JP3125793B2 - オキサジアゾリル―フェノキシアルキルイソオキサゾールとそれの抗ウイルス剤としての使用 - Google Patents

オキサジアゾリル―フェノキシアルキルイソオキサゾールとそれの抗ウイルス剤としての使用

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複素環で置換された新規なフェノキシアルキ
ルイソオキサゾール類及び−フラン類、その調製方法及
びそれを抗ウイルス剤として使用する為の組成物と方法
に関する。
1984年5月29日に発行されたダイアナの米国特許第4,
451,476号明細書は下記の式を有する抗ウイルス活性の
化合物を開示している: 但し、上の式で、 Rは炭素原子数1〜3のアルキルであり; nは4〜8の整数であり;そして Arはフェニル、又はハロゲン、低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、低級アルコキ
シカルボニル、低級アルカノイル、1−オキシミノ低級
アルキル、ヒドラジノカルボニル、カルバミル及びN,N
−ジ−低級アルキルカルバミルからなる群から選ばれる
一つ又は二つの置換基によって置換されたフェニルであ
る。
1985年4月17日に公開されたスターリング ドラッグ
社のヨーロッパ特許出願公開第137,242号明細書は次の
式を有する抗ウイルス活性の化合物及びその薬学的に許
容できる酸付加塩を開示している: 但し、上の式で、 R、R1、R2、R3及びR4は夫れぞれに水素(但し、Rは除
く)又はヒドロキシ、低級アルカノイルオキシ、低級ア
ルコキシ、塩素またはN=Zによって随意的に置換され
ても良い炭素原子数1〜3のアルキルであり、N=Zは
アミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルアミ
ノ、ジ−低級アルキルアミノ、1−ピロリジニル、1−
ピペラジニル又は4−モロホリニルであり; R5は水素、低級アルキル、ハロゲン、ニトロ、低級アル
コキシ、低級アルキルチオ又はトリフルオロメチルであ
り; XはO又は単結合であり;そして nは3〜9の整数である。
1987年1月7日に公開されたスターリングドラッグ社
のヨーロッパ特許出願公開第207,453号明細書は下記の
(I)の化合物を開示している。式の中でHetは1,3,4−
オキサジアゾール−5−イルであり、Hetが1,2,4−オキ
サジアゾール−5−イルである化合物を意図している。
本発明は式(I): の化合物及びその塩基性メンバーの薬学的に受容できる
酸−付加塩に関する: 但し、上の式で Hetは から選ばれ; Yは炭素原子数が3〜9のアルキレン橋であり; R′は炭素原子数1〜5の低級アルキル、又は炭素原子
数1〜5のヒドロキシ低級アルキルであり; R1とR2は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
シ、ニトロ、低級アルコキシカルボニル又はトリフルオ
ロメチルであり;そして R8は、R8が水素である時はR′がヒドロキシ低級アルキ
ルであるとの前提の下に、水素又は炭素原子数1〜5の
低級アルキルである。
式(I)の範囲内にある化合物の好ましいクラスは次
の式(II)のものである: 同じく又、本発明は適当なキャリアー又は希釈剤を添加
した式IとIIの化合物の抗ウイルス有効量からなるウイ
ルスと闘う為の組成物、それを用いてウイルスと闘う方
法(これには哺乳動物の宿主におけるウイルスの感染の
体組織的な処理を含む)に関する。
Hetが窒素−含有の複素環式原子団である場合の式
(I)の化合物は強酸を用いて安定な酸−付加物の塩を
形成するのに十分な位塩基性であり、そして該塩は本発
明の権利範囲内にある。酸付加物の塩の性質は、若し
も、そのアニオンが本質的に動物の有機体に対して無毒
性であるような酸から誘導されるならば問題ではない。
適当な酸付加塩の例には、塩酸塩、臭酸塩、硫酸塩、酸
性硫酸塩、マレイン酸塩、くえん酸塩、酒石酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ドデシル
硫酸塩、シクロヘキサンスルファミン酸塩などが含まれ
る。
置換基R1とR2を限定する為にハロゲンと言う言葉を用
いる時は、四つの共通のハロゲンのいずれも、即ち、弗
素、塩素、臭素または沃素を考慮している。同じく、低
級アルキルと低級アルコキシと言う場合は炭素原子数が
1〜5の基を、又低級アルコキシカルボニルと言う場合
は炭素原子数が2〜4のような基を指す。
式(I)の化合物は、式(III): の化合物(式中のHalは塩素、臭素または沃素)を式 の化合物のアルカリ金属塩と反応させることよりなるプ
ロセスによって調製される。
式(I)の化合物は又、上の代わりに式(V): の化合物(式中のHal′は臭素または沃素)を式 (R″)3Sn−Het′ (VI) の化合物とパラジウム錯塩触媒の存在で反応させること
からなる別のプロセスによっても調製することができ
る。但し、上の式でR″は炭素原子数が1〜6の低級ア
ルキルを表わし、Het′は式(I)のHetの定義の中に含
まれる芳香族タイプの複素環基のいずれかである。
式IIIとIVの中間体を反応させることによって式Iの
化合物を調製する方法は、アルカリ金属の塩基、例え
ば、炭酸カリウム又は水酸化カリウムの存在で不活性溶
剤の中で約50℃と150℃の間の温度で反応体を加熱する
ことによって行なわれる。
式IIIの中間体は式(VII): のイソキサゾールのアルカリ金属誘導体をジハロゲン化
物、Hal−Y′−Hal(但し、Y′は炭素原子数が2〜8
のアルキレン橋である)と反応させることによって調製
される。該アルカリ金属誘導体は、式VIIの化合物を無
水の状態でオルガノ−アルカリ金属の塩基と反応させ
る、その場法によって(in situ)調製される。好まし
いオルガノ−アルカリ金属塩基は、ブチルリチウムとリ
チウムジイソプロピルアミドである。
式IVの中間体は、一般に複素環で置換されたフェノー
ルとして知られるクラスの物であり、その調製方法はこ
の後に一般的記述と特殊例の中で述べる。
式VとVIの化合物を反応させることからなる代替えプ
ロセスでは、プロセスは大凡そ等モル量の反応体を用い
て不活性溶剤の中で約50℃と100℃の間の温度、便宜的
には溶剤の還流温度で行なわれる。反応は5〜24時間の
範囲の期間で終了する。約5モル パーセント程度存在
するパラジウム錯塩触媒は、オルガノ錫化合物を有機の
塩化物とクロス−カップリングさせる物として知られる
任意の触媒(小杉他の論文、日本化学雑誌、59巻、677
〜679頁、1986年と比較せよ)、例えば、PdCl2−(PP
h3、Pd(PPh3、PdCl2[P(o−トリル)
、PdCl2+2P(OEt)、PdCl2(PhCN)等であり得
る。好ましい触媒は、ジクロロビス−(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム[PdCl2(PPh3]である。
式Vの中間体は式(VIII): のフェノールのアルカリ金属塩を式IIIの化合物と、式I
IIとIVの反応のそれと類似の手順で反応させることによ
って調製される。
式VIのオルガノ錫試薬剤は、トリ−低級アルキル錫ハ
ロゲン化物を未置換の芳香族複素環と、ブチルリチウム
のような強塩基の存在で無水状態の下に反応させること
からなる公知の手順によって調製される。トリアルキル
錫部分は複素環上の最も反応性の強い位置に入る。しか
しながら、トリアルキル錫部分は適当なハロ−置換した
複素環を用いることによって他の位置に向けることもで
きる。
本発明の幾つかの化合物は、複素環をフェニル環の上
にシアノ基又はアミド基を有する中間体から構成するこ
とによって次のようにして調製することができる。
発明はその場合、対象として次の式、 の化合物を考える。
但し、上の式でR′は炭素原子数1〜5の低級アルキ
ル又はヒドロキシ低級アルキルであり、R8は水素又は炭
素原子数1〜5の低級アルキルであり、そしてY、R1
R2は先に与えられた意味を持つ。
式XIの化合物は下記の式XIV のアミドを式(CH32N−(OCH3−R8の化合物と反
応させ、次に得られる生成物を酢酸溶液中でヒドロキシ
アミンと反応させることによって調製される。
順番に今度は式XIVのアミドは相当する下記のニトリ
を酸加水分解することによって調製される。
式XIIの化合物は、式IXのニトリル又はそのイミノ塩
化物誘導体をヒドロキシルアミンと反応させ、次に得ら
れる生成物を式(R8CO)2Oの酸無水物と反応させて調製
することができる。
或いはその代わりに、式XIとXIIの化合物は式、 の一つの化合物を1−ニトロアルカン、(R′CH2NO2
とフェニルイソシアネートと反応させるか、又はアルカ
ンカルボキシアルデヒドオキシム(R′CH=NOH)とN
−ハロ琥珀酸イミド(この場合、ハロはブロモ又はクロ
ロである)と反応させることによって調製することがで
きる。式XVとXVIの中間体は、順に今度は上に記述し、
そして後述の実施例5に例示するような手順によって調
製される。
式XIIIの化合物は、式IIIの化合物を式IVの化合物
(この場合、Het(複素環)は1,3,4−オキサジアゾール
−2−イル又は5−低級−アルキル−1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イルである)と反応させることによって
調製される。式IVの後者のフェノール性化合物は、1980
年8月19日に発行された米国特許第4,218,458号明細書
に記述されるようにして調製される。
或いはその代わりに、式XIIIの化合物は式、 の化合物をRigo他の方法(Syathetic Communications、
16巻、1665〜9頁、1986年)に従って、テトラブチルア
ンモニウム三弗化物の存在でヘキサメチルジシラザンと
反応させて環化することによって調製することができ
る。式XVIIの中間体アシルヒドラジンも又同じく本発明
の一部分であって、式(XVIII): の相当するカルボン酸から慣用のアミド生成反応によっ
て調製される。酸XVIIIは便宜的に式XIV aのニトリルの
加水分解によって調製される。
式XIIIの化合物(この場合、R′は炭素原子数が1〜
5の低級アルキルである)も同じく式Iの化合物(この
場合、Hetは1H−テトラゾール−5−イルである)から
アルカン酸ハロゲン化物、R8CO−Hal(この場合、“Ha
l"は塩素または臭素)、又はアルカン酸無水物、(R8C
O)2Oとの反応によって調製することができる。
発明の化合物の構造は、合成の様式、元素分析、赤外
スペクトル及び核磁気共鳴スペクトルによって確定され
た。
以下の実施例で更に本発明を具体的に説明する。
(実施例1) 3−メチル−5−{5−[4−(1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−イル)フェノキシ]ペンチル}−イソキサゾ
ール[II式;R1,R2=H,Het=2−(1,3,4−オキサジアゾ
リル)]。
23.6gの4−(1,3,4−オキサジアゾリル)フェノール
(米国特許第4,218,458号明細書、実施例XIX)、35gの
5−(5−ブロモペンチル)−3−メチルイソオキサゾ
ール及び40gの微粉砕した炭酸カリウムの混合物を1.5リ
ットルのアセトニトリル中で窒素雰囲気の下で加熱還流
した。触媒量の沃化ナトリウムを添加し、4時間還流を
続けた。反応混合物を濾過し、固形残留物まで濃縮し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、溶液を水と飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムの上で乾燥し、真空中で
濃縮した。残留物をトリエチルアミンから再結晶して、
18.5gの3−メチル−5−{5−[4−(1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)フェノキシ]−ペンチル}イソ
オキサゾールの白い針状結晶、融点84〜86℃を得た。
更には、実施例1の手順に従って4−(1,2,4−オキ
サジアゾール−5−イル)フェノールを5−(5−ブロ
モペンチル)−3−メチルイソオキサゾールと反応させ
て5−{5−[4−(1,2,4−オキサジアゾール−5−
イル)フェノキシ]−ペンチル}−3−メチルイソオキ
サゾールが得られる。[式II;R1,R2=H,Het=1,2,4−オ
キサジアゾール−5−イル] (実施例2) a) 3,5−ジメチル−4−[5−(3−メチルイソオ
キサゾール−5−イル)ペンチルオキシ]−ベンズアミ
ド [式XIV;Y=(CH2、R′=CH3,R1とR2=3,5−(C
H3]。
97%硫酸15mlに溶解した6.3gの5−[5−(2,6−ジ
メチル−4−シアノ−フェノキシ)ペンチル]−3−メ
チルイソオキサゾール[XIV a;Y=(CH2、R=C
H3、R1とR2=2,6−(CH32;融点50〜51℃]の溶液を室
温で1.5時間攪拌した。反応混合物を氷の上に注ぎ出
し、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を水で洗浄
し、硫酸ナトリウムの上で乾燥し、真空中で濃縮した。
残留物を酢酸イソプロピル−ヘキサン混合溶剤から再結
晶し、直に次の反応に使用した。
b) 5−{5−[2,6−ジメチル−4−(3−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−フェノキ
シ]ペンチル}−3−メチルイソオキサゾール[式XI;Y
=(CH2、R′=CH3、R1とR2=2,6−(CH3、R8
=CH3]。
15mlのジメチルアセトアミドジメチルアセタールに浮
遊させたパート(a)の生成物2.7gの懸濁液を窒素雰囲
気下に還流させながら2時間加熱した。反応混合物を真
空中で濃縮し、次に0.7gのヒドロキシルアミン塩酸塩、
2.0mlの5規定水酸化ナトリウム溶液及び7.5mlの70%酢
酸水溶液で処理した。得られた混合物を30分間攪拌し、
次いで4.5mlの水を添加した。反応混合物を酢酸エチル
を用いて抽出し、有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウム
の上で乾燥し、真空中で濃縮した。残留物をフラッシュ
濾過(シリカゲル;1:1のヘキサン/酢酸エチル)とクロ
マトグラフィー(MPLC、シリカゲル60;3:1のヘキサン/
酢酸エチル)に掛け、2.4g(80%)の5−{5−[2,6
−ジメチル−4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾ
ール−5−イル)フェノキシ]ペンチル}−3−メチル
イソオキサゾールを得た。酢酸イソプロピル/ヘキサン
から再結晶した物は融点が、54〜56℃であった。
(実施例3) a) 3,5−ジメチル−4−[3−(3−メチルイソオ
キサゾール−5−イル)プロピロキシ]−ベンズアミド
[式XIV;Y=(CH2、R′=CH3;R1とR2=3,5−(C
H3]を実施例2のパート(a)の手順に従って、6g
の5−[3−(2,6−ジメチル−4−シアノフェノキ
シ)プロピル]−3−メチルイソオキサゾール[式XIV
a;Y=(CH2、R=CH3、R1とR2=2,6−(CH32;メ
タノールから再結晶した物は融点が46〜48℃]から調製
し、収率65%で無色の固体の形で得たが、メタノールか
ら再結晶したこの物の融点は162〜163℃であった。
b) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(3−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−フェノキ
シ]プロピル}−3−メチルイソオキサゾール[式XI;Y
=(CH2、R′=CH3、R1とR2=2,6−(CH3、R8
=CH3]を、6gのパート(a)の生成物、30gのジメチル
アセトアミドジメチルアセタール及び1.75gのヒドロキ
シルアミン塩酸塩から実施例1、パート(b)の手順に
従って調製し、1.7gの無色の固体の形の生成物を得た。
酢酸イソプロピル/ヘキサンから再結晶したこの物の融
点は、55.5〜56.5℃であった。
前述の手順に従って、5−[5−(2,6−ジメチル−
4−シアノフェノキシ)ペンチル]−3−ヒドロキシメ
チルイソオキサゾール(黄淡褐色の固体、ジエチルエー
テルから再結晶した融点=63〜64℃)を3,5−ジメチル
−4−[5−(3−ヒドロキシメチルイソオキサゾール
−5−イル)ペンチロキシ]ベンズアミド[式XIV;Y=
(CH2、R′=HOCH2、R1とR2=3,5−(CH3
に、そして後者は5−{5−[2,6−ジメチル−4−
(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)
フェノキシ]ペンチル}−3−ヒドロキシメチルイソオ
キサゾール[式XI;Y=(CH2、R′=HOCH2、R1とR2
=2,6−(CH3、R8=CH3]に転換できる。中間体の
ニトリルは、2,6−ジメチル−4−シアノフェノールと
5−(5−クロロペンチル)−5−ヒドロキシメチルイ
ソオキサゾールから調製されたが、順番に今度は後者
は、1−ブロモ−4−クロロブタンを3−ヒドロキシメ
チル−5−メチルイソオキサゾールとn−ブチルリチウ
ムの存在で反応させることによって調製される。順番に
今度は、3−ヒドロキシメチル−5−メチルイソオキサ
ゾール(圧力0.5mmで沸点、77〜80℃)は、メチル5−
メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸エステルを水
素化リチウムアルミニウムを用いて還元することによっ
て調製した。
同様に、5−[5−(2,6−ジクロロ−4−シアノフ
ェノキシ)ペンチル]−3−メチルイソオキサゾール
(融点、59〜60℃)は、5−{5−[2,6−ジクロロ−
4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イ
ル)フェノキシ]ペンチル}−3−メチルイソオキサゾ
ール[式XI;Y=(CH2、R′=CH3、R1とR2=2,6−C
l2、R8=CH3]に転換できるものと考えられる。
(実施例4) a) 5−(3−クロロプロピル)−3−エチルイソオ
キサゾール 11.56gの1−ニトロプロパン、15gの1−クロロ−4
−ペンチン(HC≡C(CH23Cl)、37gのフェニルイソ
シアネート、4mlのトリエチルアミンの混合物を300mlの
トルエン中で室温で3日間攪拌した。反応混合物を濾過
し、濾液を真空中で濃縮し、残留物をクロマトグラフィ
ー(シリカゲル;ヘキサンと酢酸エチルの20%ヘキサン
溶液を用いて溶離)に掛けて12gの5−(2−クロロ−
プロピル)−3−エチルイソオキサゾールを黄色の油と
して得た。
b) 5−[3−(2,6−ジメチル−4−シアノフェノ
キシ)プロピル]−3−エチルイソオキサゾール[式XI
V a;Y=(CH2、R′=C2H5、R1とR2=2,6−(CH3
]。
200mlのアセトニトリル中の7.84gの4−シアノ−2,6
−ジメチルフェノール、3.57gの水酸化カリウム、10.6g
の沃化カリウムの混合物に12gの5−(2−クロロ−プ
ロピル)−3−エチルイソオキサゾールを添加し、混合
物を還流温度で約16時間加熱した。反応混合物を真空中
で濃縮し、残留液を酢酸エチルと水の間で分配した。過
剰量の出発物質のフェノールが除去されるまで、酢酸エ
チル層を水酸化ナトリウム水溶液(10%)で洗浄し、溶
液を濃縮して10gの5−[3−(2,6−ジメチル−4−シ
アノフェノキシ)プロピル]−3−エチルイソオキサゾ
ールを黄色の油として得た。後者の試料は、−50℃でメ
タノールから再結晶することによって融点が50〜51℃の
結晶の形で得られた。
c) 3,5−ジメチル−4−[3−(3−エチルイソオ
キサゾール−5−イル)プロピロキシ]ベンズアミド
[式XIV;Y=(CH2、R′=C2H5、R1とR2=3,5−(C
H3]を、パート(b)の生成物(10g)から実施例
2、パート(a)の手順を用いて調製し、8.7gの生成物
を固体として得た。この物を酢酸エチルで洗浄した時の
融点は132〜134℃であった。
d) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(3−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−フェノキ
シ]プロピル}−3−エチルイソオキサゾール[式XI;Y
=(CH2、R′=C2H5、R1とR2=2,6−(CH3、R
8=CH3]を実施例1のパート(b)の手順に従って、4.
15gのパート(c)の製品、20.5gのジメチルアセトアミ
ドジメチルアセタール、及び1.2gのヒドロキシルアミン
塩酸塩から調製し、無色の固体の形で2.1gを得たが、こ
れを酢酸イソプロピル/ヘキサンから再結晶した物は融
点が40〜41℃であった。
(実施例5) a)3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロポキシ)
安息香酸エチル 650mlのアセトニトリル中に懸濁させた6.42gのエチル
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンゾエート、5.5gの
沃化カリウム、3.7gの1−クロロ−4−ペンチン及び2.
3gの粉末の水酸化カリウムを窒素雰囲気下に還流しなが
ら約16時間加熱した。混合物を濾過し、真空中で濃縮
し、フラッシュ濾過(シリカゲル、4:1のヘキサン/酢
酸エチル)に掛けると7.4gの3,5−ジメチル−4−(3
−エチニルプロポキシ)安息香酸エチルが黄色の油とし
て得られた。
b) 3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロポキ
シ)安息香酸 パート(a)で得られたエチルエステル(7.4g)を、
最初は25mlのメタノールと10mlの水の中で0.9gの水酸化
リチウムを用いて加水分解し、室温で3日間攪拌し、次
ぎに100mlのエタノール中で50mlの10%水酸化ナトリウ
ムと共に還流温度で2時間加熱した。酸を加えて生成物
を単離し、エーテルで抽出し、濃縮すると4.7gの3,5−
ジメチル−4−(3−エチニルプロポキシ)安息香酸が
得られた。融点は129〜130℃であった。
c) 3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロポキ
シ)ベンズアミド 100mlの乾燥テトラヒドロフランに溶解した4.7gの3,5
−ジメチル−4−(3−エチニルプロポキシ)安息香酸
の溶液に3,7gのカルボニルジイミダゾールを添加し、混
合物を室温で2時間攪拌した。後者に10mlの濃水酸化ア
ンモニウムを加え、混合物を30分間攪拌し、水の上に注
ぎ出し、酢酸エチルで抽出した。有機層のMgSO4を用い
て乾燥し、濾過し、濃縮すると、4.7gの3,5−ジメチル
−4−(3−エチニルプロポキシ)ベンズアミド、融
点、81〜84℃で得られた。
d) 5−[3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロ
ポキシ)フェニル]−3−メチル−1,2,4−オキサジア
ゾール[式XV;Y=(CH2、R1とR2=3,5−(C
H3、R8=CH3]を実施例2、パート(b)の手順に
従って4.7gの3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロ
ポキシ)ベンズアミド、31mlのジメチルアセトアミドジ
メチルアセタール及び1.7gのヒドロキシルアミン塩酸塩
から調製し、粘稠な油状物4.4gを得た。これを次の反応
に直に使用した。酢酸イソプロピル/ヘキサンから再結
晶した時の試料は38〜40℃の融点を持っていた。
e) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(3−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−フェノキ
シ]プロピル}−3−(n−プロピル)イソオキサゾー
ル[式XI;Y=(CH2、R′=CH3CH2CH2、R1とR2=2,
6−(CH3、R8=CH3]。
4.4gのパート(d)の生成物、1.7gの1−ニトロブタ
ン及び12滴のトリエチルアミンを40mlの乾燥トルエンに
溶かした溶液に、3.7mlのフェニルイソシアネートを含
む5mlの乾燥トルエン溶液を2時間に亙って滴下した。
反応混合物を室温で5日間、窒素雰囲気の下に攪拌し、
次に濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(MPLC、シリ
カゲル、3:1のヘキサン/酢酸エチル)に掛けた。第一
のフラクションは1.2gのパート(d)の出発物質を運
び、第二のフラクションは3.0gの所望製品を溶出した。
これを−50℃で酢酸イソプロピル/ヘキサンから再結晶
して、融点35〜37℃の5−{3−[2,6−ジメチル−4
−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イ
ル)フェノキシ]プロピル}−3−(n−プロピル)イ
ソオキサゾール、2.5gを得た。
(実施例6) 5−{5−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−1,2,4
−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシ]ペンチ
ル}−3−メチルイソオキサゾール[式XII;Y=(CH2
、R′=CH3、R1とR2=2,6−(CH3、R8=CH3]。
7.0gの5−[5−(2,6−ジメチル−4−シアノフェ
ノキシ)ペンチル]−3−メチルイソオキサゾール、1.
8gのヒドロキシルアミン塩酸塩及び3,5gの酢酸ナトリウ
ム三水和物を含む40mlの95%エタノール懸濁液を窒素雰
囲気下に2日間、還流温度に加熱した。反応混合物を濾
過し、真空中で濃縮し、残留物を50mlの無水酢酸中で還
流しながら3時間加熱した。反応混合物を氷/10%水酸
化ナトリウムの上に注ぎ出し、エーテルで抽出した。エ
ーテル抽出物を水と飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、
K2CO3上で乾燥し、濃縮し、フラッシュ濾過(シリカゲ
ル60、3:1のヘキサン/酢酸エチル)し、次いでクロマ
トグラフィー(MPLC、シリカゲル60、3:1のヘキサン/
酢酸エチル)に掛けた。得られた生成物を酢酸イソプロ
ピル/ヘキサンから再結晶して、融点が45〜46℃の5−
{5−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−1,2,4−オ
キサジアゾール−3−イル)フェノキシ]ペンチル}−
3−メチルイソオキサゾール、2.7gを得た。
同じように、5−[5−(2,6−ジメチル−4−シア
ノフェノキシ)ペンチル]−3−ヒドロキシメチルイソ
オキサゾール又は5−[5−(2,6−ジクロロ−4−シ
アノフェノキシ)ペンチル]−3−メチルイソオキサゾ
ールを夫れぞれ、5−{5−[2,6−ジメチル−4−
(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)
フェノキシ]ペンチル}−3−ヒドロキシメチルイソオ
キサゾール[式XII;Y=(CH2、R′=HOCH2、R1とR
2=2,6−(CH3、R8=CH3]、又は5−{5−[2,6
−ジクロロ−4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾ
ール−3−イル)フェノキシ]ペンチル}−3−メチル
イソオキサゾール[式XII;Y=(CH2、R′=CH3、R
1とR2=2,6−Cl2、R8=CH3]に転換できる。
(実施例7) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−1,2,4
−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシ]プロピ
ル}−3−メチルイソオキサゾール[式XII;Y=(CH2
、R′=CH3、R1,R2=2,6−(CH3、R8=CH3]を
実施例6の手順に従って、5−[3−(2,6−ジメチル
−4−シアノフェノキシ)プロピル]−3−メチルイソ
オキサゾールをエタノール性塩化水素、1.49gのヒドロ
キシルアミン塩酸塩および100mlの無水酢酸と反応させ
ることによって誘導されるイミノ塩化物6gから調製し、
4gの無色の固体として収得した。これをメタノールから
再結晶した物は、融点が80〜82℃であった。
(実施例8) a) 3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロポキ
シ)ベンゾニトリル 40gの3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンゾニトリ
ル、30.77gの1−クロロ−4−ペンチン、74.63gの炭酸
カリウム、130mlのN−メチルピロリジノンの混合物を
攪拌しながら100℃に加熱し、そのまま100℃で4時間攪
拌を続けた。混合物を室温まで冷却し、800mlの水を加
えた。この混合物を400mlの酢酸エチルで抽出し、抽出
物を2規定の水酸化ナトリウムと飽和食塩水を用いて洗
浄し、無水硫酸マグネシウムの上で乾燥し、真空中で濃
縮した。酢酸エチルに溶けている、生成した黒色の油は
フロリジル(珪酸マグネシウムの商品名)の層に通して
脱色し、濾液は真空中で濃縮した。残留物をメチルアル
コールから再結晶して34.64g(60.2%)の3,5−ジメチ
ル−4−(3−エチニルプロポキシ)ベンゾニトリル
(融点、48〜49℃)を得た。
b) 3−[3,5−ジメチル−4−(3−エチニルプロ
ポキシ)フェニル]−5−メチル−1,2,4−オキサジア
ゾール パート(a)から得た25gのベンゾニトリル、16.6gの
ヒドロキシルアミン塩酸塩、32.64gの酢酸ナトリウム三
水和物、200mlのエチルアルコール及び40mlの水の混合
物を5時間還流し、それから室温まで冷却した。エチル
アルコールを真空中で溜去し、残留物は一晩室温で放置
した後、200mlの無水酢酸中に懸濁し、混合物を2時間
還流し、室温まで自然に冷却させた。水酸化ナトリウム
(2規定)の水溶液を、混合物を攪拌し氷浴で冷却しな
がらゆっくりと添加した。この間に熱とガスが発生し
た。混合物をエーテルで抽出し、抽出物を順番に、稀い
水酸化ナトリウムの水溶液、稀い重炭酸ナトリウムの水
溶液、飽和食塩水で洗浄した。抽出物は無水硫酸ナトリ
ウムの上で乾燥し、真空中で濃縮すると褐色の油が得ら
れた。酢酸エチルに溶かした油の溶液をフロリジルのカ
ラムに通して脱色し、真空中で濃縮した。残留液をクロ
マトグラフィー(MPLC、シリカゲル、15:85の酢酸エチ
ル/ヘキサン)に掛けて、17.8g(56%)の3−[3,5−
ジメチル−4−(3−エチニルプロポキシ)フェニル]
−5−メチル−1,2,4−オキサジアゾールを白い固体と
して得た。この物の融点は、41.5〜43.0℃であった。
c) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシ]
プロピル}−3−エチルイソオキサゾール[式XII;Y=
(CH2、R′=CH3CH2、R1とR2=2,6−(CH3、R
8=CH3]。
3.99gのN−クロロ琥珀酸イミド、2滴のピリジン及
び75mlのN−メチルピロリジノンの混合物を室温で液が
透明になる迄攪拌し、2.19gのプロピオンアルデヒドの
オキシムを10分間に亙って添加した。そのまま室温で1/
2時間攪拌を続け、2.7gのパート(b)の1,2,4−オキサ
ジアゾールを含む15mlのN−メチルピロリジノンを一度
に加えた。混合物を90℃まで加熱し、4.2mlのトリエチ
ルアミンを3時間に亙って添加し、攪拌と加熱を1時間
続けた。混合物を室温まで冷却し、水に懸濁し、塩化メ
チレンで抽出した。抽出物を水と飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムの上で乾燥し、真空中で濃縮し
た。残留液をクロマトグラフィー(MPLC、シリカゲル、
35:65の酢酸エチル/ヘキサン)に掛けて、1.86g(55
%)の5−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル
−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシ]
プロピル}−3−エチルイソオキサゾールを白色の固体
として収得した。メチルアルコールから再結晶した後の
融点は、85〜86℃であった。
(実施例9) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−1,2,4
−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシ]プロピ
ル}−3−プロピルイソオキサゾール[式XII;Y=(C
H2、R′=CH3CH2CH2、R1とR2=2,6−(CH3、R
8=CH3]。
実施例8(c)のそれと類似の手順に従って、但し、
プロピオンアルデヒドオキシムを2.6gのブチルアルデヒ
ドオキシムに置き換え、3.99gのN−クロロ琥珀酸イミ
ド、2滴のピリジン、50mlのN−メチルピロリジノン、
2.7gの実施例8パート(b)の1,2,4−オキサジアゾー
ル、4.2mlのトリエチルアミンを用いて、クロマトグラ
フィー(MPLC、シリカゲル、30:70の酢酸エチル/ヘキ
サン)の後に首題の化合物2.06g(58%)を白色の針状
結晶として得た。これをメチルアルコールから再結晶し
た物は、融点が69.0〜70.0℃であった。
(実施例10) a) 3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸ヒドラ
ジド 10.0gの3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ルと15mlのヒドラジン水和物の混合物を蒸気浴の上で3
時間加温した。過剰のヒドラジンを真空中で除去し、残
留物を2−プロパノール/水(80:20)から再結晶して9
gのヒドラジドを得た。これは直に次の反応に使用し
た。
b) 2,6−ジクロロ−4−(1,3,4−オキサジアゾール
−2−イル)フェノール[式IV;R1=2−Cl、R2=6−C
l、Het=1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]。
8.9gの3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸ヒド
ラジドと500mlのトリエチルオルトホルメートの混合物
を攪拌し、還流下に4時間加熱した。真空中で溶剤を除
去すると、黄色の生成物9.9gが黄色の固体としてが得ら
れた。この物は直接に次の反応に使用した。
c) 5−{5−[2,6−ジクロロ−4−(1,3,4−オキ
サジアゾール−2−イル)フェノキシ]ペンチル}−3
−メチルイソオキサゾール[式II;R1とR2=Cl、Het=1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル]を実施例1の手順
に従って、8.5gの2,6−ジクロロ−4−(1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)フェノールと20gの5−(5−
ブロモペンチル)−3−メチルイソオキサゾールから調
製し、4.8g(収率、34%)の製品を得た。これをトリエ
チルアミンから再結晶した物は、融点が73〜74℃であっ
た。更に、前記の手順における5−(5−ブロモペンチ
ル)−3−メチルイソオキサゾールの代わりに等モル量
の5−(5−クロロペンチル)−3−ヒドロキシメチル
イソオキサゾールで置き換えると、5−{5−[2,6−
ジクロロ−4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)フェノキシ]ペンシル}−3−ヒドロキシメチルイ
ソオキサゾール[式XIII;R′=HOCH2、R1とR2=2,6−Cl
2、Y=(CH2]を調製できる。中間体5−(5−ク
ロロペンチル)−3−ヒドロキシメチルイソオキサゾー
ルは、n−ブチルリチウムの存在で1−ブロモ−4−ク
ロロブタンを3−ヒドロキシメチル−5−メチルイソオ
キサゾールと反応させることによって調製された。順番
に今度は、3−ヒドロキシ−メチル−5−メチルイソオ
キサゾール(沸点、77〜80℃、圧力0.5mm)は、メチル
5−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸エステル
を水素化リチウムアルミニウムで還元することによって
調製された。
(実施例11) a) 3,5−ジクロロ−4−[5−(3−メチルイソオ
キサゾール−5−イル)ペンチロキシ]安息香酸[式XV
III;R′=CH3、Y=(CH2、R1とR2=3,5−Cl2]。
6.11gの5−[5−(2,6−ジクロロ−4−シアノフェ
ノキシ)ペンチル]−3−メチルイソオキサゾール(融
点、59〜60℃)、75mlの35%水酸化ナトリウム水溶液及
び75mlのエタノールの混合物を蒸気浴の上で数時間攪拌
した。反応混合物を放置すると、透明な下層と黄色の上
層に分かれた。後者を分離し、冷水で希釈し、塩酸を加
えて酸性にした。生じた固体を集め、アセトニトリルか
ら再結晶すると5.24gの3,5−ジクロロ−4−[5−(3
−メチルイソオキサゾール−5−イル)ペンチロキシ]
安息香酸が得られた。この物の融点は67〜69℃であっ
た。
b) N−アセチル−N′−{3,5−ジクロロ−4−
[5−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)ペン
チロキシ]ベンゾイル}ヒドラジン[式XVII;R′=C
H3、Y=(CH2、R1とR2=3,5−Cl2、R8=CH3]。
5.19gのパート(a)の生成物と2.59gのカルボニルジ
イミダゾールを含む50mlのテトラヒドロフラン(THF)
溶液をガスの発生が止むまで窒素雰囲気中で還流温度に
加熱した。混合物を冷却し、1.18gのアセチルヒドラジ
ンを添加した。得られた混合物を還流温度で5〜6時間
加熱し、次に真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチルに
溶解し、シリカゲルのプラグを通して濾過した。1.49g
の無色の固体のN−アセチル−N′−{3,5−ジクロロ
−4−[5−(3−メチルイソオキサゾール−5−イ
ル)ペンチロキシ]ベンゾイル}ヒドラジンが単離され
た。融点は、多形態の時が118℃で、酢酸イソプロピル
から再結晶した時が134℃であった。
c) 5−{5−[2,6−ジクロロ−4−(5−メチル
−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシ]
ペンチル}−3−メチルイソオキサゾール[式XIII;R′
=CH3、Y=(CH2、R1とR2=2,6−Cl2、R8=C
H3]。
0.94gのパート(b)の生成物、1mlのヘキサメチルジ
シラザン、0.5mlのテトラブチルアンモニウム弗化物お
よび10mlのクロロベンゼンの混合物を窒素雰囲気下で攪
拌しながら125℃に加熱した。次に、シリル化触媒とし
て触媒量のイミダゾールを添加した。1/2時間後に、追
加の0.5mlのヘキサメチルジシラザンと触媒量のテトラ
ブチルアンモニウム弗化物を加え、反応混合物を3日
間、125℃に加熱した。次いで、混合物を冷却し、シリ
カゲルのプラグを通して濾過し、酢酸エチルを用いて溶
離した。濾液から単離した生成物を酢酸イソプロピル/
ヘキサンから再結晶して0.53gの淡褐色固体の5−{5
−[2,6−ジクロロ−4−(5−メチル−1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)フェノキシ]ペンチル}−3−
メチルイソオキサゾールを得た。融点は71〜72℃であっ
た。
更に、パート(a)における5−[5−(2,6−ジク
ロロ−4−シアノフェノキシ)ペンチル]−3−メチル
イソオキサゾールを、等モル量の5−[5−(2,6−ジ
メチル−4−シアノフェノキシ)ペンチル]−3−ヒド
ロキシメチルイソオキサゾールで置き換えることによっ
て、3,5−ジメチル−4−[5−(3−ヒドロキシメチ
ルイソオキサゾール−5−イル)ペンチロキシ]安息香
酸[式XVIII;R′=HOCH2、Y=(CH2、R1とR2=3,5
−(CH3]、N−アセチル−N′−{3,5−ジメチル
−4−[5−(3−ヒドロキシメチルイソオキサゾール
−5−イル)ペンチロキシ]ベンゾイル}ヒドラジン
[式XVII;R′=HOCH2、Y=(CH2、R1とR2=3.5−
(CH3、R8=CH3]及び5−{5−[2,6−ジメチル
−4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−
イル)フェノキシ]ペンチル}−3−ヒドロキシメチル
イソオキサゾール[式XIII;R′=HOCH2、Y=(C
H2、R1とR2=2,6−(CH3、R8=CH3]が調製で
きる。中間体5−[5−2,6−ジメチル−4−シアノフ
ェノキシ)ペンチル]−3−ヒドロキシメチルイソオキ
サゾール(淡黄褐色の固体、ジエチルエーテルから再結
晶した物の融点は63〜64℃)は、2,6−ジメチル−4−
シアノフェノールと5−(5−クロロペンチル)−3−
ヒドロキシメチルイソオキサゾールから調製された。
(実施例12) a) 3,5−ジメチル−4−[3−(3−メチルイソオ
キサゾール−5−イル)プロピロキシ]安息香酸エチル 550mlの乾燥アセトニトリル中に10.05gの3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸エチルと8.0gの5−(3−
クロロプロピル)−3−メチルイソオキサゾールを含む
混合物に4.87gの水酸化カリウムと12.9gの沃化カリウム
を添加した。反応混合物を一晩中、還流温度で攪拌し、
次ぎに濾過し、真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチル
と水の間で分配し、有機層を濃縮して黄色の油を得た。
後者を−50℃で酢酸エチル/ヘキサン(1:4)から再結
晶すると、14gの生成物が得られたが、その内の12gを直
接次の加水分解反応に使用した。エステルのサンプルを
シリカ上のクロマトグラフィーで精製して融点が49〜50
℃の純粋な化合物を得た。
b) 3,5−ジメチル−4−[3−(3−メチルイソオ
キサゾール−5−イル)プロピロキシ]安息香酸[式XV
III:R′=CH3、Y=(CH2、R1とR2=3,5−(CH3
]を、12gのパート(a)の粗生成物を120mlのエタノ
ール中に120mlの10%水酸化ナトリウムを含む溶液で加
水分解して調製し、還流しながら2時間攪拌した。反応
混合物に酸を加えて酸性にすると9gの3,5−ジメチル−
4−[3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)
プロピロキシ]安息香酸が単離された。これを酢酸イソ
プロピル/ヘキサン(1:1)から再結晶した物は、融点
が156〜157℃であった。
c) N−アセチル−N′−{3,5−ジメチル−4−
[3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)プロ
ピロキシ]ベンゾイル}ヒドラジン[式XVII;R′=C
H3、Y=(CH2、R1とR2=3,5−(CH3]を実施
例11、パート(b)の手順に従って、パート(b)の生
成物8.3gから調製し、無色の固体の形で10.2gを得た。
酢酸エチル/ヘキサン(1:1)から再結晶した物の融点
は141〜142℃であった。
d) 5−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル
−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシ]
プロピル}−3−メチルイソオキサゾール[式XIII;R′
=CH3、Y=(CH2、R1とR2=2,6−(CH3、R8
CH3] を実施例11、パート(c)の手順に従って、パート
(c)の生成物10gから調製し、無色の固体の形で0.6g
(シリカ上のクロマトグラフィーの後)を得た。酢酸イ
ソプロピルから再結晶した物は、融点が99〜100℃であ
った。
(実施例13) 3−メチル−5−{7−[4−(5−メチル−1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)フェノキシ]ヘプチル}
イソオキサゾール[式XIII;R′=CH3、Y=(CH2
R1とR2=H、R8=CH3]。
1.3gの5−{7−[4−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)フェノキシ]ヘプチル}−3−メチルイソオキサゾ
ール[米国特許第4,857,539号明細書、実施例48
(a)]、50mgのハイドロキノン及び10mlの無水酢酸の
混合物を窒素雰囲気下に攪拌し、還流点で1時間加熱
し、一晩中室温で放置し、冷水で処理し、約3時間攪拌
した。混合物を濾過し、得られた淡褐色の固体をメチル
アルコールから再結晶すると、融点が93〜95℃の首題の
化合物1.09g(81%)が得られた。
(実施例14) 5−{5−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシ]ペンチ
ル}−3−メチルイソオキサゾール[式XIII;R′=C
H3、Y=(CH2、R1,R2=2,6−(CH3、R8=C
H3]。
2.39gの5−{5−[2,6−ジメチル−4−(1H−テト
ラゾール−5−イル)フェノキシ]ペンチル}−3−メ
チルイソオキサゾール[米国特許第4,857,539号明細
書、実施例49(a)]、100mgのハイドロキノン及び20m
lの無水酢酸の混合物を窒素雰囲気下に攪拌し、還流温
度で1時間加熱し、室温に一晩中放置し、攪拌しながら
150mlの冷水の中に注ぎ出した。水性の混合物を酢酸エ
チルで抽出し、抽出物を順番に、水、飽和炭酸水素ナト
リウム溶液、水、飽和食塩水で連続して洗浄し、硫酸マ
グネシウムの上で乾燥し、真空中で濃縮すると、酢酸イ
ソプロピルから再結晶した後の収量で1.2g(48%)の首
題化合物が得られた。融点は74〜75℃であった。
式IとIIの化合物の生物学的評価から、それらの化合
物が抗ウイルス活性を持っていることが示された。これ
らの化合物は試験管内でのウイルスの複製を抑制するの
に有用であり、エンテロウイルス、ポリオウイルス、エ
コーウイルス、コクサッキーウイルスを含むピコルナウ
イルス、特にライノウイルスの多数の株に対して主とし
て活性である。ピコルナウイルスに対する本発明の化合
物の試験管内での(in vitro)試験結果は、ミリリット
ル当たり約0.01から約5マイクログラムの範囲の最小阻
止濃度(MIC)において、ウイルスの複製が阻止される
ことを示した。
MIC値は標準プラーク(溶菌斑)縮分検定法によって
次の如く決定された:単層のヒーラー(ウイスコンシ
ン)細胞はウイルス対照実験(薬剤は存在しない)の中
で単層当たり、大凡そ80溶菌斑を与えるようなウイルス
濃度で感染増殖された。試験すべき化合物は、連続的に
希釈され、寒天培地の表面被覆層に移され、そして幾つ
かのケースでは、吸着期間中にも同様にも同様に行なわ
れた。MICは、未処理のウイルス対照に関して溶菌斑の
数が50%減少した時の化合物の濃度(半減濃度)として
決定された。
標準の試験手順の中で、化合物は15種類のヒト・ライ
ノウイルス(HRV)の抗原型、すなわち、HRV−2、−1
A、−1B、−6、−14、−21、−22、−15、−25、−3
0、−50、−67、−89、−86、−41のパネルに対して試
験された。各ライノウイルスの抗原型に対するMIC値を
測定し、各化合物の効能をMIC50とMIC80値と言う単位を
用いて決定した。二つのMIC値は、夫れぞれ試験された
抗原型の50%と80%を抑制するのに要した化合物の濃度
のことである。
次の表は、本発明の化合物に関する試験結果を与え
る。幾つかの化合物に対しては、MIC50とMIC80の値は15
種のライノウイルスの抗原型よりも少ない数の抗原型の
試験に基づくものである。これらの場合には、試験した
抗原型の数(N)をMIC80の数字の後に括弧で示してあ
る。
下の表は、15種のライノウイルスの抗原型に対する実
施例10(c)の化合物と実施例11(c)のメチル化した
誘導体のMIC値を比較したものである。抗原型 実施例10(c) 実施例11(c) 1A 1.45 0.44 1B 0.53 0.14 2 0.41 0.016 6 7.06 0.46 14 2.02 0.19 15 1.92 0.42 21 0.24 0.0092 22 0.45 0.018 25 2.42 0.7 30 0.10 0.031 41 2.76 99 50 0.091 0.041 67 0.64 0.1 86 1.28 0.57 89 0.28 0.01 注 試験した投与水準では不活性であった。
前述のデータは、抗原型41の場合を除けば、実施例11
(c)の化合物の方が実施例10(c)の化合物よりも可
成り活性が高いことを示している。
本発明の抗ウイルス性組成物は、静脈注射または筋肉
注射による局所投与または非経口投薬用として、又は鼻
孔または眼科の治療用として、薬学的に受容できる水
性、有機性、又は水性−有機性の媒体に溶解、又は懸濁
させた希釈溶液又は懸濁液を調製することによって使用
の為に処方されるか;又は経口投与用に慣用の賦形剤、
結合剤を用いて錠剤、カプセル又は水性の懸濁液に調製
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 534917 (32)優先日 平成2年6月6日(1990.6.6) (33)優先権主張国 米国(US) 前置審査 (56)参考文献 特開 昭62−16480(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 413/12 C07D 261/08 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 の化合物又は薬学的に許容できるその酸付加塩。 但し、上の式でHetは 【化2】 から選ばれ; Yは炭素原子数3〜9のアルキレン橋であり; R′は炭素原子数が1〜5の低級アルキル又はヒドロキ
    シ低級アルキルであり; R1とR2は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ニトロ、低級アルコキシカルボニル又はトリフルオ
    ロメチルであり;そして R8は、水素又は炭素原子数が1〜5の低級アルキルであ
    り、但し、R8が水素である時はR′がヒドロキシ低級ア
    ルキルである。
  2. 【請求項2】式 【化3】 の請求項1記載の化合物。 但し、上の式でYは炭素原子数3〜9のアルキレン橋で
    あり;R′は炭素原子数1〜5の低級アルキルであり;そ
    してR1とR2は水素、ハロゲン又は低級アルキルである。
  3. 【請求項3】5−{5−〔2,6−ジメチル−4−(3−
    メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェノ
    キシ〕ペンチル}−3−メチルイソオキサゾール、5−
    {3−〔2,6−ジメチル−4−(3−メチル−1,2,4−オ
    キサジアゾール−5−イル)フェノキシ〕プロピル}−
    3−メチルイソオキサゾール、5−{3−〔2,6−ジメ
    チル−4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−
    5−イル)フェノキシ〕プロピル}−3−エチルイソオ
    キサゾール、及び5−{3−〔2,6−ジメチル−4−
    (3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)
    フェノキシ〕プロピル}−3−プロピルイソオキサゾー
    ルから選ばれる請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】式 【化4】 の請求項1記載の化合物。 但し、上の式でYは炭素原子数3〜9のアルキレン橋で
    あり;R′は炭素原子数1〜5の低級アルキルであり;そ
    してR1とR2は水素、ハロゲン又は低級アルキルである。
  5. 【請求項5】5−{5−〔2,6−ジメチル−4−(5−
    メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノ
    キシ〕ペンチル}−3−メチルイソオキサゾール、5−
    {3−〔2,6−ジメチル−4−(5−メチル−1,2,4−オ
    キサジアゾール−3−イル)フェノキシ〕プロピル}−
    3−メチルイソオキサゾール、及び5−{3−〔2,6−
    ジメチル−4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾー
    ル−3−イル)フェノキシ〕プロピル}−3−エチルイ
    ソオキサゾールから選ばれる請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】式 【化5】 の請求項1記載の化合物。 但し、上の式でY、R1及びR2は請求項1に与えられた意
    味を持つ。
  7. 【請求項7】5−{5−〔2,6−ジクロロ−4−(5−
    メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノ
    キシ〕ペンチル}−3−メチルイソオキサゾール、及び
    5−{3−〔2,6−ジクロロ−4−(5−メチル−1,3,4
    −オキサジアゾール−2−イル)フェノキシ〕プロピ
    ル}−3−メチルイソオキサゾールから選ばれる請求項
    6記載の化合物。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一つに記載の化
    合物の抗ウイルス的有効量と適当なキャリアー又は希釈
    剤との混合物からなる抗ピコルナウイルス組成物。
  9. 【請求項9】抗ライノイウイルス性である請求項8記載
    の組成物。
  10. 【請求項10】3,5−ジメチル−4−〔3−(3−メチ
    ルイソオキサゾール−5−イル)プロピルオキシ〕ベン
    ズアミド、及び3,5−ジメチル−4−〔3−(3−エチ
    ルイソオキサゾール−5−イル)プロピルオキシ〕ベン
    ズアミドから選ばれる化合物。
  11. 【請求項11】式 【化6】 の化合物を式、(CH32N−C(OCH3−R8の化合物
    と反応させ、次いで得られた生成物を酢酸溶液中のヒド
    ロキシルアミンと反応させて式、 【化7】 の化合物を得ることからなる請求項1記載の化合物の調
    製方法。
  12. 【請求項12】式 【化8】 の化合物又はそのイミノクロリド誘導体をヒドロキシル
    アミンと反応させ、次いで得られた生成物を式、(R8C
    O)2Oの酸無水物と反応させて式、 【化9】 の化合物を得ることからなる請求項1記載の化合物の調
    製方法。
  13. 【請求項13】式 【化10】 又は の化合物を式、R′CH2NO2の化合物とフェニルイソシア
    ネートと反応させることからなる請求項1記載の化合物
    の調製方法。
  14. 【請求項14】式 【化11】 又は の化合物を式、R′CH=NOHの化合物とN−ハロ琥珀酸
    イミド(但し、ハロは臭素または塩素である)と反応さ
    せることからなる請求項1記載の化合物の調製方法。
  15. 【請求項15】式 【化12】 の化合物(但し、Halは塩素、臭素または沃素である)
    を式 【化13】 の化合物と反応させることからなる請求項1記載の化合
    物の調製方法。
  16. 【請求項16】式 【化14】 の化合物をテトラブチルアンモニウム三弗化物の存在で
    ヘキサメチルジシラザンと反応させることからなる請求
    項1記載の化合物の調製方法。
  17. 【請求項17】式 【化15】 (但し、上の式で: Yは炭素原子数3〜9のアルキレン橋であり; ZはNであり; Rは炭素原子数1〜5の低級アルキルであり; R1とR2は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ニトロ、低級アルコキシカルボニル又はトリフルオ
    ロメチルであり;そして Het′は1H−テトラゾール−5−イルである); の化合物を式R8CO−Hal″(但し、Hal″は塩素または臭
    素である)のアルカン酸塩化物または式(R8CO)2Oのア
    ルカン酸無水物と反応させることからなるR′が炭素原
    子数1〜5の低級アルキルで、Hetが1,3,4−オキサジア
    ゾリルである請求項1記載の化合物の調製方法。
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