JP3129019U - 飲料カップ携帯ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】
薄い合成樹脂シート又は紙を素材として、裁断加工することにより飲料カップ用ホルダーを形成する。
【解決手段】
環状部10と傾斜つき持ち手部11が一体となった構造の飲料カップ用携帯ホルダーであって、薄い合成樹脂シート又は紙を筒状に成形した半製品を扁平に折って畳み、裁断機により不要箇所を裁断して成形する。持ち手部の14及び環状部は筒状素材の形状のまま残されて連続した構造となる。
飲料カップ5を環状部の開口部より装入すると、カップは直径が大きい上段部で支持され、傾斜つき持ち手部が環状部の上方にアーチ型の持ち手部となる
【選択図】 図4

Description

本考案は環状部と傾斜つき持ち手部が一体となった構造のホルダーに係り、該ホルダーの環状部に円錐台形の飲料カップを装入し携帯することが可能な飲料カップ携帯ホルダーに関する。
現在台湾で人気のある泡沫紅茶(台湾風シェイクティ)、タピオカ入りミルクティなどのファーストフード飲料に関して言えば、上部が広く下部が狭い円錐台形のプラスチックカップが多く使用されており、ラミネートフィルムを加熱加圧するヒートシール製法で容器の蓋を封じて提供し、購入者がストローを差して飲用することが一般的に行われている。従来、この飲料カップ用の手提げ袋として使用されているのは細長の袋状に形成された薄い合成樹脂(プラスチック)製の手提げ袋であり、二杯め、三杯めを収納する際にはさらに長い(深い)細長い手提げ袋を使用し、中にカップを重ねて収納する。
特開2005−15039号公報 特開平9−301447号公報
上記、従来の方法では飲料カップを収納する場合に、手提げ袋の収納部の大きさ(開口部の直径)はカップを入れやすくするために、飲料カップより大きくなければならないため、持ち運びの際に袋の中でカップが倒れやすいという問題が残る。また、細長いホルダーは材料をより多く使用するため、高コストになる。これらの問題に関しては中華民国実用新案公告第577436号、および第M248749号に解決方法が提出されており、新たな手提げ袋もすでに存在する。しかしながら使用効果は期待されるほどではなく、またコストも相対的に高い。
本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、環状部と傾斜つき持ち手部が一体となったコンパクトな構造を呈する飲料カップ携帯ホルダーを提供することにより、製造過程を簡略化し、量産化とコスト削減を達成することを主要な目的とする。
本考案は環状部と傾斜つき持ち手部が一体となった構造を呈する薄い合成樹脂シート(プラスチック)或いは紙を用いて筒状に成形した半製品を扁平状に折り合わせた上で、裁断機により成形し、上面の直径が下部よりも大きい円錐台形の飲料カップを帯状部の上端開口部より装入した際に、環状部がカップの直径が大きい上段部で自然と止まるように設計され、傾斜つき持ち手部が環状部の上端の開口部の縁から斜め上に向かって伸び、環状部を展開すると同時に環状部の上方に一つのアーチ型の持ち手部を形成することを特徴とする飲料カップ携帯ホルダーを提供する。
以上の説明のように、本考案の飲料カップ携帯ホルダーを提供することにより、製造過程を簡略化し、量産化とコスト削減の目的を達成する。
上述の目的及び効果を達成するため、本考案が採用した技術的手段及びその構造について、以下に説明図及び実施例を用いてその特徴と効果を詳細に説明する。
第1の実施例において、図1、2、3、4が示す本考案の飲料カップ携帯ホルダー1は環状部10、および傾斜つき持ち手部11からなる一体構造をなす。図2で示されるように、ホルダー1は薄い合成樹脂シート(プラスチック)、あるいは紙を用いて筒状に成形した半製品1aを裁断加工して成形する。筒状の半製品1aは、筒を半分に折り合わせた二層の扁平状態において、左右の両端で連結している。筒状半製品1aを裁断機で加工しホルダー1を製造する。これにより、図1の示すホルダー1は半分に折りたたまれた上下二層からなる扁平構造を呈して、両端の太線部12、13、14で重なった上下の二枚が連結している。すなわち、筒状半製品1aの左右両端の連結線で裁断されなかった箇所で連結している。その他の線分15、16、17、18は裁断加工箇所にあたり、連結していない。環状部10の連結線12、13で展開すると、図3に示すように適当な口径の環状の物体となる。その傾斜つき持ち手部11は、環状部10の開口部の縁から筒状半製品1aの一端の連結線に向かって、連結線分14を残して延長されている。該連結線分14は、環状部10の連結線分12と同じく、筒状半製品1aにおける同一連結線上にある。環状部10を図1のように折り畳んだ扁平状態から、図3のように展開した状態にし、傾斜つき持ち手部11を同時に展開すると、環状部10の上方に一つのアーチ型構造を形成する。
図3、4に示すように、使用時(カップを装入した状態)では、適当なサイズの円錐台形の飲料カップ5を環状部10の上端開口部から装入すると、環状部10はカップ5の直径が大きい上段部分51、または線分16、17上の水平箇所である16a、17aの部分でカップ5の開口部凸端52でしっかりと止まる。持ち手部11は、外向きに傾斜しているため、飲料カップ5を環状部10内に装入しやすく、また製造過程においては、筒状半製品1aを半分に折り合わせた際の両端の連結線14上に連結部14aをアーチ型の持ち手部11として残して裁断するため、アーチ型持ち手部11は再度ヒートシール加工をすることなく持ち手部を形成することができ、ホルダー1の製造過程の簡略化、量産化とコストの削減を可能にする。
第二の実施例において、図5、6に示すように、本考案の飲料カップ携帯ホルダー2は、ホルダー1と同様の構造であるが、該傾斜つき持ち手部11の幅と、環状部10との連結位置は固定しないものとする。これによりニーズにあった適切な調整が可能となる。
第三の実施例において、図7、8、9、10が示すように、本考案の飲料カップ携帯ホルダー3は環状部10と傾斜つき持ち手部11からなり、ホルダー1、2と同様の構造であるが、傾斜つき持ち手部上に切り込み19を設けることを特徴とする。
第四の実施例、図11、12は、ホルダー1の異なる成形例である。半分に折りたたんだ筒型半製品1aを裁断加工する際に、上下二つのホルダー1の各環状部10の間に傾斜つき持ち手部11をそれぞれ交互に平行に並べて成形する。平行に並べた傾斜つき持ち手部11の元来の裁断箇所16は、一度で裁断加工できる切断線21に相当し、一度の裁断で二つのホルダー1を成形することで、裁断加工過程の簡便化をはかり、また、材料の損失を抑えることができる。
第五の実施例、図13、14、15が示す2カップ用飲料カップ携帯ホルダー4は二つのホルダー1(図1、5)を組み合わせたもので、半分に折りたたまれた筒型半製品1aの裁断加工の応用である。二つのホルダー1を傾斜つき持ち手部11の上端で上下対称に並べ、元来の裁断箇所18を連結させて折り線22(図13、14)とし、2カップ用ホルダー4を形成する。図15が示すように使用時(カップを装入した状態)には、上下二つのホルダー1のそれぞれの環状部10が背中合わせに並立する状態になるように折り線22で折り合わせることにより、同時に二つのカップ5を装入することができ、折り線22または切り込み19(図10参照)を形成して持ち手にすることで、2カップ用飲料カップ携帯ホルダー4として機能する。
第六の実施例、図16、17、18の2カップ用携帯ホルダー6は、図7の二つのホルダー3を組み合わせたもので、機能は2カップ用飲料カップ携帯ホルダー4と同じである。
本考案に係る飲料カップ携帯ホルダーの一実施例において、たたんだ状態を示す正面図であ る。 図1の実施例における成形説明図である。 図1の実施例における展開後の形態を示す斜視図である。 図3の実施例において使用状態(カップを装入した状態)を示す斜視図である。 本考案に係る飲料カップ携帯ホルダーの第2の実施例において、使用前のたたんだ状態を示 す正面図である。 図5の実施例における成形説明図である。 本考案に係る飲料カップ携帯ホルダーの第3の実施例において、使用前のたたんだ状態を示 す正面図である。 図7の実施例における成形説明図である。 図7の実施例における展開後の形態を示す斜視図である。 図12実施例において、使用状態(カップを装入した状態)を示す斜視図である。 図1の実施例における異なる成形方法の説明図である。 図11の成形後、たたんだ状態を示す正面図である。 本考案に係る第五の実施例における2カップ用飲料カップ携帯ホルダーのたたんだ状態を 示す正面図である。 図13の実施例における成形説明図である。 図13の実施例において使用状態(カップを装入した状態)を示す斜視図である。 本考案に係る第六の実施例において2カップ用飲料カップ携帯ホルダーのたたんだ状態の 正面説明図である。 図16の実施例における成形説明図である。 図16の実施例において使用状態(カップを装入した状態)を示す斜視図である。
符号の説明
1、2、3、4、6飲料カップ携帯ホルダー
1a 半製品
5 飲料カップ
51 上段部
52 開口部凸端
10 環状部
11 傾斜つき持ち手部
12、13、14、15、16、17、18 線分
19 切り込み
20 溝切り込み
21 切断線
22 折り線

Claims (5)

  1. 薄い合成樹脂シート又は紙を筒状に成形した半製品を扁平に折畳んだ状態において裁断して形成する持ち手つき飲料カップ携帯ホルダーであって、
    折畳んだ素材に対して幅方向に横断する裁断線、
    及び該裁断線上方に間隔を置いて形成され、素材両端から中央に向かって横断する裁断線を中途より斜め上方に延長して少なくともその一方が素材の一方の端縁に達するように形成した裁断線によって裁断し、
    筒状構造により飲料カップを嵌合支持する環状部及びその上部に連続して形成された斜め筒状の持ち手部を設けたことを特徴とする飲料カップ携帯ホルダー
  2. 上記の斜め方向の裁断線の位置、間隔、及び角度により持ち手部の幅や傾斜角度を調整して形成したことを特徴とする請求項1に記載の飲料カップ携帯ホルダー。
  3. 前記の傾斜つき持ち手部に切り込みを設けたことを特徴とする請求項1に記載の飲料カップ携帯ホルダー。
  4. 上記の裁断線を180度回転し、相接して形成した裁断線により、
    隣り合う二つのホルダ−として形成されたことを特徴とする請求項1に記載の飲料カップ携帯ホルダー。
  5. 上記の裁断線を上下反転して相接して対称に形成することにより、二つのホルダーが持ち手部上端を連結して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の飲料カップ携帯ホルダー。
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