JP3129203U - 吊りベルト - Google Patents

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大二郎 中村
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Nakamura Hifuku KK
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【課題】 この考案は低コストで見栄えが良く、且つ、誰でも簡単に長さや交差部の位置調整が可能で、ズレ落ち防止可能な吊りベルトを開発・提供する事にある。
【解決手段】 背面側をX状に交差させ、且つ、前面側は交差させずに、両端部をそれぞれ固着して設けた左右一対のベルト本体と、ベルト本体の交差部の右側、又は、左側のどちらか一方に上下複数段式に固着して設けたズレ落ち防止用係止部から成り、且つ、該ベルト本体の前側係止部は、ベルト本体の一端に設けた係止穴とスカート、又は、ズボンの内側前面上部左右に設けた係止部材をそれぞれ係止して設け、且つ、ベルト本体の後側係止部は、ベルト本体の他端に設けた係止部材とスカート、又は、ズボンの内側背面上部左右に設けた係止用止輪部をそれぞれ係止して設け、且つ、使用時は使用者の体形に合わせて最適な位置に固着可能にしたものである。
【選択図】 図3

Description

この考案は、園児や児童等が使用するスカート、又は、ズボンに使用する吊りベルトに関するものである。
従来の園児や児童等が着用するスカート、又は、ズボンに使用する吊りベルトは、背面側の交差部に設けたズレ落ち防止用係止部は一箇所のみであった為、ベルトの取付位置が限定され、園児や児童等の体形相違に対応し難いという欠点があった。
又、吊りベルトの背面側取付部は糸で縫着されているものが大半で、ベルトの長さや位置調整は、ボタンの位置を変更するか、調整金具を使用して調整するしか方法が無かった。
そこで、何とかコストを賭けずに簡単で見栄えが良く、誰でも容易に長さや位置調整が可能で、ズレ落ち防止可能な吊りベルトの開発が要求されている。
これまでに出願されている、吊りベルトに関する特許文献を参考の為、紹介する。(特許文献1〜2参照。)
実用新案公開平5−711 登録実用新案第3087925号
そこで、上記課題を解決する為に、この考案は低コストで見栄えが良く、且つ、誰でも簡単に長さや交差部の位置調整が可能で、ズレ落ち防止可能な吊りベルトを開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、背面側をX状に交差させ、且つ、前面側は交差させずに、両端部をそれぞれ固着して設けた左右一対のベルト本体と、ベルト本体の交差部の右側、又は、左側のどちらか一方に上下複数段式に固着して設けたズレ落ち防止用係止部から成り、且つ、該ベルト本体の前側係止部は、ベルト本体の一端に設けた係止穴とスカート、又は、ズボンの内側前面上部左右に設けた係止部材をそれぞれ係止して設け、且つ、ベルト本体の後側係止部は、ベルト本体の他端に設けた係止部材とスカート、又は、ズボンの内側背面上部左右に設けた係止用止輪部をそれぞれ係止して設け、且つ、使用時は使用者の体形に合わせて最適な位置に固着可能にしたものである。
この考案の効果として、背面側をX状に交差させ、且つ、前面側は交差させずに、両端部をそれぞれ固着して設けた左右一対のベルト本体と、ベルト本体の交差部の右側、又は、左側のどちらか一方に上下複数段式に固着して設けたズレ落ち防止用係止部から成り、且つ、該ベルト本体の前側係止部は、ベルト本体の一端に設けた係止穴とスカート、又は、ズボンの内側前面上部左右に設けた係止部材をそれぞれ係止して設け、且つ、ベルト本体の後側係止部は、ベルト本体の他端に設けた係止部材とスカート、又は、ズボンの内側背面上部左右に設けた係止用止輪部をそれぞれ係止して設け、且つ、使用時は使用者の体形に合わせて最適な位置に固着可能にする事で、低コストで見栄えが良く、且つ、誰でも簡単に長さや交差部の位置調整が可能で、ズレ落ち防止可能である等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この考案の最良の形態として、吊りベルトの長さ、及び、背面交差部の係止部取付位置は、園児の体形寸法のバラツキ範囲を考慮した、調整可能な最適な長さや位置を設定する事が重要である。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図3に基づいて詳述すると、園児用スカート、又は、ズボンに設けられ、背面部で交差する吊りベルトにおいて、背面で交差するベルトの一方に、ズレ落ち防止用係止部(2a)(2b)を上下二段に設けた事を特徴とする吊りベルトから構成される。
次に、この考案の詳細について説明すると、本事例は園児服用スカートの吊りベルトを示し、図1・図2は吊りベルトの交差部に設けたズレ落ち防止用係止部(2a)の下段側を使用した時の一部欠截正面図と一部欠截背面図である。
図1に示す様に、左右一対のベルト本体(2)の背面側の交差部(X)には、上段と下段の二箇所のズレ落ち防止用係止部(2a)が縫着され、本図は下段側の係止部にベルトを通した場合を示し、背面交差部(X)の位置が低い為、吊りベルトの交差角度(α)が大きく成り、肩部の接点間隔(P)が広く成る。
又、吊りベルトの背面側はベルト本体の一端に縫着したボタン等の係止部材(2b)とスカート(1)の内側背面上部左右に縫着して設けた係止用止輪部(1a)を係止し、且つ、前面側はベルト本体(2)の一端に設けた係止穴(2c)とスカート(1)の内側前面上部左右に設けた係止部材(1b)をそれぞれ係止して設けている。
又、図3は吊りベルトの交差部に設けたズレ落ち防止用係止部(2a)の上段側を使用した時の正面図を示し、図1の吊りベルトの交差角度(α)に比較し、本図側は背面交差部(X)の位置が高い為、交差角度(α’)は小さく、且つ、肩部の接点間隔(P’)が狭く成り、ズレ落ち難く成る。又、身長が伸びた時等、ベルトの長さ調整は、ボタンの取付位置を変更する事により、ある程度は対応可能である。
そして、図4は従来型のスカート用吊りベルトの一例を示し、ベルトの背面交差部に設けたズレ落ち防止用係止部(2a’)は一箇所のみで、ベルトの背面側は、それぞれ糸で縫着して設けている。従って、ベルトの長さ調整は、ボタンの取付位置を変更する事である程度は可能であるが、ベルトの交差角度(α)は変更出来ないという欠点がある。
その他の事例として、吊りベルトの背面交差部に調整用金具を取り付けて、ズレ落ちを防止する物も付属品として別市販されているが、経済性・安全性、見栄え等、総合的に見て園児や児童向けとしては最適とはいえない。又、本考案はスカート、又は、ズボンに限らずエプロン等、他の衣服に使用しても構わない。
この考案の吊りベルトは、低コストで見栄えが良く、且つ、誰でも簡単に長さや交差部の位置調整が可能で、ズレ落ち防止可能である為、多くの衣料品関係市場に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
この考案の一実施例を示し、(A)はズレ落ち防止用係止部を下段側に設けた時の一部欠截正面図で、(B)は図1(A)のa部拡大詳細図である。 この考案の一実施例を示し、(A)はズレ落ち防止用係止部を下段側に設けた時の一部欠截背面図で、(B)は図2(A)のa部拡大詳細図である。 この考案の一実施例を示し、ズレ落ち防止用係止部を上段側に設けた時正面図である。 この考案の従来例を示し、一部欠截正面図である。
符号の説明
1 スカート、又は、ズボン
1’ スカート、又は、ズボン(従来型)
1a 係止用止輪部
1b 係止部材
2 ベルト本体
2’ ベルト本体(従来型)
2a ズレ落ち防止用係止部
2a’ ズレ落ち防止用係止部(従来型)
2b 係止部材
2c 係止穴
P 肩部の接点間隔
P’ 肩部の接点間隔
X 交差部
α 交差角度
α’ 交差角度

Claims (1)

  1. 園児や児童等が着用するスカート、又は、ズボンに設けられ、背面部で交差する吊りベルトにおいて、背面で交差するベルトの一方に、ズレ落ち防止用係止部(2a)(2b)を上下複数段に設けた事を特徴とする吊りベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019183332A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 株式会社Yom 落下防止具、落下防止方法、および吊り下げボトム

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