JP3125906B2 - 項目領域指定機能付き文書処理装置 - Google Patents

項目領域指定機能付き文書処理装置

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JP3125906B2
JP3125906B2 JP05113179A JP11317993A JP3125906B2 JP 3125906 B2 JP3125906 B2 JP 3125906B2 JP 05113179 A JP05113179 A JP 05113179A JP 11317993 A JP11317993 A JP 11317993A JP 3125906 B2 JP3125906 B2 JP 3125906B2
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博士 川本
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既に項目の枠などが
印刷されている用紙の、その項目枠内に文字を印字する
ことが可能な項目領域指定機能付き文書処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の文書処理装置、例えば、日本語
ワードプロセッサにおいては、その用途は様々である
が、ビジネスユースでは、ある決まったフォーマットに
対して印字を行うことが多い。特に、決裁書/日報/納
品書などは、既に印刷された用紙の各項目に対して、文
字を記入するだけで作成できるようになっている。この
ような用紙に対し、決められた項目内に文字を印刷する
ことは困難を極める。
【0003】そこで、図11に示すように、枠Aを1つ
の項目として、その項目内に文字を印刷する場合であれ
ば、各項目の情報(上位置、左位置、項目の縦幅
、項目の横幅、項目の行数、項目の一行字数など)
を設定することによって、既に印刷された用紙に対して
容易に印刷が行えるような日本語ワードプロセッサが出
現している。
【0004】すなわち、各項目が既に印刷されている用
紙に対して印刷を行う場合には、従来においては、図1
2のフローチャートに示すように、上位置(ステップ
201)、左位置(ステップ202)、項目の縦幅
(ステップ203)、項目の横幅(ステップ204)
を設定し、この設定した項目の各データにより、自動的
にその項目の位置へ紙送りを行うとともに印字ヘッドを
移動させ、その項目内に文字を印字するようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで
問題になってくるのが、同じプリンタで用紙を印刷して
も、微妙に誤差が生じてしまうことである。すなわち、
プリンタには、送り誤差(プリンタに対して100mmの
紙送りを指示しても実際には99.0mmしか送らないこ
とがある)があり、このため、各項目を設定する場合、
正確に用紙の各部の長さを測っても、印刷を行うとずれ
てしまうという可能性がある。これは、用紙の各値を実
際に物差しで計測して入力しているためである。したが
って、この方式では、印刷した場合にプリンタの誤差に
よる印刷ずれが生じてしまい、目的の位置に正確に印刷
することができない。
【0006】また、同じ型式のプリンタが接続されてい
る装置でデータを印字する場合でも、プリンタそのもの
の製造時の誤差のために印刷ずれが生じることがある。
【0007】さらに、型式の異なったプリンタが接続さ
れている装置でデータを印字する場合には、プリンタの
性能が異なっているため、目的の位置に正確に印刷する
ことができず、このためプリンタ毎に項目の各値を設定
し直さなければならない。
【0008】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、プリンタを計測手段として使用する、つ
まり、各項目の情報をプリンタで実際に計測して入力す
ることにより、正確に項目内に印刷が行えるようにし、
さらに、各項目の情報の拡大及び縮小を行えるようにす
るとともに、性能の異なったプリンタで各項目の情報を
利用する場合には、そのプリンタの性能にあった値に項
目の情報値を変換するようにした項目領域指定機能付き
文書処理装置を提供するものである。
【0009】なお、本願の関連技術として、特開昭59
−135582号公報に記載の文章処理装置におけるプ
リンタの空送り制御方式や、特開昭60−168672
号公報に記載の印字装置や、特開昭61−175048
号公報に記載の印刷制御方式が知られている。
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成を示
すブロック図であり、この図に示すように、本発明は、
文書情報を印字用紙に印字する印字ヘッド101を備え
た文書処理装置において、所定位置にセットされた印字
用紙を、所定位置から指定位置まで送出する紙送り手段
102と、所定位置にセットされた印字用紙上におい
て、移動開始位置から指定位置まで印字ヘッド101を
移動させる印字ヘッド移動手段103と、紙送り手段1
02と印字ヘッド移動手段103によって指定された第
1と第2の指定位置を、それぞれ第1と第2の位置座標
として記憶する座標記憶手段104と、座標記憶手段1
04に記憶された第1の座標と第2の座標を結ぶ線を対
角線とする方形領域の印字用紙上端からの上位置と印字
用紙左端からの左位置を算出するとともに、その方形領
域の縦幅と横幅を算出する領域算出手段105と、領域
算出手段105によって算出された方形領域の上位置、
左位置、縦幅及び横幅を記憶する領域記憶手段106
と、方形領域の上位置、左位置、縦幅及び横幅が領域記
憶手段106に記憶されるとき、その時点で接続されて
いる印字手段108の単位長さ当たりに印字することが
可能なドット数を記憶する設定ドット数記憶手段(図示
していない)と、現在接続されている印字手段108の
単位長さ当たりに印字することが可能なドット数を記憶
した接続ドット数記憶手段(図示していない)と、設定
ドット数記憶手段に記憶されたドット数と接続ドット数
記憶手段に記憶されたドット数との比率を算出する比率
算出手段(図示していない)と、領域記憶手段106に
記憶された上位置、左位置、縦幅及び横幅に、比率算出
手段によって算出された比率をそれぞれ乗じて、変換後
の上位置、左位置、縦幅及び横幅を算出するドット変換
値算出手段(図示していない)と、領域記憶手段106
に記憶された上位置、左位置、縦幅及び横幅を、ドット
変換値算出手段によって算出された変換後の上位置、左
位置、縦幅及び横幅に置き換えるドット変換手段(図示
していない)と、文書情報をあらかじめ記憶した文書情
報記憶手段107と、所定位置に印字用紙がセットされ
たとき、紙送り手段102と印字ヘッド移動手段103
を制御して、領域記憶手段106に記憶された上位置、
左位置、縦幅及び横幅に応じた方形領域まで印字用紙と
印字ヘッド101を移動させ、文書情報記憶手段107
に記憶された文書情報を印字ヘッド101に送ることに
よりその文書情報を方形領域内に印字する印字手段10
8を備えてなる項目領域指定機能付き文書処理装置であ
る。
【0013】この発明において、紙送り手段102とし
ては、通常のプラテン形式の紙送り機構や、スプロケッ
ト形式の紙送り機構が用いられる。
【0014】また、印字ヘッド移動手段103として
は、熱転写式プリンタやワイヤドット式プリンタの印字
ヘッド送り機構が用いられる。
【0015】領域算出手段105、拡大縮小変換値算出
手段、拡大縮小変換手段、比率算出手段、ドット変換値
算出手段、及び、ドット変換手段としては、CPU,R
OM,RAM,I/Oポートからなるマイクロコンピュ
ータを用いるのが便利であり、座標記憶手段104、領
域記憶手段106、文書情報記憶手段107、設定ドッ
ト数記憶手段としては、通常、その中のRAMが用いら
れ、接続ドット数記憶手段としては、その中のROMが
用いられる。
【0016】
【作用】この発明によれば、紙送り手段102により、
所定位置にセットされた印字用紙を指定位置まで送出す
るとともに、印字ヘッド移動手段103により、印字ヘ
ッド101を指定位置まで移動させる。その後、指定し
た第1と第2の指定位置を、それぞれ第1と第2の位置
座標として座標記憶手段104に記憶する。
【0017】次に、第1の座標と第2の座標を結ぶ線を
対角線とする方形領域の、印字用紙上端からの上位置と
印字用紙左端からの左位置を算出するとともに、その方
形領域の縦幅と横幅を算出し、算出した値を領域記憶手
段106に記憶する。
【0018】そして、所定位置に印字用紙がセットされ
たときには、紙送り手段102と印字ヘッド移動手段1
03を制御して、領域記憶手段106に記憶された上位
置、左位置、縦幅及び横幅に応じた方形領域まで印字用
紙と印字ヘッド101を移動させ、文書情報記憶手段1
07に記憶された文書情報を印字ヘッド101に送るこ
とにより、その文書情報を方形領域内に印字する。
【0019】したがって、紙送り手段102と印字ヘッ
ド移動手段103によって方形領域の位置を指定してい
るので、所定位置に印字用紙がセットされたときには、
方形領域まで正確に印字用紙と印字ヘッド101を移動
させることができ、これにより、文書情報を方形領域内
に正確に印字することができる。
【0020】
【0021】さらに、方形領域が設定された時点におけ
る印字手段108の印字可能なドット数が設定ドット数
記憶手段に記憶され、また、現在接続されている印字手
段108の印字可能なドット数が接続ドット数記憶手段
に記憶されているので、この設定ドット数と接続ドット
数との比率を算出し、領域記憶手段106に記憶された
上位置、左位置、縦幅及び横幅に、この比率をそれぞれ
乗じて、変換後の上位置、左位置、縦幅及び横幅を算出
する。そして、領域記憶手段106に記憶された上位
置、左位置、縦幅及び横幅を、変換後の新たな上位置、
左位置、縦幅及び横幅に置き換える。すなわち、ドット
密度に応じて指定領域の位置情報を変換する。したがっ
て、プリンタの印字可能なドット数が異なっている場
合、つまりプリンタの性能が異なっている場合でも、
定位置に文書情報を正確に印字することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
【0023】図2は本発明を日本語ワードプロセッサに
適用した一実施例の装置構成を示すブロック図である。
この図において、1はプログラムの実行を行うCPU
(中央処理装置)、2は各種データを格納するRAM、
3はプログラムを格納するROM、4はプリンタコント
ローラ、5はプリンタ、6はICカード、7はICカー
ドインタフェース、8はHD(固定ディスク)、9はH
Dコントローラ、10はFD(フロッピーディスク)、
11はFDコントローラ、12はキーボード、13はキ
ーインタフェース、14はCRTディスプレイ装置やL
Cディスプレイ装置などの表示装置、15は表示コント
ローラである。
【0024】ICカード6、HD8、FD10は、それ
ぞれICカードインタフェース7、HDコントローラ
9、FDコントローラ11により制御され、データのロ
ード/セーブが可能である。また、キーインタフェース
13は、キーボード12の押されたキーを判別し、その
押されたキーの選択情報をキーデータに変換する。
【0025】プリンタ5には、文書データを印字用紙に
印字するための印字ヘッドが設けられている。また、こ
のプリンタ5には、図3に示すように、先端が指標位置
にセットされた印字用紙を、図4に示すように、項目の
上位置まで送出する紙送り機構が設けられるとともに、
指標位置にセットされた印字用紙上において、左端の印
字開始位置から項目の左位置まで印字ヘッドを移動させ
る印字ヘッド移動機構が設けられている。
【0026】CPU1は、図5に示すように、紙送り機
構と印字ヘッド移動機構によって指定された項目の左上
位置と右下位置を、座標(XS ,YS ),座標(XE
E)としてRAM2に記憶する。この座標は、用紙上
端をX座標軸、用紙左端をY座標軸とした場合の位置座
標を示している。
【0027】また、RAM2に記憶した座標(XS ,Y
S )と座標(XE ,YE )を結ぶ線を対角線とする項目
領域の、印字用紙上端からの上位置YS と、印字用紙左
端からの左位置XS を算出するとともに、その項目領域
の縦幅YH (YH =YE −Y S )と横幅XH (XH =X
E −XS )を算出し、その上位置YS 、左位置XS 、縦
幅YH 及び横幅XH を項目情報としてRAM2に記憶す
る。
【0028】このRAM2には、別の領域にあらかじめ
入力された文書データを記憶している。そして、印字用
紙の上端が指標位置にセットされたときには、CPU1
は、その文書データをプリンタコントローラ4に渡す。
プリンタコントローラ4では、印字ヘッド移動機構と紙
送り機構を制御して、印字ヘッドを、RAM2に記憶し
た項目情報、つまり上位置、左位置、縦幅及び横幅の各
値で示される項目領域内の左上に移動させ、渡された文
書データを印字ヘッドに送ることにより、その文書デー
タを印字する。
【0029】また、印字の前に、キーボード12から、
印字用紙の拡大又は縮小率が変換率として入力されたと
きには、CPU1は、RAM2に記憶した項目情報の各
値、つまり項目の上位置、左位置、縦幅及び横幅の各値
に、キーボード12から入力された変換率をそれぞれ乗
じて、変換後の新たな上位置、左位置、縦幅及び横幅を
算出し、RAM2に記憶した項目情報を算出した新たな
項目情報に書き換える。この変換は、以下に示す式
(1)〜式(4)によって行う。 新上位置=旧上位置×変換率 ……… 式(1) 新左位置=旧左位置×変換率 ……… 式(2) 新縦幅=旧縦幅×変換率 ……… 式(3) 新横幅=旧横幅×変換率 ……… 式(4) なお、変換率とは、拡大/縮小率のことである。
【0030】この場合、CPU1は、項目の上位置、左
位置、縦幅及び横幅をRAM2に記憶するとき、その時
点で接続されているプリンタ5の単位長さ当たりに印字
することが可能なドット数をROM3から読み出し、設
定ドット数としてRAM2に記憶している。
【0031】この状態において、異った性能のプリンタ
が接続された場合には、接続されたプリンタ5の単位長
さ当たりに印字することが可能なドット数がROM3に
記憶されているので、そのドット数をROM3から読み
出し、接続ドット数としてRAM2に記憶する。そし
て、設定ドット数と接続ドット数との比率を算出し、R
AM2に記憶している項目情報の各値、つまり項目の上
位置、左位置、縦幅及び横幅の各値に、その比率をそれ
ぞれ乗じて、変換後の新たな上位置、左位置、縦幅及び
横幅を求め、RAM2に記憶した項目情報を変換後の新
たな項目情報に書き換える。この変換は、以下に示す式
(5)〜式(8)によって行う。 新上位置=旧上位置×DN ÷DO ……… 式(5) 新左位置=旧左位置×DN ÷DO ……… 式(6) 新縦幅=旧縦幅×DN ÷DO ……… 式(7) 新横幅=旧横幅×DN ÷DO ……… 式(8) なお、DO は設定ドット数、つまりデータが作成された
プリンタ5のDPI値であり、DN は接続ドット数、つ
まり現在接続されているプリンタ5のDPI値である。
【0032】図6はRAM2内の用紙情報バッファの記
憶内容を示す説明図である。この図に示すように、用紙
情報バッファには、縦の用紙サイズ(縦方向ミリ)、横
の用紙サイズ(横方向ミリ)、プリンタ5の1インチ当
りに印字可能なドット数であるDPI(ドット/イン
チ)値、及び、項目の数を記憶する。プリンタ5のDP
I値は、プリンタ5毎にROM3内に固有の値を持って
いるため、その値を調べて記憶する。項目の数とは、用
紙内に存在する設定した項目の数である。
【0033】図7はRAM2内の項目情報バッファの記
憶内容を示す説明図である。この図に示すように、項目
情報バッファには、項目1、項目2、……、項目nの、
それぞれの上位置、左位置、縦幅、横幅、行数、1行字
数を記憶している。
【0034】本装置においては、まず、プリンタを計測
手段として用いる。すなわち、プリンタ5の精度を表す
値としてDPI(ドット/インチ)があるが、これは、
そのプリンタ5が1インチあたりに印刷できるドット数
を表している。プリンタ5を計測手段として使用する場
合に、このDPI値を使用する。計測方法は、図3及び
図4に示したように、各項目が既に印刷されている用紙
をプリンタ5にセットし、プリンタ5の指標と、項目の
始点、及び、終点を合わせ測定を行う。これによって、
項目の位置、大きさなどの項目情報が、そのプリンタ5
固有の値として得られる。この項目情報を利用して印刷
を行うことで、正確に印刷を行う。
【0035】この場合、プリンタ5を使用して計測を行
った値は、そのプリンタ5では正確に印刷を行えるが、
この項目情報を同じ型式の他のプリンタが接続されてい
る装置で利用した場合には、プリンタの誤差による印刷
ずれが生じてしまう。このプリンタの誤差は、縦方向/
横方向に対して一定の割合で生ずる。したがって、元の
項目情報の値を一定の割合で拡大/縮小することによ
り、他のプリンタが接続されている装置でも正確に印刷
することができる。
【0036】また、同じ項目情報を他のプリンタ5が接
続されている装置で利用する場合においても、プリンタ
5の性能が異なっている場合(400DPI⇔600D
PIなど)には、印刷結果が異なってしまう。このた
め、プリンタ5によって項目の計測を行った時に、同時
にそのプリンタ5の性能を記録し、性能の異なったプリ
ンタで項目情報を利用する場合には、そのプリンタの性
能にあった値に項目情報の値を変換する。
【0037】次に、CPU1の処理動作の内容を図8〜
図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0038】図8は項目情報を記憶するための処理内容
を示すフローチャートである。項目情報の記憶時には、
まず、プリンタ5に用紙をセットし(ステップ21
1)、図3に示したように、指標位置に用紙上端を合わ
せる。すなわち、プリンタ5に設置されている位置合わ
せのためのマークに、用紙上端を合わせる(ステップ2
12)。これは、座標の基準となるX座標軸、Y座標軸
を設定するためである。
【0039】次に、これまでに得られた情報から用紙情
報を用紙情報バッファにセーブする(ステップ21
3)。この用紙情報とは、図6に示したような、用紙の
縦/横のサイズ、設定に使用するプリンタのDPI値
(ROM3内にプリンタ毎に固有の値を持っているた
め、その値を調べセーブする)、用紙内に存在する項目
の数である。
【0040】次に、項目の始点(左上)を指定して(ス
テップ214)、その座標を記憶し(ステップ21
5)、項目の終点(右下)を指定して(ステップ21
6)、その座標を記憶する(ステップ217)。このよ
うにして、図4に示したように、指標を目的の場所まで
移動し指定を行う。これにより、項目の絶対座標が得ら
れる(図5参照)。この得られた座標を元にして、項目
の上位置、左位置、縦幅、横幅を求め、図7に示したよ
うな項目情報として保存する(ステップ218〜ステッ
プ221)。この項目の設定を項目の数だけ繰り返すこ
とにより、用紙内の項目の設定を行う(ステップ22
2,223)。
【0041】この設定を行っている途中や、設定の終了
時などに、RAM2内に存在するデータ、つまり、図6
に示した用紙情報や図7に示した項目情報を、ICカー
ド6、HD8、FD10のような外部記憶装置に記憶す
ることが可能である。
【0042】図9は項目情報を拡大又は縮小するための
処理内容を示すフローチャートである。項目情報を拡大
又は縮小するときには、まず、用紙全体の拡大/縮小率
を入力する(ステップ231)。ここで、変換可能であ
れば(ステップ232)、その拡大/縮小率をセーブし
(ステップ233)、次に、項目情報の各値を変換する
(ステップ234〜ステップ237)。変換を行った結
果のセーブは、図7に示した項目情報バッファを順次書
き換えることにより行う。
【0043】これを項目の数だけ繰り返すことにより、
用紙内の項目の拡大又は縮小を行う(ステップ238,
239)。
【0044】図10は項目情報を印字のドット比で変換
するための処理内容を示すフローチャートである。項目
情報を印字のドット比で変換するときには、まず、図6
で示した用紙情報内の“プリンタのDPI値”をロード
して、これをDO とする(ステップ241)。この値
は、データが作成された時点のプリンタ5のDPI値で
ある。次に、現在接続されているプリンタ5のDPI値
を調べ、これをDN とする(ステップ242)。
【0045】そして、これらの値を比較する(ステップ
243)。この比較の結果、両者に違いがあった場合に
は、項目情報の各値を変換する(ステップ244〜ステ
ップ247)。変換を行った結果のセーブは、図7に示
した項目情報バッファを順次書き換えることにより行
う。
【0046】これを項目の数だけ繰り返すことにより、
用紙内の項目のドット比変換を行う(ステップ248,
249)。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、既に印刷された用紙
の方形領域に対して、方形領域の位置と大きさを、紙送
り手段と印字ヘッド移動手段で測定して入力するように
したので、印字手段の誤差を気にせず、容易に印刷を行
うことができる。
【0048】
【0049】さらに、方形領域の上位置、左位置、縦幅
及び横幅を記憶した時点で接続されている印字手段の単
位長さ当たりのドット数と現在接続されている印字手段
の単位長さ当たりのドット数との比率に応じて、方形領
域の上位置、左位置、縦幅及び横幅を変換する。すなわ
ち、ドット密度に応じて指定領域の位置情報を変換する
ので、印字手段の機種や性能が異なる場合でも、印字手
段の性能の違い、単位長さ当りに印字することが可能
なドット数で変換され、これにより印字手段の機種や性
能の違いにかかわらず、指定位置に文書情報を正確に印
字することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を日本語ワードプロセッサに適用した一
実施例の装置構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による印刷用紙のセット状態を示す説明
図である。
【図4】本発明による印刷用紙上の項目の設定状態を示
す説明図である。
【図5】本発明による項目の座標位置を示す説明図であ
る。
【図6】用紙情報バッファの記憶内容を示す説明図であ
る。
【図7】項目情報バッファの記憶内容を示す説明図であ
る。
【図8】項目情報を記憶するための処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図9】項目情報を拡大又は縮小するための処理内容を
示すフローチャートである。
【図10】項目情報を印字のドット比で変換するための
処理内容を示すフローチャートである。
【図11】従来の用紙に対する項目の設定内容を示す説
明図である。
【図12】従来の項目を設定するための処理内容を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 プリンタコントローラ 5 プリンタ 6 ICカード 7 ICカードインタフェース 8 HD(ハードディスク) 9 HDコントローラ 10 FD(フロッピーディスク) 11 FDコントローラ 12 キーボード 13 キーインタフェース 14 表示装置 15 表示コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書情報を印字用紙に印字する印字ヘッ
    ドを備えた文書処理装置において、 所定位置にセットされた印字用紙を、所定位置から指定
    位置まで送出する紙送り手段と、 所定位置にセットされた印字用紙上において、移動開始
    位置から指定位置まで印字ヘッドを移動させる印字ヘッ
    ド移動手段と、 紙送り手段と印字ヘッド移動手段によって指定された第
    1と第2の指定位置を、それぞれ第1と第2の位置座標
    として記憶する座標記憶手段と、 座標記憶手段に記憶された第1の座標と第2の座標を結
    ぶ線を対角線とする方形領域の印字用紙上端からの上位
    置と印字用紙左端からの左位置を算出するとともに、そ
    の方形領域の縦幅と横幅を算出する領域算出手段と、 領域算出手段によって算出された方形領域の上位置、左
    位置、縦幅及び横幅を記憶する領域記憶手段と、 方形領域の上位置、左位置、縦幅及び横幅が領域記憶手
    段に記憶されるとき、その時点で接続されている印字手
    段の単位長さ当たりに印字することが可能なドット数を
    記憶する設定ドット数記憶手段と、 現在接続されている印字手段の単位長さ当たりに印字す
    ることが可能なドット数を記憶した接続ドット数記憶手
    段と、 設定ドット数記憶手段に記憶されたドット数と接続ドッ
    ト数記憶手段に記憶されたドット数との比率を算出する
    比率算出手段と、 領域記憶手段に記憶された上位置、左位置、縦幅及び横
    幅に、比率算出手段によって算出された比率をそれぞれ
    乗じて、変換後の上位置、左位置、縦幅及び横幅を算出
    するドット変換値算出手段と、 領域記憶手段に記憶された上位置、左位置、縦幅及び横
    幅を、ドット変換値算出手段によって算出された変換後
    の上位置、左位置、縦幅及び横幅に置き換えるドット変
    換手段と、 文書情報をあらかじめ記憶した文書情報記憶手段と、 所定位置に印字用紙がセットされたとき、紙送り手段と
    印字ヘッド移動手段を制御して、領域記憶手段に記憶さ
    れた上位置、左位置、縦幅及び横幅に応じた方形領域ま
    で印字用紙と印字ヘッドを移動させ、文書情報記憶手段
    に記憶された文書情報を印字ヘッドに送ることによりそ
    の文書情報を方形領域内に印字する印字手段を備えてな
    る項目領域指定機能付き文書処理装置。
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