JP3128179U - 菓子類用容器 - Google Patents

Abstract

【課題】外観上の体裁が良く、興趣に富み、ゴミとして廃棄されることなく、装飾物として、或いは、幼児のおもちゃ等として利用でき、異なった雰囲気の菓子類用容器を簡単に組立てでき、同種商品を並べた状態の中でも目立ち、販売促進にも役立ち、構成簡素で、量産に適し、低廉で、経済的な菓子類用容器を提供する。
【解決手段】容器本体Ａと、容器本体Ａの上部開口を開閉自在な蓋体Ｂとからなり、容器本体Ａは、周壁部１と、底壁部２と、周壁部１の後がわ上部に配するヒンジ部１０とを備え、蓋体Ｂは、容器本体Ａの上部開口を施蓋可能な基板２０と、基板２０の上部に装着する外殻体２１と、外殻体２１の後がわ下部に配すると共に、前記容器本体Ａのヒンジ部１０に着脱可能に装着するヒンジ部２５とを備え、前記外殻体２１を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成する。
【選択図】図２

Description

本考案は、例えば、ガム、チョコレート、キャンディー、ラムネ菓子、その他の適宜菓子類を収納しておける菓子類用容器に係り、外観上の体裁が良く、興趣に富み、幼児等がより楽しめるように工夫した菓子類用容器に関するものである。

従来、この種の菓子類用容器としては、例えば、特許文献１に示すようなガム容器が提案されており、これは、本体と、この本体の上部開口を施蓋する蓋体とからなるもので、しかも、図示例にあっては、円筒容器状に形成されたものである。

特開２００６−８９０５４

ところで、前述のようなガム容器にあっては、単なる円筒容器状であるため、外観上の体裁が良いとは言い難いと共に、興趣に乏しいものとなっていた。そのため、ガムが無くなったときには、容器自体をゴミとして廃棄することが多かった。
また、販売店等に於いて、特に目立つこともなく同種商品と共に並べられている状態となっている。
そこで、本考案は、外観上の体裁が良くて、興趣に富むような菓子類用容器を提案することにより、菓子類が無くなっても、容器自体を装飾物として、或いは、幼児のおもちゃ等として利用することができ、加えて、販売店等に於いて目立つようになり、ひいては、その販売促進にも役立ち、しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、経済的となるような菓子類用容器を提供すべく案出されたものである。

しかして、前述の如き課題を達成すべく、請求項１記載の菓子類用容器にあっては、ガム、チョコレート、キャンディー、ラムネ菓子、その他の適宜菓子類を収納しておける菓子類用容器であって、容器本体Ａと、この容器本体Ａの上部開口を開閉自在な蓋体Ｂとからなり、容器本体Ａは、周壁部１と、底壁部２と、周壁部１の後がわ上部に配されるヒンジ部１０とを備え、蓋体Ｂは、容器本体Ａの上部開口を施蓋可能な基板２０と、この基板２０の上部に装着される外殻体２１と、この外殻体２１の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａのヒンジ部１０に着脱可能に装着されるヒンジ部２５とを備え、前記外殻体２１を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成する手段を採用した。

また、請求項２記載の菓子類用容器にあっては、ガム、チョコレート、キャンディー、ラムネ菓子、その他の適宜菓子類を収納しておける菓子類用容器であって、容器本体Ａと、この容器本体Ａの上部開口を開閉自在な蓋体Ｂとからなり、容器本体Ａは、周壁部１と、この周壁部１の底部に設けられる底壁部２と、周壁部１内を前後に仕切る仕切板３と、周壁部１の後がわ上部に配されるヒンジ部１０と、周壁部１の前がわ上部に配される係止部６とを備え、蓋体Ｂは、容器本体Ａの上部開口を施蓋可能な基板２０と、この基板２０の上部に装着される外殻体２１と、この外殻体２１の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａのヒンジ部１０に着脱可能に装着されるヒンジ部２５と、外殻体２１の前がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａの係止部６に係脱自在に係止される係止部２２とを備え、前記外殻体２１を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成する手段を採用した。

従って、請求項１の菓子類用容器によれば、外殻体２１を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成したので、外観上の体裁が良くて、興趣に富む菓子類用容器となる。そのため、菓子類が無くなっても、ゴミとして廃棄されることなく、菓子類用容器自体を装飾物として、或いは、幼児のおもちゃ等として利用できるようになる。
加えて、販売店等に於いて、同種商品が並べられた状態の中でも目立つようになり、ひいては、その販売促進にも役立つようになる。
しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、経済的な菓子類用容器となる。

特に、蓋体Ｂは、容器本体Ａの上部開口を施蓋可能な基板２０と、この基板２０の上部に装着される外殻体２１と、この外殻体２１の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａのヒンジ部１０に着脱可能に装着されるヒンジ部２５とを備えているので、外殻体２１の形態が異なる蓋体Ｂを形成することにより、異なった雰囲気の菓子類用容器を簡単に組立てられるようになる。しかも、蓋体Ｂの互換装着作業も簡単に行えるようになる。

また、請求項２の菓子類用容器によれば、外殻体２１を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成したので、外観上の体裁が良くて、興趣に富む菓子類用容器となる。そのため、菓子類が無くなっても、ゴミとして廃棄されることなく、菓子類用容器自体を装飾物として、或いは、幼児のおもちゃ等として利用できるようになる。
加えて、販売店等に於いて、同種商品が並べられた状態の中でも目立つようになり、ひいては、その販売促進にも役立つようになる。
しかも、構成が簡素で、量産に適し、低廉で、経済的な菓子類用容器となる。

特に、蓋体Ｂは、容器本体Ａの上部開口を施蓋可能な基板２０と、この基板２０の上部に装着される外殻体２１と、この外殻体２１の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａのヒンジ部１０に着脱可能に装着されるヒンジ部２５と、外殻体２１の前がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａの係止部６に係脱自在に係止される係止部２２とを備えているので、外殻体２１の形態の異なる蓋体Ｂを形成することにより、異なった雰囲気の菓子類用容器を簡単に組立てられるようになる。しかも、係止部２２が容器本体Ａの係止部６に係脱自在に係止されるので、蓋体Ｂによる容器本体Ａの施蓋状態を確実に且つ簡単に維持できるようになる。

以下、本考案を説明すると、次の通りである。
本考案は、ガム、チョコレート、キャンディー、ラムネ菓子、その他の適宜菓子類を収納しておける菓子類用容器で、具体的には、容器本体Ａと、この容器本体Ａの上部開口を開閉自在な蓋体Ｂとからなる。
そして、容器本体Ａは、周壁部１と、この周壁部１の底部に設けられる底壁部２と、周壁部１内を前後に仕切る仕切板３と、周壁部１の後がわ上部に配されるヒンジ部１０と、周壁部１の前がわ上部に配される係止部６とを備えている。
更に、蓋体Ｂは、容器本体Ａの上部開口を施蓋可能な基板２０と、この基板２０の上部に装着される外殻体２１と、この外殻体２１の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａのヒンジ部１０に着脱可能に装着されるヒンジ部２５と、外殻体２１の前がわ下部に配されると共に、前記容器本体Ａの係止部６に係脱自在に係止される係止部２２とを備えている。
それから、前記外殻体２１は、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成される。

前記容器本体Ａは、例えば、適宜合成樹脂材によって一体的に成形されていると共に、幼児等でも掴めるような大きさに形成されており、その外表面には、外殻体２１の形態に関連するような表示等が施されたラベルやシール等が貼着されている。

前記周壁部１は、例えば、円筒状に形成されている。尚、周壁部１は、角筒状、多角筒状、或いは、その他の適宜形状に形成することができるものである。

前記底壁部２は、例えば、周壁部１の底部を閉鎖するように周壁部１に一体的に設けられている。尚、底壁部２は、菓子類用容器を安定性良く置くことができるように形成されている。

前記仕切板３は、例えば、矩形板状を呈し、周壁部１内を前後方向で仕切るように配されている。しかも、仕切板３は、周壁部１や底壁部２に一体的に連設されていると共に、後寄りに配されており、容器本体Ａ内を、比較的大きな前方の第１収容部４と比較的小さな後方の第２収容部５とに区画できるように形成されている。
そして、第１収容部４には、菓子類が収容され、第２収容部５には、乾燥剤１５やガム等を包む包紙１６等が収容できるように構成されている。

前記係止部６は、例えば、周壁部１の前がわ上部に配されると共に、蓋体Ｂの係止部２２が綺麗に収まるように僅かに窪んだ状態に形成されている。

前記ヒンジ部１０は、例えば、周壁部１の後がわ上部に適宜間隔を隔てて平行に配される一対の側板１１と、これら一対の側板１１の後部間を結ぶように架設される補強兼用のストッパー１３と、一対の側板１１の内側面に夫々突設される軸突起１２とを備えた構成となっている。

前記蓋体Ｂは、例えば、適宜合成樹脂材によって成形されており、容器本体Ａとの組合せに於いて全体的に合致するように形成されている。すなわち、容器本体Ａが胴部形状に形成されていれば、蓋体Ｂは頭部形状となるように形成されている。

前記基板２０は、例えば、略円板状を呈し、周壁部１の上部開口部分に合致すると共に、これを確実に閉塞できるように形成されている。尚、基板２０は、周壁部１の形状に応じて、角状、多角状、或いは、その他の適宜形状に形成することができる。

前記外殻体２１は、例えば、適宜キャラクターの頭部形状を呈し、基板２０の上部に固定できるように形成されている。そして、その外表面には、例えば、眼や鼻等が表現されるようになっている。

前記係止部２２は、外殻体２１の前がわ下部に下方に向って突出するように配されると共に、容器本体Ａの係止部６に係脱自在に係止できるように形成されており、容器本体Ａの蓋体Ｂによる施蓋状態をある程度維持できると共に、所定の力が加えられたときに容器本体Ａの蓋体Ｂによる施蓋状態をスムーズに解除できるように構成されている。

前記ヒンジ部２５は、例えば、外殻体２１の後がわ下部に後方に向って突設して構成されており、その左右側面部分には、容器本体Ａのヒンジ部１０の軸突起１２が挿入される軸孔２６が設けられている。すなわち、ヒンジ部２５は、一対の側板１１間に配されると共に、左右軸孔２６に軸突起１２が夫々挿入されることによって、蓋体Ｂが上下方向に揺動自在となるように形成されている。しかも、ヒンジ部２５は、蓋体Ｂが起立状態となった時にストッパー１３に当接して、蓋体Ｂが後方に向ってそれ以上揺動しないように形成されている。

尚、本考案の菓子類用容器の第１収容部４に収納される菓子類は、例えば、粒状のガムや、粒状のチョコレートや、粒状のキャンディーや、糖衣で覆われた粒状のラムネ菓子や、その他、適宜ものを使用することができる。

ところで、菓子類用容器の具体的構成、形状、寸法、材質、容器本体Ａの具体的構成、形状、寸法、材質、蓋体Ｂの具体的構成、形状、寸法、材質、周壁部１の具体的構成、形状、寸法、材質、底壁部２の具体的構成、形状、寸法、材質、仕切板３の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、第１収容部４の具体的構成、形状、寸法、配設位置、第２収容部５の具体的構成、形状、寸法、配設位置、係止部６の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、ヒンジ部１０の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、側板１１の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、軸突起１２の具体的構成、形状、寸法、配設位置、ストッパー１３の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、乾燥剤１５の具体的構成、形状、寸法、材質、包紙１６の具体的構成、形状、寸法、材質、基板２０の具体的構成、形状、寸法、材質、外殻体２１の具体的構成、形状、寸法、材質、ヒンジ部２５の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、軸孔２６の具体的構成、形状、寸法、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。

本考案を例示する分解斜視図である。 本考案を例示する一部切欠側面図である。 本考案を例示する斜視図である。

符号の説明

Ａ 容器本体
Ｂ 蓋体
１ 周壁部
２ 底壁部
３ 仕切板
４ 第１収容部
５ 第２収容部
６ 係止部
１０ ヒンジ部
１１ 側板
１２ 軸突起
１３ ストッパー
１５ 乾燥剤
１６ 包紙
２０ 基板
２１ 外殻体
２２ 係止部
２５ ヒンジ部
２６ 軸孔

Claims (2)

1. ガム、チョコレート、キャンディー、ラムネ菓子、その他の適宜菓子類を収納しておける菓子類用容器であって、容器本体と、この容器本体の上部開口を開閉自在な蓋体とからなり、容器本体は、周壁部と、底壁部と、周壁部の後がわ上部に配されるヒンジ部とを備え、蓋体は、容器本体の上部開口を施蓋可能な基板と、この基板の上部に装着される外殻体と、この外殻体の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体のヒンジ部に着脱可能に装着されるヒンジ部とを備え、前記外殻体を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成したことを特徴とする菓子類用容器。
2. ガム、チョコレート、キャンディー、ラムネ菓子、その他の適宜菓子類を収納しておける菓子類用容器であって、容器本体と、この容器本体の上部開口を開閉自在な蓋体とからなり、容器本体は、周壁部と、この周壁部の底部に設けられる底壁部と、周壁部内を前後に仕切る仕切板と、周壁部の後がわ上部に配されるヒンジ部と、周壁部の前がわ上部に配される係止部とを備え、蓋体は、容器本体の上部開口を施蓋可能な基板と、この基板の上部に装着される外殻体と、この外殻体の後がわ下部に配されると共に、前記容器本体のヒンジ部に着脱可能に装着されるヒンジ部と、外殻体の前がわ下部に配されると共に、前記容器本体の係止部に係脱自在に係止される係止部とを備え、前記外殻体を、適宜キャラクターの形態を立体的に模した形状に形成したことを特徴とする菓子類用容器。

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