JP3129637U - 自動車に於けるドア開閉時の防雨装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】構造が簡単で簡易な操作で且つ既存車へ容易に設置することが出来ると共に運転者や同乗者が自動車に乗降する際に雨に濡れることを防止するための自動車に於けるドア開閉時の防雨装置を提供する。
【解決手段】外側に開放したドアと車体との間の上部を覆うシート状又は略扇子状の覆い材1と、該覆い材1を出し入れ自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケース2と、覆い材1を収納ケース2に自動的に引き戻して収納するための巻取り手段3と、覆い材1の先端に取付けた固定部材4とから少なくとも構成する。また収納ケース2として、覆い材1が引き出されるための取出口を設けると共に下方を開口した箱形のケース本体21と、該ケース本体21の下部に取付ける着脱可能な底蓋22とから成し、且つ底蓋22の中央に凹んだ雨露受部22aを設けると共にその両側に掛止片22bを立設させると良い。
【選択図】図1

Description

本考案は雨天時に運転者や同乗者が自動車に乗降する際に、開いたドアと車体間の上部を簡便に覆い、雨に濡れることを防止するためのものであると共に車内に設置する自動車に於けるドア開閉時の防雨装置に関する。
降雨時に運転者や同乗者が自動車のドアの開口部から降車する際、その開口部から外へ傘を出して開き、それから身を乗り出していた。又、自動車に乗車する際、身を乗り入れてから傘を閉じると共に開かれたドアまで手を伸ばし、それを引き寄せてドアが閉められていた。このため、一般に雨天時に運転者や同乗者が自動車に乗降する際には、降車して傘を開く迄の間や車内に乗り込んで傘を畳むと共にドアを閉める迄の間は雨に衣服が濡れているのが現状である。
なし
本考案は構造が簡単で簡易な操作で且つ既存車へ容易に設置することが出来ると共に運転者や同乗者が自動車に乗降する際に雨に濡れることを防止するための自動車に於けるドア開閉時の防雨装置を提供することを目的とする。
本考案は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、外側に開放したドアと車体との間の上部を覆うシート状の覆い材と、該覆い材を出し入れ自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケースと、覆い材を収納ケースに自動的に引き戻して収納するための巻取り手段と、覆い材の先端に取付けた固定部材とから少なくとも構成する。前記収納ケースとして、覆い材が引き出されるための取出口を設けると共に下方を開口した箱形のケース本体と、該ケース本体の下部に取付けてその内部を閉塞させるための着脱可能な底蓋とから成すと良く、且つ底蓋の中央に凹んだ雨露受部を設けると共にその両側に掛止片を立設させると良く、前記巻取り手段として、覆い材を巻回するための回転自在な円錐筒体と、収納ケースの両端面の内側に固着した軸支えに固定する固定軸と、覆い材を自動的に引き戻すためのゼンマイバネとから成すと良い。更に前記固定部材として断面形状L字状の掛具や吸盤を用いると良い。
又、別の構造として、外側に開放したドアと車体との間の上部を覆う略扇子状の覆い材と、該覆い材を折畳み自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケースと、覆い材の先端側に取付ける固定部材とから少なくとも成したものとしても良い。この時の収納ケースとして、覆い材が折畳まれて収納するための広さを有すると共にドアが開く方向に開口され、且つ収納ケースに覆い材の一端を軸支する箱体としても良く、該収納ケースの底面の中央に凹んだ雨露受部を設け且つ雨露受部と連通させて排水管を取付けると良い。
請求項1のように外側に開放したドア(6)と車体(7)との間の上部を覆うシート状の覆い材(1)と、該覆い材(1)を出し入れ自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケース(2)と、覆い材(1)を収納ケース(2)に自動的に引き戻して収納するための巻取り手段(3)と、覆い材(1)の先端に取付けると共にドア(6)の上辺又は上部に取付けるための固定部材(4)とから少なくとも構成することにより、降雨時の自動車からの乗降時に、覆い材(1)の下で傘の開閉操作が行え、雨に濡れることなく乗降ができるものとなる。又、本考案は構造が簡単で簡易な操作で防雨出来ると共に既存車へ容易に設置することが出来るものとなる。しかも覆い材(1)がコンパクトな収納ケース(2)へ収納されて本考案を車内の天井などに常時設置出来るので、車の外側に何も出ず、且つ通常時の運転に邪魔にならずに快適な運転が行えるものとなる。
請求項2のように収納ケース(2)として、覆い材(1)が引き出されるための取出口(21a)を設けると共に下方を開口した箱形のケース本体(21)と、該ケース本体(21)の下部に取付けてその内部を閉塞させるための着脱可能な底蓋(22)とから成し、且つ底蓋(22)の中央に凹んだ雨露受部(22a)を設けると共に底蓋(22)の両側には収納ケース(2)の端面(21b)に掛止するための掛止片(22b)が立設されることにより、降雨時の乗降時に雨に濡れた覆い材(1)の雨露を雨露受部(22a)で受止めることが出来るため、必要に応じて掛止片(22b)を解除し、ケース本体(21)から底蓋(22)を外すことにより、溜まった雨露を外部に簡単に捨てることが出来るものとなる。
請求項3に示すように巻取り手段(3)として、収納ケース(2)に内設されると共に覆い材(1)を巻回するための回転自在な円錐筒体(31)と、収納ケース(2)の両端面(21b)の内側に固着した軸支え(33)によって両端部が支えられた固定軸(32)と、円錐筒体(31)の内部に装着させると共に覆い材(1)を自動的に引き戻すためのゼンマイバネ(34)とから成すことにより、ドア開放時の覆い材(1)は、ドア(6)の基部側と外側で引き出される長さが異なるがスムーズに取出せ、ドア(6)と車体(7)との間の上部の三角形の大半を覆うことが可能となり、且つスムーズに覆い材(1)が自動的に引き戻され、円錐筒体(31)に覆い材(1)が巻回されて収納されるものとなる。
請求項4に示すように外側に開放したドア(6)と車体(7)との間の上部を覆う略扇子状の覆い材(1)と、該覆い材(1)を折畳み自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケース(2)と、覆い材(1)の先端側に取付けると共にドア(6)の上辺又は上部に取付けるための固定部材(4)とから少なくとも構成することにより、覆い材(1)を略扇子状に広げるだけの簡単な操作で、自動車に対する降雨する際の乗降時に覆い材(1)の下で傘の開閉操作が行え、雨に濡れることなく乗降ができる。又、本考案は構造が簡単で且つ既存車へ容易に設置することが出来るものとなる。しかも本考案は車内の天井などに覆い材(1)をコンパクトな収納ケース(2)へ収納して常時設置出来るので、車の外側に何も出ず、且つ通常時の運転に邪魔にならずに快適な運転が行えるものとなる。
請求項5のように収納ケース(2)が、覆い材(1)が折畳まれて収納するための広さを有すると共にドア(6)が開く方向に開口され、且つ収納ケース(2)に覆い材(1)の一端を軸支する箱体と成し、該収納ケース(2)の底面(2a)の中央に凹んだ雨露受部(2b)を設けると共にその雨露受部(2b)と連通する排水管(5)を取付けることにより、降雨時の乗降時に雨に濡れた覆い材(1)の雨露を雨露受部(2b)で受止めることができ、必要に応じて排水管(5)を外部へ出すだけで、簡単に雨露受部(2b)に溜まった雨露を外部に捨てることが出来るものとなるのである。
請求項6のように固定部材(4)を断面形状L字状の掛具とすることにより、ドア(6)の上端部に掛止して覆い材(1)を一時的に固定させることが極めて簡単に且つ安定するものとなる。しかも固定部材(4)はドア(6)の上端部の任意な位置に掛止できるので、ドア(6)の大きさや種類に対応できる。一方、固定部材(4)を吸盤とすることにより、上記掛具と同様の効果が得られると共にドア(6)に取付ける位置の選択肢がより多くなる。更に固定部材(4)をドア(6)に取付けたままにしても邪魔にならず、ドア(6)の開閉だけで覆い材(1)が展開され或いは折畳むことが可能なものとなる。
図1〜図3は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1)は図7のように外側へ開放したドア(6)と車体(7)との間の上部を覆うシート状の覆い材であり、該覆い材(1)としては、防水布,樹脂製シート,ゴムシートなどを用いると良いが、これに限定されるものではない。(2)は覆い材(1)を出し入れ自在に収納すると共にドア部分の車内上部に取付ける収納ケースであり、該収納ケース(2)は、前記覆い材(1)が引き出されるための取出口(21a)を設けると共に下方を開口した細長い箱形のケース本体(21)と、該ケース本体(21)の下部(開口部)に取付けてその内部を閉塞させるための着脱可能な底蓋(22)とから成され、且つ前記底蓋(22)の中央に凹んだ雨露受部(22a)が設けられると共に底蓋(22)の両側には、収納ケース(2)の端面(21b)に掛止するための掛止片(22b)が立設されている。また前記収納ケース(2)は合成樹脂や金属によって形成するのが好ましいが、他の材質で形成しても良い。
(3)は覆い材(1)を収納ケース(2)に自動的に引き戻して収納するための巻取り手段であり、該巻取り手段(3)は収納ケース(2)に内設されると共に前記覆い材(1)を巻回するための回転自在な円錐筒体(31)と、前記収納ケース(2)の両端面(21b)の内側に固着した軸支え(33)によって両端部が支えられた固定軸(32)と、前記円錐筒体(31)の内部に装着させると共に前記円錐筒体(31)を回転させ且つ覆い材(1)が巻取られて自動的に引き戻されるためのゼンマイバネ(34)とから成されている。尚、前記巻取り手段(3)の構造は上記のものに限定されるものではない。又、前記覆い材(1)が引き出される際、図示しないストッパー機能を設け、前記覆い材(1)を引き出す途中で止まるようにすると共にそれを少し引張ることにより、ストッパー機能が解除される巻尺に有した機能を付加したものとしても良い。(4)は覆い材(1)の先端に取付けると共にドア(6)の上辺又は上部に取付けるための固定部材であり、該固定部材(4)としては、図5に示す(a)のように断面形状L字状の合成樹脂製の掛具、或いは(b)のように断面形状L字状の先端側にドア(6)のガラスの上辺に挿入して嵌合させるための嵌合部が設けられたものとしても良く、更に(c)に示すように吸盤を用いても良い。尚、前記固定部材(4)はドア(6)の上端部に取付け出来るものであれば、上記以外のものでも良い。
図4は本考案の別実施形態を示す図であり、これに基づいて説明する。 (1)は図8のように外側へ開放したドア(6)と車体(7)との間の上部を覆う略扇子状の覆い材であり、該覆い材(1)は多数枚の板材から成されていると共に後述する収納ケース(2)に、覆い材(1)の基部が軸支されている。この覆い材(1)の材質としては、合成樹脂,ゴム,軽金属などを用いると良いが、これに限定されるものではない。(2)は覆い材(1)を折畳み自在に収納すると共にドア部分の車内上部に取付ける収納ケースであり、該収納ケース(2)は、覆い材(1)が折畳まれて収納するための広さを有すると共にドア(6)が開く方向に開口され、且つ覆い材(1)の一端が図示しない軸によって軸支されると共に細長い箱形に形成されている。また前記収納ケース(2)の底面(2a)の中央に凹んだ雨露受部(2b)を設けている。前記収納ケース(2)の材質としては、合成樹脂や金属によって形成するのが好ましいが、他の材質で形成しても良い。(4)は覆い材(1)の先端部に取付けると共にドア(6)の上辺又は上部に取付けるための固定部材であり、該固定部材(4)としては断面形状L字状の掛具や吸盤などを用いると良く、また前記実施形態と同一の形状のものを用いると良い。(5)は雨露受部(2b)と連通させて溜まった雨露を外部へ排出するために取付けた折曲自在な排水管である。尚、前記実施形態の巻取り手段(3)は不要である。
次に本考案の取付方法について説明する。先ず始めに収納ケース(2)をドア部分の車内上部(天井パネル)にネジや固定具などによって取付ける。この時、図示しない取付部を天井パネルに当接させると共にネジなどで収納ケース(2)を天井パネルに固定させる。尚、前記収納ケース(2)が車内上部に固定できるように、予め車内に図示しない固定金具を固定させておき、その固定金具によって収納ケース(2)が固定できるものとしても良い。特に図4に示す収納ケース(2)の場合には、予め覆い材(1)を一旦外側に出し、その空洞部分を利用し、収納ケース(2)の上面がネジなどの取付部材を用いて天井パネルに固定されるようにすると良い。本考案は原則として固定するのが好ましいが、面ファスナーや緊締部材を使用して着脱自在としても良い。又、図4に示す本考案品は図8に示すように後席用として利用するのが好ましい。
図7に基づいて本考案の使用方法について説明する。予め図6に示すように本考案品を車内に設置させておき、雨天時の使い方について説明する。先ず降車する場合は、ドア(6)を少し開け、手で固定部材(4)を掴み、それを外側に引張ると、固定部材(4)が覆い材(1)に固定されているので、シート状に巻回された覆い材(1)も引き出される。その後、図5に示すように固定部材(4)をドア(6)のガラスの上辺又は上部にセットして覆い材(1)の先端が取付けられる[図7(a)参照]。次に覆い材(1)の下に於いて、手でドア(6)を押し開いて人が降りられる程度の広さを確保する[図7(b)参照]。この時、覆い材(1)はドア(6)が開かれる動作に伴って引き出されるのである。また前記巻取り手段(3)に於いて、巻回されていた覆い材(1)は、円錐筒体(31)が回転されながら引き出されると共に、ゼンマイバネ(34)が収縮されて弾性力を蓄積した状態となる。
その後、傘を車内から出して開き、それから身を乗り出す。この時、車内から身を出しても、ドア(6)と車体(7)との間の上部が覆い材(1)で覆われているので、濡れることなく降車できるのである。降車後、ドア(6)を閉めると、ゼンマイバネ(34)によって円錐筒体(31)が自然に逆回転されて元の状態に戻る。この時、覆い材(1)は円錐筒体(31)の逆回転に伴って巻回されるため、ドア(6)が閉められる動作に伴って覆い材(1)も自動的に引き戻されて収納ケース(2)に収納するのである。そして固定部材(4)をドア(6)から外すと共にドア(6)を完全に閉めれば良い。尚、前記覆い材(1)はドア(6)と車体(7)との間の三角形状の上部全体を覆うことはしないが、図7に示すように帯状であっても防雨には充分である。
一方、乗車する場合について説明する。先ずドア(6)を開け、人が降りられる程度の広さを確保する。次に手で固定部材(4)を掴み出し、それを引張ってドア(6)のガラスの上辺又は上部にセットして覆い材(1)の先端を取付ける。この間は、傘を差して行うため濡れる恐れはない。このようにドア(6)と車体(7)との間の上部が覆い材(1)で覆われているので、傘を閉じ、車内に乗り込む。そして乗車後、ドア(6)を閉めれば、ゼンマイバネ(34)によって円錐筒体(31)が自動的に逆回転されて元の状態に戻るのである。この時は、降車時と同様に、覆い材(1)は円錐筒体(31)の逆回転に伴って巻回されるので、ドア(6)が閉められる動作に伴って覆い材(1)も自動的に引き戻されて収納ケース(2)に収納するのである。ドア(6)が車体(7)に接近した後、固定部材(4)をドア(6)から外すと共にドア(6)を完全に閉めれば、雨に濡れることなく乗車が完了できるのである。尚、この場合、固定部材(4)を外さなくてもドア(6)が完全に閉められる時には、ドア(6)から一々外さずにそのまま取付けたままとしても良い。又、前記覆い材(1)に付着した雨露は、収納ケース(2)の下部に設けた雨露受部(22a)に溜まるのである。ある程度溜まった時点、或いは定期的に底蓋(22)の両側の掛止片(22b)を外し、収納ケース(2)から底蓋(22)を外して、雨露受部(22a)に溜まった雨露を外部に捨て、収納ケース(2)の下部に底蓋(22)を再配置すると共にその両側の掛止片(22b)を収納ケース(2)に掛止すれば、雨露の排水は完了する。
図4に示す略扇子状に展開される本考案の使用方法について説明する。予め図6に示すように本考案品を車内に設置させておく。雨天時は、先ず降車する場合は、ドア(6)を少し開け、手で固定部材(4)を掴み、それを外側に引張ると、固定部材(4)が覆い材(1)に固定されているので、折畳まれた覆い材(1)も引き出される。その後、図5に示すように固定部材(4)をドア(6)のガラスの上辺又は上部にセットして覆い材(1)の先端が取付けられる。次に覆い材(1)の下に於いて、手でドア(6)を押し開いて人が降りられる程度の広さを確保する(図8参照)。この時、覆い材(1)はドア(6)が開かれる動作に伴って展開されるのであるが、始めから手でドア(6)を押し開いて人が降りられる程度の広さを確保した後、固定部材(4)をドア(6)のガラスの上辺又は上部にセットして覆い材(1)を取付けても良い。その後、傘を車内から出して開き、それから身を乗り出せば良い。降車後、ドア(6)を閉めると共に覆い材(1)が手で折畳まれて収納ケース(2)に収納するのである。この時、始めに固定部材(4)をドア(6)から外し、手で固定部材(4)を掴んで覆い材(1)が折畳まれながら収納ケース(2)に収納すると共に固定部材(4)を収納ケース(2)に当接させ、その後、ドア(6)を完全に閉めても良い。この動作は傘を差した状態で行われるので、ドア(6)を車体(7)に接近した後、固定部材(4)をドア(6)から外して収納ケース(2)に当接させても、固定部材(4)をドア(6)が閉められる前に予め収納ケース(2)に当接させても、どちらでも良い。
一方、乗車する場合について説明する。先ずドア(6)を開け、人が降りられる程度の広さを確保し、次に手で固定部材(4)を掴み出し、それを引張ってドア(6)のガラスの上辺又は上部にセットして覆い材(1)の先端を取付ける。このようにドア(6)と車体(7)との間の上部が覆い材(1)で覆われた状態で、傘を閉じ、車内に乗り込む。乗車後、ドア(6)が車体(7)に接近した後、固定部材(4)をドア(6)から外して収納ケース(2)に当接させ、ドア(6)を完全に閉めると良い。尚、前記固定部材(4)として、図5(a)に断面形状L字状の合成樹脂製の掛具を用いた場合には、ドア(6)を閉めて固定部材(4)は戻らずそのままの状態となるので、ドア(6)を車体(7)に接近させてから、手で固定部材(4)を掴んで覆い材(1)が折畳まれながら収納ケース(2)に収納すると共に固定部材(4)を収納ケース(2)に当接させ、その後、ドア(6)を完全に閉める。尚、前記固定部材(4)として吸盤を用いた場合は、ドア(6)のガラスの上部に吸着させたまま使用し続けても良い。この時の覆い材(1)に付着した雨露は、収納ケース(2)の下部に設けた雨露受部(2)に溜まる。ある程度溜まった時点、或いは定期的に排水管(5)を外部に出して、雨露受部(2b)に溜まった雨露を外部に排出させ、その後、排水管(5)を元の場所に戻しておけば、雨露は簡単に外部へ排出されるものとなる。
このように本考案は、ドア(6)の上辺又は上部に固定部材(4)を取付けるだけで、ドア(6)と覆い材(1)が無理なく連動されるものとなり、構造が極めて簡単で且つ電気的な動作がなく、手で固定部材(4)を掴んで着脱する簡単な操作だけで良いため、維持管理が殆ど掛らず、故障も殆どないものとなる。しかも本考案はドア(6)の開閉支点側に沿って設置することにより、ドア(6)の大きさに合せた上部空間を全部覆うことは出来ないが、乗降時に防雨できる上部空間が確保できるものとなる。
本考案の実施形態の要部構造を示す断面図である。 図1のX−X断面図である。 本考案の斜視図である。 本考案の別実施形態を示す一部切欠いた斜視図である。 本実施形態の固定部材を示す説明図である。 本考案品が自動車に設置された状態を示す説明図である。 本実施形態の使用状態を示す説明図である。 別実施形態の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 覆い材
2 収納ケース
2a 底面
21 ケース本体
21a 取出口
21b 端面
22 底蓋
22a, 2b 雨露受部
22b 掛止片
3 巻取り手段
31 円錐筒体
32 固定軸
33 軸支え
34 ゼンマイバネ
4 固定部材
5 排水管
6 ドア
7 車体

Claims (6)

  1. 外側に開放したドア(6)と車体(7)との間の上部を覆うシート状の覆い材(1)と、該覆い材(1)を出し入れ自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケース(2)と、前記覆い材(1)を前記収納ケース(2)に自動的に引き戻して収納するための巻取り手段(3)と、前記覆い材(1)の先端に取付けると共にドア(6)の上辺又は上部に取付けるための固定部材(4)とから少なくとも構成したことを特徴とする自動車に於けるドア開閉時の防雨装置。
  2. 前記収納ケース(2)が、前記覆い材(1)が引き出されるための取出口(21a)を設けると共に下方を開口した箱形のケース本体(21)と、該ケース本体(21)の下部に取付けてその内部を閉塞させるための着脱可能な底蓋(22)とから成され、且つ前記底蓋(22)の中央に凹んだ雨露受部(22a)が設けられると共に前記底蓋(22)の両側には前記収納ケース(2)の端面(21b)に掛止するための掛止片(22b)が立設された請求項1記載の自動車に於けるドア開閉時の防雨装置。
  3. 前記巻取り手段(3)が、前記収納ケース(2)に内設されると共に前記覆い材(1)を巻回するための回転自在な円錐筒体(31)と、前記収納ケース(2)の両端面(21b)の内側に固着した軸支え(33)によって両端部が支えられた固定軸(32)と、前記円錐筒体(31)の内部に装着させると共に前記覆い材(1)を自動的に引き戻すためのゼンマイバネ(34)とから成された請求項1記載の自動車に於けるドア開閉時の防雨装置。
  4. 外側に開放したドア(6)と車体(7)との間の上部を覆う略扇子状の覆い材(1)と、該覆い材(1)を折畳み自在に収納すると共に車内上部に取付ける収納ケース(2)と、前記覆い材(1)の先端側に取付けると共にドア(6)の上辺又は上部に取付けるための固定部材(4)とから少なくとも構成したことを特徴とする自動車に於けるドア開閉時の防雨装置。
  5. 前記収納ケース(2)が、前記覆い材(1)が折畳まれて収納するための広さを有すると共にドア(6)が開く方向に開口され、且つ前記収納ケース(2)に前記覆い材(1)の一端を軸支する箱体であり、該収納ケース(2)の底面(2a)の中央に凹んだ雨露受部(2b)が設けられると共にその雨露受部(2b)と連通する排水管(5)が取付けられた請求項4記載の自動車に於けるドア開閉時の防雨装置。
  6. 前記固定部材(4)が断面形状L字状の掛具、或いは吸盤である請求項1又は4記載の自動車に於けるドア開閉時の防雨装置。
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