JP3129889U - パッドを有するサンダル型履物 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンダル型履物において、パッドを装着していることを他人に知られないようにする。
【解決手段】サンダル本体2と、このサンダル本体2の上に設置する中敷き3と、前記サンダル本体2と前記中敷き3の間に設けられる着脱自在に設定可能なパッド4からなるサンダル型履物。前記サンダル本体2と前記中敷き3の間は面ファスナ21により接着可能である。このましくは、パッド4の上面又は下面にも面ファスナ41が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、パッドを有するサンダル型履物に関する。ここで「サンダル型履物」とは、足裏が接する部分のすべてに人の指が届く程度に甲部が部分的に開放された履物をいう。
サンダル型履物にパッドを設けた従来技術としては、下記特許文献1〜3のような発明・考案が公知である。これら従来技術のパッドは、滑り止めやマッサージ効果、つぼ刺激などを目的としてインソール表面に取り付けられている。
特許文献1の考案は、インソール表面上に装着して使用される透明または半透明のシリコーンゴム製の履物用滑り防止パッドである。このパッドの足裏当接側の中央部がその周縁部よりも隆起しており、前記隆起部分には多数のディンプルを設けているので、滑り止めの効果が得られる。
特許文献2の考案は、靴面上に透光性を備えたパッドを設置している。このパッドには、その内部に色付きの液体を注入した袋体が設置されている。パッドの周縁部を緊密に貼り合わせているので、靴の移動に伴いパッド内の液体が移動して、マッサージ効果が得られる。
実用新案登録第3086941号 実用新案登録第3110683号
上記従来技術では、使用者各自の足に合わせてパッドを自由に配置することができず、かつ外観の体裁も悪い。
また、上記従来技術では、サンダルを脱いだとき、パッドを取り付けていることが他人の目に触れる。そのこと自体が悪いわけではないが、少なくとも美的ではない。高級なミュールなどの履物に変なものが付着しているのを見苦しく感じる人もいるであろう。
本願考案は、サンダル型履物において、パッドを自由に配置することができると共に、パッドを装着していることを他人に知られないようにすることを目的とする。
本考案のサンダル型履物は、サンダル本体と、このサンダル本体の上に設置する中敷きと、前記サンダル本体と前記中敷きの間に設けられる着脱自在に設定可能なパッドからなり、前記サンダル本体と前記中敷きの間は面ファスナにより接着可能であることを特徴とする。
本考案では、パッドは、サンダル本体と中敷きの間に隠れて外部からは見えない。そのため、サンダルを脱いだとき、パッドを取り付けていることが他人の目に触れない。
しかも、中敷きを外してパッドの位置を変更したり調整したりした後、再び中敷きを取り付けることも容易で、サンダル使用者の足に合わせたきめ細かなパッドの位置変更が可能となる。
好ましくは、パッドの下面とサンダル本体又はパッドの上面と中敷きとの間も面ファスナにより接着可能とする。
面ファスナとしては、例えば、次のような構成のものを用いることができる。
(1)サンダル本体の上面に面ファスナ雄部材を設け、中敷きの下面の両面に面ファスナ雌部材を設ける。
(2) サンダル本体の上面に面ファスナ雌部材を設け、中敷きの下面に面ファスナ雄部材を設ける。
(3) サンダル本体の上面と中敷きの下面の両方に雌雄混在ファスナ部材を設ける。
パッドとしては、それ自体公知のものを採用することができる。例えば、次のようなものが使用可能である。
(1) 表裏の合成樹脂シートの周縁をシールして袋状に形成した空間に流動体を封入してなるものであって、表側合成樹脂シートの表面には滑り止め加工を施すと共に、裏側合成樹脂シートには粘着剤を塗布して着脱自在であるもの。
(2) ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル等からなる発泡樹脂成形体。
パッドは、その形状や大きさが異なるものを複数種類用意して、個々の使用者の要望にきめ細かく合わせられるようにすることが望ましい。また、予めサンダル本体上面に標準的なパッドの形状と位置を印刷しておくと、使用者の参考となる。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1は、本考案の部品ごとに展開したサンダル1の斜視図である。図2は、図1の縦断面図であり、分かりやすくするため部品を分離して描いている。このサンダル1は、サンダル本体2と、このサンダル本体2の上に設置する中敷き3と、前記サンダル本体2と前記中敷き3の間に設けられる着脱自在に設定可能なパッド4からなる。
サンダルは、使用者の重量を受け止めるサンダル本体2と、かかと部5と、甲部6、さらに種類によっては、着脱可能なバンド7、後背部8を有する。
サンダル本体は、単層又は積層の硬質合成樹脂や木板からなる。本考案では、このサンダル本体2の上面の少なくとも一部が、図2に示すように、面ファスナ21を有する。
中敷き3は、厚紙やプラスチックシートの芯材を表面布で覆ってなるものである。本考案では、この中敷き3の下面の少なくとも一部が、図2に示すように、面ファスナ31を有する。
パッド4は、ポリウレタンからなる発泡樹脂成形体である。本実施例では、このパッド4の下面の少なくとも一部が、図2に示すように、面ファスナ41を有する。パッド4の大きさや形状は様々であり、図1は2種類を示している。図3(a)(b)は別のパターンのパッド4a−4gである。
上記サンダル本体2と中敷き3は指で押さえつけることにより相互に接着させることが可能である。また、パッド4も適当な位置に置いてサンダル本体と相互に接着させることが可能である。パッドの設定位置は使用者が自分の足の合わせて各自で決定するのが好ましいが、使用者の参考に供するために、予め、サンダル本体2上面にパッドの形状を印刷しておくこともできる。
本考案の部品ごとに展開したサンダル1の斜視図である。 図1の縦断面図である。 (a)(b)は、サンダル本体上のパッドの位置や形状を示す平面図である。
符号の説明
1 サンダル
2 サンダル本体
21 面ファスナ
3 中敷き
31 面ファスナ
4 パッド
41 面ファスナ

Claims (4)

  1. サンダル本体(2)と、このサンダル本体(2)の上に設置する中敷き(3)と、前記サンダル本体(2)と前記中敷き(3)の間に設けられる着脱自在に設定可能なパッド(4)からなり、前記サンダル本体(2)と前記中敷き(3)の間は面ファスナ(21,31)により接着可能であることを特徴とするサンダル型履物。
  2. 前記パッド(4)の上面又は下面に面ファスナ(41)が設けられている請求項1記載のサンダル型履物。
  3. 前記パッド(4)について形状や大きさが異なるものが複数種類予め用意されている請求項1又は2記載のサンダル型履物。
  4. 予めサンダル本体(2)上面に標準的なパッド(4)の形状と位置が印刷してある請求項1ないし3のいずれかに記載のサンダル型履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150415A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 節子 秋元 自然なサンダル

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