JP3124822B2 - ブロックマットの製造方法 - Google Patents

ブロックマットの製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性を有する支持シ
ート上に多数のブロックを接着し、これを法面、略面等
に敷設して法覆工等を行うためのブロックマットの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川の護岸や造成地等の法面保護のため
に、施工性がよく運搬の容易なブロックマットがよく用
いられている。ブロックマットは可撓性を有する支持シ
ート上に多数のコンクリートブロックを接着したもの
で、例えば幅1.5m、長さ2m〜8mの支持シートに
たとえば20cm四方のコンクリートブロックが複数接着
されており、このブロックマットを法面等に敷き並べて
使用するものである。
【0003】従来、ブロックマットは、上記シートを鉄
板により形成されたコンベアに載せて、接着剤を塗布
し、次いで1列分のブロックを塗布された接着剤の上に
置いて加圧し、これを接着剤の硬化促進のために養生さ
せることにより製造していた。ブロックマットに用いら
れるシートは、通常ポリエチレン、ポリエステル等の合
成繊維からなる織布(いわゆるフィルタークロス)や不
織布が用いられている。また、接着剤は、エポキシ樹脂
系の接着剤と硬化剤を混合したものが用いられ、シート
に塗布する前に混合していた。そして、硬化を促進する
ために、50℃〜70℃程度の雰囲気温度に加熱した養
生槽によってなされている。
【0004】接着剤はフィルタークロスの両面に広がる
ため、鉄板とフィルタークロスの間には、鉄板とフィル
タークロスが接着しないように剥離用のシートが設けら
れている。接着剤をフィルタークロス上面から塗布しコ
ンクリートブロックを載せると、接着剤は剥離用シート
とコンクリートブロックの間に充填されて、フィルター
クロスとコンクリートブロックが接着される。最後に剥
離用シートを取り除いてブロックマットが作られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接着剤の塗布
は人力によってなされることが多く、大量の接着剤と硬
化剤を予め混合し、支持シートに塗布していたため、硬
化時間が長くなるような接着剤と硬化剤の組合せが用い
られていた。従って、養生時間が長くかかり、製造効率
も良くなかった。また、予め接着剤と硬化剤を混合して
いたために硬化が開始しており、支持シートおよびブロ
ックに十分接着剤が浸透しないという問題があった。
【0006】また、人力によってなされた場合、作業者
が接着剤にかぶれることがあり、さらに、接着剤の使用
量が一定でなく、多すぎたり、少なすぎたりし、あるい
は塗布位置も一定でなく、ブロックの取付け強度が弱く
なるという問題があった。以上の点に鑑み、本発明は、
支持シートに接着剤を塗布する直前に接着剤と硬化剤と
を混合し、硬化時間の短い接着剤を用いることができる
ようになると共に、自動的に接着剤を塗布して製造効率
を向上させ、接着剤の使用量を最適とするブロックマッ
トの製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、コンベア上に載
置された多孔性かつ可撓性を有する支持シートに接着剤
を塗布し、該支持シート上に前記接着剤を介してブロッ
クを載置するブロックマットの製造方法において、前記
コンベア上に設けられた混合用ミキサにより接着剤と硬
化剤とを混合し、前記混合用ミキサの先端に設けられた
ノズルから該混合された接着剤を噴出して、前記支持シ
ートに該混合された接着剤を塗布することを特徴とする
ブロックマットの製造方法である。
【0008】接着剤は例えば、エポキシ系接着剤等を用
いることができる。
【0009】
【作用】本発明によれば、コンベア上に設けられた混合
用ミキサにより接着剤と硬化剤とを混合し、混合用ミキ
サの先端に設けられたノズルから混合された接着剤を噴
出して、支持シートに混合された接着剤を塗布するよう
にしたために、支持シートに接着剤を塗布する直前に硬
化剤と混合することができ、硬化時間の短い接着剤およ
び硬化剤の組合せを用いることができ、また支持シート
とブロックに十分接着剤を浸透することができる。
【0010】さらに、ノズルにより接着剤を塗布するた
めに、接着剤の使用量が一定となると共に、適度な使用
量を塗布することができるので、製品の品質が向上し、
接着剤の使用量も従来に比べ低下する。また、製造効率
が向上し、人がかぶれるのを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図3はブロックマットを製造するための製造装置を
示す図であり、11はコンベア、12は接着剤塗布装
置、13は接着剤塗布制御装置、15はブロック押圧装
置、16は養生槽、17はパレット、18はパレット移
動装置、19、22はブロック移動装置、20はパレッ
ト回収装置、21はブロック底面加熱装置、23はブロ
ックプレッシャー、24接着剤タンク、25は硬化剤で
ある。
【0012】コンベア11は鉄板が幅方向に連続して形
成され、図示しない回転装置によって駆動されている。
各鉄板は、長さがフィルタークロスの幅より若干長い程
度であり、また幅はほぼコンクリートブロックの大きさ
に等しく、さらにその表面には2本の溝が長さ方向に設
けられている。剥離用のシートおよびフィルタークロス
がコンベア11の図面左側からコンベア11の上に載せ
られる。フィルタークロスはポリエチレン、ポリエステ
ル等の合成繊維からなる織布で、幅1.5m、厚さ0.
65mmのものを使用している。次に接着剤タンク24
および25に貯蔵されている接着剤および硬化剤は接着
剤塗布制御装置13によって、接着剤塗布装置12に定
量が送られ、接着剤塗布装置12によって、フィルター
クロスの所定の位置に塗布される。
【0013】一方、コンクリートブロック2はパレット
17上に準備され、パレット移動装置18によって、ブ
ロック移動装置19の下まで移動される。ブロック移動
装置19はブロックマットの一列分のコンクリートブロ
ックを挟み込み、ブロック底面加熱装置21に移動させ
る。パレット17の上のすべてのコンクリートブロック
がブロック底面加熱装置21に移動され、空になったパ
レットはパレット回収装置20まで移動され、回収され
る。
【0014】ブロック底面加熱装置21に移動されたコ
ンクリートブロックは、その底面がおよそ50℃に加熱
される。ブロック底面加熱装置21によって底面を加熱
されたコンクリートブロックは1列分がブロック移動装
置22によってフィルタークロス上に移動され、フィル
タークロスの上に載置される。コンクリートブロックと
フィルタークロスは、コンベア11によってブロック押
圧装置15の下に移動され、ブロック押圧装置15によ
って押圧され、接着される。さらに、養生槽16の中を
通過しながら、コンクリートブロックとフィルタークロ
スが養生され、接着剤が加熱硬化され、ブロックマット
が完成する。
【0015】図1は本発明に用いられる接着剤塗布装置
12を示す図であって、一列分のコンクリートブロック
を載置する位置に接着剤を塗布するものである。接着剤
塗布装置12は、フィルタークロスの幅方向に設けられ
た固定の支持部材30と、この支持部材30に取り付け
られ、フィルタークロスの幅方向に移動可能なミキサ3
1およびミキサ31に設けられたノズル32および33
からなる。
【0016】図2は接着剤塗布装置12の要部を示す正
面図および断面図である。ミキサ31が車輪34および
35によって支持部材30に移動可能に取り付けられ、
ミキサ31の先端にはノズル32と33が取り付けられ
ている。ノズル32および33の間隔は10cmであ
り、コンクリートブロック1個に対して2箇所に、混合
された接着剤が塗布されるようになされている。また、
ノズル32、33はコード40からの信号により開閉を
制御されている。
【0017】このような接着剤塗布装置12による接着
剤塗布は、まずコンベア11が移動し、フィルタークロ
ス3が接着剤塗布装置12の下の所定の位置に移動され
る。接着剤および硬化剤はそれぞれホース36、39と
37、38によりミキサ31に導入されており、ミキサ
31で混合されている。次いで、ノズル32、33を開
き、混合された接着剤を噴出させると共に、ミキサ31
がフィルタークロス3の幅方向に移動して、フィルター
クロス3の所定の位置に2本の索状に接着剤を塗布す
る。ミキサ31がフィルタークロス3の端に到達する
と、ノズル32、33を閉じて、再び最初の位置に戻
り、以降同様の操作を行って、フィルタークロス3上に
索状の接着剤4を塗布する。その後、ブロック移動装置
22によって2本の接着剤4の上にコンクリートブロッ
ク2を一列分載置し、ブロック押圧装置15によってコ
ンクリートブロック2を加圧し、養生槽16を通過させ
ながら養生してコンクリートブロックを製造する。
【0018】以上のような製造方法でブロックマットを
製造した場合、硬化時間の短い、すなわち養生時間の短
い接着剤および硬化剤を用いることができ、製造効率を
向上することができる。例えば、1日の製造能力は従来
約180m2 であったのに比べ本発明では250m2
なった。また、接着剤の使用量が約400g/m2 とな
り、従来人手によって製造されたときの約700g/m
2 に比べ大幅に接着剤を節約できる。さらに、人のかぶ
れなどもなく、作業者の健康上良好である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、コンベア上に設けられ
た混合用ミキサにより接着剤と硬化剤とを混合し、混合
用ミキサの先端に設けられたノズルから混合された接着
剤を噴出して、支持シートに混合された接着剤を塗布す
るようにしたために、支持シートに接着剤を塗布する直
前に硬化剤と混合することができ、硬化時間の短い接着
剤および硬化剤の組合せを用いることができる。また、
支持シートとブロックに十分接着剤を浸透することがで
きる。
【0020】さらに、ノズルにより接着剤を塗布するた
めに、接着剤の使用量が一定となると共に、適度な使用
量を塗布することができるので、製品の品質が向上し、
接着剤の使用量も従来に比べ低下する。また、製造効率
が向上し、人がかぶれるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる接着剤塗布装置の動作を示
す図である。
【図2】接着剤塗布装置12の要部を示す正面図および
断面図である。
【図3】本発明のブロックマットの製造方法に用いられ
るブロックマット製造装置の全体図である。
【符号の説明】
11 コンベア 12 接着剤塗布装置 13 接着剤塗布制御装置 15 ブロック押圧装置 16 養生槽 17 パレット 18 パレット移動装置 19、22 ブロック移動装置 20 パレット回収装置 21 ブロック底面加熱装置 23 ブロックプレッシャー 24 接着剤タンク 25 硬化剤タンク 30 支持部材 31 ミキサ 32、33 ノズル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベア上に載置された多孔性かつ可撓性
    を有する支持シートに接着剤を塗布し、該支持シート上
    に前記接着剤を介してブロックを載置するブロックマッ
    トの製造方法において、前記コンベア上に設けられた混
    合用ミキサにより接着剤と硬化剤とを混合し、前記混合
    用ミキサの先端に設けられたノズルから該混合された接
    着剤を噴出して、前記支持シートに該混合された接着剤
    を塗布することを特徴とするブロックマットの製造方
    法。
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