JP3125909B2 - 放送受信機の音声装置 - Google Patents

放送受信機の音声装置

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JP3125909B2
JP3125909B2 JP06062073A JP6207394A JP3125909B2 JP 3125909 B2 JP3125909 B2 JP 3125909B2 JP 06062073 A JP06062073 A JP 06062073A JP 6207394 A JP6207394 A JP 6207394A JP 3125909 B2 JP3125909 B2 JP 3125909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV放送やラジオ放送
を受信し、所望の音声及びまたは映像を出力する放送受
信機の音声装置に係り、特に、通常の受信した放送の音
声をリアルタイムで出力することの他に、受信した音声
を常時記録し、再生が選択されるとその時点から所定の
時間さかのぼって再生する機能と、外部の音声を所定の
時間録音し、必要時に再生する機能を付加した放送受信
機の音声装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、FM・AM等のラジオ放送の受信
機により受信した音声を録音する場合、主に、カセット
テープレコーダ等が用いられている。中でも、接続等の
不便がない、ラジオ受信機とカセットテープレコーダが
一体となっている、いわゆる「ラジカセ」が普及してい
る。また、TV放送の場合は、ビデオテープレコーダに
よって、映像と音声を記録することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】決められた番組等を録
音または録画する場合は、予めカセットテープやビデオ
テープをレコーダにセットしておき、放送と同時に記録
開始すれば良い。しかし、突発的に録音したい場合、ブ
ランクテープをレコーダにセットしたりしなければなら
ないため、煩わしく、時間的にも間に合わないなどとい
う問題がある。また、所定の録音箇所を繰り返し連続的
に再生したい場合、あるいは、簡単な伝言等を録音した
い場合などに、繰り返し再生における機構あるいはテー
プの耐久性に対する問題などがあった。
【0004】本発明は、上記の問題に対処するため、通
常の受信した放送の音声をリアルタイムで出力すること
の他に、所定の時間記録することのできる半導体メモリ
を備え、次のような機能を付加する。(1) 受信した音声
を常時記録し、再生が選択されるとその時点から予めセ
ットされた所定の時間さかのぼって再生する機能。(2)
外部の音声を予めセットされた所定の時間録音し、必要
時に再生する機能。以上のような機能を付加することに
より、通常の受信した放送の再生以外に、突発的に録音
したい場合や、所定の録音箇所を繰り返し連続的に再生
したい場合や、簡単な伝言等を録音したい場合などに、
煩わしい準備や操作がなく、かつ繰り返しの録音/再生
においても耐久性の優れた、所望の録音/再生ができる
放送受信機の音声装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、放送を選択受信し、復調
する音声受信部と、外部音声を入力する外部音声入力部
と、前記音声受信部と前記外部音声入力部との音声を切
り換えて、音声処理部に供給する第1の音声切換部と、
前記音声処理部と前記音声受信部との音声を切り換え
て、音声出力部に供給する第2の音声切換部と、前記第
1及び第2の音声切換部と、前記音声処理部を制御する
制御部とからなる放送受信機の音声装置であって、前記
音声処理部は、前記第1の音声切換部により選択された
音声を、半導体メモリに記録するために所定の変換を行
う前処理部と、前記前処理部から供給された前記音声受
信部の音声を、常時、所定の時間エンドレスで録音し、
前記制御部の再生指令が出された時には、その時点から
所定の時間さかのぼり再生する、半導体メモリからなる
第1の音声記録部と、前記前処理部から供給された前記
外部音声入力部の音声を、所定の時間録音し、前記制御
部の再生指令により録音された音声を再生する、半導体
メモリからなる第2の音声記録部と、前記第1及び第2
の音声記録部から出力される音声信号を、前処理部とは
逆の変換を行う後処理部とから構成されることを特徴と
する放送受信機の音声装置を提供するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の放送受信機の音声装置及び映
像装置について、添付図面を参照して説明する。図1は
本発明の放送受信機の音声装置の一実施例を示すブロッ
ク図、図2は図1に示す音声処理部内の構成を示すブロ
ック図、図3は本発明の放送受信機の音声装置のエンド
レス録再の実行処理を示すフローチャート、図4は本発
明の放送受信機の音声装置のメッセ−ジ録音の実行処理
を示すフローチャート、図5は本発明の放送受信機の音
声装置の実行処理を示すフローチャート、図6は本発明
の放送受信機の映像・音声装置の一実施例を示すブロッ
ク図、図7は図6に示す映像処理部内及び映像処理部内
の構成を示すブロック図、図8は本発明の放送受信機の
映像・音声装置のエンドレス録再の実行処理を示すフロ
ーチャート、及び図9は本発明の放送受信機の映像・音
声装置の実行処理を示すフローチャートである。
【0007】放送受信機の音声装置においては、通常は
受信した放送の音声を録音しており、再生が選択される
とその時点から所定の時間さかのぼり、繰り返し再生を
行い、停止が選択されると録音が再開される「エンドレ
ス録音/再生」と呼ぶ録音・再生と、マイク等より外部
音声を所定の時間録音し、再び録音するまで必要時に繰
り返し再生できる「メッセ−ジ録音/再生」と呼ぶ録音
・再生とを例にとり説明し、放送受信機の映像・音声装
置においては、通常は受信した放送を録画しており、再
生が選択されるとその時点から所定の時間さかのぼり、
繰り返し再生を行い、停止が選択されると録画が再開さ
れる「エンドレス録画/再生」と呼ぶ録画・再生を例に
とり説明する。
【0008】まず、放送受信機の音声装置について図1
〜図5を用いて説明する。図1及び図2において、音声
受信部1は、放送を選択受信復調し、その音声を出力す
る。音声切換部(第1の音声切換部)2は、制御部3か
らの入力切り換え命令に従い、音声受信部1から出力さ
れる音声と、マイク等の外部音声入力部4から出力され
る音声とを切り換え、音声処理部5へ出力する。音声処
理部5は、図2に示すように、前処理部51と、半導体
メモリからなる音声記録部(第1の音声記録部)52お
よび音声記録部(第2の音声記録部)53と、後処理部
54とから構成される。
【0009】図2において、前処理部51は、入力され
た音声をA/D変換及び圧縮して、図1に示す制御部3
の命令に従い、音声記録部52、あるいは音声記録部5
3へ出力する。前処理部51では、制御部3によりサン
プリング周波数及び圧縮ビット数が所定の値に設定さ
れ、再生音声品質、圧縮率等が決定される。なお、一例
として、4ビットのADPCM圧縮方式で、サンプリン
グ周波数が8.6k[Hz]の場合、1Mビットのメモ
リを使うと約30秒間の音声情報の記録が可能である。
音声記録部52は、前処理部51を経由したデジタル圧
縮された音声データを、制御部3からの録音命令に従
い、定められた記憶容量の範囲内で順次継続して録音
(所定の時間より前に録音された音声は順次消去されて
いく)し、再生命令に従い、その時点から所定の時間さ
かのぼって出力を行う。
【0010】音声記録部52では、入力されたデジタル
圧縮された音声データが複数のメモリブロックに蓄積さ
れ、アドレス管理されている。メモリブロックは、制御
部3により、その容量および個数が任意に設定され、メ
モリ1,メモリ2,・・・,メモリH,・・・,メモリ
NのN個のブロックから構成されており、デジタル圧縮
された音声データは、メモリ1から順に蓄積される。メ
モリNの次には、再びメモリ1に戻って蓄積が継続さ
れ、再生命令が実行されるまでこの動作が繰り返され
る。例えば、メモリHにデジタル圧縮された音声データ
が蓄積されている時に再生命令が実行された場合、デジ
タル圧縮された音声データがメモリHへの蓄積が終了す
ると、次に、メモリ(H+1)から順に停止命令が実行
されるまでデジタル圧縮された音声データが出力され
る。この「エンドレス録音」の実行処理をフローチャー
トに示すと図3のようになる。なお、メモリのブロック
数が多いほど録音再生の開始・終了が、時間的に細かく
制御可能になる。
【0011】音声記録部53は、前処理部51を経由し
た外部音声のデジタル圧縮された音声データを、制御部
3からの録音命令に従い、定められた記憶容量に基づい
た所定時間録音し(図4参照)、再生命令に従って再生
を行う。音声記録部53では、入力されたデジタル圧縮
された音声データは、制御部3によりその容量が任意に
設定されるメモリへ蓄積されている。音声処理部5の総
メモリ容量は使用するマイコンにより限られており、制
御部3により、音声記録部52と音声記録部53とへ任
意量が割り当てられる。
【0012】後処理部54は、制御部3からの命令に従
い、音声記録部52あるいは音声記録部53のメモリよ
り呼び出されたデジタル圧縮された音声データを、伸長
及びD/A変換して、図1に示す音声切換部(第2の音
声切換部)6へ出力する機能を有している。なお、後処
理部では、制御部3によりサンプリング周波数、伸長ビ
ット数が前処理部と同値に設定されている。本実施例に
おいては、前処理部及び後処理部は、A/D・D/A変
換、及び圧縮・伸長して、半導体メモリからなる音声記
録部に記録しているが、メモリの容量が許すならば、A
/D変換のみでも良く、また、サンプリングのみによる
離散的アナログ情報を記録する方法でも良い。
【0013】第2の音声切換部6は、制御部3からの入
力切り換え命令に従い、音声受信部1から出力される音
声と、音声処理部5から出力される音声と、音声無しの
状態(無音)とから所望の音声を選択し、これを受信機
の音声出力とする。制御部3は、ユーザーの指定に従
い、第1の音声切換部2,音声処理部5,及び第2の音
声切換部6を、前述したように制御する。
【0014】上述した制御部3の実行処理をフローチャ
ートにまとめると図5のようになる。図5において、始
めに、前処理部51及び後処理部54のサンプリング周
波数や圧縮ビット数の設定を行い、第1の音声記録部5
2及び第2の音声記録部53のメモリ容量やブロック数
を設定する(ステップ1[S1])。次に、音声切換部
2(図5においてSW2と略記する)及び音声切換部6
(図5においてSW6と略記する)を音声受信部1側に
切り換える(S2)。
【0015】ここで、ユーザーによる機能選択が行われ
る(S3)と、選択指定がない場合には、本来の受信機
として使用されていることを意味し、音声出力部7から
は音声受信部1からの音声が出力されており、同時に、
音声記録部52にその音声が所定時間単位でエンドレス
に録音されている(S4)。「エンドレス再生」が選択
された場合は、エンドレス録音を停止し(S5)、SW
6を音声処理部5に切り換え(S6)、第1の音声記録
部52は、その時点まで録音されていた音声受信部1の
音声が再生される。受信機からは、第1の音声記録部5
2からの音声が出力され、ユーザーが停止を選択するま
で、所定時間の再生が繰り返し行われる(S7)。
【0016】「エンドレス録音」が選択された場合は、
エンドレス再生を停止し(S8)、SW2及びSW6を
音声受信部1側に切り換え(S9)、再び、その時点か
ら第1の音声記録部52に音声受信部からの音声の録音
が再開され、同時に、音声出力部7からは音声受信部1
からの音声が出力される(S10)。「メッセージ録
音」が選択された場合は、エンドレス録音/再生を停止
し(S11)、SW2を外部音声入力部4に、SW6を
無音状態に切り換え(S12)、音声記録部53に外部
音声入力部からの音声が録音される(S13)。なお、
前回の録音情報は消去される。所定の時間が経過した
後、メッセージ録音が終了すると、SW2を音声受信部
1に、SW6を音声受信部1に切り換え(S14)、音
声出力部7からは再び音声受信部1からの音声が出力さ
れると共に、エンドレス録音が開始される(S15)。
【0017】「メッセージ再生」が選択された場合は、
エンドレス録音/再生を停止し(S16)、SW6を音
声処理部5に切り換え(S17)、音声切換部6は、音
声記録部53の出力を選択し、音声出力部7からは音声
記録部53からの音声が出力される(S18)。所定の
時間経過した後、メッセージ再生が終了すると、SW
2,SW6を音声受信部1に切り換え(S19)、音声
出力部7からは再び音声受信部1からの音声が出力され
ると共に、エンドレス録音を開始する(S20)。
【0018】上述した構成において、「エンドレス録音
/再生」を使用することにより、日常、受信機を視聴し
ている時に聞きのがした必要事項、例えば、天気予報,
抽選の当選番号,申込のあて先等の確認ができ、「メッ
セージ録音/再生」を使用することにより、外出する母
親の子供への伝言板(メモ)等として利用でき、放送受
信機を本来の使用目的に加えてユーザーのアイディア次
第で、様々な形で利用することができる。また、記録手
段として半導体メモリを使用するので、繰り返し録音・
再生しても耐久性の心配がなくなる。
【0019】次に、放送受信機の映像・音声装置につい
て、図6〜図9を用いて説明する。なお、図6におい
て、図1と同一機能を有する部分(音声装置部分)に
は、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。ま
た、図6に示す音声装置部分では、放送受信機の音声装
置で説明した「メッセージ録再」機能は省略して説明し
ているので、外部音声入力部や第1の音声切換部はな
い。以下、映像装置部分を中心に説明する。図6におい
て、映像受信部8は、放送を選択受信復調し、その映像
を映像処理部9及び映像切換部10に出力する。映像処
理部8は、図7(a)に示すように、映像前処理部91
と、半導体メモリからなる映像記録部92と、映像後処
理部93とから構成される。
【0020】映像前処理部91は、入力された映像をA
/D変換及び圧縮して、図6に示す制御部11の命令に
従い、映像記録部92へ出力する。映像前処理部91で
は、制御部11によりサンプリング周波数及び圧縮ビッ
ト数が所定の値に設定され、再生音声品質、圧縮率等が
決定される。
【0021】映像前処理部91は、入力された映像をA
/D変換及び圧縮して、制御部11の命令に従い、映像
記録部92へ出力する。音声前処理部91では、制御部
11によりサンプリング周波数及び圧縮ビット数が所定
の値に設定され、再生音声品質、圧縮率等が決定され
る。映像記録部92は、映像前処理部91を経由したデ
ジタル圧縮された映像データを、制御部11からの録画
命令に従い、定められた記憶容量の範囲内で順次継続し
て録画(所定の時間より前に録画された映像は順次消去
されていく)し、再生命令に従い、その時点から所定の
時間さかのぼって出力を行う。
【0022】映像記録部92では、入力されたデジタル
圧縮された映像データが複数のメモリブロックに蓄積さ
れ、アドレス管理されている。メモリブロックは、制御
部11により、その容量および個数が任意に設定され、
メモリ1,メモリ2,・・・,メモリI,・・・,メモ
リPのP個のブロックから構成されており、デジタル圧
縮された映像データは、電源投入後、メモリ1から順に
蓄積される。
【0023】一つのメモリブロックには1フィールドも
しくは1フレーム分の静止画が記録される。映像信号は
その絵柄により情報量が異なるので、通常の圧縮を行う
だけでは圧縮後のデータ長も元の絵柄により異なってし
まう。よって、ある一定の容量のメモリブロックに対
し、デジタル圧縮された映像データ信号のデータ量が多
すぎてメモリブロックの容量が不足したり、また逆にメ
モリブロックの容量が余るといったことが発生する場合
がある。いかなる絵柄でも格納し得る十分な容量を持っ
たメモリブロックを用意すれば、この問題は解決できる
が、メモリの使用方法が無駄が多くなってしまい、合理
的でない。そこで、映像前処理部91で、いかなる絵柄
の映像に対しても圧縮後のデータ長が一定となる固定長
化圧縮を行ってから映像記録部92に記録される。
【0024】これにより、各メモリブロックにおいて、
デジタル圧縮された映像データ信号のデータ量は全て一
定になり、2番目以降のメモリブロックのアドレスの読
み出しは、最初のメモリブロックのアドレスに一定の数
値を加えていくことにより容易に実現できる。最後のメ
モリブロック(メモリP)への蓄積が終了した後は、先
頭のメモリブロック(メモリ1)に戻って蓄積が継続さ
れ、再生命令が実行されるまでこの動作が繰り返され
る。なお、映像メモリのブロック数は多いほど、単位時
間あたりのメモリに取り込む事ができるフィールドある
いはフレームの枚数が増え、より自然な動画に近付くこ
とになる。
【0025】メモリIにデジタル圧縮された映像データ
が蓄積されている時に再生命令が実行された場合、デジ
タル圧縮された映像データがメモリIへの蓄積が終了す
ると、次に、メモリ(I+1)から順に停止命令が実行
されるまでデジタル圧縮された映像データが出力され
る。この「エンドレス録画」の実行処理をフローチャー
トに示すと図8のようになる。なお、メモリのブロック
数が多いほど録音再生の開始・終了が、時間的に細かく
制御可能になる。
【0026】デジタル圧縮された映像データがメモリ1
からメモリPまで蓄積される時間と、デジタル圧縮され
た音声データがメモリ1からメモリNまで蓄積される時
間とが一致するように、制御部11により、ブロック数
P,Nを設定する。即ち、一定時間の映像・音声を記録
するために映像記録部93についてはP個のメモリブロ
ック、音声記録部52ではN個のメモリブロックでエン
ドレス録画/再生のループが構成される。再生が選択さ
れた場合には、制御部11により、それぞれのメモリに
記録された映像データ及び音声データを同一のタイミン
グで読み出しを開始するため、同期した映像と音声が得
られる。なお、音声処理部15内の構成については、図
7(b)に示すように、前述した「メッセージ録音/再
生」機能を省略しているため、図2に示す音声記録部5
3はない。
【0027】映像後処理部93は、制御部11からの命
令に従い、映像記録部92のメモリより呼び出されたデ
ジタル圧縮された映像データを、伸長及びD/A変換し
て、図6に示す映像切換部10へ出力する機能を有して
いる。なお、映像後処理部93では、制御部11により
サンプリング周波数、伸長ビット数が前処理部と同値に
設定されている。さらに、D/A変換の後、映像後処理
部93を通らずに映像受信部8から直接映像切換部10
に入力される映像信号と、規格上同一の信号に合わせる
ため、必要な処理を行う。
【0028】映像切換部10は、制御部11からの入力
切り換え命令に従い、映像受信部1から出力される映像
と、映像処理部9から出力される映像とから所望の映像
を選択し、これを受信機の映像出力とする。制御部11
は、ユーザーの指定に従い、音声処理部15、音声切換
部6、映像処理部9、及び映像切換部10を前述したよ
うに制御する。
【0029】上述した制御部11の実行処理をフローチ
ャートにまとめると図9のようになる。図9において、
始めに、音声前処理部51、音声後処理部54、映像前
処理部91、及び映像後処理部93のサンプリング周波
数や圧縮ビット数の設定を行い、音声記録部52及び映
像記録部93のメモリ容量やブロック数を設定する(ス
テップ21[S21])。次に、通常は本来の放送受信
機として使用しているので、音声切換部6及び映像切換
部10は、音声受信部1及び映像受信部8側を選択する
(S22)。同時に、映像及び音声それぞれの記録部
に、映像信号と音声信号のデジタル圧縮データが所定時
間単位でエンドレスに記録される。
【0030】ここで、ユーザーによる機能選択が行われ
る(S23)と、選択指定がない場合には、本来の受信
機として使用されていることを意味し、音声出力部7か
らは音声受信部1の音声が出力され、また映像出力部1
2からは映像受信部8の映像が出力されており、同時
に、音声記録部52及び映像記録部92にはその音声及
び映像が所定時間単位でエンドレスに録音されている
(S24)。「エンドレス再生」が選択された場合は、
音声記録部52及び映像記録部92はエンドレス録音を
停止し(S25)、音声切換部6は音声処理部15に、
映像切換部10は映像処理部9に切り換え(S26)、
音声記録部52及び映像記録部92から、その時点まで
録音・録画されていた音声・映像が再生される。受信機
からは、音声及び映像記録部からの音声・映像が出力さ
れ、ユーザーが停止を選択するまで、所定時間の再生が
繰り返し行われる(S27)。
【0031】「エンドレス録画」が選択された場合は、
エンドレス再生を停止し(S28)、音声切換部6及び
映像切換部10をそれぞれ音声受信部1及び映像受信部
8側に切り換える(S29)。再び、その時点から音声
記録部52及び映像記録部92に受信部からの音声・映
像の録画が再開され、同時に、出力部からは受信部から
の音声・映像が出力される(S30)。
【0032】上述した構成において、「エンドレス録画
/再生」を使用することにより、日常、受信機を視聴し
ている時に聞きのがした必要事項、例えば、天気予報,
抽選の当選番号,申込のあて先等を確認することがで
き、放送受信機を本来の使用目的に加えてユーザーのア
イディア次第で、様々な形で利用することができる。ま
た、記録手段として半導体メモリを使用するので、繰り
返し録画・再生しても耐久性の心配がなくなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放送受信
機の音声装置によれば、本来の利用目的以外に、突発的
に受信音声を録音したい場合や、所定の録音箇所を繰り
返し連続的に再生したい場合や、簡単な伝言等を録音し
たい場合などに、煩わしい準備や操作がなく、かつ繰り
返しの録音・再生においても耐久性の優れた、所望の録
音再生ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送受信機の音声装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す音声処理部内の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の放送受信機の音声装置のエンドレス録
再の実行処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の放送受信機の音声装置のメッセ−ジ録
再の実行処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の放送受信機の音声装置の実行処理を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の放送受信機の映像・音声装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す映像処理部内及び音声処理部内の構
成を示すブロック図である。
【図8】本発明の放送受信機の映像・音声装置のエンド
レス録再の実行処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の放送受信機の映像・音声装置の実行処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 音声受信部 2 音声切換部(第1の音声切換部) 3 制御部 4 外部音声入力部 5 音声処理部 6 音声切換部(第2の音声切換部) 7 音声出力部 51 前処理部 52 音声記録部(第1の音声記録部) 53 音声記録部(第2の音声記録部) 54 後処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−221720(JP,A) 特開 平1−130635(JP,A) 実開 昭62−34836(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/20 G11B 20/02 G11C 11/41 H04B 1/16 H04B 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送を選択受信し、復調する音声受信部
    と、 外部音声を入力する外部音声入力部と、 前記音声受信部と前記外部音声入力部との音声を切り換
    えて、音声処理部に供給する第1の音声切換部と、 前記音声処理部と前記音声受信部との音声を切り換え
    て、音声出力部に供給する第2の音声切換部と、 前記第1及び第2の音声切換部と、前記音声処理部を制
    御する制御部とからなる放送受信機の音声装置であっ
    て、 前記音声処理部は、 前記第1の音声切換部により選択された音声を、半導体
    メモリに記録するために所定の変換を行う前処理部と、 前記前処理部から供給された前記音声受信部の音声を、
    常時、所定の時間エンドレスで録音し、前記制御部の再
    生指令が出された時には、その時点から所定の時間さか
    のぼり再生する、半導体メモリからなる第1の音声記録
    部と、 前記前処理部から供給された前記外部音声入力部の音声
    を、所定の時間録音し、前記制御部の再生指令により録
    音された音声を再生する、半導体メモリからなる第2の
    音声記録部と、 前記第1及び第2の音声記録部から出力される音声信号
    を、前処理部とは逆の変換を行う後処理部とから構成さ
    れることを特徴とする放送受信機の音声装置。
  2. 【請求項2】前記前処理部の所定の変換は、A/D変換
    及びまたは圧縮する過程であり、 前記後処理部の変換は、D/A変換及びまたは伸長する
    過程であることを特徴とする請求項1記載の放送受信機
    の音声装置。
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