JP3124648U - 海苔香気成分の回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】海苔の加熱焼成時に発生する海苔香気成分を効率及びコストメリット良好に回収できる回収装置を提供すること。
【解決手段】海苔香気成分の回収装置は、海苔10を加熱して焼成する焼成ライン14で海苔から発生する香気成分20を含むガスを排気する排気ダクト22及び導管42を有し、排気中の香気成分20を冷却機40で冷却して液化し、更に混合機24でシクロデキストリン30と混合して吸蔵させる。これによって回収された香気成分は味付用の調味液に添加され、海苔本来のもつ香気成分をもった味付海苔の製造が可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、海苔本来のもつ香気成分をもった味付海苔の製造に好適な海苔香気成分の回収装置に関するものである。
海苔は、万葉集に読まれているように、古い時代から食されてきた食材であり、現在では国内外で食され、のり巻き、おにぎり、ふりかけ、佃煮、ラーメンの具などに使用され、幅広く利用されている食材である。
海苔は、食物繊維、糖質等の炭水化物、蛋白質、ミネラル、脂質、ビタミン、遊離アミノ酸を含んでいる。海苔は、約40%の植物繊維を含み、便秘の防止、コレステロール代謝の正常化に有用であり、また、30%〜40%の良質な蛋白質を含み、大豆に匹敵する蛋白食品とされている。更に、約10%のミネラルを含んでいるが、ミネラルは、種々の栄養素の働きを助ける作用を有し、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、マンガン、銅等の多種類にわたっている。カルシウムは欠如しやすいミネラルであり、海苔はカルシウム源として有用である。
また、海苔は、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、E、K等を含み、野菜に比べると非常に豊富にビタミンを含み、ビタミンの宝庫、海の大豆と呼ばれている。また、海苔には、血液をきれいにする働きをもつEPA、血中のコレステロール値を下げる働きをもつタウリンが豊富に含まれている。以上のように、海苔は種々の成分を含んでおり、健康食品として高い評価を受けている。
海苔は、自然の中で生まれた風味、グルタミン酸、イノシン酸の旨味をもった自然食品として、好んで食されている。代表的な海苔製品には、板海苔(乾海苔、乾燥海苔)、焼海苔、味付海苔、佃煮、ふりかけ等がある。板海苔は海藻を和紙の製造と同様の技術によって紙状としたものであり、焼海苔は板海苔を焼処理して焙焼したもの、味付海苔は焼海苔に調味液を塗布、乾燥させて味付けしたものである。製造メーカ独自の調味液を使用した味付海苔が市販されている。
以前、一般の各家庭では、板海苔を2枚合せて外側をあぶって、2枚合せた内側の海苔から出る揮発性の香りを逃がさないようにして、海苔の香りを楽しみ食していた。食前に、板海苔を焼く手間がかかることから、現在では、焼海苔、味付海苔が多く食されるようになっている。しかし、嗜好者にとっては、食前に海苔をあぶって生じるよい香りが重要である。
海苔製品に係わる従来技術として、海苔を乾燥状態、焙焼状態にする加熱処理装置、味付海苔の製造装置、味付海苔の製造方法の例について、以下に説明する。
本出願人が既に提起した「海苔の加熱処理方法及びその装置」と題する後記の特許文献1には、以下の記載がある。
図5(A)、図5(B)はそれぞれ、特許文献1に記載の図14、図6に相当し、図5(A)は特許文献1に記載の従来例による海苔加工処理のフロー図であり、図5(B)は海苔の加熱処理装置を示す断面図である。
海苔は図5(A)に示すような処理工程を経て生産される。即ち、海苔の摘み取り工程125において採集した海苔は、一次乾燥後乾海苔工程126において全自動乾燥機を用いて水分含有量を8%〜9%に脱水され、薄い板状の乾海苔に乾燥された後に、冷凍保管工程127において−20℃〜−25℃で冷凍保管される(冷凍保管に代えて常温保管されることもある。)。
次に、冷凍保管された乾海苔は二次乾燥後乾海苔工程128で焙炉に入れ、60℃〜80℃の温度で約2時間半加熱して腐敗防止をすると共に、水分含有量が2%〜3%に減少された後に、焼海苔工程129において焼海苔機(例えばマイクロ波加熱による)で加熱し、水分含有量を2%以下にした焼海苔とされる。
図5(B)は、特許文献1に記載の実施の形態2の加熱処理装置を示す断面図である。即ち、例えばコンベア249はベルト248の外面に多数のバケット247を一定間隔で配して構成し、コンベア249の前後端部が露出する以外は加熱室202Aの中に位置している。
加熱室202Aの内部は、乾燥処理が行われる乾燥室242と焼処理が行われる焙焼室243とが仕切り板244によって仕切られ、それぞれの上部には、マイクロ波源204および導波管205からなるマイクロ波照射器とスターラファン206とを有するマイクロ波照射部203が設けられ、そのマイクロ波源204に連設された導波管205が室内に開口し、その先端近傍にスターラファン206が設けられている。また、加熱室202Aの前後端の側壁部には熱風導入部210Aが設けられ、その熱風源208Aに連設された導入管209Aの吹き出し口209aがそれぞれの室内に設けられている。そして、加熱室202Aの前端と後端のコンベア249の出入口214にはマイクロ波トラップ246が形成される。
仕切り板244の下部にはセンサにより作動し、仮想線で示すように上下動可能なシャッター250を備えた開閉部245が設けられ、この開閉のタイミングは次のようにされる。即ち、コンベア249は例えば一定距離(バケット距離)ごとに断続的に回転し、バケット間の空スペースが仕切り板244の位置に到達するごとに一旦停止して、開閉口245がシャッター250により一定時間閉じられ、再び開く。この動作の繰返しによりそれぞれの雰囲気温度を維持すると共に、開閉口245近傍の温度のばらつきを防止して、連続処理することができる。
この加熱処理装置は、バッチ方式で行うことができる。即ち、乾燥室242及び焙焼室243領域のバケット247に収容した海苔217を1ロットとし、ロット単位で乾燥及び焙焼し、ロット単位での断続回転をするようにしてもよい。
そして、乾燥室242と焙焼室243とは仕切り板244で隔離されているため、各々の雰囲気温度は熱風導入部210Aより送り込まれる熱風Hにより、乾燥室242は80℃位、焙焼室243は150℃〜200℃位に常時維持される。このように、先ず比較的低温の乾燥室242で所定の乾燥後に、高温の焙焼室243で加熱処理することにより、海苔217の縮みを防止することができる。
上記した如く、この加熱処理装置201Aは、バケット247に入れた、例えば、冷凍保管後の一次乾燥乾海苔217が加熱室202Aを通過する間に、乾燥室242においては乾燥され、焙焼室243においては焙焼され、この加熱処理がマイクロ波照射部203によるマイクロ波照射と熱風導入部210Aによる熱風照射によって行われる。
更に具体的には、常温又は冷凍保管された水分含有量8%〜9%程度の海苔217を例えば50枚(又は100枚)ずつの束にして、マイクロ波損失係数の小さい誘電体からなるバケット217に差し込み、加熱室202A内に搬送する。
加熱室202Aへ搬入された海苔217は、マイクロ波照射部203により、例えば周波数2450MHz、出力1500Wで可変的に照射され、まず、乾燥室242において海苔217は、搬送中に熱風H及びマイクロ波Mにより加熱されて水分含有量が2%程度に二次乾燥される。なお、マイクロ波出力は海苔217の含水率、処理温度及び重量などの条件により設定する。
更に、乾燥された海苔217は開閉口245を通過して焙焼室243へ搬送され、1500Wのマイクロ波Mを照射されて海苔217が焙焼される。このとき、海苔217の表層部は室内の雰囲気温度が熱風Hにより200℃に保たれることにより、放熱することなく、万べんなく焼き上がる。
この加熱処理装置201Aにより、マイクロ波照射前の7.8×104CFU/gの生菌数を3.9×102CFU/g以下に減菌することができる。
なお、加熱処理装置201Aのコンベアの出入口からはマイクロ波が漏れるため、コンベア249の出入口には、マイクロ波の漏洩を防止するためのマイクロ波トラップ246を具備することは必要である。
この加熱室202Aは例えば全長が4mであり、海苔217が常時48束収容され、投入マイクロ波電力を5〜20kWとし、毎分50cmで搬送される。これにより6束(300枚)、1時間当たり18000枚の焼海苔生産が可能であり、従来の4倍〜5倍の生産能力を発揮することができる。
次に、本出願人が既に提起した「加工水産物及びその製造装置」と題する後記の特許文献2には、以下の記載がある。
図6(A)、図6(B)はそれぞれ、特許文献2に記載の図2、図1に相当し、図6(A)は味付海苔の製造装置を示す概念図であり、図6(B)は味付海苔を示し、(a)はその斜視図、(b)は(a)のb−b線断面図である。
図6(B)の(a)は、例えば8切りにされた味付海苔303を示し、図6(B)の(b)に示すように、シート状の海苔301の一方の面に調味液の塗布によって味付層302が形成された状態を示している。
図6(A)は、このような乾燥味付海苔303の製造装置の一例を示す概略図である。
図6(A)に示すように、この製造装置310の調味液タンク311の蓋311a上には、ブラケット312を介してエアシリンダ313が設けられ、このロッド314がタンク311の内部に延設され、その下端に攪拌板315が設けられている。そしてエアシリンダ313の駆動により、図示の如くロッド314が上下動し、攪拌板315及びこれに設けた孔315aによって、所定の添加材の添加下で調味液309を十分に攪拌、混合させる。
そして、調味液タンク311の中の調味液309は搬送装置317により配管316を経由して調味液滞留部320へ送り込まれる。また、海苔305の一対の搬送ラインにはそれぞれセンサ325(一方のみに簡略図示)が設けられ、海苔305の通過をセンサ325が感知して搬送装置317を制御し、必要に応じて一定量ずつの調味液309を調味液滞留部320に送り込むようになっている。
調味液滞留部320では、搬送装置317によって送り込まれた調味液309の液面が所定量を超えれば、調味液滞留部320の側面に設けた複数のバルブ321からなる吐出部319から、調味液309が吐出、滴下し、この下部に設けた塗布部318のローラ322、323に付着する。そして、ローラ323を介して、ローラ323とローラ324に挟まれて搬送される海苔305の一方の面に調味液309が塗布される。そして、調味液309が塗布された海苔305は乾燥機(図示省略)の中へ自動的に搬送され、味付加工工程は終了する。
従って、上記のセンサ325による調味液309の定量的吐出、塗布が可能であるため、一定量で均一な濃度で必要量を確実に海苔305に塗布することができる。しかる後に、塗布後の乾燥を上述した条件下で行うことによって、乾燥海苔に作製することができる。
次に、「味付海苔の製造方法」と題する後記の特許文献3には、以下の記載がある。
特許文献3に記載の味付海苔の製造方法は、香味のある特定の食品から抽出したエキスと、その食品の香りを有する香料とを調味液に加えた味付液を形成し、この味付液を焼海苔に付着した後に乾燥させるものである。
これにより、その特定食品の風味が出て味に特徴のある焼海苔となる。
特許文献3では、具体的には、まず、焼海苔を220℃の温度に保ち、長さが4mの窯の中を10秒間通過させて焼海苔とする。次に、水、昆布、干海老、煮干、砂糖、精製塩、醤油、酒、みりん、唐がらし、グルタミン酸ソーダ等を含んで煮立てた調味液をつくり、この調味料に、ほたてから抽出したエキスと、ほたての香りのする香料とを0.1〜0.05%の割合で加えた味付液を形成する。次に、前記の味付液をローラ状のものに含浸させて、そのローラ間に前記の焼海苔を通過させることによって味付する。その後に、その味付けした焼海苔をベルトにのせて、120℃の温度で1〜3mの長さを有する窯の中を約10秒間通過させて1次乾燥させる。そして、最後に、その1次乾燥させた味付海苔をホイロ棚式の熱風乾燥機の中に入れて水分を完全に蒸発させる。以上により、ほたて風味の味付海苔が完成する。
特開2002−119256号公報(段落0001〜0004、段落0043〜0054、図6、図14) 特開2000−93127号公報(段落0022〜00024、段落0034〜0038、図1、図2) 特開平5−64571号公報(段落0004〜0006)
海から摘み取られた海苔の原藻は薄く梳きあげた後、60℃〜80℃の温風で水分含有量10%程度に乾燥されてから出荷される。仕入れた業者は、製品の原料として保存するため、再度温風で水分含有量5%程度に乾燥する。更に、乾海苔を商品として製造する場合を除いて、150℃〜180℃の温度で10秒〜20秒加熱する、いわゆる焼工程を経て焼海苔となる。焼工程の後、さらに味付け工程と乾燥工程を経たものが味付け海苔となる。乾燥工程、焼工程は、品質劣化を防ぐために必要な工程であるが、加熱する度に香りは失われていく。中でも焼工程は最も高温のため、かなりの香りを失う。
海苔の細胞が高温で破壊されると、細胞内の旨味成分(グルタミン酸、イノシン酸等)が海苔表面に露呈して香気を発生し、味は著しく変化する。食欲を刺激する海苔の香気は重要である。現在のように焼海苔が普及する以前は、各家庭で乾燥海苔を焼き、海苔本来の味と香りを堪能しつつ食していた。
現在、缶入り製品の鮮度管理や店頭での焼きたて実演販売などで、なるべく香りを楽しむことができるような工夫はされているが、大切な海苔の香りの大半は工場の焼工程ラインの排気として失われているのが現状である。
現在、日本国内において毎年約100億枚の海苔が生産消費されている。その内、乾海苔や佃煮などでの販売を除けば、焼海苔、味付海苔が消費の殆どを占めている。焼海苔、味付海苔は、焼工程を経るため、日本国内で70〜80億枚分の香気成分が失われているものと予想される。
特許文献1に記載の海苔の加熱処理装置では、海苔を焼成状態にする焼海苔工程において、海苔から発生する香気成分は排気ガスとして放出され、何ら利用されていなかった。同様に、特許文献3に記載の味付海苔の製造方法でも、海苔が本来もつ香りを有効活用することについては何ら配慮がなされていなかった。
本考案はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、海苔本来のもつ香気成分をもった味付海苔を効率及びコストメリット良好に製造するのに好適な海苔香気成分の回収装置を提供することにある。
即ち、本考案は、海苔を加熱して焼成する焼成部と、前記焼成部で前記海苔から発生する香気成分を含むガスを排気する排気手段と、前記排気中の前記香気成分を回収する回収手段とを有する、海苔香気成分の回収装置に係わるものである。
本考案の海苔香気成分の回収装置によれば、海苔を加熱して焼成する焼成部で前記海苔から発生する香気成分を含むガスを排気する排出手段と、前記排気中の前記香気成分を回収する回収手段とを有するので、これまで前記焼成部から排ガスとして放出、廃棄されていた海苔香気成分を効果的に回収することができる。
この回収された海苔香気成分は、前記焼成部で作製された焼海苔に味付けする調味液に添加して再使用することができるので、海苔本来のもつ香気成分を有効活用しつつ、コストメリット良好にその香気成分をもった味付海苔を製造することができる。
本考案においては、前記香気成分を効率よく回収できるように、前記回収手段が、前記香気成分を冷却して液化する冷却部を有する構成とし、前記香気成分を液体の状態として回収するのが望ましい。
この場合、前記香気成分を効率よく回収して安定した状態で保存できるように、前記冷却部に後続して前記香気成分の液を可食性材料に吸蔵する吸蔵部を有する構成とし、前記香気成分が前記可食性材料に吸蔵された状態として回収するのが望ましい。
また、前記香気成分を効率よく回収して安定した状態で保存できるように、前記回収手段が、前記香気成分を含むガスを可食性材料に吸蔵する吸蔵部を有する構成として、前記香気成分が前記可食性材料に吸蔵された状態として回収するのが望ましい。
また、前記可食性材料に前記香気成分を効率よく吸蔵させるように、粉状又は粒状の前記可食性材料に前記香気成分の液又はガスを混合する混合機を有する構成とするのが望ましい。
また、前記香気成分を効率よく回収して安定した状態で保存できるように、前記香気成分をゲスト分子、前記可食性材料をホスト分子として、前記ゲスト分子と前記ホスト分子との間で包接化合物を形成させる構成とするのが望ましい。
この場合、無害性、コスト等の点から、各種の食品に利用実績のあるシクロデキストリンを前記ホスト分子とする構成とするのが望ましい。
また、海苔本来の香気成分をもち、嗜好を満足させることが可能であり、食品価値の高い味付海苔を製造できるように、前記焼成部から取り出される焼海苔に味付けするための調味液に、前記の回収された香気成分が添加される構成として、前記香気成分が添加された調味液を前記焼海苔に塗布し、乾燥して、味付海苔を製造することができる。
本考案では、これまで利用されていなかった、海苔製品の製造時に海苔を加熱して焼成する際に海苔から発生する香気成分を、有効活用することによって、付加価値を高めた海苔製品を製造することができる。
以下、本考案の好ましい実施の形態を図面参照下に説明する。
第1の実施の形態
本実施の形態では、加熱手段として、例えば、電熱ヒータを備え、焼加工を行う自動海苔焼成ラインで発生する排気熱風を、冷却機を用いて冷却することによって、焼工程で海苔から発生する香気成分を液化させることによって、海苔の香気成分を分離、濃縮、回収する。
即ち、図1に示す本考案の第1の実施の形態では、海苔の焼工程で発生する排気から香気成分を、冷却機40を用いて冷却し、液化させて回収し、香気成分とシクロデキストリンとの包接化合物を形成させて、香気成分を回収する。
具体的には、まず乾燥工程を経た海苔10は、海苔搬入ライン12によって運ばれ、焼工程を行う海苔焼成ライン14に搬入され、例えば、電熱ヒータ18によって、150℃〜220℃の温度で10秒〜20秒加熱される。この加熱によって海苔10から、香気成分20のガスと香気成分以外の排ガス21からなるガスが発生する。香気成分のガス20、香気成分以外の排ガス21は、排気ダクト22に接続された導管42を流れ、導管42の開口から、冷却機40の内部へ導かれる。冷却機40を構成する冷却フィン44の内部には、冷媒(図示せず)が通されており、これによって導管42から冷却機40の内部に導入されたガスは、冷却フィン44によって効率良く冷却され、液化される。冷却フィン44内を流れる冷媒は、大気中の酸素、窒素を液化しない−170℃程度まで冷却できる冷媒から適切なものが選択され、使用される。なお、液化されなかったガス21’は、ガス排出口26から排出される。
香気成分のガス20、香気成分以外の排ガス21は、排気ダクト22に設けられた送気ファンによって所望の送気流量で送気するか、又は、ガス排出口26の側から所望の吸気流量で吸気することによって、導管42の開口から冷却機40の内部に導入される。
こうして、香気成分のガス20は冷却機40によって冷却されて液化され、液化した香気成分50が生成される。液化した香気成分50は、冷却機40の内側の底面に滴下して、液取り出し口28を通って、香気成分吸蔵部としての混合機24の内部に滴下していく。この焼工程で海苔10から発生する代表的な香気成分は、γ−ブチロラクトン(γ-butyrolactone、C462)、ジメチルサルファイド(dimethyle sulfide、C26S)等であるが、それらの沸点は比較的高く、これらが液化する温度まで冷却できるものから適切に選択された冷媒を使用することによって、容易に液化され、回収が可能である。
混合機24の内部には、粉状又は粒状のシクロデキストリン30が収容された撹拌用容器32が配置されており、液化した香気成分50は撹拌用容器32の内部に滴下して、撹拌翼34によって、液化した香気成分50はシクロデキストリン30と混練され、後述するように、香気成分20とシクロデキストリン30との間で包接化合物が形成される。なお、液化した香気成分50を混練し易いように、予め、少量の水でシクロデキストリン30を混練状態としておいてもよい。この包接化合物は、香気成分について選択的に形成されるのが望ましい。
焼工程を終了した海苔10は焼海苔として、海苔焼成ライン14から海苔搬出ライン16によって運び出され、必要に応じて、後段の処理工程に運ばれる。
海苔搬入ライン12の構成例として、既述した特許文献1に記載の加熱処理装置の構成において、加熱によって海苔10から発生する、香気成分のガス20と香気成分以外の排ガス21からなるガスを冷却させて、香気成分20を液化させる機構を付加して、香気成分を回収することができることはいうまでもない。
また、図1に示す例では、海苔10が1枚ずつ略水平に置かれる例を示しているが、海苔10を複数枚束にして略水平又は略垂直又は斜位に置いてもよい。また、図1に示す例では、冷却機40の内側の底面を略水平としているが、この底面を傾斜させて香気成分20の液が流れ出易いようにしてもよい。
更に、導管42の内部に香気成分を含むガスが停留される時間が十分長くなるように、導管42の形状を工夫すれば、香気成分20の液化の効率が大きくなる。
図2は、本実施の形態において、可食性材料であるシクロデキストリンと海苔香気成分との包接化合物の形成を説明する図である。
シクロデキストリンは環状デキストリン、シクロアミロースとも呼ばれ、図2に示すように、シクロデキストリン分子は、中心に円環状の空洞(空洞の外側は親水性、内側は疎水性である。)を有し、空洞に合った大きさの化合物を取り込んで包接することができる。
この包接される化合物はゲスト分子、ゲスト分子を包接するシクロデキストリンのような分子はホスト分子と呼ばれる。
図2に示すような概略形状と大きさをもつシクロデキストリンは、ドーナツのような形状をもった分子であり、分子を構成するD−グルコピラノース(C6105)の数が6個、7個、8個のものをそれぞれ、α−シクロデキストリン((C61056)、β−シクロデキストリン((C61057)、γ−シクロデキストリン((C61058)という。
また、D−グルコピラノースの数が10個以上つながったシクロデキストリンも知られている。α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンは、各種の分野に使用され、可食性材料であり、安全性が認められている。
一般に、ゲスト分子は、ホスト分子の空洞内に包接されることによって、不安定なゲスト分子では安定性が増したり、水に難溶性のゲスト分子では水に溶け易くなったり、揮発性のゲスト分子では揮発し難くなったりする。ゲスト分子をシクロデキストリンに包接させることによって、ゲスト分子の性質を改質させることができるので、シクロデキストリンは食品、医薬品、化粧品等に広く用いられている。また、分析用剤又は分離精製用剤としても使用されている。
香気成分は一般的に親油性であるので、図2に示すように、海苔香気成分はゲスト分子として、ホスト分子であるシクロデキストリンの疎水性の空洞に包接され、海苔香気成分とシクロデキストリンとの間で包接化合物を形成する。海苔香気成分の回収には、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン等の何れか、また、これらの混合物を用いることができる。
本実施の形態では、シクロデキストリンに海苔香気成分を包接させて吸蔵し、揮発し易い海苔香気成分の安定化を図ることができる。従って、既述した調味液タンクに安定して添加でき、海苔本来の香気成分を回収により有効活用して調味液に含有させることができる。
なお、本実施の形態では、混合機を使用して、液状の海苔香気成分とシクロデキストリンを水に混合分散させてエマルジョンをつくり、包接化合物を形成させ、包接化合物を含むエマルジョンを保存するか、或いは、このエマルジョンをスプレードライ、冷凍乾燥等によって乾燥させて保存してよい。また、包接化合物を含むエマルジョンを液体窒素で冷却して長期間保存することもできる。
第2の実施の形態
本考案の第2の実施の形態では、図1に示すように、海苔の焼工程で発生する排気から香気成分を、冷却機40によって冷却して液化させるが、上述した第1の実施の形態と異なる構成は、混合機24に代えて回収用容器36を使用し、液化された香気成分とシクロデキストリンとの包接化合物を形成させずに、液化された香気成分50を回収用容器36に直接回収することである。
本実施の形態によって回収された海苔香気成分は、液体窒素で冷却させて長期間保存することができる。この回収された液状の香気成分は、別途、上述したようにシクロデキストリンと混合してよいが、液状成分として調味液にそのまま添加してもよい。
なお、第1及び第2の実施の形態のいずれにおいても、冷却機40によって液化されなかったガスは、導管42の開口部から排出されるが、この排出されるガスを次段の冷却機(図示せず)に導入してここで更に冷却して、前段の冷却機によって液化されなかったガス中の香気成分を後段の冷却機によって液化させて回収する構成とすることもできる。即ち、冷却機を複数段に接続させることによって、香気成分を高い収率で回収することができる。
第3の実施の形態
図3は、本考案の第3の実施の形態を示すものであり、海苔の焼工程で発生する排気の中から香気成分をガスのまま、シクロデキストリンと混合して包接化合物を形成させることによって、香気成分を回収する。
即ち、本実施の形態では、上述した第1及び第2の実施の形態と異なり、焼工程で海苔から発生する香気成分を液化させる処理を行わずに、海苔の香気成分をガスとして分離、回収する。
具体的には、加熱によって海苔10から発生する、香気成分のガス20と香気成分以外の排ガス21からなるガスは、排気ダクト22に接続された混合機24の内部に導かれる。香気成分20、香気成分以外の排ガス21は、排気ダクト22に設けられた送気ファンによって所望の送気流量で送気するか、又は、撹拌用容器32の回転軸部又は排気ダクト22の反対側にある混合機24の開口筒から所望の吸気流量で吸気することによって、混合機24に導入される。混合機24は、排気ダクト22との接続口、吸気用の開口部をのぞいて閉じた空間を形成している。
混合機24の内部には、粉状又は粒状のシクロデキストリン30が収納された撹拌用容器32が配置されており、香気成分20を含むガスは、撹拌用容器32を構成する壁部の微小孔を通って、撹拌用容器32の内部に導入され、撹拌翼34によって、香気成分20はシクロデキストリン30と混合され、図2で説明したように、香気成分20とシクロデキストリン30との間で包接化合物が形成され、香気成分20が濃縮された状態で回収される。
シクロデキストリン30と包接化合物を形成しなかった香気成分20のガスと香気成分以外の排ガス21は、撹拌用容器32の壁の微小孔を通って、上記開口筒から混合機24の外部に排出されていく。
なお、シクロデキストリン30と包接化合物を形成しなかった香気成分20は、上記開口筒から排出されていくが、この排出されるガスを次段の混合機に導入させて、前段の混合機によって回収されなかった香気成分を含むガス中の香気成分を、後段の混合機によって回収する構成とすることもできる。即ち、混合機を複数段に接続させることによって、香気成分を高い収率で回収することができる。
第4の実施の形態
以上説明した実施の形態によって、香気成分は、液体又はガスとして、シクロデキストリンに混合されて包接化合物を形成して回収された後、焼工程から取り出される焼海苔を味付けするための調味料に添加され、味付海苔が製造される。味付海苔は、例えば、既述した特許文献2に記載の味付海苔の製造装置を用いて製造することができる。
即ち、図4に示すように、海苔の摘み取り工程125で採集された海苔は、一次乾燥後乾海苔工程126で、例えば、全自動乾燥機を用いて水分含有量を8%〜9%に脱水され、薄い板状の乾海苔に乾燥され、冷凍保管工程127において−20℃〜−25℃で冷凍保管される。次に、冷凍保管された乾海苔は、二次乾燥後乾海苔工程128で焙炉によって、60℃〜80℃の温度で約2時間半加熱して腐敗防止をすると共に、水分含有量が2%〜3%に減少された状態にされる。
次に、焼海苔工程129Aにおいて、例えば、上述した実施の形態で述べたようにして、電熱ヒータを用いる焼海苔機による海苔焼成ライン(焼工程)で加熱され、水分含有量が2%以下の状態の焼海苔とされると共に、焼工程で発生する排ガスの中から、海苔から発生する香気成分を回収する。
この回収された香気成分は、焼海苔を味付けするための調味料に添加される。香気成分が添加された調味料は塗布工程130で、焼工程で作製された焼海苔に塗布される。
次に、乾燥工程131で、乾燥機によって乾燥される。乾燥された海苔は味付海苔として、密封保管工程132で、包材中に封入収納され、密封包装されて保管される。包材として袋材又は及び缶が使用される。以上のようにして、焼きたての香りをもつ味付海苔が製造される。
香気成分の逸散を防止するために、味付海苔を袋材に保管する場合には、有機フイルムに薄い金属箔をラミネートしたガス透過率の小さい材料で作製された袋材を用いるのが望ましく、また、味付海苔を缶中に保管する場合には、プルトップ蓋で密封された缶を用いるのが望ましい。
このようにすると、香気成分は包材の外部に逸散しにくくなり、味付海苔から包材の内部に香気成分の一部が徐放され、消費者は、包材の開封時に芳香を感じることができる。また、消費者が味付海苔を食する際には、味付海苔に保存された香気成分を、海苔本来のもつ焼きたての香りとして再現して味わうことができる。
例えば、上述した第1の実施の形態において液化濃縮された香気成分をシクロデキストリンなどのホスト分子で包接した状態で回収し、この回収物を調味液に添加することによって、焼きたての海苔の香りを保持することができる。この場合、シクロデキストリンは糖質であって無害であるから、何ら問題はない。
また、上述した第2の実施の形態のように、ホスト分子を使用せず、液体状で回収された香気成分を添加した調味液に、マルトース、トレハロースなどの糖質又はアラビアガム、プルランなどの増粘剤を加えて、これを焼海苔の一方又は両方の表面に塗布して被覆し、乾燥させることによって、海苔本来の香気成分を保持した味付海苔とすることができる。
或いは、液体状で回収された香気成分を添加した調味液を焼海苔の一方又は両方の表面に塗布し、乾燥させ、次に、この上に上記の糖質又は増粘剤を塗布して被覆し、乾燥させることによっても、同様に、海苔本来の香気成分を保持した味付海苔とすることができる。
なお、上述のマルトース(C122211)は、麦芽糖、糖類の一種で、ピラノース形のD−グルコース2分子がα−1,4結合で結合した糖であり、ショ糖の1/3程度の甘味があり甘味剤として使用される物質である。また、トレハロース(C122211)は、二糖類の一種で、2分子のD−グルコースがその還元性基どうしの結合したものである。アラビアガムは、アラビアゴムノキなどの幹や枝から採れるガム状の物質である。また、プルランは、デンプンを原料として黒酵母の一種であるAureobasidium pullulansを培養して得られた、マルトトリオース(グルコース3分子がα−1,4結合した物質。)が規則正しく結合した天然多糖類である。
以上説明したように、本考案に基づけば、今まで利用されていなかった海苔中の天然の香気成分を有効活用(再利用)できるので、海苔製品の付加価値を高めることができる。
以上、本考案を実施の形態について説明したが、本考案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、本考案によって回収された海苔香気成分を、佃煮、菓子、米飯などの食品へ添加することも可能であり、海苔香気のある各種の食品を製造することができる。
本考案による海苔香気成分の回収装置は、海苔本来の香気成分を回収することができ、この香気成分を添加した焼海苔等の各種の食品を製造することができる。
本考案の第1及び第2の実施の形態において、海苔の焼工程で発生する排気から香気成分を回収する海苔香気成分の回収装置の構成例を示す概念図である。 本考案の第1及び第3の実施の形態による、シクロデキストリンと海苔香気成分との包接化合物の形成を説明する図である。 本考案の第3の実施の形態において、海苔の焼工程で発生する排気から香気成分を回収する海苔香気成分の回収装置の構成例を示す概念図である。 本考案の第4の実施の形態による、味付海苔の製造工程を説明するフロー図である。 従来技術による、海苔加工処理を説明する図である。 他の従来技術による、味付海苔の製造を説明する図である。
符号の説明
10…海苔、12…海苔搬入ライン、14…海苔焼成ライン、
16…海苔搬出ライン、18…電熱ヒータ、20…香気成分のガス、
21…香気成分以外の排ガス、21’…液化されなかったガス、22…排気ダクト、
24…混合機、26…ガス排出口、28…液取り出し口、30…シクロデキストリン、
32…撹拌用容器、34…撹拌翼、36…回収用容器、40…冷却機、42…導管、
44…冷却フィン、50…液化した香気成分、125…摘み取り工程、
126…一次乾燥後乾海苔工程、127…冷凍保管工程、
128…二次乾燥後乾海苔工程、129A…焼海苔工程、130…塗布工程、
131…乾燥工程、132…密封保管工程

Claims (8)

  1. 海苔を加熱して焼成する焼成部と、
    前記焼成部で前記海苔から発生する香気成分を含むガスを排気する排気手段と、
    前記排気中の前記香気成分を回収する回収手段と
    を有する、海苔香気成分の回収装置。
  2. 前記回収手段が、前記香気成分を冷却して液化する冷却部を有する、請求項1に記載の海苔香気成分の回収装置。
  3. 前記冷却部に後続して前記香気成分の液を可食性材料に吸蔵する吸蔵部を有する、請求項2に記載の海苔香気成分の回収装置。
  4. 前記回収手段が、前記香気成分を含むガスを可食性材料に吸蔵する吸蔵部を有する、請求項1に記載の海苔香気成分の回収装置。
  5. 粉状又は粒状の前記可食性材料に前記香気成分の液又はガスを混合する混合機を有する、請求項3又は請求項4に記載の海苔香気成分の回収装置。
  6. 前記香気成分をゲスト分子、前記可食性材料をホスト分子として、前記ゲスト分子と前記ホスト分子との間で包接化合物を形成させる、請求項5に記載の海苔香気成分の回収装置。
  7. 前記ホスト分子がシクロデキストリンである、請求項6に記載の海苔香気成分の回収装置。
  8. 前記焼成部から取り出される焼海苔に味付けするための調味液に、前記の回収された香気成分が添加される、請求項1に記載の海苔香気成分の回収装置。
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