JP3128874B2 - 中間調画像符号化方法 - Google Patents

中間調画像符号化方法

Info

Publication number
JP3128874B2
JP3128874B2 JP03205359A JP20535991A JP3128874B2 JP 3128874 B2 JP3128874 B2 JP 3128874B2 JP 03205359 A JP03205359 A JP 03205359A JP 20535991 A JP20535991 A JP 20535991A JP 3128874 B2 JP3128874 B2 JP 3128874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
scanning direction
halftone image
matrix
main scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03205359A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0548899A (ja
Inventor
英樹 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP03205359A priority Critical patent/JP3128874B2/ja
Publication of JPH0548899A publication Critical patent/JPH0548899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3128874B2 publication Critical patent/JP3128874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等で
用いられる組織ディザマトリクス法(以下、単に「ディ
ザ法」という)を用いる中間調画像符号化方法に関し、
特に主走査方向のデータ連続性に加えて、副走査方向の
ライン相関性を高め得る中間調画像符号化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置等において、ハ
ーフトーンモードと呼ばれる、いわゆる、擬似中間調画
像モードの普及が著しい。また、その階調度も、16階
調から64階調または256階調等にレベルアップして
いる。この際、1ドットが白/黒の2値である装置にお
ける擬似中間調画像処理として多く用いられているの
が、上述のディザ法である。この方法で2値化された画
像データは、通常の2値データに比して白/黒の連続性
が低く、MH(Modified Huffman),MR(Modified
READ)等による従来の符号化方式では、充分な効果
が得られなかった。これに対しては、例えば、特開平2-
222371号公報に開示された技術が提案されている。この
技術は、主走査m×副走査nのマトリクスを、ある規則
性に基づいて、1×mnのマトリクスに並べ換えるとい
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、次の
如き問題を有するものである。すなわち、マトリクスを
一つの画素とみなした場合、その濃度パターンには主走
査・副走査ともに相関性がある筈であるが、上述の方法
では、それを主走査方向にしか生かすことができない。
また、符号化処理は、ライン単位の作業となるが、副走
査方向にマトリクスを展開しているため、1ライン分を
揃えるためには、マトリクスのサイズが大きくなるにつ
れて、参照ラインメモリが二次元的に大きく必要にな
る。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、
前述のMH,MR方式により、ディザ法による中間調画
像の高圧縮符号化を実現可能な中間調画像符号化方法を
提供することある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の中間調画像符号化方法では、(1)組織デ
ィザマトリクス法に基づいて2値化を行い、中間調画像
を得る中間調画像符号化方法において、前記組織ディザ
マトリクス法に用いるディザマトリクスパターンのスレ
ッシュ値順に、2値化したデータを主走査方向に配置
る際、元のディザマトリクス一つ毎に、ディザマトリク
スパターンのスレッシュ値順と、この逆順とを交互に配
し、このデータを符号化することを特徴とする。ま
た、(2)2値化したデータを主走査方向に配置する際
に、元のディザマトリクス一つ毎に、データの白/黒を
インバートして配置することを特徴とする。また、
(3)2値化したデータを主走査方向に配置した後、副
走査方向nライン目のデータを、n−1ライン目のデー
タとnライン目のデータの排他的論理和で決定すること
を特徴とする。また、(4)2値化したデータを主走査
方向に配置する際、ディザマトリクス単位で、主走査方
向n番目のマトリクスデータを、n−1番目のデータと
n番目のデータの排他的論理和で決定することを特徴と
る。
【0005】
【作用】本発明に係る中間調画像符号化方法において
は、ディザ画素の主・副走査両方向への相関性に注目
し、主走査方向にデータ連続性を高め、副走査方向にラ
イン相関性を高めることにより、従来の数倍程度の高圧
縮符号化を実現することができるものである。また、上
述の高圧縮符号化を応用して、送時間を短縮可能な高
効率のファクシミリ装置を実現することができるもので
ある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明を
ファクシミリ装置に適用した例を説明する。図9に、本
実施例に係るファクシミリ装置のシステム構成を示し
た。なお、本発明に直接関係のない部分については、こ
こでは省略している。図9中の1は画像を読み取る読取
部、2は後述する方式によりディザ処理を行うディザ処
理部、3は処理後のマトリクスを格納するマトリクスメ
モリ、4は後述するデータ変換部、5は同じく後述する
データ加工部を示している。まず、図1は、本発明の基
礎となる組織ディザマトリクスの一例を示すものであ
り、ここでは、4×4すなわち、16階調の例を示して
いる。なお、図の左→右が主走査方向、上→下が副走査
方向になる。図2は、多値レベルの画データの一例を示
すものである。また、図3は、図2に示した画データ
を、図1に示す組織ディザマトリクスを用いて2値化し
た結果を示すものである。ディザ処理部2では、副走査
方向に1マトリクス分(ここでは、4ライン分)の処理が
終了すると、そのデータは、マトリクスメモリ3に書き
込まれる。このマトリクスメモリ3は、B4サイズ:400
dpiの場合、主走査方向に4096(dot)、副走査方向に4ラ
イン分の4096×4=16384(bit)を必要とする。この中に4
096/4=1024個のマトリクスが主走査方向に並んでいる
ことになる。
【0007】次に、データ変換部4では、マトリクスメ
モリ3中のマトリクス単位に、ディザ処理部2で用いた
ディザマトリクスのスレッシュ値順にデータを読み出
し、1ライン分のデータに変換する。本実施例の4×4
マトリクスは16×1のデータに変換される。このため、
上記B4サイズの例では、1ラインのデータ長さは4096
×4=16384(bit)となる。すなわち、1ラインの長さは
4倍、ライン数は1/4となる。この様子を1マトリク
スについて示したのが、図4である。図4は、図3のデ
ータを並べかえたものである。上述の動作を繰り返すこ
とにより、新しいラインデータが作られていく。この状
況を、4つのマトリクスについて示したのが、図6であ
る。図6は、図5に示した4つのマトリクスが変換され
た結果を示している。図6から理解される如く、本実施
例に係るデータ変換によれば、走査方向の白/黒の連続
性、および、副走査方向のライン間の相関性が、元のデ
ータ(図5のデータを、主走査方向に更に拡大したもの)
より大幅に向上している。そして、この新しいラインデ
ータに対し、データ圧縮部6が、前述のMH,MR等に
よる符号化を行う。符号化データを再生する際には、図
9中のデータ伸長部9〜出力部13を用いて、上と逆の
作業を行えば良い。上記実施例によれば、主走査方向の
データの連続性が向上するとともに、副走査方向の相関
性が向上し、高圧縮符号化を実現することができる。
【0008】次に、図6に示したデータに対し、データ
加工部5を通し、図7に示す如く、主走査方向のマトリ
クス単位毎に、スレッシュ値順並べかえの向きを逆にす
る処理を行うことにより、白/黒の連続性が更に増加す
るのがわかる。また、図8に示す如く、データ加工部5
を通し、マトリクス単位毎に、図6に示したデータの
白/黒インバート処理を行っても、同様の結果が得られ
る。これらの方式は他にも考えられ、装置の構成、ある
いは、ファームウェアの制限等により、最適の方式を用
いれば良い。上記実施例によっても、前記実施例と同様
に、主走査方向のデータの連続性が向上するとともに、
副走査方向の相関性が向上し、高圧縮符号化を実現する
ことができるという効果が得られる。
【0009】次に、図10および図11により、本発明
の他の実施例を説明する。まず、図10に示す実施例を
説明する。本実施例では、図6に示したデータについ
て、nライン目のデータをn−1ライン目のデータとn
ライン目のデータとの排他的論理和とする。すなわち、
前ラインと異なるデータ部分のみが黒になるわけであ
る。図11に示す実施例では、図6に示したデータにつ
いて、m0'n0'のマトリクスとm1'n0'のマトリクスと
の排他的論理和をとり、その結果をm1'n0'のマトリク
スデータとする。これをラインの最後まで行い、各ライ
ン毎に繰り返す。ここでは、前マトリクスと異なるデー
タ部分のみが黒になるわけである。上記実施例によれ
ば、副走査方向(図10),主走査方向(図11)に関する
マトリクス単位の相関性に基づく処理を行うことによ
り、前述のMH,MR,MMR等の符号化方式にマッチ
させ、圧縮率を向上させることができる。図10,図1
1いずれの例においても、排他的論理和をとるマトリク
スデータは、元のデータ(図6のレベル)であり、通常
は、最初のマトリクスデータが図6のレベルのものとな
り、以降のデータが排他的論理和されたものとなる。も
ちろん、最初のマトリクスデータも、更に基準となるマ
トリクスデータと排他的論理和されたものであっても良
いことは言うまでもない。なお、上記各実施例はいずれ
も本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに
限定されるべきものではないことは言うまでもない。
【0010】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、MH,MR等の各方式により、ディザ法による中
間調画像の高圧縮符号化を実現可能な中間調画像符号化
方法およびこれを用いたファクシミリ装置を実現できる
という顕著な効果を奏するものである。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】組織ディザマトリクスの一例を示す図である。
【図2】多値レベルの画データの一例を示す図である。
【図3】図2に示した画データを、図1に示す組織ディ
ザマトリクスを用いて2値化した結果を示す図である。
【図4】図3のデータを一次元的に並べかえた図であ
る。
【図5】図2に示したマトリクスを4つ並べた状況を示
す図である。
【図6】図5に示した4つのマトリクスを変換した結果
を示す図である。
【図7】図6に示したデータに対し、主走査方向のマト
リクス単位毎に、スレッシュ値順並べかえの向きを逆に
する処理を行った結果を示す図である。
【図8】図6に示したデータの 白/黒インバート処理を
行った結果を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のシ
ステム構成を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例を示すデータ処理結果を
示す図である。
【図11】本発明の他の実施例を示すデータ処理結果を
示す図である。
【符号の説明】
1:読取部、2:ディザ処理部、3:マトリクスメモ
リ、4:データ変換部、5:データ加工部、6:データ
圧縮部、7:記憶部、8:モデム、9:データ伸長部、
10:データ復元部、11:データ再変換部、12:マ
トリクスメモリ、13:出力部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組織ディザマトリクス法に基づいて2値
    化を行い、中間調画像を得る中間調画像符号化方法にお
    いて、前記組織ディザマトリクス法に用いるディザマト
    リクスパターンのスレッシュ値順に、2値化したデータ
    を主走査方向に配置する際に、元のディザマトリクス一
    つ毎に、前記ディザマトリクスパターンのスレッシュ値
    順とこの逆順とを交互に配置し、このデータを符号化す
    ることを特徴とする中間調画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記2値化したデータを主走査方向に配
    置する際に、元のディザマトリクス一つ毎に、データの
    白/黒をインバートして配置することを特徴とする請求
    項1記載の中間調画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記2値化したデータを主走査方向に配
    した後副走査方向nライン目のデータを、n−1ラ
    イン目のデータとnライン目のデータの排他的論理和で
    決定することを特徴とする請求項1、もしくは、請求項
    2のいずれかに記載の中間調画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記2値化したデータを主走査方向に配
    する際ディザマトリクス単位で、主走査方向n
    マトリクスデータを、n−1目のデータとn目の
    データの排他的論理和で決定することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の中間調画像符号化方法。
JP03205359A 1991-08-16 1991-08-16 中間調画像符号化方法 Expired - Fee Related JP3128874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03205359A JP3128874B2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 中間調画像符号化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03205359A JP3128874B2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 中間調画像符号化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0548899A JPH0548899A (ja) 1993-02-26
JP3128874B2 true JP3128874B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=16505559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03205359A Expired - Fee Related JP3128874B2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 中間調画像符号化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3128874B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0548899A (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5271072A (en) Image reduction of binary images using filtering processing
JP3387738B2 (ja) 画像パターン変換装置
JPH07264417A (ja) 画像符号化方法
JP3128874B2 (ja) 中間調画像符号化方法
JPH0789618B2 (ja) 画像符号化方法
JP3459704B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP3459723B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JPS63123271A (ja) 画像処理方式
JP2569568B2 (ja) ファクシミリ装置の擬似中間調画像2次元データ予測演算装置
JPS61247165A (ja) デイザ画像符号化方法
JP2925043B2 (ja) データ伸長装置
JPH05183755A (ja) データ圧縮装置及びデータ伸張装置
JP3776528B2 (ja) ラスタデータの圧縮方法
JP3274566B2 (ja) 画像符号化装置
JP3151225B2 (ja) 画像形成装置
JP2569569B2 (ja) ファクシミリのディザ手法擬似中間調における高能率符号化前処理装置
JPH0232675A (ja) ファクシミリ装置における疑似中間調データの伝送処理方法
JP2800252B2 (ja) データ圧縮法
JPH09135357A (ja) カラー画像信号の復号化装置
JPH06261213A (ja) 画像情報処理装置
JPS6325749B2 (ja)
JPH0144067B2 (ja)
JPH10336456A (ja) Mh符号方式による画像符号装置
JPS6295072A (ja) 画像デ−タの伝送装置
JPS6325748B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees