JP3130990U - 食品包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器の天面以外の部位に情報表示ラベルが貼り付けられる部位を設けて食品包装容器を構成し、包装された食品とラベルに表示された情報をともに見やすくする。
【解決手段】底部11の周囲に側壁12を立ち上げて底部上を収納凹部13としてなる食品包装容器1を、側壁12の上端に、下方へ傾斜しつつ側方へ突出していて上面にラベルなどの表示体2を貼り付け可能な大きさの表示体貼り付け面部14を設けて構成する。収納凹部13に食品を収納し、容器全体をラップフィルム3で包み、表示体2をラップフィルム3の上から表示体貼り付け面部14に重ねて貼り付け、容器を陳列棚に陳列する。
【選択図】図1
【解決手段】底部11の周囲に側壁12を立ち上げて底部上を収納凹部13としてなる食品包装容器1を、側壁12の上端に、下方へ傾斜しつつ側方へ突出していて上面にラベルなどの表示体2を貼り付け可能な大きさの表示体貼り付け面部14を設けて構成する。収納凹部13に食品を収納し、容器全体をラップフィルム3で包み、表示体2をラップフィルム3の上から表示体貼り付け面部14に重ねて貼り付け、容器を陳列棚に陳列する。
【選択図】図1
Description
本考案は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの食品売り場などで陳列し販売される、生鮮食料品や加工食品、惣菜、弁当その他各種食品の包装に用いられるプラスチック製の食品包装容器に関する。
スーパーマーケットなどで販売される魚の切り身などの生鮮食料品は、皿状の容器に入れてラップフィルムで包装し、フィルムの天面に販売価格と原材料名、内容量、賞味期限などの加工食品品質表示を表示したプライスラベルを貼り付けて売り場の陳列棚に並べられている。
また、持ち帰り用のすしや弁当、惣菜類は、図7に示されるように、プラスチック製の容器100に入れて透明な蓋101をその上に被せ、粘着テープで蓋101を容器100に固定し或いはラップフィルム102で容器100と蓋101を包み、ラップフィルム102の上から蓋101の天面に前記プライスラベル103を貼り付けて陳列棚に並べられている。
さらに、包装した食品の調理方法や容器を開封する際の注意事項、或いはキャンペーンなどの宣伝広告といった情報をお客に通知する場合は、これらの情報を表示したフィルムやラベル104を蓋101の天面に貼り付けるようにしている(例えば特許文献1参照)。
さらに、包装した食品の調理方法や容器を開封する際の注意事項、或いはキャンペーンなどの宣伝広告といった情報をお客に通知する場合は、これらの情報を表示したフィルムやラベル104を蓋101の天面に貼り付けるようにしている(例えば特許文献1参照)。
陳列された多数の食品の中からお客が購入する食品を選ぶ決め手となるのは、新鮮そうに見えたりおいしそうに見えたりする、容器に入れられた食品の見栄えである。
しかし、従来の包装容器では、ラップフィルムや蓋の天面にプライスラベルや情報表示ラベルが貼られるため、せっかく食品が新鮮でおいしそうに容器に盛り付けてあっても、これらラベルが食品を遮って見えなくしていた。
しかし、従来の包装容器では、ラップフィルムや蓋の天面にプライスラベルや情報表示ラベルが貼られるため、せっかく食品が新鮮でおいしそうに容器に盛り付けてあっても、これらラベルが食品を遮って見えなくしていた。
また、加工食品品質表示は、前記の如く販売価格とともにプライスラベルに一括表示する表示形式が普及しつつある。
しかし、容器の天面内のプライスラベルの貼り付け位置は、食品販売事業者や食品の種類、容器の形状などによって様々で統一されておらず、食品を包装した容器を陳列棚に並べた状態でプライスラベルの貼り付け位置が曲がっていて、ラベルの表示が見難くなることもあった。
また、弁当などの積み重ねが可能な容器の場合、包装作業場で配送コンテナ内に容器を多段に積み重ねて収納し、これを売り場に移送してコンテナ内の容器を陳列棚に移し替えているが、この際、容器が積み重なった状態では下段容器のプライスラベルが見えないため、プライスラベルが貼られているか否かの確認は、コンテナから容器を一つずつ取り出して行わなければならず、積み重なった容器をコンテナから取り出しそのまま陳列することはできなかった。
しかし、容器の天面内のプライスラベルの貼り付け位置は、食品販売事業者や食品の種類、容器の形状などによって様々で統一されておらず、食品を包装した容器を陳列棚に並べた状態でプライスラベルの貼り付け位置が曲がっていて、ラベルの表示が見難くなることもあった。
また、弁当などの積み重ねが可能な容器の場合、包装作業場で配送コンテナ内に容器を多段に積み重ねて収納し、これを売り場に移送してコンテナ内の容器を陳列棚に移し替えているが、この際、容器が積み重なった状態では下段容器のプライスラベルが見えないため、プライスラベルが貼られているか否かの確認は、コンテナから容器を一つずつ取り出して行わなければならず、積み重なった容器をコンテナから取り出しそのまま陳列することはできなかった。
加工食品品質表示をプライスラベルに一括表示した場合、ラベルの大きさによってはお客から求められている表示内容の記載が制限される場合もあり、一方、大きなラベルに一括表示し或いは複数のラベルに分割して表示したのでは、容器の天面を覆うラベルの面積が大きくなってしまい、包装された食品が見え難くなり、また、容器の見た目も悪くなってお客への訴求力を低下させることになりかねない。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み、天面以外の部位に種々の情報を表示したラベルが貼り付けられる部位を設けて食品包装容器を構成し、包装された食品とラベルに表示された情報をともに見やすくすることを課題とする。
前記課題を解決するため本考案は、底部の周囲に側壁を立ち上げて底部上を収納凹部としてなる食品包装容器において、側壁の上端から下方へ傾斜しつつ側方へ突出していて上面に情報表示ラベルなどの表示体を貼り付けることが可能な大きさの表示体貼り付け面部を有することを特徴とする。
この食品包装容器によれば、収納凹部に食品を収納し、収納凹部上方の開口面を覆うようにして容器全体をラップフィルムで包み、プライスラベルなどの表示体がラップフィルムの上から表示体貼り付け面部に重ねて貼り付けられる。表示体貼り付け面部は、側壁の上端から側方へ突出しているので、表示体を貼り付けても収納した食品が表示体で遮られるようなことはなく、また、下方へ傾斜しているので、容器を陳列棚に並べた状態で、お客の目線の位置から表示体の表示内容を確実且つはっきりと読み取ることが可能である。
なお、本願でいう表示体とは、表面に情報が表示され、販売時に容器表面に貼り付けて表示した情報をお客に通知する形態のものをいう。例えば食品の販売価格のみが表示された、或いは販売価格とともに加工食品品質表示が一括表示されたプライスラベル、加工食品品質表示のみが表示されたラベル、その他食品の調理方法や宣伝広告など種々の情報が表示されたラベルやシート、フィルムなどが含まれる。
なお、本願でいう表示体とは、表面に情報が表示され、販売時に容器表面に貼り付けて表示した情報をお客に通知する形態のものをいう。例えば食品の販売価格のみが表示された、或いは販売価格とともに加工食品品質表示が一括表示されたプライスラベル、加工食品品質表示のみが表示されたラベル、その他食品の調理方法や宣伝広告など種々の情報が表示されたラベルやシート、フィルムなどが含まれる。
また、本考案は、底部の周囲に側壁を立ち上げて底部上を収納凹部としてなる容器本体と、容器本体の上面に被さる透明な蓋体からなる食品包装容器において、容器本体の側壁外面に情報表示ラベルなどの表示体を貼り付けることが可能な大きさの表示体貼り付け面部を設けたことを特徴とする。
この食品包装容器によれば、容器本体の収納凹部に食品を収納し、蓋体を容器本体に取り付けて容器内部を密閉し、必要に応じて粘着テープで蓋体を容器本体に固定し或いはラップフィルムで容器全体を包み、容器本体の側壁外面に設けた表示体貼り付け面部に直接、又はラップフィルムの上から重ねて表示体を貼り付けて陳列棚に並べられ、販売に供される。
表示体貼り付け面部は側壁の外面に設けてあるので、表示体を貼り付けても収納した食品が遮られるようなことはなく、透明な蓋体の上方のどこからでも容器内の食品全体をはっきりと見ることが可能である。
この食品包装容器によれば、容器本体の収納凹部に食品を収納し、蓋体を容器本体に取り付けて容器内部を密閉し、必要に応じて粘着テープで蓋体を容器本体に固定し或いはラップフィルムで容器全体を包み、容器本体の側壁外面に設けた表示体貼り付け面部に直接、又はラップフィルムの上から重ねて表示体を貼り付けて陳列棚に並べられ、販売に供される。
表示体貼り付け面部は側壁の外面に設けてあるので、表示体を貼り付けても収納した食品が遮られるようなことはなく、透明な蓋体の上方のどこからでも容器内の食品全体をはっきりと見ることが可能である。
容器本体と蓋体からなる前記構成の容器において、容器本体の側壁上端に下方へ傾斜しつつ側方へ張り出したフランジ状縁部を設け、フランジ状縁部の上面を表示体貼り付け面部とすることが好ましい。
側壁上端から下方へ傾斜したフランジ状縁部を表示体貼り付け面部とすれば、閉蓋した容器を陳列棚に並べた状態で、お客の目線の位置から表示体の表示内容を確実且つはっきりと読み取ることが可能である。
側壁上端から下方へ傾斜したフランジ状縁部を表示体貼り付け面部とすれば、閉蓋した容器を陳列棚に並べた状態で、お客の目線の位置から表示体の表示内容を確実且つはっきりと読み取ることが可能である。
また、本考案は、底部の周囲に側壁を立ち上げて底部上を収納凹部とするとともに側壁上端に下方へ傾斜しつつ側方へ張り出したフランジ状縁部を設けてなる容器本体と、容器本体の上面に被さる透明な蓋体からなる食品包装容器において、容器本体に蓋体を被せたときに前記フランジ状縁部に重なる蓋体の外面に、情報表示ラベルなどの表示体を貼り付けることが可能な大きさの表示体貼り付け面部を設けたことを特徴とする。
この食品包装容器によれば、食品を収納した容器本体に蓋体を取り付け、蓋体の外面に設けた表示体貼り付け面部に直接、又はラップフィルムの上から重ねて表示体を貼り付けて陳列棚に並べられ、販売に供される。
表示体貼り付け面部は、容器本体のフランジ状縁部に重なる蓋体の外周面に設けてあるので、ここに表示体を貼り付けても、収納凹部に収納された食品が遮られるようなことはなく、食品全体をはっきりと見ることができ、また、表示体の表示内容も確実且つはっきりと読み取ることができる。
この食品包装容器によれば、食品を収納した容器本体に蓋体を取り付け、蓋体の外面に設けた表示体貼り付け面部に直接、又はラップフィルムの上から重ねて表示体を貼り付けて陳列棚に並べられ、販売に供される。
表示体貼り付け面部は、容器本体のフランジ状縁部に重なる蓋体の外周面に設けてあるので、ここに表示体を貼り付けても、収納凹部に収納された食品が遮られるようなことはなく、食品全体をはっきりと見ることができ、また、表示体の表示内容も確実且つはっきりと読み取ることができる。
容器本体と蓋体は、ともに収納する食品の種類や容量などに応じて、適宜な大きさ及び形状のものに形成することができる。
容器本体の底部を平面視矩形に形成する場合、底部から立ち上げた四辺の側壁のうちの一辺の側壁にフランジ状縁部を設け、その上面又はこれに重なる蓋体の上面を表示体貼り付け面部とすることができる。
また、容器本体の側壁を、底部から立ち上げた内側壁と内側壁の上端で下方へ折れた外側壁とにより構成することができる。
さらに、容器本体への蓋体の取り付けは、容器本体に蓋体を被せることにより収納凹部の開口上面を閉鎖して容器内部が密閉される限り、適宜な取り付け形態とすることができる。容器本体の側壁上部に設けた係合部に蓋体の周縁が嵌合する内嵌合構造や、容器本体の側壁周縁部に設けた係合部に蓋体の周縁が嵌合する外嵌合構造として、両体が互いに嵌合して閉蓋状態が維持されるように構成してもよい。
容器本体の底部を平面視矩形に形成する場合、底部から立ち上げた四辺の側壁のうちの一辺の側壁にフランジ状縁部を設け、その上面又はこれに重なる蓋体の上面を表示体貼り付け面部とすることができる。
また、容器本体の側壁を、底部から立ち上げた内側壁と内側壁の上端で下方へ折れた外側壁とにより構成することができる。
さらに、容器本体への蓋体の取り付けは、容器本体に蓋体を被せることにより収納凹部の開口上面を閉鎖して容器内部が密閉される限り、適宜な取り付け形態とすることができる。容器本体の側壁上部に設けた係合部に蓋体の周縁が嵌合する内嵌合構造や、容器本体の側壁周縁部に設けた係合部に蓋体の周縁が嵌合する外嵌合構造として、両体が互いに嵌合して閉蓋状態が維持されるように構成してもよい。
なお、前記表示体貼り付け面部の大きさは、その上に貼り付ける表示体の寸法に応じて、少なくとも表示体の全体が貼り付けられる大きさに形成される。現状、プライスラベルとしては、高さ30mm、幅60mm程度の寸法で横長帯状に形成されたラベルが最も利用されていることから、少なくとも前記寸法で表示体貼り付け面部が形成してあれば、前記利用されている汎用のラベルが使用可能である。表示体貼り付け面部は、表示体の貼り付けが可能であれば平面状でも湾曲面状でもよく、表面に凹凸やリブを設けてもよい。
また、表示体貼り付け面部への表示体の貼り付けは、表示体貼り付け面部の上面に直に貼り付けても、また、表示体貼り付け面部がラップフィルムで覆われた状態で表示体貼り付け面部に重なるようにしてラップフィルムの上から貼り付けても何れでもよい。
食品包装容器は、例えばポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂などの熱可塑性樹脂の発泡シートを用い、これを加熱成形して形成することができるが、本考案の食品包装容器はこれに限定されず、任意の成形材料を用いて任意の成形方法により形成することができる。
本考案の好適な実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本考案の食品包装容器の第1実施形態を示している。
図示されるように、この食品包装容器1は、平面視矩形状の底部11の周囲に側壁12を上方へ立ち上げて側壁12で囲われた底部11上を収納凹部13とし、側壁12の上部周縁を鍔状に短く外方へ張り出すとともに、後側よりも低く設けた前側の側壁12の上端に表示体貼り付け面部14を設けて形成してある。
より詳しくは、表示体貼り付け面部14は、前側の側壁12の上端から斜め下方へ折れて前方へ適宜な幅で突出していて、その上面に、プライスラベルなどの表面に情報が表示されたラベル2を貼り付けることができる大きさに形成してある。
そして、同図(C)に示されるように、収納凹部13内に食品を収納し、収納凹部13上方の開口面を覆うようにして容器全体をラップフィルム3で包装した後、表示体貼り付け面部14の上面に重ねてラップフィルム3の上からラベル2が貼り付けられた状態で陳列棚に並べられ、販売に供されるようになっている。
図1は本考案の食品包装容器の第1実施形態を示している。
図示されるように、この食品包装容器1は、平面視矩形状の底部11の周囲に側壁12を上方へ立ち上げて側壁12で囲われた底部11上を収納凹部13とし、側壁12の上部周縁を鍔状に短く外方へ張り出すとともに、後側よりも低く設けた前側の側壁12の上端に表示体貼り付け面部14を設けて形成してある。
より詳しくは、表示体貼り付け面部14は、前側の側壁12の上端から斜め下方へ折れて前方へ適宜な幅で突出していて、その上面に、プライスラベルなどの表面に情報が表示されたラベル2を貼り付けることができる大きさに形成してある。
そして、同図(C)に示されるように、収納凹部13内に食品を収納し、収納凹部13上方の開口面を覆うようにして容器全体をラップフィルム3で包装した後、表示体貼り付け面部14の上面に重ねてラップフィルム3の上からラベル2が貼り付けられた状態で陳列棚に並べられ、販売に供されるようになっている。
図2は食品包装容器の第2実施形態を示し、この食品包装容器1は、容器本体1Aと、容器本体1Aの上面に被さる透明な蓋体1Bにより構成されている。
容器本体1Aは、平面視矩形状の底部11の周囲に側壁12を上方へ立ち上げるとともに、底部11内を仕切壁15で複数の区画に仕切り、側壁12と仕切壁15で囲われた底部11上を収納凹部13とし、側壁12の上部周縁を鍔状に短く側方へ張り出し、さらに前側の側壁12の上端に、斜め下方へ折れて前方へ突出した表示体貼り付け面部14を設けて形成してある。表示体貼り付け面部14はその横幅を前側の側壁12の上縁全長に対して2/3程度の幅、その突出幅をラベル2を貼り付けることが可能な幅に設けてある。
蓋体1Bは、収納凹部13の開口上面を覆う大きさを有する天面16の周囲を下方へ折り曲げ、その周縁17を側方へ張り出して形成し、容器本体1Aの側壁12の上面に周縁17を載せて容器本体1Aに取り付けられるように設けてある。
このような食品包装容器1によれば、容器本体1Aの収納凹部13に食品を収納し、蓋体1Bを容器本体1Aに取り付けて容器本体内を密閉し、粘着テープで蓋体1Bを容器本体1Aに固定し、さらに必要に応じてラップフィルムで容器全体を包み、容器本体1Aの側壁12に設けた表示体貼り付け面部14に重なるようにラベル2を貼り付け、陳列棚に並べて販売に供される。
容器本体1Aは、平面視矩形状の底部11の周囲に側壁12を上方へ立ち上げるとともに、底部11内を仕切壁15で複数の区画に仕切り、側壁12と仕切壁15で囲われた底部11上を収納凹部13とし、側壁12の上部周縁を鍔状に短く側方へ張り出し、さらに前側の側壁12の上端に、斜め下方へ折れて前方へ突出した表示体貼り付け面部14を設けて形成してある。表示体貼り付け面部14はその横幅を前側の側壁12の上縁全長に対して2/3程度の幅、その突出幅をラベル2を貼り付けることが可能な幅に設けてある。
蓋体1Bは、収納凹部13の開口上面を覆う大きさを有する天面16の周囲を下方へ折り曲げ、その周縁17を側方へ張り出して形成し、容器本体1Aの側壁12の上面に周縁17を載せて容器本体1Aに取り付けられるように設けてある。
このような食品包装容器1によれば、容器本体1Aの収納凹部13に食品を収納し、蓋体1Bを容器本体1Aに取り付けて容器本体内を密閉し、粘着テープで蓋体1Bを容器本体1Aに固定し、さらに必要に応じてラップフィルムで容器全体を包み、容器本体1Aの側壁12に設けた表示体貼り付け面部14に重なるようにラベル2を貼り付け、陳列棚に並べて販売に供される。
図3〜図5は食品包装容器の第3実施形態を示しており、前記形態と同様に、この食品包装容器1も、容器本体1Aと、容器本体1Aの上面に被さる透明な蓋体1Bにより構成されている。
容器本体1Aは、平面視矩形状の底部11の周囲に内側壁12aを上方へ立ち上げるとともに、底部11内を仕切壁15で複数の区画に仕切り、内側壁12aと仕切壁15で囲われた底部11上を収納凹部13とし、内側壁12aの上部に蓋体1Bの周縁17が内嵌合する係合部18を設けるとともに、係合部18の上縁から下方へ折れた外側壁12bを連ねて形成してある。また、容器本体1Aの四辺の外側壁12bのうちの一辺を、内側壁12aの上端から斜め下方へ折れて側方へ張り出したフランジ状縁部19とし、このフランジ状縁部19の上面をラベル2を貼り付け可能な大きさの表示体貼り付け面部14としてある。
蓋体1Bは、収納凹部13の開口上面を覆う大きさを有する天面16の周囲を下方へ折り曲げ、さらにその周縁17を上方へ外折れさせて形成してあり、この周縁17を容器本体1Aに設けられた係合部18に内嵌合させて容器本体1Aに取り付けられるように設けてある。
このような食品包装容器1によれば、容器本体1Aの収納凹部13に食品を収納し、蓋体1Bを容器本体1Aに取り付けて収納凹部13を密閉し、必要に応じてラップフィルムで容器全体を包み、容器本体1Aのフランジ状縁部19の上面に設けた表示体貼り付け面部14に重なるようにラベル2を貼り付け、陳列棚に並べて販売に供される。
容器本体1Aは、平面視矩形状の底部11の周囲に内側壁12aを上方へ立ち上げるとともに、底部11内を仕切壁15で複数の区画に仕切り、内側壁12aと仕切壁15で囲われた底部11上を収納凹部13とし、内側壁12aの上部に蓋体1Bの周縁17が内嵌合する係合部18を設けるとともに、係合部18の上縁から下方へ折れた外側壁12bを連ねて形成してある。また、容器本体1Aの四辺の外側壁12bのうちの一辺を、内側壁12aの上端から斜め下方へ折れて側方へ張り出したフランジ状縁部19とし、このフランジ状縁部19の上面をラベル2を貼り付け可能な大きさの表示体貼り付け面部14としてある。
蓋体1Bは、収納凹部13の開口上面を覆う大きさを有する天面16の周囲を下方へ折り曲げ、さらにその周縁17を上方へ外折れさせて形成してあり、この周縁17を容器本体1Aに設けられた係合部18に内嵌合させて容器本体1Aに取り付けられるように設けてある。
このような食品包装容器1によれば、容器本体1Aの収納凹部13に食品を収納し、蓋体1Bを容器本体1Aに取り付けて収納凹部13を密閉し、必要に応じてラップフィルムで容器全体を包み、容器本体1Aのフランジ状縁部19の上面に設けた表示体貼り付け面部14に重なるようにラベル2を貼り付け、陳列棚に並べて販売に供される。
図6に示す食品包装容器の第4実施形態は、前記第3実施形態の容器本体1Aに被さる蓋体1Bの外面に表示体貼り付け面部14を設けたものである。
すなわち、同図に示されるように、蓋体1Bは、前記容器本体1Aの開口上面を覆う矩形状の天面16の周囲三辺の周縁17を外側壁12bに被さるように下方へ直角に折り曲げ、一辺の周縁17を前記フランジ状縁部19に重なるように斜め下方へ張り出し、当該傾斜した縁部の外面を表示体貼り付け面部14としたものである。
そして、この食品包装容器1は、同図(B)に示されるように、容器本体1Aの収納凹部13内に食品を収納し、蓋体1Bを容器本体1Aに取り付けて収納凹部13を密閉し、必要に応じて粘着テープで蓋体1Bを容器本体1Aに固定し或いはラップフィルムで容器全体を包み、蓋体1Bの表示体貼り付け面部14に重なるようにラベル2を貼り付け、陳列棚に並べて販売に供されるようになっている。
すなわち、同図に示されるように、蓋体1Bは、前記容器本体1Aの開口上面を覆う矩形状の天面16の周囲三辺の周縁17を外側壁12bに被さるように下方へ直角に折り曲げ、一辺の周縁17を前記フランジ状縁部19に重なるように斜め下方へ張り出し、当該傾斜した縁部の外面を表示体貼り付け面部14としたものである。
そして、この食品包装容器1は、同図(B)に示されるように、容器本体1Aの収納凹部13内に食品を収納し、蓋体1Bを容器本体1Aに取り付けて収納凹部13を密閉し、必要に応じて粘着テープで蓋体1Bを容器本体1Aに固定し或いはラップフィルムで容器全体を包み、蓋体1Bの表示体貼り付け面部14に重なるようにラベル2を貼り付け、陳列棚に並べて販売に供されるようになっている。
なお、図示した食品包装容器の形態は一例であり、本考案はこれらの形態に限定されず、食品の種類や容量などに応じて、他の適宜な形態に設けることができる。
以上の通り、本考案の食品包装容器によれば、容器の側壁外面又はこれに重なる透明な蓋体の外面に表示体貼り付け面部を設け、ここに販売価格や加工食品品質表示などの情報を表示したラベルその他の表示体を貼り付けるように構成してあるので、容器に収納し盛り付けた食品全体を容器の上方からはっきりと見ることができ、食品を購入せんとするお客への訴求力を高めることができる。
また、表示体の貼り付け部位を容器に一体に設けることにより、表示体の貼り付け位置が統一されて、お客に対する情報提供を確実に行うことができ、また、表示体貼り付け面部を下方へ傾斜させて設けることにより、容器を陳列棚に並べた状態で、お客の目線の位置から表示体の表示内容が確実且つはっきりと読み取れる。
さらに、容器の側方へ張り出した表示体貼り付け面部に表示体を貼り付けることにより、容器を多段に積み重ねた状態でも表示体の表示内容を見ることができるので、従来の如く容器天面に表示体が貼り付けられているか否かを個々の容器を手にとって一々確認しなくとも、容器が積み重なった状態でも表示体が貼り付けられているか否かの確認が可能であり、容器を多段に積まれたコンテナから陳列棚への容器の移し替え作業を効率的に行うことができる。
また、表示体の貼り付け部位を容器に一体に設けることにより、表示体の貼り付け位置が統一されて、お客に対する情報提供を確実に行うことができ、また、表示体貼り付け面部を下方へ傾斜させて設けることにより、容器を陳列棚に並べた状態で、お客の目線の位置から表示体の表示内容が確実且つはっきりと読み取れる。
さらに、容器の側方へ張り出した表示体貼り付け面部に表示体を貼り付けることにより、容器を多段に積み重ねた状態でも表示体の表示内容を見ることができるので、従来の如く容器天面に表示体が貼り付けられているか否かを個々の容器を手にとって一々確認しなくとも、容器が積み重なった状態でも表示体が貼り付けられているか否かの確認が可能であり、容器を多段に積まれたコンテナから陳列棚への容器の移し替え作業を効率的に行うことができる。
1 食品包装容器、1A 容器本体、1B 蓋体、11 底部、12 側壁、12a 内側壁、12b 外側壁、13 収納凹部、14 表示体貼り付け面部、15 仕切壁、16 天面、17 周縁、18 係合部、19 フランジ状縁部、2 ラベル(表示体)、3 ラップフィルム
Claims (8)
- 底部の周囲に側壁を立ち上げて底部上を収納凹部としてなる食品包装容器において、
側壁の上端から下方へ傾斜しつつ側方へ突出していて上面に情報表示ラベルなどの表示体を貼り付けることが可能な大きさの表示体貼り付け面部を有することを特徴とする食品包装容器。 - 底部の周囲に側壁を立ち上げて底部上を収納凹部としてなる容器本体と、容器本体の上面に被さる透明な蓋体からなる食品包装容器において、
容器本体の側壁外面に情報表示ラベルなどの表示体を貼り付けることが可能な大きさの表示体貼り付け面部を設けたことを特徴とする食品包装容器。 - 容器本体の側壁上端に下方へ傾斜しつつ側方へ張り出したフランジ状縁部を設け、フランジ状縁部の上面を表示体貼り付け面部としたことを特徴とする請求項2に記載の食品包装容器。
- 底部の周囲に側壁を立ち上げて底部上を収納凹部とするとともに側壁上端に下方へ傾斜しつつ側方へ張り出したフランジ状縁部を設けてなる容器本体と、容器本体の上面に被さる透明な蓋体からなる食品包装容器において、
容器本体に蓋体を被せたときに前記フランジ状縁部に重なる蓋体の外面に、情報表示ラベルなどの表示体を貼り付けることが可能な大きさの表示体貼り付け面部を設けたことを特徴とする食品包装容器。 - 容器本体は、底部が平面視矩形に形成され、底部から立ち上げた四辺の側壁のうちの一辺の側壁にフランジ状縁部を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の食品包装容器。
- 容器本体の側壁が、底部から立ち上げた内側壁と、内側壁の上端で下方へ折れた外側壁からなることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の食品包装容器。
- 表示体貼り付け面部は、少なくとも長手幅60mm、短手幅30mmの大きさで帯状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の食品包装容器。
- 食品包装容器をラップフィルムで覆った状態で、表示体貼り付け面部に重なったラップフィルム表面に表示体を貼り付けることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の食品包装容器。
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JP2006010242U JP3130990U (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | 食品包装容器 |
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2006
- 2006-12-18 JP JP2006010242U patent/JP3130990U/ja not_active Expired - Lifetime
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