JP3124116B2 - 高速ダビング方法および装置 - Google Patents

高速ダビング方法および装置

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JP3124116B2 JP04229930A JP22993092A JP3124116B2 JP 3124116 B2 JP3124116 B2 JP 3124116B2 JP 04229930 A JP04229930 A JP 04229930A JP 22993092 A JP22993092 A JP 22993092A JP 3124116 B2 JP3124116 B2 JP 3124116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速ダビング方法および
装置に関するものである。
【0002】
【発明の概要】この発明は、高速ダビング方法および装
置に関し、第一に、記録するディジタル信号を1/n
(nは2以上の整数値)にデータ圧縮し、データ圧縮さ
れたディジタル信号を1フィールド時間あたりm/n本
(m/nは1以上の整数値)のトラックに分割してディ
ジタル記録するものであり、第二に上記のようにして得
られたテープの再生にあたって、テープ送り速度を記録
時のn倍として、記録されたディジタル信号を再生し、
再生されたディジタル信号を復号化し、さらに復号化さ
れたディジタル信号を入力されたディジタル信号のn倍
の標本化周波数を持つn倍ピッチの信号として出力する
ものであり、第三に、テープ送り速度が記録時のn倍で
あるn個のテープ再生装置を備え、ディジタル信号を1
フィールド時間あたりm本のトラックに分割して記録さ
れたn個のテープから、n個のテープ再生装置によって
1フィールド時間あたり合計m・n本のトラック上のデ
ィジタル信号を選択的に再生し、その結果得られたディ
ジタル信号をテープ記録時のディジタル信号のn倍の標
本化周波数を持つn倍ピッチの信号として出力するもの
であって、これらによって、例えば従来のアナログ記
録,再生方式による高速ダビングにくらべSN比,歪率
を大幅に改善した高信頼な高速ダビングが実現できるも
のである。
【0003】
【従来の技術】映像,音声信号のアナログ高速ダビング
方法は、例えばテープ上に記録された映像,音声信号を
ノーマル(標準)再生時のn倍のテープ送り速度で再生
し、すなわちピッチ(周波数)がもとの信号のn倍にな
るように再生し、この再生信号をn倍のテープ送り速度
の別のテープ上に収録するもので、ダビング時間は映
像,音声信号の実時間の1/nで済む利点がある。この
ダビング方法は、テープ上に記録された映像,音声信号
をn倍速で再生した信号を別のテープ上にn倍速で記録
するため、この別のテープ上に記録された磁化パターン
は通常の実時間ダビングにおける磁化パターンと同じに
なる。
【0004】例えば、上述のような映像,音声信号の高
速ダビングに使われる再生装置には放送用1インチアナ
ログヘリカルVTRが一般に使用されていた。これは、
ドラム回転速度,テープ送り速度をそれぞれノーマル
(標準)再生時の2倍にすることにより、2倍ピッチの
映像,音声信号を再生するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高速ダビングに使われる放送用1インチアナログヘ
リカルVTRによる再生においてはドラムの回転数をノ
ーマル再生時の2倍である7200rpmにする必要が
あり、テープと回転ドラム上に付けられたヘッドとのコ
ンタクトが問題となっていた。一般にドラムからのテー
プの浮き上がり量dはドラム回転数をK、テープテンシ
ョンをTとする(1)式の関係にある。
【0006】
【数1】d∝T-1・K2/3 …(1) そのため、ドラムからのテープの浮き上がり量dは、ド
ラム回転数Kが大きくるほど増える。したがって、ドラ
ム回転数が大きくなるほどドラム上でのテー走行が不安
定になりヘッド再生出力が変動するなどの問題があっ
た。この問題解決する方法としてテープテンションTを
大きくすることが考えられるが、こ方法ではテープダメ
ージが増えるなどの問題が発生するため、有効な解決手
段なかった。
【0007】一方、ヘッドとテープとの間のスペースS
に起因する再生時のヘッド出力低下量Lは、記録波長を
λとすると(2)式で表される。
【0008】
【数2】 L=54.6・(s/λ)dB …(2) 一般に、ドラム回転数Kが増えるとドラムからのテープ
の浮き上がり量dが増えるとともに、ヘッドとテープと
の間のスペースSも増加するため、(2)式からわかる
ように、記録波長λの短い部分でヘッド出力低下Lは大
きくなり、ダビング時において、テープ再生信号におけ
るFM変調信号の上側帯波および下側帯波間のバランス
が崩れ、FM復調時のビデオ信号が歪むなどの問題もあ
った。
【0009】また従来の方法は、アナログVTRを用い
ていたため、ダビング時において、再生された映像,音
声信号のSN比,歪特性がテープとヘッドの性能に大き
く依存することになり、そのため、要求される仕様を十
分満足することができなかった。
【0010】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
した、ダビング時にSN比および歪率が大幅に改善され
た再生信号が得られる高信頼な高速ダビング方法および
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、各々N(Nは2以上の整数)個のデータ
要素からなるフレーム信号で構成された第1ディジタル
信号から高速タビング用信号を発生してテープ上に記録
し、記録されたテープから高速ダビング信号を再生・出
力する記録再生装置において、1フレーム期間中のデー
タを逐次圧縮して前記1フレーム信号を1データ要素期
間に圧縮し、かつ圧縮されたデータを1データ要素内に
順次配列することによって、前記第1ディジタル信号を
1/Nに圧縮して第2のディジタル信号を形成するデー
タ圧縮手段と、ヘッドを回転するヘッドドラムを備え、
1データ要素分の前記第2ディジタル信号が1フレーム
期間にM(MはM/Nが1以上の整数値となる整数値)
本のトラックに分割されて記録されるように、標準テー
プ速度かつ標準ドラム回転数で、前記第2ディジタル信
号のヘリカル記録を行う記録手段と、前記ヘッドドラム
を使用し、標準テープ速度のN倍のテープ速度かつ標準
ドラム回転数で前記テープから前記第2ディジタル信号
のみを再生する再生手段と、再生された前記第2ディジ
タル信号の各データ要素の信号をN倍に伸張して前記圧
縮された信号を1フレームの信号に回復して第3のディ
ジタル信号を形成するデータ伸張手段と、前記第3ディ
ジタル信号から前記第1ディジタル信号のN倍ピッチを
持つ第4のディジタル信号を発生する手段と、前記第4
ディジタル信号を、前記第1ディジタル信号のN倍ピッ
チの高速ダビング信号として出力する手段とを具備する
ことを特徴とし、各々N(Nは2以上の整数)個のデー
タ要素からなるフレーム信号で構成された第1のディジ
タル信号を、標準テープ速度かつ標準ドラム回転数で、
M(MはM/Nが1以上の整数値となる整数値)本のト
ラックに分割してヘリカル記録したN個のテープから高
速ダビング信号を再生・出力する装置において、ヘッド
を回転するN個のヘッドドラムを備え、標準テープ速度
のN倍のテープ速度かつ標準ドラム回転数で、前記第1
ディジタル信号の1データ要素分を前記各テープから1
データ要素期間に再生することによって、同一フレーム
信号内の異なるNデータ要素の信号を1データ要素期間
内に再生する再生手段と、再生された前記Nデータ要素
の各信号を、1フレームの信号として再配列して前記第
1ディジタル信号のN倍ピッチを持つ第2のディジタル
信号を生成する手段と、前記第2ディジタル信号を、前
記第1ディジタル信号のN倍ピッチの高速ダビング信号
として出力する手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成により、標準再生時のN倍のテープ
送り速度による映像,音声信号の再生においても再生装
置のドラムの回転数がノーマル(標準)再生時のそれと
同じであるので、テープとヘッドのあたりが安定にな
り、高信頼な高速ダビングが実現できる。さらに、ディ
ジタル記録再生方式を用いているため、ダビング時に、
従来問題となっていたテープとヘッドのあたりに起因す
る再生信号の振幅,位相変動、あるいは再生信号におけ
るFM復調歪などに起因する映像,音声信号の歪がまっ
たく発生しない。また、ディジタル記録再生方式である
ため、ダビング時に、再生されたN倍ピッチの映像信
号,音声信号のSN比,歪率はテープ,ヘッドの特性の
影響を受けないため、アナログ記録再生方式にくらべS
N比,歪率を大幅に改善することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の第一実施例による高速ダビ
ング装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、記録にあたってはアナログ映像信号101,アナロ
グ音声信号102はA/Dコンバータ103,104に
それぞれ入力されてディジタル映像信号107,ディジ
タル音声信号108にそれぞれ変換され、スイッチ10
9,110の各一方の入力端にそれぞれ入力され、選択
出力される。一方、ディジタル映像信号105,ディジ
タル音声信号106はそれぞれスイッチ109,110
の各他方の入力端に入力され、選択出力される。スイッ
チ109,110の各一方端または各他方端が選択され
て、同スイッチ109,110からそれぞれ出力された
ディジタル映像信号111,ディジタル音声信号112
は符号化回路113に入力され、データ圧縮される。デ
ータ圧縮されたディジタル映像信号114およびディジ
タル音声信号115はディジタル信号記録再生部116
によって標準のテープ送り速度およびドラム回転数でカ
セットテープ117に記録される。再生時においては、
カセットテープ117に記録された信号がディジタル信
号記録再生部116によって標準のn倍のテープ送り速
度および標準のドラム回転数で、ディジタル映像信号1
18,ディジタル音声信号119として再生され、それ
ぞれ復号化回路120に入力されて、復号され、ディジ
タル映像信号121,ディジタル音声信号122として
出力される。さらに、ディジタル映像信号121は、信
号付加回路123に入力されNTSC同期信号およびサ
ブキャリアが付加された後、ディジタル映像信号124
として出力される。同時にディジタル映像信号124,
ディジタル音声信号122は、それぞれD/Aコンバー
タ126,127に入力されアナログ映像信号128,
アナログ音声信号129として出力される。各出力信号
128および129は、不図示のアナログ記録装置によ
ってテープ上に標準時のn倍のテープ送り速度およびn
倍のドラム回転数で記録される。
【0015】以上のような構成の本発明の第一実施例に
おいて、入力される映像信号がNTSC信号、音声信号
が2チャンネルの場合についての具体的動作を以下に説
明する。入力される映像信号がアナログである場合、ア
ナログ映像信号101はA/Dコンバータ103で4f
sc(fsc:サブキャリア周波数)の標本化周波数で
8ビットに量子化され、ディジタル映像信号107とし
てスイッチ109に入力される。入力される音声信号が
アナログである場合、2チャンネル(A1,A2)のア
ナログ音声信号102はA/Dコンバータ104でそれ
ぞれ48kHzの標本化周波数で16ビットに量子化さ
れ、ディジタル音声信号108としてスイッチ110に
入力される。スイッチ109,110は入力される信号
がアナログの場合はA/D変換されたディジタル映像信
号107,ディジタル音声信号108がそれぞれ選択さ
れ(入力される信号がディジタルの場合はディジタル映
像信号105,ディジタル音声信号106が選択さ
れ)、それぞれディジタル映像信号111,ディジタル
音声信号112として符号化回路113に入力される。
【0016】符号化回路113の動作を図4,図5を用
いて説明する。図4(a)は映像信号波形図、(b)は
フレーム画像を示す図であり、(a)において、“A”
〜“F”はディジタル映像信号111中に含まれている
画像データを表し、(b)において、黒丸印は有効画素
を表し、白丸印は間引かれる画素の位置または間引かれ
た画素、すなわち無効画素を表し、斜線を有する丸印は
補間画素を表している。図5は符号化回路のブロック図
である。まず、ディジタル映像信号(NTSC信号)1
11はフレーム画像405に示す構成になるように、書
き込み,読み出し制御部402からの書き込み制御信号
402A,402Cに基づいて書き込みアドレス生成部
401から出力された書き込みアドレス401Aにした
がって、フレームメモリ403に記憶される。ディジタ
ル映像信号111は飛び越し走査されているため、フレ
ーム画像405において、奇数段目の水平ラインが奇数
フィールドに、偶数段目の水平ラインが偶数フィールド
に対応している。
【0017】続いて、詳細は後述するが、フレームメモ
リ403に記憶されたフレーム画像405を構成する全
画素のうち、半分は五の目状に間引かれる。間引かれる
画素の位置および有効画素の位置を表わしたのがフレー
ム画像406であり、このフレーム画像406に示す状
態において、偶数フィールドに対応する水平ライン上の
有効画素が、奇数フィールドに対応するすぐ上の水平ラ
イン上の空いた画素(無効画素)に並べ替えられ、奇数
フィールドにのみ有効画素が存在するデータ圧縮並べ替
えフレーム画像407に相当する1/2にデータ圧縮さ
れたディジタル映像信号114が符号化回路113から
出力される。具体的に説明すると、フレームメモリ40
3に記憶されたフレーム画像405を構成する画素の
内、フレーム画像406に示す連続した2本の水平ライ
ン(奇数フィールドの水平ラインと、これに続く偶数フ
ィールドの水平ライン)内の有効画素が、書き込み,読
み出し制御部402からの読み出し制御信号402A,
402Dに基づいて読み出しアドレス生成部404から
出力された読み出しアドレス404Aにしたがって、帯
域圧縮並べ替えフレーム画像407に示すように左から
順番に奇数フィールド時間内に読み出されることによっ
て1フレームを単位として1/2にデータ圧縮されたデ
ィジタル映像信号114がフレームメモリ403から出
力される。
【0018】ディジタル音声信号の記録においては、一
般にディジタルVTRは図6(a)に示すようにA1,
A2,A3,A4の4チャンネルの音声記録領域を持っ
ており、それぞれのチャンネルは奇数フィールド記録ト
ラック601と偶数フィールド記録トラック602に等
しく分けて記録される。A5は映像信号の記録領域であ
る。そこで、符号化回路113では偶数フィールド記録
トラック602に記録されるA1,A2チャンネルの音
声データと奇数フィールド記録トラック601に記録さ
れるA3,A4チャンネルの音声データが入れ替えられ
た図6(b)に示すようなA1,A2チャンネルのみを
有する奇数フィールド記録トラック603およびA3,
A4チャンネルのみを有する偶数フィールド記録トラッ
ク604からなる音声セクター構成が得られるように、
ディジタル音声信号112は、書き込み,読み出し制御
部402からの書き込み制御信号402B,402Cに
基づいて書き込みアドレス生成部401から出力された
書き込みアドレス401Bにしたがって、音声メモリ4
10に記憶され、この音声メモリ410から、書き込
み,読み出し制御部402からの読み出し制御信号40
2B,402Dに基づいて読み出しアドレス生成部40
4から出力された読み出しアドレス404Bにしたがっ
て、読み出され、ディジタル音声信号115として出力
される。
【0019】ディジタル信号記録再生部116は、図3
に示すように、1フィールド当り、6本のトラック構成
になるように標準のテープ送り速度およびドラム回転数
で動作する。したがって、ディジタル信号記録再生部1
16では、符号化回路113から出力されたディジタル
映像信号114,ディジタル音声信号115における各
フィールドの信号を奇数フィールド305,偶数フィー
ルド306,奇数フィールド307,偶数フィールド3
08の順にカセットテープ117上に記録する。303
が映像セクターを示し、302,304が音声セクター
を示す。この結果、ディジタル映像信号114における
有効画素データおよびディジタル音声信号115におけ
る音声データが奇数フィールド記録トラックにのみ記録
されたテープ117が得られる。
【0020】ディジタル信号記録再生部116におい
て、以上のようにして記録されたカセットテープ117
からの再生にあたっては、詳細は後述するが、図11に
示すような選択制御手段を用いることによって標準再生
時の2倍のテープ送り速度および標準再生時のドラム回
転数で図4に示すデータ圧縮された映像信号114から
各奇数フィールドの信号のみが実時間上で連続する各フ
ィールド時間に充当されるように選択的に再生されて、
ディジタル映像信号118として復号化回路120に入
力される。音声信号も同様に奇数フィールドの信号のみ
が選択的に再生されて、連続する各フィールド時間に充
当された音声ディジタル信号119として復号化回路1
20に入力される。
【0021】図11において、451は位置変位を電気
的に制御可能な可動素子であって、例えばバイモルフ板
からなり、ドラムと共に回転するように同ドラム内に配
置される。452は可動素子451上に固定された再生
ヘッドであって、可動素子451が位置変位することに
よって、ドラムの回転軸方向に変位する。453は可動
素子451を電気的に駆動して位置変位させる駆動回
路、454は駆動回路453に位置変位情報を与える制
御回路である。
【0022】カセットテープ117の再生時において、
同テープ上から再生されたID信号は制御回路454に
入力され、制御回路454は、入力されたID信号に基
づいて、カセットテープ117上の奇数フィールド記録
トラック上を再生ヘッド452が走査するための位置変
位情報を駆動回路453に入力し、駆動回路453は入
力された位置変位情報に基づいてヘッド452を駆動す
る。
【0023】上記再生において、テープ送り速度は標準
再生時の速度の2倍であり、ドラム回転数は標準再生時
の回転数と同じであるので、カセットテープ117が1
フレーム記録トラック分走行し終る時間と、再生ヘッド
452が6本の奇数フィールド記録トラックを走査し終
る時間とが一致する。
【0024】このようにして、標準再生時の2倍のテー
プ送り速度および標準再生時のドラム回転数で、カセッ
トテープ117上に記録された映像信号114から各奇
数フィールドの信号のみが、実時間上で連続する各フィ
ールド時間に充当されて再生される。
【0025】復号化回路120では、符号化回路113
と逆の操作が行われる。すなわち、入力映像信号118
は図4に示すデータ圧縮並べ替えフレーム画像407に
おける奇数フィールドの信号のみからなる。この奇数フ
ィールドの信号における各水平ラインの奇数番目の位置
の画素を、各直下の偶数フィールドの水平ラインの同じ
奇数番目の位置に戻すことによって、前記記録時のフレ
ーム画像406と同じ状態のフレーム画像408が得ら
れる。このフレーム画像408において、データの存在
しない位置の白丸の無効画素の値を、その上下左右の黒
丸で示す有効画素の値を用いて補間することによって、
修整フレーム画像409が得られる。ここで、補間方法
を図7を用いて説明する。標本化周波数4fscで標本
化されたNTSC信号は図7(a)または(b)で表さ
れる関係にあり、求める中心画素の値はいずれにしても
(3)式を用いて計算される。
【0026】
【数3】 P1=(P2+P4)−(P3+P5)/2 …(3) 図中、Yは輝度信号の値、I,Qは色信号の値、Lはフ
レーム画像におけるライン番号、Nは画素のサンプル番
号をそれぞれ表している。また、P1,P2,P3,P
4,P5はそれぞれが示す画素の値である。P1はフレ
ーム画像408における白丸の無効画素に相当し、P2
〜P5は当該無効画素を囲む4つの有効画素に相当す
る。
【0027】修整フレーム画像409に示す構成をもつ
ディジタル映像信号121は信号付加回路123に入力
される。一方、音声信号においては、再生された音声デ
ィジタル信号におけるA1,A2チャンネルのディジタ
ル信号を時間的に連続したシリアル信号である2倍ピッ
チの2チャンネルのディジタル音声信号122に変換し
て出力する。
【0028】信号付加回路123では、入力されたディ
ジタル映像信号121にNTSC信号の持つ同期信号の
2倍ピッチの同期信号,同じくサブキャリア(fsc)
の2倍ピッチのサブキャリア(2fsc)を加えること
により図4に示すように2倍ピッチのディジタル映像信
号124を出力する。同時にこのディジタル映像信号1
24は、D/Aコンバータ126でアナログ映像信号1
28に変換され出力される。なお、ディジタル音声信号
122は、D/Aコンバータ127でアナログ音声信号
129に変換され出力される。
【0029】ついで図8に示す復号化回路120におけ
る映像および音声信号処理を具体的に説明する。復号化
回路120では、入力されたディジタル映像信号118
は、飛越し走査されており、図4のフレーム画像407
における奇数フィールドの信号のみからなる。このよう
なディジタル映像信号118において、図4のフレーム
画像408における黒丸印の位置に相当する有効画素を
用いて、同フレーム画像408における白丸印の無効画
素を補間するように、ディジタル映像信号118を、1
ライン遅延素子411、1画素遅延素子412,41
3,414に入力し、それぞれ図7に示すような中心画
素P1を囲む4つの画素P2,P3,P4,P5に該当
するデータ414B,413B,411B,412Bを
中心画素補間部415に入力し、この中心画素補間部4
15において、式(3)を用いて中心画素P1の値を補
間し、補間画素415Bとして出力する。
【0030】その後、入力されたディジタル映像信号1
18における有効画素と補間された中心画素415B
は、書き込み,読み出し制御部417からの書き込み制
御信号417A,417Cに基づいて書き込みアドレス
生成部416によって生成された書き込みアドレス41
6Aにしたがって修整フレーム画像409に示す画素配
列でフレームメモリ418に書き込まれる。続いて書き
込み,読み出し制御部417からの読み出し制御信号4
17A,417Dに基づいて読み出しアドレス生成部4
19によって生成された読み出しアドレス419Aにし
たがってフレームメモリ418からNTSC信号の走査
順に各画素が8fscのクロックで読み出され、この読
み出されたディジタル映像信号121は信号付加回路1
23において、NTSC信号の持つ同期信号の2倍ピッ
チの同期信号、および同じくサブキャリア(fsc)の
2倍ピッチのサブキャリア(2fsc)が加えられるこ
とにより2倍ピッチのディジタル映像信号124として
出力される。
【0031】つづいて図8に示す復号化回路120およ
び信号付加回路123における音声信号の処理を具体的
に説明する。復号化回路120では、入力されたディジ
タル音声信号119は、A1およびA2チャンネルの音
声信号が復号されるように、書き込み、読み出し制御部
417からの書き込み制御信号417B,417Cに基
づいて書き込みアドレス生成部416によって生成され
た書き込みアドレス416Bにしたがって音声メモリ4
20に書き込まれ、ついで、書き込み,読み出し制御部
417からの読み出し制御信号417B,417Dに基
づいて読み出しアドレス生成部419によって生成され
た読み出しアドレス419Bにしたがって音声メモリ4
20から2倍ピッチの2チャンネルのディジタル音声信
号122として読み出される。
【0032】以上のようにして得られた2倍ピッチのデ
ィジタル映像信号124およびディジタル音声信号12
2またはさらにD/Aコンバータ126,127によっ
てアナログ信号に変換したアナログ映像信号128およ
びアナログ音声信号129は、標準記録時の2倍のテー
プ送り速度および2倍のドラム回転数のVTRによって
高速ダビングされる。
【0033】なお、ここに示したサブサンプリングを用
いたデータ圧縮の方法は一例であり、例えばDCT(D
iscrete Cosine Transfor
m),Wave Let,LOT(Lapped Or
thogonal Transform)など他の圧縮
方法をプいても良い。また、以上は映像信号についての
みデータ圧縮したが、音声信号をついても同様にデータ
圧縮することができる。さらにテープ上の奇数フィール
の記録トラックのみを記録再生する方法を示したが、1
フレーム内あるいは単位が間間隔内であれば記録,再生
するトラックをどのように配分しても良い。例えば、記
録時に、偶数フィールドに奇数フィールドの画素を並べ
かえて記録し、再生時に偶数フィールドのみを再生する
ことができる。また、ここに示した実施例はN=2すな
わちデータを1/2に圧縮して記録する方法を示した
が、N=3にして1フレーム時間あたり4本の記録トラ
ックにデータを分割して記録し、再生においてテープ送
り速度を標準再生時の3倍にしても良い。同様にN=4
にして1フレーム時間あたり3本の記録トラックにデー
タを分割して記録し、再生においてテープ送り速度を標
準再生時の4倍にしても良い。また、ここでは標準記録
再生時、1フレームあたり12本のトラックで構成する
例を示したが、偶数のトラック数であれば何本であって
も良い。
【0034】図2は本発明の第二実施例による高速ダビ
ング装置のブロック図である。同図において、記録にあ
たってはアナログ映像信号201,アナログ音声信号2
02はA/Dコンバータ203,204にそれぞれ入力
され、ディジタル映像信号207,ディジタル音声信号
208にそれぞれ変換されスイッチ209,210の各
一方入力端にそれぞれ入力され、選択出力される。一
方、ディジタル映像信号205,ディジタル音声信号2
06はそれぞれスイッチ209,210の各他方入力端
に入力され、選択出力される。スイッチ209,210
からそれぞれ出力されたディジタル映像信号211,デ
ィジタル音声信号212は第1ディジタル信号記録再生
部213,第2ディジタル信号記録再生部214に入力
され、それぞれカセットテープ215,216に記録さ
れる。
【0035】再生にあたっては、カセットテープ21
5,216に記録された信号が制御回路230からの共
通の制御信号によって互いにタイミング合わせされた第
1ディジタル信号記録再生部213,第2ディジタル信
号記録再生部214によってそれぞれディジタル映像信
号217,219,ディジタル音声信号218,220
として再生され、信号付加回路221に入力され、それ
ぞれ後述のような処理を施された後、ディジタル映像信
号222,ディジタル音声信号223として出力される
とともに、それぞれD/Aコンバータ224,225に
入力され、アナログ映像信号226,アナログ音声信号
227に変換され、出力される。
【0036】本発明の第二実施例において、入力される
映像信号がNTSC信号、音声信号が2チャンネルの場
合についての動作を以下に説明する。入力される映像信
号がアナログである場合、アナログ映像信号201はA
/Dコンバータ203で4fsc(fsc:サブキャリ
ア周波数)の標本化周波数で8ビットに量子化され、デ
ィジタル映像信号207としてスイッチ209に入力さ
れる。入力される音声信号がアナログである場合、2チ
ャンネルのアナログ音声信号はA/Dコンバータ204
でそれぞれ48kHzの標本化周波数で16ビットに量
子化され、ディジタル音声信号208としてスイッチ2
10に入力される。スイッチ209,210は入力され
た信号がアナログの場合はA/D変換されたディジタル
映像信号207,ディジタル音声信号208が選択さ
れ、入力された信号がディジタルの場合、ディジタル映
像信号205,ディジタル音声信号206が選択され、
それぞれディジタル映像信号211,ディジタル音声信
号212として、第1ディジタル信号記録再生部21
3,第2ディジタル信号記録再生部214に入力する。
2つのディジタル信号記録再生部213および214に
おいては、1フィールド、6本のトラック構成になるよ
うに、標準のテープ送り速度およびドラム回転数で、デ
ィジタル映像信号211およびディジタル音声信号21
2の両方をカセットテープ215および216上に各々
記録する。
【0037】再生にあたっては、第1ディジタル信号記
録再生部213において、標準のドラム回転数および標
準の2倍のテープ送り速度で、図9に示すように、記録
されたディジタル映像信号501から奇数フィールド信
号502(“A”,“C”,“E”,“G”は各奇数フ
ィールドに含まれる画像データ)が実時間上で連続する
各フィールド時間に充当されるように選択的に再生さ
れ、ディジタル映像信号217として信号付加回路22
1へ入力される。音声信号についても同様に、奇数フィ
ールドに対応したトラックの音声セクターの信号のみが
実時間上で連続する各フィールド時間に充当されるよう
に選択的に再生され、ディジタル音声信号218として
信号付加回路221に入力される。制御回路230から
の共通の制御信号によって第1ディジタル信号記録再生
部213とタイミング合わせされたディジタル信号記録
再生部214においては、標準のドラム回転数および標
準の2倍のテープ送り速度で、図9に示すように、記録
されたディジタル映像信号503から第1ディジタル信
号記録再生部213で再生された奇数フィールド信号5
02の各々と共に各フレームを構成する偶数フィールド
信号504(“B”,“D”,“F”,“H”は各偶数
フィールドの画像データ)が同様に選択的に再生され、
ディジタル映像信号219として信号付加回路221に
入力される。音声信号についても同様に、偶数フィール
ドに対応したトラックの音声セクターの信号のみが選択
的に再生され、ディジタル音声信号220として信号付
加回路221に入力される。
【0038】図10は信号付加回路221のブロック図
であり、この信号付加回路221では、入力されたディ
ジタル映像信号217,219は、画像データA〜Hが
NTSC信号の基準にしたがった順に並べられるよう
に、書き込み,読み出し制御部431からの書き込み制
御信号431A,431Cに基づいて書き込みアドレス
生成部432によって生成された書き込みアドレス43
2Aにしたがってフレームメモリ430に同時に書き込
まれ、続いて、書き込み,読み出し制御部431からの
読み出し制御信号431A,431Dに基づいて読み出
しアドレス生成部433によって生成された読み出しア
ドレス433Aにしたがってメモリ書き込み時の2倍の
周波数のクロックでフレームメモリ430から読み出さ
れ、書き込み,読み出し制御部431からの制御信号4
31Eに基づいて、信号付加部434においてNTSC
信号のもつ同期信号の2倍ピッチの同期信号および同じ
くサブキャリア(fsc)の2倍ピッチのサブキャリア
(2fsc)が加えられ図9に示す画像データA〜Hが
NTSC信号の基準にしたがった順に並べられた2倍ピ
ッチのNTSC映像信号505が得られ、ディジタル映
像信号222として出力されるとともに、D/Aコンバ
ータ224によりディジタル映像信号222からアナロ
グ映像信号226に変換,出力される。音声信号につい
ては、信号付加回路221において、入力されたディジ
タル音声信号218および220は、A1,A2チャン
ネルの音声信号が復号されるように、書き込み,読み出
し制御部431からの書き込み制御信号431B,43
1Cに基づいて書き込みアドレス生成部432によって
生成された書き込みアドレス432Bにしたがって音声
メモリ435に同時に書き込まれ、ついで、書き込み,
読み出し制御部431からの読み出し制御信号431
B,431Dに基づいて読み出しアドレス生成部433
によって生成された読み出しアドレス433Bにしたが
って音声メモリ435からメモリ書き込み時の2倍の周
波数のクロックで読み出され、記録時の2倍ピッチの周
波数を持つA1,A2チャンネルの音声信号がディジタ
ル音声信号223として出力されるとともに、D/Aコ
ンバータ127によりディジタル音声信号223からア
ナログ音声信号227に変換され、出力される。
【0039】各出力信号223および227は不図示の
アナログ記録装置によってテープ上に標準時の2倍のテ
ープ送り速度、2倍のドラム回転数で記録される。
【0040】各出力信号223および227は不図示の
アナログ記録装置によってテープ上に標準時の2倍のテ
ープ送り速度、2倍のドラム回転数で記録される。
【0041】なお、ここでは、一方のテープから奇数フ
ィールドのみを、他方のテープから偶数フィールドのみ
を各々再生する方法を示したが、1フレーム内あるいは
単位時間間隔内であれば、それぞれのテープ読み取り装
置で再生されるトラックが重複再生されないかぎりトラ
ックをどのように配分しても良い。
【0042】また、再生に必要のないトラックは、記録
時に記録しなくても良い。さらに、ここに示した実施例
はN=2すなわちテープ2本を同時に再生する方法を示
したが、N=3にしてテープ送り速度を標準再生時の3
倍にしてテープ3本を同時に再生しても良い。同様にN
=4にしてテープ送り速度を標準再生時の4倍にしてテ
ープ4本を同時に再生しても良い。また、ここでは標準
記録再生時、1フレームあたり12本のトラックで構成
する例を示したが、偶数のトラック数であれば何本であ
っても良い。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、映
像,音声信号のn倍ピッチ再生においても再生手段のド
ラムの回転数をn倍にする必要がなく、テープとヘッド
のあたりが安定で、高信頼な高速ピッチダビングが実現
できる。さらに、ディジタル記録再生方式を用いている
ため、テープとヘッドのあたりに起因する再生映像信号
の歪、あるいはn倍ピッチ再生にともない発生するFM
変復調歪がまったくないなどの利点がある。また、ディ
ジタル記録再生方式であるため、再生されたn倍ピッチ
の映像信号,音声信号のSN比,歪率はアナログ記録方
式に対して大幅な改善ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるディジタル信号
記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二の実施例におけるディジタル信号
再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】映像信号,音声信号のテープ上の記録位置を示
す図である。
【図4】本発明の第一実施例の各ブロックにおける信号
の処理状態を表す図である。
【図5】同第一実施例における符号化回路のブロック図
である。
【図6】本発明の第一実施例における音声信号記録配置
を示す図である。
【図7】同第一実施例における補間方法を示す図であ
る。
【図8】同第一実施例における復号化回路のブロック図
である。
【図9】本発明の第二実施例の各ブロックにおける信号
の処理状態を表す図である。
【図10】同第二実施例における信号付加回路のブロッ
ク図である。
【図11】トラック選択制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
113 帯域圧縮符号化回路 116 ディジタル信号記録再生部 120 復号化回路 123 信号付加回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−68884(JP,A) 特開 平4−98981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12 H04N 5/782 - 5/783

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々N(Nは2以上の整数)個のデータ
    要素からなるフレーム信号で構成された第1ディジタル
    信号から高速タビング用信号を発生してテープ上に記録
    し、記録されたテープから高速ダビング信号を再生・出
    力する記録再生装置において、 1フレーム期間中のデータを逐次圧縮して前記1フレー
    ム信号を1データ要素期間に圧縮し、かつ圧縮されたデ
    ータを1データ要素内に順次配列することによって、前
    記第1ディジタル信号を1/Nに圧縮して第2のディジ
    タル信号を形成するデータ圧縮手段と、 ヘッドを回転するヘッドドラムを備え、1データ要素分
    の前記第2ディジタル信号が1フレーム期間にM(Mは
    M/Nが1以上の整数値となる整数値)本のトラックに
    分割されて記録されるように、標準テープ速度かつ標準
    ドラム回転数で、前記第2ディジタル信号のヘリカル記
    録を行う記録手段と、 前記ヘッドドラムを使用し、標準テープ速度のN倍のテ
    ープ速度かつ標準ドラム回転数で前記テープから前記第
    2ディジタル信号のみを再生する再生手段と、 再生された前記第2ディジタル信号の各データ要素の信
    号をN倍に伸張して前記圧縮された信号を1フレームの
    信号に回復して第3のディジタル信号を形成するデータ
    伸張手段と、 前記第3ディジタル信号から前記第1ディジタル信号の
    N倍ピッチを持つ第4のディジタル信号を発生する手段
    と、 前記第4ディジタル信号を、前記第1ディジタル信号の
    N倍ピッチの高速ダビング信号として出力する手段とを
    具備することを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記整数値Nは、2,3または4である
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ディジタル信号および前記第3
    ディジタル信号は、ディジタルビデオ信号,ディジタル
    音声信号のどちらか、または双方であることを特徴とす
    る請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 各々N(Nは2以上の整数)個のデータ
    要素からなるフレーム信号で構成された第1のディジタ
    ル信号を、標準テープ速度かつ標準ドラム回転数で、M
    (MはM/Nが1以上の整数値となる整数値)本のトラ
    ックに分割してヘリカル記録したN個のテープから高速
    ダビング信号を再生・出力する装置において、 ヘッドを回転するN個のヘッドドラムを備え、標準テー
    プ速度のN倍のテープ速度かつ標準ドラム回転数で、前
    記第1ディジタル信号の1データ要素分を前記各テープ
    から1データ要素期間に再生することによって、同一フ
    レーム信号内の異なるNデータ要素の信号を1データ要
    素期間内に再生する再生手段と、 再生された前記Nデータ要素の各信号を、1フレームの
    信号として再配列して前記第1ディジタル信号のN倍ピ
    ッチを持つ第2のディジタル信号を生成する手段と、前
    記第2ディジタル信号を、前記第1ディジタル信号のN
    倍ピッチの高速ダビング信号として出力する手段とを具
    備することを特徴とする高速ダビング信号再生・出力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記整数値Nは、2,3または4である
    ことを特徴とする請求項4に記載の高速ダビング信号再
    生・出力装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ディジタル信号は、ディジタル
    ビデオ信号、ディジタル音声信号のどちらか、または双
    方であることを特徴とする請求項5に記載の高速ダビン
    グ信号再生・出力装置。
  7. 【請求項7】 各々N(Nは2以上の整数)個のデータ
    要素からなるフレーム信号で構成された第1のディジタ
    ル信号から高速ダビング用信号を発生してテープ上に記
    録し、記録されたテープから高速ダビング信号を再生・
    出力する記録再生方法において、 1フレーム期間中のデータを逐次圧縮して前記1フレー
    ム信号を1データ要素期間に圧縮し、かつ圧縮されたデ
    ータを1データ要素内に順次配列することによって、前
    記第1ディジタル信号を1/Nに圧縮して第2のディジ
    タル信号を形成するデータ圧縮過程と、 ヘッドを回転するヘッドドラムを備え、1データ要素分
    の前記第2ディジタル信号が1フレーム期間にM(Mは
    M/Nが1以上の整数値となる整数値)本のトラックに
    分割されて記録されるように、標準テープ速度かつ標準
    ドラム回転数で、前記第2ディジタル信号のヘリカル記
    録を行う記録過程と、 前記ヘッドドラムを使用し、標準テープ速度のN倍のテ
    ープ速度かつ標準ドラム回転数で前記テープから前記第
    2ディジタル信号のみを再生する再生過程と、 再生された前記第2ディジタル信号の各データ要素の信
    号をN倍に伸張して前記圧縮された信号を1フレームの
    信号に回復して第3のディジタル信号を形成するデータ
    伸張過程と、 前記第3ディジタル信号から前記第1ディジタル信号の
    N倍ピッチを持つ第4のディジタル信号を発生する過程
    と、 前記第4ディジタル信号を、前記第1ディジタル信号の
    N倍ピッチの高速ダビング信号として出力する過程とを
    具備することを特徴とする記録再生方法。
  8. 【請求項8】 前記整数値Nは、2,3または4である
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録再生方法。
  9. 【請求項9】 前記第1ディジタル信号および前記第3
    ディジタル信号は、ディジタルビデオ信号,ディジタル
    音声信号のどちらか、または双方であることを特徴とす
    る請求項8に記載の記録再生方法。
  10. 【請求項10】 各々N(Nは2以上の整数)個のデー
    タ要素からなるフレーム信号で構成された第1のディジ
    タル信号を、標準テープ速度かつ標準ドラム回転数で、
    M(MはM/Nが1以上の整数値となる整数値)本のト
    ラックに分割してヘリカル記録したN個のテープから高
    速ダビング信号を再生・出力する方法において、 ヘッドを回転するN個のヘッドドラムを備え、標準テー
    プ速度のN倍のテープ速度かつ標準ドラム回転数で、前
    記第1ディジタル信号の1データ要素分を前記各テープ
    から1データ要素期間に再生することによって、同一フ
    レーム信号内の異なるNデータ要素の信号を1データ要
    素期間内に再生する再生過程と、 再生された前記Nデータ要素の各信号を、1フレームの
    信号として再配列して前記第1ディジタル信号のN倍ピ
    ッチを持つ第2のディジタル信号を生成する過程と、 前記第2ディジタル信号を、前記第1ディジタル信号の
    N倍ピッチの高速ダビング信号として出力する過程とを
    具備することを特徴とする高速ダビング信号再生・出力
    方法。
  11. 【請求項11】 前記整数値Nは、2,3または4であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の高速ダビング信
    号再生・出力方法。
  12. 【請求項12】 前記第1ディジタル信号は、ディジタ
    ルビデオ信号、ディジタル音声信号のどちらか、または
    双方であることを特徴とする請求項11に記載の高速ダ
    ビング信号再生・出力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0664014U (ja) * 1993-02-10 1994-09-09 パロマ工業株式会社 後方排気式グリル

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JPH0664014U (ja) * 1993-02-10 1994-09-09 パロマ工業株式会社 後方排気式グリル

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