JP3124259U - 内視鏡下手術用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡下手術用器具において、前立腺等の病巣の把持・牽引を適切に行うことができるようにする。
【解決手段】ステンレス製の細長平板状の棒状部材12の先端に幅広部14を形成する。幅広部14を、体内において前立腺等の病巣を把持・牽引するための、棒状部材12よりも幅が広く、かつ二股形状を有するように形成する。棒状部材12の略中央部から幅広部14に亘る領域をテーパ状に連続するように形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、内視鏡下手術用器具に関し、ミニマム創内視鏡下手術、とくにミニマム創内視鏡下前立腺全摘除術に適した内視鏡下手術用器具に関するものである。
従来より、医療の分野における外科手術としては、皮膚を大きく切開してから病巣を切除する開腹手術が主流であった。開腹手術は腹部を大きく切開するので、手術の際に十分な視野を確保することが可能であり、また、各種手術用器具を使用するための十分なスペースを確保することができる。
また、近年では、皮膚を切開せずに病巣を手術することを可能とした腹腔鏡手術が知られている。腹腔鏡手術とは腹壁に小さな穴を数カ所あけ、そこから内視鏡や手術器具を挿入し、さらにガスを注入して腹腔内を操作する手術法であり、開腹手術と比較して手術の跡がほとんど残らず、また手術による患者の負担を軽減することができるため、各分野において行われている。
しかしながら、腹腔鏡手術は、ガスを注入することによる合併症、腹腔内の傷による腸閉塞、高価な特殊な器具を使用することによるコスト増等、安全性、迅速性、繊細性、コスト等の重要な問題を犠牲にしている面がある。このため、実際は、患者に与える負担を余計に増大させてしまうことがあるのが現状である。そこで、ミニマム創内視鏡下手術が開発された。
ミニマム創内視鏡下手術とは、皮膚を数横指切開し、この切開創から内視鏡、手術用器具等を体内に挿入して行う手術法である。すなわち、従来の開腹手術のように皮膚を切開するが、この切開サイズを最小限に留めて患者の負担を軽減するとともに、上記の問題点を解決し、腹腔鏡手術よりも手術用器具の操作性等を向上させた手術法である。このミニマム創内視鏡下手術は近年積極的に行われ、前立腺、腎臓、膀胱の悪性腫瘍手術や副腎手術に非常に有効な手術法であることが実証されている。
ところで、前立腺を全摘除するミニマム創内視鏡下手術(すなわちミニマム創内視鏡下前立腺全摘除術)を行う場合、前立腺の付近には血管が集中している箇所があることから、大量出血を防止するためにも前立腺をしっかりと把持・牽引して前立腺の周囲を露呈させて切除する必要がある。
本考案は上記事情に鑑み、とくにミニマム創内視鏡下手術の際に、前立腺等の病巣の把持・牽引を適切に行うことができる内視鏡下手術用器具を提供することを目的とするものである。
本考案による内視鏡下手術用器具は、内視鏡下手術の際に体内に挿入されて使用される内視鏡下手術用器具において、
細長平板状の棒状部材の先端に、体内において病巣を把持・牽引するための、前記棒状部材よりも幅が広く、かつ二股形状を有する幅広部が形成されてなることを特徴とするものである。
なお、本考案による内視鏡下手術用器具においては、前記棒状部材における略中央部から前記幅広部に亘る領域をテーパ状に連続するように形成することが好ましい。
また、幅広部の幅は、40mm以上60mm以下であることが好ましい。
また、前記棒状部材の幅は、10mm以上30mm以下であることが好ましい。
また、本考案による内視鏡下手術用器具の全体は、15cm以上45cm以下の長さを有することが好ましい。
上記の幅広部の幅の設定範囲は、本考案の内視鏡下手術用器具が対象とするミニマム創内視鏡下手術において摘除する病巣、とくに前立腺のサイズおよび切開創のサイズを考慮して設定されたものである。すなわち、前立腺はクルミ大の大きさを有しており、上記設定範囲よりも大きいと前立腺の周囲にある体内組織に損傷を起こす可能性が高くなり、また切開創のサイズも大きくする必要があることから、患者への負担が大きくなる。逆に上記設定範囲よりも小さいと、患者への負担は軽減できるものの前立腺を確実に把持・牽引することができなくなる。したがって、上記の設定範囲が適当である。
また、棒状部材の幅の設定範囲は、幅広部を体内に挿入した状態において、切開創から内視鏡、切開器具等の他の手術用器具を挿入することができ、かつ病巣を把持・牽引する際に幅広部に確実に力を加えることができるようにすることを考慮して設定されたものである。すなわち、上記設定範囲よりも大きいと切開創から内視鏡、切開器具等の他の手術用器具を挿入することができない。逆に上記設定範囲よりも小さいと病巣を把持・牽引する際に幅広部に確実に力を加えることができない。したがって、上記の設定範囲が適当である。
上記の長さの設定範囲は、ミニマム創内視鏡下手術において体内深部の病巣を把持・牽引するのに適切な長さを考慮して設定されたものである。すなわち、ミニマム創内視鏡下手術において病巣の深さは切開創から約10〜30cmの範囲であり、手術をする術者が器具を使用する際に持つ部分の余裕を15cm程度と考えれば、内視鏡下手術用器具の長さの上限は全長45cmである。これ以上長くすると、器具の一部が術者の顔等の不潔な部分に触れて器具が汚染される確率が高くなるため、手術用器具としては好ましくない。また、切開創から15cm未満の位置に病巣が存在する場合には、器具を使用せず、開腹手術で行うように手指で病巣を把持・牽引することが可能であることから、上記の設定範囲が適当である。
なお、上記幅広部の幅、棒状部材の幅および長さの設定範囲はあくまで現実的に好ましい目安であり、体内において病巣を把持・牽引することが可能なものであれば、この範囲を多少外れた幅または長さでもよい。
上記のように構成された本考案の内視鏡下手術用器具によれば、細長平板状の棒状部材の先端に幅広部が形成されているため、幅広部を体内に挿入した後、切開創と内視鏡下手術用器具との間にスペースを確保できることから、切開創から内視鏡等の他の手術用器具を体内に挿入することが容易となる。また、幅広部により病巣を確実に把持・牽引できる。また、二股部の存在により把持・牽引中に幅広部が病巣から滑り落ちてしまうことを防止できる。
また、棒状部材における略中央部から幅広部に亘る領域をテーパ状に連続するように形成することにより、本考案の内視鏡下手術用器具において幅広部と棒状部材との間に角部が存在することがなくなる。したがって、切開創から病巣までの間に存在する体内組織の損傷を防止することができる。
また、本考案の内視鏡下手術用器具における幅広部の幅、棒状部材の幅および長さをミニマム創内視鏡下手術に適した幅および長さに設定した場合には、ミニマム創内視鏡下手術を行う際にさらに操作性を向上させることができる。
以下、本考案の内視鏡下手術用器具の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案の実施形態による内視鏡下手術用器具の全体を示す平面図である。
図1に示すように本考案による内視鏡下手術用器具10は、厚さが1〜2mmのステンレス製の細長平板状の棒状部材12の先端に幅広部14が形成されている。また、棒状部材12の略中央部から幅広部14に亘る領域はテーパ状に連続するように形成されている。
幅広部14は、体内において病巣である前立腺を把持・牽引するための、棒状部材12よりも幅が広く、かつ二股形状を有するように形成されている。
棒状部材12の幅は25mmであり、幅広部14の幅は50mmである。また、本考案による内視鏡下手術用器具10の長さは33cmである。幅広部14の二股形状は幅広部14にU字形状の切欠部16を設けることにより形成されている。切欠部16の幅は17mm、深さは20mmである。また、幅広部14における角部となる部分にはR面取りが施されている。
なお、幅広部14の幅は40mm以上60mm以下の範囲内にあることが好ましく、棒状部材12の幅は10mm以上30mm以下の範囲内にあることが好ましい。また、内視鏡下手術用器具10の長さは15cm以上45cm以下の範囲内にあることが好ましい。
次に、以上のように構成された内視鏡下手術用器具10の使用方法について説明する。図2は本実施形態における内視鏡下手術用器具10の使用方法を示す図である。
ミニマム創内視鏡下前立腺全摘除術において、術者が前立腺を切除する際には、恥骨上部に形成した切開創より内視鏡下手術用器具10を幅広部14側から体内に挿入し、切欠部16に尿道20が位置するように幅広部14を前立腺22の上に配置する。そして、切開創から内視鏡や切開器具等の他の手術用器具を体内に挿入し、内視鏡下手術用器具10に力を加えて前立腺22を把持し、膀胱24の側(図面下方)に向けて牽引する。この際、必要であれば内視鏡下手術用器具10を湾曲させて、より効率よく内視鏡下手術用器具10に力を加えることができる。
これにより、前立腺22とその周囲の体内組織とが良好に分離されるため、前立腺22を確実に露呈させることができ、その結果、前立腺22の全摘除を容易に行うことができる。
なお、本考案による内視鏡下手術用器具10はステンレス製に限るものではなく、病巣の把持・牽引の目的を達成することができる素材であれば、合成樹脂等、どのような材料でもよいが、洗浄や消毒に適するものであることが好ましい。
なお、本考案の内視鏡下手術用器具10は、ミニマム創内視鏡下手術における前立腺の把持・牽引に適したものであるが、前立腺以外の他の病巣の把持・牽引に使用することも可能である。
本考案の実施形態による内視鏡下手術用器具の全体を示す平面図 本実施形態における内視鏡下手術用器具の使用方法を示す図
符号の説明
10 内視鏡下手術用器具
12 棒状部材
14 幅広部
16 切欠部

Claims (5)

  1. 内視鏡下手術の際に体内に挿入されて使用される内視鏡下手術用器具において、
    細長平板状の棒状部材の先端に、体内において病巣を把持・牽引するための、前記棒状部材よりも幅が広く、かつ二股形状を有する幅広部が形成されてなることを特徴とする内視鏡下手術用器具。
  2. 前記棒状部材における略中央部から前記幅広部に亘る領域がテーパ状に連続するように形成されてなることを特徴とする請求項1記載の内視鏡下手術用器具。
  3. 前記幅広部の幅が、40mm以上60mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡下手術用器具。
  4. 前記棒状部材の幅が、10mm以上30mm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の内視鏡下手術用器具。
  5. 全体が15cm以上45cm以下の長さを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡下手術用器具。
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WO2012021019A2 (ko) * 2010-08-13 2012-02-16 Park Jong Ho 의료용 삽입물 펼침기구 및 의료용 삽입물 펼침유니트
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