JP3124845B2 - 空調管理システム - Google Patents
空調管理システムInfo
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Description
る空調管理システムの改良に関する。
によって空気調和設備を自動的に管理する空調管理シス
テムが知られている。このシステムは、空調設備の稼働
状態をセンサで監視し、異常時に警報を発するなどの監
視を行うものである。
て、複数の空調設備を遠隔的に監視する広域設備監視シ
ステムが用いられている。このシステムは、複数の空調
設備それぞれに前記のような空調管理システムを設け、
各空調管理システムとこれらを集中管理する中央監視装
置とを通信線で接続したものである。このようなシステ
ムでは、各空調管理システムが比較的単純な条件に基づ
いて各空調設備を管理し、異常時には警報や関連データ
を中央監視装置に送信する。一方、中央監視装置は、各
空調設備の稼働状態を管理者に報告したり、警報があっ
た異常の解析や対応措置の決定など比較的高度な管理作
業を支援する。
適用される空調設備は、受注設計が一般的で、機器構成
が個別具体的に異なっている。特に、センサを監視装置
に接続する入出力制御回路のデータ格納型式・表現形式
は、製造者や個々の製品によって多様である。この結
果、センサから入出力制御回路を介して監視装置に入力
するセンサ値についても、アナログ/デジタルの種別や
出力スケールなどの表現形式が、空調設備ごとに大幅に
相違している。このため、同一の計測項目についても、
空調設備ごとにセンサ値の表現形式が相違することが一
般的である。
が異なっても、原則として共通な所定の一般手順で行わ
れる。これに対して、従来の空調管理システムでは、警
報条件などの監視条件を各空調設備固有のセンサ値表現
形式に合わせて構成し、この監視条件を前記の一般手順
と一体に空調管理システム内に内蔵し、これら監視手順
及び監視条件に基づいて空調設備の管理を行っていた。
テムを構成し、その動作手順をコンピュータのソフトウ
ェアによって決定する場合、このような一般手順及び監
視条件は、コンピュータの動作を制御するプログラム内
に、両者一体に記述されていた。
空調管理システムでは、上記のように、一般手順と監視
条件が一体に構成され、かつ、監視条件が各空調設備固
有のセンサ値表現形式に合わせて構成されていたため、
次のような問題点が存在していた。
ごとに内容が異なっていたため、新たな空調設備に導入
するごとに、監視条件自体をセンサ値の表現形式に合わ
せて大幅な手直ししなければならないという問題点があ
った。この結果、導入費用が高額となっていた。
合、監視条件が一般手順と一体にプログラム内に記述さ
れていたため、プログラムのハードウェア依存性が高
く、空調設備ごとにプログラム全体の大幅な手直しが必
要という問題点があった。
は、一般に、ソースコードの変更などコンピュータの専
門家による煩雑な作業が必要である。この結果、導入費
用が一層高額となっていた。また、導入時のソフトウェ
アの変更が全体的で、かつ、監視条件の内容がコンピュ
ータ特有の言語形式で表現されていたため、導入後の保
守作業や空調設備の部分的変更も煩雑な手順を要した。
多様なセンサ値そのものであったため、異なったデータ
同士の演算や同一データの変位の算出又は累積に煩雑な
演算手順を要するという問題点があった。この結果、多
様なデータ処理による空調設備の監視が困難であった。
置は、各空調設備やセンサ固有の表現形式で各空調管理
システムから送信されるデータを処理するため、各空調
管理システムに対応した処理手順を内蔵する必要があっ
た。このため、新たな空調設備を監視対象に追加する場
合は、中央監視装置の処理手順についても大幅な手直し
が必要であった。
から算出された算出値のみが意味を持つ場合があるが、
従来の空調管理システムでは、このような場合も各セン
サ値を別個独立に、かつ、各センサ値独自の表現形式で
保存していた。このため、データ保存に用いる記憶領域
の縮小が困難であった。従来は、例えば、外気と室内の
温度差を保存するために、外気温度センサ及び室内温度
センサから入力した2つのセンサ値を保存していた。
するために提案されたもので、その目的は、導入・保守
及びデータの取扱いが容易な、優れた空調管理システム
を提供することである。
め、請求項1の空調管理システムは、空調設備に設けら
れたセンサから入力するセンサ値を所定の形式の標準デ
ータに変換するための変換パラメータと、前記標準デー
タに基づいて前記空調設備を監視するための監視パラメ
ータとを格納する記憶手段と、前記各パラメータを参照
して前記変換及び前記監視を所定の一般手順で実行する
実行手段とを備えたことを特徴とする。
空調管理システムにおいて、1又は2以上の前記標準デ
ータをグループとして定義する定義手段を備え、前記一
般手順は、同一の前記グループに属する前記標準データ
について所定時間内に複数回の異常が発生したときに、
最初の前記異常についてのみ警報を発するように構成さ
れたことを特徴とする。
記載の空調管理システムにおいて、前記監視パラメータ
は、前記空調設備の冷房又は暖房の各稼働モードにそれ
ぞれ対応した冷房監視パラメータと暖房監視パラメータ
とを有し、前記一般手順は、前記稼働モードを検出し、
その稼働モードに対応した前記冷房監視パラメータ又は
前記暖房監視パラメータを参照して前記監視を実行する
ように構成されたことを特徴とする。
ステムは、次のような作用を有する。すなわち、請求項
1の空調管理システムでは、センサ値が所定の形式の標
準データに変換され、空調設備の監視もこの標準データ
に基づいて行われるので、新たな空調設備への導入に際
して、センサ値表現形式に合わせた監視条件の大幅な手
直しは不要となる。また、センサ値表現形式に合わせて
構成すべき変換パラメータや、空調設備に合わせた変更
がありうる監視パラメータは、一般手順とは別個独立に
構成されている。このため、導入時には各パラメータの
みを変更すれば足り、一般手順の変更は不要となる。こ
のように、請求項1の発明によれば、導入時の変更点が
大幅に減少するため、空調管理システムの導入・保守が
容易になる。
データが所定の表現形式の標準データに統一されるた
め、データの演算処理や理解などの取扱いが容易にな
る。
内の標準データについて所定時間内に複数回の異常が発
生したときに、最初の前記異常についてのみ警報が発せ
られるので、ある異常の発生後に時間差を伴って発生す
ることが自明な他の異常については、無駄な警報の出力
を省略することができる。
対応した冷房監視パラメータ又は暖房監視パラメータが
自動的に参照されるので、空調管理システムの監視モー
ドを切り替える煩雑な操作が不要となる。
視システム並びにこれに用いられた空調管理システムに
ついて、図面に基づいて具体的に説明する。
3、図4 [全体的構成]本実施例の広域設備監視システムは、従
来技術の欄において説明したように、複数の空調設備を
遠隔的に監視するものである。このシステムは、図1に
示すように、複数の空調設備1それぞれに設けられた空
調管理システム2と、これらを集中管理する中央監視装
置3と、各空調管理システム2と中央監視装置3とを接
続する通信線4とを有する。
備監視システムを構成する各空調管理システム2は、空
調設備1の各部に設けられたセンサ11と、これらセン
サ11から入力するセンサ値に基づいて空調設備を管理
するコンピュータ12とを有する。各センサ11は入出
力制御回路13を介してコンピュータ12に接続されて
いる。また、中央監視装置3及びコンピュータ12は、
それぞれ、入出力制御回路14,15を介して通信線4
に接続されている。
ムによって管理される各空調設備1は、要求される能力
にしたがってそれぞれ異なった構成を有するもので、具
体的には、冷却塔、冷凍機、ポンプ、ファン、空調機、
パッケージ型空調機、ボイラー、蒸気発生器、制御弁の
ような計装機器などの各機器を、配管や風導などの接続
部材で接続したものである。これら各機器は複数の部品
から構成され、各部品には一般に複数のセンサが取り付
けられる。なお、図2は、このような空調設備1の一例
の構成図である。
られるセンサは、アナログ量を出力するアナログセンサ
とデジタル値を出力するデジタルセンサに大別される。
アナログセンサの例としては、熱電対・測温抵抗体度な
どの温度センサ、相対湿度センサ・露点温度センサなど
の湿度センサ、ダイヤフラム式センサなどの圧力セン
サ、加速度ピックアップなどの振動センサ、回数を計測
する積算カウンタを挙げることができる。一方、デジタ
ルセンサの例としては、ON/OFFの別を出力する可動接点
を挙げることができる。
示はしないが、凝縮温度、蒸発温度、吹出温度、吸込温
度、高圧圧力、低圧圧力、吐出ガス温度、吸入ガス温
度、運転の有無、冷房/暖房の別、高圧カット、低圧カ
ット、過電流を検出する各センサが取り付けられてい
る。
2を構成するコンピュータ12は、図1に示すように、
ディスク装置16を備え、このディスク装置16上に
は、空調設備1に関する情報を格納するマスタファイル
17が設けられている。このディスク装置16は、請求
項1にいう記憶手段である。このマスタファイル17内
には、センサ11から入力するセンサ値を所定の形式の
標準データに変換するための変換パラメータと、警報を
発する警報条件を定める警報パラメータとが格納されて
いる。この警報パラメータは請求項1にいう監視パラメ
ータに相当する。
8を有し、この中央演算装置18が前記各パラメータを
参照して前記変換及び前記監視を実行する際の一般手順
は、前記ディスク装置16上に設けられた一般手順ファ
イル19内にプログラムの形式で格納されている。これ
ら中央演算装置18と一般手順ファイル19は、請求項
1にいう実行手段を構成している。
装置16上に設けられたマスタファイル17は、図3に
示すように、4階層からなるツリー構造を有し、各上位
(ルート側)マスタの下位には、次の順序で、1又は2
以上の下位(末端側)マスタが従属的に接続されてい
る。
称、種類、固有の管理番号などの情報を格納する機器マ
スタ 各機器を構成する各部品について、名称、タイプ、形
式、保守情報などの情報を格納する部品マスタ 各部品に関する標準データについて、変換パラメー
タ、警報パラメータ、グループ番号(後述)、警報フラ
グ(後述)などの情報を格納する標準マスタ 各標準データの基礎となるセンサについて、種類、入
出力制御回路の型式などの情報を格納するセンサマスタ なお、一のセンサ値が二以上の標準データの生成の基礎
として利用される場合は、一のセンサマスタが二以上の
標準マスタに従属する。
の変換パラメータ及び警報パラメータを、計算式の形式
で格納している。この計算式は、各種要素を単独で用
い、又は複数組み合わせて記述される。このように計算
式を記述する要素としては、例えば、センサ値のアナロ
グ量をA、デジタル値をD、定数をa,bとした場合、
[a*A+b]などのスケーリング、[A1 +A2 ]な
どの加減乗除、論理和(D1 OR D2)・論理積(D
1 AND D2 )・否定(NOT D)などの論理計
算、[(A−Aold )/Aold ]などの変化率、[ log
(A)]・[eA ]などの関数、[If A>a のとき
ON 以外 OFF]などの条件を挙げることができる。
ての上記のような計算式は、意味的には、所定の機器
又はその部品が運転中であること、運転開始後の経過
時間、所定サンプリング周期における標準データの許
容値連続逸脱回数、複数条件の同時満足、特定部品
の累積運転回数、所定時間内における変化率などの各
種要素を単独で用い、又は複数組み合わせて記述された
ものである。なお、警報には、機器自体が備える保護用
の自動停止機構の動作を通知するものと、データが所定
の許容値を逸脱したことの警報がある。このうち、自動
停止機構に関する警報パラメータは、自動停止機構作動
時に出力値が変化する可動接点の状態のみで記述するこ
とができる。
は2以上の標準データをグループとして定義する定義手
段としての役割をも有している。すなわち、相互に密接
な関係を有する機器の標準データについては、導入時
に、該当する各標準マスタに同一のグループ番号を記録
することによって、同一グループとして定義することが
できる。
いて、その一部を示す構成図であるが、この図に示すよ
うに、冷却塔、冷凍機及び両者間に冷却水を循環させる
ポンプに関する標準データは、冷却水という機能に関連
するため、冷却水グループという同一グループとして定
義することができる。
循環させるポンプに関する標準データは、冷水という機
能に関連するため、冷水グループという同一グループと
して定義することができる。また、空調機及びこの空調
機によって空調される部屋に関する標準データは、両者
間を循環する循環空気という機能に関連するため、循環
空気グループという同一グループとして定義することが
できる。
順は、同一のグループに属する標準データについて所定
時間内に複数回の異常が発生したときに、最初の異常に
ついてのみ警報を発するように構成されている(後
述)。この動作に用いるため、各標準マスタには、警報
済か否かを示す警報フラグが設けられていて、導入時に
は、各標準マスタにグループ番号が記録される。
各標準マスタの警報パラメータは、空調設備の冷房又は
暖房の各稼働モードにそれぞれ対応した冷房警報パラメ
ータと暖房警報パラメータとを有している。また、前記
一般手順は、空調設備の稼働モードを検出し、その稼働
モードに対応した冷房監視パラメータ又は暖房監視パラ
メータを参照して前記監視を実行するように構成されて
いる。
び中央監視装置は、図示はしないが、警報や各標準デー
タを操作者に対して表示するための画像表示装置を備え
ている。
テムでは、各空調管理システム2が各空調設備1を管理
し、異常時には警報や関連データを中央監視装置3に送
信する。一方、中央監視装置3は、各空調設備1の稼働
状態を管理者に報告したり、警報があった異常の解析や
対応措置の決定など比較的高度な管理作業を支援するの
であるが、ここでは、空調管理システム2の動作を中心
に説明する。
装置18は、一般手順ファイル19に格納された一般手
順にしたがって次のように動作する。まず、システム2
が起動されると、警報フラグを「未警報」に設定するな
ど、システム2の初期化を行う(ステップ21)。次
に、マスタファイル17の各センサマスタを参照し、セ
ンサマスタに示されている各センサ11からのセンサ値
入力を受け付ける(ステップ22)。続いて、マスタフ
ァイル17の標準マスタを参照し、標準マスタ内の変換
パラメータにしたがって、入力したセンサ値から標準デ
ータを算出する(ステップ23)。
室内温度センサが記録され、標準マスタの変換パラメー
タが「外気温度センサ値−室内温度センサ値」の場合、
中央演算装置17は、両センサ値の入力を受け付け、両
センサ値の差を単一の標準データ「温度差」として算出
する。
るか否かを判断し(ステップ24)、全標準データをデ
ィスク装置15に保存し(ステップ25)、所定のサン
プリング周期待機後に(ステップ26)、センサ値入力
(ステップ22)に戻る。なお、ここで判断される警報
条件には、標準データが所定の許容値を逸脱したか否か
のみならず、機器自体が備える保護用の自動停止機構の
動作の有無が含まれる。
ータには、冷房警報パラメータと暖房警報パラメータと
があるので、中央演算装置17は、作動している機器の
組み合わせなどから稼働モードを自動的に検出し、その
稼働モードに対応した冷房監視パラメータ又は暖房監視
パラメータを参照して前記警報条件満足の判断を行う。
房時には循環水から大気への放熱を、暖房時には大気か
ら循環水への吸熱を行うので、冷房時と暖房時では入り
口及び出口での循環水の温度が大幅に異なる。このた
め、冷房時には入り口水温12℃、出口水温7℃程度を
正常と判断し、暖房時には入り口水温40℃、出口水温
45℃程度を正常と判断する。
のように、同一のグループに属する標準データについて
所定時間内に複数回の異常が発生したときに、最初の異
常についてのみ警報を発するように動作する。すなわ
ち、構成前記ステップ24において、ある標準データの
警報条件が満足された場合は、その標準データの警報フ
ラグの内容を判断し(ステップ27)フラグが「警報
済」の場合には警報を行わずにデータ保存(ステップ2
5)に進む。一方、フラグが「未警報」の時は、警報を
発し(ステップ28)、その標準データと同一のグルー
プ番号を有する標準マスタすべてについて、警報フラグ
を「警報済」に設定したうえ(ステップ29)、データ
保存(ステップ25)に進む。各フラグの「警報済」設
定は、グループ内全点の警報解除まで、又は、最初の警
報発生標準データの警報が解除されるまで、保持され
る。
ー鳴動・保守員のポケットベル呼び出し、異常発生前後
の標準データの保存、中央監視装置3への標準データの
送信、警報履歴への書き込みなどを挙げることができ
る。
は、空調設備1の監視が所定の形式の標準データに基づ
いて行われるので、同一項目の監視条件であれば各空調
設備1ごとに内容が異なることがない。このため、新た
な空調設備への導入に際して、センサ値表現形式に合わ
せた監視条件の大幅な手直しは不要となる。
ム2では、監視条件である監視パラメータが一般手順と
は別個独立に構成されているため、導入時にはパラメー
タのみを変更すれば足り、一般手順の変更は不要とな
る。このように、本実施例によれば、導入時の変更点が
大幅に減少するため、空調管理システムの導入費用を削
減することができる。特に、本実施例によれば、コンピ
ュータプログラムの変更は必要ないので、ソースコード
の変更などコンピュータの専門家による煩雑な作業も必
要なく、導入費用を一層低廉なものとすることができ
る。
ェアの変更が部分的で、かつ、監視条件の内容がコンピ
ュータ特有の言語形式とは関係なく、通常の計算式で表
現されているため、導入後の保守作業や空調設備の部分
的変更も容易になる。
データが所定の表現形式の標準データに統一されるの
で、異なったデータ同士の演算や同一データの変位の算
出又は累積などの演算処理が容易になる。この結果、多
様なデータ処理による空調設備の監視が容易になる。特
に、本実施例のような広域設備監視システムにおいて
は、各空調管理システム2からの送信データが標準デー
タとなるので、中央監視装置3は、各空調管理システム
2のセンサ11固有の表現形式に対応した処理手順を内
蔵する必要がなくなる。このため、新たな空調設備を監
視対象に追加する場合も、中央監視装置3の処理手順の
手直しは原則として不要となる。
ータに統一される結果、複数のセンサ値から算出された
標準データのみが意味を持つ場合は、データ保存に際し
ても、標準データのみを保存すれば足り、各センサ値を
別個独立に、かつ、各センサ値独自の表現形式で保存す
る必要がなくなる。このため、本実施例によれば、デー
タ保存に用いる記憶領域の縮小を図ることができる。
準データについて所定時間内に複数回の異常が発生した
ときに、最初の前記異常についてのみ警報が発せられる
ので、ある異常の発生後に時間差を伴って発生すること
が自明な他の異常については、無駄な警報の出力を省略
することができる。
た冷房監視パラメータ又は暖房監視パラメータが自動的
に参照されるので、空調設備1の稼働モード切り替え時
に手動で空調管理システム2の監視モードを切り替える
煩雑な操作が不要となる。この利点は、特に、空調管理
システム2を頻繁に稼働モードが変化する機器に適用し
た場合に実益がある。
群がそれぞれグループ化され、標準マスタ内にそのグル
ープ番号が記録されているので、マスタファイルを参照
しつつ、グループ全体を一体に管理するように一般手順
を構成すれば、グループ全体としての機能発揮状態の総
合的監視を容易に行うことができる。
のような他の実施例をも包含する。例えば、本発明は、
複数の空調設備を管理する広域設備監視システムのみな
らず、単独の空調管理システムに適用することもでき
る。また、マスタファイルは、あらかじめ標準的なモデ
ルを作成しておき、このモデルに各空調設備固有のパラ
メータを追加することによって作成することが便宜であ
る。前記第1実施例では、警報フラグの「警報済」設定
は、グループ内全点の警報解除まで、又は、最初の警報
発生標準データの警報が解除されるまで、保持される
が、この設定は、中央監視装置3又は保守要員が、異常
が解消したと認めて、解除コードを送信するか、解除の
操作を行うまで維持されるようにしてもよい。また、本
発明における情報処理にコンピュータを用いる場合のア
ルゴリズムは、上記実施例に示すものには限定されず、
本発明の目的を達成できるものであればいかなるアルゴ
リズムを用いてもよい。また、データファイルのファイ
ル構造も、自由に決定することができる。例えば、同一
グループ内の標準データについて所定時間内に複数回の
異常が発生したときに、最初の前記異常についてのみ警
報が発せられるように構成するには(請求項2)、グル
ープ内の核となる特定の標準データに警報済である旨を
記録し、このように警報済の場合に、そのグループのメ
ンバーの警報に対してマスクをかけ、警報を抑止するよ
うにしてもよい。
調設備の監視のみならず、異常時の運転停止など積極的
な制御を行う機能を持たせても差支えないことは当然で
ある。
保守及びデータの取扱いが容易な、優れた空調管理シス
テムを提供することができるので、導入費用の削減、導
入後の保守作業や空調設備の部分的変更、多様なデータ
処理、データ保存に用いる記憶領域の縮小、出力データ
の理解が容易になる。
図。
図。
データ構造を例示した図。
す構成図。
示すフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 空調設備に設けられたセンサから入力す
るセンサ値を所定の形式の標準データに変換するための
変換パラメータと、前記標準データに基づいて前記空調
設備を監視するための監視パラメータとを格納する記憶
手段と、 前記各パラメータを参照して前記変換及び前記監視を所
定の一般手順で実行する実行手段とを備えたことを特徴
とする空調管理システム。 - 【請求項2】 1又は2以上の前記標準データをグルー
プとして定義する定義手段を備え、 前記一般手順は、同一の前記グループに属する前記標準
データについて所定時間内に複数回の異常が発生したと
きに、最初の前記異常についてのみ警報を発するように
構成されたことを特徴とする請求項1記載の空調管理シ
ステム。 - 【請求項3】 前記監視パラメータは、前記空調設備の
冷房又は暖房の各稼働モードにそれぞれ対応した冷房監
視パラメータと暖房監視パラメータとを有し、 前記一般手順は、前記稼働モードを検出し、その稼働モ
ードに対応した前記冷房監視パラメータ又は前記暖房監
視パラメータを参照して前記監視を実行するように構成
されたことを特徴とする請求項1又は2記載の空調管理
システム。
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