JP3125165U - 腰部用運動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】受動的に腰部を回転させ、腰部及び腹部の贅肉を減少し、腰部及び腹部の曲線を形作ることができる、腰部用運動器具を提供する。
【解決手段】本考案の腰部用運動器具は、受動的に腰部を回転させ、使用者が楽に腰部を運動させることができる。本考案の腰部用運動器具は、使用者が腰掛けるシート部を備え、前記シート部の回転中心が駆動装置の動力出力軸の回転中心線の外に位置し、シート部が回転中心線周囲で円周運動を行い、使用者の臀部と腰部を動かして回転させるものである。また、この腰部用運動器はシート部を傾斜させる装置を備え、使用者はこの装置により異なる腰部の回転感覚を得ることが可能である。さらに、この腰部用運動器具はシート部の高さを調節する装置を備え、この装置により使用者が腰掛ける高さを調節することが可能である。
【選択図】図1

Description

本考案は、腰部用運動器具に関するものであり、詳細には、器具上に腰掛け使用者が腰部を回す運動を行うことができる、腰部用運動器具に関するものである。
商工業の競争が激しい現代、人々の仕事内容は忙しさを増し、仕事時間数も長くなってきているため、仕事が終わるのは夜になるだけでなく、しばしば家に帰っても仕事を続ける必要がある。このため、現代人の運動時間は減少しており、運動時間を捻出することができない人も多い。加えて、正常な時間に飲食しない、糖分の多い甘いもの・揚げ物などの高カロリー食品・高澱粉食品等を多く摂取するといった、不正常な飲食習慣によって体重が増加する人が多く、中でも特に明白な特徴としては、腰部や腹部の贅肉が増加し、ウエストが太くなる人が多い。
過去においては、腰を回すことによって腰部及び腹部の贅肉を減らし、それによってウエストを細くするフラフープが、人々の間で最もよく使用されてきた。フラフープを使用するときは、まずその内周の一箇所を腰部に当て、腰を回しながらフラフープを動かす。このとき、フラフープそのものには一定の重さがあることから、腰部でフラフープを動かすときには施力が必要となる。そして、その施力によってカロリーを消費することで、腰部及び腹部の贅肉を減らすことを可能にした。フラフープはその後、さらに内周に起伏状の突起物を備えることにより、腰部及び腹部の贅肉除去効果に加え、マッサージ効果を強化したものが登場した。さらに、複数のボール状の玉を繋げて輪にしたフラフープが登場した。これは、その使用方法は内周に起伏状の突起物を備えたフラフープと類似しているが、腰部及び腹部の贅肉除去効果・マッサージ効果がより向上されている。さらにその後、ウエスト運動用回転盤が登場した。これは主に地面に相対して回転する円盤が設けられており、使用者はこの円盤上に両足で立ち、腰部より上はほとんど動かさず、腰を回す動作で腰部より下を反復回転させ、腰部を回転させることによって、腰部及び腹部の贅肉を減らすことを可能にしている。
しかしながら、上述のウエスト用運動器具は、使用者が別途時間を捻出して運動する必要があり、且つ、使用者の体力状況、及び自ら運動をしたいと考えているかどうかによって、腰部及び腹部の贅肉を減らす効果が左右されるという問題がある。
現代の勤め人は仕事時間が長く、休む時間が短いだけでなく、休む時間があっても仕事が大変であるため、仕事が終わっても体が疲れきっており、自ら運動したいという気持ちに影響する。
また、この他にも、フラフープ関連器具を使用する前には、その直径の大きさにより活動する空間を見極め、使用時に人や物にぶつからないようにしなければならないという問題がある。
このため、使用者が別途時間を作る必要なく経常的に受動的に腰部を回転させ、腰部及び腹部の曲線を作り出す機能を備えた腰部用運動器具をいかにして創作するかを積極的に示す必要があった。
本考案は上述の従来の腰部用運動器具の欠点に鑑み、考案者はその不完全な点に感じ入り、関連産業における長年の経験に基づき研究を重ね、この腰部用運動器具の開発に至ったものであり、使用者が別途時間を捻出する必要なく、経常的且つ受動的に腰部を回転させることができ、腰部及び腹部の曲線を作ることができることを目的とする。
本考案の主な目的は、受動的に腰部を回転させ、腰部及び腹部の贅肉を減少し、腰部及び腹部の曲線を形作ることができる、腰部用運動器具を提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案の腰部用運動器は、駆動装置と、シート部と、接続部を含み、そのうち、前記駆動装置は動力出力軸を備え、前記駆動装置は第一支持体に設置され、前記シート部は使用者が腰掛けることができるシート面を備え、前記シート部の回転中心が前記接続部に枢着され、前記接続部は前記動力出力軸に固定され、前記回転中心が前記動力出力軸の回転中心線の外に位置することを特徴とする。
これにより、使用者が前記シート部上に腰掛け、腰部より上はほとんど動かすことなく、臀部が脊椎を回転中心線としてシート部に従って円周運動をし、腰部を受動的に回転させ運動させることができる。そのため、腰部の回転運動は腰部及び腹部の脂肪を減少し、腰部及び腹部の曲線を形作ることができると共に、腰部及び腹部内の内臓を同時に運動させることが可能である。
以下、本考案の目的、特徴及び効果についてより理解を促すため、具体的な実施例と図面に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1ないし図5ではそれぞれ、本考案の最良の実施例1における立体斜視図、上面図、回転シート部の動作を示した上面図、調整シート部の高さを示した側面図、及び調整シート部の傾斜角度を示す側面図を図示している。
これらの図に示すように、本考案の腰部用運動器具は、シート部1、補助支持機構2、駆動装置3、接続部4、及び第一支持体5を備える構造である。
前記シート部1は使用者が腰掛けることのできるシート面11を備え、前記補助支持機構2は4つの回転盤21を備え、前記駆動装置3は回転速度が調整可能であり、且つ出力動力を有する動力出力軸31を備え、前記第一支持体5は傾斜座部51、第一昇降装置52、及び第二支持体53を備える。また、前記第二支持体53は第二昇降装置531を備える。
前記シート部1の回転中心12は、前記接続部4の一端に枢着され、前記接続部4の他端は前記駆動装置3の動力出力軸31に固定される。また、前記回転中心12は、前記動力出力軸31の回転中心線311外に位置しており、シート部1は回転中心線311を中心に、その周囲を回るような円周運動を行う。
使用者がシート部1上に腰掛けたとき、腰部より上はほとんど動かすことなく、臀部は脊椎を回転中心としてシート部1に従って円周運動を行うため、腰部に受動的な回転運動をさせることができる。腰部の回転運動は腰部及び腹部の脂肪を減少し、腰部及び腹部の曲線を形作ることができると共に、腰部及び腹部内の内臓を同時に運動させることが可能である。
前記駆動装置3は前記第一支持体5の傾斜座部51に設置され、4つの回転盤21の4つの補助回転中心211がそれぞれ、前記第一支持体5の傾斜座部51の四端に枢着される。また、前記4つの回転盤21の周縁上の一箇所が前記シート部1の四端にそれぞれ枢着され、前記4つの回転盤21にシート部1の一部荷重が分担されるよう負荷される。
前記傾斜座部51の一端は前記第二支持体53に枢着され、前記第一昇降装置52は前記傾斜座部51の他端と第二支持体53の間に設置され、シート部1のシート面11の水平面に相対する角度を変えることが可能である。
使用者が腰部の回転運動をしているとき、シート面11の角度の違いに合わせ、使用者は異なる腰の回転の感覚を得るとともに、腰部の各個別部位に運動をさせることが可能である。また、前記第二昇降装置531はシート面の地面に相対する高さを変えることができ、異なる身長の使用者にあわせ適切なシートの高さに調整することが可能である。
図6ないし図9ではそれぞれ、本考案の最良の実施例2における立体斜視図、側面図、及び2種類の状況における回転シート部の上面図を図示している。
これらの図に示すように、実施例2と実施例1の違いは、補助支持機構2にあり、具体的に、実施例2における補助支持機構2はスライド部22、第一スライド機構23、及び第二スライド機構24を備えることにある。なお、前記第一スライド機構23は2つの第一軌道231、及び2つの第一スライド槽232を備え、前記第二スライド機構24は2つの第二軌道241、及び2つの第二スライド槽242を備える。
前記第一スライド機構23は前記スライド部22と前記第一支持体5の傾斜座部51の間に設置され、そのうち、前記2つの第一軌道231は前記傾斜座部51に設けられ、前記スライド部22に設けられた2つの前記第一スライド槽232に対応する。
なお、2つの第一スライド槽232を前記傾斜座部51に設け、前記スライド部22に設けられた2つの第一軌道231に対応させてもよい。
また、2つの第一軌道231を前記傾斜座部51に設け、前記スライド部22に設けられた2つの第一ボール列(図には示さない)に対応させてもよい。
さらに、2つの第一ボール列(図には示さない)を前記傾斜座部51に設け、前記スライド部22に設けられた前記2つの第一軌道231に対応させてもよい。
前記第二スライド機構24は前記シート部1とスライド部22の間に設置され、そのうち、前記2つの第二軌道241は前記スライド部22に設けられ、前記シート部1に設けられた前記2つの第二スライド槽242に対応する。
なお、前記2つの第二スライド槽242を前記スライド部22に設け、前記シート部1に設けられた前記2つの第二軌道241に対応させてもよい。
また、前記2つの第二軌道241を前記スライド部22に設け、前記シート部1に設けられた2つの第二ボール列(図には示さない)に対応させてもよい。
さらに、2つの第二ボール列(図には示さない)を前記スライド部22に設け、前記シート部1に設けられた2つの第二軌道241に対応させてもよい。
前記第一スライド機構23と前記第二スライド機構24が決定する2つのスライド方向は相互に垂直であり、前記スライド部22にシート部1が受ける荷重の一部をそれぞれ負荷させることが可能である。
図10ないし図13ではそれぞれ、本考案の最良の実施例3における立体斜視図、側面図、及び2種類の状況における回転シート部の上面図を図示している。
これらの図に示すように、実施例3と実施例2の違いは、第一スライド機構23と第二スライド機構24にある。具体的に、実施例3における前記第一スライド機構23は第一軌道231、及び第一スライド槽232を含み、実施例3における前記第二スライド機構24は3つの第二軌道241、第二スライド槽242及び2つの第二ボール列243を含む。
前記第一スライド機構23は前記スライド部22と前記第一支持体5の傾斜座部51の間に設置され、そのうち、前記第一軌道231は前記傾斜座部51に設置され、前記スライド部22に設けられた前記第一スライド槽232に対応する。
なお、前記第一スライド槽232を前記傾斜座部51に設け、前記スライド部22に設けられた第一軌道231に対応させてもよい。
また、第一ボール列(図には示さない)を前記傾斜座部51に設け、前記スライド部22に設けられた前記第一軌道231に対応させてもよい。
前記第一軌道231を前記傾斜座部51に設け、前記スライド部22に設けられた第一ボール列(図には示さない)に対応させてもよい。
前記第二スライド機構24は前記シート部1と前記スライド部22の間に設置され、そのうち、3つの第二軌道241は前記スライド部22に設けられ、前記シート部1に設けられた前記第二スライド槽242及び2つの第二ボール列243に対応する。
なお、前記第二スライド槽242及び2つの第二ボール列243を前記スライド部22に設け、前記シート部1に設けられた3つの第二軌道241に対応させてもよい。
また、3つの第二軌道241を前記スライド部22に設け、前記シート部1に設けられた3つの第二スライド槽242に対応させてもよい。
さらに、3つの第二スライド槽242を前記スライド部22に設け、前記シート部1に設けられた3つの第二軌道241に対応させてもよい。
前記第一スライド機構23と前記第二スライド機構24が決定する2つのスライド方向は相互に垂直であり、前記スライド部22にシート部1が受ける荷重の一部をそれぞれ負荷させることができる。
本考案の作動原理の要旨は、シート部1の回転中心12が駆動装置3の動力出力軸31上にないため、シート部1に動力出力軸31周囲を回るように回転させることができるということである。その他創作は本考案の作動原理の要旨を侵害してはならず、本考案の作動原理の要旨を以って、その材料や機構の設計を変化させた創作はすべて本考案の範囲に含まれるものとみなす。
上述のように、本考案は完全に特許の三要件:新規性、進歩性、産業的利用価値を備えており、新規性と進歩性について言えば、本考案は受動的な腰部の回転により、腰部についた贅肉を減らし、腰部の曲線を形作る効果を得ることが可能である。また、産業的利用価値について言えば、本考案を利用して派生させた製品は、十分に現在の市場のニーズを満たすことが可能である。
本考案の実施例1の立体斜視図である。 本考案の実施例1の上面図である。 本考案の実施例1の回転シート部の上面図である。 本考案の実施例1の調整シート部の高さを示す側面図である。 本考案の実施例1の調整シート部の傾斜角度を示す側面図である。 本考案の実施例2の立体斜視図である。 本考案の実施例2の側面図である。 本考案の実施例2の回転シート部の動作を示す上面図である。 本考案の実施例2の回転シート部の別の動作を示す上面図である。 本考案の実施例3の立体斜視図である。 本考案の実施例3の側面図である。 本考案の実施例3の回転シート部の動作を示す上面図である。 本考案の実施例3の回転シート部の別の動作を示す上面図である。
符号の説明
1 シート部
11 シート面
12 回転中心
2 補助支持機構
21 回転盤
211 補助回転中心
22 スライド部
23 第一スライド機構
231 第一軌道
232 第一スライド槽
24 第二スライド機構
241 第二軌道
242 第二スライド槽
243 第二ボール列
3 駆動装置
31 動力出力軸
311 回転中心線
4 接続部
5 第一支持体
51 傾斜座部
52 第一昇降装置
53 第二支持体
531 第二昇降装置

Claims (15)

  1. 駆動装置と、シート部と、接続部を含み、
    前記駆動装置は動力出力軸を備え、前記駆動装置は第一支持体に設置され、
    前記シート部は使用者が腰掛けることができるシート面を備え、前記シート部の回転中心が前記接続部に枢着され、
    前記接続部は前記動力出力軸に固定され、
    前記シート部の回転中心が前記動力出力軸の回転中心線の外側に位置することを特徴とする腰部用運動器具。
  2. 前記第一支持体に、前記シート部の荷重を一部負担する補助支持機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の腰部用運動器具。
  3. 前記補助支持機構が少なくとも1つの回転盤を備え、前記第一支持体の少なくとも1つの補助回転中心にそれぞれ枢着され、前記回転盤と前記シート部の枢着箇所が前記補助回転中心の外側に位置することを特徴とする請求項2に記載の腰部用運動器具。
  4. 前記補助支持機構はスライド部と、少なくとも1つの第一スライド機構と、少なくとも1つの第二スライド機構とを備え、
    前記第一スライド機構が前記スライド部と前記第一支持体の間に設置され、
    前記第二スライド機構が前記シート部と前記スライド部の間に設置され、
    前記第一スライド機構、及び第二スライド機構が決定する2つのスライド方向は平行ではないことを特徴とする請求項2に記載の腰部用運動器具。
  5. 前記第一スライド機構が、前記スライド部に少なくとも1つの第一スライド槽を備えると共に、前記第一支持体の少なくとも1つの第一軌道に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  6. 前記第一スライド機構が、前記スライド部に少なくとも1つの第一軌道を備えると共に、前記第一支持体の少なくとも1つの第一スライド槽に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  7. 前記第一スライド機構が、前記スライド部に少なくとも1つの第一ボール列を備えると共に、前記第一支持体の少なくとも1つの第一軌道に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  8. 前記第一スライド機構が、前記スライド部に少なくとも1つの第一軌道を備えると共に、前記第一支持体の少なくとも1つの第一ボール列に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  9. 前記第二スライド機構が、前記シート部に少なくとも1つの第二スライド槽を備えると共に、前記スライド部の少なくとも1つの第二軌道に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  10. 前記第二スライド機構が、前記シート部に少なくとも1つの第二軌道を備えると共に、前記スライド部の少なくとも1つの第二スライド槽に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  11. 前記第二スライド機構が、前記シート部に少なくとも1つの第二ボール列を備えると共に、前記スライド部の少なくとも1つの第二軌道に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  12. 前記第二スライド機構が、前記シート部に少なくとも1つの第二軌道を備えると共に、前記スライド部の少なくとも1つの第二ボール列に対応させる構成であることを特徴とする請求項4に記載の腰部用運動器具。
  13. 前記駆動装置の回転速度が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の腰部用運動器具。
  14. 前記第一支持体が傾斜座部と、第一昇降装置と第二支持体とを備え、
    前記駆動装置が前記傾斜座部に設置され、前記傾斜座部と前記第二支持体が枢着され、前記第一昇降装置が前記傾斜座部と前記第二支持体の間に設置され、前記シート面の水平面に相対する角度を変えることができることを特徴とする請求項1に記載の腰部用運動器具。
  15. 前記第二支持体に、前記シート面の地面に相対する高さを変えることができる第二昇降装置を備えることを特徴とする請求項14に記載の腰部用運動器具。
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