JP3127657U - 電気加熱式原子吸光光度計 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートサンプラにより試料を連続、自動的に測定する電気加熱式原子吸光光度計において、従来は測定開始前にオートサンプラのラック上に試料の入ったバイアルを作業者が手作業にて設置する必要があり試料採取から測定まで時間と人手がかかるため省力化とリアルタイム性の点で問題があった。
【解決手段】サンプリングチューブ13はサンプリングアーム14の先端部に固定され、回転軸15を中心に回動される。サンプルポート21、ブランク液ポート22、標準液ポート23、試薬ポート24、洗浄ポート25、電気加熱炉2は、サンプリングチューブ13の回転軌跡Gの直下にそれぞれ配置されている。このような構成によりサンプリングアーム14の回動と上下動によりオーバーフローしている上記各溶液ポート21、22、23、24での溶液の吸引、電気加熱炉2への注入ができる。
【選択図】図1

Description

本考案は注入された試料、標準液、ブランク液等のサンプル溶液中の目的元素を電気加熱して原子化するグラファイト製またはタンタル等の金属製の電気加熱炉と、前記溶液を吸引し前記電気加熱炉に注入するオートサンプラとを備えた電気加熱式原子吸光光度計に関する。
上述の電気加熱式原子吸光光度計については、従来ターンテーブル上に多種の液体試料が入った試料容器をセットしてオートサンプラにより自動測定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図5、図6により従来の電気加熱式原子吸光光度計について説明する。電気加熱式原子吸光光度計の構成を図6のブロック図に示す。分光光度計33の光源1から放射された目的元素の輝線スペクトル光線は、加熱電源6によって加熱される電気加熱炉2にて原子化された試料中の目的元素の原子蒸気に照射されその濃度に応じて吸収され減光する。前記光線は分光器3で分光され目的元素の波長近傍の光だけが光電子増倍管からなる検出器4に入射し電気信号に変換され増幅器5で増幅される。次に制御装置7で前記の目的元素による減光前後の信号強度の比率から目的元素の有無、濃度計算等の信号処理が行われ表示部8に表示される。操作部9においては、目的元素すなわち分光器3の波長、光源1の点灯、電気加熱炉2の加熱温度等の一連の装置条件の入力が行われ制御装置7によって設定される。さらに操作部9からは前記のどの溶液をどの位の容量サンプリングし前記電気加熱炉2に注入するかというオートサンプラ10のサンプリング条件の入力も行われる。試料はオートサンプラ10により注入経路Aを通じて電気加熱炉2に注入される。
オートサンプラ10の構成は図5に示すとおりである。試料、標準液、ブランク液等の溶液は複数のバイアル12に入れられ回転動作Dによって所定のバイアル12をサンプリング位置に回動させるラック11に架設される。13は前記の各溶液を吸引し電気加熱炉に注入するためのサンプリングチューブであり、サンプリングアーム14に固定されている。サンプリングアーム14は回転軸15を中心に回転動作Bを行うことにより、サンプリングチューブ13の先端部を前記所定の溶液のサンプリング位置及び前記電気加熱炉2の注入位置に回動する。次に上下動Cが行われて溶液のサンプリング及びその注入が行われる。すなわち、溶液の吸引の際にはサンプリングアーム14がバイアル12の溶液中に下降して吸引が行われ、電気加熱炉2への溶液の注入も同様にサンプリングアーム14が下降する。このような吸引、注入の終了後サンプリングアーム14に従ってサンプリングチューブ13が上昇する。
サンプリングチューブ13の他の一端は、ジョイント16を介して、主として試料、ブランク液、標準液を数μl〜数10μl計量するための小容量シリンジ18と主としてサンプリングチューブ13の内面と先端部外面を洗浄するための洗浄液を数ml〜数100ml計量するための大容量シリンジ19とに接続されている。ここで前記大容量シリンジ19とジョイント16との間には切替バルブ17が設けられており、流路Eを通じて洗浄液ボトル20の洗浄液が大容量シリンジ19に吸引され、次に流路Fからサンプリングチューブ13に吐出される。
上述のサンプリングアーム14、小容量シリンジ18、大容量シリンジ19、切替バルブ17とそれぞれの駆動機構(図示されていない)は、オートサンプラ駆動部38内に設けられている。ラック11内に設置された前記各溶液を使用して試料測定をはじめ、それに先立って行われるブランク液と標準試料の測定による検量線作成、そのための前記標準液の希釈による標準試料の調整、そして測定後のサンプリングチューブ13の洗浄といった一連の動作は、前述の制御装置7の指令により前記オートサンプラ駆動部38の前記夫々の駆動機構が作動して自動的に行われる。
特開平05−322750号公報
上述した従来のオートサンプラでは、測定開始前にオートサンプラのラック11上に試料の入ったバイアル12を作業者が手作業にて設置する必要があり、測定終了後さらに別の試料測定を行う場合はこれらのバイアル12を手作業で交換する必要がある。このように測定すべき試料がたまったところで試料を入れたバイアル12をラック11に設置し、ひとまとめにして測定する所謂バッチ式測定は、採取できる試料量が限られている場合やサンプルの数が多い場合に実験室等で行う分析としては特段の不都合はない。
しかしながら前述のバッチ式測定以外に、例えば環境管理の目的で工場排水や河川水中の監視目的元素を定期的に測定し、その結果を監視センターのコンピュータで管理するオンライン測定や、製品の製造工程内で中間生成物や最終製品の品質チェックを行いその結果を製造工程にフィードバックするという目的で行われるインライン測定がある。このような場合には、従来のバッチ式では試料採取場所が工場敷地内の排水場や製造現場、あるいは更なる遠隔地であるため試料採取から測定まで時間と人手を要し省力化と分析のリアルタイム性の点で問題があった。さらに試料採取から測定までの時間が長くなるため目的元素が試料容器に吸着して濃度が変化し測定結果の信頼が低下する可能性もあった。
本考案は上記の問題を解決するため、供給されるサンプル溶液を収容保持するサンプルポートの近傍にサンプルポートを設け、前記サンプル溶液の供給がサンプルポートをオーバーフローする構造である。従ってサンプリングの自動化が保証される。
サンプルポートにオーバーフローさせた試料を測定するため、試料採取のための人手が不要となり、分析のリアルタイム性も向上する。また目的元素が試料容器に吸着するという問題も解消される。さらに試料を入れた複数のバイアルが設置可能なラックと、前記バイアル中の試料及び前記サンプルポートの試料を任意にサンプリングする制御装置を備えることにより、前記バイアル中の試料をバッチ式に測定しながら前記サンプルポートにオーバーフローしている試料をオンラインまたはインライン測定することができるので分析の省力化につながる。
本考案に係る電気加熱式原子吸光光度計の主要部の概略流路図を図4に示す。試料は試料送液路32を介して試料採取場所からサンプルポート21に送られオーバーフローするように供給される。そしてオーバーフローした試料はドレインチューブ26から排出される。試料送液路32には送液ポンプ及びゴミ・微小な異物を除去するためのフィルター(いずれも図示されていない)が必要により設置される。また検量線作成用のブランク液ポート22、標準液ポート23、液性を試料と合わせるための干渉抑制剤等の試薬液ポート24が設置されており、これらの各ポートにはポンプユニット27内に置かれたブランク液タンク29、標準液タンク30、試薬液タンク31からブランク液送液ポンプ35、標準液送液ポンプ34、試薬液送液ポンプ28により各液が送られオーバーフローしてドレインチューブ26から排出される。
オンライン、またはインライン測定においては、試料測定の直前に検量線を作成するため、前記の各試薬送液ポンプ28、標準液送液ポンプ34、ブランク液送液ポンプ35はそのタイミングに合わせて作動するよう制御装置7により制御される。なお前述のサンプルポート21への試料の送液は常時行ってもよいが、インライン測定で製造工程の進捗に合わせて送液を断続したり試料送液路32やサンプルポート21の保守点検のしやすさの点から前述と同様に制御装置7により随時送液する機能を備えることが必要となる。
上述の本考案主要部の構成を平面図で示したものが図1である。サンプリングチューブ13はサンプリングアーム14の先端部に固定され、回転軸15を中心に回動される。サンプルポート21、ブランク液ポート22、標準液ポート23、試薬液ポート24、洗浄ポート25、及び電気加熱炉2は、図示のようにサンプリングチューブ13の回転軌跡Gの直下にそれぞれ配置されている。このような構成によりサンプリングアーム14の回動と上下動によりオーバーフローしている上記各溶液ポート21、22、23、24での溶液の吸引、電気加熱炉2への注入及び洗浄ポート25でのサンプリングチューブ13の洗浄が可能である。また、上記各溶液ポート21、22、23、24にはドレインポート36が設けられており溶液ポートからオーバーフローした溶液が排出される。
図1の構成を側面図で示したものが図2である。また図1、図2におけるサンプルポート21、ドレインポート36の周辺部を図1の切断線H−Hから矢印方向の断面図で示したものが図3である。試料は試料源(図示されていない)から試料送液路32を通ってサンプルポート21へ送液されオーバーフローしてドレインポート36からドレインチューブ26に排出されドレイン液容器37に流入する。ブランク液ポート22、標準液ポート23、試薬ポート24からのオーバーフロー液も同様に排出されドレイン液容器37に流入する。
上記各ポート22、23、24の溶液はあらかじめ図6に示す操作部9で設定された所定量が小容量シリンジ18によりサンプリングチューブ13内に吸引され、サンプリングアーム14が回転して電気加熱炉2に注入された後、加熱電源6によって加熱されて目的元素が原子化される。一方サンプリングチューブ13は洗浄ポート25に移動し、その内面、外面が大容量シリンジ19による洗浄液の吸引、吐出動作により洗浄される。
本考案の特徴は以上詳述したとおりであるが、上記ならびに図示例に限定されるものではなく種々の変形例を含む。例えば、オートサンプラは回動方式でなく直線往復動形式にすることもできる。また、サンプルポート21への試料送液路32からの試料送液は、図2、図3ではサンプルポート21の底部から供給する方法が示されているが、サンプルポート21の上方から試料送液路32を介して試料をサンプルポート21に滴下させる方法等も考えられる。
本考案はオートサンプラにより試料を連続、自動的に測定する電気加熱式原子吸光光度計に利用可能である。
本考案による電気加熱式原子吸光光度計の主要部の構成を示す平面図である。 本考案による電気加熱式原子吸光光度計の主要部の構成を示す側面図である。 本考案サンプルポート21とドレインポート36の断面図である。 本考案の主要部の概略流路図である。 従来の電気加熱式原子吸光光度計用オートサンプラの構成図である。 電気加熱式原子吸光光度計のブロック図である。
符号の説明
1 光源
2 電気加熱炉
3 分光器
4 検出器
5 増幅器
6 加熱電源
7 制御装置
8 表示部
9 操作部
10 オートサンプラ
11 ラック
12 バイアル
13 サンプリングチューブ
14 サンプリングアーム
15 回転軸
16 ジョイント
17 切替バルブ
18 小容量シリンジ
19 大容量シリンジ
20 洗浄液ボトル
21 サンプルポート
22 ブランク液ポート
23 標準液ポート
24 試薬液ポート
25 洗浄ポート
26 ドレインチューブ
27 ポンプユニット
28 試薬送液ポンプ
29 ブランク液タンク
30 標準液タンク
31 試薬液タンク
32 試料送液路
33 分光光度計
34 標準液送液ポンプ
35 ブランク液送液ポンプ
36 ドレインポート
37 ドレイン液容器
38 オートサンプラ駆動部
A 注入経路
B 回転作動
C 上下動
D 回転作動
E 流路
F 流路
G 回転軌跡

Claims (1)

  1. 注入されるサンプル溶液中の目的元素を電気加熱して原子化する電気加熱炉と、供給されるサンプル溶液を収容保持するサンプルポートと、このサンプルポートの位置から前記電気加熱炉の位置に移動してサンプル溶液を前記電気加熱炉に注入するオートサンプラとを備えた電気加熱式原子吸光光度計において、前記サンプルポートの近傍にドレインポートを設け、前記サンプル溶液の供給がサンプルポートをオーバーフローさせることを特徴とする電気加熱式原子吸光光度計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169510A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Hitachi High-Technologies Corp 原子吸光光度計および黒鉛管
CN107449742A (zh) * 2016-05-31 2017-12-08 株式会社岛津制作所 在线重金属监测仪及采用该在线重金属监测仪的检测方法

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