JP3125954U - 壁面格納洗面装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗面盤を格納できる洗面装置において、洗面盤の展開と角の宇土による破損を起こりにくくし、かつ壁面を占有するスペースをコンパクトにする。
【解決手段】洗面盤12を取付基盤11に対して回動可能に取り付け、使用時には取付基盤11が有する張り出し部26に洗面盤12を当てることでストッパーとして、水を受ける面32を上方向に向けて固定されて、水道口22からの水を受けることができ、かつ、使用後には水を受ける面32を基盤本体21に向けて立てることで排水し、かつ手前方向への占有幅を使用時より小さくして格納できる壁面格納洗面装置とする。
【選択図】図1
【解決手段】洗面盤12を取付基盤11に対して回動可能に取り付け、使用時には取付基盤11が有する張り出し部26に洗面盤12を当てることでストッパーとして、水を受ける面32を上方向に向けて固定されて、水道口22からの水を受けることができ、かつ、使用後には水を受ける面32を基盤本体21に向けて立てることで排水し、かつ手前方向への占有幅を使用時より小さくして格納できる壁面格納洗面装置とする。
【選択図】図1
Description
この考案は、非使用時に洗面盤をコンパクトに格納できる洗面装置に関する。
一般に洗面台は、吸水口と排水口とを有し、水を受け、一時的に溜めておくことが可能な洗面盤からなる。この洗面盤は、床面を濡らさずに顔や手を洗ったりするために十分な空間を確保するため、壁面から手前に大きく張り出している。
しかし、一般に用いられている洗面台では、洗面盤が張り出している分、使用していない時でも大きくスペースを占有する。これに対して、特許文献1に記載のような壁面に収納可能な洗面台や、特許文献2に記載のような、開口部を有する収納壁を備えてこの収納壁の前面部分で水槽部を回動自在にして収納壁に格納可能とした水回り設備装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の洗面台は、使用時に水を受ける洗面盤を水平方向に固定するために、間接を有する支持レバーで壁面から吊っており、洗面器の強度試験で要求されるような荷重が洗面盤にかかった場合には、この支持レバーに力学的な負担が集中するため、破損しやすいという問題点があった。また、特許文献2に記載の水回り設備装置では、洗面盤を支える際の負荷は小さいが、壁面に収納壁を取り付けるために収納壁の分のスペースを必要とし、コンパクトなものではなかった。
そこでこの考案は、洗面盤の展開と格納とによる破損を起こりにくくし、かつ、壁面を占有するスペースをコンパクトにした、洗面盤を格納できる洗面装置を提供することを目的とする。
この考案は、壁面に接する基盤本体と、前面に取り付けられる水道口と、下部に設けられた排水口とからなり壁面に取り付ける取付基盤と、水を受ける洗面盤とからなる洗面装置で、前記洗面盤は、前記取付基盤に対して回動可能に取り付けてあり、使用時には前記取付基盤が有する張り出し部に前記洗面盤を当てることでストッパーとして、水を受ける面を上方向に向けて固定されて、水道口からの水を受けることができ、かつ、使用後には水を受ける面を前記基盤本体に向けて立てることで排水し、かつ手前方向への占有幅を使用時より小さくして格納することができる、壁面格納洗面装置を製造することにより、上記の課題を解決したのである。
張り出し部をストッパーとして洗面盤を固定するので、張り出し部分を幅広くとることで洗面盤の重量によりかかる負担を分散できるようになり、重量が一点に集中する間接を有する支持レバーを用いて固定するよりも、破損しにくい洗面装置とすることができる。また、格納時でも収納壁などを用いず、壁面に取り付けた取付基盤に向けて洗面盤を立てて固定するだけであるので、壁面で必要とするスペースは最小限に抑えることができる。
また、回動軸を中心にした回動に対して張り出し部をストッパーとして洗面盤を固定するので、レバーを用いて取付基盤と洗面盤とを繋いでおく必要がなくなり、取付基盤と洗面盤とを着脱可能にすることができる。すなわち、洗面盤の両側に設けた溝から取付基盤の回動軸となる柱状突起を外せるようにするといった方法で、洗面盤の着脱を容易に行うことができるので、従来の洗面装置に比べてメンテナンス性が向上した洗面装置となる。
以下、この考案にかかる取付基盤11と洗面盤12とからなる洗面装置を、図1乃至図7を用いて具体的に説明する。その使用時の形態例を図1に示す。取付基盤11は壁面に接しており、この取付基盤11から水を受ける面を上にして洗面盤12が手前側に延びている。この洗面盤12は取付基盤11に対して回動可能に取り付けられており、図2のように水を受ける面を取付基盤11側へ向けて立てて格納することで、使用時よりも手前方向への占有幅を小さくすることができる。
取付基盤11のみの形態を図3に示す。取付基盤11は、壁面に接する基盤本体21と、基盤本体21の前面で洗面盤12より上方に取り付けられ水を供給する水道口22と、図1中に図示されていない基盤本体21の下部に設けられ水を排水する排水口23とを有する。排水口23は、取付基盤11の下部にあり、使用時には上方から見ても洗面盤12に遮られて見えないようになっている。
上記の洗面盤12を取付基盤11に回動可能に取り付ける方法としては、例えば、以下のような方法が挙げられる。まず、取付基盤11の左右に図3に記載のような側壁24を設け、この側壁24の内側に向けて、回動軸となる柱状突起25を設ける。一方で洗面盤12には、図4のように、水を受ける面側から切り込み、使用時の手前側に向けて折れ曲がり、途中で行き止まる溝31が設けられている。
これを嵌めるには、まず図5に示す横方向から見た図のように、溝31と柱状突起25を合わせ、この溝31に沿って柱状突起25を行き止まりまで挿入する。次に図5の想像線のように、溝31と基盤本体21を並行にして、溝31の行き止まりまで柱状突起25を挿入する。取付基盤11を床面に置いた上で洗面盤12を取り付ける場合には、洗面盤12をわずかに持ち上げて挿入することとなる。こうして、図6のようにすることで、柱状突起25が回動軸となり、洗面盤12が取付基盤11に対して回動可能となる。ただし、溝31の折れ曲がる角度は鋭角となり、使用時における洗面盤の水平方向より上方を向いている必要がある。溝31が水平方向よりも下方に向いていると、使用時に溝31の行き止まりに柱状突起25が固定されなくなり、洗面盤12が滑り落ちてしまうおそれがある。また、手前側ではなく、取付基盤11側に折れ曲がっていると、洗面盤12を立てた際に、同様に、溝31の行き止まりに柱状突起25が固定されなくなり、洗面盤12が滑り落ちてしまうおそれがある。
また別の方法として、取付基盤11の側壁34に固定した回動軸に、洗面盤12を貫通させることで回動可能に取り付ける方法も挙げられる。ただし、上記の柱状突起25と溝31を用いた方が、洗面盤12の取り外しが容易で、メンテナンスがし易く、また、洗面盤12で貫通部分を確保するための余分な肉厚が必要でなくなるため、より好ましい。
このように取付基盤11に回動可能に取り付けられた洗面盤12は、使用時にはその一部が取付基盤11に設けられた張り出し部に当たることでストッパーとなって、洗面盤12の重量を支えることで水平方向に固定される。また、使用後に洗面盤12を回動させて立てる際には、上記張り出し部はその動きを阻害しないように設けてある。
このような張り出し部としては、例えば、図3に記載のような、基盤本体21に対して垂直に延びる水平張り出し部26が挙げられる。この水平張り出し部26は、洗面盤12を回動可能に取り付ける回動軸よりも上方に取り付けられてある。図4に記載のような洗面盤12の、水を受ける部分32を囲む周壁33のうち、溝31の行き止まりより奥側となる、取付基盤11側の縁34の少なくとも一部が、図6のように、この水平張り出し部26に下方から当たることで、洗面盤12の手前側が水平方向より下に向かないように固定するストッパーとなる。
なお、このような水平張り出し部26は、この考案にかかる洗面装置において、石けんなどの洗面装置に必要な物品を置く台として用いることもできる。また、水平張り出し部26の中央に切り欠け28を設けていると、水道口22から落ちる水滴が水平張り出し部26に落ちて、その上面に水が溜まることを回避できる。
この水平張り出し部26が、張り出す方法に弧が向いた弧状部分を有しており、なおかつ、洗面盤12の水を受ける面32の底面が、洗面盤12を立てた際に水平張り出し部26の弧状部分に沿うように、左右が浅く中央が深い弧状面となっていると、洗面盤12を立てて格納する際に手前方向に余分な幅をとることなく、水平張り出し部26の手前側への張り出し幅を出来るだけ広げることができる。
また別の上記張り出し部としては、図6に記載のような、取付基盤11の下部から上方に延びる、上方張り出し部27が挙げられる。この上方張り出し部27は、上記回動軸より下方かつ手前側に取り付けられてある。この上方張り出し部27の上方端29に、洗面盤12の水を受ける面32と反対側の背面36が当たることで、洗面盤12が下方へ倒れるのを防ぎ、水平方向に向けて固定するストッパーとなる。このような上方張り出し部27の上端端29は水平でなくてもよく、洗面盤12の背面36が水を受ける面32の湾曲に合わせて湾曲している場合には、上端縁がその湾曲に合わせた曲線であると、洗面盤12の重量を分散して支えることができるのでより好ましい。
また、このような上方張り出し部27は、洗面盤12から排水口23へ排水する際に、水が足下に飛び散ることを防ぐカバーにもなる。従って排水口23よりも手前側にあると好ましい。
この考案にかかる洗面装置としては、上記の水平張り出し部26のみ又は上記の上方張り出し部27のみによって洗面盤12のストッパーとするものでもよいし、上記の水平張り出し部26及び上方張り出し部27を両方備えて洗面盤12のストッパーとするものでもよい。上記の水平張り出し部26のみをストッパーとすると、支えている点を目立ちにくくすることができる。また、上記の水平張り出し部26及び上方張り出し部27の両方により洗面盤12を固定するようにすると、洗面盤12の重量によりかかる力が分散される。
また、洗面盤12の水を受ける面にたまった水は、洗面盤12を立てる際に、洗面盤12から取付基盤11の下部へ流れ落ち、排水口23から排出される。この際に、上記の洗面盤12が、周壁33のうち、取付基盤11側に切り欠け35を有していると、水を受ける面32からの排水が効率よく行われるため好ましい。また、このような切り欠け35があると、水を受ける面32から水が溢れる前に、溜まった水を排水口23に流すこともできる。
この考案にかかる洗面装置の他の形態としては、例えば図7に記載の構造が挙げられる。すなわち、水道口22が基盤本体21ではなく、水平張り出し部26に設けられている。基盤本体21に設ける場合と同様に、前面に向いているので、同様の取り扱いが可能である。また、このような構造の場合、基盤本体21の前面側が鏡面41に覆われているものでもよい。鏡面41が設けてあると、使用時に自分の顔等を鏡面41で確認することができる。
11 取付基盤
12 洗面盤
21 基盤本体
22 水道口
23 排水口
24 側壁
25 柱状突起
26 水平張り出し部
27 上方張り出し部
28 切り欠け
29 上方端
31 溝
32 水を受ける面
33 周壁
34 縁
35 切り欠け
36 背面
41 鏡面
12 洗面盤
21 基盤本体
22 水道口
23 排水口
24 側壁
25 柱状突起
26 水平張り出し部
27 上方張り出し部
28 切り欠け
29 上方端
31 溝
32 水を受ける面
33 周壁
34 縁
35 切り欠け
36 背面
41 鏡面
Claims (6)
- 壁面に接する基盤本体と、前面に取り付けられる水道口と、下部に設けられた排水口とからなり壁面に取り付ける取付基盤、及び水を受ける洗面盤からなる洗面装置であり、
前記洗面盤は、前記取付基盤に対して回動可能に取り付けてあり、使用時には前記取付基盤が有する張り出し部をストッパーとして、水を受ける面を上方向に向けて固定されて前記水道口からの水を受けることができ、かつ、使用後には水を受ける面を前記基盤本体に向けて立てることで排水し、かつ手前方向への占有幅を使用時より小さくして格納することができる、壁面格納洗面装置。 - 上記洗面盤は、水を受ける部分を囲む周壁を有し、その周壁の上記取付基盤側の端部に切り欠けを設けてあり、上記洗面盤内の水が前記切り欠けから上記取付基盤の排水口へと流れる、請求項1に記載の壁面格納洗面装置。
- 上記取付基盤は、上記基盤本体の左右に側壁を有しており、それぞれの側壁には、内側を向いた柱状突起が設けてあり、
上記洗面盤の両脇面には、水を受ける面側から切り込み、使用時の手前側に向けて鋭角に折れ曲がって、途中で行き止まる溝が刻まれており、
それぞれの前記柱状突起をそれぞれの前記溝に沿って行き止まりまで挿入することで、上記洗面盤を上記取付基盤に対して回動可能にする回動軸とした、請求項1又は2に記載の壁面格納洗面装置。 - 上記取付基盤が有する張り出し部として、上記洗面盤を回動可能に取り付ける回動軸よりも上方に、上記基盤本体に対して垂直に延びる水平張り出し部を有し、
上記洗面盤の水を受ける部分を囲む周壁のうち、上記取付基盤側の縁の少なくとも一部が、前記水平張り出し部に下方から当たることで、上記洗面盤が下方へ倒れるのを防ぎ水平方向に向けて固定するストッパーとなる、請求項1乃至3のいずれかに記載の壁面格納洗面装置。 - 上記洗面盤の水を受ける底面が弧状面であり、上記取付基盤の上記水平張り出し部は張り出す方向に弧が向いた弧状部分を有しており、
上記洗面盤を上記基盤本体に向けて立てる際には、前記弧状部分の曲線が上記洗面盤の水を受ける底面の弧状面に沿って、この底面と上記水平張り出し部との接触を避けた、請求項4に記載の壁面格納洗面装置。 - 上記張り出し部として、上記洗面盤を回動可能に取り付ける回動軸より下方かつ手前側にある、上記取付基盤下部から上方へ延びた上方張り出し部を有し、
この上方張り出し部の上方端に、上記洗面盤の水を受ける側と反対側の面が当たることで、上記洗面盤が下方へ倒れるのを防ぎ、水平方向に向けて固定するストッパーとなる、請求項1乃至5のいずれかに記載の壁面格納洗面装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006006047U JP3125954U (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 壁面格納洗面装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006006047U JP3125954U (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 壁面格納洗面装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3125954U true JP3125954U (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=43475793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006006047U Expired - Lifetime JP3125954U (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 壁面格納洗面装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3125954U (ja) |
-
2006
- 2006-07-27 JP JP2006006047U patent/JP3125954U/ja not_active Expired - Lifetime
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