JP3129691U - 簡易帯 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡易的に、且つ、極めてしっかりと装着することができ、しかも、装着時における型くずれが生じにくい構造でなる簡易帯を提供すること。
【解決手段】和装用の簡易帯1であって、互いに別体として形成される胴帯2と、該胴帯に対して連結手段4を介して連結される飾り帯3とからなり、胴帯は、飾り帯の連結部5から一方向に向けてのびる胴帯本体6と、他方向に向けてのびる内巻付け帯7とを含み、胴帯本体の裏面側に、第1の止着手段と、内巻付け帯を挿通する環体部材とを設け、内巻付け帯の裏面側に、第1の止着手段8Aおよび第2の止着手段8B−1、8B−2を設けてなり、内巻付け帯を環体部材に挿通してリターンし、内巻付け帯に設けた第1の止着手段と第2の止着手段とにより止着し、胴帯本体を前記内巻付け帯の外側に巻き付けて、胴帯本体に設けた第1の止着手段と前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段とにより止着してなることを特徴とする簡易帯。
【選択図】図1
【解決手段】和装用の簡易帯1であって、互いに別体として形成される胴帯2と、該胴帯に対して連結手段4を介して連結される飾り帯3とからなり、胴帯は、飾り帯の連結部5から一方向に向けてのびる胴帯本体6と、他方向に向けてのびる内巻付け帯7とを含み、胴帯本体の裏面側に、第1の止着手段と、内巻付け帯を挿通する環体部材とを設け、内巻付け帯の裏面側に、第1の止着手段8Aおよび第2の止着手段8B−1、8B−2を設けてなり、内巻付け帯を環体部材に挿通してリターンし、内巻付け帯に設けた第1の止着手段と第2の止着手段とにより止着し、胴帯本体を前記内巻付け帯の外側に巻き付けて、胴帯本体に設けた第1の止着手段と前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段とにより止着してなることを特徴とする簡易帯。
【選択図】図1
Description
この考案は、きものと共に着用される和装用帯びの構造に関するものであり、特に、極めて簡易的に、且つ、極めてしっかりと装着することができ、しかも、装着時における型くずれを確実に防止することができる簡易帯に関するものである。
周知のように、通常、きものの装いでは、きもの自体と帯とは、同格程度、あるいはそれ以上のものとして認識されており、きもの着用時における帯は極めて重要な要素のものである。しかしながら、このように極めて重要な要素を占める和装用帯については、装着時における帯の着付け作業が極めて煩雑であり、且つ、着用時に往々にして型くずれしてしまうという多くの問題点を有しており、延いては、きものの着用が敬遠される要因とされている。
そこで、この考案は、上記する従来の多くの問題点を解消するに適した和装用帯であって、特に、極めて簡易的に、且つ、極めてしっかりと装着することができ、しかも、装着時における型くずれが生じにくい構造でなる簡易帯を提供することにある。
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、請求項1に記載の考案は、和装用の簡易帯であって、互いに別体として形成される胴帯と、該胴帯に対して連結手段を介して連結される飾り帯とからなり、
前記胴帯は、前記飾り帯の連結部から一方向に向けてのびる胴帯本体と、他方向に向けてのびる内巻付け帯とを含み、前記胴帯本体の裏面側に、第1の止着手段と、前記内巻付け帯を挿通する環体部材とを設け、前記内巻付け帯の裏面側に、第1および第2の止着手段を設けてなり、前記内巻付け帯を前記環体部材に挿通してリターンし、前記内巻付け帯に設けた第1の止着手段と第2の止着手段とにより止着し、前記胴帯本体を前記内巻付け帯の外側に巻き付けて、前記胴帯本体に設けた第1の止着手段と前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段とにより止着してなることを特徴とする簡易帯を構成するものである。
前記胴帯は、前記飾り帯の連結部から一方向に向けてのびる胴帯本体と、他方向に向けてのびる内巻付け帯とを含み、前記胴帯本体の裏面側に、第1の止着手段と、前記内巻付け帯を挿通する環体部材とを設け、前記内巻付け帯の裏面側に、第1および第2の止着手段を設けてなり、前記内巻付け帯を前記環体部材に挿通してリターンし、前記内巻付け帯に設けた第1の止着手段と第2の止着手段とにより止着し、前記胴帯本体を前記内巻付け帯の外側に巻き付けて、前記胴帯本体に設けた第1の止着手段と前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段とにより止着してなることを特徴とする簡易帯を構成するものである。
さらに、この考案において請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の簡易帯であって、前記第1の止着手段が、面状のベルベット式ファスナーの一方であり、前記第2の止着手段が、面状のベルベット式ファスナーの他方であることを特徴とするものである。
さらにまた、この考案において請求項3に記載の考案は、請求項1あるいは請求項2に記載の簡易帯であって、前記連結手段が、塑性変形する剛直なプレート部材を内装する飾り帯止部材からなることを特徴とするものでもある。
この考案になる簡易帯は、互いに別体として形成される胴帯と、該胴帯に対して連結手段を介して連結される飾り帯とからなり、胴帯は、前記飾り帯の連結部から一方向に向けてのびる胴帯本体と、他方向に向けてのびる内巻付け帯とを含み、前記胴帯本体の裏面側に、第1の止着手段と、前記内巻付け帯を挿通する環体部材とを設け、前記内巻付け帯の裏面側に、第1および第2の止着手段を設けてなり、前記内巻付け帯を前記環体部材を挿通してリターンし、前記内巻付け帯に設けた第1の止着手段と第2の止着手段とにより止着し、前記胴帯本体を前記内巻付け帯の外側に巻き付けて、前記胴帯本体に設けた第1の止着手段と前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段とにより止着してなるものであり、極めて簡易的に装着することができ、且つ、極めてしっかりと装着することができるという点において極めて有効に作用するものといえる。
さらに、この考案になる簡易帯は、胴帯本体に対して飾り帯を連結するための連結手段が、塑性変形する剛直なプレート部材を内装する飾り帯止部材によって構成したことにより、極めてしっかりと装着することができるとともに、装着時における型くずれを確実に防止することができるという点においても極めて有効に作用するものといえる。
以下、この考案になる簡易帯について、図面に示す具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、この考案になる簡易帯を示すものであり、図1Aは、これを帯の表側から見た概略的な表面図であり、図1Bは、連結部の概略的な横断面図である。図2は、当該簡易帯をその裏側から見た概略的な表面図である。図3A、図3Bおよび図3Cは、当該簡易帯の装着の手順を示す概略的な斜視図である。
この考案になる簡易帯1は、互いに別体として形成される胴帯2と、この胴帯2に対して連結手段4を介して連結される飾り帯3とを主要な構成部材として構成されるものである。前記胴帯2は、前記連結手段4により、当該胴帯2に対する前記飾り帯3の連結部分5から一方向に向けてのびる胴帯本体6と、他方向に向けてのびる内巻付け帯7とを含むものからなっている。
前記胴帯2における胴帯本体6は、目的とする帯の幅寸法w1を有するものからなっており、前記内巻付け帯7は、前記胴帯本体6の幅寸法w1よりも狭い幅寸法w2からなっている。図に示す実施例において、前記内巻付け帯7は、前記胴帯2における胴帯本体6に対して、その裏面側に積層状に一体的に縫着されており、前記胴帯本体6の一端側6aから外方向に向けて延出するものからなっている。
前記胴帯2に関しては、当該簡易帯1を着用者の腰部に巻き付けて止着するための止着手段8が設けてある。具体的には、前記止着手段8は、前記胴帯本体6の裏面側に設けた第1の止着手段8Aと、前記内巻付け帯7の裏面側に設けた第1の止着手段8Aおよび前記第1の止着手段8Aの長さ方向両端に設けた二つの第2の止着手段8B−1および8B−2とによって構成されている。前記第1の止着手段8Aは、面状のベルベット式ファスナーの一方により構成されており、前記第2の止着手段8Bは、面状のベルベット式ファスナーの他方により構成されていて、前記第1の止着手段8Aと第2の止着手段8Bとが対になって、面的に接合止着されるものである。
前記胴帯2における胴帯本体6の裏面側には、前記内巻付け帯7を挿通する環体部材9が設けてある。前記環体部材9は、前記内巻付け帯7の自由端7aを受け入れて(図3A参照)、リターンさせるものである(図3B参照)。リターンされた内巻付け帯7は、当該内巻付け帯7自体に設けてある第2の止着手段8B−1が、自体に設けてある第1の止着手段8Aに対して面的に接合して止着されるようになっている。前記内巻付け帯7の自由端7aには、引っ張りのためのループ体10が設けてある。
一方、前記胴帯2に対して前記飾り帯3を連結するための連結手段4は、塑性変形する剛直なプレート部材11を内装する飾り帯止部材12からなっている。前記飾り帯止部材12は、前記飾り帯3を所望の形態にデザインしたものの飾り帯基部13を束ねて巻き込む巻込み部14と、前記胴帯2に差し込まれる差込み部15とを有するものからなっている。前記剛直なプレート部材11は、図1において点線で示すような形状であり、前記胴帯2に対して前記飾り帯3を安定した状態で堅牢に連結する。前記胴帯2に対して前記飾り帯3の連結部は、縫着されているものであってもよいし、あるいは着脱自在な差込み構造のものであってもよい。
この考案になる簡易帯1は、以下のようにして着用される。まず、着用者が着用すべき簡易帯1を準備し、着こなした和服の上から腰部にあてがい、前記内巻付け帯7を前記環体部材9に挿通してリターンし、前記内巻付け帯7に設けた第1の止着手段8Aと第2の止着手段8B−1とにより止着し、前記胴帯本体6を前記内巻付け帯7の外側に巻き付けて、前記胴帯本体6に設けた第1の止着手段8Aと前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段8B−2とにより止着して固定するものである。
1 簡易帯
2 胴帯
3 飾り帯
4 連結手段
5 連結部分
6 胴帯本体
7 内巻付け帯
8 止着手段
8A 第1の止着手段
8B−1 8B−2 第2の止着手段
9 環体部材
10 引っ張りループ体
11 剛直なプレート部材
12 飾り帯止部材
13 飾り帯基部
14 巻込み部
15 差込み部
2 胴帯
3 飾り帯
4 連結手段
5 連結部分
6 胴帯本体
7 内巻付け帯
8 止着手段
8A 第1の止着手段
8B−1 8B−2 第2の止着手段
9 環体部材
10 引っ張りループ体
11 剛直なプレート部材
12 飾り帯止部材
13 飾り帯基部
14 巻込み部
15 差込み部
Claims (3)
- 和装用の簡易帯であって、互いに別体として形成される胴帯と、該胴帯に対して連結手段を介して連結される飾り帯とからなり、
前記胴帯は、前記飾り帯の連結部から一方向に向けてのびる胴帯本体と、他方向に向けてのびる内巻付け帯とを含み、前記胴帯本体の裏面側に、第1の止着手段と、前記内巻付け帯を挿通する環体部材とを設け、前記内巻付け帯の裏面側に、第1および第2の止着手段を設けてなり、前記内巻付け帯を前記環体部材に挿通してリターンし、前記内巻付け帯に設けた第1の止着手段と第2の止着手段とにより止着し、前記胴帯本体を前記内巻付け帯の外側に巻き付けて、前記胴帯本体に設けた第1の止着手段と前記内巻付け帯に設けた第2の止着手段とにより止着してなることを特徴とする簡易帯。 - 前記第1の止着手段が、面状のベルベット式ファスナーの一方であり、前記第2の止着手段が、面状のベルベット式ファスナーの他方であることを特徴とする請求項1に記載の簡易帯。
- 前記連結手段が、塑性変形する剛直なプレート部材を内装する飾り帯止部材からなることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の簡易帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006010225U JP3129691U (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | 簡易帯 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006010225U JP3129691U (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | 簡易帯 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3129691U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018074385A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | ライナス有限会社 | 帯枕 |
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2006
- 2006-12-18 JP JP2006010225U patent/JP3129691U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2018074385A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | ライナス有限会社 | 帯枕 |
WO2018074384A1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | ライナス有限会社 | 衣服用帯 |
JP6389586B1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-09-12 | ライナス有限会社 | 衣服用帯 |
JP6389587B1 (ja) * | 2016-10-18 | 2018-09-12 | ライナス有限会社 | 帯枕 |
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