JP3127633B2 - ラジエータグリル - Google Patents

ラジエータグリル

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JP3127633B2 JP04316169A JP31616992A JP3127633B2 JP 3127633 B2 JP3127633 B2 JP 3127633B2 JP 04316169 A JP04316169 A JP 04316169A JP 31616992 A JP31616992 A JP 31616992A JP 3127633 B2 JP3127633 B2 JP 3127633B2
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泰庸 寺本
徹美 市岡
貞二 下林
健二 杉山
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,意匠面にウエルドの発
生がなく,軽量で見栄えの良い,ラジエータグリルに関
する。
【0002】
【従来技術】ラジエータグリル9は,図4,図5に示す
ごとく,自動車のエンジンルーム前部に対して,ボルト
8により取付けられる。また,エンジンルームの上方に
は,フード7(図3参照)が開閉可能に取付けられてい
る。
【0003】上記ラジエータグリル9には,上記フード
7の中央前端部に取付けられ,このフード7の開閉と一
緒に昇降する,フード付けタイプのものがある。従来,
上記ラジエータグリル9は,例えば亜鉛合金ダイキャス
ト製のものがある。
【0004】しかしながら,上記ラジエータグリル9は
金属材料よりなるため,重いという不具合がある。そこ
で,上記ラジエータグリル9を樹脂により作製して,軽
量化を図る試みがなされている。しかしながら,上記樹
脂製の場合には,充分な剛性が得られず,強度が若干弱
いという問題点がある。
【0005】そこで,この問題を解決するため,図6,
図7に示すごとく,例えば下部材62に中空部620を
設けることが考えられる。また,図8に示すごとく,上
部材61及び下部材62の双方に中空部610,620
を設けることが考えられる。なお,図4,図5におい
て,符号90は取付座,91は上部材,92は下部材,
93は側部格子部,94は意匠部,95は上端意匠部,
97は側部格子部を示す。また,図6〜図8において,
符号64は取付座,65は側部格子部を示す。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には次の問題点がある。即ち,図7に示すごとく,上記
下部材62に中空部620を設けたラジエータグリル6
においては,上部材61にウエルドライン(以下,単に
ウエルドと称する)99を生じる場合がある。また,中
空部620が全体に対して少ないため,上記ラジエータ
グリル6は比較的重い。
【0007】ところで,上記ウエルド99は,ラジエー
タグリルの意匠面にあるため,見栄えを悪くする。本発
明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,意
匠面にウエルドの発生がなく,軽量で見栄えの良い,ラ
ジエータグリルを提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,合成樹脂により一体的に
成形され格子部とその上下に設けた上部材と下部材とを
有するラジエータグリルであって,上記上部材及び下部
材はそれぞれ中空部を有してなり,上記格子部は上部材
の中空部と下部材の中空部互いに連通する中空路を
有していることを特徴とするラジエータグリルにある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
部材及び下部材は中空部を有し,格子部は上記中空部を
連結する中空路を有していることにある。上記格子部と
しては,例えば横バーと縦リブとが格子状に直交した態
様,縦リブのみの態様などがある。
【0010】本発明のラジエータグリルは,例えばアク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂,
ポリプロピレン(PP)樹脂,ポリカーボネート(P
C)樹脂,アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−
ジエンラバースチレン(AES)樹脂を用いて射出成形
する。
【0011】上記中空部は,ラジエータグリルを成形す
るキャビティ内に軟化状態の樹脂を射出し,その後この
樹脂中に窒素ガス,空気等の気体又は水等の液体の加圧
流体を注入して形成する。そして,上記上部材,下部材
の中空部は,例えば,上部材の中空部を形成する際に,
格子部を通じて上記加圧流体を下部材へ流入させること
によって形成する。このとき,格子部においては,上記
加圧流体の通路が,中空として残存形成される。
【0012】
【作用及び効果】本発明のラジエータグリルにおいて
は,上部材及び下部材は中空部を有している。また,格
子部は上部材及び下部材における両中空部の間に中空路
を有している。そして,上記中空部形成時においては,
キャビティの流動抵抗が少ないため,他の一般部より樹
脂が優先的に流れる。それ故,上記上部材,下部材にお
いては,ウエルドの発生原因となる分流していた溶融樹
脂が合流したり,滞留することがない。
【0013】そのため,上記上部材,下部材において
は,ウエルドの発生がない。それ故,上部材,下部材の
意匠外観が向上し,見栄えが良くなる。また,上部材,
下部材は中空部を,格子部は中空路を有するので,ラジ
エータグリルが軽量となる。したがって,本発明によれ
ば,意匠面にウエルドの発生がなく,軽量で見栄えの良
い,ラジエータグリルを提供することができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例にかかるラジエータグリルに
つき,図1〜図3を用いて説明する。図1,図2に示す
ごとく,本例のラジエータグリル1は,格子部13と,
その上下に設けた上部材11と下部材12とを有する。
また,上部材11及び下部材12は,中空部110,1
20を有している。
【0015】ここで注目すべきことは,図1に示すごと
く,上記格子部13は,上部材11及び下部材12の両
中空部110,120を連通する中空路10を有してい
ることである。上記上部材11は,図1に示すごとく,
樹脂射出及び加圧ガス注入用のゲート16の近くにおい
て成形される。また,上部材11の上方には意匠上端部
143と,取付座14を有する。上記取付座14は,図
1に示すごとく,取付穴140と,ピン穴141とを有
する。
【0016】上記下部材12は,上記上部材11の中空
部110よりも大きな中空部120を有する。また,上
部材11と下部材12との側面には,これら双方を連結
する連結フレーム部15を有する。上記格子部13は,
上記連結フレーム部15と並列した状態の複数の縦バー
よりなる。
【0017】次に,上記ラジエータグリル1を成形する
に当たっては,図1に示すごとく,まず金型のキャビテ
ィ(図示略)内にゲート16より軟化状態の樹脂を注入
する。次いで,上記ゲート16より上記中空部110,
120及び中空路10を形成するための窒素ガスを注入
する。これにより,ラジエータグリルの全体が形成され
る。そして,上記窒素ガスにより,上部材11及び下部
材12内には,上記中空部110,120が形成される
と共に,格子部13に中空路10が形成される。中空路
10は,中空部110から120へ窒素ガスが流れる間
に形成される。
【0018】次に,ラジエータグリル1は,図3に示す
ごとく,自動車におけるフード7の前端部71に取付け
る。なお,図3中符号72はフェンダを,73はランプ
を示す。上記ラジエータグリル1は,フード7に一体的
に取付けるフード付けタイプとして使用する。
【0019】次に,作用効果につき説明する。本例のラ
ジエータグリル1においては,上部材11及び下部材1
2は,上記中空部110,120を有している。そのた
め,ラジエータグリル1の全体の剛性が向上する。
【0020】また,格子部13は,上記上部材11及び
下部材12における両中空部110,120の間に,上
記中空路10を有している。そのため,上記中空部11
0,120及び中空路10が形成される成形時におい
て,溶融樹脂が加圧流体(注入ガス)により押し出され
る状態で流動し,上記上部材11,下部材12はキャビ
ティ流動抵抗が一般部より少ないため,優先的に樹脂が
流れる。
【0021】それ故,上記上部材11,下部材12にお
いては,溶融樹脂が停滞したり,合流することがない。
そのため,上記上部材11,下部材12においては,ウ
エルドの発生がなく,上部材11,下部材12の意匠外
観が向上し,見栄えが良くなる。また,上部材11,下
部材12は,中空部110,120を,格子部13は中
空路10を有するのでラジエータグリル1が軽量とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるラジエータグリルの断面図で,
図2のA−A線矢視断面図。
【図2】実施例にかかるラジエータグリルの正面図。
【図3】実施例にかかるラジエータグリルの取付状態を
示す正面図。
【図4】従来のラジエータグリルの断面図で,図5のB
−B線矢視断面図。
【図5】従来のラジエータグリルの正面図。
【図6】従来の他の態様のラジエータグリルの断面図
で,図7のC−C線矢視断面図。
【図7】従来の他の態様のラジエータグリルの問題点を
示す正面図。
【符号の説明】
1...ラジエータグリル, 10...中空路, 11...上部材, 110,120...中空部, 12...下部材, 13...格子部, 16...ゲート, 7...フード,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 健二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−78510(JP,A) 特開 平4−62118(JP,A) 特開 昭64−44228(JP,A) 実開 昭60−25555(JP,U) 実開 平3−37047(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂により一体的に成形され格子部
    とその上下に設けた上部材と下部材とを有するラジエー
    タグリルであって, 上記上部材及び下部材はそれぞれ中空部を有してなり,
    上記格子部は上部材の中空部と下部材の中空部互い
    連通する中空路を有していることを特徴とするラジエ
    ータグリル。
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