JP3127175U - エレベーター搭載用応急用品保管ケース - Google Patents

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【課題】地震などによりエレベーターが緊急停止したときに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたエレベーター搭載用応急用品保管ケースを提供する。
【解決手段】乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたもので、ケースは、乗り篭内の壁際に寄せて固定的に配置するために、奥行きを短く全体として小型に形成した収容部本体11と、収容部本体11の内部を複数の区画に区分する仕切り枠12、13と、収容部本体の正面の開口部分14を閉じるための収容部カバー15とを有し、仕切り枠12、13で区分された各区画に、飲料、食料類、身体の手当てに使用する衛生用品類22、乗り篭からの脱出に使用する工具類23、外部との情報のやり取りに使用する器具類24その他を応急用品として装備し、かつ、その目録を収容部本体内に配置する。
【選択図】図1

Description

本考案は、地震によりエレベーターが緊急停止したときなどに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたエレベーター搭載用応急用品保管ケースに関するものである。
エレベーターの乗り篭内に人が閉じ込められる事故は、従来から、時々報じられることがある。事故原因の多くは電源系統や制御系統の故障であり、乗り篭内の照明が消えても非常灯で対応でき、また、外部との連絡もつく場合が多いので、不安であるとしても生命に危険が迫るという恐れは少ない。しかし、大地震によってライフラインが切断される状況において、エレベーターに閉じ込められた場合には、やがて、非常灯も消えることになり、また、外部との連絡も期待できず、何時救助の手が届くのかを予測することもできない。場合によっては、エレベーターの救出が遅れ、2、3日の間、閉じ込められる可能性がある。
社団法人日本エレベーター協会によれば、地震発生時の利用者の安全を図るために、地震センサーと連動してエレベーターを自動的に停止する装置の取り付けを推奨しており、例えばエレベーターに損傷を与える恐れがない程度の軽微な揺れだった場合は、一定時間経過後通常運転に自動的に復帰し、震度4以上の強い揺れだった場合には、運転を休止するとともに、エレベーターに損傷が見られなくても、点検を受けるまでは復旧しない、という方針が示されている。このような安全管理対応の下では、一旦エレベーターの運転が停止されると、全体的な安全が確認されない限り、復旧の見込みはないと考えるべきである。
このような状況になれば、脱出するにはどうしたらよいかを考えることになる。乗り篭からの脱出を提案したものには、実開平6−37257号の考案があり、同号の考案ではエレベーターの乗り篭の奥側正面の単位側板の裏面に梯子を組み込むとともに、側板の下端付近を軸として前傾可能とし、前傾したとき梯子が救出口に対して傾斜角度不変に保持されるという構成を開示している。
しかし、脱出できない場合も想定されるが、その場合には持久能力に頼ることになり、極めて不安である。乗り篭の中に、当面必要になる応急用品を装備しておくことが望まれるが、そのような発明、考案は未だ提案されていない。また、応急用品を載り篭の中に装備する場合、悪戯や盗難が問題になる。悪戯や盗難によって装備品が被害を受けている場合には、いざというときに役に立つかどうか分からないからである。
実開平6−37257号
本考案は以上の点に着目して成されたもので、その課題は、地震などによりエレベーターが緊急停止したときに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたエレベーター搭載用応急用品保管ケースを提供することである。また、本考案の他の課題は、平常時において悪戯や盗難によって装備品が被害を受ける可能性を少なくし、緊急事態に良く対応できるようにすることである。
前記の課題を解決するため、本考案は、地震によりエレベーターが緊急停止したときなどに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたものであり、ケースは、乗り篭内の壁際に寄せて固定的に配置するために、奥行きを短く全体として小型に形成した収容部本体と、その収容部本体の内部を複数の区画に区分する仕切り枠と、収容部本体の正面の開口部分を閉じるための収容部カバーとを有するものとし、仕切り枠で区分された各区画に、飲料、食料類、身体の手当てに使用する衛生用品類、乗り篭からの脱出に使用する工具類、外部との情報のやり取りに使用する器具類その他を応急用品として装備し、かつ、その目録を収容部本体内に配置するという手段を講じたものである。収容部本体に収容部カバーを着脱する手段として、少なくとも2箇所のボルト止め部を収容部カバーの要所に設けるとともに、緊急時以外に収容部カバーが開閉されるのを防止する目的で、ボルトを外すのに必要な時間を長引かせるために、収容部本体の奥行きの寸法に近い長さを有する長大なボルトを使用し、かつ、そのボルトと螺合する雌ネジ部を、収容部本体側に設けることが望ましい。
本考案に係るエレベーター搭載用応急用品保管ケースは、地震によりエレベーターが緊急停止したときなどに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うことを目的とする。緊急停止により、乗り篭は一定の階以外の位置で停止したり、扉を開くことができなかったりするなどの状況に陥っている。このような状況では、非常灯が装備されている場合でも、やがて消えてしまう。しかし、乗り篭に閉じ込められた人が、本発明の装備に気付かないことは、悲劇につながることであるので、積極的に応急用品の存在を知らせる構成を採用し、この問題に対応する。即ち、乗り篭の内部に閉じ込められた人に、応急用品を内蔵したケースの存在を知らせる手段として、乗り篭の照明によって蓄光し、停電後蓄光を放射するインクによって印刷された表示部を、収容部カバーに設けることができる。
即ち、本考案に係る装置の存在を乗り篭の内部に閉じ込められた人に知らせる手段として、表示部は、乗り篭の照明を光源として光を取り入れて、消灯後にも有効な表示効果を発揮するものであることが望ましい。この目的を満たす表示は、例えば蓄光性インクで印刷されたものであることが最も望ましい、蓄光性インクは、蓄光性と発光性を有するインクであり、明るい発光を持続する効果が長いという特徴を有するが、発光効果が蓄光性インクほど顕著ではない蛍光インクなども使用可能である。これらのインクの光源には非常灯の光も利用され得る。
本考案は、閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたものである。従って、エレベーターの乗り篭に常備されていることに意味があるので、ケースは、乗り篭内の壁際に寄せて固定的に配置するために、奥行きを短く全体として扁平に形成されているか、或いはコーナーに配置するため三角形状の小型に形成されている収容部本体を、まず有しているものとする。そして、そのような収容部本体の内部を複数の区画に区分する仕切り枠と、収容部本体の正面の開口部分を閉じるための収容部カバーとが組み合わされるものである。
仕切り枠で区分した各区画には、応急用品として、飲料、食料類、身体の手当てに使用する衛生用品類、乗り篭からの脱出に使用する工具類、外部との情報のやり取りに使用する器具類等を装備する。飲料、食料類としては、例えば数年程度は放置しても、品質が変化しないように密封された飲料水、腐敗の恐れのない食品を含み、衛生用品類としては、身体の清浄を保ち、また、怪我などを手当てするものを含み、脱出用工具類としては、鋏やドライバー、バールなどを含み、連絡用器具類としては、ホイッスル、懐中電灯などを含む。さらに、ゴミ袋や、ライターとろうそく、ラジオなども望まれる。そして、それらの目録を収容部本体内に配置する。
収容部本体に応急用品を収めるとともに取り出すために、収容部本体正面に設定した開口部分に、収容部カバーを取り付ける。収容部カバーを着脱する手段として、少なくとも2箇所のボルト止め部を収容部カバーの要所に設けるとともに、緊急時以外に収容部カバーが開閉されるのを防止する目的で、ボルトを外すのに必要な時間を長引かせるために、収容部本体の奥行きの寸法に近い長さを有する長大なボルトを使用し、かつ、そのボルトと螺合する雌ネジ部を、収容部本体に設けるものとする。ボルトを設ける位置は収容部本体のどこでも良いが、分かり易さからいえば目に付き易い正面が最適、次いで上面、側面であろう。
収容部本体の奥行きの寸法に近い長さを有する長大なボルトを使用して、収容部カバーを着脱することにより、少なくとも1〜2分、望ましくは数分以上10分余程度の手間を、応急用品の取り出しに要するものとする。緊急事態にある人が応急用品を使用するためには早く取り出せる方が良いけれども、緊急事態の役に立つためには、平常時における悪戯や盗難を防ぐことも重要であるので、応急用品の取り出しに手間取る措置を講じている。手間取り時間は、乗降の頻繁なエレベーターの場合ほど短くても良いが、まれにしか動かないエレベーターの場合には手間取り時間を長引かせることが、心理的にも有効と考えられる。一方、乗り篭内に閉じ込められている場合に、10分余は長過ぎないという判断から、上記の時間を設定したものであるので、具体的に何分が良いかはさらに変更可能である。
本考案者は、この手間取り時間を稼ぐ手段として、長大なボルトを使用することが最適であると判断した。その理由は、ネジは回せば軸方向に移動し、やがて外すことができるという共通認識があり、取り扱いが誰にでも分かるからである。そして、ピッチを変えれば短いボルトでも取り外すのに時間を必要とし、また、完全に取り外さなければ収容部カバーを取り外すことができない、ということも長大なボルトを使用する理由である。ボルトを設ける位置は自由に決められる。
しかし、収容部本体に収容部カバーを着脱する手段として、収容部本体下部に設けられている上下抜き差し構造を有する係合部と係合可能な係合相手部を、収容部カバー下部に設け、係合部と係合相手部の係合範囲において雌ネジ部と螺合する長大なボルトによるボルト止め部を、収容部カバー上部に設けるものとすると、少ないボルト個数でも係合が外せず、手間取り時間が有効になり、製造も容易となる。雌ネジ部は、収容部本体側に設ければ良い。雌ネジ部としては、例えばナットをロウ付けなどの手段により収容部本体側に固着したり、或いは収容部本体の目的位置に雌ネジを切ったりするような方法で設けることができる。
乗り篭の内部に収容部本体を固定的に配置するために、篭内の鉄製の壁面に磁気吸着する磁石と、壁面に接着する粘着剤の内の、どちらか一方又は両方を固定手段として具えていることが望ましい。こうした固定手段により、あらゆるタイプのエレベーターに本考案のケースを装備することが可能になり、普及が早いと考えられる。また、エレベーターに永久固定されないこのような固定手段は、乗り篭の外へ持ち出すことも容易であり、内容物の入れ替えのためにも有効である。その分、盗難の可能性も高まるが、総重量二十数キログラムになり、把手のないことを考えると、持ち歩くことは容易ではない。
本考案は上記のように構成されかつ作用するものであるから、地震などによりエレベーターが緊急停止したときに、乗り篭の内部に閉じ込められた人が利用し易く、必要な応急用品により、人命を救うために有効である。また、本考案によれば、長大なボルトを固定手段として使用することにより、平常時において悪戯や盗難によって装備品が被害を受ける可能性を少なくし、緊急事態に良く対応することができる。
以下図示の実施形態を参照して、本考案に係るエレベーター搭載用応急用品保管ケースをより詳細に説明する。各図において、10は本考案に係る応急用品保管ケースを示しており、このケース10は、エレベーターの乗り篭内の壁際に寄せて固定的に配置するために、奥行きを短く全体として扁平な直方体形状に形成した収容部本体11を有しており、その収容部本体11には、内部を複数の区画に区分する仕切り枠12、13と、収容部本体11の正面の開口部分14を閉じるための収容部カバー15が組み合わされる。ケースサイズについて一例を示すと、数人が2〜3日間生活するものとして長さ約700ミリ弱、高さ約600ミリ強、奥行き約100ミリである。なお、収容部本体11の開口部分14の端縁11a及び収容部カバー15の裏側折り返し部の端縁15aは直角に折り曲げられ、剛性を強化している。
収容部本体11は、正面と背面及び上下左右の側面の内、正面にのみ開口部分14を設け、他の5面は閉じているもので(図3参照)、正面上部と上面前部の作る角には、平常時の利用者に対する安全対策として、斜めに面取り部11bを設けて整形した構成を有している。収容部カバー15は、収容部本体11の正面の開口部分14を完全に覆える大きさと形状を有する1枚の板状のもので、まず、その収容部カバー15の正面には、乗り篭の照明によって蓄光し、停電後蓄光を放射するインクによって印刷された表示部16を有している。表示部16は、乗り篭の照明を光源として光を取り入れ、消灯後にも有効な表示効果を発揮するもので、緊急時に対処するもので、悪戯や盗難を禁止すること、内部に入っている物、取り扱い方法、などを表示の内容とする。
例示の収容部本体11に収容部カバー15を着脱する手段として、図1の例では2箇所のボルト止め部を収容部カバー15の上部左右に設けている。このボルト止め部は、緊急時以外に収容部カバーが開閉されるのを防止する目的で、ボルト17を外すのに必要な時間を長引かせるために、収容部本体11の奥行きの寸法に近い長さを有する長大なボルト17を使用しており、かつ、そのボルト17と螺合する雌ネジ部18を収容部本体11の正面側上部に設けている。奥行き約100ミリの前記の例では、95ミリの長大なボルト17を使用し、取り外すために少なくとも1〜2分を要するように図っている。従って、ボルト17を収容部本体11の正面以外に設ける場合にも奥行寸法に近い長さを有するものとする。長大なボルト17は、ドライバーのほかにも、例えばコインをねじ回しとすることができる溝を有するマイナスのネジ頭部17aを有している。また、図示の例において、雌ネジ部18にはナットを使用し、これを収容部本体11にロウ付け手段により固着している(図4E)。
しかし、2箇所のボルト止め部は必要最小限度の数であり、3箇所以上設けることができることは既に述べたとおりである。図2Bには、その例として収容部カバー15の左側上部に3個のボルト17を狭い間隔で並べ、右側上部も同様にして合計6個のボルト17を使用するボルト止め部を形成したものを示す。ボルト数が多いだけ外すのに必要な時間が長引くので、悪戯や盗難を防止する上で効果があり、ボルト17を狭い間隔で並べているのも、ボルトを回しにくくするためである。
さらに図示の例では、収容部カバー15を収容部本体11に取り付けるために、上下抜き差し構造を有する箱状断面の係合部19を収容部本体下部に設け、その係合部17と係合可能な逆L字状断面の係合相手部20を収容部カバー下部に設けている(図3、図4C等参照)。係合部19と係合する係合相手部20の係合範囲において、上記雌ネジ部18と螺合する長大なボルト17によるボルト止め部を、収容部カバー上部に設けているものである。
このように構成された収容部本体11には、前記の仕切り枠12、13が、例えば半田付けにより取り付けられている。仕切り枠12、13で区分した各区画には、応急用品として、飲料、食料類21、身体の手当てに使用する衛生用品類22、乗り篭からの脱出に使用する工具類23、外部との情報のやり取りに使用する器具類24等を装備する。図示の例において、飲料、食料類21には、数年程度は放置しても、品質が変化しないように密封された飲料水21a、同様に数年近く保存可能なカンパン21bを収め、衛生用品類22としては、身体の清浄を保つために携帯トイレ22a、生理用品22b、また、怪我などを手当てする包帯22c、絆創膏類22dを収め、脱出用工具類23としては、鋏み23aとドライバー23b、バール23c、軍手23dを収め、連絡用器具類24としては、ホイッスル24a、懐中電灯24bを収め、その他25としてゴミ袋25aや、ライターとろうそく25b、ラジオ25c、フック25d、ティシューペーパー25e、化学カイロ25f、発光体25gなどを収める。これらの収められているものの目録も収容部本体内に配置する。
乗り篭の内部に、収容部本体11を、永久固定ではない手段方法を用いて固定的に配置するために、固定手段26として具えている。図示の固定手段26は、乗り篭内の鉄製の壁面Wに磁気吸着する磁石を混合した樹脂片をしようし、かつ、壁面に接着する粘着剤を樹脂片の表面に接着したもので、磁気吸着と接着の両方の固定手段を併用した例である。こうした固定手段26により、あらゆるタイプのエレベーターに本考案のケースを装備することが可能に行える。
本考案に係るエレベーター搭載用応急用品保管ケース10は上記のような構成を有しており、エレベーターの乗り篭の壁面Wに固定配置することにより常時積載し、震災の備えとすることができる。大地震によりエレベーターが停止し、供電停止の状態に至ったときには、閉じ込められた者がケース内の内容物を取り出し、自由に使用することができる。このような状態の下では、乗り篭の内部では非常等が点灯すると考えられるが、点灯しない場合でも、それまでの照明を受けて、表示部16の蓄光が発光し、応急用品が存在していることを閉じ込められた者に知らせることになる。その者は、長大なボルト17をネジ戻して完全に引き抜くまでは不安であろうけれども、収容部カバー15を取り外し、収容部本体11内に応急用品を発見するにおよび安心を得ることとなる。応急用品には飲料、食料類21、身体の手当てに使用する衛生用品類22、乗り篭からの脱出に使用する工具類23、外部との情報のやり取りに使用する器具類24、その他25を装備しているので、当座の対応に困ることはなく、落ち着いて脱出方法を考えることができる。なお、長大なボルト17は取り外すのに相当の時間を要し、普通に利用されるエレベーターにおいて利用者が乗り合わせる時間間隔では内容物を取り出すことが困難なので、平常時における盗難対策として有効である。
本考案に係るエレベーター搭載用応急用品保管ケースの一例を示す正面図。 本考案における収容部カバーを示すもので、Aは図1のものの正面図、Bは変形例の部分正面図。 本考案に係る応急用品保管ケースの収容部カバーを分解して示す斜視図。 本考案に係る応急用品保管ケースの要部を示すもので、Aは縦断面図、Bはネジ止め部の断面図、Cは係合部の断面図、Dは収容部カバーの裏面の下部隅部を示す斜視図、Eは収容部カバーの裏面の上部隅部を示す斜視図。 本考案に係る応急用品保管ケースに収める応急用品の1例を示す正面図。
符号の説明
10 エレベーター搭載用応急用品保管ケース
11 収容部本体
12 縦の仕切り枠
13 横の仕切り枠
14 開口部分
15 収容部カバー
16 表示部
17 ボルト
17a 頭部
18 雌ネジ部
19 係合部
20 係合相手部
21 飲料、食料類
22 衛生用品類
23 工具類
24 器具類
25 その他
26 固定手段

Claims (5)

  1. 地震によりエレベーターが緊急停止したときなどに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたもので、
    ケースは、乗り篭内の壁際に寄せて固定的に配置するために、奥行きを短く全体として小型に形成した収容部本体と、その収容部本体の内部を複数の区画に区分する仕切り枠と、収容部本体の正面の開口部分を閉じるための収容部カバーとを有し、
    仕切り枠で区分された各区画に、飲料、食料類、身体の手当てに使用する衛生用品類、乗り篭からの脱出に使用する工具類、外部との情報のやり取りに使用する器具類その他を応急用品として装備し、かつ、その目録を収容部本体内に配置したことを特徴とするエレベーター搭載用応急用品保管ケース。
  2. 地震によりエレベーターが緊急停止したときなどに、乗り篭の内部に閉じ込められた人を救うために必要な応急用品をケースに詰め合わせたもので、
    ケースは、乗り篭内の壁際に寄せて固定的に配置するために、奥行きを短く全体として扁平に形成した収容部本体と、その収容部本体の内部を複数の区画に区分する仕切り枠と、収容部本体の正面の開口部分を閉じるための収容部カバーとを有し、
    仕切り枠で区分された各区画に、飲料、食料類、身体の手当てに使用する衛生用品類、乗り篭からの脱出に使用する工具類、外部との情報のやり取りに使用する器具類その他を応急用品として装備し、かつ、その目録を収容部本体内に配置し、収容部本体に収容部カバーを着脱する手段として、少なくとも2箇所のボルト止め部を収容部カバーの要所に設けるとともに、緊急時以外に収容部カバーが開閉されるのを防止する目的で、ボルトを外すのに必要な時間を長引かせるために、収容部本体の奥行きの寸法に近い長さを有する長大なボルトを使用し、かつ、そのボルトと螺合する雌ネジ部を、収容部本体に設けたことを特徴とするエレベーター搭載用応急用品保管ケース。
  3. 収容部本体に収容部カバーを着脱する手段として、収容部カバーは、収容部本体下部に設けられている上下抜き差し構造を有する係合部と係合可能な係合相手部を、収容部カバー下部に有し、上記の係合範囲において雌ネジ部と螺合する長大なボルトによるボルト止め部を、収容部カバー上部に有している請求項1記載のエレベーター搭載用応急用品保管ケース。
  4. 乗り篭の内部に閉じ込められた人に、応急用品を内蔵したケースの存在を知らせる手段として、乗り篭の照明によって蓄光し、停電後蓄光を放射する、蓄光性インクによって印刷された表示部を、収容部カバーの正面に設けた請求項1記載のエレベーター搭載用応急用品保管ケース。
  5. 乗り篭の内部に収容部本体を固定的に配置するために、篭内の鉄製の壁面に磁気吸着する磁石と、壁面に接着する粘着剤の内の、どちらか一方又は両方を固定手段として具えている請求項1記載のエレベーター搭載用応急用品保管ケース。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009184823A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Tornex Inc 非常用防災品備蓄庫
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