JP3125323U - 研磨用回転バフ体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
円盤体を回転させることにより、円盤体の外周面を被研磨体面に接触させることにより被研磨体面を研磨できる研磨用バフ体において、円盤の外周から中心部に向けて半径の2〜40%の領域の一部を切り取った形状の円盤体であり、円盤体の外周面を構成する素材を、起毛布、フェルト、ネル布、不織布、タオル地、スポンジから選ばれる素材で構成したことを特徴とする研磨用バフ体。
【選択図】図1
Description
この回転バフの研磨面の形状は通常円形であって、円の外周に近いほど慣性モーメントが強く作用するため、研磨力が強い。半面、摩擦力も強いため、摩擦熱が発生しやすく、とりわけ塗装面では表面温度が上昇して塗膜の軟化が生じ、バフ目と呼ばれる深い研磨キズが発生することが多く、このバフ目を消すために仕上げ工程の時間がかかることがあった。
バフ目を軽減するために従来行なわれてきたバフの形状に関する技術としては、円盤外周部分のクッション部分の厚みが外周方向に徐々に薄くなるように傾斜を設けて外周部分の摩擦力を緩和させる方法があるが、その効果は十分ではなかった。また、外周のエッジ部分ができないように風呂敷状に包み込んでエッジに丸みを持たせる方法があるが、エッジが形成されない半面、周縁部が厚くなり、バフ目の軽減には十分な効果がなかった。
また、本考案においては、円盤の外周から中心部に向けて半径の2〜40%の領域の一部を切り取った形状を、図形の反復によって構成されることを特徴とする研磨用バフ体とすることができる。
さらに、本考案は、一部を切り取った形状を、山型とすることができる。
また、本考案は、一部を切り取った形状を、歯車型とすることができる。
さらに、本考案は、一部を切り取った形状を、花びら型とすることができる。
一部を切り取った形状が、正五角形、正六角形、正八角形のいずれかからなる正多角形とすることができる。
また、本考案は、一部を切り取った形状を、ルーローの三角形、又はルーローの五角形、又はルーローの七角形のいずれかからなる定幅図形とすることができる。
また、本考案は、これらの研磨用バフ体を自動車塗装面バフ研磨用の研磨用バフ体として用いることが出来る。
また、本考案の円盤状回転バフ体においては、円盤の外周から中心部に向けて半径の2〜40%の領域の一部を切り取った形状の円盤体であるが、円盤の外周から中心部に向けて半径の2%より小さい場合は、バフ目の発生を抑制する効果が乏しく、円盤の外周から中心部に向けて半径の40%より大きい場合は研磨力が低下する。
また、本発明の代表的なバフ体(円盤体)2は、図1に示すように、回転体1にマジックテープ(登録商標)等を介して取り付けることが出来る。例えば、回転体1に取り付けられているマジックテープ(登録商標)1−1(オス)とバフ体(円盤体)2に取り付けられているマジックテープ(登録商標)2−1(メス)とし、圧着することにより固定できる。
さらに、円盤体の断面を図1の上方に示すように、発泡ウレタンなどの柔らかい素材を用いて傾斜を設けない方形とすると仕上げ磨きに適したバフ体(円盤体)となる。また、円盤体の断面を図1の下方に示すように研磨面に羊毛素材等を貼り合せて円盤外周部分のクッション部分の厚みが外周方向に徐々に薄くなるように傾斜を設けることにより、粗磨きに適したバフ体(円盤体)となる。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すような山型とした。山型の山の高さ(谷の深さ)は10mm(半径の約11%)であった。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すような歯車型とした。歯車型の歯の高さ(谷の深さ)は20mm(半径の約22%)であった。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すような花びら型とした。花びら型の花びらの高さ(谷の深さ)は30mm(半径の約33%)であった。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すような正六角形とした。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すような正八角形とした。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すようなルーローの三角形とした。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
このバフ体の円盤の外周から中心部に向けて一部を切り取った形状を図2に示すようなルーローの五角形とした。
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
(比較例1)
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
(比較例2)
図1に示すように、マジックテープ(登録商標)を介して、回転体に取り付けた。
さらに、粗磨き後の塗膜について(実施例6)〜(実施例12)及び(比較例2)の仕上げ用バフに仕上用コンパウンド(ユニコンFMC8030/石原薬品(株)製)を用いてバフ磨き傷の除去を行ない、バフ傷の取れ具合と仕上がり状態について目視評価した。
また、仕上がり面を水銀灯にさらして、微細な磨き傷(リングマーク)の有無について目視で評価した。
1−1 回転体に取り付けられたマジックテープ(登録商標)(メス)
2 円盤体(バフ体)
2−1 円盤体(バフ体)に取り付けられたマジックテープ(登録商標)(オス)
Claims (8)
- 円盤体を回転させることにより、円盤体の外周面を被研磨体面に接触させることにより被研磨体面を研磨できる研磨用バフ体において、円盤の外周から中心部に向けて半径の2〜40%の領域の一部を切り取った形状の円盤体であり、円盤体の外周面を構成する素材を、起毛布、羊毛、綿、フェルト、ネル布、不織布、タオル地、スポンジから選ばれる素材で構成したことを特徴とする研磨用バフ体。
- 円盤の外周から中心部に向けて半径の2〜40%の領域の一部を切り取った形状が、図形の反復によって構成されることを特徴とする研磨用バフ体。
- 一部を切り取った形状が、山型である請求項2に記載した研磨用バフ体。
- 一部を切り取った形状が、が歯車型である請求項2に記載した研磨用バフ体。
- 一部を切り取った形状が、花びら型である請求項2に記載した研磨用バフ体。
- 一部を切り取った形状が、正五角形、正六角形、正八角形のいずれかからなる正多角形であることを特徴とする請求項2に記載した研磨用バフ体。
- 一部を切り取った形状が、ルーローの三角形、又はルーローの五角形、又はルーローの七角形のいずれかからなる定幅図形であることを特徴とする請求項2に記載した研磨用バフ体。
- 自動車塗装面バフ研磨用の請求項1〜6のいずれか一つに記載された研磨用バフ体。
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