JP3127703B2 - ワンチップマイクロコンピュータを具える電子制御装置及びその制御データ記憶方法 - Google Patents

ワンチップマイクロコンピュータを具える電子制御装置及びその制御データ記憶方法

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JP3127703B2
JP3127703B2 JP2842394A JP2842394A JP3127703B2 JP 3127703 B2 JP3127703 B2 JP 3127703B2 JP 2842394 A JP2842394 A JP 2842394A JP 2842394 A JP2842394 A JP 2842394A JP 3127703 B2 JP3127703 B2 JP 3127703B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車等にお
いて、エンジンの燃料噴射量や点火時期等を電子的に制
御する電子制御装置及び同装置への制御データ記憶方法
に関し、特に同電子制御装置としてワンチップマイクロ
コンピュータを具える装置に適用して好適な構成、並び
にその制御データ記憶方法の具現に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のエンジン制御等に使用さ
れる電子制御装置の多くはワンチップのマイクロコンピ
ュータ、すなわちCPUをはじめとして、ROMやRA
M、入出力制御部等を1つのIC(LSI)チップ内に
集積したマイクロコンピュータを使用している。
【0003】ところで、こうしたワンチップのマイクロ
コンピュータにあっては通常、その内部ROMとして、
IC(LSI)製造工程で用いるマスクによってプログ
ラムやデータを固定的に書き込む、いわゆるマスクRO
Mを用いている。このため、ワンチップマイクロコンピ
ュータとしての量産性や経済性は向上されるものの、そ
こに記述(記憶)されたプログラムやデータについての
変更は不可能となり、同マイクロコンピュータとしての
汎用性は逆に損なわれることとなっている。
【0004】そこで昨今は、電気的に書き換え可能で且
つ、不揮発性のメモリであるEEPROM(Electrical
ly Erasable and Programmable ROM:エレクトリカリ・
イレーサブル・アンド・プログラマブルROM)をIC
チップ内に併せ搭載したワンチップマイクロコンピュー
タなども開発されている。
【0005】こうしたEEPROMを搭載することによ
り、例えば ・上記エンジン制御等に必要とされる各種データをこの
EEPROMに書き込むようにすることによって、多く
の機種で1つのマイクロコンピュータを共用することが
できるようになる。 ・小規模な仕様変更があったとしても、これに迅速に対
応することができるようになる。 等々、ワンチップマイクロコンピュータとしての汎用性
を大きく向上させることができるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年は、上記
ワンチップマイクロコンピュータのメモリ容量や、演算
速度等の向上がめざましく、それに伴って制御プログラ
ムとしても、より多くの機能を提供する、より複雑なも
のとなってきている。そしてこのため、上記EEPRO
Mに書き込み、記憶させるべき制御データの数も必然的
に多くなってきている。
【0007】したがって、上記EEPROMを搭載する
ことでワンチップマイクロコンピュータとしての汎用性
が向上されるようになったとはいえ、逆に今度は、 ・同EEPROMに制御データを書き込むために長い時
間を要し、その書き込み時間が生産性を悪化させる。 ・同EEPROMに書き込むべき制御データが誤って設
定される可能性も高くなる。 等々、の問題が表面化することともなっている。
【0008】もっとも、このEEPROMに書き込むべ
き制御データの数を減らすために、同制御データを (A)機種毎に共通に使用することのできる変更不要な
データ (B)機種毎に変更が必要となるデータ の2種類のデータに分類して、(A)の変更不要なデー
タについてはこれを予めマスクROMに設定しておく、
などの方法も考えられなくはない。
【0009】しかし、こうした制御データは通常、同電
子制御装置としての将来的な共通化を図ろうとした場合
に、開発段階では予想し得なかった変更が要求されるこ
ともある。したがって、制御データを分類することはと
もあれ、機種毎に共通に使用することができると思われ
る制御データを安易にマスクROMに設定してしまうこ
とは危険であり、その後、同制御データに変更の必要が
生じた場合にはこれに対処することができなくなる。そ
して結局は、上記マスクROMへの制御データ設定によ
ってワンチップマイクロコンピュータとしての汎用性が
阻害され、在庫のマイクロコンピュータチップそのもの
を無駄にしてしまうことにもなる。
【0010】なお、上述した自動車のエンジン制御等に
使用される電子制御装置に限らず、ワンチップマイクロ
コンピュータを具えて複数種類の異なる機器を制御する
電子制御装置にあっては、こうした実情も概ね共通した
ものとなっている。
【0011】この発明は、これらの実情に鑑みてなされ
たものであり、ワンチップマイクロコンピュータとして
の汎用性を損なうことなく、しかもEEPROMに書き
込むデータ数の増大に伴う生産性の悪化やデータ設定の
誤り等をも良好に防止することのできる電子制御装置、
及びその制御データ記憶方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明にかかるワンチップマイクロコンピュー
タを具える電子制御装置では、書き換え可能な不揮発性
メモリ(EEPROM)を具え、該EEPROMには、
制御対象となる制御対象物に共通に使用することのでき
る第1の制御データが記憶される第1の記憶領域と、
御対象となる制御対象物に応じて変更すべき第2の制御
データが記憶される第2の記憶領域とを設け、マスクR
OMには、前記EEPROMの第1の記憶領域に転送さ
れる第1の制御データが予登録された記憶領域を設ける
ようにする。
【0013】また、この発明にかかるワンチップマイク
ロコンピュータを具える電子制御装置の制御データ記憶
方法では、制御対象物の制御データは、制御対象となる
前記制御対象物に共通に使用することのできる第1の制
御データと制御対象となる制御対象物に応じて変更すべ
第2の制御データとに分類するとともに、書き換え可
能な不揮発性メモリ(EEPROM)の記憶領域を、前
記第1の制御データが記憶される第1の領域と前記第2
の制御データが記憶される第2の領域とに分割し、前記
第1の制御データはマスクROMに予め記憶したものを
前記EEPROMの第1の領域に転送し、前記第2の制
御データ、及び変更を要する第1の制御データは、別途
用意したものをその必要時に適宜の外部装置を通じて前
記EEPROMのそれぞれ該当する領域に転送するよう
にする。
【0014】なお、これら電子制御装置、及びその制御
データ記憶方法において、書き換え可能な不揮発性メモ
リ(EEPROM)は、ワンチップマイクロコンピュー
タにCPUやマスクROMなどと共に内蔵されるもので
あってもよいし、同マイクロコンピュータの外部に別途
配設されるものであってもよい。
【0015】
【作用】ワンチップマイクロコンピュータを具える電子
制御装置としての上記構成、或いは上記制御データ記憶
方法によれば、マスクROMには少なくとも上記第1の
制御データがマスク段階で記憶される。そして、例えば
マイクロコンピュータに初めて電源が投入されて初期化
手続きが実行されるときに、マスクROM内の第1の制
御データがEEPROMに自動的に書き込まれ、その
後、例えば出荷段階等で、第2の制御データである上記
機種毎に異なるデータがEEPROMに外部から書き込
まれる。
【0016】このため、少なくとも上記第1の制御デー
タに関しては、前述した ・EEPROMに制御データを書き込むために長い時間
を要して生産性を悪化させる。 ・EEPROMに書き込むべき制御データが誤って設定
される可能性が高い。 などといった問題も自ずと解消されるようになる。
【0017】また、こうして第1の制御データについて
の書き込みが簡略化され且つ、その精度が保証されるこ
とにより、残りの制御データである上記第2の制御デー
タをEEPROMに書き込む際の負担も大幅に軽減され
るようになる。このため、該第2の制御データに関して
も、上記問題が表面化する懸念は殆どなくなる。
【0018】なお、このワンチップマイクロコンピュー
タにあって、各種制御プログラムの実行時には、上記E
EPROMの第1及び第2の領域(記憶領域)に記憶さ
れた制御データが使用される。
【0019】一方、制御対象となる制御対象物に共通に
使用することができるとした上記第1の制御データに
は、将来、制御対象物による仕様変更等に伴う変更要求
が生じることもある。そのような場合には、EEPRO
Mの第1の領域(記憶領域)に記憶されている第1の制
御データを、例えば出荷段階等に外部から更新すること
で対応する。
【0020】したがって、ワンチップマイクロコンピュ
ータとしての汎用性が損なわれることもない。なお、上
記EEPROM自体が不揮発性メモリであることに鑑
み、同電子制御装置としての上記構成において、 ・書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM)は、
前記マスクROMからの第1の制御データの転送に際し
て同データが転送済みであることを示すチェックコード
が書き込まれる第3の記憶領域を有し、前記初期化手続
きは、この第3の記憶領域にチェックコードが存在しな
いことを条件に前記マスクROMからの第1の制御デー
タの転送を実行する。 ものとすれば、或いは上記制御データ記憶方法におい
て、 ・前記マスクROMに予め記憶した第1の制御データを
前記書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM)の
第1の領域に転送するとき、該第1の制御データが転送
済みであることを示すチェックコードを同EEPROM
の所定の番地に併せて書き込み、例えばマイクロコンピ
ュータの電源投入時における前記マスクROMからの第
1の制御データの転送は、このチェックコードが前記E
EPROMの前記所定の番地に存在しないことを条件に
実行する。 こととすれば、1度だけ実行すべきマスクROMからE
EPROMへの第1の制御データの転送を安定して、し
かも確実に行うことができるようになる。また、同第1
の制御データが上述のように更新されていたとしても、
これがマスクROMに設定されている古い制御データに
よって上書きされるようなこともない。
【0021】また、同電子制御装置としては基本的に、 ・書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM)を具
え、該EEPROMに、制御対象となる制御対象物に共
通に使用することのできる第1の制御データが記憶され
る第1の記憶領域と、制御対象となる制御対象物に応じ
て変更すべき第2の制御データが記憶される第2の記憶
領域とを設ける。といった構成を採用し、或いは上記制
御データ記憶方法においても基本的に ・書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM)の記
憶領域を第1及び第2の2つの領域を備え、そのうちの
第1の領域には、機種毎に共通に使用することのできる
第1の制御データを記憶し、第2の領域には、機種毎に
異なる第2の制御データを記憶する。といった方法を採
用することでも、ワンチップマイクロコンピュータとし
ての汎用性は好適に維持される。しかも、制御データを
上記第1及び第2の制御データに分類してEEPROM
の各該当する領域に記憶することで、それらデータの保
守性も大幅に向上されるようになる。
【0022】
【実施例】図1に、この発明にかかるワンチップマイク
ロコンピュータを具える電子制御装置の一実施例を示
す。
【0023】この実施例の装置において、電子制御装置
本体1は、例えば自動車等においてエンジンの燃料噴射
量や点火時期などを電子的に制御する装置であり、その
内部には、ワンチップマイクロコンピュータ10が設け
られている。
【0024】また、この電子制御装置本体1には併せ
て、入出力インターフェース(I/O)2、及び外部装
置接続インターフェース(I/F)4が設けられてお
り、これらインターフェース2及び4を通じて、 ・各種センサ・アクチュエータ等3とワンチップマイク
ロコンピュータ10との間でのデータ授受、及び ・外部装置5とワンチップマイクロコンピュータ10と
の間でのデータ授受、がそれぞれ実現されるようになっ
ている。
【0025】ここで、上記外部装置5は、データ通信機
能を備えたパーソナルコンピュータ等からなる装置であ
って、ここでは特に、該実施例の装置が制御対象とする
機種の制御データについて、(a)それら機種毎に共通
に使用することのできるデータ、すなわち共通データ
6、及び(b)それら機種毎に変更が必要となるデー
タ、すなわち機種別データ7、の2種類のデータに分類
し、これら分類した制御データを必要に応じて上記ワン
チップマイクロコンピュータ10に転送する装置として
利用される。
【0026】なお、上記共通データ6としては、例え
ば、点火装置のイグニションコイルの特性により決まる
通電時間や、燃料噴射装置に用いるインジェクタの特
性、また或いはエンジンの水温や油圧等を検出するセン
サの特性などがある。これらアクチュエータやセンサは
一般に、機種に関係なく共通して使用されることが多
く、機種が異なっても、それらの特性を示す制御データ
は変更不要である。ただし、将来的に見た場合には、コ
ストダウン等により、それらアクチュエータやセンサの
一部を変更することも往々にしてある。この共通データ
6は、そのような場合に、それらアクチュエータやセン
サの特性に合わせて作成され、上記外部装置5を通じて
ワンチップマイクロコンピュータ10に転送されるよう
になる。
【0027】他方、上記機種別データ7としては、例え
ばエンジンの点火時期や燃料噴射量等のデータがある。
これらデータは何れも、制御対象となる機種に応じて各
別の値が設定される必要がある。そこでこれら機種別デ
ータ7は、例えば出荷時等に各制御対象とする機種に応
じた内容のデータとして作成され、上記外部装置5を通
じてワンチップマイクロコンピュータ10に転送され
る。
【0028】さて、これら制御データの転送先であるワ
ンチップマイクロコンピュータ10は、図1に併せ示さ
れるように、CPU11、ROM12、RAM13、E
EPROM14、そしてこれら各要素と上記インターフ
ェース2及び4とを電気的に接続するアドレスデータバ
ス15が1つのIC(LSI)チップ内に集積された構
成となっている。
【0029】ここで、上記ROM12は前述したマスク
ROMとして形成されており、そのメモリ構造は、図2
(a)に模式的に示される態様となっている。すなわち
図2(a)に示すROM12のメモリ構造において、イ
ニシャライズルーチン領域121は、当該マイクロコン
ピュータ10への電源投入時に最初に実行されるイニシ
ャライズルーチンが設定登録された領域であり、制御プ
ログラム領域122は、該電子制御装置としての各種制
御プログラムが設定登録された領域である。
【0030】また、同ROM12において、共通データ
領域123は、上述した共通データ6に相当する制御デ
ータとして、制御対象とする各機種に共通に使用するこ
とのできる当該電子制御装置の開発時点でのデータが設
定登録された領域である。該領域123に設定された共
通データは後述するように、上記イニシャライズルーチ
ンの最初の実行時にEEPROM14に対して自動転送
されるようになる。
【0031】また、上記EEPROM14は前述したよ
うに、書き換え可能な不揮発性メモリであり、ここでは
特に、図2(b)に示されるようなメモリ構造を有して
いるとする。
【0032】すなわち図2(b)に示されるように、同
EEPROM14は、共通データ領域141と機種別デ
ータ領域142との、大きくは2つの制御データ記憶領
域を有している。このうち、共通データ領域141は、
上記ROM12から自動転送される共通データ、若しく
は必要時に上記外部装置5を通じて当該マイクロコンピ
ュータ10に転送される共通データ6が記憶される領域
である。また、機種別データ領域142は、出荷時等に
上記外部装置5を通じて当該マイクロコンピュータ10
に転送される機種別データ7が記憶される領域である。
【0033】なおこの実施例の装置では、共通データ及
び機種別データのそれぞれのデータ数に応じて、EEP
ROM14の ・「Hx0000(Hxは16進数を示す)」番地〜
「Hx1000」番地 に共通データ領域141を割り当て、同EEPROM1
4の ・「Hx1001」番地〜「Hx2FFF」番地 に機種別データ領域142を割り当てている。また特
に、「Hx1000」番地についてはこれをチェックコ
ード領域143に定め、該「Hx1000」番地に、R
OM12からの共通データが転送済みであることを示す
チェックコードが書き込まれるようにしている。
【0034】図3及び図4は、該実施例の装置の電源投
入時に実行される上記イニシャライズルーチンについて
その処理手順の一例を示したものであり、次に、これら
図3及び図4を併せ参照して、同実施例の装置の特に電
源投入時おける動作態様を更に詳述する。
【0035】すなわちいま、この実施例の電子制御装置
に電源が投入されたとすると、上記ワンチップマイクロ
コンピュータ10内のCPU11はまず、ROM12の
上記領域121に格納されているイニシャライズルーチ
ン100を読み込み、以下に列記する手順にて、同ルー
チン100を実行する。
【0036】ステップ101として、当該マイクロコン
ピュータ10内部に設けられたレジスタ等の周辺装置や
同マイクロコンピュータ10の各入出力ポートを所定の
状態に定義する。
【0037】次いでステップ102として、上記ROM
12に異常がないかを同ROM12内の特定番地に設定
したチェックサムデータによりチェックする。また、ス
テップ103では、上記RAM13が正常に書き込み或
いは読み出しできるか否かをチェックするとともに、次
のステップ104として、以降の制御にRAM13を使
用するために同RAM13内のデータを全てクリアす
る。
【0038】なお、上記ステップ102或いはステップ
103において、ROM12或いはRAM13に異常が
ある旨判断される場合には、ステップ105に移行す
る。このステップ105は無限ループになっており、上
記ROM12或いはRAM13に異常があった場合に
は、当該マイクロコンピュータ10自身が使用不可能で
あるとして、以降の処理が停止されるようになる。
【0039】また、ステップ106では、EEPROM
14の上記共通データ領域141にデータが既に記憶さ
れているかを確認する。このEEPROM14は、デー
タが記憶される以前は、その全ての領域にデータHxF
F、若しくはHx00が書き込まれた状態となってい
る。
【0040】なおここで、EEPROM14に上記共通
データが記憶されているか否かは、同EEPROM14
の上記チェックコード領域143(「Hx1000」番
地)に所定のチェックコードが登録されているか否かに
よって判断する。
【0041】因みに該実施例の装置では、このチェック
コードとしてHxA5といったコードを採用しており、
上記チェックコード領域143にこのコードHxA5が
記憶されていれば、共通データが既に書き込まれている
ものと判断して、ステップ110(図4)に移行する。
【0042】他方、同チェックコード領域143にこの
コードHxA5が記憶されていなければ、共通データが
未だ書き込まれていないものと判断して、ステップ10
7〜ステップ109の共通データ自動転送処理を実行す
る。
【0043】すなわちこの共通データ自動転送処理で
は、まずステップ107として、上記EEPROM14
を1度全てクリアする。すなわち、同EEPROM14
の全ての記憶領域にデータHxFF若しくはHx00を
書き込んでバルク消去を行う。そして次に、ステップ1
08として、マスク段階でROM12に設定、記憶した
上記共通データをEEPROM14の共通データ領域1
41に転送する。そして該共通データ自動転送処理の最
後にステップ109として、上記チェックコードHxA
5を同EEPROM14のチェックコード領域143
(「Hx1000」番地)に書き込む。こうして一旦書
き込まれたチェックコードHxA5は、再びバルク消去
が行われない限り、消去若しくは上書きされることはな
い。
【0044】さて、こうして共通データ自動転送処理を
終えた、若しくは上記ステップ106において共通デー
タが既に書き込まれている旨判断した当該マイクロコン
ピュータ10(CPU11)は次いで、ステップ110
(図4)以降のヴェリファイチェックにかかる処理を実
行する。
【0045】この処理ではまず、ステップ110とし
て、EEPROM14の上記共通データ領域141に格
納されている共通データに異常がないか否かをその特定
の番地に設定したチェックサムデータによりチェックす
る。
【0046】このステップ110でのチェックにおい
て、異常ありと判断された場合には、ステップ113に
おいてチェックサムエラーフラグがセットされる。一
方、同ステップ110でのチェックにおいて、異常なし
と判断された場合には、次にステップ111及びステッ
プ112として、EEPROM14の機種別データ領域
142に機種別データが存在することを条件に、上記共
通データと同様のヴェリファイチェックを実行する。
【0047】このステップ112でのヴェリファイチェ
ックにおいても、機種別データに異常ありと判断された
場合には、ステップ113においてチェックサムエラー
フラグがセットされる。
【0048】また、上記ステップ110において共通デ
ータに異常がない旨判断されて且つ、上記機種別データ
が存在しない旨判断される場合(ステップ111)、若
しくは機種別データが存在していても同機種別データに
異常がない旨判断される場合(ステップ112)には次
に、ステップ114に移行する。
【0049】ステップ114では、後に実施される各種
制御に必要な初期値をRAM13にセットし、次いでス
テップ115では、同制御に使用するマイクロコンピュ
ータ10内部のタイマーや、割り込み時のフラグ、入出
力レベル等を設定する。
【0050】そして、ステップ116として、上記チェ
ックサムエラーフラグがセットされているか否かをチェ
ックし、同エラーフラグがセットされていた場合、すな
わちEEPROM14に異常があった場合には、ステッ
プ117に移行して、その後の割り込み要求を禁止する
設定を行う。
【0051】なお、ここで禁止される処理は、例えばエ
ンジンの回転に同期した信号として発生される回転信号
等による割り込み処理だけであり、その他の各種データ
処理は正常に実行される。すなわち、上記EEPROM
14に異常があったとしてもそれは、そこに記憶された
制御データの異常によるものであり、それら制御データ
の異常が回避されさえすれば、上記ステップ113を通
じてチェックサムエラーフラグがセットされるようなこ
ともなくなる。そこで、上記割り込み処理のみを禁止
し、その他の処理は能動とすることによって、上記記憶
される制御データを訂正できるようにしている。
【0052】他方、上記ステップ116において、チェ
ックサムエラーフラグがセットされていない旨判断され
る場合、すなわちEEPROM14に異常がなかった場
合には、ステップ118において、割り込みを発生させ
る条件を設定する。こうした条件が設定されることによ
り、割り込みに基づく以降の制御は正常に実行されるよ
うになる。
【0053】なお、上記制御の実行に際し、同実施例の
装置では、上記EEPROM14に記憶されている制御
データのみが使用されるものとする。すなわち、ROM
12にも共通データが同様に格納されているとはいえ、
それが直接使用されることはない。
【0054】以上のように、この実施例の装置によれ
ば、上記イニシャライズルーチンを通じて、予めROM
12に記憶した共通データが1度だけ、自動的にEEP
ROM14に転送記憶される。
【0055】しかも、このEEPROM14に記憶され
たデータは、それが共通データであれ、または機種別デ
ータであれ、前記外部装置5を通じて必要なときに変更
することができる。
【0056】また、特に共通データに関しては、上記チ
ェックコード(HxA5)によってROM12からの転
送の要否が判断されることから、その内容が外部装置5
を通じて更新されていたとしても、該更新された内容が
ROM12に設定されている古い共通データの内容によ
って上書きされるようなこともない。
【0057】このため、同実施例の装置では、上記ワン
チップマイクロコンピュータ10について、例えば (1)開発段階では、上記イニシャライズルーチンも含
め、当該電子制御装置に要求される制御プログラムと上
記共通データとはROM(マスクROM)12に記憶さ
せる。 (2)機種別データ7については、製品の出荷段階まで
にその仕様を確定し、該確定したデータを外部装置5を
通じてEEPROM14に記憶させる。すなわちこの段
階で、制御対象とする機種に特定した制御特性を設定す
る。 (3)開発段階では共通データと判断したデータに仕様
の変更が生じた場合も、機種別データ7と同様、例えば
出荷段階等に、外部装置5を通じて共通データ6として
EEPROM14に記憶する。すなわち、上記ROM1
2から自動転送されている古い共通データをこの共通デ
ータ6によって更新する。勿論この場合、ROM12に
記憶されているデータ自体を変更する必要はない。 といったような、柔軟且つ汎用性ある利用を図ることが
できるようになる。
【0058】そして、同実施例の装置によれば、EEP
ROM14に記憶させる制御データを、上記共通データ
と機種別データとに予め分類しておき、基本的には、こ
のうちの機種別データのみを出荷時等に実際に書き込む
データとしている。このため、書き込むべきデータ数が
大幅に削減され、前述した ・EEPROMに制御データを書き込むために長い時間
を要して生産性を悪化させる。 ・EEPROMに書き込むべき制御データが誤って設定
される可能性が高い。などといった問題も自ずと解消さ
れるようになる。
【0059】なお、この実施例の装置では、上記EEP
ROM14が、ワンチップマイクロコンピュータ10に
内蔵されているとしているが、このEEPROMは必ず
しも同マイクロコンピュータ10内にある必要はなく、
その外部に別途に配設されるものであってもよい。
【0060】このように、ワンチップマイクロコンピュ
ータ10の外部にEEPROM14が設けられる場合で
あっても、電気的に図1に示される構成が満たされ、且
つ、上記同等のイニシャライズルーチンが実行されるも
のであれば、自ずと上記同等の効果が得られるようにな
る。
【0061】また、同実施例の装置では、上記イニシャ
ライズルーチンを通じて、ROM12からEEPROM
14への共通データの転送が自動実行されるようにして
いるが、必ずしもこうしたデータ転送手続きがイニシャ
ライズルーチンに定義されている必要もない。
【0062】すなわち、図3のステップ107〜ステッ
プ109にかかる共通データの自動転送処理に相当する
処理手続きは、少なくとも同共通データが外部から更新
される以前の何れかの段階で1度だけ実行されればよ
い。
【0063】また、こうした共通データの自動転送処理
が1度だけしか実行されないものとすれば、EEPRO
Mに前記チェックコード領域143を設ける必要も、ま
た同領域143にチェックコードを書き込む必要もなく
なる。
【0064】イニシャライズルーチンで共通データ自動
転送処理を行わないこれらの場合であっても、同電子制
御装置としての上述した作用並びに効果は同様に達成さ
れるようになる。
【0065】また、同実施例の装置では、EEPROM
14の共通データ領域141に記憶する共通データがR
OM12から、若しくは外部装置5を通じて転送される
ものとしているが、同電子制御装置としては基本的に、 ・上記共通データが記憶される共通データ領域と上記機
種別データが記憶される機種別データ領域とを各別に有
するEEPROMを具えることでも、ワンチップマイク
ロコンピュータ10としての汎用性は好適に維持され
る。しかも、制御データを上記共通データと機種別デー
タとに分類してEEPROMの各該当する領域に記憶す
ることで、それらデータの保守性も大幅に向上されるよ
うになる。
【0066】また、上記実施例においては便宜上、例え
ば自動車等においてエンジンの燃料噴射量や点火時期な
どを電子的に制御する装置にこの発明にかかる電子制御
装置及びその制御データ記憶方法を適用した場合につい
て説明したが、この発明は、ワンチップマイクロコンピ
ュータを具えて複数種類の異なる機器を制御する電子制
御装置であれば、他の如何なる電子制御装置についても
同様に適用することができる。
【0067】なお、この明細書においてEEPROMと
は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリの全てを意
味し、具体的には、EAROM(Electrically Alterab
le ROM:エレクトリカリ・オルタエイブルROM)やF
EEPROM(Flash Electrical Erasable and Progra
mmable ROM:フラッシュ・エレクトリカル・イレーサブ
ル・アンド・プログラマブルROM)なども全て含むも
のとする。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ワンチップマイクロコンピュータとしての汎用性を
何ら損なうことなく、EEPROMに書き込むデータ数
の増大に伴う生産性の悪化やデータ設定の誤り等を良好
に防止することができるようになる。
【0069】またこの発明によれば、それらデータの保
守性も大幅に向上され、制御仕様の変更等に対しても迅
速に対処できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるワンチップマイクロコンピュ
ータを具える電子制御装置についてその一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】同実施例の電子制御装置に採用されるマスクR
OMとEEPROMとの各メモリ構造を模式的に示す略
図である。
【図3】同実施例の電子制御装置においてその電源投入
時に実行されるイニシャライズルーチンのうち、主にE
EPROMのチェックコード確認並びにマスクROMか
らEEPROMへの制御データ転送にかかる処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】同実施例の電子制御装置においてその電源投入
時に実行されるイニシャライズルーチンのうち、主にE
EPROMのヴェリファイチェックにかかる処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子制御装置本体、2…入出力インターフェース、
3…センサ・アクチュエータ等、4…外部装置接続イン
ターフェース、5…外部装置、6…共通データ、7…機
種別データ、10…ワンチップマイクロコンピュータ、
11…CPU、12…ROM(マスクROM)、13…
RAM、14…EEPROM、15…アドレスデータバ
ス、121…イニシャライズルーチン領域、122…制
御プログラム領域、123…共通データ領域、141…
共通データ領域、142…機種別データ領域、143…
チェックコード領域。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−94392(JP,A) 特開 平4−36048(JP,A) 特開 平4−328603(JP,A) 特開 昭61−16302(JP,A) 特開 平6−33828(JP,A) 特開 昭60−159353(JP,A) 特開 平2−28859(JP,A) 特開 平2−99746(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 13/00 B60R 16/02 F02D 45/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUとマスクROMとを有するマイク
    ロコンピュータが1つのチップに実装されたワンチップ
    マイクロコンピュータを具えて複数種類の異なる機器を
    有する制御対象物を制御する電子制御装置において、 書き換え可能な不揮発性メモリを具え、 前記書き換え可能な不揮発性メモリは、制御対象となる
    前記制御対象物に共通に使用することのできる第1の制
    御データが記憶される第1の記憶領域と、制御対象とな
    る前記制御対象物に応じて変更すべき第2の制御データ
    が記憶される第2の記憶領域とを有し、 前記マスクROMは、前記書き換え可能な不揮発性メモ
    リの第1の記憶領域に転送される第1の制御データが予
    登録された記憶領域を有することを特徴とするワンチ
    ップマイクロコンピュータを具える電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子制御装置において
    更に、 前記マスクROMは、前記マイクロコンピュータへの電
    源投入時に実行されて前記予登録された第1の制御デー
    タを1度だけ前記書き換え可能な不揮発性メモリの第1
    の記憶領域に転送する初期化手続きが記述された記憶領
    域を有し、 前記書き換え可能な不揮発性メモリは、前記マスクRO
    Mからの第1の制御データの転送に際して同データが転
    送済みであることを示すチェックコードが書き込まれる
    第3の記憶領域を有し、 前記マスクROMに記述された初期化手続きは、この第
    3の記憶領域にチェックコードが存在しないことを条件
    に前記第1の制御データの転送を実行することを特徴と
    するワンチップマイクロコンピュータを具える電子制御
    装置。
  3. 【請求項3】 CPUとマスクROMとを有するマイク
    ロコンピュータが1つのチップに実装されたワンチップ
    マイクロコンピュータと、同ワンチップマイクロコンピ
    ュータの内部若しくは外部に実装される書き換え可能な
    不揮発性メモリとを具えて、複数種類の異なる機器を有
    する制御対象物を制御する電子制御装置にあって、 前記制御対象物の制御データは、制御対象となる前記制
    御対象物に共通に使用することのできる第1の制御デー
    タと制御対象となる前記制御対象物に応じて変 更すべき
    第2の制御データとに予め分類されており、前記書き換
    え可能な不揮発性メモリの記憶領域は、前記第1の制御
    データが記憶される第1の領域と前記第2の制御データ
    が記憶される第2の領域とを備えており、 前記第1の制御データは前記マスクROMに予め記憶し
    たものを前記書き換え可能な不揮発性メモリの第1の領
    域に転送し、 前記第2の制御データ、及び変更を要する第1の制御デ
    ータは、別途用意したものをその必要時に適宜の外部装
    置を通じて前記書き換え可能な不揮発性メモリのそれぞ
    れ該当する領域に転送する ことを特徴とするワンチップ
    マイクロコンピュータを具える電子制御装置の制御デー
    タ記憶方法。
  4. 【請求項4】 前記マスクROMに予め記憶した第1の
    制御データを前記書き換え可能な不揮発性メモリの第1
    の領域に転送するとき、該第1の制御データが転送済み
    であることを示すチェックコードを同不揮発性メモリの
    所定の番地に併せて書き込み、 前記マスクROMからの前記第1の制御データの転送
    は、このチェックコードが前記書き換え可能な不揮発性
    メモリの前記所定の番地に存在しないことを条件に実行
    する 請求項3に記載のワンチップマイクロコンピュータ
    を具える電子制御装置の制御データ記憶方法。
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