JP3127602B2 - ロボットの手首機構 - Google Patents
ロボットの手首機構Info
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- JP3127602B2 JP3127602B2 JP04251968A JP25196892A JP3127602B2 JP 3127602 B2 JP3127602 B2 JP 3127602B2 JP 04251968 A JP04251968 A JP 04251968A JP 25196892 A JP25196892 A JP 25196892A JP 3127602 B2 JP3127602 B2 JP 3127602B2
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- Japan
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- cylindrical space
- wrist
- robot
- rotary shaft
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用ロボットの手首
機構に関するものである。
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロボット手首部に導く電線、エア配管を
ロボットアームの外側でロボットアームに沿って配線、
配管し、ロボット手首部に接続した工業用ロボットが公
知である。
ロボットアームの外側でロボットアームに沿って配線、
配管し、ロボット手首部に接続した工業用ロボットが公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような工業用ロ
ボットにおいては、ロボット手首部の回転範囲を考慮し
て、ロボット手首回りの電線、エア配管の長さを余裕を
持たせている。そのため、ロボット動作で電線、エア配
管の引っ掛けが生じ、切断する恐れがあり、外観の見栄
えにも問題があった。
ボットにおいては、ロボット手首部の回転範囲を考慮し
て、ロボット手首回りの電線、エア配管の長さを余裕を
持たせている。そのため、ロボット動作で電線、エア配
管の引っ掛けが生じ、切断する恐れがあり、外観の見栄
えにも問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、ロボット手首内でロボット手首部の回転に応じて電
線、エア配管の捩じりを吸収するようにしたロボットの
手首機構を提供する。
み、ロボット手首内でロボット手首部の回転に応じて電
線、エア配管の捩じりを吸収するようにしたロボットの
手首機構を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の特徴とする構成は、手首部の回転軸の外周面にカ
バー部材を回転可能に装着して回転軸とカバー部材との
間に円筒状空間部を形成し、前記カバー部材に電気コネ
クタを設け、この電気コネクタに一端が接続されたフラ
ットケーブルを前記円筒状空間部で渦巻状に巻回したコ
ードリールを形成して他端を回転軸外に取り出し、前記
カバー部材に前記円筒状空間部に連通するエア入口を形
成し、前記回転軸に前記円筒状空間部に連通するエア通
路と回転軸外に連通するエア出口とを設けたものであ
る。
発明の特徴とする構成は、手首部の回転軸の外周面にカ
バー部材を回転可能に装着して回転軸とカバー部材との
間に円筒状空間部を形成し、前記カバー部材に電気コネ
クタを設け、この電気コネクタに一端が接続されたフラ
ットケーブルを前記円筒状空間部で渦巻状に巻回したコ
ードリールを形成して他端を回転軸外に取り出し、前記
カバー部材に前記円筒状空間部に連通するエア入口を形
成し、前記回転軸に前記円筒状空間部に連通するエア通
路と回転軸外に連通するエア出口とを設けたものであ
る。
【0006】
【作用】上記の構成により、手首部の回転によりフラッ
トケーブルは渦巻状に巻回したコードリールでひねりが
吸収され、また、円筒状空間部から回転軸に設けられた
エア通路とエア出口とに連通することにより手首部にエ
ア配管の使用することなく供給を可能とするものであ
る。
トケーブルは渦巻状に巻回したコードリールでひねりが
吸収され、また、円筒状空間部から回転軸に設けられた
エア通路とエア出口とに連通することにより手首部にエ
ア配管の使用することなく供給を可能とするものであ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1はロボットアーム、2は前記ロボ
ットアーム1の回転可能に結合されている手首部の回転
軸、3は前記回転軸2端に形成されたフランジであり、
各種のロボットハンドが取り付けられる。
る。図1において、1はロボットアーム、2は前記ロボ
ットアーム1の回転可能に結合されている手首部の回転
軸、3は前記回転軸2端に形成されたフランジであり、
各種のロボットハンドが取り付けられる。
【0008】前記回転軸2の外周面にはカバー部材5が
固設され、このカバー部材5と前記回転軸2との間に円
筒状空間部6が形成されている。
固設され、このカバー部材5と前記回転軸2との間に円
筒状空間部6が形成されている。
【0009】また、前記回転軸2の軸内には図2でも示
すように、筒軸4が円周に隙間11を有して貫通して固
定されている。前記回転軸2には前記筒軸4との隙間と
連通する穴12が開口されており、筒軸4にも前記隙間
11と連通する穴13が開口している。
すように、筒軸4が円周に隙間11を有して貫通して固
定されている。前記回転軸2には前記筒軸4との隙間と
連通する穴12が開口されており、筒軸4にも前記隙間
11と連通する穴13が開口している。
【0010】前記カバー部材5にはブロック9が固設さ
れ、このブロック9はフランジ15を介してロボットア
ーム1に結合され、また、ブロック9には電気コネクタ
7が設けられている。この電気コネクタ7にはポリエス
テル等の樹脂材で被覆されたフラットケーブル8の一端
が接続されている。
れ、このブロック9はフランジ15を介してロボットア
ーム1に結合され、また、ブロック9には電気コネクタ
7が設けられている。この電気コネクタ7にはポリエス
テル等の樹脂材で被覆されたフラットケーブル8の一端
が接続されている。
【0011】前記フラットケーブル8は前記カバー部材
5と回転軸2との間に形成されている円筒状空間部6に
導かれ、この円筒状空間部6で渦巻状に巻回したコード
リール8aを形成し、回転軸2の穴12から隙間11に
導き、この隙間11を通ってフラットケーブル8の他端
8bは回転軸2の外部に取り出されている。
5と回転軸2との間に形成されている円筒状空間部6に
導かれ、この円筒状空間部6で渦巻状に巻回したコード
リール8aを形成し、回転軸2の穴12から隙間11に
導き、この隙間11を通ってフラットケーブル8の他端
8bは回転軸2の外部に取り出されている。
【0012】また、前記ブロック9にはエア入口10が
開口されており、このエア入口10は前記隙間11に通
じている。この隙間11と穴13で連通している筒軸4
はエア通路14を形成していて、このエア通路14端に
はエア出口15が開口している。
開口されており、このエア入口10は前記隙間11に通
じている。この隙間11と穴13で連通している筒軸4
はエア通路14を形成していて、このエア通路14端に
はエア出口15が開口している。
【0013】本発明は上記の通りの構造であるから、手
首部の回転軸2の回転では円筒状空間部6で形成されて
いる渦巻状に巻回したコードリール8aによってフラッ
トケーブル8は伸縮作用を行い、フラットケーブル8の
ひねりが吸収される。
首部の回転軸2の回転では円筒状空間部6で形成されて
いる渦巻状に巻回したコードリール8aによってフラッ
トケーブル8は伸縮作用を行い、フラットケーブル8の
ひねりが吸収される。
【0014】また、手首部にはエア配管を用いなくて
も、エアは回転軸2内のエア通路を通って手首部を通過
して供給される。
も、エアは回転軸2内のエア通路を通って手首部を通過
して供給される。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、手首部の回転軸
の外周面にカバー部材を回転可能に装着して回転軸とカ
バー部材との間に円筒状空間部を形成し、前記カバー部
材に電気コネクタを設け、この電気コネクタに一端が接
続されたフラットケーブルを前記円筒状空間部で渦巻状
に巻回したコードリールを形成して他端を回転軸外に取
り出し、前記カバー部材に前記円筒状空間部に連通する
エア入口を形成し、前記回転軸に前記円筒状空間部に連
通するエア通路と回転軸外に連通するエア出口とを設け
た構成であるから、手首部に取り付けられたロボットハ
ンドの電気、エア作動機器の配線、配管が手首部の外部
に露出することがなく、外観の見栄えを向上すると共に
配線、配管の切断が防止される。
の外周面にカバー部材を回転可能に装着して回転軸とカ
バー部材との間に円筒状空間部を形成し、前記カバー部
材に電気コネクタを設け、この電気コネクタに一端が接
続されたフラットケーブルを前記円筒状空間部で渦巻状
に巻回したコードリールを形成して他端を回転軸外に取
り出し、前記カバー部材に前記円筒状空間部に連通する
エア入口を形成し、前記回転軸に前記円筒状空間部に連
通するエア通路と回転軸外に連通するエア出口とを設け
た構成であるから、手首部に取り付けられたロボットハ
ンドの電気、エア作動機器の配線、配管が手首部の外部
に露出することがなく、外観の見栄えを向上すると共に
配線、配管の切断が防止される。
【0016】また、手首部の内部に通したフラットケー
ブルはコードリールによって手首部の回転の際に伸縮作
用するため、フラットケーブルをひねることがなく、フ
ラットケーブルの耐久性が保持される。
ブルはコードリールによって手首部の回転の際に伸縮作
用するため、フラットケーブルをひねることがなく、フ
ラットケーブルの耐久性が保持される。
【図1】本発明断面図
【図2】図1のA−A線断面図
1 ロボットアーム 2 回転軸 3 フランジ 4 筒軸 5 カバー部材 6 円筒状空間部 7 電気コネクタ 8 フラットケーブル 8a コードリール 9 ブロック 10 エア入口 14 エア通路 15 エア出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−293788(JP,A) 実開 昭62−88585(JP,U) 実開 昭62−1892(JP,U) 実開 昭60−157197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】 手首部の回転軸の外周面にカバー部材を
回転可能に装着して回転軸とカバー部材との間に円筒状
空間部を形成し、前記カバー部材に電気コネクタを設
け、この電気コネクタに一端が接続されたフラットケー
ブルを前記円筒状空間部で渦巻状に巻回したコードリー
ルを形成して他端を回転軸外に取り出し、前記カバー部
材に前記円筒状空間部に連通するエア入口を形成し、前
記回転軸に前記円筒状空間部に連通するエア通路と回転
軸外に連通するエア出口とを設けたことを特徴とするロ
ボットの手首機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04251968A JP3127602B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | ロボットの手首機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04251968A JP3127602B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | ロボットの手首機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679684A JPH0679684A (ja) | 1994-03-22 |
JP3127602B2 true JP3127602B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17230678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04251968A Expired - Fee Related JP3127602B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | ロボットの手首機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127602B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106392843A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-02-15 | 温州金石机器人科技有限公司 | 一种防缠绕多方位打磨抛光用的机器人 |
US9758356B2 (en) | 2013-10-04 | 2017-09-12 | Binar Quick-Lift Systems Ab | Swivel |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5540981B2 (ja) | 2010-08-09 | 2014-07-02 | 株式会社デンソーウェーブ | 多関節ロボット |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP04251968A patent/JP3127602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9758356B2 (en) | 2013-10-04 | 2017-09-12 | Binar Quick-Lift Systems Ab | Swivel |
CN106392843A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-02-15 | 温州金石机器人科技有限公司 | 一种防缠绕多方位打磨抛光用的机器人 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0679684A (ja) | 1994-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |