JP3125200U - 警報音検出システム - Google Patents

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晃也 杉山
侃 篠井
博一 杉山
利行 斉藤
悟 橋本
和美 藪崎
輝孝 鈴木
貴志 山口
智巳 秋谷
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Abstract

【課題】緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の警報音を検出する警報音検出装置において、装置構成が簡易であると共に設置時におけるマイクと警報音検出装置との配線作業が不要であり、遮音性が良く更にはカーステレオ等を聴いている自動車の車内においても確実に認識することができる、警報音検出システムを得る。
【解決手段】車外に設置され車外の警報音を入力して音響処理を行うと共に前記音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置に無線送信する手段を備えた警報音入力装置と、車内に設置され1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信して解析処理を行い、警報音を特定して運転者に通知する手段を備えた警報音検出装置にて構成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、自動車を運転する際において緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の警報音を、遮音性が高く更にはカーステレオ等を聴いている自動車の車内においても確実に認識することができる、警報音検出システムに関するものである。
近年、自動車の遮音性が向上し、車外の騒音が殆ど気にならなくなってきている。このような自動車を運転する際においてパトカー・消防車・救急車等の緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の警報音に気付かないことがあり、特にカーステレオ等を聴きながら運転している場合には全く気付かないことがあり、事故を招く危険性があった。
上記問題を解決すべく、例えば特開平06−044489号公報の『緊急車両検知装置』では、複数のマイクより車外音を一定周期で入力し、サイレンと認識した場合に連続入力し、バンドパスフィルタを経由して緊急車両の種別を特定したり方位演算部を経由して方位を示すための緊急車両認識信号を出力することができる装置について記載されている。また、特開平06−194218号公報の『音響認識装置』では、マイクより車外音を入力し、得られた音響信号を分析してサイレンやクラクション等の音響かどうかを識別し、前記サイレンやクラクション等の音響であると認識した場合にはカーステレオ等の車載用音響再生装置の出力を減衰させることができる装置について記載されている。また、特開2000−127796号公報の『車内警報装置及び車内警報方法』では、指向性を有する複数のマイクを車外に設置し、サイレンやクラクション等の音の発生と音の発生方向をハンドル内に設けたランプの点灯やハンドル自体の振動により運転者に知らせることができる装置について記載されている。
特開平06−044489 特開平06−194218 特開2000−127796
しかしながら、上記特開平06−044489号公報に記載のものは、緊急車両の接近方向を検出するため複数のマイクが必要であり、プリアンプやバンドパスフィルタ等の音響処理回路が前記マイクの数量分必要となり、ハード及びソフト共に装置が複雑化してしまうという問題点があった。また、上記特開平06−194218号公報に記載のものは、警報音を検出した場合にカーステレオ等の車載用音響再生装置の出力を減衰させる機能しかなく、近年の遮音性が高い自動車では警報音の種類を認識するのが難しいという問題点があった。また、上記特開2000−127796号公報に記載のものは、前記特開平06−044489号公報のものと同様に複数のマイクや音響処理回路が必要であり、更にはハンドル内にランプや振動装置を設ける必要があり、ハード及びソフト共に装置が複雑化してしまうという問題点があった。
また、上記何れの公報を始めとした従来の警報音検出装置は、マイクと警報音検出装置との信号伝送手段として信号ケーブルを使用しており、後日警報音検出装置を自動車に設置する場合、前記信号ケーブルの配線作業が必要となり、作業が非常に面倒であると共に高額な工賃が掛かってしまうという問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決するために成されたものであり、緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の警報音を検出する警報音検出装置において、装置構成が簡易であると共に設置時におけるマイクと警報音検出装置との配線作業が不要であり、遮音性が高く更にはカーステレオ等を聴いている自動車の車内においても確実に認識することができる、警報音検出システムを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、本考案の警報音検出システムは、車外に設置され車外の警報音を入力して音響処理を行うと共に前記音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置に無線送信する手段を備えた警報音入力装置と、車内に設置され1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信して解析処理を行い、警報音を特定して運転者に通知する手段を備えた警報音検出装置にて構成する。
上記警報音入力装置における第一実施例にあっては、警報音を入力するマイクと、前記マイクから出力される信号の増幅制御を行う音響入力回路と、特定の警報音を選択するバンドパスフィルタと、前記音響入力回路及びバンドパスフィルタによる音響処理にて得られた音響信号をA/D変換して車内の警報音検出装置に無線送信すると共に前記警報音検出装置よりコマンド信号を受信してバンドパスフィルタの切替制御を行うA/D入力機能付きRFIDタグと、回路電源を生成する電源回路にて構成する。
上記警報音入力装置における第二実施例にあっては、警報音を入力するマイクと、前記マイクから出力される信号の増幅制御を行う音響入力回路と、特定の警報音を選択するバンドパスフィルタと、前記音響入力回路及びバンドパスフィルタによる音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置に無線送信するRF送信機と、前記警報音検出装置よりコマンド信号を受信してバンドパスフィルタの切替制御を行うRFIDタグ及び当該RFIDタグの制御を行うCPUと、回路電源を生成する電源回路にて構成する。
上記警報音検出装置における第一実施例にあっては、1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信するリーダーと、警報音の種類を特定する基準音響データとプログラムデータとを蓄積するメモリと、前記入力音響信号と基準音響データとを比較して警報音の種類を特定すると共に通知モードに適合した検出信号の出力を行うCPUと、前記検出信号に応じた音声通知を行う音声出力回路と、設定された通知モードをCPUに伝送する入力インターフェース回路と、回路電源を生成する電源回路にて構成する。
上記警報音検出装置における第二実施例にあっては、1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信したり、前記警報音入力装置内のバンドパスフィルタの切替制御を行うコマンド信号を送信するRF送受信機と、プログラムデータを蓄積するメモリと、前記音響信号受信時において警報音入力装置内のバンドパスフィルタの切替制御を行うコマンド信号の送信制御を行うCPUと、回路電源を生成する電源回路にて構成する。
本考案の警報音検出システムによれば、装置構成が簡易であると共に設置時におけるマイクと警報音検出装置との配線作業が不要であり、遮音性が高く更にはカーステレオ等を聴いている自動車の車内においても警報音の種類を確実に認識することができるという絶大なる効果を奏する。
本考案を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。
図1は本考案の警報音検出システムの第一実施例によるシステム構成図であり、車外に設置される警報音入力装置1にあっては、車外の警報音を入力して音響処理を行い、該音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置10に無線送信する機能を有し、車内に設置される警報音検出装置10にあっては、1つ以上の警報音入力装置1より無線送信された音響信号を入力して解析処理を行い、警報音を特定して運転者に通知する機能を有する。
上記警報音入力装置1は、警報音を入力するマイク2と、前記マイク2から出力される信号の増幅制御を行う音響入力回路3と、特定の警報音を選択するバンドパスフィルタ4と、前記音響入力回路3及びバンドパスフィルタ4による音響処理にて得られた音響信号をA/D変換して車内の警報音検出装置10に無線送信すると共に前記警報音検出装置10よりコマンド信号を受信してバンドパスフィルタ4の切替制御を行うA/D入力機能付きRFIDタグ5と、回路電源を生成する電源回路6にて構成する。前記バンドパスフィルタ4は、パトカー・消防車・救急車等の緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の周波数特性が異なるパターンを有した警報音の種類毎に分けて構成される。
また、警報音入力装置1は車外に設置されるため、回路電源の供給源として太陽電池7を使用する。日中は前記太陽電池7にて発電された電源を電源回路6に供給して回路電源を生成すると共に充電用コンデンサ8に充電を行い、夜間での使用も可能にする。なお、前記充電用コンデンサ8に代え、充電用バッテリーを使用しても構わない。また、警報音入力装置1の設置場所は、フロントガラス34又はリアガラス35の車外面において、運転者の視界を遮らない位置、例えば左右何れかの下部が好適である。
上記警報音検出装置10は、1つ以上の警報音入力装置1より無線送信された音響信号を受信するリーダー11と、警報音の種類を特定する基準音響データとプログラムデータとを蓄積するメモリ15と、前記入力音響信号と基準音響データとを比較して警報音の種類を特定すると共に通知モードに適合した検出信号の出力を行うCPU12と、前記検出信号に応じた音声通知を行う音声出力回路13と、設定された通知モードをCPU12に伝送する入力インターフェース回路14と、回路電源を生成する電源回路18にて構成する。なお、前記通知モードとは、警報音の種類を特定した後、
〔1〕音声合成によるアナウンス発声‥‥例.「救急車が接近しています」
〔2〕音声合成による擬似音発生‥‥例.「ピーポーピーポー」
〔3〕入力音響信号の直接出力
の様な幾つかの通知形態を指し、入力インターフェース回路14に接続されたモードスイッチ17にて設定が行える。
また、警報音検出装置10は車内に設置されるため、回路電源の供給源として電源端子21より車載バッテリーの電源を接続する。又は、上記警報音入力装置1と同様に太陽電池19を使用すれば、電源の配線作業が不要となり装置の設置が容易となる。この場合、日中は前記太陽電池19にて発電された電源を電源回路18に供給して回路電源を生成すると共に充電用コンデンサ20に充電を行い、夜間での使用も可能にする。なお、前記充電用コンデンサ20に代え、充電用バッテリーを使用しても構わない。また、警報音検出装置10の設置場所は、電源として車載バッテリーを使用する場合は警報音入力装置1との無線通信が行える範囲内において車内の任意の場所で構わないが、太陽電池19を使用する場合はフロントガラス34又はリアガラス35の車内面において、運転者の視界を遮らない位置、例えば左右何れかの下部が好適である。また、サンルーフのある車両ではルーフガラスの車内面に設置しても構わない。
次に、図2は図1におけるA/D入力機能付きRFIDタグの回路ブロック図であり、A/D入力機能付きRFIDタグ5は、警報音検出装置10内のリーダー11からの読出し信号に応答し、マイク2にて入力した警報音を音響入力回路3及びバンドパスフィルタ4にて音響処理した音響信号をA/D変換するA/D変換回路32と、前記A/D変換回路32にて得られたデジタル音響信号と当該A/D入力機能付きRFIDタグ5固有のIDデータの伝送処理を行うRF回路と、前記RF回路にアンテナ9を接続して構成する。
上記アンテナ9はリーダー11と電磁界又は電磁波による無線通信を行うため、A/D入力機能付きRFIDタグ5内又は一部A/D入力機能付きRFIDタグ5外の同調キャパシタ(図示せず)から成る同調回路23に接続し、本考案の警報音検出システムで使用するキャリア周波数、例えば13.56MHzや2.45GHz又は952MHz帯等に同調させて共振回路を構成する。
上記同調回路23の後段には、リーダー11のアンテナ22から出力された電磁界又は電磁波が当該A/D入力機能付きRFIDタグ5のアンテナ9を通過した時に発生する誘導起電力の電圧波形を検波したり、該誘導起電力を半波又は全波整流して直流電圧を取り出すための整流回路24を接続する。
次に、上記整流回路24の後段には、検波したキャリアを分周してシステム用のクロックを生成するためのクロック生成回路25と、信号受信時においてキャリアから信号を取り出す復調動作を行ったり信号送信時においてスイッチング素子(図示せず)により変調動作を行うための変復調回路26と、上記直流電圧を安定化して回路電源を供給したり、充電用コンデンサ28に充電電圧を供給するための電源回路27を接続する。該充電用コンデンサ28は一般的にはセラミックコンデンサであり、電力を必要とする場合には電気二重層コンデンサが好適であるが、特に限定するものではない。
次に、上記変復調回路26の後段には、該変復調回路26の制御や不揮発性メモリであるFRAM(Ferroelectric RAM:米国Ramtron社の登録商標)30に対する当該A/D入力機能付きRFIDタグ5のIDデータや音響処理にて得られたデジタル音響信号等の書込み又は読出し制御及びA/D変換回路32の制御を行うためのロジック回路29を接続する。
上記FRAM30は強誘電体型の不揮発性メモリであり、回路電源がOFFになっても当該A/D入力機能付きRFIDタグ5のIDデータ等は消失することはない。また、データの書込み電圧は、EEPROMやフラッシュメモリのように高圧に昇圧する必要がないため、昇圧回路が簡略化される。また、書込み又は読出し速度はDRAMと同等であり、EEPROMやフラッシュメモリよりはるかに高速であるという特徴を持つものである。このように、不揮発性メモリとしてはFRAM30が好適であるが、他のメモリを使用しても構わない。
また、図6は本考案の警報音検出システムの第二実施例によるシステム構成図であり、車外に設置される警報音入力装置1にあっては、車外の警報音を入力して音響処理を行い、該音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置10に無線送信する機能を有し、車内に設置される警報音検出装置10にあっては、1つ以上の警報音入力装置1より無線送信された音響信号を入力して解析処理を行い、警報音を特定して運転者に通知する機能を有する。
上記警報音入力装置1は、警報音を入力するマイク2と、前記マイク2から出力される信号の増幅制御を行う音響入力回路3と、特定の警報音を選択するバンドパスフィルタ4と、前記音響入力回路3及びバンドパスフィルタ4による音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置10に無線送信するRF送信機37と、前記警報音検出装置10よりコマンド信号を受信してバンドパスフィルタ4の切替制御を行うRFIDタグ38及び当該RFIDタグ38の制御を行うCPU39と、回路電源を生成する電源回路6にて構成する。前記バンドパスフィルタ4は、パトカー・消防車・救急車等の緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の周波数特性が異なるパターンを有した警報音の種類毎に分けて構成される。
また、警報音入力装置1は車外に設置されるため、回路電源の供給源として太陽電池7を使用する。日中は前記太陽電池7にて発電された電源を電源回路6に供給して回路電源を生成すると共に充電用コンデンサ8に充電を行い、夜間での使用も可能にする。なお、前記充電用コンデンサ8に代え、充電用バッテリーを使用しても構わない。また、警報音入力装置1の設置場所は、第一実施例と同様である。
上記警報音検出装置10は、1つ以上の警報音入力装置1より無線送信された音響信号を受信したり、前記警報音入力装置1内のバンドパスフィルタ4の切替制御を行うコマンド信号を送信するRF送受信機41と、プログラムデータを蓄積するメモリ15と、前記音響信号受信時において警報音入力装置1内のバンドパスフィルタ4の切替制御を行うコマンド信号の送信制御を行うCPU12と、回路電源を生成する電源回路18にて構成する。
また、警報音検出装置10は車内に設置されるため、回路電源の供給源として電源端子21より車載バッテリーの電源を接続する。又は、上記警報音入力装置1と同様に太陽電池19を使用すれば、電源の配線作業が不要となり装置の設置が容易となる。この場合、日中は前記太陽電池19にて発電された電源を電源回路18に供給して回路電源を生成すると共に充電用コンデンサ20に充電を行い、夜間での使用も可能にする。なお、前記充電用コンデンサ20に代え、充電用バッテリーを使用しても構わない。また、警報音検出装置10の設置場所は、第一実施例と同様である。
なお、該第二実施例におけるRFIDタグ38は、上記第一実施例で説明したA/D入力機能付きRFIDタグ5においてA/D変換回路32を省略したものと同等である。
本考案の実施例を第一実施例に基づき図を用いて説明する。
図3は本考案の警報音入力装置の外観模式図であり、合成樹脂製のケース内に、上述のマイク2,音響入力回路3,バンドパスフィルタ4,A/D入力機能付きRFIDタグ5,電源回路6,充電用コンデンサ8及びアンテナ9を収容し、更に太陽電池7を接続して警報音入力装置1を構成する。
また、図4は本考案の警報音検出装置の外観模式図であり、合成樹脂製のケース内に、上述のリーダー11,CPU12,音声出力回路13,入力インターフェース回路14,メモリ15,スピーカー16,モードスイッチ17,電源回路18及び充電用コンデンサ20を収容し、更にアンテナ22と機種に応じて太陽電池19を接続して警報音検出装置10を構成する。
次に、図5は本考案の警報音検出システムを自動車に設置した一実施例であり、自動車33のフロントガラス34とリアガラス35の車外面の下部に警報音入力装置1を各々設置し、車内中央付近の天井部に警報音検出装置10を設置した状態を示している。なお、該実施例におけるRFID通信のキャリア周波数は、通信距離の長い2.45GHz又は952MHz帯が好適であり、通信距離の短い13.56MHzでは警報音入力装置1と警報音検出装置10とを近接して設置する必要がある。
ここで、本考案の警報音検出システムを動作状態にして自動車33を運転している際において、例えば救急車が接近してきた場合、車外に設置した警報音入力装置1のマイク2によりサイレン音が入力される。該サイレン音は、音響入力回路3にて適正レベルに増幅され、バンドパスフィルタ4に入力される。前記バンドパスフィルタ4は、パトカー・消防車・救急車等の緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の周波数特性が異なるパターンを有した警報音の種類毎に分けられており、警報音検出装置10からのコマンド信号に同期して選択された何れかのバンドバスフィルタ4を通過してA/D入力機能付きRFIDタグ5内のA/D変換回路32に入力される。
車内にある警報音検出装置10内のリーダー11は、一定周期にて読出し信号を送信した後、上記警報音入力装置1内のA/D入力機能付きRFIDタグ5より当該A/D入力機能付きRFIDタグ5の固有IDデータとデジタル音響信号を受信し、入力音響信号としてメモリ15に一時蓄積する。
上記入力音響信号は、CPU12により警報音の種類が予め判っている基準音響データと比較されて種類が特定される。また、入力インターフェース回路14に接続されたモードスイッチ17の設定状態が予め読込まれており、通知モードが決定されている。
ここで、警報音が救急車であると検出され、通知モードが音声合成によるアナウンス発声である場合には、音声出力回路13よりスピーカー16にて例えば「救急車が接近しています」とアナウンスを発声し、運転者は前記アナウンスを聞くことにより救急車の接近を知ることになる。また、通知モードが音声合成による擬似音発生である場合には、音声出力回路13よりスピーカー16にて例えば「ピーポーピーポー」と擬似音を発生し、運転者は前記擬似音を聞くことにより救急車の接近を知ることになる。また、通知モードが入力音響信号の直接出力である場合には、音声出力回路13よりスピーカー16にて音響信号を直接出力することにより実際の車外音を聞くことができる。
また、第二実施例においても機器の外形及び動作は第一実施例と略同様となる。図3で説明した警報音入力装置1は、合成樹脂製のケース内に、マイク2,音響入力回路3,バンドパスフィルタ4,RF送信機37,RFIDタグ38,CPU39,電源回路6,充電用コンデンサ8及びアンテナ9,40を収容し、更に太陽電池7を接続して構成する。また、図4で説明した警報音検出装置10は、RF送受信機41,バンドパスフィルタ42,43,CPU12,音声出力回路13,メモリ15,スピーカー16,電源回路18及び充電用コンデンサ20を収容し、更にアンテナ44と機種に応じて太陽電池19を接続して構成する。
ここで、本考案の警報音検出システムを動作状態にして自動車33を運転している際において、例えば救急車が接近してきた場合、車外に設置した警報音入力装置1のマイク2によりサイレン音が入力される。該サイレン音は、音響入力回路3にて適正レベルに増幅され、バンドパスフィルタ4に入力される。前記バンドパスフィルタ4は、パトカー・消防車・救急車等の緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の周波数特性が異なるパターンを有した警報音の種類毎に分けられており、警報音検出装置10からのコマンド信号に同期して選択された何れかのバンドバスフィルタ4を通過してRF送信機37に入力される。
車内にある警報音検出装置10内のRF送受信機41は、上記RF送信機37より送信される音響信号を受信し、音声出力回路13よりスピーカー16にて音響信号を直接出力することにより実際の車外音を聞くことができる。なお、上記コマンド信号は、バンドパスフィルタ43を通過して波形成形された信号にて警報音の種類をCPU12にて特定し、警報音入力装置1内のバンドパスフィルタ4の切替制御を行うべくRF送受信機41より送信される。
なお、上記第一実施例及び第二実施例の何れにおいて、警報音検出装置10から警報音入力装置1への音響信号読出し動作は、CPU12にて間欠制御を行うことにより警報音入力装置1の電力消費が少なくなり、長時間の使用が可能になる。
以上のように、遮音性が高く更にはカーステレオ等を聴いている自動車33の車内において、パトカー・消防車・救急車等の緊急車両のサイレン,踏切の警報音,防災無線放送のチャイム及び他車のクラクション等の警報音を確実に認識することができることになる。また、装置構成が簡易であると共に設置時におけるマイクと警報音検出装置との配線作業が不要となる。
また、第一実施例におけるA/D入力機能付きRFIDタグ5又は第二実施例におけるRFIDタグ38内のFRAM30に、当該自動車のメンテナンス情報を記憶させ、サービス向上に利用することができる。この場合、前記FRAM30に、例えば各種オイルの交換日/点検日,バッテリーの交換日/点検日,タイヤの交換日/点検日,空気圧の点検日等を記憶させておき、ガソリンスタンドで給油している間に、店員が所持するリーダー機能付のハンディターミナル36にて警報音入力装置1より前記情報の読出し/書込みを行うことにより実施可能となる。
本考案の警報音検出システムの第一実施例によるシステム構成図である。 図1におけるA/D入力機能付きRFIDタグの回路ブロック図である。 本考案の警報音入力装置の外観模式図である。 本考案の警報音検出装置の外観模式図である。 本考案の警報音検出システムを自動車に設置した一実施例である。 本考案の警報音検出システムの第二実施例によるシステム構成図である。
符号の説明
1 警報音入力装置
2 マイク
3 音響入力回路
4 バンドパスフィルタ
5 A/D入力機能付きRFIDタグ
6 電源回路
7 太陽電池
8 充電用コンデンサ
9 アンテナ
10 警報音検出装置
11 リーダー
12 CPU
13 音声出力回路
14 入力インターフェース回路
15 メモリ
16 スピーカー
17 モードスイッチ
18 電源回路
19 太陽電池
20 充電用コンデンサ
21 電源端子
22 アンテナ
23 同調回路
24 整流回路
25 クロック生成回路
26 変復調回路
27 電源回路
28 充電用コンデンサ
29 ロジック回路
30 FRAM
31 信号端子
32 A/D変換回路
33 自動車
34 フロントガラス
35 リアガラス
36 ハンディターミナル
37 RF送信機
38 RFIDタグ
39 CPU
40 アンテナ
41 RF送受信機
42 バンドパスフィルタ
43 バンドパスフィルタ
44 アンテナ

Claims (4)

  1. 車外に設置され車外の警報音を入力して音響処理を行うと共に前記音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置に無線送信する手段を備えた警報音入力装置と、車内に設置され1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信して解析処理を行い、警報音を特定して運転者に通知する手段を備えた警報音検出装置にて構成することを特徴とする、警報音検出システム。
  2. 上記警報音入力装置は、警報音を入力するマイクと、前記マイクから出力される信号の増幅制御を行う音響入力回路と、特定の警報音を選択するバンドパスフィルタと、前記音響入力回路及びバンドパスフィルタによる音響処理にて得られた音響信号をA/D変換して車内の警報音検出装置に無線送信すると共に前記警報音検出装置よりコマンド信号を受信してバンドパスフィルタの切替制御を行うA/D入力機能付きRFIDタグと、回路電源を生成する電源回路にて構成し、上記警報音検出装置は、1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信するリーダーと、警報音の種類を特定する基準音響データとプログラムデータとを蓄積するメモリと、前記入力音響信号と基準音響データとを比較して警報音の種類を特定すると共に通知モードに適合した検出信号の出力を行うCPUと、前記検出信号に応じた音声通知を行う音声出力回路と、設定された通知モードをCPUに伝送する入力インターフェース回路と、回路電源を生成する電源回路にて構成することを特徴とする、請求項1に記載の警報音検出システム。
  3. 上記警報音入力装置は、警報音を入力するマイクと、前記マイクから出力される信号の増幅制御を行う音響入力回路と、特定の警報音を選択するバンドパスフィルタと、前記音響入力回路及びバンドパスフィルタによる音響処理にて得られた音響信号を車内の警報音検出装置に無線送信するRF送信機と、前記警報音検出装置よりコマンド信号を受信してバンドパスフィルタの切替制御を行うRFIDタグ及び当該RFIDタグの制御を行うロジック回路と、回路電源を生成する電源回路にて構成し、上記警報音検出装置は、1つ以上の警報音入力装置より無線送信された音響信号を受信したり、前記警報音入力装置内のバンドパスフィルタの切替制御を行うコマンド信号を送信するRF送受信機と、プログラムデータを蓄積するメモリと、前記音響信号受信時において警報音入力装置内のバンドパスフィルタの切替制御を行うコマンド信号の送信制御を行うCPUと、回路電源を生成する電源回路にて構成することを特徴とする、請求項1に記載の警報音検出システム。
  4. 通知モードを、音声合成によるアナウンス発声、又は音声合成による擬似音発生、又は入力音響信号の直接出力の何れかに設定できることを特徴とした、請求項2に記載の警報音検出システム。
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