JP3125762U - 尿の飛散を防ぐ小便器 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の小便器では、尿受皿にズボン・ズボンの裾が触れ易く体を前に出し難く、尿受皿の手前に飛散して、不潔感及び不衛生であった。また、子供等の使用時の不都合の解消等。
【解決手段】 本考案の、尿の飛散を防ぐ小便器Ｂは、小便器の尿受皿２を床面Ｃまで下げ、尿受皿２を跨げる形状にした。またつま先下がりに斜度を付した足形４を足置台１に設け、自然に腰が前方に突き出る姿勢にしたことで解決する。
【選択図】図１

Description

本考案は、小便器の形状に工夫を加えることに依って、尿の飛散を防ぐ小便器に関するものである。

従来の小便器では、尿受皿の位置、形状が悪く手前に尿が垂れ落ちる不都合があった。

従来の小便器では、尿の飛散、垂れ落しを防ごうと前に出ると尿受皿に、ズボン、又はズボンの裾が触れ易く一定の間隔を保ってしまい、特に残尿を振り落す行為時には尿受皿の外に飛散してしまう。又子供等は尿受皿に届かず不都合である。従って本考案は、尿受皿の位置、形状、斜度を付した足形を設けた足置台を一体形成したことで前述の欠点を解決しようとするものである。

この課題を解決するための請求項１の考案は、小便器の尿受皿２を床面Ｃに設置、又は床面Ｃに埋め込む。尿受皿２の先端３を、足元の踵まで長くする。この尿受皿２の位置と形状によって尿の飛散を防ぐことが出来る。（図１）

また、請求項２の考案は、尿受皿２の両側に足置台１を形成し、且つ上面に、つま先下がりに斜度を付した足形４を一段高く配置して、更にその周囲に溝５を付して一体形成したことで、前述の問題を解決している。

よって本考案は、尿受皿２を床面Ｃまで下げ、尿受皿２の先端３を足の踵附近まで長くしたので、子供も楽に跨ぐことが出来る。又残尿を振り落す際も尿受皿２の先端３を長くしたことに依り尿の飛散を防ぐことが出来る。

また、つま先下がりに斜度を付した足形４を足置台１に設けたことに依り、図５に示したように従来の直立の姿勢より腰が必然的に前に突き出る態勢となり、飛散、及び残尿の振り落としに依る汚れを防ぐことが出来る。

足置台１に溝５と穴６を設けたことで、万一尿受皿２の外側に飛散した場合であっても溝５を伝わり、穴６より尿受皿２に抜け常に清潔である。

つま先下がりに斜度を付した足形４を一段高く形成したことで、ズボンの裾等が、尿受皿２の緑７に触れることがなく、安心して前に出て使用できるので常に清潔である。

本考案に係る尿の飛散を防ぐ小便器は、床面に埋め込む方法と、床面に平行に設置出来る二方法が有り必要に応じ易いものである。

また、つま先下がりに斜度を付した足形４に滑止として凸凹等を一体形成することで安全性を計ることが出来る。

本考案の尿の飛散を防ぐ小便器の斜視図である。 本考案の側面図である。 本考案の上面図である。 本考案に係る図３に示すＡ−Ａ′の断面図である。 本考案と、従来の小便器での使用時の姿勢との比較図である。

符号の説明

Ｂ 本考案の、尿の飛散を防ぐ小便器
Ｃ 床面
１ 足置台
２ 尿受皿
３ 先端
４ つま先下がりに斜度を付した足形
５ 溝
６ 穴
７ 緑
ａ 従来の小便器で直立での姿勢
ｂ 本考案での前に突出た姿勢

Claims (2)

1. 小便器の尿受皿を、床面に接する位置まで下げ、且つ尿受皿の先端を、足元の踵まで達する長さとして、尿受皿の両側に足置台を一体形成されたことを特徴とする尿の飛散を防ぐ小便器。
2. 一体形成された足置台に、つま先下がりに斜度を付した足形を、足置台に設けたことを特徴とする尿の飛散を防ぐ小便器。

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