JP3130577B2 - 車両用軌間調整装置 - Google Patents

車両用軌間調整装置

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JP3130577B2 JP03195448A JP19544891A JP3130577B2 JP 3130577 B2 JP3130577 B2 JP 3130577B2 JP 03195448 A JP03195448 A JP 03195448A JP 19544891 A JP19544891 A JP 19544891A JP 3130577 B2 JP3130577 B2 JP 3130577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、新幹線と在来
線のように異なる軌条を共通の車両で走行できるように
した車両用軌間調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既に提案されているこの種の車両用軌間
調整手段は、例えば、広軌(軌間=1668mm)と標準
軌(軌間=1435mm)のように異なる軌条を共通の車
両で走行するために、車軸を固定軸とし、車輪には駆動
力を与えないで軸方向に摺動する手段で車両側の車輪の
軌間を変更して調整し、同じ車両で異なる軌間の軌条を
共通に走行できるようにしている。
【0003】即ち、図13(A)(B)(C)におい
て、道床a上には、例えば、広軌(軌間B1 =1668
mm)と標準軌(軌間B2 =1435mm)のように異なる
軌間の軌条bとガイドレールcとがその軌間を連続的に
変化するように連結して敷設されている。又、この軌条
bを走行する車両には、車両の車体を載置した台車dが
配設されており、この台車dの下部には、一対の軸支体
eが垂設されている。さらに、この各軸支体eには、車
軸fが固着されており、この車軸fには、各軌間調整体
hが軌条bの軌間B1 、B2 を調整するように車軸の軸
方向へ摺動できるように嵌装されている。さらに又、上
記各軌間調整体hの各外端部には、各車輪軸受iが設け
られており、この各車輪軸受iには、各車輪jが上記各
軌間調整体hの各外端部に対して転動し、且つ、上記各
軌条b上を転動するように嵌装されている。又、上記各
軌間調整体hの各内端部には、複数(図では2個)の係
合溝kが形成されており、この各係合溝kの各内側係合
溝k1 (図13(B)参照)には、摺動係止体mが上記
台車dの下部に介装されたコイルばねnの弾力により係
合するように設けられている。
【0004】即ち、この摺動係止体mは略T字状を形成
しており、この摺動係止体mの各水平部には、複数(図
では2個)の係合凸部m1 、m2 が上記係合溝kの各係
合溝k1 、k2 へ選択的に係合するように形成されてい
る。
【0005】又一方、軌条bの軌間変化部の道床aに
は、調整レールoが上記摺動係止体mを押し上げて上記
各軌間調整体hから離間させ、さらに、軌間変化部の前
後では上記摺動係止体mを降下させるように敷設されて
いる。つまり、この調整レールoは上記摺動係止体mの
垂下回転輪部m3 を上昇させ、さらに、軌間変化部の前
後では垂下回転輪部m3 を降下させることにより、上記
摺動係止体mの各係合凸部m1 、m2 を上記係合溝kの
各内側調整溝k1 、k2 へ選択的に係合するように設け
られている。
【0006】従って、上述した車両用軌間調整手段は、
例えば、広軌B1 (軌間=1668mm)から標準軌B2
(軌間=1435mm)のように異なる軌間をもつ軌条b
へ共通の車両で走行するために、図13(B)に示され
るように、軌間変化部の道床a側にその高さが高くなる
ように敷設された上記調整レールoの作用により、上記
摺動係止体mはその垂下回転輪部m3を調整レールoで
上昇させられるから、上記摺動係止体mの係合凸部m1
を上記係合溝kの各内側調整溝k1 から離間し、しかる
後、車輪jは上記軸受i及び軌条bの間を転動しながら
軌間の変化する軌条b及びガイドレールcに案内され、
上記各軌間調整体hは上記各車輪jと共に互いに内方へ
摺動する。
【0007】摺動動作が終了した位置で、図13(c)
に示されるように、上記調整レールoは低くなるように
敷設されているので、上記摺動係止体mは降下し、その
各係合凸部m1 、m2 は上記摺動調整溝kの各内側調整
溝k1 、k2 へ選択的に係合することになり、車両側の
車輪jの軌間の変更を完了して、同じ車両で異なる軌条
bを共通に走行できるようにしている。(図13(C)
参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た車両用軌間調整手段においては、上記車輪jは、軸受
iによって車軸fと隔てられているため、車両に搭載し
た原動機によって車輪を駆動することができないため、
自ら走行する車両には使用できない欠点があり、また、
車輪j及び軌間調整体hが車軸f上を摺動する場合に乗
客も含めた全車両重量が負荷されているため、円滑に軌
間変更が行なわれない欠点があった。
【0009】又一方、上述した他の車両用軌間調整手段
には、“異なる軌間のためのボギー車”(特開昭54−
47221号)が既に提案されているけれども、これは
車両用軌間調整手段を台車のフレームに設けられたラッ
クと歯車(ピニオン)とで操作するようにしているた
め、上述した車両用軌間調整手段と同じように車体の下
部中央部に駆動装置や変速装置等を組込んだ車両には、
これをそのまま使用することは困難である。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、車体の下部中央部に駆動装置や変速装置
等を組込んだ車両にも適用できるようにすると共に、軌
間変更時には車体の各空気ばねの圧縮空気を昇降装置に
利用して車両全体を自由に何処でも昇降して、可動部に
車両重量が掛らないようにすると共に、例えば、標準軌
としての新幹線と狭軌としての在来線のように異なる軌
条を共通の車両で走行するようにし、道床側に何等の昇
降手段を設置することなく、車両の軌間変更動作によっ
て同じ車両を異なる軌条で共通に走行できるようにした
車両用軌間調整装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体を載置す
る台枠車の各空気ばねの直下に各昇降装置を空気ばねに
用いる圧縮空気を利用して上記車体を昇降するように設
け、台車枠の両側梁の前後部に各一対の軸梁を回動自在
に枢着し、この各軸梁の中程に各車軸を軸装し、この各
車軸に各車輪を軸方向へ摺動するも車軸と一体に回転す
るように軸装し、この各車輪のボス部に各車輪軸受を設
け、この各車輪軸受の上位の上記台車枠に各一対のばね
支持梁を一体に設け、この各一対のばね支持梁の下部に
各一対の板ばねを上記各車軸と並行したアクチェータで
軸方向へ上記各車輪軸受と共に一定の距離を摺動するよ
うに設けたものである。
【0012】
【作用】本発明は、標準軌としての新幹線から狭軌とし
ての在来線の軌条へ軌間を変更するとき、車体の各空気
ばねに用いる圧縮空気を昇降装置に利用して車両の車体
及び台車枠を上昇し、しかる後、上記各一対の板ばねを
上記各車軸と並行して設けられたアクチェータで軸方向
へ上記各車輪軸受と共に一定の距離を摺動して在来線の
軌条へ変更して、これを固定した後、昇降装置の圧縮空
気を排気して降下し、車輪を在来線の軌条上へ転動する
ように載置し、標準軌としての新幹線から狭軌としての
在来線の軌条へ共通の車両で走行するようにし、道床側
に何等の昇降手段を設置することなく、車両の軌間変更
動作で同じ車両を異なる軌条で共通に走行できるように
したものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
【0014】図1乃至図8において、符号1は、車両に
おける車体2の下部に各空気ばね3を介して設けられた
台車の台車枠であって、この各空気ばね3の直下の台車
枠1には、例えば、空気シリンダー装置のような各昇降
装置(リフター)4が各空気ばね3の圧縮空気を利用し
て上記台車枠1とともに上記車体2を昇降するように設
けられている。又、図6乃至図8に示されるように、上
記台車枠1の両側梁1aの前後部には、各一対の耳片1
bが付設されており、この各耳片1bには、各一対の軸
梁5が各支軸6で制振ゴム7を介して回動自在に枢着さ
れている(図7参照)。さらに、上記各一対の軸梁5の
一端部5aには、ガイドピン8が垂直に植設されてお
り、このガイドピン8の上部には、同心円状をなす積層
した制振ゴム9が抜け落ちないように嵌装されている。
さらに又、図7及び図8に示されるように、上記制振ゴ
ム9の外側に位置する上記台車枠1の両側梁1aの前後
部には、各案内筒体10が各制振ゴム9を囲むようにし
て設けられており、この各案内筒体10の内底10aと
上記制振ゴム9の外側上部との間には、間隙sが形成さ
れており、この間隙sは、車両の走行時、s=0になる
ように選定されている。又、図7に示されるように、上
記各軸梁5の中程には、各軸受11が設けられており、
この各軸受11には、各車軸12の各端部が軸装されて
いる。さらに、図5に示されるように、この各車軸12
の中程には、軌条(レール)14上を転動する各車輪1
3が、例えば、滑りキー若しくはスプライン15のよう
に軸方向へ摺動するも車軸12と一体に回転するように
軸装されており、この各車輪13のボス部13aの両側
には、各車輪軸受17が設けられている。さらに又、こ
の各車輪軸受17の上位の上記台車枠1には、図1及び
図3に示されるように、各一対のばね支持梁1cが一体
に設けられており、この各一対のばね支持梁1cの下部
には、各一対の板ばね16が上記車軸12の軸方向へ摺
動自在に設けられており、この各板ばね16の中程に位
置する上記各車輪軸受17は上記各車輪13のボス部1
3aに軸装されると共に、各車輪軸受17の中程に形成
された係合部17aが上記各板ばね16の中程を係止し
ている(図3参照)。又、図1及び図7に示されるよう
に、上記板ばね16を係止している上記一方の車輪軸受
17の中程と上記各軸梁5との間には、例えば、空気シ
リンダー装置のようなアクチェータ18が連結されてい
る。
【0015】即ち、このアクチェータ18は上記一方の
板ばね16に係止している各軸受17の係合部17aと
共に上記各車輪13のボス部13aを上記車軸12の軸
方向へ摺動するように設けられている。つまり、図7に
示されるように、上記アクチェータ18のシリンダー本
体18aは上記各軸梁5に上記車軸12に並行して設け
られており、上記アクチェータ18の出力軸18bは上
記一方の板ばね16に係止している係合部17aにピン
18cで連結されている。
【0016】従って、上記車体2及び台車枠1の垂直荷
重は、各一対のばね支持梁1c−各板ばね16−車輪軸
受17−各車輪13の順で伝達されており、上記車軸1
2には、垂直荷重が作用しないように構成されている。
【0017】又一方、軌間の変更時、上記アクチェータ
18を駆動することにより、このアクチェータ18は上
記一方の板ばね16に係止している各軸受17の係合部
17aと共に上記各車輪13のボス部13aを上記車軸
12の軸方向へ一定の距離だけ摺動するようになってい
る。
【0018】他方、図1に示されるように、上記各車軸
12には、夫々中程に位置して、第1変速機19及び第
2変速機20がそれぞれ設置されており、この第1変速
機19の入力軸19aには、車体2の下部に架装された
駆動モータ21が第1推進軸22を介して連結されてい
る。又、第1変速機19の出力軸19bと、上記第2変
速機20の入力軸20aとは第2推進軸23を介して連
結されており、上記第1変速機19と上記第2変速機2
0には、出力軸として上記各車軸12が19a、20a
に直交して嵌装されている。さらに、図5に示されるよ
うに、上記各車輪軸受17の両側には、各係合周溝24
a、24bが形成されており、この各係合周溝24a、
24bの近傍の上記軸梁5には、図6及び図7に示され
るように、例えば、空気シリンダー装置のようなアクチ
ェータ25が設けられている。
【0019】即ち、このアクチェータ25のシリンダー
本体25aは上記各軸梁5にピン軸25cで連結されて
おり、上記アクチェータ25の出力軸25bは上記各係
合周溝24a、24bへ選択的に係合するストッパ26
の支軸27に連結されている。
【0020】なお、上記第1変速機19及び第2変速機
20の傍らには、図1に示されるように、上記アクチェ
ータ25と同じ構成の他のアクチェータが内蔵されてお
り、このアクチェータのシリンダー本体は上記各変速機
のケースにピン軸で連結されており、上記アクチェータ
の出力軸は他のストッパ28の支軸に連結されている。
又、この各ストッパ28は、軌間の変更の際、上記アク
チェータを駆動することにより、このアクチェータの出
力軸は上記ストッパ28を支軸の周りに回動するから、
上記一方の係合周溝24aの係合を解除するようになっ
ている。
【0021】他方、軌間の変更の際、上記アクチェータ
25を駆動することにより、このアクチェータ25の出
力軸25bは上記ストッパ26を支軸27の周りに回動
することにより、軌間の変更後、上記ストッパ26を上
記他方の係合周溝24bへ係合して固定するようになっ
ている。
【0022】以下、本発明の作用について説明する。
【0023】従って、今、標準軌としての新幹線から狭
軌としての在来線の軌条14へ変更するとき、車体2の
各空気ばねに用いる圧縮空気を昇降装置4に利用して車
両の車体2と台車の台車枠1全体を上昇する。この時、
上記車両における車体2及び台車の台車枠1の垂直荷重
は、各一対のばね支持梁1c−各板ばね16−車輪軸受
17−各車輪13の順で伝達されており、上記車軸12
には、垂直荷重が作用しないように構成されている。
【0024】一方、図1に示されるように、上記第1変
速機19及び第2変速機20の傍らの上記各アクチェー
タを駆動することにより、この各アクチェータの出力軸
は上記ストッパ28を支軸の周りに回動することによ
り、上記一方の係合周溝24aの係合を解除する。
【0025】次に、上記アクチェータ18を駆動するこ
とにより、このアクチェータ18は上記一方の板ばね1
6を係止している各軸受17の係合部17aと共に上記
各車輪13のボス部13aを上記車軸12の軸方向へ一
定の距離摺動して停止することにより、在来線のような
狭軌条から新幹線のような標準軌の軌条14へ変更し、
しかる後、上記アクチェータ25を駆動することによ
り、このアクチェータ25の出力軸25bは上記ストッ
パ26を支軸27の周りに回動し、軌間の変更後、上記
ストッパ26を上記他方の係合周溝24bへ係合して固
定した後、上記昇降装置4の圧縮空気を排気して車体2
及び台車枠1を降下して各車輪13を軌条14上に載置
する。
【0026】これにより、狭軌としての在来線の軌条か
ら広軌としての新幹線へ共通の車両で走行するようにし
ている。
【0027】このようにして、道床側に何等の昇降手段
を設置することなく、車両の軌間変更動作によって同じ
車両を異なる軌条で共通に走行できる。
【0028】次に、図9乃至図12に示される本発明の
他の実施例は、台車枠1を昇降装置4で上昇して各板ば
ね16を軸方向へ移動して、上記台車枠1を降ろしたと
きに各板ばね16を軸方向へ移動しないように固定(ロ
ック)するようにしたものである。
【0029】即ち、図9乃至図12において、一方の板
ばね支持梁1cには、止子(ストッパ)30aを有する
ブラケット30が設けられており、このブラケット30
には、コ字状のスライドリンク31が支軸32で枢着さ
れている。又、このスライドリンク31の自由端部に
は、上記板ばね16の一端部がピン33で連結されてお
り、この板ばね16の他端部は上記他の板ばね支持梁1
cに僅かに移動できるように当接している。さらに、上
記板ばね16の中程に位置する各車輪軸受17は上記各
車輪13のボス部13aに軸装されると共に、上記各車
輪軸受17の係合部17aは上記各板ばね16の中程を
係止している(図3参照)。
【0030】従って、本発明の他の実施例は、前述した
ように、台車の台枠1を昇降装置4で上昇して各板ばね
16を軸方向へ移動し、上記台車枠1を降ろしたときに
各板ばね16を軸方向へ移動しないように、上記ブラケ
ット30の止子(ストッパ)30aにスライドリンク3
1が嵌り込み自動的に係止して固定するようにしたもの
である。
【0031】なお、本発明は、上記各車輪軸受17の両
側に各係合周溝24a、24bを形成し、この各係合周
溝24a、24bに各ストッパ26、28を選択的に係
合するように付設し、軌間調整後、車軸12と車輪13
とを各係合周溝24a、24bと各ストッパ26、28
とで選択的に係止して固定するように説明をしたけれど
も、例えば、上記アクチュエータ18を不作動状態にロ
ックして一時的に固定することにより、上記各係合周溝
24a、24bと各ストッパ26、28とで係止するこ
とを省略することができるように設計変更することは自
由である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車体
を載置する台車枠の空気ばねの直下に各昇降装置を空気
ばねに用いる圧縮空気を利用して上記車体を扛上するよ
うに設け、上記台車枠の両側梁の前後部に各一対の軸梁
を回動自在に枢着し、この各軸梁の中程に各車軸を軸装
し、この各車軸に各車輪を軸方向へ摺動するも車軸と一
体に回転するように軸装し、この各車輪のボス部に各車
輪軸受を設け、この各車輪軸受の上位の上記台枠に各一
対のばね支持梁を一体的に設け、この各一対のばね支持
梁の下部に各一対の板ばねを上記各車軸と並行してアク
チェータで軸方向へ上記各車輪軸受と共に一定の距離を
摺動するように設けてあるので、駆動装置を持った車両
にも容易に適用できるばかりでなく、車体の各空気ばね
に用いる圧縮空気を昇降装置に利用して車両全体を自由
に何処でも昇降して、標準軌としての新幹線から狭軌と
しての在来線の軌条へ相互に軌間調整できると共に、作
動時には車両重量が可動部に負荷されないから、無理な
く確実に作動し、道床側に何等の昇降手段を設置するこ
となく、車両の軌間変更動作によって同じ車両を異なる
軌条で共通に走行できる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用軌間調整装置の平面図。
【図2】同上側面図。
【図3】第1図中の鎖線A−Aに沿う断面図。
【図4】第1図中の鎖線B−Bに沿う断面図。
【図5】本発明の車両用軌間調整装置の車輪の拡大断面
図。
【図6】同上側面図。
【図7】図6中の鎖線C−Cに沿う断面図。
【図8】図6中の鎖円Dの拡大断面図。
【図9】本発明の他の実施例を示す図。
【図10】本発明の他の実施例を示す図。
【図11】本発明の他の実施例を示す図。
【図12】本発明の他の実施例を示す図。
【図13】従来の車両用軌間調整装置の断面図。
【符号の説明】
1 台車枠 2 車体 3 空気ばね 4 昇降装置 5 軸梁 8 ガイドピン 9 制振ゴム 10 案内筒体 12 車軸 13 車輪 14 軌条 16 板ばね 17 車輪軸受 18 アクチュエータ 19 第1変速機 20 第2変速機 24a 係合周溝 24b 係合周溝 25 アクチュエータ 26 ストッパ 28 ストッパ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−195061(JP,A) 実開 昭55−98668(JP,U) 実開 昭56−43670(JP,U) 特許138904(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の下部に各空気ばねを介して設けられ
    た台車の台車枠と、上記空気ばねの直下に空気ばねに用
    いる圧縮空気を利用して上記車体を昇降するように設け
    られた各昇降装置と、上記台車枠の両側梁の前後部に回
    動自在に枢着された各一対の軸梁と、この各軸梁の中程
    に軸装された各車軸と、この各車軸に軸方向へ摺動する
    も車軸と一体に回転するように軸装された各車輪と、こ
    の各車輪のボス部に設けられた各車輪軸受と、この各車
    輪軸受の上位の上記台車枠と一体に設けられた各一対の
    ばね支持梁と、この各一対のばね支持梁の下部に上記各
    車軸と並行したアクチェータで軸方向へ上記各車輪軸受
    と共に一定の距離を摺動するように設けられた各一対の
    板ばねとを具備したことを特徴とする車両用軌間調整装
    置。
  2. 【請求項2】上記各車輪軸受の両側に形成された各係合
    周溝と、この各係合周溝に選択的に係合するように付設
    された各ストッパとを具備したことを特徴とする請求項
    1記載の車両用軌間調整装置。
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