空ポンプにより真空状態になっている4の真空サブタンクの配管にてつながっているB−2の電磁弁が開き6の高圧タンク2を真空状態にする。これにより14の配管口より金型内の空気を吸い込むと同時に金型の流体通路を流れる洗浄液の配管による抵抗を少なくし洗浄液を流れやすくする仕組みにした。
(以下高圧タンク1は符号5を指し、高圧タンク2は符号6を指す、下記符号の説明、段落番号(0020)参照)
次に5の高圧タンク1から6の高圧タンク2に洗浄液が流入開始後、一定時間の後21の電磁弁が開閉を始める。これにより10の金型内の内圧が高まるのと、解圧する事を繰り返す事により、金型内を洗浄液が脈動しながら流れる事になる。9の液面センサーが流入してきた液面を感知した時点で、A−1の電磁弁は閉じ加圧エアーの流入は止まる。同時にB−2の電磁弁も閉じ真空状態は解除される。高圧タンク1から高圧タンク2に洗浄液が金型内の流体通路を移動する事により、金型の洗浄が行われる。これまでの一連の処理により高圧タンク1から高圧タンク2への洗浄の仕組みを説明した。次に逆の流れによる洗浄方法、高圧タンク2から高圧タンク1への洗浄方法について順を追って説明する。
(高圧タンク2から高圧タンク1へ逆に洗浄液が流れる洗浄方法)
上記一連の操作(高圧タンク1より高圧タンク2の流れ)により金型内が洗浄されたら高圧タンク1,2の排気バルブ18,19を開き大気圧の状態に戻す。その後排気バルブ18,19を閉じ、6の高圧タンクにA−2の電磁弁を開きエアー加圧を行う。この時A−1の電磁弁は閉じ5の高圧タンク1にエアーが流れないようにする。同時にB−1の真空用電磁弁を開き5の高圧タンク1を真空状態にする。B−2の電磁弁は閉じた状態にする。6の高圧タンク2がエアー加圧される事により、タンク内の洗浄液は14の配管口より吐出し金型内の流体通路に流入する。同時に5の高圧タンク1は真空状態に成っている為、洗浄液は6の高圧タンク2から5の高圧タンク1へ流入する。
続いて高圧タンク1に洗浄液が流入開始後、一定時間後20の電磁弁が開閉を始める。これにより10の金型内の内圧が高まるのと、解圧する事を繰り返す事により、金型内を洗浄液が脈動しながら流れる事になる。8の液面センサーが流入して来た液面を感知した時点で、A−2の電磁弁は閉じ加圧エアーの流入は止まる。同時にB−1の電磁弁も閉じ真空状態は解除される。高圧タンク1,2の排気バルブ18,19を開き大気圧の状態に戻す。高圧タンク2から高圧タンク1に洗浄液が金型内の液体通路を移動する事により、金型の洗浄が行われる。上記動作(高圧タンク1から2への流れによる洗浄、逆の高圧タンク2から1への流れによる洗浄)を繰り返す事により、配管内の錆、スケール等が除去される。
本考案は、流体通路を通じて、冷却水を使用する産業に有効で、金型を冷却するプラスチックを成形する産業を始めとして、金属プレス用金型、真空成形用金型、熱交換器を使用する産業など、冷却水を流す事による流体通路内に錆、スケール等の発生を防ぐ初期の流体通路の状態を保つ事を必要とする産業設備に効果的に利用される。
流体通路洗浄装置の構成を表した構成図である。
符号の説明
1 :コンプレッサ 2 :真空ポンプ 3:加圧エアーのサブタンク4:真空のサブタンク 5:高圧タンク1 6:高圧タンク2 7-a:エアー注入口 7-b: エアー注入口8:液面センサー(フロースイッチ) 9:液面センサー(フロースイッチ)10:金型 11-a :真空吸引口 11−b:真空吸引口 12 :液面 13 :洗浄液吐出及び吸引口
14:洗浄液吐出及び吸引口 15:エアー供給口 16:真空吸引口 17:流体通路 18 :排気バルブ 19:排気バルブ A-1:加圧エアー用電磁弁 A-2:加圧エアー用電磁弁 B−1:真空用電磁弁 B−2:真空用電磁弁 20:電磁弁 21:電磁弁


Claims (3)

  1. 配管内の洗浄の為、洗浄液をエア-圧力、及び脈動させながら一方向より圧入し同時に別方向から真空ポンプにて吸引する事により、配管内を流れる洗浄液をより圧力損失、流量の低下を防ぐようにした流体通路の洗浄装置
  2. 該洗浄装置において使用する洗浄液にはナノレベルの研磨剤が混入されているトルマリン電解液を使用し配管内の錆、スケ−ルを表面から微細な粒子により削り落とす事により配管内の洗浄を行う請求項1記載の流体通路の洗浄装置
  3. 該洗浄装置において使用する洗浄液には金型の構成により貝殻の粒子を焼成して消石灰化させた粒子を研磨剤として混入させた洗浄液を使用し配管内の錆、スケ−ルを表面から微細な粒子により削り落とす事により配管内の洗浄を行う請求項1記載の流体通路の洗浄装置


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101239203B1 (ko) * 2008-09-30 2013-03-05 한국전력공사 수직구조로 된 유형 또는 더블유형 화력발전용 증기계통 보일러 튜브를 위한 화학세정방법
JP2013154288A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Yoshika Engineering Kk 管路洗浄方法及び管路洗浄装置
JP2016087546A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 東京エレクトロン株式会社 処理液供給装置及び処理液供給装置の洗浄方法

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