JP3129791U - 素材移送用チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チャック爪部の開放時、チャック爪部を横に開くと同時にチャック爪部をもつレバー全体をダイ上方に大きく退避移動させることができ、しかも、素材の掴持が強力に行えるようにする。
【解決手段】 上下に延びるガイド部12を有するチャック本体11と、ガイド部12に沿って上下動可能な移動体13と、移動体13をパンチの作動に同期して昇降させる昇降機構14と、移動体13の両端部に揺動可能に支持される左右一対の揺動リンク15と、チャック本体11のガイド部下方に中心軸16を介してそれぞれ揺動自由に設けられる左右一対の揺動アーム17と、上端部が左右一対の揺動リンク16の各遊端部に第1枢支ピン18を介して枢支され、また中間部が左右一対の揺動アームの各遊端部に第2枢支ピン19を介して枢支され、下端部にチャツク爪部20aを備えた左右一対のレバー20とを備えた。
【選択図】図2

Description

本考案はパンチと共に圧造ステーションを構成するダイに対して素材を搬出入する素材移送用チャック装置に関する。
従来、ボルトやナット、或いはその他の各種パーツ部品を成形する圧造成形機は、機台の側部より供給された素材を、相対向するダイとパンチとを備えた圧造ステーションで粗から精に段階的に圧造加工することにより所定形状の製品を連続的に製造するものであるが、この種の成形機には、上記の素材を掴んで圧造ステーション間にわたって横方向に移送する素材移送用チャック装置が設けられている。つまり、素材移送用チャックは前段と後段との圧造ステーション間にわたって往復移動され、前段の圧造ステーションにおいて加工された素材を掴んで後段の圧造ステーションに移送する。
そして、従来の素材移送用チャック装置としては、例えば図11に示すように、チャック本体40と、チャック本体40の左右位置に回転自在に設けられた左右一対のチャックアーム取付軸41,41と、これら取付軸41,41にそれぞれ取付けられ先端にチャック爪42を有するチャックアーム43,43と、チャック本体40内に摺動自由挿嵌され、パンチの作動に連動して昇降される昇降ロッド44と、チャックアーム取付軸41,41にそれぞれ固定された従動ギヤ45,45とからなり、昇降ロッド43を従動ギヤ45,45間に通し、昇降ロッド44に形成されたラック44aをそれぞれ従動ギヤ45,45に噛み合わせ、昇降ロッド44を昇降させることによって上記チャックアーム取付軸41,41を回転させ、これによりチャックアーム43,43を介してチャック爪42,42を図11に示した実線位置と二点鎖位置とにわたって開閉させ、素材の掴持及び解除ができるように構成されている。
実開平05−28535 公報
ところが、上記したチャック装置によれば、チャック爪42,42がチャックアーム取付軸41,41を支点として回転させ横方向に開くだけであるため、例えば図12に示すように短軸パーツなどで、ダイ46の径Dとほぼ同径の太径パンチ47を用いる場合、チャック爪42,42を、太径パンチ47をかわして横移動させることはできないものであった。つまり、図11の一点鎖線で示すパンチ径D1以下でないと横移動させることはできないものであった。そのため、パンチ47が後退するのを待ち、その後退状態でチャック爪42,42(チャック装置)を前段側に横移動させることになる。その結果、例えば図12に示すようにパンチ47の後退後、チャック爪42,42が前段側に移動する間にダイ46側のノックアウトピン48により押し出される複雑な形状の短軸成形素材Xをノックアウトピン48と共に挟み付けてダイ46の前方で保持する短軸パーツの補助保持装置49を特別に設ける必要があり、構造が複雑となるばかりか作業性も悪い問題を有していた。
そこで、本考案は、チャック爪部の開放時、チャック爪部を横に開くと同時にチャック爪部をもつレバー全体をダイ上方に大きく退避移動させることができ、しかも、素材の掴持が強力に行える素材移送用チャック装置の提供を課題とする。
上記した課題を解決するために、本願の請求項1に記載の考案は、パンチと共に圧造ステーションを構成するダイに対して素材を搬出入する素材移送用チャックであって、上下に延びるガイド部を有するチャック本体と、ガイド部に沿って上下動可能な移動体と、移動体をパンチの作動に同期して昇降させる昇降機構と、移動体の両端部に揺動可能に支持される左右一対の揺動リンクと、チャック本体のガイド部下方に中心軸を介してそれぞれ揺動自由に設けられる左右一対の揺動アームと、上端部が左右一対の揺動リンクの各遊端部に第1枢支ピンを介して枢支され、また中間部が左右一対の揺動アームの各遊端部に第2枢支ピンを介して枢支され、下端部にチャツク爪部を備えた左右一対のレバーとを備え、移動体の下降により左右一対の揺動リンク及び各レバー全体を下方に移動させながら左右一対の揺動アームの各遊端部を下方に揺動させて互いに近接させ、各レバーのチャツク爪部を閉じる方向に揺動させて素材を掴持し、かつ、その素材掴持後の移動体の下方への移動により左右一対の揺動リンクを水平状態に近付くように揺動させて、各レバーの第1枢支ピンを力点とし第2枢支ピンを支点として各レバーのチャツク爪部に梃子による強力な掴持力を付与する一方、移動体の上昇により左右一対の揺動アームの各遊端部を上方に揺動させて互いに離反させ、各レバーのチャツク爪部を開放させると共に左右一対の揺動リンク及び各レバー全体を上方に移動させるように構成したことを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の考案は、請求項1の構成に加えて、昇降機構により移動体を下降させて各レバーのチャツク爪部で素材を掴持したとき、移動体に下方側へ所望する付勢力を付与してチャツク爪部に所望の掴持力を与えるバネやシリンダなどの付勢手段を備えていることを特徴とする。
さらに、本願の請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2の構成に加えて、レバーのチャツク爪部による素材の掴持力を検出する圧力検出センサーと,検出した掴持力をデジタル表示する表示器を備えていることを特徴とする。
本考案によれば、昇降機構による移動体の下降により左右一対の揺動リンク及び各レバー全体を下方に移動させながら左右一対の揺動アームの各遊端部を下方に揺動させて互いに近接させ、各レバーのチャツク爪部を閉じる方向に揺動させて素材を掴持し、かつ、その素材掴持後の移動体の下方への移動により左右一対の揺動リンクを水平状態に近付くように揺動させて、各レバーの第1枢支ピンを力点とし第2枢支ピンを支点として各レバーのチャツク爪部に梃子による強力な掴持力を付与することができる。一方、移動体の上昇により左右一対の揺動アームの各遊端部を上方に揺動させて互いに離反させ、各レバーのチャツク爪部を開放させると共に左右一対の揺動リンク及び各レバー全体を上方に移動させることができる。これにより、各レバーのチャック爪部をダイ径と同じ位置よりもさらに上方に移動させることが可能となる。その結果、ダイ径と同じ径の太径パンチであってもパンチの後退を待たずに太径パンチをかわしてチャック装置を直ちに前段の圧造ステーションに横移動させ、その移動位置で待機させることができる。したがって、パンチ側のノックアウトピンとダイ側のノックアウトピンとで短軸成形素材を挟み付けて支持ながらダイの前方に押し出し、その成形素材を待機するチャック爪部で掴むことが可能となる。しかも、素材掴持後には、各レバーの第1枢支ピンを力点とし第2枢支ピンを支点として各レバーのチャツク爪部に梃子による強力な掴持力を付与することができる。
また、昇降機構により移動体を下降させて各レバーのチャツク爪部で素材を掴持したとき、移動体に下方側へ所望する付勢力を付与してチャツク爪部に所望の掴持力を与えるバネやシリンダなどの付勢手段を備えるようにすれば、素材の大き硬さなどに応じて掴持力を最適に設定できるので好ましい。
さらに、レバーのチャツク爪部による素材の掴持力を検出する圧力検出センサーと、検出した掴持力をデジタル表示する表示器を設けるようにすれば、表示器にデジタル表示された数値をもとにより一層正確な掴持力で素材に傷付けることなく確実に掴持することができるので好ましい。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、多段式圧造成形機を示し、該成形機1の機台1aの所定位置にダイブロック2が設けられ、ダイブロック2に複数個のダイ3〜3が一定の間隔配置されると共に、これらのダイ3〜3に向って身体するラム(図示せず)の前面に、上記ダイ3〜3と同数のパンチ(図示せず)がこれらのダイ3〜3に対抗して配置され、これらの各ダイ3〜3とパンチとにより複数の圧造ステーションが構成され、かつパンチの進退移動によって、パンチとダイ3〜3との間で素材を粗から精に順次段階的に圧造加工するようになされている。
また、上記ダイブロック2の上には支持フレームが摺動可能に取付けられる。この支持フレーム4の一端には、パンチの進退動作に同期してパンチの進退方向と直交するダイ並設方向に所定のストロークで進退する駆動ロッド5が連結ピン6によって連結され、この駆動ロッド5の進退動作に伴って支持フレーム4が隣接するダイ3,3の間隔に等しい距離だけ一往復移動するように構成されている。
上記支持フレーム4の前面部には、ダイ3〜3と同数の素材移送用チャック装置10〜10が配設され、上記駆動ロッド5による支持フレーム4の往復移動に伴い各チャック装置10〜10が素材Xを掴持してダイ間にわたって順次移送させるようになされている。
そして、素材移送用チャック装置10は、以下に述べるカセット構造とされてボルト(図示せず)などにより支持フレーム4に着脱可能に取付けられる。
具体的には、素材移送用チャック装置10は、図2ないし図5に示すように、チャック本体11と、チャック本体11に上下に設けられるガイドレール12と、ガイドレール12に沿って上下動可能な移動体13と、移動体13をパンチの作動に同期して昇降させる昇降機構14と、移動体13の両端部に揺動可能に支持される左右一対の揺動リンク15,15と、チャック本体11のガイドレール12下部に中心軸16を介してそれぞれ揺動自由に設けられる左右一対の揺動アーム17,17と、上端部が左右一対の揺動リンク15,15の各遊端部に第1枢支ピン18,18を介して枢支され、また中間部が左右一対の揺動アーム16,16の各遊端部に第2枢支ピン19,19を介して枢支され、下端部にチャツク爪部20aを備えた左右一対のレバー20とを備え、移動体13の下降により左右一対の揺動リンク15,15及び各レバー20,20全体を下方に移動させながら左右一対の揺動アーム17,17の各遊端部を下方に揺動させて互いに近接させ、各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aを閉じる方向に揺動させて素材Xを掴持し、かつ、その素材掴持後の移動体13の下方への移動により左右一対の揺動リンク15,15を水平状態に近付くように揺動させて、各レバー20,20の第1枢支ピン18,18を力点とし第2枢支ピン19,19を支点として各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aに梃子による強力な掴持力を付与する一方、移動体13の上昇により左右一対の揺動アーム17,17の各遊端部を上方に揺動させて互いに離反させ、各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aを開放させると共に左右一対の揺動リンク18,18及び各レバー20,20全体を上方に移動させるように構成している。
昇降機構14は、図2ないし図4に示すようにガイドレール12の上部に設けられるサーボモーター21と、サーボモーター21に連動連結されかつ移動体13に設けられたボールねじナット13aに螺合するボールねじ22とを備え、サーボモーター21によるボールねじ22の制御回転によりパンチの作動に同期して移動体13を昇降させるようになされている。なお、図中、符号22aは、ガイドレール12と、ボールねじ22と、移動体13のボールねじナット13aをもつガイド部分を覆うケースである。
図に示す実施の形態では、移動体13への左右一対の揺動リンク15,15の取付けに際して、昇降機構14により移動体13を下降させて各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aで素材Xを掴持したとき、移動体13に下方側へ所望する付勢力を付与してチャツク爪部20a,20aに所望の掴持力を与える付勢手段23を設けている。
具体的には、図4及び図5に示すように、付勢手段23として移動体13の前部に上下に移動可能な摺動体24を配設すると共に、摺動体24の両端部に左右一対の揺動リンク15,15の基部を枢支軸25,25を介して揺動可能に支持し、かつ、各揺動リンク15,15の中間部に形成したばか穴15a,15aにピン25a,25aを挿通して水平状態よりもやや下方に傾斜する状態に保持する一方、移動体13と摺動体24との間にバネ26,26を介装して常時は摺動体24を下部に位置させ、昇降機構14により移動体13を下降させて各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aで素材Xを掴持したとき、バネ26,26を圧縮して所定の付勢力を摺動体に与えた状態で移動体13の下降を停止させるように構成されている。これによりバネ26,26による所定の付勢力で揺動リンク15,15を介してレバー20,20に第2枢支ピン19,19を支点とする揺動軌跡により付勢力を与えてチャツク爪部20a,20aに所定の掴持力を正確に与えることができるようになっている。
また、図2及び後述する図8及び図9に示すように各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aの近くに、チャツク爪部20aにかかる圧力から素材Xの掴持力を検出する圧力検出センサーSを設ける一方、該センサーSからの出力された検出値を入力してデジタル表示する表示器Fを設けて、表示器Fにデジタル表示された数値をもとに掴持力を正確設定できるようになされている。
次に以上のように構成する素材移送用チャック装置10の作用について説明する。
素材移送用チャック装置10の開閉は、パンチの作動に同期して作動するサーボモータ21におけるボールねじ22の正回転により、図7に示す最上方位置の状態から移動体13が下降する。これにより、図6に示す中間位置では左右一対の揺動アーム17,17が水平状態となるように揺動して両レバー20,20が一旦ほぼ平行状態となる。その後さらに移動体13が下降することにより、左右一対の揺動アーム17,17の遊端部が下方に揺動して互いに近接し、各レバー20,20全体を下方に移動させながらその爪部20a,20aを閉じる方向に揺動させ、図2及び図8に示すように爪部20a,20aが素材Xに当接して仮掴持することになる。そして、その当接後も昇降機構14により移動体13を下降させてバネ26,26を圧縮し所定の付勢力を摺動体に与えたとき、サーボモータ21による移動体13の下降が停止される。これにより図9に示すようにバネ26,26が圧縮され、このバネ26,26による所定の付勢力で摺動体及び揺動リンク15,15を介して各レバー20,20に第2枢支ピン19,19を支点とする揺動軌跡により付勢力を与えてチャツク爪部20a,20aに所定の掴持力を正確に与えることができる。
一方、パンチの打ち込み時には、パンチの打ち込み開始直後の所定のタイミングでサーボモーター21が作動してボールねじ22を逆回転させることにより、図2に示す掴持位置の状態から移動体13が上昇する。これにより、パンチが素材Xをダイ3内に打ち込む一方、移動体13の上昇により左右一対の揺動アーム17,17の各遊端部を上方に揺動させて互いに離反させ、各レバー20,20の爪部20a,20aを開放させながら両レバー20,20全体を上方に移動させる。そして、図6に示す中間位置では左右一対の揺動アーム17,17がその遊端部が水平状態となるように揺動して両レバー20,20が一旦ほぼ平行状態となる。その後さらに移動体13が上昇することにより、移動体13の上昇して左右一対の揺動アーム17,17の各遊端部を上方へさらに揺動させて各レバー20,20の爪部20a,20aをやや近接させることになるが、各レバー20,20の爪部20a,20aをダイ3の径と同じ位置よりもさらに上方に移動させることができる。これにより、ダイ3の径Dと同じ径の太径パンチであってもパンチの後退を待たずに太径パンチをかわしてチャック装置10を直ちに前段の圧造ステーションに横移動させ、その移動位置で待機させることができる。
したがって、例えば図10に示すようにパンチ27側のノックアウトピン28とダイ3側のノックアウトピン3aとで例えば短軸成形素材Xを挟み付けて支持ながらダイ3の前方に押し出し、その短軸成形素材Xを待機するチャック装置10のレバー20,20の上記した掴持動作で掴むことができる。つまり、従来ではパンチの後退を待ってその後退後にチャック装置10を前段の圧造ステーションに横移動させる一方、図12に示す従来例のようにダイ46側のノックアウトピン48により押し出される短軸成形素材Xをそのノックアウトピン48と共に挟み付けて支持しながらダイ46の前方に押し出す複雑な短軸補助システム49が特別に設ける必要があったがこれを不要にできる。なお、図10中、符号28はブレーキである。
また、各レバー20,20のチャツク爪部20a,20aの近くに、チャツク爪部20aにかかる圧力から素材Xの掴持力を検出する圧力検出センサーを設ける一方、該センサーからの出力された検出値を入力してデジタル表示する表示器を設けているので、表示器にデジタル表示された数値をもとにより一層正確な掴持力で素材に傷付けることなく確実に掴持することができる。
上記した実施の形態ではレバー20の先端部にチャック爪部20aを一体に形成しているので、チャック爪部20aの調整が簡単にできる。また、第2枢支ピン19,19に偏心軸を用いればこの偏心軸の固定角度を適宜変更することにより、チャック爪部20aの上下及び左右位置を変更して素材Xに対する掴持タイミングの調整を簡単容易に変更することができる。なお、レバー20に別体のチャック爪を着脱可能に取付けるようにしてもよいことは勿論である。
また、上記した実施の形態では昇降機構15として、サーボモータ21とボールねじ22を用いたけれども、かかる構造に限定されるものではなく、たとえば、従来例の公報に記載されているように圧造成形機の駆動系に連動するカム機構などにより移動体の上部に固定された昇降ロッドを昇降させ、昇降ロッドの昇降により移動体13を昇降させるように構成してもよい。
また、付勢手段23としては、上記した実施の形態のようにバネを用いる他、例えば空圧、油圧によるシリンダなどの適宜付勢機構を用いて移動体或いは昇降ロッドなどにに下方への押しつけ力を付加することにより、適性な掴持力を得るようにしてもよい。
本考案に係る素材移送用チャック装置を備えた圧造成形機の概略正面図である。 同チャック装置の正面図である。 同チャック装置の側面図である。 図2のA−A断面図である。 付勢機構の要部の一部省略説明図である。 同チャック装置におけるレバーの中間位置の正面図である。 同チャック装置におけるレバーの最上昇位置の正面図である。 同チャック装置による仮掴持状態の説明図である。 同チャック装置による最終掴持状態の説明図である。 同チャック装置における素材掴持前の状態の説明図である。 従来の説明図である。 従来の別の説明図である。
符号の説明
3 ダイ
10 素材移送用チャック装置
11 チャック本体
12 ガイド部
13 移動体
14 昇降機構
15 揺動リンク
16 中心軸
17 揺動アーム
18 第1枢支ピン
19 第2枢支ピン
20 レバー
20a チャツク爪部

Claims (3)

  1. パンチと共に圧造ステーションを構成するダイに対して素材を搬出入する素材移送用チャックであって、上下に延びるガイド部を有するチャック本体と、ガイド部に沿って上下動可能な移動体と、移動体をパンチの作動に同期して昇降させる昇降機構と、移動体の両端部に揺動可能に支持される左右一対の揺動リンクと、チャック本体のガイド部下方に中心軸を介してそれぞれ揺動自由に設けられる左右一対の揺動アームと、上端部が左右一対の揺動リンクの各遊端部に第1枢支ピンを介して枢支され、また中間部が左右一対の揺動アームの各遊端部に第2枢支ピンを介して枢支され、下端部にチャツク爪部を備えた左右一対のレバーとを備え、移動体の下降により左右一対の揺動リンク及び各レバー全体を下方に移動させながら左右一対の揺動アームの各遊端部を下方に揺動させて互いに近接させ、各レバーのチャツク爪部を閉じる方向に揺動させて素材を掴持し、かつ、その素材掴持後の移動体の下方への移動により左右一対の揺動リンクを水平状態に近付くように揺動させて、各レバーの第1枢支ピンを力点とし第2枢支ピンを支点として各レバーのチャツク爪部に梃子による強力な掴持力を付与する一方、移動体の上昇により左右一対の揺動アームの各遊端部を上方に揺動させて互いに離反させ、各レバーのチャツク爪部を開放させると共に左右一対の揺動リンク及び各レバー全体を上方に移動させるように構成したことを特徴とする素材移送用チャック装置。
  2. 昇降機構により移動体を下降させて各レバーのチャツク爪部で素材を掴持したとき、移動体に下方側へ所望する付勢力を付与してチャツク爪部に所望の掴持力を与えるバネやシリンダなどの付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の素材移送用チャック装置。
  3. レバーのチャツク爪部による素材の掴持力を検出する圧力検出センサーと、検出した掴持力をデジタル表示する表示器を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の素材移送用チャック装置。
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