JP3127727B2 - インクリボン用カセット - Google Patents

インクリボン用カセット

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JP3127727B2
JP3127727B2 JP06203821A JP20382194A JP3127727B2 JP 3127727 B2 JP3127727 B2 JP 3127727B2 JP 06203821 A JP06203821 A JP 06203821A JP 20382194 A JP20382194 A JP 20382194A JP 3127727 B2 JP3127727 B2 JP 3127727B2
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cassette
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support
rolls
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、感熱インクリボンを
装着して印字装置内の印字位置に配設するためのインク
リボン用カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 感熱転写型印字装置では、感熱ヘッド
により感熱インクリボン上のインクを溶融し、用紙側に
転写して印字を行うようになっている。感熱インクリボ
ンは供給ロール及び巻取りロール間に巻回されて、両ロ
ール間を走行するようになっている。両ロールはインク
リボン用カセットのハウジング内に装填されて、インク
リボン用カセットとともに装置本体内にセットされるよ
うになっている。図8に示すように、従来のインクリボ
ン用カセット40では供給ロール41及び巻取りロール
42の芯の両端に支持キャップ43a〜43cを嵌挿
し、垂直方向に切り込まれた取付溝45に同支持キャッ
プ43a〜43cを係合させて両ロール41,42を装
着するようになっている。支持キャップ43a〜43c
は取付溝45上方の開口部46から係合突起47を乗り
越えながら取付溝に装着されるようになっている。そし
て、この両ロール41,42がセットされた状態でイン
クリボン用カセット40を反転して装置本体にセットす
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、従来のイ
ンクリボン用カセット40では取付溝45が垂直方向に
切り込まれているために、反転すると支持キャップ43
a〜43cの荷重は取付溝45の係合突起47にかかる
こととなる。従って、同カセット40を装置本体へセッ
トする際にあまり乱暴に扱うと支持キャップ43a〜4
3cが係合突起47を乗り越えて取付溝45からはずれ
てしまい供給ロール41及び(又は)巻取りロール42
が脱落してしまうことがあった。特に、インクリボン用
カセット40が装置本体に接触したり、勢いよくインク
リボン用カセット40を反転したりした場合にはその反
動で支持キャップ43a〜43cが、より外れやすくな
る。
【0004】そのため、インクリボン用カセット40を
装置本体にセットする作業は落ち着いて丁寧に行わねば
ならない。しかし、感熱インクリボンを取り替える際
は、えてして印字の遂行途中であって急いでいることが
多く、多少ぞんざいに扱っても容易に供給ロール及び
(又は)巻取りロールが脱落しないインクリボン用カセ
ットが望まれていた。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
ある。その目的は、セットした供給ロール及び(又は)
巻取りロールがカセットを装置本体に装填する際に容易
に脱落しないインクリボン用カセットを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決する
ために、請求項1の発明では、感熱インクリボン用の一
対のロールをその両端部において支持部材を介してハウ
ジングの取付部に保持し、両ロール間を感熱インクリボ
ンが走行するインクリボン用カセットにおいて、上記取
付部を感熱インクリボンの走行方向とほぼ沿った方向に
開口するように形成するとともに、その取付部の開口部
に隣接してロールの支持部材を仮置きする載置部を形成
し、さらに取付部に連続して同取付部の拡開を許容する
拡開許容部を形成し、その拡開許容部により取付部を、
上下に撓んで拡開し、又復帰するような弾性構造とした
ことを要旨とする。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明のイ
ンクリボン用カセットにおいて、前記一対のロールをそ
の両端部において支持部材を介して保持するそれぞれの
取付部を、いずれも感熱インクリボンの走行方向とほぼ
沿った方向に開口するように形成したことを要旨とす
る。また、請求項3の発明では、請求項1又は請求項
の発明のインクリボン用カセットにおいて、前記載置部
にロールの支持部材の転がりを防止する転がり防止部を
形成したことを要旨とする。
【0008】
【作用】 上記のように構成すると、請求項1及び請求
項2の発明では、取付部の開口部が感熱インクリボンの
走行方向とほぼ沿った方向に開口されているため、イン
クリボン用カセットを反転させても支持部材が開口部か
ら抜け落ちることがなく、ロールが脱落してしまうこと
が少なくなる。又、ロールをインクリボン用カセットに
セットする際に、一旦載置部にロールの支持部材を仮置
きすることができる。さらに、ロールを支持部材を介し
て取付部に取り付ける場合には、拡開許容部により取付
部の拡開が許容される。
【0009】求項3の発明では、請求項1又は請求項
2の発明の作用に加えて、転がり防止部により載置部に
仮置きしたロールの支持部材が載置部から転がり落ちる
のを防止する。
【0010】
【実施例】 以下、本発明のインクリボン用カセットケ
ースをファクシミリ装置に応用した実施例について図1
〜図7に基づいて説明する。図3に示すファクシミリ装
置1は給紙カセット2a,2bが2段に装着された機種
であり下段の給紙カセット2bが別体として装着可能と
なっている。装置本体3内には図示しない記録部及び図
示しない読取部が配設されている。また、記録部内には
インクリボン用カセット4が着脱可能に配設されてい
る。装置本体3の上部には上部カバー5が配設されてお
り、前記カセット4の着脱時に上方に回動して開放され
るようになっている。
【0011】次に装置本体3内に装填されたインクリボ
ン用カセット4について説明する。図1、図2及び図4
に示すように、同カセット4はハウジング7と同ハウジ
ング7内にセットされた供給ロールS1及び巻取りロー
ルS2とにより構成されている。両ロールS1,S2間
をインクリボンRが走行するインクリボン用カセット4
は、ハウジング7内に供給ロールS1及び巻取りロール
S2をセットする段階においては図1に示すように、ハ
ウジング7内面が上方を向くように置かれている。そし
て、同カセット4をファクシミリ装置1内に装填する際
にはインクリボン用カセット4を180度反転させ、上
部カバー5を開放した状態でその開放部から装置本体3
内に装填するようになっている。従って、図3に示すよ
うに装置本体3内においては同カセット4のハウジング
7内面は下方を向いている。尚、以下インクリボン用カ
セット4の説明においては図1における載置状態におい
て左方を左側として右方を右側とする。また、上方を上
側、下方を下側という。
【0012】ハウジング7は両ロールS1,S2が収納
される左右一対の本体フレーム8と同本体フレーム8の
両端間にあって両本体フレーム8を所定間隔を開けて連
結する支持フレーム9とにより構成されている。本体フ
レーム8の外表面には記録紙Pが通過する際に案内をす
る外方に膨らんだ曲面状の案内部11が形成されてい
る。同案内部11の外表面には一定間隔でリブ12が形
成され、記録紙Pの通過時の接触抵抗を軽減するように
なっている。図1、図2及び図4に示すように、左側の
案内部11の両端には供給ロールS1を保持するための
一対の供給ロール用保持板13が形成されている。右側
の案内部11の両端には巻取りロールS2を保持するた
めの一対の巻取りロール用保持板14が形成されてい
る。両保持板13,14は案内部11と一体的に成形さ
れた板体とされている。
【0013】図1及び図4に示すように、供給ロール用
保持板13及び巻取りロール用保持板14には同カセッ
ト4の中央方向に向かって、即ちインクリボンRの走行
方向に沿う方向に向かって開口する、図1の状態におい
て同カセット4の載置面Fに対して水平な取付溝15が
形成されている。各取付溝15の開口部16の上下には
係合突起17が突設されており、両ロールS1,S2の
両端の支持キャップ18,19を装着した際の抜け落ち
が防止されている。開口部16に連続して取付部たる略
円形形状の支持キャップ取付け穴20,21が取付溝1
5内に形成されている。図1上左側の支持キャップ取付
け穴20は右側の支持キャップ取付け穴21よりも小径
とされており、それぞれ異なる径の支持キャップ18,
19が嵌着されるようになっている。その結果、両ロー
ルS1,S2の取付け位置を左右取り違えることがない
ようになっている。
【0014】支持キャップ取付け穴20,21に連続し
て鍵穴状の拡開許容部22が形成されており、同拡開許
容部22を形成した結果、取付溝15は上下に撓んで拡
開し、又復帰するような弾性構造となっている。開口部
16の外方に隣接して支持キャップ18,19を仮置き
する載置部23が形成されている。載置部23は直線状
にかつ張出し状に延設されており、端部には転がり防止
部たる転がり防止突起24が上方に向かって突設されて
いる。
【0015】図1、図2及び図4に示すように、前記両
支持フレームは供給ロール用保持板13と巻取りロール
用保持板14との間に掛け渡し状に一体成形されてい
る。断面略アングル状の支持フレーム9は支持フレーム
本体25とひさし部26とより構成されている。支持フ
レーム本体25はその両端にて両保持板13,14と一
体とされている。支持フレーム本体25には2か所に案
内凹部27が凹設されており、インクリボン用カセット
4を装置本体3内にセットする際の案内をするようにな
っている。ひさし部26にはスタンド部28が形成さ
れ、図1で示すように載置面Fに接してハウジング7を
安定よく支持するとともにカセット4を装置に装着・取
り出しする際のハンドリング把手としても機能するよう
になっている。一対の本体フレーム8及び一対の支持フ
レーム9とによりハウジング7中央には開放部29が形
成されることとなり、同開放部29内をマルチパスイン
クリボンRが走行するようになっている。マルチパスイ
ンクリボンRは図示しない感熱ヘッドとプラテンローラ
とにより挟持され、感熱ヘッドによりマルチパスインク
リボンRのインクが溶融されて、記録紙上に画情報が印
字されるようになっている。
【0016】次にハウジング7に装着された供給ロール
S1及び巻取りロールS2について説明する。図1、図
2及び図4に示すように供給ロールS1は両供給ロール
用保持板13間に支持キャップ18によって懸架状態に
支持されるようになっている。また、巻取りロールS2
は両巻取りロール用保持板14間に支持キャップ19に
よって懸架状態に支持されるようになっている。
【0017】供給ロールS1及び巻取りロールS2は紙
製又は合成樹脂製の円筒状芯管にインクリボンRが巻回
されてロール状に構成されている。供給ロールS1側芯
管の外表面にはマルチパスインクリボンRの基端側が固
着されている。マルチパスインクリボンRは長く伸びた
帯状のインクリボンシートであって、ベースフィルム上
に熱溶融性インクが塗布されて構成されている。マルチ
パスインクリボンRは供給ロールS1側芯管の外周に数
百ターン巻回されており、先端が巻取りロールS2側芯
管の外表面に固着されている。
【0018】供給ロールS1を支持する支持キャップ1
8は円筒状のキャップ本体18aと本体頭部に形成され
たギア部18b及び支持キャップ取付け穴20に嵌着さ
れる連結部18cとにより構成されている。同様に図1
上右側の巻取りロールS2を支持する支持キャップ19
は円筒状のキャップ本体19aと本体頭部に形成された
ギア部19b及び支持キャップ取付け穴21に嵌着され
る連結部19cとにより構成されている。
【0019】各支持キャップ18,19のキャップ本体
18a,19aの基部にはキー30が形成されており、
供給ロールS1及び巻取りロールS2に形成されたキー
溝31,32と係合するようになっており、両ロールS
1,S2と支持キャップ18,19との相対回転が防止
されている。
【0020】次に、本実施例のインクリボン用カセット
4の作用について説明する。まず両ロールS1,S2に
各支持キャップ18,19装着し、図1に示すように
内面を上方に向けた状態で水平面にハウジング7を設置
する。そして、供給ロール用保持板13に形成された載
置部2には供給ロールS1側の支持キャップ18を載
置し、巻取りロール用保持板14に形成された載置部2
には巻取りロールS2側の支持キャップ19を載置す
る。支持キャップ18,19は連結部18c,19cに
て載置部2上に支持されることとなり、この状態にお
いて両ロールS1,S2は載置部2上に仮置きされた
こととなる。
【0021】次いで、各支持キャップ18,19を取付
溝15の開口部16に横方向から転がしながら押しつけ
ていく。すると、各支持キャップ18,19の連結部1
8c,19cは開口部16の係合突起17を押圧するこ
ととなり、取付溝15は拡開許容部22の作用により拡
開が許容され、連結部18c,19cは支持キャップ取
付穴20,21に嵌挿される。連結部18c,19cが
支持キャップ取付穴20,21に嵌着されると同時に取
付溝15は拡開状態から再び原位置に復帰し、支持キャ
ップ18,19が取付溝15にセットされる。
【0022】そして、同カセット4を180度反転した
後、同カセット4を装置本体3内に上方から装填する。
符号33は上部カバー5のロックピンであり、カセット
4を装着したとき装着状態で右側の案内凹部27に嵌ま
り込むようになっている。図例のカセット4はマルチパ
ス用であり、左右反転しても装着できるよう案内凹部2
7が左右に形成されている。しかし、シングルパス用の
場合は装着間違いがないように右側にのみ案内凹部27
が形成され、もし左右装着間違いがあるときは、同ピン
33によりカセット4が正規の位置に収まらないように
されている。
【0023】次に、両ロールS1,S2を取り外す場合
には、装置本体3から同カセット4を取り出した後、反
転し、今とは逆に支持キャップ取付穴20,21に嵌着
された各支持キャップ18,19を取付溝15の開口部
16側に前記セット時とは逆方向から押しつけていく。
すると、各支持キャップ18,19の連結部18c,1
9cは開口部16の係合突起17を押圧し、取付溝15
は再び拡開される。そして連結部18c,19cは開口
部16より抜け出、再び載置部2上に仮置きされるこ
ととなる。
【0024】以上のように構成とすることで次のような
効果を奏する。 (1)インクリボン用カセット4の装置本体3への装填
方向に対して取付溝15は略水平に形成されており、各
支持キャップ18,19の連結部18c,19cはこの
取付溝15内の支持キャップ取付穴20,21に嵌着さ
れている。従って、同カセット4を反転したとしても連
結部18c,19cは支持キャップ取付穴20,21の
開口部16から脱落することがなくなり、同カセット4
を装置本体3へ装填する際に同カセット4が装置本体3
に接触したり、勢いよくインクリボン用カセットを反転
した場合でも支持キャップ18,19が外れてしまった
りすることがなくなる。
【0025】(2)開口部16に隣接して載置部23が
形成されており、両ロールS1,S2をセットする場合
に一旦仮置きできる。また、逆に支持キャップ18,1
9を支持キャップ取付穴20,21から取り出す場合に
は載置部23上に一旦転がし出すことができる。従っ
て、開口部16が横向きであっても両ロールS1,S2
のセットがし易くなり、セット時に取り落としたりする
間違いがなくなる。更に、仮置き状態から単に横方向に
転がして開口部16から押し込むだけで容易に支持キャ
ップ18,19の連結部18c,19cは支持キャップ
取付穴20,21に嵌着されるため、特に両ロールS
1,S2のセットにおいて熟練は不要である。
【0026】(3)載置部23の端部には転がり防止突
起が突設されており、載置部23上の支持キャップ1
8,19が載置部23上を転がってハウジング7内部に
落下してしまうおそれがない。
【0027】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることはなく、次の
ように変更して実施することも可能である。 (1)上記実施例では取付溝15は載置面Fに対して水
平に形成されていた。しかし、図5に示すように取付溝
15は載置面Fに対して必ずしも水平でなくともよく、
またその形状も随時変更可能である。とにかく開口部が
16が装置本体3内へのインクリボンRの走行方向にほ
ぼ沿って横方向に開口していれば、同カセット4を反転
しても支持キャップ18が支持キャップ取付穴20から
抜け落ちることがないからである。
【0028】(2)図6に示す実施例においては、載置
部23が斜状に形成されており、載置部23に載置され
た支持キャップ18の連結部18cは支持キャップ取付
穴20方向に転動し、図6上下側の係合突起17に当接
して止まるようになっている。すなわち、下側の係合突
起17は突起としての役割と共に転がり防止突起24と
しての役割を果たす。
【0029】(3)上記実施例では載置部23の端部に
は転がり防止突起24が形成されていた。しかし図7に
示すように、転がり防止部として載置部23を凹状に形
成して転がりを防止してもよい。このように凹状に形成
すれば、仮置き状態において支持キャップ18,19は
この凹状形状の底部にて安定し、載置部23上で転がら
ずに懸架された両ロールS1,S2が定位することとな
る。
【0030】(4)上記実施例ではハウジング21は左
右前後ほぼ対称形状であった。しかし、本体フレーム2
2は必ずしも対称形状である必要はない。また、支持キ
ャップ18,19は上記実施例では供給ロールS1及び
巻取りロールS2毎に異なる種類のものであった。しか
し、必ずしも4つとも同一形状である必要はない。
【0031】その他本発明は、ハウジング7にはマルチ
パスインクリボンR以外のシングルパスインクリボンを
セットすることも自由であり、ファクシミリ装置1の代
わりに複写機やプリンター等に応用することも可能であ
る等、その主旨を逸脱しない範囲において変更して実施
することは自由である。
【0032】また、以上の実施例によって把握されるそ
の他の技術的思想について、その効果とともに以下に記
載する。 (1)請求項の発明の構成に加え載置部に支持部材固
定手段を設けること。(例えば図6のように斜状に形成
したり、図7のように載置部を凹状に形成したりするこ
と)。このような構成とすれば、仮置き状態において支
持部材はこの支持部材固定手段により安定し、載置部上
で転がらず定位することとなる。
【0033】(2)請求項3の発明の構成の転がり防止
部(転がり防止突起24等)を支持部材固定手段と兼用
するとともに、載置部を斜状に形成すること(図6に示
す実施例の如き。)このような構成とすれば、ハウジン
グの構造がよりシンプルになる。
【0034】(3)請求項3の発明の構成に加え、取付
部の開口部よりも外側に載置部を形成すること(例えば
図1に示すような構造)。このような構成とすれば、載
置部は開口部の外にあるため載置部は上部が開放されて
おり、支持部材を上から載置部上に置くことができる。
そのため、ロールS1 ,S2の脱着時の信頼性が極め
てよい。
【0035】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1乃至3
の発明のインクリボン用カセットによれば、インクリボ
ン用カセットを反させた場合でも支持部材が外れてし
まったりすることがなくなる。また、開口部が横に形成
されていても両ロールのセットがし易くなり、セット時
に取り落としたりする間違いがなくなる。さらに、ロー
ルを支持部材を介して取付部に取り付ける場合には、拡
開許容部により取付部の拡開を許容することができる。
更に請求項3の発明によれば、載置部上の支持部材が載
置部上を転がってハウジング内に落下してしまうおそれ
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクリボン用カセットを説明する
正面図である。
【図2】 同じ実施例のインクリボン用カセットを説明
する分解斜視図である。図1に対して反転状態となって
いる。
【図3】 同じ実施例のインクリボン用カセットをファ
クシミリ装置に応用した実施例を示す一部破断側面図で
ある説明する斜視図である。
【図4】 同じ実施例のインクリボン用カセットにマル
チパスインクリボンを装着した状態を説明する正面図で
ある。
【図5】 他の実施例を説明する要部正面図である。
【図6】 他の実施例を説明する要部正面図である。
【図7】 他の実施例を説明する要部正面図である。
【図8】 従来例を説明する分解斜視図である。
【符号の説明】
4…インクリボン用カセット、7…ハウジング、16…
開口部、18…支持部材たる支持キャップ、19…支持
部材たる支持キャップ、20…取付部たる支持キャップ
取付け穴、21…取付部たる支持キャップ取付け穴、2
2…拡開許容部、23…載置部、24…転がり防止部た
る転がり防止突起、S1…供給ロール、S2…巻取りロ
ール、R…感熱インクリボンたるマルチパスインクリボ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 17/32 B41J 32/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱インクリボン用の一対のロールをそ
    の両端部において支持部材を介してハウジングの取付部
    に保持し、両ロール間を感熱インクリボンが走行するイ
    ンクリボン用カセットにおいて、上記取付部を感熱イン
    クリボンの走行方向とほぼ沿った方向に開口するように
    形成するとともに、その取付部の開口部に隣接してロー
    ルの支持部材を仮置きする載置部を形成し、さらに取付
    部に連続して同取付部の拡開を許容する拡開許容部を形
    成し、その拡開許容部により取付部を、上下に撓んで拡
    開し、又復帰するような弾性構造としたインクリボン用
    カセット。
  2. 【請求項2】 前記一対のロールをその両端部において
    支持部材を介して保持するそれぞれの取付部を、いずれ
    も感熱インクリボンの走行方向とほぼ沿った方向に開口
    するように形成した請求項1に記載のインクリボン用カ
    セット。
  3. 【請求項3】 前記載置部にはロールの支持部材の転が
    りを防止する転がり防止部が形成された請求項1又は請
    求項2に記載のインクリボン用カセット。
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