JP3126285B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3126285B2
JP3126285B2 JP06325590A JP32559094A JP3126285B2 JP 3126285 B2 JP3126285 B2 JP 3126285B2 JP 06325590 A JP06325590 A JP 06325590A JP 32559094 A JP32559094 A JP 32559094A JP 3126285 B2 JP3126285 B2 JP 3126285B2
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秀則 林
健司 寺尾
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、プリン
タ等に用いられる記録装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の装置は、図4に示すよう
に、n(nは複数)ライン分の画信号を記憶するn行ラ
インメモリ1と、n個の記録素子が副走査方向に1列に
配置された記録体(記録ヘッド)2と、この記録体2を
主走査方向に移動させる主走査駆動手段3と、記録紙な
どの記録媒体を副走査方向に移動させる副走査駆動手段
4と、各種の信号端子5〜9と、各部の動作を集中的に
制御する制御回路10とを有し、外部装置(図示省略)
から転送されたnライン分の画信号PiXをn行ライン
メモリ1に格納する一方、このn行ラインメモリ1に格
納された画信号MPiXを副走査方向にn画素分ずつ切
り出して記録体2に転送することによって、記録体2が
主走査方向を1回移動するごとにnライン分の画信号を
記録することが行われていた。 【0003】図4において、PCKは画信号PiXのサ
ンプリングクロック信号、LENBは1ライン分の画信
号の有効区間を示すラインイネーブル信号、REQは1
ライン分の画信号を外部装置に要求するリクエスト信
号、PAGEは1ページ分の画信号の有効区間を示すペ
ージ信号をそれぞれ示す。これらの信号は、端子5〜9
を介して伝達される。 【0004】また、WCTLは書込制御信号であって、
この信号WCTLによってn行ラインメモリ1への画信
号PiXの書き込みが制御される。 【0005】RCTLは読出制御信号であって、この信
号RCTLによってn行ラインメモリ1からの画信号M
PiXの読み出しが制御される。 【0006】SCKはシフトクロックであって、このク
ロックSCKに同期して、n行ラインメモリ1から読み
出された画信号MPiXが記録体2内のシフトレジスタ
(図示省略)に転送(シフトイン)される。 【0007】WENBは記録制御信号であって、記録体
2に1列分の画信号が転送され終わるごとに制御回路1
0から発せられる。この信号WENBによって、記録体
2に転送された画信号の中の黒画素信号に対応する記録
素子が選択的に通電駆動されて、1列分の画信号が記録
媒体に記録される。 【0008】HMは主走査駆動信号であって、記録体2
1列分すなわちn画素分の画信号を記録するごとに制
御回路10から主走査駆動手段3に与えられる。主走査
駆動手段3は、主走査駆動信号HMが与えられる度に、
記録体2を主走査方向へ1画素分の幅だけ移動駆動す
る。 【0009】PMは副走査駆動信号であって、記録体2
が主走査方向を1回移動するごとに制御回路10から副
走査駆動手段4に与えられる。副走査駆動手段4は、副
走査駆動信号PMが与えられる度に、記録媒体を副走査
方向へn画素分の長さだけ移動駆動する。 【0010】ここで、nライン行メモリ1に格納された
n行分の画信号は、副走査方向から1列分すなわちn画
素分ずつ切り出されて読み出され、上記記録体2に転送
されて記録されるようになっている。 【0011】記録体2は、1列分の画信号を記録するご
とに主走査方向に1画素分の幅だけ移動させられる。こ
の動作を繰り返しながら記録体2は主走査方向に移動す
る。記録体2が主走査方向を端から端まで1通り移動す
るごとに、n行ラインメモリ1に格納されたnライン分
の画信号が記録される。 【0012】nライン分の画信号の記録が完了すると、
次のnライン分の画信号がn行ラインメモリ1に新たに
格納されるとともに、記録媒体が副走査方向にn画素分
の長さだけ移動させられる。この後、再び同様の動作が
繰り返されて次のnライン分の画信号が記録される。 【0013】以上のようにして、記録体が主走査方向を
1回移動するごとにnライン分の画像が帯状に記録さ
れ、このnライン分の画像が副走査方向に順次並べて記
録されることにより1ページ分の画像が記録されるよう
になっている。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成に
よれば、副走査方向に隣接して記録されたnライン分ず
つの画像が互いに部分的に重なってしまったり、あるい
はnライン毎の画像の間に記録抜けが生じてしまうこと
がある、という問題点があった。 【0015】上述した問題は以下の理由で生じる。すな
わち、記録媒体の副走査方向への移動距離は、たとえば
副走査駆動手段の機構部分によって固定的に設定され
る。このため、その副走査駆動手段の機構部分に装置ご
とのばらつきがあると、1主走査移動ごとに行われる副
走査方向への移動の量が装置によって異なってくる。こ
のため、装置によっては、前回に記録されたnライン分
の画像と今回に記録されたnライン分の画像との間に部
分的な重なり、あるいは記録抜けが生じてしまうことが
ある。 【0016】上述した問題を回避する手段としては、た
とえば特開昭61−274568号公報に記載されてい
る情報読取装置のように、主走査方向への読取動作と副
走査方向への駆動動作をタイミングベルトなどを使って
互いに同期させる技術を利用することが考えられる。 【0017】しかしながら、この技術は、画像を1ライ
ンずつ記録する場合に限って有効であって、記録体を主
走査方向へ1回移動させるごとに複数ライン分の画像を
記録する場合には、上述した問題点の解決策とはなり得
ない。 【0018】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、記録体が主走査方向へ1回移動して複数ライン
分の画像を記録するごとに行われる副走査方向への移動
の量を適切に補正して、各主走査移動回ごとに記録され
る画像の間に部分的に重なり、あるいは記録抜けが生じ
ないようにすることができる記録装置を提供することに
ある。 【0019】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、副走査方向に複数個の記録素子が配置さ
れた記録体と、この記録体を主走査方向に相対移動させ
る主走査駆動手段と、記録媒体を副走査方向に相対移動
させる副走査駆動手段と、前記記録体が主走査方向を1
回相対移動するごとに行われる記録媒体の副走査方向へ
の相対移動の量に対する補正画素数を任意に設定して前
記相対移動量の補正を行う移動量補正手段と、記録画像
に対応する画信号を格納する記憶手段と、記録体が主走
査方向に2回移動することによって記録されるパターン
であり、1回目の記録パターンは、同一の形状およびサ
イズの矩形パターンが主走査方向に配列された交番パタ
ーンを含み、2回目の記録パターンは、副走査方向の長
さが異なる矩形パターンが主走査方向に配列された交番
パターンで、かつ、隣り合う矩形パターンの副走査方向
の長さの差が1画素分の長さの整数倍で階段状に変化す
るパターンを含むテスト画信号を発生する画信号発生手
段と、前記記憶手段あるいは前記画信号発生手段のどち
らか一方の画信号を選択して前記記録体に出力する選択
手段とを備えたものである。 【0020】 【作用】本発明は上述の構成によって、記録体が主走査
方向へ1回移動させられるごとに副走査方向へ移動させ
られる記録媒体の移動量が適切であるか否かおよび適切
な移動量からどの程度はずれているかを明確に判別する
ことができるとともに、この判別の結果に基づいて上記
記録媒体の移動量に適切な補正を加えることができる。
これにより、記録体が主走査方向へ1回移動して複数ラ
イン分の画像を記録するごとに行われる副走査方向への
記録媒体の移動量を適切に補正して、各主走査移動回ご
とに記録される画像の間に部分的な重なり、あるいは記
録抜けが生じないようにすることが可能になる。 【0021】 【実施例】図1は本発明の一実施例による記録装置の概
略構成を示すものであって、1は外部装置(図示省略)
からライン単位で入力される画信号PiXをn(nは複
数)ライン分まで記憶するn行ラインメモリ、2はn個
の記録素子が副走査方向に1列に配置された記録体(記
録ヘッド)、3は記録体2を主走査方向に移動させる主
走査駆動手段、4は記録紙などの記録媒体を副走査方向
に移動させる副走査駆動手段、5〜9は各種の信号端
子、10は各部の動作を集中的に制御する制御回路、1
1はテスト画信号TPiXを発生する画信号発生回路、
12は上記n行ラインメモリ1から読み出される画信号
MPiXまたは上記画信号発生回路11から発せられる
テスト画信号TPiXのいずれか一方を選択して上記記
録体2に入力させるセレクタ、13は記録媒体の副走査
方向への移動の量に対する補正量を設定する補正量設定
回路、14は上記副走査駆動手段4によって行われる記
録媒体の移動の量に補正を加える移動量補正回路、15
はテスト時に使用されるテストスイッチである。 【0022】ここで、制御回路10は、マイクロ・コン
ピュータなどの汎用情報処理装置を用いて構成される。 【0023】画信号発生回路11は、たとえば図2に示
すように、上記記録体2が少なくとも主走査方向を2回
以上移動させられることによって記録される画像であっ
て、上記副走査駆動手段4による移動の量が適切である
か否かの判別が行えるようなパターンのテスト画信号T
PiXを発生する。 【0024】補正量設定回路13はディップスイッチな
どを用いて構成される。この補正量設定回路13によっ
て、上記記録体2が主走査方向を1回移動するごとに行
われる記録媒体の副走査方向への相対移動の量に対する
補正量を任意にデジタル設定することができるようにな
っている。 【0025】移動量補正回路14は、上記補正量設定回
路13の設定にしたがって、上記記録体2が主走査方向
を1回移動するごとに上記副走査駆動手段4によって行
われる記録媒体の移動の量に補正を加える。 【0026】PCKは、外部装置から画信号PiXに同
期して入力されるサンプリングクロック信号である。L
ENBは、外部装置から1ライン分の画信号の有効区間
を示すために入力されるラインイネーブル信号である。
REQは、外部装置に対して1ライン分の画信号を要求
するリクエスト信号であって、この信号REQは上記制
御回路10から発せられる。PAGEは、外部装置から
1ページ分の画信号の有効区間を示すために入力される
ページ信号である。これらの信号は、端子5〜9を介し
て伝達される。 【0027】また、WCTLは書込制御信号であって、
この信号WCTLによってn行ラインメモリ1への画信
号PiXの書き込みが制御される。 【0028】RCTLは読出制御信号であって、この信
号RCTLによってn行ラインメモリ1からの画信号M
PiXの読み出しが制御される。 【0029】SCKはシフトクロックであって、このク
ロックSCKに同期して、n行ラインメモリ1から読み
出された画信号MPiXが記録体2内のシフトレジスタ
(図示省略)に転送される。 【0030】WENBは記録制御信号であって、記録体
2に記録画信号SPiXが転送され終えるごとに制御回
路10から発せられる。この信号WENBによって、記
録体2に転送された画信号の黒画素に対応する記録素子
が選択的に通電駆動されて、1列分の画信号が記録媒体
に記録される。 【0031】HMは主走査駆動信号であって、記録体2
は1列分すなわちn画素分の画信号を記録するごとに制
御回路10から主走査駆動手段3に与えられる。主走査
駆動手段3は、主走査駆動信号HMが与えられる度に、
記録体2を1画素分の長さだけ主走査方向へ移動駆動す
る。 【0032】PMは副走査駆動信号であって、記録体2
が主走査方向を1回移動させられるごとに制御回路10
から副走査駆動手段4に与えられる。副走査駆動手段4
は、副走査駆動信号PMが与えられる度に、記録媒体を
n画素分の長さだけ副走査方向へ移動駆動する。 【0033】PSTはテスト信号発生指令信号であっ
て、テストスイッチ15がオンされたときに、制御回路
10から画信号発生回路11に与えられる。画信号発生
回路11は、そのテスト信号発生指令信号PSTが与え
られると、図2に示すようなパターンのテスト画信号T
PiXを発生する。 【0034】SELは画信号選択指令信号であって、制
御回路10からセレクタ12に与えられる。セレクタ1
2は、その画信号選択指令信号SELの論理状態に基づ
いて、記録体2に入力される画信号SPiXを上記2種
類の画信号MPiXとTPiXの中から選択する。この
場合、テストスイッチ15がオンされたときは、上記画
信号発生回路2からのテスト画信号TPiXとして記録
体11に転送される。これ以外の通常の動作モードで
は、n行ラインメモリ1から読み出された画信号MPi
Xが記録画信号SPiXとして記録体2に転送される。 【0035】CSETは補正量設定データであって、上
記補正量設定回路13から移動量補正回路14に与えら
れる。この補正量設定データCSETは、手動操作など
によって任意に設定されるデータである。 【0036】MSETは補正制御信号であって、上記移
動補正回路14から副走査駆動手段4に与えられる。こ
の補正制御信号MSETは、上記補正量設定データCS
ETに従って生成される。 【0037】図2は上記画信号発生回路11によって発
生されるテスト画信号TPiXのパターン例を示す。 【0038】同図に示すパターンは、記録体2が主走査
方向を2回移動することによって記録されるパターンで
ある。 【0039】この場合、1回目の記録パターンは、同一
の形状およびサイズの矩形パターンがm画素分の間隔を
置いて主走査方向に配列された交番パターンからなって
いる。各矩形パターンはそれぞれ、副走査方向にn画素
分の長さと主走査方向にm画素分の幅をもっている。 【0040】また、2回目の記録パターンは、これも1
回目に記録された矩形パターンと同様、その主走査方向
への幅だけを同じくする矩形パターンがm画素幅分の間
隔を置いて主走査方向に配列された一種の交番パターン
である。ただし、この2回目の記録パターンでは、副走
査方向への長さは矩形パターンごとに少しずつ異ならせ
られ、この長さの異なる多数の矩形パターンがその下端
位置を同一に揃えられた状態で長さ順に配列されている
ことにより、一種の階段状のパターンをなしている。こ
の場合、隣り合う矩形パターンの長さの差いわゆる段差
は、n画素分の長さを矩形パターンの全数で除した長さ
に最も近い1画素分の長さ整数倍である。 【0041】このようなパターンによって、1回目の記
録画像と2回目の記録画像との間の重なり具合が明確に
判別されるようになっている。 【0042】たとえば、記録体2が主走査方向に1回移
動するごとの副走査方向への移動量が適切であった場合
には、図2に示すように、2回目に記録された矩形パタ
ーンのうち、n画素分の長さをもつ最左端の矩形パター
ンの上端が1回目の記録領域の下端に合致するようにな
る。 【0043】また、上記副走査方向への移動量が適切で
なかった場合には、n画素分の長さをもつ最左端の矩形
パターンの上端と1回目の記録領域の下端とは合致せ
ず、その間にすき間あるいはつまり生じる。このすき間
あるいはつまりの状態によって、上記移動量が適切でな
いことを一目瞭然に判別することができるとともに、上
記移動量が適切な量からどの程度ずれているかも大体把
握することができる。さらに、上記移動量が適切な量よ
りも短かった場合には、上端が1回目の記録領域の下端
に最も接近している矩形パターンの配列順番によって、
上記移動量のずれを正確に定量することもできる。 【0044】図3はn行ラインメモリ1内の記憶位置を
示す。同図に示すように、n行ラインメモリ1内には、
主走査方向に対応するライン内アドレス方向にx列、副
走査方向に対応するラインアドレス方向にn行の記憶番
地が設定されている。すなわち、nライン×x列分の画
信号P11−Pnxを画素単位で随時読出可能に格納す
ることができるようになっている。このn行ラインメモ
リ1に格納されたnライン分の画信号は、副走査方向に
1列分すなわちn画素分ずつ切り出されて読み出される
ようになっている。読み出された画信号MPiXは、セ
レクタ12を介して記録体2に転送されて記録される。 【0045】以上のように構成された記録装置につい
て、以下その動作説明する。先ず、記録体2が主走査方
向へ1回移動させられるごとに行われる記録媒体の副走
査方向への移動の量が適切か否かを判定する場合につい
て説明する。 【0046】この判定を行うためには、先ず、テストス
イッチ15をオンしてテストモードを設定する。する
と、制御回路10は、そのテストモードの設定に応じ
て、画信号発生回路11にテスト画信号TPiXを発生
させるとともに、このテスト画信号TPiXをセレクタ
12を介して記録体2に記録画信号SPiXとして入力
させる。 【0047】これにより、図2に示したようなパターン
のテスト画像が記録される。このテスト画像の記録は、
前述したように、記録体2が主走査方向を2回移動させ
られることによって記録される。この記録されたテスト
画像によって、副走査方向への移動量が適切であるか否
かが明確に判別されるようになる。 【0048】たとえば、副走査方向への移動量が適切で
あった場合すなわちその移動量が正確にn画素長であっ
た場合には、図2に示したように、2回目に記録された
矩形パターンのうち、その最左端に位置するn画素長の
矩形パターンの上端位置が1回目に記録されたn画素長
矩形パターンの下端位置に合致する。また、副走査方
向への移動量が適切でなく、たとえばn画素長よりも短
いk画素長しかなかった場合には、2回目に記録された
多数の矩形パターンのうち、画素長の矩形パターンの
上端位置が、1回目に記録されたn画素長の矩形パター
ンの下端位置に合致するようになる。反対に、上記移動
量がn画素長よりも長かった場合には、最左端のn画素
矩形パターンの上側にすき間ができる。 【0049】以上のようにして、先ず、副走査方向への
移動量が適切であった否かの判別を行うことができる。 【0050】次に、副走査方向への移動量が適切でな
く、たとえばその移動量がn画素長よりも短い画素分
しかないと判別された場合について説明する。 【0051】この場合は、補正量設定回路13によって
+(n−k)画素分の長さに相当する補正量を設定する
操作を行う。これにより、移動量補正回路14は、副走
査駆動手段4に対して、1主走査移動ごとに行われる移
動の量をn−k画素分の長さだけ増加させるような補正
を加えるようになる。このとき、要すれば、上述したテ
ストモード再度実行させて、設定された補正量が適切で
あったか否かを確認し、仮にその補正量が適切でなかっ
たならば修正することを行う。 【0052】以上のようにして補正量の設定を行ったな
らば、通常の記録モードによって、n行ラインメモリ1
に格納された画信号を1列分ずつ読み出して記録させる
動作を行わせる。このとき、副走査駆動手段4は、上述
した補正が行われることによって、記録媒体を1主走査
の移動によって記録される画像の長さ分だけ正確に移動
させることができるようになっている。 【0053】以上の説明から明らかなように、上述した
実施例の記録装置では、記録体2が主走査方向へ1回移
動させられるごとに副走査方向へ移動させられる記録媒
体の移動量が適切であるか否かおよび適切な移動量から
どの程度はずれているかを明確に判別することができる
ようになっているとともに、この判別の結果に基づいて
上記記録媒体の移動量に適切な補正を加えることができ
るようなっている。これにより、記録体2が主走査方向
へ1回移動して複数ライン分の画像を記録するごとに行
われる副走査方向への記録媒体の移動量を適切に補正し
て、各主走査移動回ごとに記録される画像の間に部分的
な重なり、あるいは記録抜けが生じないようにすること
ができる。 【0054】なお、記録体2および記録媒体の移動駆動
はそれぞれ相対的に行えばよく、したがって、記録体の
代わりに記録媒体を主走査方向へ移動させたり、あるい
は記録媒体の代わりに記録体を副走査方向へ移動させる
ようにしてもよい。また、テスト画信号TPiXは、図
2に示したパターンに限定されず、他のパターンであっ
てもよい。 【0055】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、副走査方向に複数個の記録素子が配置された記録体
を主走査方向に1回移動させるごとに記録媒体を副走査
歩行へ移動させるとともに、その記録媒体の相対移動量
に補正を加えられるようにする一方、上記記録体が主走
査方向を少なくとも2回相対移動することによって記録
される画信号であって、副走査駆動手段による移動の量
が適切であるか否かの判別が行えるようなパターンのテ
スト画信号を発生して試験的に記録させることによっ
て、記録体が主走査方向へ1回移動させられるごとに副
走査方向へ移動させられる記録媒体の移動量が適切であ
るか否かおよび適切な移動量からどの程度はずれている
かを明確に判別することができるとともに、この判別の
結果に基づいて上記記録媒体の移動量に適切な補正を加
えることができるため、記録体が主走査方向へ1回移動
して複数ライン分の画像を記録するごとに行われる副走
査方向への移動の量を適切に補正して、各主走査移動回
ごとに記録される画像の間に部分的な重なり、あるいは
記録抜けが生じないようにすることができる、という効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す記録装置の概略構成図 【図2】同装置に設けられた画信号発生回路によって発
生されるテスト画信号のパターン例を示す図 【図3】同装置に設けられたn行ラインメモリ内の記憶
配置状態を示す図 【図4】従来の記録装置の一例を示す概略構成図 【符号の説明】 1 n行ラインメモリ 2 記録体(記録ヘッド) 3 主走査駆動手段 4 副走査駆動手段 5〜9 信号端子 10 制御回路 11 画信号発生回路 12 セレクタ 13 補正量設定回路 14 移動量補正回路 15 テストスイッチ PiX 入力画信号 MPiX 読出画信号 SPiX 記録画信号 TPiX テスト画信号 PCK サンプリングクロック信号 REQ リクエスト信号 LENB ラインイネーブル信号 PAGE ページ信号 WCTL 書込制御信号 RCTL 読出制御信号 SCK シフトクロック WENB 記録制御信号 HM 主走査駆動信号 PM 副走査駆動信号 PST テスト信号発生指令信号 SEL 画信号選択指令信号 CSET 補正量の設定データ MSET 補正制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−41275(JP,A) 特開 昭61−222778(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.副走査方向に複数個の記録素子が配置された記録体
    と、この記録体を主走査方向に相対移動させる主走査駆
    動手段と、記録媒体を副走査方向に相対移動させる副走
    査駆動手段と、前記記録体が主走査方向を1回相対移動
    するごとに行われる記録媒体の副走査方向への相対移動
    の量に対する補正画素数を任意に設定して前記相対移動
    量の補正を行う移動量補正手段と、記録画像に対応する
    画信号を格納する記憶手段と、記録体が主走査方向に2
    回移動することによって記録されるパターンであり、1
    回目の記録パターンは、同一の形状およびサイズの矩形
    パターンが主走査方向に配列された交番パターンを含
    み、2回目の記録パターンは、副走査方向の長さが異な
    る矩形パターンが主走査方向に配列された交番パターン
    で、かつ、隣り合う矩形パターンの副走査方向の長さの
    差が1画素分の長さの整数倍で階段状に変化するパター
    ンを含むテスト画信号を発生する画信号発生手段と、前
    記記憶手段あるいは前記画信号発生手段のどちらか一方
    の画信号を選択して前記記録体に出力する選択手段とを
    備えた記録装置。
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JPH07203141A (ja) 1995-08-04

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