JP3130771B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3130771B2
JP3130771B2 JP07257846A JP25784695A JP3130771B2 JP 3130771 B2 JP3130771 B2 JP 3130771B2 JP 07257846 A JP07257846 A JP 07257846A JP 25784695 A JP25784695 A JP 25784695A JP 3130771 B2 JP3130771 B2 JP 3130771B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
fixing roller
temperature
phase change
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07257846A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09101710A (ja
Inventor
稔 松尾
俊夫 小林
優一 地引
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP07257846A priority Critical patent/JP3130771B2/ja
Priority to US08/725,713 priority patent/US5740513A/en
Publication of JPH09101710A publication Critical patent/JPH09101710A/ja
Priority to US08/976,043 priority patent/US5960244A/en
Priority to US09/309,344 priority patent/US6064850A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3130771B2 publication Critical patent/JP3130771B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ、或は、プリンタ等のように、定着装置を用いて転
写紙上にトナー等の画像形成物を定着させる画像形成装
置に関し、特に、装置本体内に回転可能に保持され且つ
芯金上に少なくとも非晶質と結晶質とに相転移可能な相
転移層を設けた定着ローラを定着手段として用いた画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機等の画像形成装置とし
ては、ドラム状或はベルト状の感光体の表面を帯電器に
よって一様に帯電させると共に露光装置によって感光体
の表面を露光させて静電潜像を形成し、現像器内の現像
ローラによって感光体の表面の静電潜像上にトナーを付
着させて可視像化し、転写装置によって給紙部から給紙
された転写紙の表面に可視像化されたトナーを転写した
後、転写紙の表面に転写されたトナーを定着装置によっ
て熱定着(融着)させる技術が知られている。
【0003】また、この定着装置には、アルミニウム等
の中空円筒からなる芯金の外周面にトナーの粘性を防止
するためのフッ素樹脂層等の粘着防止層を設けた定着ロ
ーラが設けられていた。
【0004】しかしながら、このような定着ローラは、
芯金の中空部に回転中線に沿ってハロゲンランプ等のヒ
ータを配置し、その輻射熱によって定着ローラを内側か
ら加熱ることでトナーの転写紙への熱定着を可能とし
ている。
【0005】従って、電源が投入されてから定着ローラ
の外周面が定着に必要な温度に達するまでのウォームア
ップ時間を長時間必要としていた。
【0006】そこで、定着ローラの中空部の内壁面を黒
化することにより輻射熱を高め、芯金の熱吸収効率を高
めたものや、内壁面に凹凸を設けて表面積を大きくした
もの(特開平4−34483号、特開平4−13438
7号公報)、定着ローラをヒートパイプで構成したもの
(特開平3−139684号公報)、定着ローラを電磁
誘導加熱するもの(実開平4−55055号公報)、定
着ローラ導電性弾性材料で構成して直接発熱させるも
の(特開平4−186270号公報)、正特性サーミス
タ材料を用いた円筒状ヒータを定着ローラとするもの
(特開平4−42185号公報)等のように、定着ロー
ラのウォームアップ時間の短縮化を図ったものが各種提
案されている。
【0007】しかしながら、上述した各公報に記載の技
術は、何れのものにあっても芯金自体の熱伝達が良好で
あることが前提となっており、このために芯金の肉厚を
薄肉とするには機械的な強度の観点から限界があった。
【0008】従って、定着ローラの構成材料の熱伝導率
に制約されて充分な効果を発揮することができないか、
或は、電源が大きすぎるために実用的ではないという新
たな問題が生じていた。
【0009】さらに、特開平7−140823号公報に
示すように、定着ローラに非晶質と結晶質とに相転移す
る相転移層が設けられており、この相転移層を加熱する
ことで非晶質から結晶質に相転移するときの結晶化熱が
発生するため、定着ローラの定着可能温度に到達するま
での立上り時間を短縮することができるというものがあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された画像形成装置にあっては、定着ローラの芯金
上に少なくとも非晶質と結晶質とに相転移可能な相転移
層を設けたという思想のみが開示されており、このよう
な定着ローラを画像形成装置に採用した場合に最適な相
転移を行わしめる技術が開示されていないものであっ
た。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、芯金上に少なくとも非晶質と結晶質とに相転移
可能な相転移層を設けた定着ローラを装置本体内に回転
可能に保持さた際に、最適な相転移を行うことができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、芯金上に少なくとも非晶
質と結晶質とに相転移可能な相転移層を設けた定着ロー
ラが装置本体内に回転可能に保持された画像形成装置に
おいて、前記装置本体への電源供給をON・OFFする
メインスイッチと、前記相転移層を加熱・冷却すること
により非晶質と結晶質とに相転移させる加熱・冷却手段
と、画像形成に係わる指令を出力する画像形成指令スイ
ッチと、前記加熱・冷却手段を制御して前記定着ローラ
の温度を所定の定着温度よりも低い予熱温度に保つこと
ができるとともに、前記画像形成指令スイッチの指令を
有効・無効とする予備制御部とを備え、該予備制御部が
ONされると、前記画像形成指令スイッチの指令が無効
となり且つ前記加熱・冷却手段が作動して結晶化してい
る相転移層を非晶質に相転移させ、前記予備制御部がO
FFされると、前記画像形成指令スイッチの指令が有効
となり且つ前記加熱・冷却手段が作動して非晶質化して
いる相転移層を結晶質に相転移させることを要旨とす
る。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記加熱・冷却
手段によって前記相転移層が相転移中であることを表示
する表示手段を備えている。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の画像形成装置の実
施の形態を複写機に適用し、図面に基づいて説明する。
【0023】図1(A)において、複写機1は、装置本
体2と、装置本体2の一方の側面に形成された給紙口
(図示せず)に着脱自在に装着される給紙カセット3
と、装置本体2の他方の側面に形成された排紙口(図示
せず)の下方に着脱自在に装着される排紙トレー4とを
備えている。尚、給紙カセット3は複数設けるようにし
てもよい。
【0024】装置本体2は、他方の側面に設けられたメ
インスイッチ5と、天面2aに設けられたコンタクトガ
ラス6と、コンタクトガラス6上に載置された原稿(図
示せず)を覆う圧板7と、複写機構部8を開閉する開閉
体としての本体パネル9とを備えている。
【0025】複写機構部8は、ドラム状の感光体(図示
せず)、感光体の表面を一様に帯電させる帯電ユニット
10、露光ユニット(図示せず)、現像器ユニット1
1、トナーボトル12、定着ローラ13を有する定着
ニット14、搬送・定着時に発生した廃棄トナーを回収
する廃棄トナー回収ボトル15を備えている。
【0026】これら各駆動系はメインスイッチ5がON
の時に天面2aに設けられた操作・表示部16のスター
トスイッチ17の押圧によって駆動開始され、その際の
複写枚数や各種機能の状態は液晶表示パネル18に表示
される。また、操作・表示部16には予熱モード選択ス
イッチ19が設けられている。
【0027】尚、この予熱モード選択スイッチ19の作
用は後述するが、この予熱モード選択スイッチ19を設
けずに所定時間複写が実行されない場合には自動的に予
熱モードを実行させることも可能である。
【0028】本体パネル9の内壁面9aには、装置本体
2に設けられた磁石20に吸着してその磁力によって閉
成状態が維持される金属板21が設けられている。
【0029】この金属板21には、本体パネル9を閉成
状態とした時に装置本体2に形成された開口2bに挿入
される突片21aが形成されている。この際、突片21
aの先端は、図2(A),(B)に示すように、装置本
体2に設けられたパネル開閉検知スイッチ22に当接
し、これにより本体パネル9の開閉状態が検知される。
また、突片21aの略中央にはロック孔21bが形成さ
れており、装置本体2に設けられた開放禁止手段として
のソレノイド23のピン23aが伸長してロック孔21
bと係合することにより本体パネル9の開放が禁止され
る。
【0030】尚、このような本体パネル9の開放禁止
は、金属板21に吸着する電磁石や、ロック孔21b
と係合可能な楔状のロック片並びにこのロック片を回転
させる正逆転モータなど、特に限定されるものではな
い。
【0031】定着ローラ13は、図示しないアルミニウ
ム等の金属からなる加圧ローラに接触状態で従動回転す
る。また、定着ローラ13は、図1(B)に示すよう
に、熱伝導率の良好なアルミニウム合金等の金属からな
る中空な略円筒状の芯金24、芯金24の外壁面に設け
られた相転移層25、相転移層25を覆う保護層26、
芯金24の内壁面に設けられたペルチェ効果型素子から
なる内筒27を備えている。
【0032】相転移層25は、非晶質と結晶質とに相転
移が可能な周期率表(長周期型)のIIIB族〜VIB
族に属する元素から1種以上選択された材料からなり、
例えば、カルコゲン、カルコゲナイド化合物、セレン、
セレン・テルル合金、ゲルマニウム・テルル合金、イン
ジウム・セレン合金、インジウム・テルル系合金、アン
チモン・セレン系合金、アンチモン・テルル系合金等が
ある。
【0033】尚、相転移層25は、結晶化温度が80℃
〜200℃の範囲内にある材料が望ましく、図3に示す
ように、定着ローラ13の外周面の好ましいトナー定着
温度Tが180℃であること、並びに、相転移層25の
結晶化の際に集中して熱が発生することが好ましいこと
を考慮すると、特に、セレン又はセレン・テルル合金が
最適となる。
【0034】保護層26は、相転移層25が溶融状態に
あるときにその構成する物質が流出するのを防止する役
割を果たす。この保護層26は、トナーの粘着を防止す
る役割を果たす材料でも良いし、熱伝導率の高い金属か
ら構成してその外周面にフッ素樹脂層等の粘着防止層を
構成したものでも良い。
【0035】内筒27は定着ローラ13の外周面をトナ
ー定着温度Tにまで高める機能を有する。また、内筒2
7は、導電線28,28を介して流れる電流の方向によ
り、非晶質化した相転移層25の加熱溶融、結晶化した
相転移層25の加熱溶融、溶融状態の相転移層25の吸
熱冷却を行うもので、加熱手段・溶融手段・非晶質化手
段の機能を全て具備する。この際、定着ローラ13の外
周面の温度と相転移層25の温度とは略同じとなる。
【0036】尚、定着ローラ13内にハロゲンランプを
挿通し、その輻射熱を利用して定着ローラ13の昇温を
図ってもよい。この際、溶融状態の相転移層25の冷却
手段としては自然放熱やファン等による冷風吸熱等があ
る。
【0037】一方、装置本体2の内部には、図4に示す
ように、制御装置としてのマイクロプロセッサ(CP
U)29が設けられている。
【0038】CPU29には、リードオンリーメモリ
(ROM)30が接続されていると共に、入出力インタ
ーフェース(I/O)31を介してメインスイッチ5が
接続され、このメインスイッチ5のONにより各種駆動
系の駆動が可能となっている。また、CPU29には、
スタートスイッチ17や液晶表示パネル18、或は、予
熱モードスイッチ19等の操作・表示部16の各種スイ
ッチ等の他、パネル開閉検知スイッチ22、開放禁止手
段としてのソレノイド23、非晶質化手段としての内筒
27(導電線28の接続)、タイマ回路32、電源遅延
回路33、転写紙の詰まりを検知するジャム検知センサ
34、トナーボトル12内のトナーの残量を検知するト
ナー検知センサ35、廃棄トナーボトル15内の回収ト
ナー量を検知する廃棄トナー検知センサ36、感光体に
付着した残存トナーをクリーニングするクリーニングブ
レード(図示せず)の汚れを検知するブレード汚れ検知
センサ37等が接続されている。
【0039】尚、溶融・冷却を行う非晶質化手段として
の内筒27を使用しない場合には、I/O31を介して
ハロゲンランプやヒータ等の加熱手段やファン等の冷却
手段がCPU29に接続される。
【0040】CPU29は、複写作業に必要な各種の制
御を統括する機能を果たし、ROM30には、その際の
優先や割り込み等の制御を行うためのプログラムが書き
込まれている。
【0041】タイマ回路32は、予熱モードスイッチ1
9に連動し、複写作業が一旦終了した時にカウントを開
始し、再び複写作業が行われれるとカウントをクリアす
るもので、複写作業が終了してから所定時間再度の複写
作業が行われなかった場合に定着ローラ13を予熱状態
とすべく信号を出力する。
【0042】電源遅延回路33は、メインスイッチ5が
OFFされた際に相転移層25の加熱・冷却を行うべく
内筒27へ一定時間電源供給を継続する。
【0043】図5は、このような画像形成装置1を立ち
上げた場合の基本的なフローチャートを示す。
【0044】(ステップ1)先ず、ステップ1では、メ
インスイッチ5がONされたか否かが判断され、メイン
スイッチ5がONされるとステップ2へと移行し、メイ
ンスイッチ5がONされていない場合にはメインスイッ
チ5がONされるまで待機状態となる。
【0045】(ステップ2)ステップ2では、メインス
イッチ5がONされたことに基づき、このメインスイッ
チ5のONと同時に定着ローラ13を加熱すべく内筒2
7へ電流が流れ、この電流により内筒27の昇熱が開始
して相転移層25を加熱してステップ3へと移行する。
【0046】相転移層25が加熱されると、非晶質から
結晶質への相転移が開始して結晶化熱が発生し、この結
晶化熱により定着ローラ13の外周面の温度上昇が促進
される。
【0047】尚、この加熱はトナー定着時に必要な熱量
を与えるためのヒータや加熱専用の部材によっても良
い。この際の加熱は相転移層25に相転移を発生させる
ためのものであるが、従来と同様にトナー定着温度まで
の昇温にも用いる。即ち、結晶化熱が必ずしも定着可能
温度にまで定着ローラ13を加熱するだけの熱量を有し
ていないことがあるため、予備的な意味を含めての加熱
となる。
【0048】この際、結晶化熱のみで立上りに必要な熱
量を得ることができれば特にその相転移をするために必
要な加熱を行うのみで、その後の加熱は必要がなくな
る。
【0049】一方、定着ローラ13の好ましいトナー定
着温度Tは180℃であり、相転移層25にセレンを用
いた場合、図3に示したように、相転移層25の結晶化
開始温度Tcは約120℃、融点Tmは約217℃、定
着下限温度T’は160℃、予熱温度T”は結晶化開始
温度Tcよりも低い100℃付近である。尚、予熱温度
T”での相転移層25は非晶質である。
【0050】(ステップ3)ステップ3では、内筒27
の昇熱に伴う相転移層25の加熱により定着ローラ13
の外周面がトナー定着温度Tに達したか否かが判断さ
れ、トナー定着温度Tに達するとコピー可能状態とな
り、トナー定着温度Tに達していない場合にはステップ
2へとループしてトナー定着温度Tに達するまで内筒2
7による昇熱が継続される。
【0051】このように、非晶質から結晶質へと相転移
させる加熱工程をメインスイッチ5のONに連動させて
相転移層25に結晶化熱を発生させるため、定着ローラ
13を含めた定着ユニット14の立ち上げを素早く行う
ことができる。
【0052】図6は、画像形成装置1を通常の使用状態
でメインスイッチ5をOFFしてから実際の作業が終了
する迄の基本的なフローチャートを示す。
【0053】(ステップ11)ステップ11では、メイ
ンスイッチ5がOFFされたか否かが判断(例えば、電
源供給の遮断を検知する。周知のソフトスイッチとする
ことで検知可能。)され、メインスイッチ5がOFFさ
れた場合にはステップ12へと移行し、メインスイッチ
5がOFFされない場合、即ち、メインスイッチ5がO
Nされている状態であればその状態が維持される。
【0054】(ステップ12)ステップ12では、メイ
ンスイッチ5がOFFされたということは複写作業を行
わないということであり、このままでは相転移層25は
結晶質化したままであるため、結晶質化している相転移
層25を非晶質化させる作業を行うために電源遅延回路
33を作動させ、ステップ13へと移行する。
【0055】(ステップ13)ステップ13では、遅延
された電源により内筒27へ電流を流し(昇熱時と同方
向)結晶質化状態の相転移層25を再度溶融するために
内筒27を加熱し、ステップ14へと移行する。
【0056】(ステップ14)ステップ14では、相転
移層25が内筒27の加熱により融点Tm以上に溶融さ
れたか否かが判断され、溶融された場合にはステップ1
5へと移行し、溶融されていない場合には溶融されるま
で加熱を継続する。
【0057】(ステップ15)ステップ15では、相転
移層25の溶融が完了したことに伴って電源遅延回路3
3の作動を停止する。
【0058】これにより、その後の自然放熱、或は、フ
ァンの冷却風、内筒27へ電流を流して(昇熱時と逆方
向)吸熱作用を働かせる等により相転移層25を非晶質
化しておき、再駆動時には非晶質化した状態からの立ち
上げを可能とする。この際、ファンや内筒27へ電源供
給する場合には、非晶質化終了まで電源遅延回路33の
作動を継続(非晶質化した時点で電源供給を停止しても
よい。する。また、電源遅延回路33による電源供給
を定着ローラ13に係わるもののみとし、液晶表示パネ
ル18等への電源供給を行わないようにしてもよい。
【0059】
【実施例1】次に、本発明の画像形成装置の実施例1を
図7のフローチャートに基づいて説明する。尚、この実
施例1におけるルーチンは、図5に示したルーチンに基
づいてコピーが可能な状態となっているときを前提とす
る。
【0060】(ステップ21)ステップ21では、予熱
モードがONされたか否かが判断され、予熱モードがO
NされるとI/O31を経てCPU29に信号が出力さ
れると共に、このCPU29から液晶表示パネル18に
装置本体1の立ち上げを認識させる表示を行なわせる旨
の命令信号が出力されてステップ22へと移行し、予熱
モードがONされていない場合にはステップ21を継続
して監視する。
【0061】ところで、この際の予熱モードとは、主
に、定着ローラ13への電源供給のみを行うと共に、定
着ローラ13への電源供給をも少なくして省エネルギー
化を実現したものであって、予備制御部により実行され
。また、予備制御部はスタートスイッチ17等の操作
・表示部16からの画像形成に係わる指令を出力する画
像形成指令スイッチの指令を有効(OFFのとき)・無
効(ONのとき)とす機能も有する。尚、その予熱モ
ードのON・OFFは画像形成装置機種毎の設定によ
って異なる。
【0062】例えば、予熱モードスイッチ19のON・
OFFに連動して予熱モードがON・OFFするもの、
予熱モードスイッチ19をONするとタイマ32が作動
し、所定時間何も操作がされないと予熱モードへと入
り、所定時間内に何等かの操作がされる毎にタイマ32
をクリアするもの、予熱モードスイッチ19を廃止して
常にタイマ32を作動させて操作の有無を監視するもの
等がある。尚、実施例1では予熱モードスイッチ19の
ON・OFFに連動して予熱モードがON・OFFする
場合で説明する。
【0063】(ステップ22)ステップ22では、ステ
ップ21で予熱モードが実行されたことに伴い、図5の
ルーチンで結晶質化した相転移層25を非晶質化するた
めに内筒27により加熱を開始し、ステップ23へと移
行する。
【0064】(ステップ23)ステップ23では、内筒
27に加熱された相転移層25が溶融状態にあるか否か
が判断され、より具体的には相転移層25が融点Tm以
上に達したか否かが判断され、融点Tm以上に達した場
合にはステップ24へと移行し、融点Tmに達していな
い場合にはこのまま加熱を継続する。
【0065】(ステップ24)ステップ24では、溶融
状態の相転移層25を非晶質とするために内筒27によ
り冷却を開始し、ステップ25に移行する。尚、結晶質
の相転移層25を一旦溶融した後に冷却を行うのは、時
間的な問題と共に、相転移を徐々に行うと材料の劣化に
つながるためである。
【0066】(ステップ25)ステップ25では、相転
移層25が非晶質化されたか否かが判断され、非晶質化
された場合にはこの状態を維持するように内筒27が制
御され、非晶質化が終了していない場合にはこのまま冷
却を継続する。この際、非晶質化維持には、例えば、サ
ーミスタ等の温度検知センサにより定着ローラ13の温
度を検知し、所定の下限温度以下となると内筒27で加
熱する。
【0067】尚、この際の非晶質化とは、メインスイッ
チ5をONしてから定着ローラ13が定着可能状態とな
るまでの時間よりも予熱モードが解除されてから定着ロ
ーラ13が定着可能状態となるまでの時間を短縮するた
めのものであるため、定着ローラ13の結晶質化開始温
度Tcよりも低い温度で且つその近傍となることが臨ま
しい。
【0068】そして、予熱モードが解除された場合に
は、再度、内筒27により加熱を開始して定着ローラ1
3を定着可能とする。また、予熱状態を結晶質化開始温
度Tcよりも低い温度で且つその近傍とすることによ
り、予熱モード解除後の結晶化熱を利用した定着ローラ
13の加熱を行うことができると共に相転移層25の劣
化防止にもなる。
【0069】
【実施例2】次に、本発明の画像形成装置の実施例2を
図8のフローチャートに基づいて説明する。尚、この実
施例2におけるルーチンにおいても実施例1と同様にコ
ピーが可能な状態となっている時を前提とする。また、
上述したステップと同一のルーチンには同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0070】(ステップ31)この実施例2のステップ
31は、ステップ21で予熱モードがONされたことに
伴い、ステップ22以降のルーチンが処理されることを
認識させるため、液晶表示パネル18に『定着装置初期
化中です。しばらくお待ち下さい。』等のメッセージを
表示させ、この後、ステップ22以降のルーチンが処理
されてステップ25で非晶質化が終了するとステップ3
2へと移行する。
【0071】これにより、本体パネル9が開放されて雰
囲気の変化による溶融化熱の阻害等を防止する。尚、液
晶表示パネル18への表示の他、音声、或は、メッセー
ジの記載されたランプの点灯又は点滅等によるものでも
良い。
【0072】(ステップ32)ステップ32では、予熱
モードとするための相転移層25の非晶質化が終了した
ことに伴い、液晶表示パネル18の表示をOFFして作
業を終了する。尚、この表示OFFは、ステップ23と
ステップ24との間、即ち、加熱が終了した時点で行っ
てもよい。
【0073】
【実施例3】次に、本発明の画像形成装置の実施例3を
図9のフローチャートに基づいて説明する。尚、この実
施例3におけるルーチンにおいても実施例1と同様にコ
ピーが可能な状態となっているときを前提とする。ま
た、上述したステップと同一のルーチンには同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0074】(ステップ41)ステップ41は、ステッ
プ21で予熱モードがONされた場合、実施例2で説明
した本体パネル9を開放して雰囲気の変化による溶融化
熱の阻害等を強制的に防止するため、ソレノイド23の
ピン23aを伸長させて本体パネル9をロックさせるも
ので、この後、ステップ22以降のルーチンが処理され
てステップ25で非晶質化が終了するとステップ42へ
と移行する。
【0075】(ステップ42)ステップ42は、ステッ
プ25で非晶質化が終了したことに伴い、本体パネル9
を開放しても差し支えがなくなるためにソレノイド23
のピン23aを収縮させて本体パネル9の開放禁止(ロ
ック)を解除し、以下、予熱モードが継続される。
【0076】
【実施例4】次に、本発明の画像形成装置の実施例4を
図10のフローチャートに基づいて説明する。尚、この
実施例4におけるルーチンにおいても実施例1と同様に
コピーが可能な状態となっているときを前提とする。ま
た、上述したステップと同一のルーチンには同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0077】この実施例4では、上述した実施例3での
開放禁止の解除を、加熱が終了した時点、即ち、ステッ
プ23とステップ24との間で行うようにしたもので、
雰囲気が阻害されたくないのは特に、加熱中であるた
め、この加熱中にのみ本体パネル9の開放を禁止したも
のである。
【0078】
【実施例5】次に、本発明の画像形成装置の実施例5を
図11のフローチャートに基づいて説明する。尚、この
実施例5におけるルーチンにおいても実施例1と同様に
コピーが可能な状態となっているときを前提とする。上
述したステップと同一のルーチンには同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0079】(ステップ21)この実施例5におけるス
テップ21の予熱モードONとは、上述した各実施例の
ように予熱モードのONと共に定着ローラ13の温度制
御を実行するものではなく、タイマ32を用いてこのカ
ウント結果により画像形成装置の使用状況を判断して自
動的に定着ローラ13の温度制御を行うモードがONさ
れていることを示し、このモード選択がなされるとステ
ップ51へと移行する。
【0080】(ステップ51)ステップ51では、予熱
モードスイッチ19のON操作の後、若しくは、その後
のスタートスイッチ17の押圧などの何等かの操作指令
が所定時間行われていないかを検出するもので、これら
の操作が行われる毎にカウントがクリア(ループされ
る)され、所定時間経過した場合にはステップ52へと
移行する。
【0081】(ステップ52)ステップ52では、タイ
マ32のカウントが終了すると、定着ローラ13への電
源供給を停止して定着ローラ13の温度を監視し、自然
冷却による定着ローラ13の外周面温度が定着可能下限
温度T’に達したか否かが判断される。
【0082】即ち、タイマ32のカウントが終了してか
ら直ちに相転移を開始するのではなく、自然冷却による
定着ローラ13の外周面温度が定着可能下限温度T’に
達するまでの時間が経過した後に相転移を開始すること
で一定の猶予期間を設けることができる。
【0083】この猶予期間は、例えば、タイマ32のカ
ウント終了と略同時に何等かの操作がなされた場合、相
転移作業は開始されてしまっているため、相転移が完了
するまでオペレータが待機しなければならないという消
費電力並びに作業時間の無駄を防止するためのもので、
定着ローラ13への電源供給は停止しているため節電と
いう予熱モードとしての効果を確保しつつタイマ32の
カウント時間を延長することができる。従って、ステッ
プ52に相当する範囲Dは定着可能範囲内を限界とし、
定着可能下限温度T’に達したらばステップ22へと
移行して以下、ステップ23〜ステップ25の予熱作業
が実行される。
【0084】尚、この猶予期間を確保するための一旦冷
却は、上述した自然冷却によって猶予期間の確保並びに
消費電力の無駄防止を実現するものの他、内筒27によ
る強制冷却によって猶予期間を確保するのみでもよい。
【0085】
【実施例6】次に、本発明の画像形成装置の実施例6を
図12のフローチャートに基づいて説明する。尚、この
実施例6におけるルーチンにおいても、実施例1と同様
にコピーが可能となっているときを前提とする。また、
上述したステップと同一のルーチンには同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0086】(ステップ51)この実施例におけるステ
ップ51は、実勢例5と同一の判断をした後、その判断
結果が所定時間経過していればステップ24へと移行
し、所定時間が経過していなければステップ61へと移
行する。
【0087】(ステップ24) このステップ24は、定着ローラ13をステップ52の
定着可能下限温度T’まで強制的に冷却するもので、冷
却手段としては内筒27によるものの他、冷却ファンな
どが考えられる。そして、この強制冷却によって定着可
能下限温度T’にまで達したらば実施例5と同様にス
テップ22からステップ25に至るルーチンが処理され
る。尚、上記実施例5と同様にここでのステップ24を
廃止して自然冷却としてもよい。また、この際のステッ
プ25の非晶質化とは結晶質化開始温度Tcよりも低い
温度であれば、その近傍でなくとも良い。
【0088】(ステップ61)ステップ61では、タイ
マ32のカウント中に何等かの指令がされたか否かが判
断され、カウント中に指令がされた場合にはステップ6
2へと移行し、指令がない場合にはステップ51へとル
ープされる。
【0089】(ステップ62)ステップ62では、定着
ローラ13の外周面温度が定着可能な温度にあるか否か
が判断され、定着可能範囲にある場合にはステップ65
へと移行し、定着可能な範囲に無い場合にはステップ2
2からステップ25に至るルーチンにより相転移層25
を非晶質化してステップ63へと移行する。
【0090】(ステップ63,64)ステップ63で
は、非晶質化された相転移層25を加熱してステップ6
4へと移行し、ステップ64では加熱された相転移層2
5により定着ローラ13の外周面が定着可能温度に達し
たか否かが判断され、定着可能温度に達するまで加熱を
継続して定着可能温度となった場合にはステップ65へ
と移行する。
【0091】(ステップ65)ステップ65では、ステ
ップ62の判断結果若しくはステップ64の判断結果に
より定着ローラ13が定着可能となっていることによ
り、コピー作業が可能となっている旨をオペレータに知
らせるべく液晶表示パネル18に表示をする。
【0092】
【実施例7】次に、本発明の画像形成装置の実施例7を
図13のフローチャートに基づいて説明する。尚、この
実施例7におけるルーチンにおいても、実施例1と同様
にコピーが可能となっているときを前提とする。また、
上述したステップと同一のルーチンには同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0093】この実施例7では、上述した実施例6にお
いて、ステップ22とステップ23との間、並びにステ
ップ24とステップ25との間にステップ61を介在さ
せ、相転移層25の加熱若しくは冷却期間中において何
等かの指令がなされた場合、定着ローラ13の外周面が
定着可能となっているときにはそのままコピー作業を可
能とすると共に、定着可能温度にないときにはステップ
62へと移行して定着可能温度とするように定着ローラ
13を制御するものである。
【0094】図3は、このような実施例7の一連のルー
チンに基づく定着ローラ13の外周面温度の変化を示
し、範囲Aはステップ1からステップ3に至る定着ロー
ラ13の立ち上げ(ウォームアップ)範囲で、この範囲
の相転移により結晶化熱が発生する。尚、結晶化熱が発
生すれば、基本的には内筒27による加熱を停止してよ
い。
【0095】範囲Bはステップ3以降のトナー定着可能
範囲で、この範囲により画像形成作業を行う。尚、図3
のグラフには表していないが、このまま放置しておくと
定着ローラ13の外周面温度は下降するため、定着可能
下限温度T’との間で定着ローラ13の外周面温度が維
持されるようにCPU29が内筒27を制御する。
【0096】範囲Cはステップ51での範囲Bにおける
タイマ32のカウント範囲で、タイマ32を設けないタ
イプ(実施例1〜4)の場合にはこの範囲Cの終点で予
熱モードスイッチ19が押圧されたと仮定される。
【0097】範囲Dは、カウント終了後若しくは予熱モ
ードスイッチ19の押圧後から予熱作業に入る前の有余
範囲でステップ52に相当する。
【0098】尚、範囲C並びに範囲Dの両方を待機範囲
とする他、範囲Cを廃止してこの範囲Dを範囲Cの代わ
りとしてもよいし、その逆でもよい。さらに、範囲Dで
は内筒27への電源供給を停止して消費電力を減らすこ
とができるという効果を奏する。
【0099】範囲Eはステップ22に基づく加熱範囲、
範囲Fは範囲Eとの境界において融点Tm以上に達した
ことによるステップ24,25に基づく冷却範囲、範囲
Gは範囲Fにおいてある条件下での定着可能範囲、範囲
Hは予熱範囲、範囲Iは範囲Hとの境界で何等かの操作
がなされたことに基づく再加熱・定着範囲を示す。
【0100】尚、範囲Gにおいて、ある条件とは、相転
移層25が固化されていることと、ある程度の非晶質化
が完了していることであり、セレンはこの条件を満たす
相転移層25としての材料に有用である。
【0101】
【実施例8】次に、本発明の画像形成装置の実施例8を
図14のフローチャートに基づいて説明する。尚、実施
例8におけるルーチンにおいては、予熱モードが実行さ
れて定着ローラ13の外周面温度が予熱温度T”となっ
ているときを前提とする。
【0102】(ステップ71)ステップ71では、予熱
モードがOFFされたか否かが判断され、予熱モードが
OFFされていなければこのまま予熱モードが継続さ
れ、予熱モードを解除してコピー作業を行うために、予
熱モードスイッチ19のOFF操作、或は、何等かの操
作指令がなされたことに基づいてステップ72へと移行
する。
【0103】(ステップ72)ステップ72では、予熱
モードがOFFされたことに伴い、定着ローラ13を定
着可能とするために非晶質の相転移層25の加熱を開始
し、ステップ73へと移行する。
【0104】(ステップ73)ステップ73では、定着
ローラ13の外周面温度が定着可能温度となったか否か
が判断され、定着可能温度以下の場合には加熱を継続
し、定着可能温度となった場合には加熱作業が停止す
る。
【0105】尚、予熱モードがONのとき、即ち相転移
層25が非晶質のときにメインスイッチ5がOFFされ
た場合には、相転移層25の加熱・冷却を強制的に行う
ことなくそのまま電源供給が停止されて非晶質がそのま
ま維持され、次回の立ち上げの際に結晶化熱を利用する
ことができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置にあっては、装置本体への電源供給をON・OFF
するメインスイッチと、相転移層を加熱・冷却すること
により非晶質と結晶質とに相転移させる加熱・冷却手段
と、画像形成に係わる指令を出力する画像形成指令スイ
ッチと、加熱・冷却手段を制御して定着ローラの温度を
所定の定着温度よりも低い予熱温度に保つことができる
とともに、画像形成指令スイッチの指令を有効・無効と
する予備制御部とを備え、予備制御部がONされると
画像形成指令スイッチの指令が無効となり且つ加熱・冷
手段が作動して結晶化している相転移層を非晶質に相
転移させ、予備制御部がOFFされると、画像形成指令
スイッチの指令が有効となり且つ加熱・冷却手段が作動
して非晶質化している相転移層を結晶質に相転移させる
ことにより、芯金上に少なくとも非晶質と結晶質とに相
転移可能な相転移層を設けた定着ローラを装置本体内に
回転可能に保持さた際に、最適な相転移を行うことが
できる。
【0107】加熱・冷却手段によって相転移層が相転移
されていることにより、一つの装置での加熱・冷却を安
価に行うことができる。
【0108】加熱・冷却手段によって相転移層が相転移
されている間は装置本体を開閉する開閉体の開放を禁止
することにより、開閉体の開放に伴う雰囲気の変化を防
止することができる。
【0109】開放禁止手段は相転移層が溶融中の時に開
閉体の開放を禁止することにより、雰囲気の変化による
妨げ防止を必要な時のみとすることができる。
【0110】予備制御部がONされると、相転移層を一
旦冷却した後、加熱・冷却手段によって相転移層を溶融
させることにより、冷却する時間を待機時間として利用
することができる。
【0111】予備制御部がONされたときの一旦冷却
は、相転移層の定着可能下限温度にまで冷却することに
より、猶予期間を最大限にまで確保することができる。
【0112】予備制御部がONされたときの一旦冷却中
に予備制御部がOFFされた場合には定着可能とするこ
とにより、即座の画像形成作業に対応することができ
る。
【0113】予備制御部がONされて相転移層を相転移
させている途中の定着可能範囲内温度にあるときに予備
制御部がOFFされた場合にはそのまま定着可能とする
ことにより、相転移中での画像形成作業の対応化を広く
確保することができる。
【0114】予備制御部がONされて相転移層の非晶質
化が完了した後に予備制御部がOFFされた場合には加
熱・冷却手段により相転移層を加熱することにより、定
着ローラの立ち上げをスタート時と同様に素早く行うこ
とができる。
【0115】予備制御部がONされて相転移層の非晶質
化が完了した後にメインスイッチがOFFされた場合に
は、そのまま非晶質を維持することにより冷却のための
電源供給を不要とした消費電力の無駄を廃止したもので
ありながら、次回のスタート時の立ち上げを素早く行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる画像形成装置を示
し、(A)は画像形成装置の外観を示す本体パネル開放
状態の正面図、(B)は定着ローラの断面図である。
【図2】同じく、(A)はパネル開放禁止手段のパネル
開放状態での断面図、(B)はパネル開放禁止手段によ
るパネル開放禁止状態の断面図である。
【図3】同じく、相転移層(定着ローラ)の温度変化を
示すグラフ図である。
【図4】同じく、要部のブロック図である。
【図5】同じく、メインスイッチをONして結晶質化す
るまでの一例を示すフローチャート図である。
【図6】同じく、メインスイッチOFFして非晶質化す
るまでの一例を示すフローチャート図である。
【図7】同じく、実施例1を示すフローチャート図であ
る。
【図8】同じく、実施例2を示すフローチャート図であ
る。
【図9】同じく、実施例3を示すフローチャート図であ
る。
【図10】同じく、実施例4を示すフローチャート図で
ある。
【図11】同じく、実施例5を示すフローチャート図で
ある。
【図12】同じく、実施例6を示すフローチャート図で
ある。
【図13】同じく、実施例7を示すフローチャート図で
ある。
【図14】同じく、実施例8を示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1…画像形成装置(装置本体) 5…メインスイッチ 13…定着ローラ 24…芯金 25…相転移層 27…内筒(加熱手段・溶融手段・非晶質化手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−140823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 G03G 21/00 370 - 502 F16C 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯金上に少なくとも非晶質と結晶質とに相
    転移可能な相転移層を設けた定着ローラが装置本体内に
    回転可能に保持された画像形成装置において、 前記装置本体への電源供給をON・OFFするメインス
    イッチと、 前記相転移層を加熱・冷却することにより非晶質と結晶
    質とに相転移させる加熱・冷却手段と、 画像形成に係わる指令を出力する画像形成指令スイッチ
    と、前記加熱・冷却手段を制御して前記定着ローラの温度を
    所定の定着温度よりも低い予熱温度に保つことができる
    とともに、前記 画像形成指令スイッチの指令を有効・無
    効とする予備制御部とを備え、 該予備制御部がONされると、前記画像形成指令スイッ
    チの指令が無効となり且つ前記加熱・冷却手段が作動
    て結晶化している相転移層を非晶質に相転移させ、 前記予備制御部がOFFされると、前記画像形成指令ス
    イッチの指令が有効となり且つ前記加熱・冷却手段が作
    動して非晶質化している相転移層を結晶質に相転移させ
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記加熱・冷却手段によって前記相転移層
    相転移中であることを表示する表示手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP07257846A 1995-10-04 1995-10-04 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3130771B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07257846A JP3130771B2 (ja) 1995-10-04 1995-10-04 画像形成装置
US08/725,713 US5740513A (en) 1995-10-04 1996-10-04 Image formation apparatus
US08/976,043 US5960244A (en) 1995-10-04 1997-11-21 Image formation apparatus
US09/309,344 US6064850A (en) 1995-10-04 1999-05-11 Image formation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07257846A JP3130771B2 (ja) 1995-10-04 1995-10-04 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09101710A JPH09101710A (ja) 1997-04-15
JP3130771B2 true JP3130771B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=17311971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07257846A Expired - Fee Related JP3130771B2 (ja) 1995-10-04 1995-10-04 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130771B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101898756B1 (ko) 2011-10-04 2018-09-13 사티안 인더스트리스 캄파니 리미티드 타그로볼용 측부 스트립과 타크로볼

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101898756B1 (ko) 2011-10-04 2018-09-13 사티안 인더스트리스 캄파니 리미티드 타그로볼용 측부 스트립과 타크로볼

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09101710A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6072156A (en) Image fixing apparatus and image fixing roller
US5960244A (en) Image formation apparatus
JP3130771B2 (ja) 画像形成装置
JP3128488B2 (ja) 画像形成装置
JP3135489B2 (ja) 画像形成装置
JP3153746B2 (ja) 画像形成装置
JP3157434B2 (ja) 画像形成装置
JP3130772B2 (ja) 画像形成装置
JP3170440B2 (ja) 画像形成装置
US6137969A (en) Thermal fixing device, method of energizing a heating member in the thermal fixing device and image forming apparatus
JP4449700B2 (ja) 画像形成装置
JP2001117414A (ja) 定着器の制御方法および制御装置並びに定着器および画像形成装置
JP3169204B2 (ja) 画像形成装置
JP3313914B2 (ja) 加熱装置
JPH09127812A (ja) 定着装置
JP3156911B2 (ja) 画像形成装置
JP3170441B2 (ja) 画像形成装置
JP3263020B2 (ja) 定着ローラ及び定着装置
JP3161584B2 (ja) 画像形成装置
JPH08314321A (ja) 熱ローラタイプ定着器用の温度コントローラを備えた画像記録装置
JPS6087378A (ja) 加熱定着装置
JPH096169A (ja) 定着ローラ
JP2004020583A (ja) 画像形成装置
JP3334510B2 (ja) 熱定着装置の限流手段制御装置
JPH09101731A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees